JP2015102270A - 空調システムの制御装置、空調システム及び建物 - Google Patents

空調システムの制御装置、空調システム及び建物 Download PDF

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Abstract

【課題】経済性と快適性とのバランスがとれた空調システムの制御装置を提供する。【解決手段】建物内部の床上空間を、エアコンディショナーの屋内機により、快適性優先モードと、経済性優先状態モードとを切り替え可能に制御する空調システムの制御装置Sであって、二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御と、床上空間内に設けた人感センサー12により人が在であるか不在であるか状況の検知結果から二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせて制御するもので、快適性優先モード時に、人感センサー12による検知結果で人が不在である状況が所定時間以上継続すると、経済性優先モードに変更制御する一方、経済性優先モード時に、人感センサー12による検知結果で人が在である状況が継続しても、経済性優先モードのまま制御する構成とされている。【選択図】図2

Description

本発明は、空調システムの制御装置、この制御装置を備えた空調システム、及びこの空調システムを備えた建物に関するものである。
従来から、建物内の空調装置を時間帯によってオン・オフするなどのタイムスケジュールに従ったタイムスケジュール運転制御をすることが可能な空調システムが知られている。
また、建物内の空調システムを、人感センサーを用いて自動で効率的に制御する制御装置についても多数提案されている(例えば特許文献1等を参照)。
特開2011−220608号公報
しかしながら、上記した従来のタイムスケジュール運転制御をすることが可能な空調システムだけでは、建物の居住者等の行動が必ずしもタイムスケジュール通りにならないこともよくあるため、例えば、ある時間帯において、空調装置が長時間オンの状態になっているのに、一時も居住者等がおらず、まるまるその時間帯の空調が無駄になり、経済性に欠く場合があった。
一方で、特許文献1のような従来の人感センサーを用いた空調システムの制御装置では、人感センサーが居住者等の居ることを検知してから空調装置がオンとなるため、特に、建物の内外での気温差が激しいときなどには、被空調空間が快適な温度に達するまでに時間がかかり、快適性に欠く場合があった。
そこで、本発明は、経済性と快適性とのバランスがとれた空調システムの制御装置、この制御装置を備えた空調システム、及びこの空調システムを備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の空調システムの制御装置は、建物内部の被空調空間を、空調装置により、快適性優先モードと、経済性優先モードとの二モードを切り替え可能に制御する空調システムの制御装置であって、タイムスケジュールに従って、前記二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御と、前記被空調空間内に設けた人感センサーにより人が在であるか不在であるかの状況の検知結果から前記二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせて前記空調装置を運転制御するものであり、前記タイムスケジュール運転制御における前記快適性優先モード時に、前記人感センサーによる検知結果で人が不在である状況が所定時間以上継続すると、前記経済性優先モードに変更制御する一方、前記タイムスケジュール運転制御における前記経済性優先モード時に、前記人感センサーによる検知結果で人が在である状況が継続しても、前記経済性優先モードのまま制御するものであり、前記空調装置は暖房及び冷房の少なくともいずれか一方が可能であり、暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、前記快適性優先モードの下限温度より低く、冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、前記快適性優先モードの上限温度より高いことを特徴とする。
ここで、上限温度とは、そのモードでは、その温度以下になるように制御する、という温度であり、下限温度とは、そのモードでは、その温度以上になるように制御する、という温度である。
なお、暖房時における経済性優先モードの下限温度と快適性優先モードの下限温度との関係、及び冷房時における経済性優先モードの上限温度と快適性優先モードの上限温度との関係は、同じ時間における相対関係である。
すなわち、異なる時間で比較して、暖房時における経済性優先モードの下限温度が、快適性優先モードの下限温度より高く、冷房時における経済性優先モードの上限温度が、快適性優先モードの上限温度より低いものも含まれる。
ここで、暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、前記快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃であるとよい。
また、冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、前記快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃であるとよい。
