JP2015103853A - 信号供給回路、電子機器および移動体 - Google Patents

信号供給回路、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】外部クロック信号に非定常の状態が生じた場合に切り替え可能な予備用のクロック信号を生成し、出力クロック信号の周波数の精度や安定性を大きく低下させることを回避できる信号供給回路を提供する。
【解決手段】第1周波数信号(予備用のクロック信号150)、第2周波数信号(外部クロック信号110)が供給され、第2周波数信号から第1周波数信号へ出力を切り替え可能な切替部10と、第1、第2周波数信号の位相とを比較した第1の信号(信号CMP)に基づく第1制御信号(信号Vc1)によって第1周波数信号を制御する比較部20と、第2周波数信号の非定常を検出し、第2周波数信号の非定常の有無に応じた第2の信号(非定常検出信号ERR)を生成する非定常検出部30と、第2周波数信号が非定常である場合に、非定常を示す前の第1制御信号に基づく第2制御信号によって第1周波数信号を制御する制御部40と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号供給回路、電子機器および移動体に関する。
クロック信号に基づいて通信データの送受信を行う通信機器等では、通信の安全性を考慮して、現用(通常時用)のクロック信号の代わりに予備用のクロック信号を供給可能な信号供給回路を備えるものがある。例えば、特許文献1の発明は、PLL回路に供給される外部クロック信号(現用のクロック信号に対応)を予備用のクロック信号の位相と一致するように制御しておき、外部クロック信号に非定常の状態が生じた場合、切り替えを行う。
特開平11−195979号公報
ここで、外部クロック信号は通信機器の外部の原子発振器等から供給され得る。そのため、外部クロック信号は一般に周波数の精度が高い。一方、予備用のクロック信号は信号供給回路に内蔵される発振回路によって生成されるため、外部クロック信号と比べて周波数の精度が劣る場合がある。
また、予備用のクロック信号を生成する発振回路は、信号供給回路に内蔵されることからメンテナンスしにくく、エイジング(経年劣化)の影響を受ける。そのため、特許文献1の発明では、予備用のクロック信号の周波数がエイジングの影響で変動すると、外部クロック信号も影響を受けるので、結果として出力クロック信号の周波数安定性に問題が生じる可能性があった。
本発明は、以上の事を鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、外部クロック信号に異常が生じた場合などの非定常の状態が生じた場合に切り替え可能な予備用のクロック信号を生成し、出力クロック信号の周波数の精度や安定性を大きく低下させることを回避できる信号供給回路、電子機器および移動体を提供できる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る信号供給回路は、第1周波数信号と、第2周波数信号とが供給され、前記第2周波数信号に基づく信号を出力する状態から前記第1周波数信号に基づく信号を出力する状態へ切り替え可能な切替部と、前記第1周波数信号の位相と前記第2周波数信号の位相とを比較した第1の信号に基づく第1制御信号によって前記第1周波数信号を制御する比較部と、前記第2周波数信号の非定常を検出し、前記第2周波数信号の非定常の有無に応じた第2の信号を生成する非定常検出部と、前記第2の信号に基づいて前記第2周波数信号が非定常であると判定した場合に、前記第2周波数信号が非定常を示す前の前記第1制御信号に基づく第2制御信号によって前記第1周波数信号を制御する制御部と、を含む。
本適用例に係る信号供給回路は、切替部を含み、第2周波数信号(例えば上記の外部クロック信号)に基づく信号を出力する状態から第1周波数信号(例えば上記の予備用のクロック信号)に基づく信号を出力する状態へ切り替えることができる。そのため、信号供給回路を含むシステムについて、第2周波数信号の非定常に対応した、安全性の高い二重系システムの構築を可能にする。切替部は、制御部からの信号(第2制御信号とは別の信号)によって制御されてもよい。なお、非定常とは、例えば異常を含む安定ではない状態であり、第2周波数信号の異常とは、例えば第2周波数信号の発振停止やパルス抜け等が偶発的、または計画的に起こっている状態であるが、これらに限るものではない。
