JP2015107832A - 容器及び食品分離シート材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主食類と調味液とを分離した状態で収容する容器であって、容器本体と上記主食類及び上記調味液を分離する食品分離シート材とを具備し、上記食品分離シート材は、
上記容器本体に上記食品分離シート材を熱接着させるための接着性可食薄膜層と、可食性の水易溶性薄膜層と、可食性の水難溶性薄膜層とを、上記接着性可食薄膜層が最外層となるように積層してなり、上記主食類と上記調味液との中間に介在されて、該調味液中の水分では溶解しないが、加熱すると溶解する容器と、その食品分離シート材。
【選択図】図4
Description
さらに詳しくは、加熱後除去する必要がなく、食べるまでの工程が簡易であり、手が汚れ、周囲に食材を飛ばしてしまう等の問題がなく、ごみが少なく、エコな食品分離シート材をセットした容器及び食品分離シート材に関するものである。
このため、弁当など複数の食材からなる食品の製造分野においては、食材を分離するための種々技術が提案されている。
また、たとえば、特許文献2(特開2000−007055)には、複数の内容物を一緒にする必要のある調理済あるいは半調理済等の食品を食べる直前まで完全に密封できると共に、電子レンジにより加熱調理でき、食べる時には容易に複数の内容物を一緒にすることができる包装体として、蓋体と容器本体とを熱接着部で剥離可能に熱接着して密封した密封容器を、蓋体側同士を重ね合わせると共に重ね合わせた2つの密封容器を合成樹脂製フィルムで一体的に拘持し、前記2つの密封容器の蓋体の外縁の対向する位置からそれぞれ前記外縁に連接して開封片が設けられ、前記開封片をそれぞれの外縁で折り返し、さらに、前記開封片の先端を重ね合わせた状態で前記2つの密封容器の外に出すと共に前記開封片の先端と対応する前記合成樹脂製フィルムの位置に前記開封片の先端を取り出すための開封用切目が形成されている包装体が提案されている。
また、たとえば、特許文献3(特開2004−250013)には、液体を長期間にわたって一定以上の品質に保つ一方で、液体の加熱に基いて液体の自動的な流出を可能とする包装袋として、延伸ベースフィルム層およびシーラント層を具える積層フィルムよりなるものであり、底面の被包装物の充填スペース2と対応する部分の延伸ベースフィルム層に、その充填スペースの全長にわたって延びる一本の直線状の破袋誘導溝を設けてなる包装袋が提案されている。
したがって、本発明の目的は、加熱後除去する必要がなく、食べるまでの工程が簡易であり、手が汚れ、周囲に食材を飛ばしてしまう等の問題がなく、ごみが少なく、エコな容器及び食品分離シート材を提供することにある。
すなわち、本発明は以下の各発明を提供するものである。
1.固形食品と液状食品とを分離するための食品分離シート材であって、
可食性の水易溶性薄膜層と、
上記水易溶性薄膜層に積層された、可食性であり、水難溶性であり且つ熱溶融性の水難溶性薄膜層とからなり、
上記固形食品や上記液状食品の水分では溶解しないが、加熱すると溶解する
食品分離シート材。
2.上記水易溶性薄膜層の形成材料が、でんぷん又はゼラチンである1記載の食品分離シート材。
3.上記水易溶性薄膜層の形成材料がゼラチンとグリセリンとの混合物である1又は2に記載の食品分離シート材。
4.上記水難溶性薄膜層の形成材料が、シェラックである1〜3のいずれかに記載の食品分離シート材。
5.さらに、可食性であり且つ熱接着性を有する接着性可食薄膜層を最外層として有する1〜4のいずれかに記載の食品分離シート。
6.1〜4のいずれかに記載の食品分離シート材を用いて固形食品と液状又はゲル状調味食品とを分離してなる食品であって、
上記液状又はゲル状調味食品を上記食品分離シート材からなる袋中に密封してなる液体封止体を、上記固形食品中に埋設するか、又は上記固形食品に隣設してなる食品。
7.上記食品がおにぎりである6記載の食品。
8.主食類と液状又はゲル状調味食品とを分離した状態で収容する容器であって、
