JP3250537B2 - 位置合わせ方法及びこれに使用する装置 - Google Patents

位置合わせ方法及びこれに使用する装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、試料の位置を合
わせるなどの位置合わせ方法及びこれに使用する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】位置合わせ、例えば試料の位置合わせと
して、従来、試料にレーザ光を照射し、その反射光が予
め決められた検出器の位置にくるように試料位置を調整
するものが知られている。
【0003】ところが、この従来例にあっては、試料の
表面が鏡面でなかったり、レーザ光に対する反射率の非
常に小さい場合には、反射光が非常に弱くなってしま
い、検出するのが困難となる。また、LSIのように試
料表面に微少パターンが形成されている場合には、レー
ザ光は、様々な方向に散乱あるいは回折されるので、反
射光が決められた位置、すなわち検出器の位置にくるよ
うなことが困難となる。
【0004】このように試料の表面状態によってレーザ
光が良好に検出されないことがあるので、試料の位置合
わせが難しいときがある。
【0005】このようなレーザ光の反射光により位置合
わせする従来例の問題点を解消する技術として、特開昭
62−36822号公報に記載された位置合わせ方法が
知られている。
【0006】この公報記載の位置合わせ方法にあって
は、スリットを通した光を試料に照射させ、この試料に
映るスリット像をCCDなどにより光電変換し、このC
CDからの波形の位置が予め決められた基準位置に合致
するように試料をスリットに近づく方向か、スリットか
ら離れる方向に移動させることにより、試料を基準位置
に合わせる。
【0007】これによれば、試料にスリット像が映れば
よいので、試料の表面状態に拘わらず、位置合わせが可
能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この特開昭
62−36822号公報記載の位置合わせ方法にあって
は、試料をスリットに近づく方向か、スリットから離れ
る方向に移動させるだけであり、試料の傾きを修正する
位置合わせができない。
【0009】この発明の目的は、対象物が定められた角
度になく傾いていても、角度修正できる位置合わせ方法
及びこれに使用する装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、次のようにして位置合わせしてい
る。
【0011】長方形のスリットを通した光を、対象物に
照射させ、この対象物に映るスリット像を、撮像手段で
観察し、この撮像手段に映るスリット像がスリットと相
似形の長方形となるように対象物の傾きを変えることに
より対象物の角度修正を行い、対象物を入射光の光軸に
対して垂直とし、この角度修正は、スリット像の対向す
る2辺の長さの違いから求められる、光軸に垂直な方向
に対する対象物の傾きに基づいて行い、次いで、撮像手
段に映るスリット像が予め決められた大きさとなるよう
に対象物を光軸方向に移動させることにより、対象物を
光軸方向に位置合わせする。
【0012】この発明にあっては、撮像手段に映るスリ
ット像が予め決められた形状となるように対象物の傾き
を変えることにより、対象物を入射光の光軸に対して垂
直とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図1〜図8を参照して説明する。
【0014】図1には、この発明の一実施形態である試
料の位置合わせ装置1が示されている。
【0015】この試料の位置合わせ装置1は、光源2
と、集光レンズ3と、スリット4と、ハーフミラー5
と、カメラ6などの撮像手段と、ステージ変位手段(図
示省略)と、コンピュータ7などの制御手段とを備えて
いる。
【0016】ここで、集光レンズ3は、光源2からの光
を集光するためのものである。
【0017】スリット4は、レンズ3により集光された
光を通す位置に設けられている。スリット4は、例えば
直交する二方向に対称な形状、その一例として長方形と
なっている。
【0018】ハーフミラー5は、スリット4を通った光
を反射して、試料8に向けるように設けられている。
