JP2000195095A - 対物レンズ傾き検査装置並びに光ディスクピックアップの製造方法及びこれにより製造された光ディスクピックアップ - Google Patents

対物レンズ傾き検査装置並びに光ディスクピックアップの製造方法及びこれにより製造された光ディスクピックアップ

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JP2000195095A
JP2000195095A JP11000493A JP49399A JP2000195095A JP 2000195095 A JP2000195095 A JP 2000195095A JP 11000493 A JP11000493 A JP 11000493A JP 49399 A JP49399 A JP 49399A JP 2000195095 A JP2000195095 A JP 2000195095A
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objective lens
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light
observation system
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Atsushi Oe
敦司 大江
Akito Terada
明人 寺田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、対物レンズの傾き調整を行うときに
フォーカス調整とともに対物レンズの移動による光ビー
ムの位置の変化も検出する。 【解決手段】PUH1の対物レンズ3の傾きを検出する
際に、ビーム位置検出系30により拡大観察系5に進行
する光ビームから分岐された光ビームを受光してそのビ
ーム位置を検出し、フォーカス検出系34により拡大観
察系5から分岐された光ビームを受光してそのディフォ
ーカス量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクピック
アップ(以下、PUHと称する)に用いる対物レンズ傾
き検査装置並びに光ディスクピックアップの製造方法及
びこれにより製造された光ディスクピックアップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7はかかるPUHに用いる対物レンズ
の傾き検査装置の構成図である。
【0003】PUH1には、傾き調整機構2を介して対
物レンズ3が設けられている。この傾き調整機構2は、
対物レンズ3を矢印(イ)方向に揺動させて傾き調整す
るものとなっている。このPUH1の上方には、CCD
カメラ4が取り付けられた顕微鏡等の拡大観察系5が配
置されている。なお、この拡大観察系5は、光ビームを
コリメートする対物レンズ6及び結像レンズ7を備えて
いる。
【0004】従って、対物レンズ3により集光された光
ビームは、拡大観察系5を通してCCDカメラ4に入射
し、このCCDカメラ4より撮像された画像データを画
像処理して対物レンズ3の傾きを検出するものとなって
いる。そして、検出された対物レンズ3の傾きに従って
傾き調整機構2を調整して対物レンズ3の傾きが適正に
調整される。
【0005】ところで、上記対物レンズの傾き検査で
は、CCDカメラ4に入射する光ビームがジャストフォ
ーカスでなければ対物レンズ3の正確な傾きが検出でき
ないために、ナイフエッジ方式を用いてCCDカメラ4
へのディフォーカス量を検出している。すなわち、拡大
観察系5内のコリメートされた光ビームの一部を光ビー
ムスプリッタ8により分岐し、この分岐した光ビームの
一部をスリット板9により遮光して集光レンズ10を通
して2分割フォトダイオード11で受光している。この
2分割フォトダイオード11は、図8に示すように2つ
の受光領域11a、bを有するもので、スリット板9で
遮光された光ビームQを受光し、例えば受光領域11a
から光ビームQの領域A1の明るさに対応する信号を出
力し、受光領域11bから光ビームQの領域A2の明る
さに対応する信号を出力する。そして、これら受光領域
11a、11bからそれぞれ出力された各信号が差動ア
ンプ12を通して出力される。従って、ジャストフォー