容器本体と上記主食類及び液状又はゲル状調味食品を分離する食品分離シート材とを具備し、
上記食品分離シート材は、5記載の食品分離シート材であり、
上記主食類と上記液状又はゲル状調味食品との中間に介在されて、該液状又はゲル状調味食品中の水分では溶解しないが、加熱すると溶解することを特徴とする容器。
9.上記主食類が、ごはん類、麺類、パスタ類であり、上記液状又はゲル状調味食品が、麺スープ類、ソース類、カレー類、惣菜類である8記載の容器。
10.上記水易溶性薄膜層の膜厚が、10〜500μmである8または9記載の容器。
11.上記水難溶性薄膜層の膜厚が、1〜50μmである8〜10のいずれかに記載の容器。
12.上記接着性可食薄膜層の膜厚が、5〜50μmである8〜11のいずれかに記載の容器。
13.上記食品分離シート材は、加熱溶解する条件が、液状調味食品の場合は550wの電子レンジで3分以上、ゼリー状調味食品の場合は4分以上の加熱である8〜12のいずれかに記載の容器。
14.上記水難溶性薄膜層が上記水易溶性薄膜層の両面側に設けられている8〜13のいずれかに記載の容器。
<全体構成>
本発明の容器及び食品分離シート材の一実施形態の例(第1実施形態)を、図1〜3を参照して説明する。
本実施形態の容器1は、主食類30と調味液40とを分離した状態で収容する容器であって、容器本体50と上記主食類及び上記調味液を分離する食品分離シート材100とを具備する。
本実施形態においては、容器本体50はカップ状であり、その内側に脱着可能な内装容器51を備えている。
内装容器51は、上面と底面が開口しており、底面にドーナツ型形状の凸部51aを備え、その側面部分の形状が容器本体50における上端から1/3下方部分と一回り小さい同一形状になっており、容器本体50の内側の上端から1/3下方部分に装着されている。
本実施形態における食品分離シート材100は、可食性の水易溶性薄膜層10と可食性の水難溶性薄膜層20とを積層してなる。また、本実施形態の食品分離シート材100は、容器本体50の内装容器51の凸部51a上に載置されている。食品分離シート材100の下方に主食類としてのごはんが、上方に調味液としてのカレーソースが設置されている(図4参照)。
食品分離シート材100は、図2及び3に示すように、容器本体50の内装容器51に食品分離シート材100を熱接着させるための接着性可食薄膜層10aと、可食性の水易溶性薄膜層10と、可食性の水難溶性薄膜層20とを、接着性可食薄膜層10aが最外層となるように積層してなる。本実施形態においては、水易溶性薄膜層10を接着性可食薄膜層10aと水難溶性薄膜層20とで挟むように積層されている。
そして、本実施形態の容器において食品分離シート材100は、主食類と調味液との中間に介在されて、主食類30や調味液40中の水分では溶解しないが、加熱すると溶解するようになされている。この点については後述する。
本発明の食品分離シート材100の形状や大きさは、用途に応じて任意であり、例えば、円盤状、楕円形状、四角形状、長方形状、六角形状、袋状、カップ状などの形状を用いることができる。
次に、各部材について説明する。
本実施形態の食品分離シート材100を構成する水易溶性薄膜層10はシート状であり、水易溶性薄膜層10の形状や大きさは、上述の食品分離シート材100の形状等に応じて任意であり、特に制限されない。
水易溶性薄膜層10は、水に対する溶解性が高い可食フィルムにより形成された層であり、水に対する溶解性が下記測定法により測定した場合に10〜120秒であるのが好ましく、30秒〜1分であるのがさらに好ましい。
〔水に対する溶解性の測定法〕
特許5009903に記載の溶解性試験に準じて測定することができる。具体的には、水に対する溶解性の測定は、日本工業規格(JIS規格)R3503に規定する10mLビーカーの開口部に、測定対象のシートを載せ、該シートで上記ビーカー開口部を覆うように輪ゴムで固定した後、該シートの中央部に日本工業規格(JIS規格)B7609に規定する1g分銅を載せ、該1g分銅により窪んだシート部分に25℃の精製水50μLを添加したときに、該シートが破れて上記1g分銅が上記10mLビーカー内に落下するまでの時間を測定することにより行った。