また、本適用例に係る信号供給回路は、比較部が第1制御信号によって第2周波数信号を基準に第1周波数信号を制御するので、第1周波数信号の周波数の精度や安定性を第2周波数信号のように高めることが可能である。そして、制御部は、非定常検出部からの第2の信号に基づいて第2周波数信号が非定常であると判定した場合に、第2周波数信号が非定常を示す前の第1制御信号に基づく第2制御信号によって第1周波数信号を制御する。つまり、制御部が第2周波数信号に代えて、非定常の前の第2周波数信号と位相が揃った第1周波数信号を出力させるので、本適用例に係る信号供給回路は、第2周波数信号に非定常の状態が生じた後も、周波数の精度や安定性を大きく低下させることはない。なお、第1制御信号および第2制御信号は第1周波数信号を制御する制御信号であり、選択的に用いられる。
[適用例2]
上記適用例に係る信号供給回路において、周波数制御部を備えると共に、前記第1周波数信号を出力する発振部を含み、前記制御部は、前記第2制御信号に基づき前記周波数制御部を制御してもよい。
[適用例3]
上記適用例に係る信号供給回路において、前記周波数制御部は、可変容量を含む周波数可変制御部を含み、前記第2制御信号は、前記周波数可変制御部に供給され、前記可変容量の値を制御してもよい。
[適用例4]
上記適用例に係る信号供給回路において、前記周波数制御部は、温度補償を行う周波数温度補償部を含み、前記第2制御信号は、前記周波数温度補償部に供給され、周波数温度特性を制御してもよい。
本適用例に係る信号供給回路によれば、制御部は、第2制御信号に基づき発振部の周波数制御部を制御することで、非定常を示す前の第2周波数信号と位相が揃った第1周波数信号が切替部から出力されるように制御できる。このとき、周波数制御部は、可変容量を含む周波数可変制御部を含み、第2制御信号が周波数可変制御部に供給されて可変容量の値を制御してもよい。つまり、発振部としてVCXO(voltage-controlled crystal oscillator:電圧制御型発振器)を含んでいてもよい。また、周波数制御部は、温度補償を行う周波数温度補償部を含み、第2制御信号が周波数温度補償部に供給されて周波数温度特性を制御してもよい。つまり、発振部としてVC−TCXO(voltage controlled - temperature compensated crystal oscillator:電圧制御温度補償型発振器)を含んでいてもよい。
[適用例5]
上記適用例に係る信号供給回路において、前記制御部は、温度情報を受け取り、前記温度情報に基づいて前記第1周波数信号の特性を制御してもよい。
本適用例に係る信号供給回路によれば、制御部がさらに温度情報を受け取り、第1周波数信号の特性を制御することで、さらに精度の高い温度補償を行うことが可能になる。ここで、温度情報とは例えば温度センサーからの温度データをADC(analog to digital converter:アナログ−デジタル変換回路)でデジタル化したデータであってもよい。
[適用例6]
上記適用例に係る信号供給回路において、前記非定常検出部は、前記第2周波数信号と前記第1周波数信号との排他的論理和演算に基づいて前記第2周波数信号の非定常を検出してもよい。
本適用例に係る信号供給回路によれば、非定常検出部は、第2周波数信号と第1周波数信号との排他的論理和演算に基づく非定常検出を行うことで信号供給回路の回路規模の増大を抑制することが可能である。第2周波数信号が非定常でない場合(定常の場合)には、第2周波数信号と第1周波数信号とは位相が揃っているため、これらの排他的論理和演算が‘0’になるが、非定常である場合には‘1’となる。このことを利用して、入力信号として少なくとも第2周波数信号と第1周波数信号を受け取る、回路規模の小さい非定常検出部を実現できる。
[適用例7]
本適用例に係る電子機器は、前記適用例に係る信号供給回路を含む。
[適用例8]
本適用例に係る移動体は、前記適用例に係る信号供給回路を含む。
本適用例に係る電子機器、移動体によれば、出力クロック信号の周波数の精度や安定性を大きく低下させることを回避できる上記の信号供給回路を含むので、このような電子機器、移動体の信頼性を向上させることが可能である。
第1実施形態の信号供給回路のブロック図。 図2(A)は非定常検出部の構成を例示する図、図2(B)は非定常検出部の入出力信号を例示する図。 発振部の構成を例示する図。 第2実施形態の信号供給回路のブロック図。 電子機器の機能ブロック図。 電子機器の外観の一例を示す図。 移動体の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.信号供給回路
1.1.第1実施形態
1.1.1.全体構成
図1は、第1実施形態の信号供給回路100のブロック図である。信号供給回路100は、切替部10、比較部20、非定常検出部30、アナログ−デジタル変換回路(ADC34、ADC72)、制御部40、発振部50、温度センサー70、デジタル−アナログ
