JP2015103709A - アンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法 - Google Patents

アンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法 Download PDF

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彰太郎 新村
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Abstract

【課題】アンテナ基板集合体から切断後に、切断誤差を簡単に確認できるアンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法を提供する。
【解決手段】アンテナ基板10は、隣合うアンテナ基板10に切断予定線30X,30Yを介して接続された基板集合体30,40を切断して製造され、カード1の一部を形成し、アンテナ基板10の縁部に設けられ、切断線40Y,50Xの位置に応じて、基板端部からの長さ、又は大きさが変化するマーク20を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板保持体の一部を形成するアンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法に関するものである。
従来、アンテナコイルが複数集合された集合シートを、マークを基準にして位置合わせをして切断するカードの製造方法があった(例えば特許文献1)。
しかし、特許文献1のカードの製造方法は、切断後に、切断ズレを、容易に確認できるものではなかった。
特開2003−132324号公報
本発明の課題は、アンテナ基板集合体から切断後に、切断誤差を簡単に確認できるアンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、隣合うアンテナ基板に切断予定線(30X,30Y,230X,230Y,330X,330Y)を介して接続されたアンテナ基板集合体(30,40,230,240,330,340)を切断して製造され、基板保持体(1)の一部を形成するアンテナ基板において、このアンテナ基板の縁部に設けられ、切断線の位置に応じて、基板端部からの長さ、又は大きさが変化するマーク(20,220,320)を備えること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第2の発明は、第1の発明のアンテナ基板において、前記マーク(20,320)は、切断線(40Y,50X,340Y,350X)の位置の許容誤差に対応した長さ(L20X,L20Y,L320X,L320Y)を基板端部から離して配置され、許容誤差内の誤差である状態では、切断線が前記基板端部から前記マークまでの間に位置すること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第3の発明は、第1の発明のアンテナ基板において、前記マーク(220)は、切断線(240Y,250X)上に配置され、外形の大きさ(L220X,L220Y)が、切断線の位置の許容誤差に対応した大きさであり、許容誤差内の誤差である状態では、切断線が前記マーク上に位置すること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明のアンテナ基板において、前記アンテナ基板(10,210,310)は、切断前の状態では、一方向(Y)に複数配列されているものであり、切断線(50X,250X,350X)は、複数のアンテナ基板の配列方向(Y)とは直交する方向であり、前記マーク(20,220,320)は、切断線の位置に応じて、配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第5の発明は、第1から第3のいずれかの発明のアンテナ基板において、前記アンテナ基板(10,210)は、切断前の状態では、第1配列方向(X)及び前記第1配列方向に直交する第2配列方向(Y)の2方向に複数配列されているものであり、切断線(40Y,50X、240Y,250X)は、前記第1配列方向及び前記第2配列方向の2つの方向であり、前記マーク(20,220)は、このアンテナ基板のコーナ部に設けられており、前記第1配列方向(X)に直交する切断線(40Y,240Y)の位置に応じて、前記第1配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化し、前記第2配列方向(Y)に直交する切断線(50X,250X)の位置に応じて、前記第2配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第6の発明は、第1から第3のいずれかの発明のアンテナ基板において、前記アンテナ基板(310)は、切断前の状態では、第1配列方向(X)及び前記第1配列方向に直交する第2配列方向(Y)の2方向に複数配列されているものであり、切断線(340Y,350X)は、前記第1配列方向及び前記第2配列方向の2つの方向であり、前記マーク(320)は、このアンテナ基板(310)の辺の中央にそれぞれ設けられており、前記第1配列方向(X)に直交する切断線(340Y)の位置に応じて、前記第1配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化し、前記第2配列方向(Y)に直交する切断線(350X)の位置に応じて、前記第2配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、を特徴とするアンテナ基板である。