カスであれば、各受光領域11a、11bでの光ビーム
Qの明るさは等しくなって差動アンプ12の出力は
「0」となり、ディフォーカスであれば、各受光領域1
1a、11bでの光ビームQの明るさに差が出て差動ア
ンプ12にディフォーカス量に応じた出力信号が現れ
る。そして、このディフォーカス量に応じて拡大観察系
5が移動されてフォーカス調整が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く対物レンズ3の傾き調整を行うときにフォーカス調
整が行われるが、これだけでなく拡大観察系5の対物レ
ンズ6に対する光ビームの入射位置も変化する。このた
め、拡大観察系5の対物レンズ6でコリメートされた光
ビーム光軸は、拡大観察系5の対物レンズ6光軸に対し
て傾斜する。この傾斜により2分割フォトダイオード1
1上に形成される光ビームの位置は、PUH1の対物レ
ンズ3の位置に応じて変化してしまい、上記検出するデ
ィフォーカス量にオフセットが発生する。
【0007】そこで本発明は、対物レンズの傾き調整を
行うときにフォーカス調整とともに対物レンズの移動に
よる光ビームの位置の変化も検出できる対物レンズ傾き
検査装置を提供することを目的とする。
【0008】又、本発明は、対物レンズの傾き調整を行
うときにフォーカス調整とともに対物レンズの移動によ
る光ビームの位置の変化も検出して適正な傾きに調整し
て光ディスクピックアップを製造できる光ディスクピッ
クアップの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】又、本発明は、対物レンズの傾き調整を行
うときにフォーカス調整とともに対物レンズの移動によ
る光ビームの位置の変化も検出して適正な傾きに調整さ
れた光ディスクピックアップを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、光デ
ィスクピックアップに設けられた対物レンズにより集光
された光ビームを拡大観察系を通して撮像し、この撮像
により得られた画像データを画像処理して対物レンズの
傾きを検出する対物レンズ傾き検査装置において、拡大
観察系に進行する光ビームから分岐された光ビームを受
光してそのビーム位置を検出するビーム位置検出系と、
拡大観察系に進行する光ビームから分岐された光ビーム
を受光してそのディフォーカス量を検出するフォーカス
検出系と、を備えた対物レンズ傾き検査装置である。
【0011】請求項2によれば、請求項1記載の対物レ
ンズ傾き検査装置において、ビーム位置検出系は、光ビ
ームのスポットの輝度重心を検出し、このスポットの移
動前後での光ビームの相対位置の変化量を検出する。
【0012】請求項3によれば、請求項1記載の対物レ
ンズ傾き検査装置において、フォーカス検出系は、拡大
観察系に進行する光ビームから分岐された光ビームを2
つの光ビームに分けてそれぞれ異なる集光距離の各集光
レンズにより集光し、これら集光された各光ビームのピ
ーク輝度差に基づいてディフォーカス量を検出する。
【0013】請求項4によれば、請求項3記載の対物レ
ンズ傾き検査装置において、フォーカス検出系は、各集
光レンズによりそれぞれ集光した各光ビームを1つの受
光素子の受光面で受光し、各光ビームの各ピーク輝度を
検出する。
【0014】請求項5によれば、光ディスクピックアッ
プに設けられた対物レンズにより集光された光ビームを
拡大観察系を通して撮像する工程と、拡大観察系に進行
する光ビームから分岐された光ビームを受光してそのビ
ーム位置を検出する工程と、この工程により検出された
ビーム位置に基づいて光ディスクピックアップの位置を
補正する工程と、拡大観察系に進行する光ビームから分
岐された光ビームを受光してそのディフォーカス量を検
出する工程と、この工程により検出されたディフォーカ
ス量に基づいて観察光学系の位置を補正する工程と、こ
れら光ディスクピックアップの位置補正及び拡大観察系
のディフォーカス量の補正が終了した後に、拡大観察系
を通して撮像された画像データを画像処理して対物レン
ズの傾きを検出する工程と、この工程により検出された
対物レンズの傾きに従ってこの対物レンズの傾きを適正
位置に調整する工程と、を有する光ディスクピックアッ
プの製造方法である。