水易溶性薄膜層10の形成材料としては、以下の形成材料を用いることができ、使用に際しては単独または混合物として用いることができる。
ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、デンプン、キサンタンガム、カラヤガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、酢酸フタル酸セルロース(別名:セルロースアセテートフタレート、CAP)、カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシビニルポリマー(商品名:カーボポール、BFグッドリッチ社製)、トラガント、アラビアゴム、ローカストビーンガム、グアーガム、デキストリン、デキストラン、アミロース、カルボキシメチルセルロースカリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、プルラン、キトサン、カルボキシメチルスターチナトリウム、プランタゴ種皮、ガラクトマンナン、オイドラギット、カゼイン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アルキルエステル、ゼラチン、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、水不溶性メタクリル酸共重合体、メタクリル酸エチル・メタクリル酸塩化トリメチルアンモニウムエチル共重合体、メタクリル酸ジメチルアミノエチル・メタクリル酸メチル共重合体、アクリル酸、メタクリル酸メチル共重合体、ポリエチレングリコール等。
中でもでんぷんが食物性のありふれた食品としてイメージの観点から特に好ましく用いられる。なお、水易溶性薄膜10と後述する接着性可食薄膜10aとはゼラチン一層などで形成することもできるが、ゼラチンが大量に使用されていると消費者のイメージが悪くなる場合もあるため、本実施形態においては、水易溶性薄膜10はでんぷん、カップの樹脂への接着層(接着性可食薄膜層)としてはゼラチンが用いられている。
上記添加剤としては、薄膜層に柔軟性を付与するための可塑剤を挙げることができ、具体的には、グリセリン、ソルビトール、ポリグリセリン等を挙げることができ、使用に際してはそれぞれ単独または2種以上混合して用いることができる。また、市販品を用いることもできる。
上記可塑剤の使用量は、上記水溶性基剤100重量部に対して2〜20重量部とするのが好ましく、5〜10重量部とするのがさらに好ましい。
水易溶性薄膜層10の膜厚は、特に制限されないが、熱溶解性、強度、イメージなどの観点から、10〜500μmであるのが好ましい。なお、本実施形態における膜厚は30μmである。
本実施形態の食品分離シート材100を構成する水難溶性薄膜層20はシート状である。
なお、積層の態様は特に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
水難溶性薄膜層20の形状や大きさは、上述の食品分離シート材100の形状等に応じて任意であり、特に制限されない。
水難溶性薄膜層20の水に対する溶解性が低い可食フィルムにより形成された層であるがあまりに厚いと高価になり加熱後の溶解が困難になるため、水に対する溶解性が上記測定法により測定した場合に48〜200時間であるのが好ましく、72〜144時間がさらに好ましい。また水に対する溶解性がほとんどないような可食材料であれば本発明においては用いることができる。
このような水難溶性薄膜層を積層することにより、水分を含んだ食材に接触しても、シートを破損することなく長時間保持することができる。
使用時においては、図2Aに示すように、水難溶性薄膜層20は調味液40側を向くように設置されているのが好ましい。食品分離シートの上面に食品及び調味液類下面にも食品及び調味液類が有る場合(例えば上面に生麺、下面に液状スープ)は図2のB及びCの構成の食品分離シートを使用するのが好ましい。