・第7の発明は、第4の発明のアンテナ基板(10,210,310)が、切断予定線(30X,230X,330X)を介して、一方向(Y)に複数配列されたアンテナ基板集合体(40,240,340)である。
・第8の発明は、第5又は第6の発明のアンテナ基板(10,210,310)が、切断予定線(30X,30Y,230X,230Y,330X,330Y)を介して、前記第1配列方向(X)及び前記第2配列方向(Y)に複数配列されたアンテナ基板集合体(30,230,330)である。
・第9の発明は、第1から第6のいずれかの発明のアンテナ基板の製造方法であって、前記マーク(20,220,320)の基板端部からの長さ、又は大きさを判定することにより、前記アンテナ基板(10,210,310)が良品であるか、不良品であるか判定する工程を備えること、を特徴とするアンテナ基板の製造方法である。
本発明によれば、アンテナ基板集合体から切断後に、切断誤差を簡単に確認できるアンテナ基板、アンテナ基板集合体、アンテナ基板の製造方法を提供できる。
第1実施形態のカード1を示す図である。 第1実施形態の基板集合体30,40、アンテナ基板10を示す図である。 第1実施形態のマーク20の配置を説明する図である。 第2実施形態の基板集合体230を、拡大して示す図である。 第2実施形態のマーク220の配置を説明する図である。 第3実施形態の基板集合体330を、拡大して示す図である。 第3実施形態のマーク320の配置を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のカード1を示す図である。
図1(A)は、券面から見た図である。
図1(B)は、長辺方向Yから見た断面図である。
実施形態及び図面では、説明及び理解を容易にするために、直交座標系を設けた。この座標系は、アンテナ基板10の厚み方向Z、短辺10Xに平行な方向を短辺方向X、長辺10Yに平行な方向を長辺方向Yで示す。つまり、短辺10X及び長辺10Yは、直交する。なお、各図面において、構成を明確に図示するために、適宜大きさを誇張する。
[カード1の構成]
アンテナ基板10は、カード1(基板保持体)の上層2及び下層3間に積層されカード1に収容されることにより、カード1の一部を形成する。
上層2及び下層3は、それぞれ複数の層から形成されていてもよい。上層2及び下層3は、隠蔽性を有する材料から形成されていたり、隠蔽性を有する印刷層が設けられている。このため、アンテナ基板10は、カード外部から視認されない。
[アンテナ基板10の構成]
アンテナ基板10は、フレキシブルタイプのプリント配線基板である。アンテナ基板10の外形は、カード外形よりも1回り小さい長方形である。
アンテナ基板10は、例えば、基板外形よりも外側の上層2及び下層3間が、熱プレス加工によって熱溶着されて、カード内部に収容される。このため、アンテナ基板10は、カード端面からも視認されない。
アンテナ基板10は、基材11、ループアンテナ12、ICチップ13、マーク20(20A〜20D)を備える。
基材11は、PET、PEN等により形成される。
ループアンテナ12は、電磁誘導方式で通信を行うループコイル式のアンテナである。ループアンテナ12は、基材11上にエッチング等によって形成される。
ICチップ13は、半導体集積回路である。ICチップ13は、基材11上に実装されている。ICチップ13は、ループアンテナ12の両端に接続されている。ICチップ13は、ループアンテナ12を介して、リーダライタ(図示せず)との間で通信する。
マーク20(20A〜20D)は、アンテナ基板10の縁部のうち、4つのコーナ部にそれぞれ設けられている。マーク20は、ループアンテナ12と同一のエッチング工程等によって形成され、例えば、ループコイルと同一の導体(アルミニウム等)である。なお、マーク20は、他の加工(例えばシルク印刷等)によって形成されてもよい。
前述したように、上層2及び下層3が隠蔽性を有するので、マーク20も、カード外部から視認されない。
マーク20は、1辺の長さが1mm程度の正方形である。マーク20は、切断加工時の検査に用いるものである。マーク20の各辺の位置は、短辺10Xから長さL20X、長辺10Yから長さL20Yの位置に配置する。長さL20X,L20Yは、切断加工時の切断線40Y,50X(図3参照)の位置の許容誤差に対応した大きさである。実施形態では、長辺方向Y、短辺方向Xの許容誤差を同じ設定にしており、また、長さL20X,L20Y=0.5mmである(図1は、設定通りに切断加工された状態を図示している)。つまり、本実施形態の切断加工時の許容誤差は、0.5mmである。マーク20の機能については、後述する。