【0019】カメラ6は、試料8に映るスリット像を観
察するものである。カメラ6は、ハーフミラー5の背後
に配置されており、ハーフミラー5を通して、試料8に
映るスリット像を観察するものとなっている。ハーフミ
ラー5により、カメラ6のレンズ(図示省略)の光軸1
0と、試料8の表面に照射される入射光の光軸11とが
一致されるものとなっている。
【0020】ステージ変位手段は、試料8をセットする
試料ステージ9の移動回転機構であり、試料ステージ9
を入射光の光軸11に対して角度修正したり、試料ステ
ージ9を光軸11方向に移動させたりするものである。
【0021】試料ステージ9は、図2に示すように、
x、y、zの座標軸のうち少なくとも二軸、例えばx
軸、z軸の周りに回転可能となっており、且つ少なくと
も一軸例えばy軸の方向に移動可能となっている。試料
ステージ9は、この移動可能な一軸、例えばy軸が、光
源2からの光の光軸11と一致するように配置される。
【0022】試料ステージ9は、例えばx軸、z軸の周
りに回転することにより、入射光の光軸11に対して角
度修正され、一方、例えばy軸方向に移動することによ
り、光軸11方向に動かされる。
【0023】この図2において、符号8は試料、符号1
2Aは試料8に映ったスリット像を示している。
【0024】コンピュータ7は、カメラ6とステージ変
位手段とに電気的に接続されており、スリット像を解析
する画像処理プログラムと、試料ステージ9を動かすこ
とにより試料8の位置を合わせる試料ステージ制御プロ
グラムとが設定されており、もって自動的に試料8を位
置合わせするものとなっている。
【0025】コンピュータ7は、カメラ6に映るスリッ
ト像をコンピュータ7に取り込み、画像解析プログラム
によってスリット像の形を解析し、図5に示すような手
順に従ってステージ制御プログラムと連動させるもので
ある。これにより、試料8の位置合わせを自動化するこ
とができる。
【0026】スリット像は、モニター画面(図示省略)
に映し出されるものとなっている。コンピュータ7は、
予め決められた形状(例えばスリット4と相似形の長方
形)及び大きさが設定されており、スリット像とこの予
め決められた形状及び大きさとに基づいて、ステージ変
位手段に指令を出すように設定されている。
【0027】コンピュータ7には、具体的には、次の
(1)(2)の制御が設定されている。
【0028】(1)カメラ6に映るスリット像が予め決
められた形状となるようにステージ変位手段に指令を出
して試料ステージ9の傾きを変えることにより、試料8
を入射光の光軸11に対して垂直とする。
【0029】(2)カメラ6に映るスリット像が予め決
められた大きさとなるようにステージ変位手段に指令を
出して試料ステージ9を光軸11方向に移動させること
により、試料8を光軸11方向に位置合わせする。
【0030】ここで(1)の試料8を光軸11に対して
垂直に位置合わせする場合について、次に詳しく述べ
る。
【0031】試料8が光軸11に対して傾いていると、
図3(a)に示すように、光軸11方向から見たスリッ
ト像、すなわちカメラ6に映るスリット像12Bが不等
辺四角形となる。試料ステージ9を回転させると、図3
(a)から図3(b)に示すように不等辺四角形が修正
されていき、次いで試料8表面が光軸11に対して垂直
になると、スリット像12Bはスリットと相似形、例え
ば図3(c)、図3(d)に示すように長方形となる。
このように、スリット像12Bがスリット4と相似形の
長方形となるように試料ステージ9の傾きを変えること
により、試料8を光軸11に対して垂直に位置合わせで
きる。
【0032】次いで、(2)の試料8を光軸11方向に
位置合わせをする場合について、次に詳しく述べる。
【0033】スリット像12Bの大きさは、スリット4
の大きさ、集光レンズ3とスリット4との距離、集光レ
ンズ3の焦点距離、集光レンズ3と試料8との距離によ
って、一意的に決まる。
【0034】したがって、試料8の位置を集光レンズ3
からの距離として予め決定し、そのときのスリット像1
2Bの大きさを決めておけば、実際にカメラ6で観察さ
れるスリット像12Bの大きさがこの予め決められた大
きさになるように、試料ステージ9を光軸11方向に移
動させることにより、光軸11方向の位置合わせができ
