JP2015110281A - インクジェット記録装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】主観的な画像記録品質の低下を抑制すると共に、画像記録処理のスループットの低下を抑制可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】当該装置は、画像データを取得する取得処理(S11)と、基準位置の記録媒体に画像を記録するための吐出タイミングを算出する吐出タイミング算出処理(S13)と、画像データに基づいて余白幅推定値を算出する余白算出処理(S16)と、余白幅推定値によって推定される余白幅が閾値幅未満であることに応じて(S17:Yes)、記録媒体の主走査方向の端部位置を検出する検出処理(S18)と、余白幅が閾値幅以上であることに応じて(S19:No)、算出した吐出タイミングで記録媒体に画像を記録(S21)し、余白幅が閾値幅未満であることに応じて(S19:Yes)、検出した端部位置に基づいて補正した補正吐出タイミングで記録媒体に画像を記録する(S20)。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
従来より、搬送された記録媒体にインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置は、例えば、インクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体の有無に応じた検知信号を出力するセンサと、記録ヘッド及びセンサを搭載し且つ記録媒体の搬送向きと交差する主走査方向に移動するキャリッジとを有する。
上記構成のインクジェット記録装置には、例えば特許文献1のように、キャリッジの1回目の主走査動作時にセンサによって記録媒体の端部位置を検出し、端部位置の主走査方向のずれに応じてインクの吐出タイミングを補正する機能を有するものがある。
特開2004−90316号公報
しかしながら、記録媒体の端部位置を検出する処理は、画像記録のスループットを低下させる一因である。また、画像の大きさ等によっては、主走査方向にずれた位置に画像が記録されたとしても、ユーザは違和感をあまり感じない、すなわち、ユーザ主観的な画像記録品質に大きな影響を与えない場合もある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、主観的な画像記録品質の低下を抑制すると共に、画像記録処理のスループットの低下を抑制可能なインクジェット記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係るインクジェット記録装置は、記録媒体を搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送部によって搬送された記録媒体にインクを吐出する記録ヘッド、及び記録媒体の有無に応じた検知信号を出力するセンサを搭載し、上記搬送向きに交差する主走査方向に移動するキャリッジと、制御部とを備える。上記制御部は、記録媒体に記録される画像を示す画像データを取得する取得処理と、上記主走査方向において予め定められた基準位置に位置する記録媒体に上記画像を記録するための吐出タイミングを算出する吐出タイミング算出処理と、記録媒体の上記主走査方向の端部における余白幅を推定するための余白幅推定値を、上記画像データに基づいて算出する余白算出処理と、上記余白幅推定値によって推定される上記余白幅が閾値幅未満であることに応じて、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程における上記検知信号に基づいて、記録媒体の上記主走査方向の端部位置を検出する検出処理と、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ且つ上記記録ヘッドにインクを吐出させる記録処理とを実行する。さらに、上記制御部は、上記記録処理において、上記余白幅が上記閾値幅以上であることに応じて、上記吐出タイミング算出処理において算出した上記吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させ、上記余白幅が上記閾値幅未満であることに応じて、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて上記吐出タイミングを補正した補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させる。
余白幅が大きい画像が主走査方向にずれて記録媒体に記録されたとしても、ユーザは、見た目に大きな違和感を感じにくい。すなわち、主観的な画像記録品質を大きく低下させることがない。そこで、上記構成のように、余白幅が閾値幅以上となる場合に検出処理を実行しないことにより、画像記録処理のスループットの低下を抑制することができる。一方、余白幅が閾値幅未満となる場合には検出処理の結果に応じて吐出タイミングが補正されるので、画像が主走査方向にずれて記録されることによる主観的な画像記録品質の低下を抑制することができる。
(2) 一例として、上記制御部は、上記吐出タイミング算出処理において、上記記録ヘッドにインクを吐出させる時の上記キャリッジの位置である複数の吐出位置を、上記吐出タイミングとして算出し、上記余白算出処理において、複数の上記吐出位置のうち、最初にインクを吐出する上記キャリッジの位置である吐出開始位置を、上記余白幅推定値として算出する。
(3) さらに、上記制御部は、上記余白算出処理において、複数の上記吐出位置のうち、最後にインクを吐出する上記キャリッジの位置である吐出終了位置を、上記余白幅推定値として算出してもよい。
(4) 他の例として、上記制御部は、上記取得処理において、上記画像データの解像度を示す解像度情報をさらに取得し、上記余白算出処理において、上記画像データの端部において上記主走査方向に連続する非吐出画素の数及び上記解像度情報に基づいて、上記余白幅推定値を算出する。
(5) 例えば、上記制御部は、上記記録処理を繰り返し実行し、複数の上記記録処理のうちの少なくとも最初の上記記録処理の前に、上記余白算出処理を実行する。
(6) 好ましくは、上記制御部は、最初に画像が記録される領域が上記記録ヘッドに対面する位置に到達するまで上記搬送部に記録媒体を搬送させる頭出し処理を、上記取得処理と並行して実行し、上記頭出し処理の終了後に上記余白算出処理を実行し、上記余白算出処理において、当該余白算出処理の開始時点で既に取得された上記画像データに基づいて、上記余白幅推定値を算出する。
(7) さらに好ましくは、上記制御部は、上記余白算出処理において、上記頭出し処理において上記記録ヘッドに対面された記録媒体の領域に記録される画像を示す上記画像データに基づいて、上記余白幅推定値を算出する。
(8) 好ましくは、上記制御部は、上記余白算出処理において、上記主走査方向の両端部の上記余白幅推定値を算出し、2つの上記余白幅推定値それぞれによって推定される上記余白幅がいずれも上記閾値幅未満であることを条件として、上記検出処理を実行する。