なお、長辺方向Y、短辺方向Xの許容誤差が異なる場合には、長さL20X,L20Yを、異なる長さにしてもよい。
[アンテナ基板10の製造方法]
アンテナ基板10の製造方法について説明する。
図2は、第1実施形態の基板集合体30,40、アンテナ基板10を示す図である。
図2(A)は、基板集合体30を示す図である。
図2(B)は、基板集合体40を示す図である。
図2(C)は、アンテナ基板10が個片にされた状態を示す図である。
図3は、第1実施形態のマーク20の配置を説明する図である。
図3(A)は、図2(A)の二点鎖線A内を拡大して、切断工程前のマーク20の配置を説明する図である。
図3(B)(図3(B1)、図3(B2))は、図2(B)の二点鎖線B内を拡大して、列切断工程におけるマーク20の配置を説明する図である。
図3(C)(図3(C1)、図3(C2))は、図2(C)の二点鎖線C内を拡大して、個片切断工程におけるマーク20の配置を説明する図である。
なお、各図には、切断予定線30X,30Yを適宜図示するが、切断予定線30X,30Yは、実際の基板集合体30,40には、設けなくてもよい。切断予定線30X,30Yは、設計上の基板外形を示し、つまり、基板集合体30,40を誤差なく切断した場合の線である。
アンテナ基板10は、以下の順の工程に従って製造される。
(基板集合体30の製造工程)
図2(A)に示すように、最初に、基板集合体30(アンテナ基板集合体)を製造する。基板集合体30は、切断前の状態における複数のアンテナ基板10の集合体である。複数のアンテナ基板10は、短辺方向X(第1配列方向)、長辺方向Y(第2配列方向)の2方向に、切断予定線30X,30Yを介して、隣合うように配列されている。
図3(A)に示すように、基板集合体30の状態では、アンテナ基板10のコーナ部に、4つのマーク20が、四方に等間隔で配置される。
(列切断工程)
図3(B)に示すように、基板集合体30を、長辺10Yに平行な切断線40Yで切断して、基板集合体40(40A〜40D)を製造する。基板集合体40(アンテナ基板集合体)の状態では、長辺方向Yにのみアンテナ基板10が配列される。
この段階で、基板集合体40を、ロール状に巻いておき、保管等しておいてもよい。
(列切断判定工程)
以下のように、作業者は、基板集合体40の状態で、4つのコーナ部のマーク20を核にして、アンテナ基板10が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。つまり、切断位置が許容誤差内であるかの否かを判定する。基板集合体40A,40Bを例にして説明する。なお、作業者は、目視で判定を行うが、適宜、ルーペ等の拡大鏡を用いてもよい。
・良品である場合
図3(B1)に示すように、短辺方向Xにおける切断線40Yの位置に応じて、短辺方向Xにおいて、マーク20は、基板端部(つまり切断線40Y)からの位置が変化する。
切断線40Yの位置が許容誤差L20X(図1参照)以内であれば、マーク20の全体が、基板集合体40A,40B上に残存する。
このため、作業者は、これらの基板集合体40を良品であると判定できる。
・不良品である場合
図3(B2)に示すように、切断線40Yの位置が許容誤差L20Xを超えると、切断線40Yがマーク20上に位置する。
このため、一方の基板集合体40Aには、その基板集合体40Aのマーク20と、他方の基板集合体40Bのマーク20の一部分が含まれる。
他方の基板集合体40Bには、マーク20が欠けて、長方形になる。
このため、作業者は、これらの基板集合体40を不良品であると判定できる。
なお、列切断判定工程では、長辺方向Yに同列に配置された複数のマーク20の位置を確認することにより、切断線40Yの傾きを確認することができる。切断線40Yが傾いている場合には、同列に配置されたマーク20は、端部からの長さが徐々に変化するからである。
(個片工程)
図2(C)に示すように、基板集合体40を、短辺10Xに平行な切断線50X(図3(C)参照)で切断する。これにより、アンテナ基板10(10A〜10D)は、個片にされる。
(個片切断判定工程)
以下のように、作業者は、個片にされたアンテナ基板10が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。つまり、切断線50Xの位置が許容誤差内であるかの否かを判定する。アンテナ基板10A,10Bを例に説明する。なお、作業者は、目視で判定を行うが、適宜、ルーペ等の拡大鏡を用いてもよい。
・良品である場合
図3(C1)に示すように、長辺方向Yにおける切断線50Xの位置に応じて、長辺方向Yにおいて、基板端部(つまり切断線50X)からの位置が変化する。許容誤差L20Y(図1参照)以内であれば、マーク20の全体が、アンテナ基板10A,10B上に残存する。
このため、作業者は、これらのアンテナ基板10を良品であると判定できる。
・不良品である場合
図3(C2)に示すように、許容誤差L20Y以上になると、切断線50Xがマーク20上に位置する。