【0015】請求項6によれば、請求項5記載の光ディ
スクピックアップの製造方法により製造された光ディス
クピックアップである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0017】図1は対物レンズ傾き検査装置の構成図で
ある。
【0018】XYステージ20上には、PUH1が載置
されている。このPUH1は、上記同様に傾き調整機構
2を介して対物レンズ3が設けられ、かつ対物レンズ3
の光軸上にミラー21が配置されている。このミラー2
1は、PUH1の外部に配置された半導体レーザ22か
ら出力されてレンズ23によりコリメートされた光ビー
ムを対物レンズ3に反射するように配置されている。
【0019】このPUH1の上方には、拡大観察系5が
Zステージ24を介してZ方向に移動自在に設けられて
いる。この拡大観察系5は、上記同様に光ビームをコリ
メートする対物レンズ6及び結像レンズ7を有する顕微
鏡等であり、CCDカメラ4が取り付けられている。こ
のCCDカメラ4には、モニタテレビジョン25が接続
され、CCDカメラ4により撮像された光ビームスポッ
トが映し出されるようになっている。
【0020】なお、XYステージ20及びZステージ2
4は、ステージドライバ26によってそれぞれXステー
ジ、Yステージ又はZステージ24が個別に駆動される
ものとなっている。
【0021】一方、拡大観察系5には、この拡大観察系
5中を進行する光ビームの一部を分岐するビームスプリ
ッタ8が配置されている。このビームスプリッタ8の分
岐光路上には、ビーム位置検出系30が設けられてい
る。このビーム位置検出系30は、拡大観察系5中に進
行する光ビームから分岐された光ビームを受光してその
ビーム位置を検出する機能を有するもので、そのビーム
位置検出方法は、光ビームのスポットの輝度重心を検出
し、このスポットの移動前後での光ビームの相対位置の
変化量を検出するもので、具体的には結像レンズ31及
び平面の2次元の受光面を持ったCCDカメラ32から
構成されている。
【0022】又、このビーム位置検出系30には、この
ビーム位置検出系30中を進行する光ビームの一部を分
岐するビームスプリッタ33が配置され、その分岐光路
上には、フォーカス検出系34が設けられている。この
フォーカス検出系34は、ビーム位置検出系30中に進
行する光ビームから分岐された光ビームを受光してその
ディフォーカス量を検出するものとなっている。具体的
にフォーカス検出系34は、ビーム位置検出系30に進
行する光ビームから分岐された光ビームをビームスプリ
ッタ35により2つの光ビームA、Bに分け、これら光
ビームA、Bをそれぞれ異なる集光距離の各集光レンズ
36、37により集光し、これら集光された各光ビーム
を2次元の受光面を持った1つのCCDカメラ38で撮
像してそのピーク輝度の画像信号を出力する構成となっ
ている。なお、ビームスプリッタ35により分岐された
2つの光ビームA、Bのうち光ビームBは、ミラー39
により反射して集光レンズ37に送られている。
【0023】画像処理ボード40は、CCDカメラ4に
より拡大観察系5を通して撮像された画像データを取り
込み、この画像データを画像処理して光ビームスポット
の輝度分布から対物レンズ3の傾き量を検出する機能を
有している。又、この画像処理ボード40は、CCDカ
メラ32によりビーム位置検出系30を通して撮像され
た画像データを取り込み、この画像データを画像処理し
て光ビームのスポットの輝度重心を検出し、このスポッ
トの移動前後での光ビームの相対位置の変化量を検出す
る機能を有している。又、この画像処理ボード40は、
CCDカメラ38によりフォーカス検出系34を通して
撮像された画像データを取り込み、この画像データを画
像処理して2つのピーク輝度差に基づいてディフォーカ
ス量を検出する機能を有している。
【0024】パーソナルコンピュータ41は、画像処理
ボード40により検出された対物レンズ3の傾き量をモ
ニタ表示器42に表示する機能を有している。又、パー
ソナルコンピュータ41は、画像処理ボード40により
検出された光ビームの相対位置の変化量を受け取り、こ
の変化量が零となるような駆動信号をステージドライバ
26に送出する機能、画像処理ボード40により求めら
れたピーク輝度差Δすなわちディフォーカス量δzを受