(9) 好ましくは、上記制御部は、上記取得処理において、第1記録媒体及び第2記録媒体それぞれに記録すべき画像を示す上記画像データを取得し、上記吐出タイミング算出処理と、上記記録処理と、次に画像が記録される領域が上記記録ヘッドに対面する位置に到達するまで上記搬送部に記録媒体を搬送させる搬送処理と、を繰り返し実行することによって上記第1記録媒体に画像を記録し、上記余白幅が上記閾値幅以上である場合において、繰り返し実行される上記記録処理のうち、上記第1記録媒体の上記主走査方向の端部に対面する位置を上記キャリッジが通過する上記記録処理において、上記検出処理を実行し、上記第2記録媒体に対する上記記録処理において、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて補正した上記補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させる。
(10) 好ましくは、上記制御部は、上記画像データで示される画像を記録する過程において、上記検出処理を最大で1回実行する。
(11) 本発明に係るプログラムは、記録媒体を搬送向きに搬送する搬送装置と、上記搬送装置によって搬送された記録媒体にインクを吐出する記録ヘッド、及び記録媒体の有無に応じた検知信号を出力するセンサを搭載して上記搬送向きに交差する主走査方向に移動するキャリッジを有する記録装置とに接続されたコンピュータによって実行可能なプログラムである。該プログラムは、記録媒体に記録される画像を示す画像データを取得する取得処理と、上記主走査方向において予め定められた基準位置に位置する記録媒体に上記画像データで示される画像を記録するための上記吐出タイミングを算出する吐出タイミング算出処理と、記録媒体の上記主走査方向の端部における余白幅を推定するための余白幅推定値を、上記画像データに基づいて算出する余白算出処理と、上記余白幅推定値によって推定される上記余白幅が閾値幅未満であることに応じて、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程における上記検知信号に基づいて、記録媒体の上記主走査方向の端部位置を検出する検出処理と、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ且つ上記記録ヘッドにインクを吐出させる記録処理とを前記コンピュータに実行させる。さらに、該プログラムは、上記記録処理において、上記余白幅が上記閾値幅以上であることに応じて、上記吐出タイミング算出処理において算出した上記吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させ、上記余白幅が上記閾値幅未満であることに応じて、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて補正した補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させる。
上記構成のように、本発明は、搬送装置及び記録装置に接続されたコンピュータによって実行されるプログラムとしても実現することができる。なお、搬送装置及び記録装置に接続されたコンピュータとは、搬送部及び記録部を備えるインクジェット記録装置に通信回線を通じて接続されたコンピュータであってもよいし、インクジェット記録装置の構成要素としての搬送装置(搬送部)及び記録装置(記録部)に内部バスで接続されたCPUであってもよい。
本発明によれば、主観的な画像記録品質が低下しにくい場合に検出処理をスキップすることにより、主観的な画像記録品質の低下と、画像記録処理のスループットの低下とを共に抑制することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23及びガイドレール43、44の平面図である。 図4は、プリンタ部11のブロック図である。 図5は、画像記録処理のフローチャートである。 図6は、第2記録処理のフローチャートである。 図7は、複合機10によって用紙12に記録される画像の一例である。 図8は、吐出開始位置、吐出終了位置、移動開始位置、及び移動終了位置を説明するための図である。 図9は、ラスタデータの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構成]
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42とを備えている。複合機10は、インクジェット記録装置の一例である。給送部15、搬送ローラ部54、及び排出ローラ部55は、搬送部の一例である。
[給送トレイ20、排出トレイ21]
給送トレイ20は、プリンタ部11の正面に形成された開口13(図1参照)を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20には、給送部15によって搬送路65に給送される複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、正面に形成された開口13を通じて排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。なお、本実施形態において、給送トレイ20に支持される用紙12は、センタ合わせによって位置決めされる。センタ合わせとは、用紙12の左右方向9の中央を給送トレイ20の支持面の左右方向9の中央に一致させる位置合わせを意味する。
[給送部15]
給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ102(図4参照)の逆転駆動によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向き(すなわち、正転)に回転する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
[搬送路65]
搬送路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、搬送路65は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。なお、搬送路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
[搬送ローラ部54]
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[排出ローラ部55]
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
[レジストセンサ120]
プリンタ部11は、図2に示されるように、搬送ローラ部54より搬送向き16の上流側に、レジストセンサ120を備える。レジストセンサ120は、用紙12が当該レジストセンサ120の設置位置に存在することを検知するためのセンサである。レジストセンサ120は、用紙12が設置位置に存在していることに応じて、検知信号であるローレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値未満の信号」)を後述する制御部130に出力する。一方、レジストセンサ120は、用紙12が設置位置に存在していないことに応じて、検知信号であるハイレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値以上の信号」)を制御部130に出力する。