このため、一方のアンテナ基板10Bには、マーク20と、マーク20の一部分が含まれる。
他方のアンテナ基板10Aには、マーク20が欠けて、長方形になる。
このため、作業者は、これらのアンテナ基板10を不良品であると判定できる。
なお、個片切断判定工程においても、短辺方向Xに同列に配置された2つのマーク20(図1に示すマーク20A,20B等)の短辺10Xからの位置を確認することにより、切断線50Xの傾きも確認することができる。
また、切断誤差が大き過ぎて切断線40Y,50Xがマーク20よりも外側に位置する場合には、列切断判定工程、個片切断判定工程において、作業者は、マーク20が残存した状態を確認することにより、アンテナ基板10を不良品であると判定できる。この場合の図示及び詳細な説明は、省略する。
その後、個片にされたアンテナ基板10を、上層2及び下層3間に積層して、熱プレス等によって溶着することにより、カード1を製造する。通常は、カード1は、多面付けによって製造されるので、多面付けされた上層2及び下層3を熱プレス等した後に、切断して個片にされる。
また、上記工程は、連続して行う必要はない。
例えば、アンテナ基板10の製造工程、カード1を最終形態にする製造工程を、異なるメーカで行ってもよい。
この場合には、アンテナ基板10の製造メーカが、基板集合体30から基板集合体40までを製造し、列切断判定工程までの工程を行えばよい。
また、カード1を最終形態にする製造メーカが、個片工程、個片切断判定工程を行えばよい。この場合、カード1を最終形態にする製造メーカは、基板集合体40の受け入れ検査時に、列切断判定工程を行ってもよい。さらに、カード1を最終形態にする製造メーカは、カード製造時に、短辺方向Xの切断誤差の判定(列切断判定工程)、長辺方向Yの切断誤差の判定(個片切断判定工程)の両方を行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態のアンテナ基板10は、マーク20が、切断位置に応じて、基板端部からの長さが変化するので、アンテナ基板10が良品であるか、不良品であるかを容易に判定できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、第2実施形態以降の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態以降のアンテナ基板210は、マーク220の形状が第1実施形態とは異なる。その他の構成、製造方法等は、第1実施形態と同様である。
図4は、第2実施形態の基板集合体230を、拡大して示す図である。
マーク220は、正方形である。マーク220の外形、つまり、マーク220の各辺の長さL220X,L220Yは、切断加工時の切断線240Y,250X(図5参照)の位置の許容誤差に対応した大きさである。第1実施形態と同様に、長さL220Xと長さL220Yとは、同じ長さであり、0.5mm程度である。
[アンテナ基板210の製造方法]
アンテナ基板210の製造方法について説明する。
図5は、第2実施形態のマーク220の配置を説明する図である。
図5の各図は、図3の各図に対応している。
(基板集合体230の製造工程)
図5(A)に示すように、基板集合体230の状態では、四方のアンテナ基板210が配列されることにより、マーク220が結合して、大きなマークになる。マーク220が結合した状態では、マーク220の中心と、切断予定線230X,230Yの交点とは、一致している。
(列切断判定工程)
以下のように、作業者は、列切断工程後の基板集合体240(図5には基板集合体240A,240Bのみ図示する)の状態で、アンテナ基板210が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。
・良品である場合
図5(B1)に示すように、短辺方向Xにおいて、マーク220の長さは、切断線240Yの位置に応じて変化する。
切断線240Yの位置が許容誤差内であれば、切断線240Yは、マーク220を通るので、マーク220の一部が基板集合体240Aに残存し、その他の部分が基板集合体240B上に残存する。
このため、作業者は、これらの基板集合体240を良品であると判定できる。
・不良品である場合
図5(B2)に示すように、切断線240Yの位置が許容誤差を超えると、切断線240Yは、マーク220を通らない。このため、一方の基板集合体240Aには、マーク220の全体が含まれ、基材211が端部側に露出する。他方の基板集合体240Bには、マーク220が含まれない。
このため、作業者は、これらの基板集合体240を不良品であると判定できる。
なお、マーク220の大きさ確認することにより、第1実施形態と同様に、切断線240Yの傾きを確認することができる。
(個片切断判定工程)
以下のように、作業者は、個片工程後のアンテナ基板210が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。
・良品である場合
図5(C1)に示すように、長辺方向Yにおいて、マーク220の長さは、切断線250Xの位置に応じて変化する。