変換回路(DAC74)、経路選択部76を含む。信号供給回路100は、後段の回路(不図示)でシステムクロックとして使用される出力クロック信号120を出力する。信号供給回路100は、外部クロック信号110が正常に供給されている場合(以下、通常時ともいう)には出力クロック信号120として外部クロック信号110を出力する。そして、信号供給回路100は、外部クロック信号110が非定常となった場合、例えば偶発的な異常が発生した場合には予備用のクロック信号150を出力クロック信号120として出力し、外部クロック信号110に異常があっても出力クロック信号120が後段の回路に安定供給されるようにする。なお、異常とは、例えば外部クロック信号110の発振停止やパルス抜け等が偶発的、または計画的に起こっている状態であるが、これらに限るものではない。
切替部10は、スイッチSW1を含み、制御部40からの信号SELに応じて上記の切り替えを行う。すなわち、信号SELがローレベル(L)である場合には出力クロック信号120として外部クロック信号110を出力し、信号SELがハイレベル(H)である場合には出力クロック信号120として予備用のクロック信号150を出力する。通常時には信号SELはローレベル(L)である。なお、本実施形態では出力クロック信号120は、外部クロック信号110または予備用のクロック信号150であるが、切替部10が分周器を含み、外部クロック信号110または予備用のクロック信号150を分周した信号を出力クロック信号120として出力してもよい。
ここで、外部クロック信号110は本発明の第2周波数信号に対応し、予備用のクロック信号150は本発明の第1周波数信号に対応し、出力クロック信号120は本発明の第2周波数信号に基づく信号、または第1周波数信号に基づく信号に対応する。外部クロック信号110は、例えば原子発振器等から供給され、予備用のクロック信号150と比べて周波数の精度や安定性が高い。
一方、予備用のクロック信号150は、信号供給回路100が含む発振部50で生成される。本実施形態では、発振部50は温度補償と電圧制御信号Vcによる周波数および位相の調整を行うVC−TCXOである。発振部50は、電圧制御信号Vcを受け取る周波数制御部52を含む。周波数制御部52は、さらに周波数可変制御部54と周波数温度補償部56とを含むが、これらの構成については後述する。なお、別の実施形態として発振部50が周波数温度補償部56を含まないVCXOであってもよい。
制御部40は、信号SEL等を出力して、信号供給回路100の全体を制御する。本実施形態では、制御部40は制御に用いるデータ等を記憶する記憶部48を含む。記憶部48は、例えばSRAM(static random access memory)やDRAM(dynamic random access memory)等の揮発性メモリーであってもよいし、EPROM(Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリーであってもよく、特に限定されるものではない。また、別の実施形態として、制御部40は記憶部48を含まず、外部にある記憶部48にアクセス可能に構成されていてもよい。
制御部40から出力される信号SELは、切替部10および経路選択部76を制御するのに用いられる。制御部40は、非定常検出部30からの非定常検出信号ERRに基づいて外部クロック信号110が非定常(例えば異常を含む安定ではない状態)であると判定した場合に、ローレベル(L)であった信号SELをハイレベル(H)に変化させる。そして、この信号SELの変化に応じて、切替部10は出力クロック信号120として予備用のクロック信号150を出力し、経路選択部76は、制御部40が生成したデジタル信号の電圧制御信号(デジタル電圧制御信号Vcd)をDAC74で変換して得られる信号Vc2を電圧制御信号Vcとして発振部50へ供給する。つまり、予備用のクロック信号150を用いるように、信号供給回路100において信号の経路が変更される。
非定常検出部30は、外部クロック信号110の非定常を検出し、その非定常の有無に応じた非定常検出信号ERRを生成する。非定常検出信号ERRは本発明の第2の信号に対応する。本実施形態では、非定常検出部30は、予備用のクロック信号150と基準信号である外部クロック信号110を受け取り、これらの比較に基づいて非定常検出信号ERRを生成することで回路規模の増大を回避しているが、その構成の詳細については後述する。
比較部20は比較回路22、フィルター32を含む。比較回路22は、予備用のクロック信号150と、基準信号である外部クロック信号110を受け取り、これらの位相差を検出して、位相差に応じた信号CMPを生成する。信号CMPは、本発明の第1の信号に対応する。比較回路22は、例えばPFD(Phase Frequency Detector:位相周波数比較器)とCP(Charge Pump:チャージポンプ)を含んでいてもよい(不図示)。PFDは、予備用のクロック信号150と外部クロック信号110の位相差に応じてUP信号、DOWN信号を出力する。CPは、UP信号、DOWN信号に応じて電流値が変化する信号CMPを出力する。
