JP6394764B2 - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
上記搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、受光した反射光の光量に応じた第1検知信号を出力する反射型の第1センサと、上記記録ヘッド及び上記第1センサを搭載し、上記搬送向きと交差する主走査方向に移動するキャリッジと、上記主走査方向における上記キャリッジの位置に応じた第2検知信号を出力する第2センサと、上記記録ヘッドと対面する用紙の形状を、上記記録ヘッドに近づく向きに突出する山頂位置及び上記記録ヘッドから遠ざかる向きに突出する谷底位置が上記主走査方向に交互に複数配列された波形状に成形する波形形成機構と、上記第1センサが用紙の上記山頂位置と対面すると想定される複数の想定山頂位置における上記第2検知信号を示す情報、及び上記第1センサが用紙の上記谷底位置と対面すると想定される複数の想定谷底位置における上記第2検知信号を示す情報が記憶された記憶部と、制御部とを備える。上記制御部は、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程において、上記想定山頂位置を含む山頂区間の上記第1検知信号と、上記想定谷底位置を含む谷底区間の上記第1検知信号との差である信号レベル差を算出する算出処理と、上記キャリッジを上記主走査方向に移動する過程で上記記録ヘッドにインクを吐出させる吐出処理、及び所定の改行幅だけ上記搬送部に用紙を搬送させる搬送処理を交互に繰り返す記録処理とを実行する。そして、上記制御部は、上記記録処理において、上記信号レベル差が閾値以上であることに応じて、第1条件で上記記録ヘッド及び上記搬送部を動作させ、上記信号レベル差が閾値未満であることに応じて、上記第1条件と異なる第2条件で上記記録ヘッド及び上記搬送部を動作させる。
上記搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、受光した反射光の光量に応じた第1検知信号を出力する反射型の第1センサと、上記記録ヘッド及び上記第1センサを搭載し、上記搬送向きと交差する主走査方向に移動するキャリッジと、上記主走査方向における上記キャリッジの位置に応じた第2検知信号を出力する第2センサと、上記記録ヘッドと対面する用紙の形状を、上記記録ヘッドに近づく向きに突出する山頂位置及び上記記録ヘッドから遠ざかる向きに突出する谷底位置が上記主走査方向に交互に複数配列された波形状に成形する波形形成機構と、上記第1センサが用紙の上記山頂位置と対面すると想定される複数の想定山頂位置における上記第2検知信号を示す情報、及び上記第1センサが用紙の上記谷底位置と対面すると想定される複数の想定谷底位置における上記第2検知信号を示す情報が記憶された記憶部とを備えるインクジェット記録装置によって用紙に画像を記録する方法である。該インクジェット記録方法は、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させる過程において、上記想定山頂位置を含む山頂区間の上記第1検知信号と、上記想定谷底位置を含む谷底区間の上記第1検知信号との差である信号レベル差を算出する算出ステップと、上記キャリッジを上記主走査方向に移動する過程で上記記録ヘッドにインクを吐出させる吐出ステップ、及び所定の改行幅だけ上記搬送部に用紙を搬送させる搬送ステップを交互に繰り返す記録ステップとを含む。そして、該インクジェット記録方法は、上記記録ステップにおいて、上記信号レベル差が閾値以上であることに応じて、第1条件で上記記録ヘッド及び上記搬送部を動作させ、上記信号レベル差が閾値未満であることに応じて、上記第1条件と異なる第2条件で上記記録ヘッド及び上記搬送部を動作させる。
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42と、当接部材80とを備えている。複合機10は、インクジェット記録装置の一例である。また、給送部15、搬送ローラ部54、及び排出ローラ部55は、搬送部の一例である。
給送トレイ20は、プリンタ部11の正面に形成された開口13(図1参照)を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20には、給送部15によって搬送路65に給送される複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、正面に形成された開口13を通じて排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。
給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ102(図5参照)の逆転駆動によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向き(すなわち、正転)に回転する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
搬送路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、搬送路65は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24を経て排出トレイ21に至る経路である。なお、搬送路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータ102の正転駆動によって正転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