水難溶性薄膜層20の形成材料としては、以下の形成材料を用いることができ、使用に際しては単独または混合物として用いることができる。
シェラック(セラック)、松脂(ロジン)、ダンマルまたはダンマー(英:Dammar gum)、マスチック(英:Mastic)、コーパル(英:Copal)、琥珀、バルサム、チクル、エレミ、シナバル、カウリ(英:Kauri gum)、アカシア樹脂、乳香(オリバナム、フランクインセンス)、没薬(ミルラ)、蘇合香(スチラックス)、安息香(ベンゾイン)、ペルーバルサム、オポパナックス、ガルバナム、ラブダナム(シスト)、サンダラック、麒麟血等。
中でも、耐水性、熱溶解性、強度、可食性、安全性などの観点から、シェラックが好ましく用いられる。なお、本実施形態における形成材料はシェラックである。
また、水難溶性薄膜層20においても上述の水易溶性薄膜層10と同様に可塑剤やその他の添加剤を添加してもよい。
水難溶性薄膜層20の膜厚は、特に制限されないが、耐水性、熱溶解性、強度、価格などの観点から、1〜50μmであるのが好ましい。なお、本実施形態における膜厚は5μmである。
本実施形態の食品分離シート材100を構成する接着性可食薄膜層10aはシート状である。
接着性可食薄膜層10aの形状や大きさは、上述の食品分離シート材100の形状等に応じて任意であり、特に制限されない。
接着性可食薄膜層10aの水に対する溶解性は、上記測定法により測定した場合に0.5〜5分であるのが好ましく、0.5〜2分であるのがさらに好ましい。
このような接着性可食薄膜層10aを含有することにより、容器内面に食品分離シート材100が密着し、調味液が主食類側に浸み出すことなく、良好に主食類と調味液とを分離することができる。このため、使用時においては、図3に示すように、接着性可食薄膜層10aは容器1と内装容器外輪51の間に挟んだ場合に接着固定できるように設置されている。内装容器外輪と内装容器内輪の間に挟んだ場合も接着固定できる。
接着性可食薄膜層10aの形成材料としては、以下の形成材料を用いることができ、使用に際しては単独または混合物として用いることができる。
ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン、カゼインナトリウム、大豆タンパク等。
中でも、接着性、可食性、安全性、価格などの観点から、ゼラチンが好ましく用いられる。なお、本実施形態における形成材料はゼラチンである。
また、接着性可食薄膜層10aの形成材料は、上述した形成材料を混合してなる混合物や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の他の構成成分を含んでもよい。
接着性可食薄膜層10aの膜厚は、特に制限されないが、接着力、強度、価格などの観点から、5〜50μmであるのが好ましい。なお、本実施形態における膜厚は20μmである。
本実施形態の食品分離シート材100は、水分では難溶解性であるが、加熱することにより溶解する。
加熱して溶解する温度が60℃以上、さらには80℃〜150℃であるのが好ましい。
加熱溶解する条件が、液状調味食品の分離に用いた場合550wの電子レンジで3分以上の加熱であるのが好ましく、4分以上であるのがさらに好ましい。また、ゲル状調味食品の場合には4分以上が好ましく、5分以上であるのがさらに好ましい。この範囲であると実際に主食類及び調味液を分離して使用する際に2分以上65分以下の加熱でシート材が溶解し且つ主食類及び調味液も適温に加熱された状態となり、好適に食することができる。また、この範囲であると、食品分離作業時や保存時に溶解せず食品分離を確実に行うことができ、且つ、簡便に溶解させることができる。
ここで加熱して溶解するとは、以下の試験を行い、溶解していると確認できた場合を意味する。
〔加熱時の溶解性試験〕
電子レンジ(SHARP社製、商品名「電子レンジRE−27」)のテーブルの中央に食品分離シート材を載置し、550wで6分間加熱しつつ、5秒ごとに内部の食品分離シート材の状態を観察し、シート材が液体状に溶解したことを確認した際の時間を記録し、これを加熱溶解する条件とした。