[ロータリエンコーダ121]
また、プリンタ部11は、図4に示されるように、搬送ローラ60の回転(換言すれば、搬送モータ102の回転駆動)に応じてパルス信号を発生させる公知のロータリエンコーダ121を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。
[記録部24]
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39と、エンコーダセンサ38Aと、メディアセンサ122とを備えている。また、キャリッジ23からは、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
キャリッジ23は、図3に示されるように、前後方向8に離間する位置において各々が左右方向9に延設されたガイドレール43、44に支持されている。キャリッジ23は、ガイドレール44に設けられた公知のベルト機構に連結されている。ベルト機構は、左右方向9におけるガイドレール44の一端に設けられた駆動プーリ47と、他端に設けられた従動プーリ48と、駆動プーリ47及び従動プーリ48に巻回された無端環状のベルト49とを有する。
キャリッジ23は、その底面側においてベルト49に連結されている。キャリッジモータ103(図4参照)の駆動力によって回転する駆動プーリ47がベルト49を周運動させることにより、キャリッジ23は左右方向9(主走査方向の一例)に往復移動する。より具体的には、キャリッジ23は、キャリッジモータ103の正転駆動によって左右方向9の右端から左端に向かうFWD向きに移動し、キャリッジモータ103の逆転駆動によって左右方向9の左端から右端に向かうRVS向きに移動する。
記録ヘッド39は、図2に示されるように、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が移動する過程において、プラテン42に支持されている用紙12に対して記録ヘッド39がインク滴を吐出する。これにより、用紙12に画像が記録される。
なお、本実施形態における記録部24は、キャリッジ23がFWD向き或いはRVS向きに移動する過程で記録ヘッド39にインクを吐出させる記録処理を、少なくとも1回、典型的には複数回繰り返すことによって、用紙12に画像を記録する。また、本明細書では、1回の記録処理によって画像が記録される用紙12の領域を単位領域と定義する。すなわち、用紙12は、例えば図7に示されるように、搬送向き16において隣接する複数の単位領域に区画される。そして、記録部24は、図7に示される第1単位領域、第2単位領域、第3単位領域、第4単位領域、及び第5単位領域の順に画像を記録する。
また、ガイドレール44には、左右方向9に延びる帯状のエンコーダストリップ38Bが配置されている。エンコーダセンサ38Aは、エンコーダストリップ38Bに対面する位置において、キャリッジ23の下面に搭載されている。キャリッジ23が移動する過程において、エンコーダセンサ38Aは、エンコーダストリップ38Bを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。エンコーダセンサ38A及びエンコーダストリップ38Bは、図4に示されるキャリッジセンサ38を構成する。
[プラテン42]
プラテン42は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。本実施形態におけるプラテン42の光反射率は、用紙12より低く設定されている。
[メディアセンサ122]
メディアセンサ122は、図2に示されるように、キャリッジ23の下面(プラテン42に対向する面)においてキャリッジ23に搭載されている。メディアセンサ122は、発光ダイオード等からなる発光部と、光学式センサなどからなる受光部とを備えている。発光部は、制御部130によって指示された光量の光をプラテン42へ向けて照射する。発光部から照射された光は、プラテン42或いはプラテン42に指示された用紙12において反射され、反射された光が受光部で受光される。メディアセンサ122は、受光部の受光量に応じた検知信号を制御部130へ出力する。例えば、メディアセンサ122は、受光量が大きい程、レベルの高い検知信号を制御部130へ出力する。メディアセンサ122は、センサの一例である。
[通信部14]
複合機10は、図4に示されるように、通信部14を備える。通信部14は、通信ネットワークを通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部14を通じて外部装置から情報を取得することができる。通信ネットワークの具体例は特に限定されないが、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN、WAN(Wide Area Networkの略)、或いはこれらの組み合わせであってもよい。また、通信部14は、外部装置と直接接続されるUSB(Universal Serial Bus)等のケーブルを接続するインタフェースであってもよい。
[制御部130]
制御部130は、図4に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC135には、搬送モータ102及びキャリッジモータ103が接続されている。ASIC135は、各モータを回転させるための駆動信号をCPU131から取得し、駆動信号に応じた駆動電流を各モータに出力する。各モータは、ASIC135からの駆動電流によって正転駆動又は逆転駆動する。例えば、制御部130は、搬送モータ102の駆動を制御して各ローラを駆動させる。また、制御部130は、キャリッジモータ103の駆動を制御してキャリッジ23を往復移動させる。また、制御部130は、記録ヘッド39を制御してノズル40からインクを吐出させる。さらに、制御部130は、通信部14を通じて外部装置から記録指示を取得する。
また、ASIC135には、キャリッジセンサ38と、レジストセンサ120と、ロータリエンコーダ121と、メディアセンサ122とが接続されている。制御部130は、キャリッジセンサ38から出力されるパルス信号に基づいて、キャリッジ23の位置を検知する。また、制御部130は、レジストセンサ120から出力される検知信号と、ロータリエンコーダ121から出力されるパルス信号とに基づいて、用紙12の位置を検知する。さらに、制御部130は、メディアセンサ122から出力される検知信号に基づいて、用紙12の左右方向9の端部位置を検出する。
[画像記録処理]
図5〜図8を参照して、複合機10による画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。