フィルター32は、信号CMPから高周波雑音成分を取り除き、予備用のクロック信号150の周波数および位相を調整するための信号Vc1へと変換する。後述するように、信号Vc1は、通常時に発振部50の制御信号(電圧制御信号Vc)として用いられ、本発明の第1制御信号に対応する。
経路選択部76は、スイッチSW2を含み、制御部40からの信号SELに応じて発振部50へ供給される電圧制御信号Vcの生成元を切り替える。つまり、経路選択部76は、信号SELがローレベル(L)である場合にはフィルター32からの信号Vc1を電圧制御信号Vcとして発振部50へ供給し、信号SELがハイレベル(H)である場合にはデジタル電圧制御信号VcdをDAC74で変換した信号Vc2(本発明の第2制御信号に対応)を電圧制御信号Vcとして発振部50へ供給する。通常時には信号SELはローレベル(L)であるので、フィルター32からの信号Vc1が発振部50へ供給されることになる。そして、通常時には発振部50、比較部20、経路選択部76を含むループが構成されて、発振部50からの予備用のクロック信号150の周波数および位相は、周波数の精度や安定性が高い外部クロック信号110と揃えられることになる。つまり、信号供給回路100は、周波数の精度や安定性が高い予備用のクロック信号150を生成することができる。
換言すると、フィルター32から出力される信号Vc1は、通常時の外部クロック信号110と周波数および位相が揃った予備用のクロック信号150を実現させるものである。本実施形態の信号供給回路100では、通常時において、フィルター32から出力される信号Vc1をADC34でデジタル信号に変換して制御部40が含む記憶部48に記憶する。そして、制御部40は、外部クロック信号110が非定常である場合には、記憶部48から読み出した通常時の信号Vc1(本発明の“第2周波数信号が非定常を示す前の第1制御信号”に対応)に基づいてデジタル電圧制御信号Vcdを生成する。外部クロック信号110が非定常である場合、DAC74で変換されたデジタル電圧制御信号Vcdが電圧制御信号Vcとして発振部50へ供給されるから、発振部50は、通常時の外部クロック信号110と周波数および位相が揃った予備用のクロック信号150を生成する。
ここで、本実施形態では、制御部40は信号Vc1だけでなく温度情報TPに基づいてデジタル電圧制御信号Vcdを生成する。温度情報TPは、温度センサー70が測定した信号供給回路100の使用環境温度を、ADC72でデジタル信号に変換して得られるデータである。制御部40が温度情報TPにも基づくデジタル電圧制御信号Vcdを生成す
ることで、発振部50が内蔵する温度センサー62に基づく温度補償よりも精度の高い温度補償を行うことが可能である。
以上のように、信号供給回路100が含む機能ブロックのそれぞれについて説明したが、例えば外部クロック信号110に異常が生じる前後の信号供給回路100全体としての動作は次のようになる。まず、通常時には切替部10のSW1、経路選択部76のSW2は図1の(L)側に接続されている。このとき、出力クロック信号120として外部クロック信号110が出力されるとともに、発振部50、比較部20、経路選択部76を含むループが構成されている。このループによって、発振部50は、周波数の精度や安定性が高い外部クロック信号110と位相の揃った予備用のクロック信号150を生成することができる。そして、このときの信号Vc1はデジタル信号に変換されて記憶部48に記憶される。
そして、外部クロック信号110に異常が生じた場合には、制御部40は非定常検出部30からの非定常検出信号ERRに基づいて信号SELをハイレベル(H)に変化させる。この変化に応じて、切替部10のSW1、経路選択部76のSW2は図1の(H)側に接続される。このとき、出力クロック信号120として予備用のクロック信号150が出力されるとともに、発振部50は制御部40のデジタル電圧制御信号Vcdに基づく信号Vc2を電圧制御信号Vcとして受け取る。制御部40は、記憶部48に記憶された通常時の信号Vc1に基づいてデジタル電圧制御信号Vcdを生成するので、異常が生じる前の外部クロック信号110と位相の揃った予備用のクロック信号150を発振部50に生成させることができる。そして、制御部40は、記憶部48に記憶された通常時の信号Vc1だけでなく、温度情報TPにも基づいてデジタル電圧制御信号Vcdを生成する。一般に、発振部50の温度補償だけでは、温度に対する周波数の安定性は外部クロック信号110に及ばない。しかし、制御部40が温度情報TPにも基づいて電圧制御信号Vcの調整を行うことで、温度に対する周波数の安定性を外部クロック信号110に近づけることができる。また、このことは、製造時に定められる発振部50の周波数温度特性とは異なる周波数温度特性を使用時(例えば信号供給回路100を電子機器等に組み込む段階)に定めることも可能にする。このように、本実施形態の信号供給回路100は、出力クロック信号120を予備用のクロック信号150に切り替えた場合にも、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。