本発明の食品分離シート材100を用いることができる主食類30は、特に限定されないが、白米等のごはん類、うどん、そば、ラーメン、スパゲッティ等の麺類、マカロニ、ラザニア等のパスタ類等を好ましく挙げることができる。
本発明の食品分離シート材100を用いることができる調味液40は、特に限定されないが、液状又はゲル状の調味食品を挙げることができる。また、「ゲル状」とは、ジェル状、ゼリー状、グミ状、ムース状、プリン状等の形態を意味する。具体的には、カレーソース、トマトソース、麺つゆ、各種スープ類等あるいは中華丼の具、牛丼の具、マーボ豆腐、肉じゃが等の惣菜類であるのが好ましい。なお、上記調味液やソース類は具を含むものでもよく、図4及び5においては具材を含むものを例示している。
また、本発明の食品分離シート材には上述の各層以外に適宜適当な層や部材を設けてもよい。例えば辛子層、唐辛子層、海苔層、生姜層等が挙げられる。
本発明の食品分離シート材100は、通常の積層タイプの可食フィルム(たとえば特開2000−041591号公報に記載の手法)と同様にして製造することができる。
本発明の容器1は、図4に示すように、食品分離シート材100で区分された部分のうち下段に主食類を収容し、上段に調味液類を収容して、使用することができる。この際、食品分離シート100の接着性可食薄膜層10aは容器50と内層容器51の間に接触して接着されており、水難溶性薄膜層20が調味液側を向いて設置されている。このように構成することで、食べるまでに全く手間をかける必要がなく、食べる際に電子レンジで所定時間加熱処理を行うだけで主食に調味液を混入させて食することができる。また、カップを2:2に分割して食品分離シート材を主食類の上へ直接乗せたりすることもできる。
また、本発明の容器1は、図5に示すような態様で使用することもできる。すなわち、容器1の蓋体上に、本発明の食品分離シート材100で調味液としての各種調味料を包装した調味料包装体70を設置し、必要に応じて飲食時に調味液中に調味料包装体を投入して味の調製を可能とした形態とすることもできる。
このように、本発明の食品分離シート材100の使用形態は、主食類30と調味液40とを分離していれば、特に制限されず、用途に応じて任意であり、例えば、袋状に形成し内部に調味液、薬味、食材を格納するなどできる。
<全体構成>
本実施形態においては、図6に示すように容器本体50はカップ状であり、図9に示すように、その内側に脱着可能な内装容器51と52を備えている。
内装容器51と52は、それぞれ厚みを有するリング形状で、上面と底面とに円形の開口が形成されている。内装容器52よりも内装容器51の厚みが大きく設定されている。これらの内装容器51,52は両者で食品分離シート材100の周縁部分を挟持して容器に装着するようになされている。
そして、容器1内部においてはこの内装容器51,52をはめ込むことができるように容器1の上部と下部にそれぞれリング形状あるいは突起形状の凸部51aと51bが設けられている。凸部51a,51bは、容器の内側に両者一対で8か所に設けられており、の側面部分の形状は容器1における部分と一回り小さい同一形状になっており、容器本体50の内側の部分に装着される、食品分離シート材100を挟んだ内装容器51,52を上下に移動できないように保持する構造となっている。
本実施形態における食品分離シート材100は、可食性の水易溶性薄膜層10と可食性の水難溶性薄膜層20とを積層してなり、本発明においては本実施形態に制限されず上述の実施形態においてもあてはまることであるが、図7に示すように、水易溶性薄膜層10と水難溶性薄膜層20とを1層ずつ積層してなる構成(図7A)、水易溶性薄膜層10の両側に水難溶性薄膜層20を1層ずつ積層してなる構成(図7B)、水易溶性薄膜層10の両側に水難溶性薄膜層20を1層ずつ積層してなり、さらにその両面に接着性可食薄膜層10aが積層されてなる構成(図7C)とすることができる。