図5に示される記録処理は、複合機10に記録指示が入力されたことに応じて開始される。記録指示は、画像データで示される画像を用紙12に記録する記録処理を複合機10に実行させるための指示である。記録指示は、例えば、制御情報と、画像データとを含む。画像データは、記録指示の内部において、制御情報の後に配置される。そこで、制御部130は、記録指示に含まれる制御情報を通信部14を通じて外部装置から取得したことに応じて、図5に示される画像記録処理を実行する。
制御情報には、例えば、解像度情報及び設定余白情報の一部又は全部が含まれる。解像度情報は、画像データの解像度を示す情報である。解像度は、例えば、単位をdpiとする値であって、前後方向8の解像度値と、左右方向9の解像度値とを含む。設定余白情報は、外部装置によって設定された設定余白幅を示す情報である。設定余白幅とは、用紙12の外縁部においてインクが吐出されない枠型の領域の幅を示す。すなわち、画像データで示される画像は、この枠型の領域の内側に記録される。但し、画像データの大きさは任意であるので、実際の余白幅は設定余白幅より大きいことがある。設定余白幅は、用紙12の上端、下端、左端、右端毎に個別に設定することもできるし、共通して設定することもできる。また、上記の枠型の領域に対応する画像データ内の画素値は、例えば、無色である。画像データは、1枚の用紙12に記録される1つの画像を示すものであってもよいし、複数の用紙12それぞれに記録される複数の画像を示すものであってもよい。
まず、制御部130は、記録指示に含まれる画像データの取得を開始する(S11)。すなわち、制御部130は、外部装置から送信される画像データを通信部14を通じて順次取得し、取得した画像データを画像メモリ(例えば、RAM133或いはEEPROM134)に記憶させる。ステップS11は、取得処理の一例である。また、制御部130は、内部変数である現在ページ及び補正開始ページを初期化する。具体的には、制御部130は、現在ページに0を設定し、補正開始ページに最大値を設定する。
さらに、制御部130は、取得処理において、画像メモリに記憶された画像データを変換することによって、例えば図9に示されるラスタデータを順次生成する。ラスタデータは、複数の画素値(図9に示す“0”、“1”)を有する。なお、図9に示される画素値“0”は、記録ヘッド39がインクを吐出しない画素(後述する非吐出画素)を表す値である。一方、画素値“1”は、記録ヘッド39がインクを吐出する画素を表す値である。以下、図9に示される5列のラスタデータに従って記録ヘッド39からインクを吐出することで、1回の記録処理で単位領域に画像が記録される例を説明する。
次に、制御部130は、頭出し処理を実行する(S12)。頭出し処理は、最初に画像が記録される領域が記録ヘッド39に対面する位置に到達するまで、給送トレイ20に支持された用紙12を給送ローラ25、搬送ローラ部54、及び排出ローラ部55に搬送させる処理である。なお、頭出し処理は、取得処理(S11)と並行して実行される。また、制御部130は、頭出し処理が実行される度に、現在ページに1を加算する。
具体的には、制御部130は、ステップS12において、搬送モータ102を逆転駆動させることによって、用紙12の先端が搬送ローラ部54に到達するまで、給送ローラ25を正転させる。次に、制御部130は、搬送モータ102を正転駆動させることによって、最初に画像が記録される領域が記録ヘッド39に対面する位置に到達するまで、搬送ローラ60及び排出ローラ62を正転させる。なお、用紙12の先端の位置は、レジストセンサ120からの信号の変化と、ロータリエンコーダ121からのパルス信号との組み合わせによって特定される。
次に、制御部130は、吐出タイミング算出処理を実行する(S13)。吐出タイミング算出処理は、ステップS11で取得した画像を基準位置に位置すると仮定した用紙12に記録するために必要なインクの吐出タイミングを算出する処理である。なお、本実施形態における吐出タイミング算出処理では、次に画像が記録される単位領域に吐出するインクの吐出タイミングが算出される。
基準位置とは、記録ヘッド39に対面された用紙12の左右方向9の端部が存在すべき予め定められた位置である。すなわち、基準位置は、用紙12のサイズ毎に設定されている。図3には、用紙12の右端の位置である右側基準位置と、用紙12の左側の位置である左側基準位置が示されている。しかしながら、右側基準位置及び左側基準位置の少なくとも一方が定められていればよい。なお、基準位置は、例えば、キャリッジセンサ38のエンコーダ値(例えば、左右方向9の一方側の端を基準としたパルス信号の数)によって特定されればよい。
図8及び図9を参照して、図7の第1単位領域に画像を記録するための吐出タイミングを算出する手順を説明する。本実施形態における吐出タイミング算出処理では、用紙12上の各着弾位置に着弾させるインクを吐出する時の記録ヘッド39(より詳細には、ノズル40)の位置である吐出位置を、吐出タイミングとして算出する。なお、各吐出位置は、例えば、キャリッジセンサ38のエンコーダ値によって特定されればよい。
一例として、キャリッジ23をFWD向きに移動させる記録処理において、記録ヘッド39は、着弾位置P1(「○」の文字の左端の位置を指す。)に着弾すべきインクを、着弾位置P1よりFWD向きの上流側に位置する吐出位置F1において吐出する。図9において、着弾位置P1にインクを着弾させるための画素は、一点鎖線で囲まれた画素値“1”の画素である。そして、制御部130は、FWD向きに移動するキャリッジ23が吐出位置F1に到達した際に駆動信号を記録ヘッド39に出力することによって、吐出位置F1に対応する画素(すなわち、図9の一点鎖線で囲まれた画素値”1”の画素)に着弾させるインクを吐出させる。なお、着弾位置P1及び吐出位置F1の左右方向9の距離は、キャリッジ23の移動速度と、記録ヘッド39から吐出されたインクの飛翔時間(用紙12に着弾するまでの時間)とによって特定される。
同様に、記録ヘッド39は、着弾位置P2(「)」の文字の右端の位置を指す。)に着弾すべきインクを、着弾位置P2よりFWD向きの上流側に位置する吐出位置F2において吐出する。図9において、着弾位置P2にインクを着弾させるための画素は、二点鎖線で囲まれた画素値“1”の画素である。そして、制御部130は、FWD向きに移動するキャリッジ23が吐出位置F2に到達した際に駆動信号を記録ヘッド39に出力することによって、吐出位置F2に対応する画素(すなわち、図9の二点鎖線で囲まれた画素値”1”の画素)に着弾させるインクを吐出させる。その他の各着弾位置及び各吐出位置の関係も同様である。
また、上記の方法で特定された複数の吐出位置のうち、FWD向きの最も上流側に位置する吐出位置を吐出開始位置とし、FWD向きの最も下流側に位置する吐出位置を吐出終了位置とする。より詳細には、制御部130は、図9に示される5列のラインデータを左側から順に解析し、最初に発見された画素値”1”の画素(つまり、図9において一点鎖線で囲まれた画素値“1”の画素)に対応する吐出位置F1を吐出開始位置とする。一方、制御部130は、最後に発見された画素値”1”の画素(つまり、図9において二点鎖線で囲まれた画素値”1”の画素)に対応する吐出位置F2を吐出終了位置とする。すなわち、1回の記録処理において、吐出開始位置はインクを最初に吐出する位置であり、吐出終了位置はインクを最後に吐出する位置である。