プリンタ部11は、図2に示されるように、搬送ローラ部54より搬送向き16の上流側に、レジストセンサ120を備える。レジストセンサ120は、用紙12が当該レジストセンサ120の設置位置に存在することを検知するためのセンサである。レジストセンサ120は、用紙12が設置位置に存在していることに応じて、検知信号であるローレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値未満の信号」)を後述する制御部130に出力する。一方、レジストセンサ120は、用紙12が設置位置に存在していないことに応じて、検知信号であるハイレベル信号(つまり、「信号レベルが閾値以上の信号」)を制御部130に出力する。
また、プリンタ部11は、図5に示されるように、搬送ローラ60の回転(換言すれば、搬送モータ102の回転駆動)に応じてパルス信号を発生させる公知のロータリエンコーダ121を備える。ロータリエンコーダ121は、エンコーダディスクと、光学センサとを備える。エンコーダディスクは、搬送ローラ60の回転と共に回転する。光学センサは、回転するエンコーダディスクを読み取ってパルス信号を生成し、生成したパルス信号を制御部130に出力する。
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39と、エンコーダセンサ38Aと、メディアセンサ122とを備えている。また、キャリッジ23からは、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
プラテン42は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されている。プラテン42の上面には、図4に示されるように、上方に突出し且つ前後方向8へ延出された複数の支持リブ52が形成されている。複数の支持リブ52は、左右方向9において、相互に所定の間隔を空けて配置されている。用紙12は、プラテン42によって、詳細にはプラテン42の上面に形成された複数の支持リブ52によって支持される。また、本実施形態におけるプラテン42の光反射率は、用紙12より低く設定されている。
当接部材80は、図2に示されるように、搬送路65における記録ヘッド39よりも搬送向き16の上流側に設けられている。当接部材80は、図4に示されるように、左右方向9に離間した複数箇所に設けられている。当接部材80の下面とプラテン42との間の間隔は、記録ヘッド39の下面とプラテン42との間の間隔より狭い。また、各当接部材80の下面には、下方に向かって突出する当接リブ85が設けられている。当接リブ85は、プラテン42に支持された用紙12の上面に当接する。これにより、用紙12は、当接部材80によって下側(つまりプラテン42)へ向けて押さえられる。搬送向き16における当接リブ85の位置は、図2に示される波形形成位置Bに対応する。
メディアセンサ122は、図2に示されるように、キャリッジ23の下部に搭載されている。メディアセンサ122は、受光した反射光の光量に応じた検知信号を出力する反射型のセンサである。メディアセンサ122は第1センサの一例であり、メディアセンサ122から出力される検知信号は第1検知信号の一例である。
さらに、プリンタ部11は、図5に示されるように、給送トレイ20の着脱状態に応じた信号を出力するトレイセンサ123を備える。具体的には、トレイセンサ123は、給送トレイ20がプリンタ部11に装着されている状態(以下、「装着状態」と表記する。)において、装着信号を制御部130に出力する。一方、トレイセンサ123は、給送トレイ20がプリンタ部11から抜去された状態(以下、「非装着状態」と表記する。)において、非装着信号を制御部130に出力する。トレイセンサ123の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、機械式のセンサであってもよいし、光学式のセンサであってもよい。
表示部14は、ユーザに報知すべき情報をメッセージ或いはアニメーションとして表示する表示画面を備える。表示部14の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
操作部17は、複合機10に対する指示の入力をユーザから受け付ける入力インタフェースである。操作部17の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、表示部14の表示画面に重畳されたタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部14がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。そして、操作部17は、表示部14に表示された選択肢(例えば、ボタン等)のうち、タップ位置に表示された選択肢の選択を検知してもよい。また、操作部17は、複数の押しボタンを有していてもよい。
制御部130は、図5に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