切断線240Yの位置が許容誤差内であれば、切断線250Xは、マーク220を通るので、マーク220の一部がアンテナ基板210Aに残存し、その他の部分がアンテナ基板210B上に残存する。
このため、作業者は、これらのアンテナ基板210を良品であると判定できる。
・不良品である場合
図5(C2)に示すように、切断線250Xの位置が許容誤差を超えると、切断線250Xは、マーク220を通らない。このため、一方のアンテナ基板210Bには、マーク220の全体が含まれ、基材211が端部側に露出する。他方のアンテナ基板210Aには、マーク220が含まれない。
このため、作業者は、これらのアンテナ基板210を不良品であると判定できる。
なお、マーク220の大きさを確認することにより、第1実施形態と同様に、切断線250Xの傾きを確認することができる。
以上説明したように、本実施形態のアンテナ基板210は、マーク220が、切断位置に応じて、大きさが変化するので、アンテナ基板210が良品であるか、不良品であるかを容易に判定できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態以降のアンテナ基板310は、マーク320の形状が第1実施形態とは異なる。その他の構成、製造方法等は、第1実施形態と同様である。
図6は、第3実施形態の基板集合体330を、拡大して示す図である。
アンテナ基板310は、縁部に4つのマーク320(320A〜320D)を備える。マークの形状は、第1実施形態と同様である。
マーク320A,320Cは、長辺の中央に配置されている。
マーク320Aの位置は、長辺(基板端部)から長さL320Xに配置する。長さL320Xは、切断加工時の切断線340Y(図7参照)の位置の許容誤差に対応した大きさである。
マーク320Cは、マーク320Aと、短辺方向Xにおいて、対称である。
マーク320B,320Dは、短辺(基板端部)の中央に配置されている。
マーク320Bの位置は、短辺から長さL320Yの位置に配置する。長さL320Yは、切断加工時の切断線350X(図7参照)の位置の許容誤差に対応した大きさである。
マーク320Dは、マーク320Bと、長辺方向Yにおいて、対称である。
第1実施形態と同様に、長さL320Xと長さL320Yとは、同じ長さであり、0.5mm程度である。
[アンテナ基板310の製造方法]
アンテナ基板310の製造方法について説明する。
図7は、第3実施形態のマーク320の配置を説明する図である。
図7の各図は、図3の各図に対応している。
(基板集合体330の製造工程)
図6、図7(A)、図7(C1)に示すように、基板集合体330の状態では、アンテナ基板310が配列されることにより、2つのマーク(基板集合体330Aのマーク320Aと、他の基板集合体330Bのマーク320C)は、切断予定線330X,330Yを介して、配列されている。
(列切断判定工程)
以下のように、作業者は、列切断工程後の基板集合体340(図7には基板集合体340A,340Bのみ図示する)の状態で、アンテナ基板310が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。
・良品である場合
図7(B1)に示すように、短辺方向Xにおける切断線340Yの位置に応じて、短辺方向Xにおいて、マーク320は、基板端部(つまり切断線340Y)からの位置が変化する。
切断線340Yの位置が許容誤差L320X以内であれば、マーク320A,320Bの全体が、それぞれ基板集合体340A,340B上に残存する。
・不良品である場合
図7(B2)に示すように、切断線340Yの位置が許容誤差L320X以上になると、切断線340Yがマーク320C上に位置する。
このため、作業者は、第1実施形態と同様に、アンテナ基板310が、良品であるか、不良品であるかの判定を行うことができる。
(個片切断判定工程)
以下のように、作業者は、個片工程後のアンテナ基板310が、良品であるか、不良品であるかの判定を行う。
・良品である場合
図7(C1)に示すように、短辺方向Yにおける切断線350Xの位置に応じて、長辺方向Yにおいて、マーク320は、基板端部(つまり切断線350X)からの位置が変化する。
切断線350Xの位置が許容誤差L320Y以内であれば、マーク320B,320Dの全体が、それぞれアンテナ基板310A,310B上に残存する。
・不良品である場合
図7(C2)に示すように、切断線350Xの位置が許容誤差L320Yを超えると、切断線350Xがマーク320B上に位置する。
このため、作業者は、第1実施形態と同様に、アンテナ基板310A,310Bが、良品であるか、不良品であるかの判定を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のアンテナ基板310は、マーク320を各辺の中央に配置した形態でも、アンテナ基板310が良品であるか、不良品であるかを容易に判定できる。