さらに、吐出タイミング算出処理では、記録処理におけるキャリッジ23の移動開始位置Fs及び移動終了位置Feが決定される。移動開始位置Fsは、当該吐出タイミング算出処理で算出された吐出タイミングに従って実行される記録処理において、キャリッジ23が移動を開始する位置である。移動終了位置Feは、当該吐出タイミング算出処理で算出された吐出タイミングに従って実行される記録処理において、キャリッジ23が移動を終了(すなわち、停止)する位置である。
移動開始位置Fsは、図8に示されるように、吐出開始位置F1よりFWD向きの上流側に所定の距離だけ離間した位置である。移動終了位置Feは、吐出終了位置F2よりFWD向きの下流側に所定の距離だけ離間した位置である。移動開始位置Fsと吐出開始位置F1とは、吐出開始位置F1におけるキャリッジ23を予め定められた速度まで加速させるのに必要な距離だけ、少なくとも左右方向9に離間している。すなわち、キャリッジ23は、記録処理において、移動開始位置Fsと吐出開始位置F1との間で加速し、吐出開始位置F1と吐出終了位置F2との間で定速で移動し、移動終了位置Feで停止する。なお、移動開始位置Fs及び移動終了位置Feは、例えば、キャリッジセンサ38のエンコーダ値によって特定されればよい。
他の例として、キャリッジ23をRVS向きに移動させる記録処理において、記録ヘッド39は、着弾位置P2に着弾すべきインクを、着弾位置P2よりRVS向きの上流側に位置する吐出位置R2において吐出する。同様に、記録ヘッド39は、着弾位置P1に着弾すべきインクを、着弾位置P1よりRVS向きの上流側に位置する吐出位置R1において吐出する。また、複数の吐出位置のうち、RVS向きの最も上流側に位置する吐出位置R2を吐出開始位置とし、RVS向きの最も下流側に位置する吐出位置R1を吐出終了位置とする。さらに、吐出開始位置R2よりRVS向きの上流側の位置を移動開始位置Rsとし、吐出終了位置R1よりRVS向きの下流側の位置を移動終了位置Reとする。キャリッジ23をFWD向きに移動させる場合との共通点の詳しい説明は、省略する。
次に、制御部130は、第1単位領域に対する記録処理が未だ実行されておらず(S14:Yes)、且つ記録指示に含まれる設定余白情報で示される設定余白幅が閾値幅X未満であることに応じて(S15:Yes)、余白算出処理を実行する(S16)。余白算出処理は、用紙12の左右方向9の端部における実際の余白幅を推定するための余白幅推定値を算出する処理である。余白算出処理は、頭出し処理が終了した後に実行される。なお、本実施形態における余白算出処理では、第1単位領域に記録される画像の画像データに基づいて、余白幅推定値が算出される。第1単位領域に記録される画像とは、換言すれば、最初の記録処理において記録される画像を示す画像データ、或いは頭出し処理において記録ヘッド39に対面された用紙12の領域に記録される画像である。また、本実施形態においては、第1単位領域に記録される画像を示す画像データは、図9に示される5列のラスタデータである。
本実施形態における余白幅推定値は、用紙12の基準位置と、当該基準位置に最も近い着弾位置との左右方向9の距離を特定する値である。すなわち、図8の例における余白幅推定値は、右側基準位置と着弾位置P1との距離、及び左側基準位置と着弾位置P2との距離を特定するための値となる。なお、上述したように、基準位置は、用紙12のサイズ毎に予め定められた固定値である。また、着弾位置P1、P2は、吐出開始位置及び吐出終了位置によって特定することができる。すなわち、本実施形態における余白算出処理では、吐出開始位置及び吐出終了位置を、余白幅推定値として算出する。
次に、制御部130は、ステップS16で算出した余白幅推定値によって推定される余白幅が閾値幅X未満であることに応じて(S17:Yes)、検出処理を実行する(S18)。より詳細には、制御部130は、吐出開始位置F1と左側基準位置との間の距離を算出し、算出した距離<閾値幅Xであれば、検出処理(S18)を実行する。用紙12の右側における用紙幅と閾値幅Xとの比較は、上記と同様であるので説明は省略する。なお、左側基準位置は固定値なので、制御部130は、ステップS16において、吐出開始位置F1を示すエンコーダ値と、左側基準位置から閾値幅Xだけ用紙12の内側に離れた位置を示すエンコーダ閾値とを比較して、検出処理(S18)を実行するか否か判断してもよい。
検出処理(S18)は、頭出し処理によって記録ヘッド39に対面する位置まで搬送された用紙12の左右方向9の端部位置を検出する処理である。具体的には、制御部130は、メディアセンサ122の発光部から光を照射した状態でキャリッジ23を左右方向9に移動させる。そして、制御部130は、メディアセンサ122から出力される検知信号の変化量が閾値変化量以上となる位置を、用紙12の端部位置として検出する。端部位置は、例えば、キャリッジセンサ38のエンコーダ値によって特定されればよい。
一方、制御部130は、余白幅推定値によって推定される余白幅が閾値幅X以上であることに応じて(S17:No)、ステップS18の処理を実行することなく、ステップS19の処理を実行する。また、制御部130は、設定余白幅が閾値幅X以上であることに応じて(S15:No)、ステップS16〜S18の処理を実行することなく、ステップS19の処理を実行する。さらに、制御部130は、第1単位領域に対する記録処理が既に実行されていることに応じて(S14:No)、ステップS15〜S18の処理を実行することなく、ステップS19の処理を実行する。
次に、制御部130は、記録処理を実行する(S20、S21)。記録処理は、キャリッジ23を左右方向9に移動させ且つ記録ヘッド39にインクを吐出させる処理である。なお、制御部130は、余白幅推定値によって推定される余白幅が閾値幅X未満であることに応じて(S19:Yes)、第1記録処理を実行する(S20)。一方、制御部130は、余白幅推定値によって推定される余白幅が閾値幅X以上であることに応じて(S19:No)、第2記録処理(S21)を実行する。
制御部130は、第1記録処理(S20)において、ステップS18で検出した端部位置と基準位置との差Δに基づいて、ステップS13で算出した吐出タイミング(すなわち、吐出位置)を補正する。そして、制御部130は、キャリッジ23を左右方向9に移動させる過程において、補正後の吐出タイミング(以下、「補正吐出タイミング」と表記する。)で記録ヘッド39にインクを吐出させる。
例えば、キャリッジ23をFWD向きに移動させる記録処理において、端部位置が基準位置よりFWD向きの上流側にずれていた場合、制御部130は、各吐出位置を、端部位置及び基準位置のずれ量に相当する距離ΔだけFWD向きの上流側にずらす。すなわち、制御部130は、ステップS13で算出された吐出タイミングより早い補正吐出タイミングで、記録ヘッド39にインクを吐出させる。すなわち、制御部130は、図9に示されるように、吐出開始位置F1を距離ΔだけずらしたF1−Δ(enc)の位置を、補正後の吐出開始位置F1’(補正吐出タイミング)とする。