さらに、前記人感センサーによる検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定可能とされているとよい。
また、前記所定時間は、複数設定可能であるとよい。
さらに、前記経済性優先モードは、前記空調装置を停止せずに、人が不快でない程度の温度を維持するものであるとよい。
本発明の空調システムは、上記した本発明の空調システムの制御装置を備えていることを特徴とする。
ここで、前記空調装置は、前記建物の床下空間に設置されているとよい。
また、前記空調装置は、前記被空調空間である床上空間を空調する床上空調及び床下空調が可能であり、前記制御装置により、前記床上空調を運転制御するとよい。
本発明の建物は、上記した本発明の空調システムを備えていることを特徴とする。
このような本発明の空調システムの制御装置は、建物内部の被空調空間を、空調装置により、快適性優先モードと、経済性優先モードとの二モードを切り替え可能に制御する空調システムの制御装置である。
そして、タイムスケジュールに従って、二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御と、被空調空間内に設けた人感センサーにより人が在であるか不在であるかの状況の検知結果から二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせて空調装置を運転制御するものである。
そのうえで、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モード時に、人感センサーによる検知結果で人が不在である状況が所定時間以上継続すると、経済性優先モードに変更制御する一方、タイムスケジュール運転制御における経済性優先モード時に、人感センサーによる検知結果で人が在である状況が継続しても、経済性優先モードのまま制御するものである。
さらには、空調装置は暖房及び冷房の少なくともいずれか一方が可能であり、暖房時における経済性優先モードの下限温度は、快適性優先モードの下限温度より低く、冷房時における経済性優先モードの上限温度は、快適性優先モードの上限温度より高い構成とされている。
上記した構成なので、例えば、建物の居住者等の行動がタイムスケジュール通りにならず、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モード時に、一時も居住者等が被空調空間に居ないと、経済性優先モードに変更制御するため、その分経済性に優れている。
また、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モード時に、居住者等が被空調空間に居たときは、タイムスケジュール通りに運転制御するため、快適性もほぼ確保することができる。
また、タイムスケジュール運転制御における経済性優先モード時に、居住者等が被空調空間に居たときには、経済性優先モードのまま制御するので、想定外の空調費用が発生せず、経済性に優れている。
さらに、経済性優先モードを、空調装置を完全な運転停止状態にするのではなく、居住者等が不快でない程度の温度を維持する運転とすれば、より快適性を確保することができる。
すなわち、従来の空調システムの制御装置に比して、経済性と快適性とのバランスがとれている。
ここで、暖房時における経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃である場合は、暖房時の温度環境として、経済性優先モードでも、多くの人が不快でないと感じる環境を確保することができ、快適性優先モードでは、多くの人が快適であると感じる環境を確保することができる。
また、冷房時における経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃である場合は、冷房時の温度環境として、経済性優先モードでも、多くの人が不快でないと感じる環境を確保することができ、快適性優先モードでは、多くの人が快適であると感じる環境を確保することができる。
さらに、人感センサーによる検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定可能とされている場合は、例えば、深夜時間帯に居住者などがほとんど居ない居間などでは、経済性優先モードに設定しておけば、居住者などが入って来ても短時間で出て行く可能性が高いので、経済性優先モードのまま制御されて経済的であるし、また、早朝時間帯では、快適性優先モードに設定しておけば、居住者などが、起床した時点で居間は快適な状態になっている。
また、所定時間は、複数設定可能である場合は、人の行動パターンに合わせて経済性と快適性とのバランスをとるのに有利である。
具体的には、この所定時間としては通常10分程度が妥当である。即ち、人感センサーの検知結果で人が不在である状況が10分程度以上継続したら、快適性優先モードから経済性優先モードに切り替える。但し、タイマースケジュール運転制御で、経済性優先モードから快適性優先モードに切り替えられるのは、その切り替え後、人が在である状況となる確率が高く、予め快適な環境にしておきたいからであるので、快適性優先モードへの切り替え後は、この所定時間を10分よりも長く、例えば、60分程度とすれば、短時間で経済性優先モードに切り替わって(戻って)しまうのを防止することができる。
このような本発明の空調システムは、上記した本発明の空調システムの制御装置を備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の空調システムの制御装置の効果を奏する空調システムとすることができる。
ここで、空調装置は、建物の床下空間に設置されている場合は、床上空間が空調装置に占有されない分のスペースを有効利用することができる。