る。予め決められた大きさとなったスリット像12Bが
図3(d)に示されている。
【0035】上述のように構成された位置合わせ装置1
にあっては、次のように試料8の位置を合わせる。
【0036】光源2から発した光は、集光レンズ3で集
光された後、長方形のスリット4を通ってハーフミラー
5で反射され、試料8に照射される。これにより、試料
8表面には、スリット像が映る。
【0037】試料8表面で反射された反射光は、ハーフ
ミラー5を透過して、カメラ6に入る。
【0038】コンピュータ7は、カメラ6で観察された
スリット像を画像データとして取り込む。
【0039】そして、コンピュータ7は、まず、カメラ
6に映るスリット像が予め決められた形状、つまりスリ
ット4と相似の長方形となるように、ステージ変位手段
に指令を出して試料ステージ9を回転させて、試料8を
入射光の光軸11に対して垂直となるようにする。
【0040】次いで、コンピュータ7は、カメラ6に映
るスリット像が予め決められた大きさとなるように、ス
テージ変位手段に指令を出して、試料ステージ9を光軸
11方向に移動させることにより、試料8を光軸11方
向に位置合わせする。
【0041】これにより試料8の位置合わせが終了す
る。
【0042】図4を参照して、この発明におけるスリッ
ト像と試料8の位置精度との関係を次に説明する。
【0043】この図4において、符号8は試料、符号1
3は光源2の焦点、符号6はカメラを示している。
【0044】試料8が光軸11に垂直な方向に対して角
度θだけ傾いているとすると、図のa1 とa2 の比がス
リット像の辺(図面に垂直方向の2辺)の長さの比とな
る。
【0045】a1 /a2 =(1+x1 )/(1−
2 )、x1 =a1 tanθ、x2 =a2 tanθ、a
1 =(1+x1 )tanα、a2 =(1−x2 )tan
αから、a1 /a2 =(1+tanθtanα)/(1
−tanθtanα)となる。
【0046】今、α=15°、θ=1°とすると、a1
/a2 =1.01となり、スリット像の辺の長さの1%
の違いが試料の傾き1°に相当する。このとき、例えば
2a 2 =10mmとすれば、2a1 =10.1mm、x
1 =a1 tanθ=0.09mmとなり、光軸11方向
の位置精度は、a1 −a2 の測定精度と同程度になる。
辺の長さの解析は、カメラ6でとらえたスリット像をモ
ニター画面(図示省略)に映し出して行うので、解像度
を向上させれば、試料8の傾きおよび光軸11方向の距
離の精度も向上する。0.1%の長さの違いを測定でき
れば、試料の傾きの精度は0.1°となる。
【0047】また、αの値が大きい、すなわち集光レン
ズ3の焦点距離が短いほど同じθの値に対するa1 /a
2 は大きくなるので、光源2からの光を集光する集光レ
ンズ3として、できるだけ焦点距離の短いレンズを用い
ることによって精度を向上できる。
【0048】また、ズームレンズや顕微鏡(図示省略)
と組み合わせることにより、スリット像をモニター画面
に拡大して映し出すことができるので、スリット像をで
きるだけ小さくすることによって光軸11方向の位置精
度はさらに向上させることができる。
【0049】さらに、このスリット像をカメラ6で見た
ときの見かけの大きさはカメラ6のレンズからの距離L
によって決まるが、光源2の焦点から試料8までの距離
に対してLを十分長く取れば、a1 /a2 のカメラ6か
らの距離の差による見かけの長さの違いは無視できる。
【0050】なお、上述した実施形態では、入射光の光
軸11とカメラ6の光軸10とが一致するように設定し
たが、これに限らず、図6に示すように、入射光の光軸
11とカメラ6の光軸10とが一致していない場合に
も、この発明は適用できる。
【0051】この場合には、予め入射光の光軸11とカ
メラ6の光軸10との角度を正確に決めておき、試料8
位置が合わせるべき位置に一致したときのスリット4の
形状と大きさをコンピュータ7に入力しておく。そし
て、カメラ6で観察されるスリット像が、入力しておい
たスリット像の形状及び大きさに一致するように試料ス
テージ9を動かすことによって試料8位置を合わせるよ
うにする。
【0052】また、上述した実施形態では、カメラ6を
一台としたが、これに限らず、図7に示すように、二台