ここで、本実施形態の信号供給回路100は発振部50を含んだ構成となっているが、発振部50を含まない構成であってもよい。つまり、別の実施形態として信号供給回路100Aの構成も可能である。信号供給回路100Aは、経路選択部76から電圧制御信号Vcを外部の発振部50に出力し、外部の発振部50から予備用のクロック信号150を受け取る。つまり、信号供給回路100Aの構成の場合には、外部クロック信号110も予備用のクロック信号150も外部から受け取ることになる。
1.1.2.非定常検出部の構成
図2(A)は、非定常検出部30の具体的な構成を例示する図である。なお、図1と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。非定常検出部30は、排他的論理和回路XOR、遅延回路DLY、D型フリップフロップDFFを含む。
非定常検出部30は、外部クロック信号110および予備用のクロック信号150を排他的論理和回路XORで受け取る。外部クロック信号110と予備用のクロック信号150とは、通常時に位相が揃っている。そのため、外部クロック信号110に異常等がない場合(定常である場合)には、排他的論理和出力信号XO(排他的論理和回路XORの出力)はローレベルである。なお、この例において、論理‘0’はデジタル信号のローレベルに対応し、論理‘1’はハイレベルに対応する。
ここで、遅延回路DLYは、予備用のクロック信号150を遅延させるものであり、例えば多段のバッファー、インバーター等で構成してもよい。D型フリップフロップDFFは、遅延クロック信号CK(遅延回路DLYで遅延した予備用のクロック信号150)の立ち上がりのタイミングで、排他的論理和出力信号XOの値を保持する。したがって、外部クロック信号110に異常等がない場合には、D型フリップフロップDFFの出力(Q)である非定常検出信号ERRはローレベルである。
仮に、外部クロック信号110に異常が生じて(非定常となって)、外部クロック信号110がローレベルに固定されたとする。すると、排他的論理和出力信号XOは予備用のクロック信号150と同じ波形の信号となる。そして、D型フリップフロップDFFは、遅延クロック信号CKの立ち上がりのタイミングで、排他的論理和出力信号XOの値を保持するので、非定常検出信号ERRはハイレベルとなる。このように、図2(A)の回路構成をとる非定常検出部30は、外部クロック信号110と予備用のクロック信号150を受け取るだけで、外部クロック信号110の非定常の有無に応じた非定常検出信号ERRを生成できる。このとき、非定常検出部30は、排他的論理和回路XOR、遅延回路DLY、D型フリップフロップDFFを含むだけであり、回路規模を小さくできる。
図2(B)は、非定常検出部30の入出力信号を例示する波形図である。図1、図2(A)と同じ要素には同じ符号を用いており説明を省略する。図2(B)において、時刻t1より前は、通常時の信号波形を示している。このとき、外部クロック信号110に異常はなく、予備用のクロック信号150も外部クロック信号110と位相が揃っており、非定常検出信号ERRはローレベルである。
しかし、時刻t1以降は外部クロック信号110に異常が生じ、外部クロック信号110はローレベルのままとなっている。そして、排他的論理和出力信号XOは、時刻t1以降、予備用のクロック信号150と同じ波形を有する。D型フリップフロップDFFは、排他的論理和出力信号XOの値を遅延クロック信号CKの立ち上がりのタイミング(例えば時刻t2)で保持するので、非定常検出信号ERRはハイレベルに変化する。このように、非定常検出信号ERRは外部クロック信号110の異常の有無に応じて変化するから、制御部40(図1参照)は、非定常検出信号ERRの信号レベルに基づいて外部クロック信号110の異常を判定できる。
1.1.3.発振部の構成