また、空調装置は、被空調空間である床上空間を空調する床上空調及び床下空調が可能であり、制御装置により、床上空調を運転制御する場合は、例えば、床下空調を床上空調とほぼ同じタイムスケジュール運転制御だけで運転すれば、床下空調による余熱により、経済性優先モードのときもより快適性が増す。
このような本発明の建物は、上記した本発明の空調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の空調システムの効果を奏する建物とすることができる。
実施例の空調システムを備えた建物の概略構成を示す説明図である。 実施例の空調システムの制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例の空調システムの制御装置による標準仕様設定の具体例を示すタイムチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の空調システムを備えた建物1の概略構成を示している。
この建物1は、断熱基礎として構築された基礎底盤コンクリート1bと、その側縁に立設された基礎側壁コンクリート1cと、さらにその上に立設された外壁部1dと、その外壁部1dの上端開口を塞ぐ天井部1eとから主に構成されている。
そして、この天井部1eと外壁部1dとに囲まれる空間は、床部1aによって床下空間3と居室などに用いられる被空調空間としての床上空間6とが区切られた構成となっている。
また、基礎側壁コンクリート1cの床下空間3側には、グラスウールなどの断熱材2が取り付けられており、床下空間3内の熱が屋外に極力漏れない断熱構造となっている。
そして、床下空間3内には、吹出型の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5が設置されている。
ここで、このエアコンディショナーの屋内機5は、ヒートポンプ式であり、熱媒循環管路により、建物1の屋外に設置された屋外機4と接続されている。
また、このエアコンディショナーの屋内機5は、除湿機能を有し、床下空間3から屋外へ貫通する排水用のドレイン7が設けられている。
さらに、このエアコンディショナーの屋内機5は、吸込部51と、床上用吹出部52,52と、床下用吹出部53とを有している。
また、このエアコンディショナーの屋内機5には、床上用吹出部52,52及び床下用吹出部53から空気を様々な強さで吹き出させることが可能なファン(図示せず)と、制御部54と、記憶部55とが内蔵されている。
さらに、床上用吹出部52,52と床下用吹出部53とには、電動ダンパーなどから成る開閉弁52a,53aがそれぞれ設けられている。
また、このエアコンディショナーの屋内機5には、制御部54に床下空間3の温度データを有線又は無線で送る温度センサー5aが取り付けられている。
さらに、床部1aには、グリル付きの、排気口9と、2種類の給気口10,10,11とが設けられている。
ここで、給気口10,10は、ダクト82により、エアコンディショナーの屋内機5の床上用吹出部52とそれぞれ接続されており、別の給気口11は、ダクトを介さず、床下空間3と直接連通している。
また、エアコンディショナーの屋内機5の吸込部51と排気口9との間もダクト81で接続されている。
さらに、床上空間6内には、人感センサー12が設けられ、この人感センサー12は、制御部54と有線又は無線で接続されている。
また、床上空間6内には、コントローラとしてのリモートコントローラ13も設けられている。
さらに、このリモートコントローラ13には、制御部54に床上空間6の温度データを有線又は無線で送る温度センサー13aが内蔵されている。
次に、実施例1の空調システムの制御装置Sについて説明する。
図2は、実施例1の空調システムの制御装置Sの概略構成を示している。
この実施例1の空調システムの制御装置Sは、吹出型の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5に内蔵された制御部54及び記憶部55と、人感センサー12と、温度センサー13aが内蔵されたコントローラとしてのリモートコントローラ13とから主に構成される。
そして、記憶部55には、標準仕様設定である自動制御設定及びこの自動制御設定時におけるタイムスケジュール運転制御などの制御パターンが記憶されている。
ここで、この自動制御設定時においては、基本的には、床上用吹出部52,52から空調空気(暖気又は冷気)を吹き出し、給気口10,10から床上空間6に空調空気が吹き出す床上空調、及び床下用吹出部53から空調空気(暖気又は除湿空気)を吹き出し、床下空間3に空調空気が吹き出す床下空調は、ともに、人が快適と感じる温度環境とする快適性優先モードと、人が不快ではない程度の温度環境とする経済性優先モードとの二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御がなされる。
さらに、床上空調では、被空調空間としての床上空間6内に設けた人感センサー12により人が在であるか不在であるかの状況の検知結果からこれら二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせて空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5を運転制御するものである。
より詳細には、床上空調では、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モード時に、人感センサー12による検知結果で人が不在である状況が所定時間(例えば10分)以上継続すると、経済性優先モードに変更制御する一方、タイムスケジュール運転制御における経済性優先モード時に、人感センサー12による検知結果で人が在である状況が継続しても、経済性優先モードのまま制御する。