図7〜図11を参照して、複合機10による画像記録処理を説明する。この画像記録処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。図7に示される画像記録処理は、複合機10に記録指示が入力されたことに応じて開始される。記録指示は、画像データで示される画像を用紙12に記録する処理を複合機10に実行させるための指示である。記録指示の取得先は特に限定されないが、例えば、複合機10に設けられた操作部17を通じて取得してもよいし、外部装置から通信ネットワークを通じて取得してもよい。
本実施形態によれば、信号レベル差と閾値との比較によって、縦目搬送された用紙12に適した第1条件と、横目搬送された用紙12に適した第2条件とを切り替えて記録処理を実行することができる。その結果、用紙を構成する繊維の方向に起因する画像記録品質の低下を抑制することができる。なお、信号レベル差が閾値以上である場合とは、用紙12が縦目搬送されたことを示す。一方、信号レベル差が閾値未満である場合とは、用紙12が横目搬送されたことを示す。
次に、図12を参照して、複合機10の他の用途である用紙判別装置について説明する。なお、用紙判別装置の具体的な構成は、図1〜図5に示される複合機10と概ね共通する。しかしながら、用紙12が縦目紙であるか横目紙であるかを判別する機能を実現するために、必ずしも記録ヘッド39等の用紙12に画像を記録するための構成要素は必要ではない。また、図12に示される用紙判別処理において、図7及び図8に示される処理との共通点の詳しい説明は省略し、相違点を中心に説明する。
15・・・給送部
23・・・キャリッジ
39・・・記録ヘッド
54・・・搬送ローラ部
55・・・排出ローラ部
122・・・メディアセンサ
123・・・トレイセンサ
130・・・制御部
134・・・EEPROM
Claims (6)
- 用紙を搬送向きに搬送する搬送部と、
上記搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、
受光した反射光の光量に応じた第1検知信号を出力する反射型の第1センサと、
上記記録ヘッド及び上記第1センサを搭載し、上記搬送向きと交差する主走査方向に移動するキャリッジと、
上記主走査方向における上記キャリッジの位置に応じた第2検知信号を出力する第2センサと、
上記搬送向きにおいて上記記録ヘッドよりも上流側に位置し、上記搬送部に搬送される用紙の上面と対向する押圧部材と、
上記搬送部に搬送される用紙の下面と対向する支持リブと、
記憶部と、
制御部と、を備えており、
上記搬送部に搬送される用紙は、上記記録ヘッドと対向する部分が、上記押圧部材と上記支持リブにより、上記記録ヘッドに近づく向きに突出する山頂部分と上記記録ヘッドから遠ざかる向きに突出する谷底部分が上記主走査方向に並ぶ形状に変形させられ、
上記記憶部は、用紙の上記山頂部分と上記第1センサとが対向すると想定される想定山頂位置における上記第2検知信号を示す情報と、用紙の上記谷底部分と上記第1センサとが対向すると想定される想定谷底位置における上記第2検知信号を示す情報とを記憶し、
上記制御部は、
最初にインクが吐出される用紙の所定領域が上記記録ヘッドに対向する位置まで、上記搬送部により搬送させ、
その後、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ、上記想定山頂位置を含む山頂部分で受光した反射光の光量に応じた上記第1検知信号と、上記想定谷底位置を含む谷底部分で受光した反射光の光量に応じた上記第1検知信号との差である信号レベル差を算出し、
上記信号レベル差が閾値以上である場合には、上記搬送部に搬送させた上記用紙の上記山頂部分に着弾させるインクを、第1山頂吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させるとともに、上記谷底部分に着弾させるインクを、第1谷底吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させ、さらに、第1所定量だけ上記搬送部にその用紙を搬送させ、
上記信号レベル差が上記閾値未満である場合には、上記搬送部に搬送させた上記用紙の上記山頂部分に着弾させるインクを、上記第1山頂吐出タイミングよりも早い第2山頂吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させるとともに、上記谷底部分に着弾させるインクを、上記第1谷底吐出タイミングよりも遅い第2谷底吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させ、さらに、上記第1所定量より大きい第2所定量で上記搬送部にその用紙を搬送させるインクジェット記録装置。
- 上記押圧部材と上記支持リブは、それぞれ複数設けられ、複数の上記押圧部材と複数の上記支持リブが上記主走査方向に交互に並んでおり、
上記搬送部に搬送される用紙は、上記山頂部分と上記谷底部分をそれぞれ複数有し、上記複数の山頂部分と上記複数の谷底部分が上記主走査方向に交互に並ぶように、上記押圧部材と上記支持リブにより変形させられ、
上記制御部は、
用紙の上記所定領域が上記記録ヘッドに対向する位置まで、上記搬送部により用紙を搬送させた後、
上記キャリッジを上記主走査方向に移動させて、上記複数の山頂部分の上記第1検知信号と、上記複数の谷底部分の上記第1検知信号とを取得して記憶し、
上記主走査方向における用紙の端部位置を取得し、
その後、記憶した上記複数の第1検知信号のうち、上記端部位置に隣接する上記山頂部分の第1検知信号と、上記端部位置に隣接する上記谷底部分の第1検知信号を削除し、
残った上記山頂部分の第1検知信号と上記谷底部分の第1検知信号との差を、上記信号レベル差として算出する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 上記制御部は、