一方、端部位置が基準位置よりFWD向きの下流側にずれていた場合、制御部130は、各吐出位置を、端部位置及び基準位置のずれ量に相当する距離ΔだけFWD向きの下流側にずらす。すなわち、制御部130は、ステップS13で算出された吐出タイミングより遅い補正吐出タイミングで、記録ヘッド39にインクを吐出させる。すなわち、制御部130は、図9に示されるように、吐出開始位置F1を上記の距離ΔだけずらしたF1+Δ(enc)の位置を、補正後の吐出開始位置F1”(補正吐出タイミング)とする。キャリッジ23をRVS向きに移動させる記録処理においても、同様に吐出タイミングを補正すればよい。
一方、制御部130は、第2記録処理(S21)において、図6に示されるように、まず、現在ページが補正開始ページ以下であり(S31:No)、検出処理を未だ実行しておらず(S32:No)、且つメディアセンサ122が用紙12の端部位置に対面する位置を通過することに応じて(S33:Yes)、ステップS13で算出した吐出タイミングで用紙12に画像を記録すると共に、検出処理を実行する(S34)。さらに、制御部130は、現在ページの値を補正開始ページに設定(S35)し、第2記録処理を終了する。
具体的には、制御部130は、ステップS34において、メディアセンサ122の発光部から光を照射した状態でキャリッジ23を左右方向9に移動させる。そして、制御部130は、キャリッジ23を左右方向9に移動させる過程において、ステップS13で算出した吐出タイミングで記録ヘッド39にインクを吐出させる。また、制御部130は、メディアセンサ122から出力される検知信号の変化量が閾値変化量以上となる位置を、用紙12の端部位置として検出する。
また、制御部130は、既に検出処理が実行済であることに応じて(S32:Yes)、ステップS13で算出した吐出タイミングで用紙12に画像を記録(S36)し、第2記録処理を終了する。同様に、制御部130は、メディアセンサ122が用紙12の端部位置に対面する位置を通過しないことに応じて(S33:No)、ステップS13で算出した吐出タイミングで用紙12に画像を記録(S36)し、第2記録処理を終了する。この処理は、ステップS34において用紙12に画像を記録する処理と共通するので、再度の説明を省略する。さらに、制御部130は、現在ページが補正開始ページを超えたことに応じて(S31:Yes)、第1記録処理を実行(S37)し、第2記録処理を終了する。
図5に戻って、制御部130は、当該用紙12に対する画像記録が未だ終了していないことを条件として(S22:No)、搬送処理を実行する(S23)。搬送処理は、予め定められた所定の改行幅だけ用紙12を搬送向き16に搬送する処理である。具体的には、制御部130は、ステップS23において、搬送モータ102を正転駆動させることによって搬送ローラ部54及び排出ローラ部55に、用紙12を所定の改行幅だけ搬送向き16に搬送させる。
制御部130は、用紙12に対する画像記録が終了するまで(S22:Yes)、ステップS13〜S23の処理を繰り返し実行する。そして、制御部130は、用紙12に対する画像記録が終了したことを条件として(S22:Yes)、画像記録が終了した用紙12を排出トレイ21に排出する排出処理を実行する(S24)。具体的には、制御部130は、用紙12が排出トレイ21に排出されるまで搬送モータ102を正転駆動させる。制御部130は、記録指示に含まれる全ての画像を記録するまで(S25:Yes)、つまり、第5単位領域に画像が記録されるで、ステップS12〜S24を繰り返し実行する。なお、繰り返し実行される吐出タイミング設定処理(S13)で用いられる画像データは、取得した画像データのうち、第2単位領域、・・・、第5単位領域に記録される画像を示す部分へと順次遷移していく。そして、制御部130は、記録指示に含まれる全ての画像を記録したことに応じて(S25:No)、画像記録処理を終了する。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、余白幅が閾値以上である場合(S17:No)に、検出処理(S18)をスキップすると共に、第2記録処理において吐出タイミングを補正することなく用紙12に画像を記録する(S34、S36)。これにより、検出処理を実行することによる画像記録処理のスループットの低下を抑制することができる。一方、余白幅が大きい画像が主走査方向にずれて記録媒体に記録されたとしても、ユーザは、見た目に大きな違和感を感じにくい。すなわち、吐出タイミングを補正しなくても、主観的な画像記録品質を大きく低下させることがない。
また、本実施形態の余白算出処理では、第1単位領域に記録される画像を示す画像データに基づいて余白幅推定値が算出される。これにより、画像データを全て取得し終わるまで余白算出処理の実行を待機する必要がない。その結果、速度の遅い通信回線を通じて画像データを取得する場合等において、画像記録処理のスループットの低下を抑制することができる。一方、頭出し処理が終了してから余白算出処理を実行することにより、画像記録処理のスループットを低下させない範囲で、より多くの画像データを余白幅推定値の算出に用いることができる。但し、頭出し処理の終了前に、少なくとも第1単位領域に記録される画像データの取得が完了できる状況であれば、必ずしも頭出し処理の終了後に余白算出処理を実行しなくてもよい。例えば、頭出し処理を実行している間に、余白算出処理を実行してもよい。
また、本実施形態の余白算出処理は、設定余白幅が閾値幅X未満である場合に実行される。これは、設定余白幅が閾値幅X以上である場合には、余白算出処理を実行するまでもなく検出処理が不要と判断できるからである。また、本実施形態の余白算出処理は、繰り返し実行される記録処理のうちの最初の記録処理が実行される前にのみ(S14:Yes)実行される。但し、本発明はこれに限定されることなく、余白算出処理は、少なくとも最初の記録処理の前に実行されればよく、複数の記録処理の間に実行されてもよい。
さらに、余白算出処理は、記録処理に従って画像記録される用紙12の枚数が閾値枚数未満である場合に実行されてもよい。一方、用紙12の枚数が閾値枚数以上である場合には、余白算出処理を実行せずに常に検出処理を実行してもよい。画像記録される用紙12の枚数が多い場合には、検出処理が画像記録処理のスループットに与える影響が相対的に低くなるからである。但し、この場合は、画像データで示される画像を記録するのに必要な用紙12の枚数を示す情報が記録指示の制御情報に含まれている必要がある。
但し、余白算出処理で用いられる画像データは、本実施形態の例に限定されない。例えば、余白算出処理の開始時点(換言すれば、頭出し処理或いは吐出タイミング算出処理の終了時点)で既に取得された画像データを用いてもよい。例えば、図7の例において、第1単位領域及び第2単位領域に記録される画像を示す画像データを用いた場合、右側基準位置から「△」の左端側までの距離が右側の余白幅となる。または、最初の用紙12に記録される画像(すなわち、1ページ目の画像)を示す画像データを用いてもよいし、記録指示に含まれる画像データの全てを用いてもよい。用いる画像データが大きくなるほど余白幅推定値の算出精度は向上するが、必要な画像データが取得されるまで余白算出処理の実行を待機することになる。