また、人感センサー12による検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定可能とされている。
なお、床上空調の制御では、温度センサー13aで検知される床上空間6内の温度データに基づいてなされ、下限温度(又は上限温度)との開きを計算に入れ、運転のオン・オフ及び強弱の制御がなされる。
また、床下空調の制御では、温度センサー5aで検知される床下空間3内の温度データに基づいてなされ、下限温度(又は上限温度)との開きを計算に入れ、運転のオン・オフ及び強弱の制御がなされる。
さらに、床下空調により床下空間3に吹き出された空調空気の一部は、給気口11から床上空間6に吹き出される。
また、リモートコントローラ13によって、この標準仕様設定のオン・オフ、調整、及び変更が可能であり、特に、調整や変更があった場合には、記憶部55が記憶し、記憶部55は、その頻度が高い場合は、標準仕様設定に反映させる学習機能を有している。
次に、実施例の空調システムの制御装置Sによる制御についてより具体的に説明する。
図3は、実施例の空調システムの制御装置Sによる標準仕様設定の具体例(前日の23時から翌日の23時までの1日分)を示すタイムチャートである。
ここで、この標準仕様設定は、床上空間6が居間で、冬場の暖房を想定したモデルケースである。
なお、このタイムチャートでは、上段にタイムスケジュール運転制御を示し、中段に人感センサー12による検知結果を示し、下段にこの人感センサー12による検知結果を反映させた床上空調の運転制御を示している。
上段、下段の線図において、山の部分が快適性優先モードT1を示し、谷の部分が経済性優先モードT0を示す。
先ず、床下空調では、快適性優先モードT1(下限温度25℃)と、経済性優先モードT0(下限温度20℃)との二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御のみがなされる。
具体的には、前日の23時から翌日の4時までは経済性優先モードT0とし、4時から9時までは快適性優先モードT1とし、9時から12時までは経済性優先モードT0とし、12時から14時までは快適性優先モードT1とし、14時から16時までは経済性優先モードT0とし、16時から23時までは快適性優先モードT1とする。
一方、床上空調では、(快適性優先モードT1(下限温度22℃)と、経済性優先モードT0(下限温度17℃)との二状態に切り替える)タイムスケジュール運転制御がなされるが、更に人感センサー12により人が在であるか不在であるかの状況の検知結果から二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御を組み合わせて制御する。
具体的には、前日の23時から翌日の7時までは、人感センサー12による検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定されている。
そして、7時から23時までは、人感センサー検知結果反映運転制御が機能する。
図示例では、6時に人が居間(床上空間6)に入って来て、人感センサー12による検知結果で、6時から8時まで人が在である状況が継続し、8時に人が出て行き、8時から8時10分までの10分の間、人が不在である状況が継続したので、8時10分に快適性優先モードT1から経済性優先モードT0に変更する制御がなされている。
そして、タイムスケジュール運転制御では快適性優先モードT1で制御される予定であった9時までも、人感センサー12による検知結果で、人が不在である状況が継続したので、経済性優先モードT0のままに制御されている。
また、10時に人が入って来て、11時に出て行ったので、人感センサー12による検知結果で、10時から11時まで人が在である状況が継続しているが、タイムスケジュール運転制御で経済性優先モードT0にする時間帯なので、この時間内は経済性優先モードT0のまま制御されている。
さらに、12時にタイムスケジュール運転制御通り、経済性優先モードT0から快適性優先モードT1に切り替わる制御がなされるが、人感センサー12による検知結果で、12時から13時までの60分間、人が不在である状況が継続したので、13時に快適性優先モードT1から経済性優先モードT0に変更する制御がなされている。
そして、タイムスケジュール運転制御では快適性優先モードT1で制御される予定であった14時までも、人感センサー12による検知結果で、人が不在である状況が継続したので、経済性優先モードT0のままに制御されている。
また、16時にタイムスケジュール運転制御通り、経済性優先モードT0から快適性優先モードT1に切り替わる制御がなされ、16時30分に人が入って来て、人感センサー12による検知結果で、人が在である状況が1分以上継続したので、継続して快適性優先モードT1のまま制御されている。
そして、20時に人が出て行き、人感センサー12による検知結果で、20時から20時10分までの10分の間、人が不在である状況が継続したので、20時10分に快適性優先モードT1から経済性優先モードT0に変更する制御がなされている。