け取り、このディフォーカス量δzが零となるような駆
動信号をステージドライバ26に送出する機能を有して
いる。
【0025】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。
【0026】PUH1がXYステージ20上に載置さ
れ、半導体レーザ22からレーザ光が出力されると、こ
の光ビームは、レンズ23によりコリメートされてPU
H1内に入射され、ミラー21で反射して対物レンズ3
により集光されたスポットsを形成する。このスポット
sは、拡大観察系5で拡大されてCCDカメラ4により
撮像される。画像処理ボード40は、CCDカメラ4に
より拡大観察系5を通して撮像されたスポット像の画像
データを取り込み、この画像データを画像処理して光ビ
ームスポットの輝度分布から対物レンズ3の傾き量を検
出する。従って、この対物レンズ3の傾き量に従って傾
き調整機構2が調整されて、対物レンズ3の傾きが適性
位置に調整される。
【0027】このように対物レンズ3の傾き調整を行な
うと、拡大観察系5に対する対物レンズ3の位置すなわ
ちスポットsの位置は、X軸、Y軸又はZ軸方向に移動
する。このスポットsがXY軸方向に移動した場合には
観察像が拡大観察系5の視野から外れ、スポットsがZ
軸方向に移動した場合には観察像がボケてしまう。
【0028】このような事に対処するために、ビーム位
置検出系30は、図2に示すように拡大観察系5中のビ
ームスプリッタ8により分岐された光ビームを受光し、
この光ビームを結像レンス31を通してCCDカメラ3
2で撮像する。このとき、スポットsがXY軸方向に移
動すると、CCDカメラ32の受光面に集光・照射され
る光ビームQ1の位置も変化する。なお、図2はスポッ
トsがY軸方向にΔYだけ移動したときのCCDカメラ
32の受光面上での移動を示している。このCCDカメ
ラ32は、光ビームQ1を受光した像の画像信号を画像
処理ボード40に送出する。
【0029】この画像処理ボード40は、CCDカメラ
32によりビーム位置検出系30を通して撮像された画
像データを取り込み、この画像データを画像処理して光
ビームのスポットの輝度重心を検出し、例えば図3に示
すようにスポットsの移動前後での光ビームの相対位置
の変化量(δx、δy)を検出してパーソナルコンピュ
ータ41に渡す。このパーソナルコンピュータ41は、
画像処理ボード40により検出された光ビームの相対位
置の変化量(δx、δy)を受け取り、この変化量(δ
x、δy)が零となるような駆動信号(−δx、−δ
y)をステージドライバ26に送出する。これにより、
XYステージ20がXY軸方向に移動してPUH1の全
体の位置が移動し、スポットsのXY軸方向の移動量が
補正される。
【0030】一方、スポットsがZ軸方向に移動する
と、図4に示すようにCCDカメラ38の受光面に集光
・照射される各光ビームA、Bの各焦点距離もそれぞれ
変化する。このときCCDカメラ38の受光面に集光・
照射される各光ビームA、Bのピーク輝度差Δが生じ、
これからディフォーカス量を把握する。
【0031】従って、CCDカメラ38は、各光ビーム
A、Bの各輝度に応じた画像信号を画像処理ボード40
に送出する。この画像処理ボード40は、CCDカメラ
38からの画像データを取り込み、次のようなピーク輝
度差の算出アルゴリズムに従って各光ビームA、Bのピ
ーク輝度差Δを求める。
【0032】先ず、図5(a) に示すようにCCDカメラ
38の受光面全体の画像データに対して各光ビームA、
BのXY方向の各輝度プロファイルを算出し、これら光
ビームA、Bの重心位置(X0 、Y0 )を求める。
【0033】次に、同図(b) に示すように各光ビーム
A、Bの重心位置(X0 、Y0 )を中心として例えば一
辺がlで間隔2mの各ピーク輝度演算領域K1、K2を
それぞれ設定する。
【0034】次に、同図(c) に示すように各ピーク輝度
演算領域K1、K2について輝度の積分値(輝度プロフ
ァイル)を算出し、これら輝度プロファイルにおける各
最大値Pa、Pbをピーク輝度とし、これらの値からピ
ーク輝度差Δ Δ=Pa−Pb …(1) を算出する。
【0035】例えば、図6(a) に示すように光ビームA
の輝度の方が光ビームBの輝度よりも高ければ(Δ>
