JP6386336B2 - 空調システム及び建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物内を空調する空調システム、及びこの空調システムを備えた建物に関するものである。
従来から、建物内を空調する空調システムに関する技術は、数多く提案され、実施に供されている。
また、運転スケジュールに沿って空調システムを運転することもなされている(例えば特許文献1等を参照)。
特開2009−264702号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような従来の多くの空調システムでは、建物の外気温の実測値に基づいて組まれた運転スケジュールを作成してから、この運転スケジュールに沿って運転する制御がなされる。
そのため、複雑な処理を行う構成が必要となり、高価になってしまう。
そこで、本発明は、複雑な処理を行う必要がなく、安価に実施することができる空調システム、及びこの空調システムを備えた建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の空調システムは、建物内を空調する空調装置は、少なくとも経済性優先モードと快適性優先モードとの二モードの切替運転が可能であり、制御部は、前記経済性優先モードと前記快適性優先モードとの切替タイミングを、記憶部に記憶した季節及び地域の少なくとも一方に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて制御することを特徴とする。
ここで、前記空調装置は、前記経済性優先モードと前記快適性優先モードに加え、停止モードも有するとよい。
また、前記空調装置は、前記建物の床上空間を空調する床上空調と、前記建物の床下空間を空調する床下空調とが可能であるとよい。
ここで、前記床上空間には人感センサーが設けられており、前記制御部は、前記床上空間内に設けた人感センサーで人が在であるか不在であるかを検知した結果により、前記床上空調の運転条件を制御するとよい。
さらに、前記経済性優先モードから前記快適性優先モードへの切替に際し、切替移行時間を設け、該切替移行時間内に漸時的にモード切替を行うとよい。
また、暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、前記快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃であるとよい。
さらに、冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、前記快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃であるとよい。
ここで、上限温度とは、そのモードでは、その温度以下になるように制御する、という温度であり、下限温度とは、そのモードでは、その温度以上になるように制御する、という温度である。
本発明の建物は、上記した本発明の空調システムを備えていることを特徴とする。
このような本発明の空調システムは、建物内を空調する空調装置は、少なくとも経済性優先モードと快適性優先モードとの二モードの切替運転が可能であり、制御部は、経済性優先モードと快適性優先モードとの切替タイミングを、記憶部に記憶した季節及び地域の少なくとも一方に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて制御する構成とされている。
上記した構成なので、基本的には、記憶部に記憶した季節及び地域の少なくとも一方に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて、経済性優先モードと快適性優先モードとの二モードの切替運転を行う制御をすればよいため、複雑な処理を行う必要がなく、安価に実施することができる。
ここで、空調装置は、経済性優先モードと快適性優先モードに加え、停止モードも有する場合は、停止モード中の消費電力は待機電力だけで済むので、その分、電気代を安く抑えることができる。
また、空調装置は、建物の床上空間を空調する床上空調と、建物の床下空間を空調する床下空調とが可能である場合は、特に、暖房運転をする際には、床下空調による暖房は、床上空間が略均一にムラなく暖まるが、床上空調による暖房に比べれば即効性に欠き、床上空調による暖房は、床上空間が即座に暖まるが、床下空調による暖房に比べれば床上空間を均一に暖めることができないので、床下空調による暖房と床上空調による暖房との長所を活かし、短所を補い合う効率的な建物の空調を行うことができる。
ここで、床上空間には人感センサーが設けられており、制御部は、床上空間内に設けた人感センサーで人が在であるか不在であるかを検知した結果により、床上空調の運転条件を制御する場合は、床上空調では、床上空間内の人の在・不在を区別して、無駄のない運転が行われる。
さらに、経済性優先モードから快適性優先モードへの切替に際し、切替移行時間を設け、切替移行時間内に漸時的にモード切替を行う場合は、急激にモード切替を行うのに比べて、少ない電力で済み、その分、電気代を安く抑えることができる。
また、暖房時における経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃である場合は、暖房時の温度環境として、経済性優先モードでも、多くの人が不快でないと感じる環境を確保することができるし、快適性優先モードでは、多くの人が快適であると感じる環境を確保することができる。