上記残った山頂部分の第1検知信号の平均値、最大値、最小値、若しくは中央値を山頂代表値とし、上記残った谷底部分の第1検知信号の平均値、最大値、最小値、若しくは中央値を谷底代表値として算出し、
上記山頂代表値から上記谷底代表値を減じて、上記山頂部分の第1検知信号と上記谷底部分の第1検知信号の信号レベル差を算出する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 上記制御部は、
用紙の上記搬送向きの上流側の端部である後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第1所定量を、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第1所定量より大きくし、
上記後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第2所定量を、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第2所定量よりも大きくする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 上記制御部は、
用紙の上記搬送向きの上流側の端部である後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第1山頂吐出タイミングを、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第1山頂吐出タイミングより早くし、
上記後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第2山頂吐出タイミングを、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第2山頂吐出タイミングよりも早くし、
上記後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第1谷底吐出タイミングを、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第1谷底吐出タイミングより遅くし、
上記後端位置が上記押圧部材を通過した後における上記第2谷底吐出タイミングを、上記後端位置が上記押圧部材を通過する前における上記第2谷底吐出タイミングより遅くする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 用紙を搬送向きに搬送する搬送部と、上記搬送部によって搬送された用紙にインクを吐出する記録ヘッドと、受光した反射光の光量に応じた第1検知信号を出力する反射型の第1センサと、上記記録ヘッド及び上記第1センサを搭載し、上記搬送向きと交差する主走査方向に移動するキャリッジと、上記主走査方向における上記キャリッジの位置に応じた第2検知信号を出力する第2センサと、上記搬送向きにおいて上記記録ヘッドよりも上流側に位置し、上記搬送部に搬送される用紙の上面と対向する押圧部材と、上記搬送部に搬送される用紙の下面と対向する支持リブと、記憶部と、を備え、
上記搬送部に搬送される用紙は、上記記録ヘッドと対向する部分が、上記押圧部材と上記支持リブにより、上記記録ヘッドに近づく向きに突出する山頂部分と上記記録ヘッドから遠ざかる向きに突出する谷底部分が上記主走査方向に並ぶ形状に変形させられ、
上記記憶部は、上記山頂部分と上記第1センサとが対向すると想定される想定山頂位置における上記第2検知信号を示す情報と、上記谷底部分と上記第1センサとが対向すると想定される想定谷底位置における上記第2検知信号を示す情報とを記憶するインクジェット記録装置によって用紙に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
該インクジェット記録方法は、
最初にインクが吐出される用紙の所定領域が上記記録ヘッドに対向する位置まで、上記搬送部により搬送させ、
その後、上記キャリッジを上記主走査方向に移動させ、上記想定山頂位置を含む山頂部分で受光した反射光の光量に応じた上記第1検知信号と、上記想定谷底位置を含む谷底部分で受光した反射光の光量に応じた上記第1検知信号との差である信号レベル差を算出し、
上記信号レベル差が閾値以上である場合には、上記搬送部に搬送させた上記用紙の上記山頂部分に着弾させるインクを、第1山頂吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させるとともに、上記谷底部分に着弾させるインクを、第1谷底吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させ、さらに、第1所定量だけ上記搬送部にその用紙を搬送し、
上記信号レベル差が上記閾値未満である場合には、上記搬送部に搬送させた上記用紙の上記山頂部分に着弾させるインクを、上記第1山頂吐出タイミングよりも早い第2山頂吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させるとともに、上記谷底部分に着弾させるインクを、上記第1谷底吐出タイミングよりも遅い第2谷底吐出タイミングで上記記録ヘッドに吐出させ、さらに、上記第1所定量より大きい第2所定量で上記搬送部にその用紙を搬送するインクジェット記録方法。
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