0)、ΔZ>0となってスポットsの位置が拡大観察系
5側にあり、同図(b) に示すように光ビームAと光ビー
ムBとの各輝度が等しければ(Δ=0)、ΔZ=0とな
ってジャストフォーカスにあり、同図(c) に示すように
光ビームAの輝度が光ビームBの輝度よりも低ければ
(Δ<0)、ΔZ<0となってスポットsの位置が対物
レンズ3側にあると判断する。
【0036】ここで、スポットsがXY軸方向に移動し
た場合でも各光ビームA、Bは、ほぼ同じ位置を保ちな
がらCCDカメラ38の受光面内を移動するので、上記
ピーク輝度差の算出アルゴリズムによりピーク輝度差Δ
を求めることができる。
【0037】従って、パーソナルコンピュータ41は、
画像処理ボード40により求められたピーク輝度差Δす
なわちディフォーカス量δzを受け取り、このディフォ
ーカス量δzが零となるような駆動信号−δzをステー
ジドライバ26に送出する。これにより、Zステージ2
4がZ軸方向に移動して拡大観察系5の全体の位置をZ
軸方向に移動し、スポットsのディフォーカスが補正さ
れる。
【0038】このように上記一実施の形態においては、
ビーム位置検出系30により拡大観察系5に進行する光
ビームから分岐された光ビームを受光してそのビーム位
置を検出し、フォーカス検出系34により拡大観察系5
から分岐された光ビームを受光してそのディフォーカス
量を検出するようにしたので、PUH1の対物レンズ3
の傾きを検出する際に、この対物レンズ3の移動により
スポットsの位置が変化しても、このスポットsの位置
を補正して観察しながら、対物レンズ3の傾き調整がで
きる。従って、対物レンズ3の傾き調整が短時間で行
え、しかも均一な傾き調整精度を維持できる。これによ
り、適正な傾きに調整されたPUH1を製造でき、かつ
そのPUH1を得ることができる。又、フォーカス検出
系34では、1つのCCDカメラ38で各ビーム輝度差
Δを検出するので、1回で各ビーム輝度を読み取ってデ
ィフォーカス量の検出時間を短くでき、かつ各ビーム輝
度差Δが僅かであっても検出でき、さらにビーム輝度差
Δの処理も簡単に構築できる。
【0039】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、対
物レンズの傾き調整を行うときにフォーカス調整ととも
に対物レンズの移動による光ビームの位置の変化も検出
できる対物レンズ傾き検査装置を提供できる。
【0040】又、本発明によれば、対物レンズの傾き調
整を行うときにフォーカス調整とともに対物レンズの移
動による光ビームの位置の変化も検出して適正な傾きに
調整して光ディスクピックアップを製造できる光ディス
クピックアップの製造方法を提供できる。
【0041】又、本発明によれば、対物レンズの傾き調
整を行うときにフォーカス調整とともに対物レンズの移
動による光ビームの位置の変化も検出して適正な傾きに
調整された光ディスクピックアップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる対物レンズ傾き検査装置の一実
施の形態を示す構成図。
【図2】同装置におけるビーム位置検出系のビーム位置
検出作用を示す図。
【図3】同装置のビーム位置検出系のCCDカメラの受
光面上での光ビームの移動を示す模式図。
【図4】同装置のフォーカス検出系でのビームの検出作
用を示す図。
【図5】同装置のフォーカス検出系でのビーム輝度検出
作用を示す図。
【図6】同装置のフォーカス検出系でのビーム輝度検出
作用を示す図。
【図7】従来の光ディスクピックアップに用いる対物レ
ンズの傾き検査装置の構成図。
【図8】同装置に用いる2分割フォトダイオードの受光
領域を示す図。
【符号の説明】