図3は、発振部50の構成を例示する図である。なお、図1〜図2(B)と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。発振部50は、周波数制御部52、発振素子である水晶振動子26、予備用のクロック信号150を出力する発振回路29を含む。この例では水晶振動子26を用いるが、これに限られるものではなく、発振素子としてSAW(Surface Acoustic Wave)共振子、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子等を用いてもよい。発振回路29は、水晶振動子26を発振させて得られる発振信号を増幅して予備用のクロック信号150を出力するものであり、一般的な回路構成を用いることができ、特に限定されるものではない。
図3のように、周波数制御部52は、バラクタダイオード21、1次電圧発生回路59、3次電圧発生回路60、ゲインコントロールアンプ(AGC68a、AGC68b)、温度センサー62、AFC回路63を含む。
1次電圧発生回路59および3次電圧発生回路60は温度センサー62が検出した温度に基づく出力電圧を生成する。そして、AGC68aは1次電圧発生回路59の出力電圧を制御し、AGC68bは3次電圧発生回路60の出力電圧を制御するが、共に電圧制御
信号Vcに基づくAFC回路63からの出力電圧値によって制御される。
一般的にバラクタダイオード21のf−V特性(周波数−電圧特性)は直線ではない。そこで、AFC回路63の出力電圧がある基準値(例えば、中心電圧)と比較して高くなった場合には、AGC68a、68bのゲインが小さくなるように、低くなった場合にはAGC68a、68bのゲインが大きくなるように回路を構成してもよい。
このようにすれば、発振部50は、電圧制御信号Vcに対する予備用のクロック信号150の周波数の直線性を保ち、かつ温度補償も実現することができる。なお、図3の構成例において、バラクタダイオード21およびAFC回路63が周波数可変制御部54に対応し、1次電圧発生回路59、3次電圧発生回路60、ゲインコントロールアンプ(AGC68a、AGC68b)、温度センサー62、AFC回路63が周波数温度補償部56に対応する。なお、周波数可変制御部54と周波数温度補償部56とは、電圧制御信号Vcを受け取るAFC回路63を共用している。この例では、電圧制御信号Vcは、周波数可変制御部54に供給されてバラクタダイオード21(可変容量素子)の可変容量を制御するとともに、周波数温度補償部56に供給されてAGC68a、68bを調整することで周波数温度特性を制御する。
以上のように、本実施形態の信号供給回路100は、外部クロック信号110が非定常であると判定した場合には、外部クロック信号110に代えて、出力クロック信号120として発振部50からの予備用のクロック信号150を出力する。そのため、安全性の高い二重系システムの構築を可能にする。
ここで、予備用のクロック信号150は、通常時に、信号Vc1によって周波数の精度や安定性が高い外部クロック信号110と位相が揃うように調整されている。そして、本実施形態の信号供給回路100は、外部クロック信号110が非定常であると判定した場合には、記憶していた通常時の信号Vc1に基づいて予備用のクロック信号150を調整するので、出力クロック信号120を予備用のクロック信号150に切り替えた場合にも、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。
1.2.第2実施形態
図4は、第2実施形態の信号供給回路100のブロック図である。図1〜図3と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。また、以下では重複説明を回避するために、第1実施形態とは異なる部分について説明する。本実施形態の信号供給回路100は、第1実施形態の信号供給回路100と異なり、経路選択部76を含まず、経路の切り替えは制御部40が行う。そのため、必要な構成要素の数を減らして、信号供給回路100の回路規模を小さくできる。
本実施形態の信号供給回路100では、制御部40が生成するデジタル電圧制御信号VcdをDAC74で変換して得られる電圧制御信号Vcが発振部50へ供給される。制御部40は、通常時には、フィルター32で生成された信号Vc1をADC34で変換して得られた値を、そのままデジタル電圧制御信号Vcdとする。つまり、通常時において、第1実施形態の信号供給回路100では、発振部50、比較部20、経路選択部76を含むループが構成されていたが、本実施形態の信号供給回路100では、発振部50、比較部20、ADC34、制御部40、DAC74を含むループが構成されている。ここで、ADC34とDAC74とは互いに反対の変換処理を行うので、信号Vc1が電圧制御信号Vcとして発振部50へ供給されており、本実施形態の信号供給回路100のループは、第1実施形態の信号供給回路100のループと実質的に同じである。なお、通常時に、信号Vc1はADC34で変換されて記憶部48に記憶される。