設置してもよい。
【0053】この場合、集光レンズ3の光軸11に対し
て対称の位置に二台のカメラ6を設置する。そして、そ
れぞれのカメラ6で映し出されたスリット像をコンピュ
ータ7で合成し、合成されたスリット像を予め決められ
た形状と大きさに一致させることにより、試料8の位置
を合わせを行うようにする。
【0054】このようにカメラ6を二台設置することに
より、それぞれのカメラ6に映ったスリット像を比較す
ることにより、試料8が正しい位置にあることを、より
一層正確に知ることができる。
【0055】さらに、上述した実施形態では、カメラ6
の位置を定め、試料8などの対象物の位置を移動させる
位置合わせを示したが、これに限らず、試料8などの対
象物の位置を定め、カメラ6の位置を移動させるように
位置合わせしてもよい。
【0056】このような例として、図8には、駆動手段
(図示省略)により移動可能なロボット14が示されて
いる。このロボット14は、光源2、集光レンズ3、ス
リット4、カメラ6、コンピュータ7がロボット本体1
5に組み込れている。
【0057】このロボット14は、壁16あるいは障害
物などの対象物にスリット4を通した光を照射し、その
スリット像を観察することによって壁16などに対して
自分がどのような位置関係にあるかを判断し、スリット
像の形状と大きさが予め決められた形状及び大きさにな
るように移動することによって、壁16などと自分との
位置を調節する。
【0058】また、スリット4の形状として、上述した
実施形態では、直交する二方向に対称、例えば長方形と
したが、これに限定されるものではない。ただし、特に
対称であればカメラ6に映ったスリット像と、予め決め
たスリット像との間のズレを見つけやすい利点がある。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による
と、撮像手段に映ったスリット像を、予め決められた形
状に一致させることにより、対象物が傾いていても、光
軸に対して垂直になるように修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における試料の位置合わせ装置の一実
施形態の概略構成図である。
【図2】図1の試料の位置合わせ装置の一部を示す斜視
図である。
【図3】図1の試料の位置合わせ装置におけるスリット
像の変化を示す図であり、(a)図は最初の不等辺四角
形、(b)図は次の不等辺四角形、(c)図は最初の長
方形、(d)図は次の長方形を示している。
【図4】図1の試料の位置合わせ装置における試料と光
学系との位置関係を示す説明図である。
【図5】図1の試料の位置合わせ装置における作用を説
明したフローチャートである。
【図6】この発明における試料の位置合わせ装置の一変
形例の概略構成図である。
【図7】この発明における試料の位置合わせ装置の他の
変形例の概略構成図である。
【図8】この発明における位置合わせ装置の他の実施形
態に係るロボットの概略構成図である。
【符号の説明】
1 位置合わせ装置 2 光源 3 集光レンズ 4 スリット 5 ハーフミラー 6 カメラ(撮像手段) 7 コンピュータ(制御手段) 8 試料(対象物) 9 試料ステージ 10 カメラのレンズの光軸 11 入射光の光軸 12A 試料に映ったスリット像 12B カメラに映ったスリット像 13 光源の焦点 14 ロボット 15 ロボット本体 16 壁

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形のスリットを通した光を、対象物に
    照射させ、 この対象物に映るスリット像を、撮像手段で観察し、 この撮像手段に映るスリット像がスリットと相似形の長
    方形となるように対象物の傾きを変えることにより対象
    物の角度修正を行い、対象物を入射光の光軸に対して垂
    直とし、この角度修正は、スリット像の対向する2辺の
    長さの違いから求められる、光軸に垂直な方向に対する
    対象物の傾きに基づいて行い、 次いで、撮像手段に映るスリット像が予め決められた大
    きさとなるように対象物を光軸方向に移動させることに
    より、対象物を光軸方向に位置合わせすることを特徴と