さらに、冷房時における経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃である場合は、冷房時の温度環境として、経済性優先モードでも、多くの人が不快でないと感じる環境を確保することができるし、快適性優先モードでは、多くの人が快適であると感じる環境を確保することができる。
このような本発明の建物は、上記した本発明の空調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した本発明の空調システムの効果を奏する建物とすることができる。
実施例の空調システムを備えた建物の概略構成を示す説明図である。 実施例の空調システムの制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施例の空調システムの制御装置による自動制御設定時の具体例を示すタイムテーブルである。 実施例の空調システムによるモード切替と通常の空調システムによるモード切替とを時刻と温度の関係で比較したグラフである。 実施例の建物の11月から3月の床下空調の具体例を示すタイムテーブルである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の空調システムを備えた建物1の概略構成を示している。
この建物1は、断熱基礎として構築された基礎底盤コンクリート1bと、その側縁に立設された基礎側壁コンクリート1cと、さらにその上に立設された外壁部1dと、その外壁部1dの上端開口を塞ぐ天井部1eとから主に構成されている。
そして、この天井部1eと外壁部1dとに囲まれる空間は、床部1aによって床下空間3と居室などに用いられる床上空間6とが区切られた構成となっている。
また、基礎側壁コンクリート1cの床下空間3側には、グラスウールなどの断熱材2が取り付けられており、床下空間3内の熱が屋外に極力漏れない断熱構造となっている。
そして、床下空間3内には、吹出型の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5が設置されている。
ここで、このエアコンディショナーの屋内機5は、ヒートポンプ式であり、熱媒循環管路により、建物1の屋外に設置された屋外機4と接続されている。
また、このエアコンディショナーの屋内機5は、除湿機能を有し、床下空間3から屋外へ貫通する排水用のドレイン7が設けられている。
さらに、このエアコンディショナーの屋内機5は、吸込部51と、床上用吹出部52,52と、床下用吹出部53とを有している。
また、このエアコンディショナーの屋内機5には、床上用吹出部52,52及び床下用吹出部53から空気を様々な強さで吹き出させることが可能なファン(図示せず)と、制御部54と、記憶部55とが内蔵されている。
さらに、床上用吹出部52,52と床下用吹出部53とには、電動ダンパーなどから成る開閉弁52a,53aがそれぞれ設けられている。
また、このエアコンディショナーの屋内機5には、制御部54に床下空間3の温度データを有線又は無線で送る温度センサー5aが取り付けられている。
さらに、床部1aには、グリル付きの、排気口9と、2種類の給気口10,10,11とが設けられている。
ここで、給気口10,10は、ダクト82により、エアコンディショナーの屋内機5の床上用吹出部52とそれぞれ接続されており、別の給気口11は、ダクトを介さず、床下空間3と直接連通している。
また、エアコンディショナーの屋内機5の吸込部51と排気口9との間もダクト81で接続されている。
さらに、床上空間6内には、人感センサー12が設けられ、この人感センサー12は、制御部54と有線又は無線で接続されている。
また、床上空間6内には、コントローラとしてのリモートコントローラ13も設けられている。
さらに、このリモートコントローラ13には、制御部54に床上空間6の温度データを有線又は無線で送る温度センサー13aが内蔵されている。
次に、実施例の空調システムの制御装置Sについて説明する。
図2は、実施例の空調システムの制御装置Sの概略構成を示している。
この実施例の空調システムの制御装置Sは、吹出型の空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5に内蔵された制御部54及び記憶部55と、人感センサー12と、温度センサー13aが内蔵されたコントローラとしてのリモートコントローラ13とから主に構成される。
そして、記憶部55には、図5に具体例を示した建物1がある地域の季節(ここでは、月毎)に対応した自動制御設定時における経済性優先モードと快適性優先モードとの床下空調の切替タイミング等の制御パターンが記憶されている。
なお、図5は、11月から3月の床下空調の具体例を示すタイムテーブルであり、寒い時期ほど、朝方の経済性優先モードから快適性優先モードへの切替タイミングを早くしている。
ここで、この自動制御設定時においては、基本的に、人感センサー12で人が在であると検知し、その状態が所定時間継続すると、その検知結果を検知信号として制御部54に送り、制御部54により、エアコンディショナーの屋内機5の床上用吹出部52,52から空調空気(暖気又は冷気)を吹き出す制御がなされ、給気口10,10から床上空間6に空調空気が吹き出されて、床上空調が行われる。
この制御は、温度センサー13aで検知される床上空間6内の温度データに基づいてなされ、モード毎に予め設定された下限(又は上限)温度との開きを計算に入れ、運転のオン・オフ及び強弱の制御がなされる。
また、この自動制御設定時においては、制御パターンとして記憶部55に記憶された運転タイムスケジュールデータに基づいて、制御部54により、エアコンディショナーの屋内機5の床下用吹出部53から空調空気(暖気又は除湿空気)を吹き出す制御がなされ、床下空間3に空調空気が吹き出されて、床下空調が行われる。