また、本実施形態の余白算出処理では、左右方向9の両端部の余白幅推定値を個別に算出する例を説明した。すなわち、ステップS17では、2つの余白幅推定値それぞれによって推定される余白幅がいずれも閾値幅X未満であることに応じて(S17:Yes)、検出処理を実行すればよい。ステップS19についても同様である。これにより、左右方向9の両端部において余白幅が異なる場合でも、検出処理の要否を適切に判断することができる。但し、本発明はこれに限定されず、左右方向9の一方側の余白幅推定値のみが、余白算出処理において算出されてもよい。同様に、検出処理は、用紙12の左右方向9の両端部に対して実行されてもよいし、用紙12の左右方向9の一方側の端部に対して実行されてもよい。
なお、本実施形態の余白算出処理で算出される余白幅推定値は、吐出開始位置及び吐出終了位置に限定されない。例えば、移動開始位置及び移動終了位置を余白幅推定値としてもよい。また、画像データの端部において左右方向9に連続する非吐出画素の数と解像度情報とを余白幅推定値としてもよい。この場合の余白幅は、非吐出画素の数を解像度で除することによって算出される。なお、非吐出画素とは、記録処理においてインクが吐出されない位置の画素(例えば、無色画素)を指す。
図9を参照して、余白幅推定値の他の例を説明する。図9における最も左側の画素は、左側基準位置に対応する画素である。図9の例では、最も左側の各画素の画素値は“0”であるので、左側基準位置にインクは吐出されない。図9における左側基準位置と着弾位置P1との距離は、最も左側の画素から一点鎖線で囲まれた画素までの画素の個数N1で特定が可能である。同様に、図9における最も右側の画素は、右側基準位置に対応する画素である。図9の例では、最も右側の各画素の画素値は“0”であるので、右側基準位置にインクは吐出されない。図9における右側基準位置と着弾位置P2との距離は、最も右側の画素から二点鎖線で囲まれた画素までの画素の個数N2で特定が可能である。また、個数N2は、1列のラスタデータの画素の全画素の個数をNとし、最も左側の画素から二点鎖線で囲まれた画素までの画素の個数をN3とすると、N−N3で特定が可能である。したがって、制御部130は、余白算出処理において、個数N1、N2の数を余白幅推定値として特定する。すなわち、個数N1、N2は余白幅推定値の他の例である。
また、制御部130は、ステップS17において、余白幅推定値である個数N1、N2を、記録指示に含まれる解像度D(より詳細には、左右方向9の解像度値)で除すことによって余白幅を算出する。そして、制御部130は、N1/D<Xであれば検出処理(S18)を実行し、N1/D≧Xであれば検出処理(S18)を実行しない。また、別の例としては、ROM132には、複数の解像度D1、D2…Dnそれぞれに対応づけて複数の閾値幅X1、X2…Xn(但し、この場合Xnは、画素の個数を示す)が記憶されている。そして、制御部130は、記録指示に含まれる解像度Dnに対応する閾値幅XnをROM132から取得し、N1/D<Xnであれば、検出処理(S18)を実行する。
また、本実施形態の第2記録処理では、用紙12に画像を記録する過程でメディアセンサ122が用紙12の端部位置を通過する場合(S33:Yes)に、検出処理が実行される。すなわち、ステップS34の検出処理は、繰り返し実行される第2記録処理のうち、用紙12の左右方向9の端部に対面する位置をメディアセンサ122が通過する第2記録処理において実行される。これにより、検出処理のためだけにキャリッジ23を移動させる必要がなくなるので、画像記録処理のスループットの低下が抑制される。
具体的には、キャリッジ23をFWD向きに移動させる記録処理において、制御部130は、移動開始位置Fsが右側基準位置よりFWD向きの上流側に位置することに応じて、或いは移動終了位置Feが左側基準位置よりFWD向きの下流側に位置することに応じて、メディアセンサ122に光を照射させればよい。キャリッジ23をRVS向きに移動させる記録処理においても、同様に考えることができる。
また、ステップS34の検出処理の結果は、検出処理が実行された用紙12に対する画像記録には反映されず(S35)、次ページ以降の用紙12に対する画像記録に反映される(S37)。すなわち、記録指示に従って画像が記録される第1用紙及び第2用紙のうち、第1用紙に画像を記録する過程で実行された検出処理の結果は、第1用紙の後の第2用紙に対する画像記録に反映される。これにより、第1用紙に対する画像記録の途中から吐出タイミングが補正されることによる画像の歪みが防止されると共に、第2用紙の適切な位置に画像を記録することができる。その結果、主観的な画像記録品質の低下と、画像記録処理のスループットの低下とを共に抑制することができる。
また、ステップS34の検出処理は、記録指示に含まれる画像データで示される画像を記録する過程で、最大1回実行される。換言すれば、1つの記録指示による画像記録処理において、ステップS34が複数回実行されることがない。用紙12が左右方向9にずれるのは、左右方向9にずれた状態で用紙12が給送トレイ20に支持されていることが原因であることが多い。すなわち、連続して画像記録される複数の用紙12の左右方向9のずれ量は、共通していることが多い。そこで、一連の画像記録処理において検出処理を1回までとすることにより、主観的な画像記録品質の低下と、画像記録処理のスループットの低下とを共に抑制することができる。
さらに、本実施形態では、通信部14を通じて外部装置から画像データを取得する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複合機10に設けられたスキャナで読みとられた画像データを取得してもよいし、複合機10に設けられたメディア装着部に装着された記録メディアから画像データを取得してもよい。記録メディアの具体例は特に限定されないが、例えば、USBメモリ等の可搬記録メディアであってもよい。
10・・・複合機
23・・・キャリッジ
39・・・記録ヘッド
54・・・搬送ローラ部
55・・・排出ローラ部
122・・・メディアセンサ
130・・・制御部

Claims (11)

  1. 記録媒体を搬送向きに搬送する搬送部と、
    上記搬送部によって搬送された記録媒体にインクを吐出する記録ヘッド、及び記録媒体の有無に応じた検知信号を出力するセンサを搭載し、上記搬送向きに交差する主走査方向に移動するキャリッジと、
    制御部と、を備えており、
    上記制御部は、
    記録媒体に記録される画像を示す画像データを取得する取得処理と、
    上記主走査方向において予め定められた基準位置に位置する記録媒体に上記画像を記録するための吐出タイミングを算出する吐出タイミング算出処理と、
    記録媒体の上記主走査方向の端部における余白幅を推定するための余白幅推定値を、上記画像データに基づいて算出する余白算出処理と、
    上記余白幅推定値によって推定される上記余白幅が閾値幅未満であることに応じて、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程における上記検知信号に基づいて、記録媒体の上記主走査方向の端部位置を検出する検出処理と、