    する位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】前記光は、光源からの光を集光レンズで集
    光したものであり、 集光レンズの焦点距離を短くすることにより、対象物の
    傾きおよび光軸方向の距離の測定精度を向上することを
    特徴とする請求項1に記載の位置合わせ方法。
  3. 【請求項3】コンピュータを用い、撮像手段に映ったス
    リット像を画像処理プログラムにより解析し、前記画像
    処理プログラムによる解析に連動して、制御プログラム
    により位置合わせ動作をすることを特徴とする請求項1
    または2に記載の位置合わせ方法。
  4. 【請求項4】光源と、 この光源からの光を通す長方形のスリットと、光が このスリットを通って試料に照射されることにより
    試料に映るスリット像を観察する撮像手段と、 試料をセットする試料ステージを動かすステージ変位手
    段と、 予め決められたスリット像の形状及び大きさが設定さ
    れ、前記予め決められたスリット像の形状は、スリット
    と相似形の長方形であり、撮像手段に映るスリット像が
    スリットと相似形の長方形となるようにステージ変位手
    段に指令を出して試料ステージの傾きを変えることによ
    試料の角度修正を行い、試料を入射光の光軸に対して
    垂直とし、この角度修正は、スリット像の対向する2辺
    の長さの違いから求められる、光軸に垂直な方向に対す
    る試料の傾きに基づいて行い、また撮像手段に映るスリ
    ット像が予め決められた大きさとなるようにステージ変
    位手段に指令を出して試料ステージを光軸方向に移動さ
    せることにより、試料を光軸方向に位置合わせする制御
    手段とを備えていることを特徴とする試料の位置合わせ
    装置。
  5. 【請求項5】光源からの光を集光する集光レンズをさら
    に備え、 スリットは、集光レンズにより集光された光を通す位置
    に設けられ、 集光レンズの焦点距離を短くすることにより、試料の傾
    きおよび光軸方向の距離の測定精度を向上することを特
    徴とする請求項4に記載の 試料の位置合わせ装置。
  6. 【請求項6】試料と撮像手段とは、試料の表面への入射
    光の光軸と撮像手段のレンズの光軸とが不一致となって
    配置されており、 制御手段は、試料の表面への入射光の光軸と撮像手段の
    レンズの光軸との間の角度に応じて予め決められたスリ
    ット像の形状と大きさとが設定されていることを特徴と
    する請求項4の試料の位置合わせ装置。
  7. 【請求項7】撮像手段は、試料の表面への入射光の光軸
    に対して対称の位置に二台、設置され、 制御手段は、それぞれの撮像手段に映ったスリット像を
    合成するようになっていることを特徴とする請求項6に
    記載の試料の位置合わせ装置。
  8. 【請求項8】制御手段は、スリット像を解析する画像処
    理プログラムと、試料ステージを動かすことにより試料
    の位置を合わせる試料ステージ制御プログラムとが設定
    されているコンピュータからなっていることを特徴とす
    る請求項4〜7のいずれかに記載の試料の位置合わせ装
    置。
  9. 【請求項9】駆動手段により移動可能に設けられたロボ
    ットにおいて、 光源と、 この光源からの光を通す長方形のスリットと、光が このスリットを通し対象物に照射されることにより
    対象物に映るスリット像を観察する撮像手段と、 撮像手段に映るスリット像を観察し、撮像手段に映る
    リット像の対向する2辺の長さの違いから求められる光
    軸に垂直な方向に対する対象物の傾きと、スリット像の
    大きさとに基づいて、対象物に対する自己の位置関係を
    判断し、撮像手段に映るスリット像が予め決められた形
    状及び大きさになるように駆動手段を動かす指令を出
    し、対象物と自己との間の位置関係を調節するように制
    御するコンピュータからなる制御手段とを備えているこ
    とを特徴とするロボット。
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