また、本実施形態の食品分離シート材100は、容器本体50の内装容器51と52が食品分離シートを挟み上下の凸部51a、51bの間に固定され載置されている。食品分離シート材100の下方に主食類としてのごはん30が、上方に調味液としてのカレーソース40が設置されている(図9参照)。
内装容器51と52とで挟んだ食品分離シート材100を凸部51aと52bの間に固定して上下の動きを固定する。または容器を成形する時に容器に凹部55(図8参照)を形成して、凹部に51と52を嵌め込むこともできる。
食品分離シート材100は、図8及び図9に示すように、容器本体50の内装容器51と52に挟んで固定する。食品分離シート材100を熱接着させるための接着性可食薄膜層10aと、可食性の水易溶性薄膜層10と、可食性の水難溶性薄膜層20とを、接着性可食薄膜層10aが最外層となるように積層してなる。それを51と52の間に挟んで固定し、51aと51bの間に51と52を嵌め込んで上下に動かないようにする。本実施形態においては、水易溶性薄膜層10を接着性可食薄膜層10aと水難溶性薄膜層20で挟むように積層されたものと、10に20を積層して20の上に10aを積層する二種類の食品分離シート材を必要とする。
そして、本実施形態の容器において食品分離シート材100は、主食類と調味液との中間に介在されて、主食類30や調味液40中の水分では溶解しないが、加熱すると溶解するようになされている。この点については後述する。
例えば、本明細書においてシート材とは、シート状の部材により構成されたものをいい、形状はシート状のものに限定されない。
上述の実施形態は、容器本体50の内層容器51に本発明の食品分離シート材100を接着させる構成であるが、本発明はこれに特に限定されず、例えば、容器本体に凹部を設けるなどして容器本体に直接内装容器外輪51、内装容器内輪52を凹部に嵌め込んで固定したり、上下凸部51a、52bの間に挟んで固定して食品分離シート材を設置する構成にしてもよい。
また、本発明の容器及び食品分離シート材の使用方法や加熱方法は特に制限されず、例えば、本発明の食品分離シート材を消石灰と水を混合して加熱する容器(商品名:ナルホット(登録商標)、双日プラネット株式会社製)などの発熱機能を有する容器に食品分離シート材を備えて使用することもできる。
また、上記接着性可食薄膜層は、少なくとも最外層の一部を構成していればよく、例えば、上記食品分離シート材の底部に部分的に設けたり、接着性可食薄膜層のみを水易溶性薄膜層や水難溶性薄膜層とは別にテープ状などに製造して容器本体に接着した後に、水易溶性薄膜層や水難溶性薄膜層と積層するなどしてもよい。
また、食品分離シート材の配置位置も上述の例に制限されることなく、容器の最上部に配置したり、最下部に配置することも可能である。
〔実施例1〜6〕食品分離シート材の耐水性及び耐熱性試験
(食品分離シート材の製造)
水難溶性薄膜層の形成材料として表1に示す材料を表1に示す塗工量で用いて水難溶性薄膜層を形成し、水易溶性薄膜層の形成材料として表1に示す材料を表1に示す膜厚となるように塗工して水易溶性薄膜層を形成し、さらに接着性可食薄膜層としてゼラチンを用い、上記水難溶性薄膜層と上記水易溶性薄膜層と接着性可食薄膜層との3層で構成される本発明の食品分離シート材を製造した。
なお、製造に際しては、各層にはそれぞれ可塑剤としてオレイン酸などを必要に応じて添加し、塗工用の混合物を得、得られた混合物を、コーターを用いて基材シート(ポリエステルテレフタレートフィルム)上に塗布し、乾燥させた後剥離させて食品分離シートを得た。
得られた6種類の食品分離シートを用いて図9に示す主食類としてのごはんと調味液としてのカレーソースが収容された6種類の容器を作成した。
耐水性試験は、以下のように行った。
本発明の食品分離シート材(100×100mm)を、水難溶性薄膜層を上にして200mlガラス瓶の上にのせ、さらに食品分離シート材の上に水を3g載せ、水を載せた時点から72時間経過後の食品分離シート材の形態を観察した。なお、耐久性試験は実施例1〜6の食品分離シート材に対し3回行った。