    上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ且つ上記記録ヘッドにインクを吐出させる記録処理と、を実行し、
    上記記録処理において、
    上記余白幅が上記閾値幅以上であることに応じて、上記吐出タイミング算出処理において算出した上記吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させ、
    上記余白幅が上記閾値幅未満であることに応じて、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて上記吐出タイミングを補正した補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させるインクジェット記録装置。
  2. 上記制御部は、
    上記吐出タイミング算出処理において、上記記録ヘッドにインクを吐出させる時の上記キャリッジの位置である複数の吐出位置を、上記吐出タイミングとして算出し、
    上記余白算出処理において、複数の上記吐出位置のうち、最初にインクを吐出する上記キャリッジの位置である吐出開始位置を、上記余白幅推定値として算出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 上記制御部は、
    上記余白算出処理において、複数の上記吐出位置のうち、最後にインクを吐出する上記キャリッジの位置である吐出終了位置を、上記余白幅推定値として算出する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 上記制御部は、
    上記取得処理において、上記画像データの解像度を示す解像度情報をさらに取得し、
    上記余白算出処理において、上記画像データの端部において上記主走査方向に連続する非吐出画素の数及び上記解像度情報を、上記余白幅推定値として算出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 上記制御部は、
    上記記録処理を繰り返し実行し、
    複数の上記記録処理のうちの少なくとも最初の上記記録処理の前に、上記余白算出処理を実行する請求項1から4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 上記制御部は、
    最初に画像が記録される領域が上記記録ヘッドに対面する位置に到達するまで上記搬送部に記録媒体を搬送させる頭出し処理を、上記取得処理と並行して実行し、
    上記頭出し処理の終了後に上記余白算出処理を実行し、
    上記余白算出処理において、当該余白算出処理の開始時点で既に取得された上記画像データに基づいて、上記余白幅推定値を算出する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 上記制御部は、上記余白算出処理において、上記頭出し処理において上記記録ヘッドに対面された記録媒体の領域に記録される画像を示す上記画像データに基づいて、上記余白幅推定値を算出する請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 上記制御部は、
    上記余白算出処理において、上記主走査方向の両端部の上記余白幅推定値を算出し、
    2つの上記余白幅推定値それぞれによって推定される上記余白幅がいずれも上記閾値幅未満であることを条件として、上記検出処理を実行する請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 上記制御部は、
    上記取得処理において、第1記録媒体及び第2記録媒体それぞれに記録すべき画像を示す上記画像データを取得し、
    上記吐出タイミング算出処理と、上記記録処理と、次に画像が記録される領域が上記記録ヘッドに対面する位置に到達するまで上記搬送部に記録媒体を搬送させる搬送処理と、を繰り返し実行することによって上記第1記録媒体に画像を記録し、
    上記余白幅が上記閾値幅以上である場合において、繰り返し実行される上記記録処理のうち、上記第1記録媒体の上記主走査方向の端部に対面する位置を上記キャリッジが通過する上記記録処理において、上記検出処理を実行し、
    上記第2記録媒体に対する上記記録処理において、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて補正した上記補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させる請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 上記制御部は、上記画像データで示される画像を記録する過程において、上記検出処理を最大で1回実行する請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  11. 記録媒体を搬送向きに搬送する搬送装置と、上記搬送装置によって搬送された記録媒体にインクを吐出する記録ヘッド、及び記録媒体の有無に応じた検知信号を出力するセンサを搭載して上記搬送向きに交差する主走査方向に移動するキャリッジを有する記録装置とに接続されたコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
    該プログラムは、
    記録媒体に記録される画像を示す画像データを取得する取得処理と、
    上記主走査方向において予め定められた基準位置に位置する記録媒体に上記画像データで示される画像を記録するための上記吐出タイミングを算出する吐出タイミング算出処理と、
    記録媒体の上記主走査方向の端部における余白幅を推定するための余白幅推定値を、上記画像データに基づいて算出する余白算出処理と、
    上記余白幅推定値によって推定される上記余白幅が閾値幅未満であることに応じて、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程における上記検知信号に基づいて、記録媒体の上記主走査方向の端部位置を検出する検出処理と、
    上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ且つ上記記録ヘッドにインクを吐出させる記録処理と、を前記コンピュータに実行させ、
    上記記録処理において、
    上記余白幅が上記閾値幅以上であることに応じて、上記吐出タイミング算出処理において算出した上記吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させ、
    上記余白幅が上記閾値幅未満であることに応じて、上記検出処理において検出した上記端部位置に基づいて補正した補正吐出タイミングで、上記記録ヘッドにインクを吐出させるプログラム。
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