一方、外部クロック信号110が非定常である場合には、制御部40は、フィルター32で生成された信号Vc1をADC34で変換して得られた値を用いずに、第1実施形態と同じ手法でデジタル電圧制御信号Vcdを生成する。つまり、制御部40は、記憶部48から読み出した通常時の信号Vc1および温度情報TPに基づいてデジタル電圧制御信号Vcdを生成し、第1実施形態の信号Vc2に相当する電圧制御信号Vcを発振部50へ供給する。
以上のように、本実施形態の信号供給回路100も、出力クロック信号120を予備用のクロック信号150に切り替えた場合に、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。さらに、第1実施形態の信号供給回路100と異なり、経路選択部76を含まず、経路の切り替えは制御部40が行う。そのため、必要な構成要素の数を減らして、信号供給回路100の回路規模を小さくできる。
2.電子機器
本実施形態の電子機器300について、図5〜図6を用いて説明する。なお、図1〜図4と同じ要素については同じ番号、符号を付しており説明を省略する。
図5は、電子機器300の機能ブロック図である。電子機器300は、信号供給回路100、CPU320(Central Processing Unit)、操作部330、ROM340(Read Only Memory)、RAM350(Random Access Memory)、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、電子機器300は、図5の構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
信号供給回路100は、システムクロックとして用いられる出力クロック信号120(以下、クロックパルスという)をCPU320だけでなく各部に供給する(図示は省略)。ここで、信号供給回路100は例えば原子発振器等から供給される周波数の精度や安定性が高い外部クロック信号110を受け取る。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、信号供給回路100が出力するクロックパルスを用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
上記の通り、信号供給回路100は、通常時には外部クロック信号110をクロックパルスとして出力し、外部クロック信号110に異常等が生じた場合には予備用のクロック信号150をクロックパルスとして出力する。このとき、信号供給回路100は、クロックパルスを予備用のクロック信号150に切り替えた場合でも、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。そのため、電子機器300の信頼性を向上させることが可能である。
電子機器300としては種々のものが考えられる。例えば、ネットワークサーバー、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。特に、イーサーネット(登録商標)スイッチや移動体端末基地局用機器のベースバンド装置では精度の高いクロック信号を必要とするため、本願発明を適用すると有効である。
図6は、電子機器300の一例であるネットワークサーバーの外観の一例を示す図である。電子機器300であるネットワークサーバーは、表示部370としてLCDを備えている。そして、電子機器300であるネットワークサーバーが含む信号供給回路100は、クロックパルスを予備用のクロック信号150に切り替えた場合でも、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。そのため、電子機器300であるネットワークサーバーの信頼性を向上させることが可能である。
3.移動体
本実施形態の移動体400について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態の移動体400の一例を示す図(上面図)である。図7に示す移動体400は、信号供給回路410、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420、430、440、バッテリー450、バックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態の移動体400は、図7の構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