なお、本実形態は、前述した第2実施形態に適用してもよい。つまり、マーク320をアンテナ基板310の各辺の中央に配置し、かつ、マーク320の中心を切断予定線上に配置して、切断工程後に、切断線がマーク上に位置するか否かを判定してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(1)実施形態において、基板の良否の判定は、作業者が目視で行う例を示したが、これに限定されない。例えば、アンテナ基板の撮像画像を取得するイメージスキャナ等の撮像部を設けて、コンピュータ等の制御部が、この撮像画像を画像処理して、切断工程の結果の判定を行ってもよい。
(2)実施形態において、基板保持体は、カードである例を示したが、これに限定されない。例えば、基板保持体は、他の媒体(ポスタ等)に貼付されるラベルや、ICタグであってもよい。
10,210,310 アンテナ基板
20,220,320 マーク
30,40,230,240,330,340 基板集合体
30X,230X,330X 切断予定線
30Y,230Y,330Y 切断予定線
40Y,240Y,340Y 切断線
50X,250X,350X 切断線

Claims (9)

  1. 隣合うアンテナ基板に切断予定線を介して接続されたアンテナ基板集合体を切断して製造され、基板保持体の一部を形成するアンテナ基板において、
    このアンテナ基板の縁部に設けられ、切断線の位置に応じて、基板端部からの長さ、又は大きさが変化するマークを備えること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  2. 請求項1に記載のアンテナ基板において、
    前記マークは、切断線の位置の許容誤差に対応した長さを基板端部から離して配置され、
    許容誤差内の誤差である状態では、切断線が前記基板端部から前記マークまでの間に位置すること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  3. 請求項1に記載のアンテナ基板において、
    前記マークは、
    切断線上に配置され、
    外形の大きさが、切断線の位置の許容誤差に対応した大きさであり、
    許容誤差内の誤差である状態では、切断線が前記マーク上に位置すること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ基板において、
    前記アンテナ基板は、切断前の状態では、一方向に複数配列されているものであり、
    切断線は、複数のアンテナ基板の配列方向とは直交する方向であり、
    前記マークは、切断線の位置に応じて、配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ基板において、
    前記アンテナ基板は、切断前の状態では、第1配列方向及び前記第1配列方向に直交する第2配列方向の2方向に複数配列されているものであり、
    切断線は、前記第1配列方向及び前記第2配列方向の2つの方向であり、
    前記マークは、
    このアンテナ基板のコーナ部に設けられており、
    前記第1配列方向に直交する切断線の位置に応じて、前記第1配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化し、
    前記第2配列方向に直交する切断線の位置に応じて、前記第2配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  6. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ基板において、
    前記アンテナ基板は、切断前の状態では、第1配列方向及び前記第1配列方向に直交する第2配列方向の2方向に複数配列されているものであり、
    切断線は、前記第1配列方向及び前記第2配列方向の2つの方向であり、
    前記マークは、
    このアンテナ基板の辺の中央にそれぞれ設けられており、
    前記第1配列方向に直交する切断線の位置に応じて、前記第1配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化し、
    前記第2配列方向に直交する切断線の位置に応じて、前記第2配列方向における基板端部からの長さ、又は大きさが変化すること、
    を特徴とするアンテナ基板。
  7. 請求項4に記載のアンテナ基板が、切断予定線を介して、一方向に複数配列されたアンテナ基板集合体。
  8. 請求項5又は請求項6に記載のアンテナ基板が、切断予定線を介して、第1配列方向及び第2配列方向に複数配列されたアンテナ基板集合体。
  9. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のアンテナ基板の製造方法であって、
    前記マークの基板端部からの長さ、又は大きさを判定することにより、前記アンテナ基板が良品であるか、不良品であるか判定する工程を備えること、
    を特徴とするアンテナ基板の製造方法。
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