この制御は、温度センサー5aで検知される床下空間3内の温度データに基づいてなされ、モード毎に予め設定された下限(又は上限)温度との開きを計算に入れ、運転のオン・オフ及び強弱の制御がなされる。
ここで、床下空間3に吹き出された空調空気の一部は、給気口11から床上空間6に吹き出される。
なお、リモートコントローラ13によって、この自動制御設定のオン・オフ、調整、及び変更が可能であり、特に、調整や変更があった場合には、記憶部55が記憶し、記憶部55は、その頻度が高い場合は、自動制御設定に反映させる学習機能を有している。
次に、実施例の空調システムの制御装置Sによる制御についてより具体的に説明する。
図3は、実施例の空調システムの制御装置Sによる冬場の暖房を想定した自動制御設定の具体例(ここでは、2月の1日分)を示すタイムテーブルである。なお、このタイムテーブル中の数字は、暖房の下限温度を示している。
先ず、床上空調は、4時半から22時半までは、人感センサー12で人が在であるか不在であるかを検知し、この検知結果を反映させた制御がなされる。
ここで、人感センサー12により、人が在であると検知され、その状態が所定時間(例えば1分)継続すると、快適性優先モードが選択され、床上空間6内の下限温度を22℃とする運転が行われる。
すなわち、22℃以上を保つために、温度センサー13aが22℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、22℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、22℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
また、人感センサー12により、人が不在であると検知され、その状態が所定時間(例えば10分)継続すると、経済性優先モードが選択され、床上空間6内の下限温度を17℃とする運転が行われる。
すなわち、17℃以上を保つために、温度センサー13aが17℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、17℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、17℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
さらに、床上空調は、22時半から翌4時半までは、記憶部55に記憶された運転タイムスケジュールデータに基づいて制御がなされ、床上空間6内の下限温度を17℃とする運転が行われる。
すなわち、17℃以上を保つために、温度センサー13aが17℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、17℃未満であれば、運転をオンとする。
一方、床下空調は、一日中、基本的には、記憶部55に記憶された運転タイムスケジュールデータに基づいて制御がなされる。
先ず、深夜1時から4時半までは、床下空間3内の下限温度を20℃とする運転(経済性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、20℃以上を保つために、温度センサー5aが20℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、20℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、20℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
4時半にモードが切り替えられ、4時半から10時までは、床下空間3内の下限温度を25℃とする運転(快適性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、25℃以上を保つために、温度センサー5aが25℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、25℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、25℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
また、10時から12時までは、床下空間3内の下限温度を20℃とする運転(経済性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、20℃以上を保つために、温度センサー5aが20℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、20℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、20℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
さらに、12時から14時までは、4時半から10時までと同様、床下空間3内の下限温度を25℃とする運転(快適性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、25℃以上を保つために、温度センサー5aが25℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、25℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、25℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