さらに、21時に人が入って来て、人感センサー12による検知結果で、21時から21時1分までの1分の間、人が在である状況が継続したので、21時1分に経済性優先モードT0から快適性優先モードT1に変更する制御がなされ、21時1分以降も、人が在である状況が継続したので、タイムスケジュール運転制御通り、継続して快適性優先モードT1のまま制御されている。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の空調システムの制御装置Sは、建物1内部の被空調空間としての床上空間6を、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5により、快適性優先モードT1と、経済性優先モードT0との二モードを切り替え可能に制御する空調システムの制御装置である。
そして、タイムスケジュールに従って、二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御と、床上空間6内に設けた人感センサー12により人が在であるか不在であるかの状況の検知結果から二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせてエアコンディショナーの屋内機5を運転制御するものである。
そのうえで、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モードT1時に、人感センサー12による検知結果で人が不在である状況が設定した所定時間以上継続すると、経済性優先モードT0に変更制御する一方、タイムスケジュール運転制御における経済性優先モードT0時に、人感センサー12による検知結果で人が在である状況が継続しても、経済性優先モードT0のまま制御するものである。
さらには、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5は暖房が可能であり、暖房時における経済性優先モードT0の下限温度は、快適性優先モードT1の下限温度より低い構成とされている。
上記した構成なので、例えば、建物1の居住者等の行動がタイムスケジュール通りにならず、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モードT1時に、一時も居住者等が被空調空間としての床上空間6に居ないと、経済性優先モードT0に変更制御するため、その分経済性に優れている。
また、タイムスケジュール運転制御における快適性優先モードT1時に、居住者等が被空調空間としての床上空間6に居たときは、タイムスケジュール通りに運転制御するため、快適性もほぼ確保することができる。
また、タイムスケジュール運転制御における経済性優先モードT0時に、居住者等が被空調空間としての床上空間6に居たときには、経済性優先モードT0のまま制御するので、想定外の空調費用が発生せず、経済性に優れている。
さらに、経済性優先モードT0を、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5を完全な運転停止状態にするのではなく、居住者等が不快でない程度の温度を維持する運転としているので、より快適性を確保することができる。
すなわち、従来の空調システムの制御装置に比して、経済性と快適性とのバランスがとれている。
ここで、人感センサー12による検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定可能とされている。
このため、例えば、深夜時間帯に居住者などがほとんど居ない居間などでは、経済性優先モードT0に設定しておけば、居住者などが入って来ても短時間で出て行く可能性が高いので、経済性優先モードT0のまま制御されて経済的であるし、また、早朝時間帯では、快適性優先モードT1に設定しておけば、居住者などが、起床した時点で居間は快適な状態になっている。
また、快適性優先モードT1から経済性優先モードT0へ切り替えるための所定時間の設定は、複数設定可能である。
このため、居住者等の人の行動パターンに合わせて経済性と快適性とのバランスをとるのに有利である。
具体的には、この所定時間としては、上記したように通常10分程度が妥当である。即ち、人感センサー12の検知結果で人が不在である状況が10分程度以上継続したら、快適性優先モードT1から経済性優先モードT0に切り替える。但し、タイマースケジュール運転制御で、経済性優先モードT0から快適性優先モードT1に切り替えられるのは、その切り替え後、人が在である状況となる確率が高く、予め快適な環境にしておきたいからであるので、快適性優先モードT1への切り替え後は、この所定時間を10分よりも長く、例えば、上記したように60分程度とすれば、短時間で経済性優先モードT0に切り替わって(戻って)しまうのを防止することができる。
このような実施例の空調システムは、上記した実施例の空調システムの制御装置Sを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した実施例の空調システムの制御装置Sの作用効果を奏する空調システムとすることができる。
ここで、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5は、建物1の床下空間3に設置されている。
このため、床上空間6が空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5に占有されない分のスペースを有効利用することができる。
また、空調装置エアコンディショナーの屋内機5は、被空調空間である床上空間6を空調する床上空調及び床下空調が可能であり、制御装置Sにより、床上空調を運転制御する。
このため、床下空調を床上空調とほぼ同じタイムスケジュール運転制御だけで運転すれば、床下空調による余熱により、経済性優先状態T0のときもより快適性が増す。