1:光ディスクピックアップ(PUH)、 2:傾き調整機構、 3:対物レンズ、 4:CCDカメラ、 5:拡大観察系、 6:対物レンズ、 7:結像レンズ、 20:XYステージ、 21:ミラー、 22:半導体レーザ、 24:Zステージ、 25:モニタテレビジョン、 30:ビーム位置検出系、 31:結像レンズ、 32:CCDカメラ、 33:ビームスプリッタ、 34:フォーカス検出系、 35:ビームスプリッタ、 36,37:集光レンズ、 38:CCDカメラ、 40:画像処理ボード、 41:パーソナルコンピュータ、 42:モニタ表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA00 AA03 AA09 AA17 AA19 AA20 AA31 BB05 BB22 CC22 DD06 EE00 EE05 FF04 GG06 HH13 HH15 JJ03 JJ05 JJ09 JJ16 JJ26 LL04 LL05 LL12 LL46 NN20 PP12 PP24 QQ03 QQ25 QQ29 SS02 SS13 UU07 5D119 AA38 BA01 JA43 NA05 PA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクピックアップに設けられた対
    物レンズにより集光された光ビームを拡大観察系を通し
    て撮像し、この撮像により得られた画像データを画像処
    理して前記対物レンズの傾きを検出する対物レンズ傾き
    検査装置において、 前記拡大観察系に進行する前記光ビームから分岐された
    光ビームを受光してそのビーム位置を検出するビーム位
    置検出系と、 前記拡大観察系に進行する前記光ビームから分岐された
    光ビームを受光してそのディフォーカス量を検出するフ
    ォーカス検出系と、を具備したことを特徴とする対物レ
    ンズ傾き検査装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム位置検出系は、前記光ビーム
    のスポットの輝度重心を検出し、このスポットの移動前
    後での前記光ビームの相対位置の変化量を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の対物レンズ傾き検査装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス検出系は、前記拡大観察
    系に進行する前記光ビームから分岐された光ビームを2
    つの光ビームに分けてそれぞれ異なる集光距離の各集光
    レンズにより集光し、これら集光された各光ビームのピ
    ーク輝度差に基づいて前記ディフォーカス量を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の対物レンズ傾き検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス検出系は、前記各集光レ
    ンズによりそれぞれ集光した前記各光ビームを1つの受
    光素子の受光面で受光し、前記各光ビームの各ピーク輝
    度を検出することを特徴とする請求項3記載の対物レン
    ズ傾き検査装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクピックアップに設けられた対
    物レンズにより集光された光ビームを拡大観察系を通し
    て撮像する工程と、 前記拡大観察系に進行する前記光ビームから分岐された
    光ビームを受光してそのビーム位置を検出する工程と、 この工程により検出されたビーム位置に基づいて前記光
    ディスクピックアップの位置を補正する工程と、 前記拡大観察系に進行する前記光ビームから分岐された
    光ビームを受光してそのディフォーカス量を検出する工
    程と、 この工程により検出されたディフォーカス量に基づいて
    前記観察光学系の位置を補正する工程と、 これら光ディスクピックアップの位置補正及び前記拡大
    観察系のディフォーカス量の補正が終了した後に、前記
    拡大観察系を通して撮像された画像データを画像処理し
    て前記対物レンズの傾きを検出する工程と、 この工程により検出された前記対物レンズの傾きに従っ
    てこの対物レンズの傾きを適正位置に調整する工程と、
    を有することを特徴とする光ディスクピックアップの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光ディスクピックアップ
    の製造方法により製造された光ディスクピックアップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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