その結果、実施例1〜6のすべての食品分離シート材において、破損は見られなかった。
耐熱性試験は、以下のように行った。
本発明の食品分離シート材(100×100mm)を、水難溶性薄膜層を上にして200mlガラス瓶の上にのせ、さらに食品分離シート材の上に水を3g載せ、この状態で電子レンジ(550W)により加熱処理し、食品分離シート材の形態を観察した。
なお、形態の観察は5秒置きに行った。また、食品分離シート材が破れて水が200mlガラス瓶に滴り落ちた段階までの時間を測定した。その結果を表2に示す。耐久性試験は実施例1〜6の食品分離シート材に対し3回行い、各回の破損までの秒数を測定した。その結果を表2に示す。
その結果、実施例1〜6のすべての食品分離シート材は40秒以内に破損した。
作成した容器はいずれも調味液を収容した状態で7日間20℃の状態に放置しても、食品分離シート材が破損することもなく、良好に主食類と調味液とを分離することができた。
そして、実際の主食類と調味液とを本発明の食品分離シート材で分離した製品は、電子レンジにて550wで3分間加熱することにより食品分離シート材を溶解させて調味液を主食類の上に投入した状態で適温にて食することができた。
Claims (14)
- 固形食品と液状食品とを分離するための食品分離シート材であって、
可食性の水易溶性薄膜層と、
上記水易溶性薄膜層に積層された、可食性であり、水難溶性であり且つ熱溶融性の水難溶性薄膜層とからなり、
上記固形食品や上記液状食品の水分では溶解しないが、加熱すると溶解する
食品分離シート材。
- 上記水易溶性薄膜層の形成材料が、でんぷん又はゼラチンである請求項1記載の食品分離シート材。
- 上記水易溶性薄膜層の形成材料がゼラチンとグリセリンとの混合物である請求項1又は2に記載の食品分離シート材。
- 上記水難溶性薄膜層の形成材料が、シェラックである請求項1〜3のいずれかに記載の食品分離シート材。
- さらに、可食性であり且つ熱接着性を有する接着性可食薄膜層を最外層として有する請求項1〜4のいずれかに記載の食品分離シート。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の食品分離シート材を用いて固形食品と液状及びゼリー又はゲル状調味食品とを分離してなる食品であって、
上記液状及びゼリー又はゲル状調味食品を上記食品分離シート材からなる袋中に密封してなる液体封止体を、上記固形食品中に埋設するか、又は上記固形食品に隣設してなる
食品。
- 上記食品がおにぎりである請求項6記載の食品。
- 主食類と液状及びゼリー又はゲル状調味食品とを分離した状態で収容する容器であって、
容器本体と上記主食類及び液状及びゼリー又はゲル状調味食品を分離する食品分離シート材とを具備し、
上記食品分離シート材は、請求項5記載の食品分離シート材であり、
上記主食類と上記液状及びゼリー又はゲル状調味食品との中間に介在されて、該液状及びゼリー又はゲル状調味食品中の水分では溶解しないが、加熱すると溶解する
ことを特徴とする容器。
- 上記主食類が、ごはん類、麺類、パスタ類であり、上記液状及びゼリー又はゲル状調味食品が、麺スープ類、ソース類、カレー類、惣菜類である請求項8記載の容器。
- 上記水易溶性薄膜層の膜厚が、10〜500μmである請求項8または9記載の容器。
- 上記水難溶性薄膜層の膜厚が、1〜50μmである請求項8〜10のいずれかに記載の容器。
- 上記接着性可食薄膜層の膜厚が、5〜50μmである請求項8〜11のいずれかに記載の容器。
- 上記食品分離シート材は、加熱溶解する条件が、液状調味食品の場合は550wの電子レンジで3分以上、ゼリー状調味食品の場合は4分以上の加熱である請求項8〜12のいずれかに記載の容器。
- 上記水難溶性薄膜層が上記水易溶性薄膜層の上記液状及びゼリー状調味食品あるいは水分を含む食品側を向いても良いように両面側に設けられているに層を形成される請求項8〜13のいずれかに記載の容器。
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