このような実施例の建物1は、上記した実施例の空調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した実施例の空調システムの作用効果を奏する建物とすることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、建物1を、説明が簡単なように、単純な構造としたが、勿論、これに限定されず、より複雑な構造として実施してもよい。
また、上記した実施例では、給気口10を2つ設けて実施したが、これに限定されず、床上空間6の広さに合わせた数の給気口10を設けて実施すればよい。
さらに、上記した実施例では、主に、暖房運転の際のみについて記載したが、これに限定されず、本発明は、冷房運転の際にも適用できるものである。
この冷房時では、経済性優先モードT0の上限温度は、28〜31℃であり、快適性優先モードT1の上限温度は、25〜28℃であるとよい。
また、上記した実施例では、床上空調の経済性優先モードT0のときの下限温度を17℃として実施したが、これに限定されず、例えば、床上用吹出部52からの空調空気の吹出しを完全にオフとして実施してもよい。
さらに、上記した実施例では、本発明の空調システムの制御装置Sを、床下空間3に設置した空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5による床上空調に適用して実施したが、これに限定されず、例えば、通常の室内設置型のエアコンディショナーなどに適用して実施してもよい。
1 建物
1a 床部
1b 基礎底盤コンクリート
1c 基礎側壁コンクリート
1d 外壁部
1e 天井部
2 断熱材
3 床下空間
4 エアコンディショナーの屋外機
5 エアコンディショナーの屋内機(空調装置)
51 吸込部
52 床上用吹出部
52a 開閉弁
53 床下用吹出部
53a 開閉弁
54 制御部
55 記憶部
5a 温度センサー
6 床上空間(被空調空間)
7 ドレイン
81 ダクト
82 ダクト
9 排気口
10 給気口
11 別の給気口
12 人感センサー
13 リモートコントローラ(コントローラ)
13a 温度センサー
S 制御装置
T1 快適性優先モード
T0 経済性優先モード

Claims (9)

  1. 建物内部の被空調空間を、空調装置により、快適性優先モードと、経済性優先モードとの二モードを切り替え可能に制御する空調システムの制御装置であって、
    タイムスケジュールに従って、前記二モードを切り替えるタイムスケジュール運転制御と、
    前記被空調空間内に設けた人感センサーにより人が在であるか不在であるかの状況の検知結果から前記二モードを切り替える人感センサー検知結果反映運転制御とを組み合わせて前記空調装置を運転制御するものであり、
    前記タイムスケジュール運転制御における前記快適性優先モード時に、前記人感センサーによる検知結果で人が不在である状況が所定時間以上継続すると、前記経済性優先モードに変更制御する一方、
    前記タイムスケジュール運転制御における前記経済性優先モード時に、前記人感センサーによる検知結果で人が在である状況が継続しても、前記経済性優先モードのまま制御するものであり、
    前記空調装置は暖房及び冷房の少なくともいずれか一方が可能であり、
    暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、前記快適性優先モードの下限温度より低く、
    冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、前記快適性優先モードの上限温度より高いことを特徴とする空調システムの制御装置。
  2. 暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、前記快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃であることを特徴とする請求項1に記載の空調システムの制御装置。
  3. 冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、前記快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空調システムの制御装置。
  4. 前記人感センサーによる検知結果は反映させず、タイムスケジュール運転制御のみで運転制御するタイムスケジュール運転制御優先時間帯が設定可能とされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空調システムの制御装置。
  5. 前記所定時間は、複数設定可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空調システムの制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空調システムの制御装置を備えていることを特徴とする空調システム。
  7. 前記空調装置は、前記建物の床下空間に設置されていることを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  8. 前記空調装置は、前記被空調空間である床上空間を空調する床上空調及び床下空調が可能であり、前記制御装置により、前記床上空調を運転制御することを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の空調システムを備えていることを特徴とする建物。
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