信号供給回路410は、上記の信号供給回路100に対応し、不図示の外部クロック信号110を受け取り、クロックパルスを出力する。その他の構成要素の詳細な説明は省略するが、移動体400の移動に必要な制御を行うため高い信頼性が要求される。例えば、バッテリー450の他に、バックアップ用バッテリー460を備えることで信頼性を高めている。
信号供給回路410が出力するクロックパルスについても、外部クロック信号110に異常等が生じても継続して供給されることが要求され、このとき、移動体400の信頼性
を低下させないことが必要である。上記のように、信号供給回路100に対応する信号供給回路410は、クロックパルスを予備用のクロック信号150に切り替えた場合でも、その周波数の精度や安定性が大きく低下することを回避することができる。そのため、移動体400の信頼性を低下させることもない。
このような移動体400としては種々のものが考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
4.その他
本発明は、上記の実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 切替部、20 比較部、21 バラクタダイオード、26 水晶振動子、29 発振回路、30 非定常検出部、32 フィルター、34 ADC、40 制御部、48 記憶部、50 発振部、52 周波数制御部、54 周波数可変制御部、56 周波数温度補償部、59 1次電圧発生回路、60 3次電圧発生回路、62 温度センサー、63 AFC回路、68a AGC、68b AGC、70 温度センサー、72 ADC、74 DAC、76 経路選択部、100 信号供給回路、100A 信号供給回路、110 外部クロック信号、120 出力クロック信号、150 予備用のクロック信号、300 電子機器、320 CPU、330 操作部、340 ROM、350 RAM、360 通信部、370 表示部、380 音出力部、400 移動体、410 信号供給回路、420 コントローラー、430 コントローラー、440 コントローラー、450 バッテリー、460 バックアップ用バッテリー、CK 遅延クロック信号、CMP 信号、DFF D型フリップフロップ、DLY 遅延回路、ERR 非定常検出信号、SEL 信号、SW1 スイッチ、SW2 スイッチ、TP 温度情報、Vc 電圧制御信号、Vcd デジタル電圧制御信号、XO 排他的論理和出力信号、XOR 排他的論理和回路

Claims (8)

  1. 第1周波数信号と、第2周波数信号とが供給され、前記第2周波数信号に基づく信号を出力する状態から前記第1周波数信号に基づく信号を出力する状態へ切り替え可能な切替部と、
    前記第1周波数信号の位相と前記第2周波数信号の位相とを比較した第1の信号に基づく第1制御信号によって前記第1周波数信号を制御する比較部と、
    前記第2周波数信号の非定常を検出し、前記第2周波数信号の非定常の有無に応じた第2の信号を生成する非定常検出部と、
    前記第2の信号に基づいて前記第2周波数信号が非定常であると判定した場合に、前記第2周波数信号が非定常を示す前の前記第1制御信号に基づく第2制御信号によって前記第1周波数信号を制御する制御部と、
    を含む、信号供給回路。
  2. 周波数制御部を備えると共に、前記第1周波数信号を出力する発振部を含み、
    前記制御部は、
    前記第2制御信号に基づき前記周波数制御部を制御する、請求項1に記載の信号供給回路。
  3. 前記周波数制御部は、
    可変容量を含む周波数可変制御部を含み、
    前記第2制御信号は、
    前記周波数可変制御部に供給され、前記可変容量の値を制御する、請求項2に記載の信号供給回路。
  4. 前記周波数制御部は、
    温度補償を行う周波数温度補償部を含み、
    前記第2制御信号は、
    前記周波数温度補償部に供給され、周波数温度特性を制御する、請求項3に記載の信号供給回路。
  5. 前記制御部は、
    温度情報を受け取り、
    前記温度情報に基づいて前記第1周波数信号の特性を制御する、請求項1から4のいずれか1項に記載の信号供給回路。
  6. 前記非定常検出部は、
    前記第2周波数信号と前記第1周波数信号との排他的論理和演算に基づいて前記第2周波数信号の非定常を検出する、請求項1から5のいずれか1項に記載の信号供給回路。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の信号供給回路を含む電子機器。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の信号供給回路を含む移動体。
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