また、14時から16時までは、10時から12時までと同様、床下空間3内の下限温度を20℃とする運転(経済性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、20℃以上を保つために、温度センサー5aが20℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、20℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、20℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
さらに、16時から22時半までは、12時から14時まで及び4時半から10時までと同様、床下空間3内の下限温度を25℃とする運転(快適性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、25℃以上を保つために、温度センサー5aが25℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、25℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、25℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
また、22時半から翌4時半までは、基本的には、床下空間3内の下限温度を20℃とする運転(経済性優先モードによる運転)が行われる。
すなわち、20℃以上を保つために、温度センサー5aが20℃以上の温度を検知すれば、運転をオフとし、20℃未満であれば、運転をオンとする。
なお、運転をオンとする場合には、20℃より若干下回っているだけのときは弱運転とし、大きく下回っているときは強運転とする。
但し、23時から翌1時までは、停止モードとし、床下用吹出部53からの空調空気(暖気)の吹き出しを停止する。
なお、この具体例は、床上空間6を居間や寝室などに用いる場合のものであり、人が居ないと想定されるときも、主に急に居住者等の人が戻ってきたときなどにヒートショックを起こすのを予防するのを目的として、床上空間6内の下限温度を17℃としている。
ここで、図3では、分かり易いように、床下空調のモード間の境目をただの線としたデジタル表示としたが、実際には、図4に示したように、アナログ表示となる。
この実施例では、経済性優先モードから快適性優先モードに切替する際に、節電となるように工夫している。
すなわち、通常、経済性優先モードから快適性優先モードに切替する際には、運転のオン・オフを少なくするため、図4の点線で示したように、経済性優先モードの下限温度の20℃よりやや高い22℃程度から、時刻t2からt1であまり切替移行時間をかけずに、快適性優先モードの下限温度の25℃になるようにしている。
これに対し、この実施例では、経済性優先モードから快適性優先モードに切替する際には、図4の実線で示したように、先ず、時刻t3からt0で、経済性優先モードの下限温度である20℃まで温度を下げ、時刻t0からt1で、通常の2倍以上の切替移行時間をかけて、漸時的にモード切替を行っている。
これにより、領域Dの分だけの電力を節約することができる。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の空調システムは、建物1内を空調する空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5は、少なくとも経済性優先モードと快適性優先モードとの二モードの切替運転が可能であり、制御部54は、経済性優先モードと快適性優先モードとの切替タイミングを、記憶部55に記憶した季節及び地域に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて制御する構成とされている。
上記した構成なので、基本的には、記憶部55に記憶した季節及び地域に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて、経済性優先モードと快適性優先モードとの二モードの切替運転を行う制御をすればよいため、複雑な処理を行う必要がなく、安価に実施することができる。
ここで、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5は、経済性優先モードと快適性優先モードに加え、停止モードも有する。
このため、停止モード中の消費電力は待機電力だけで済むので、その分、電気代を安く抑えることができる。
なお、より暖かい地域では、停止モードをより多く設けることができるので、その分、電気代をより安く抑えることができる。
また、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5は、建物1の床上空間6を空調する床上空調と、建物1の床下空間3を空調する床下空調とが可能である。
このため、特に、暖房運転をする際には、床下空調による暖房は、床上空間6が略均一にムラなく暖まるが、床上空調による暖房に比べれば即効性に欠き、床上空調による暖房は、床上空間6が即座に暖まるが、床下空調による暖房に比べれば床上空間6を均一に暖めることができないので、床下空調による暖房と床上空調による暖房との長所を活かし、短所を補い合う効率的な建物1の空調を行うことができる。
ここで、床上空間6には人感センサー12が設けられており、制御部54は、床上空間6内に設けた人感センサー12で人が在であるか不在であるかを検知した結果により、床上空調の運転条件を制御する。
このため、床上空調では、床上空間6内の人の在・不在を区別して、無駄のない運転が行われる。
さらに、経済性優先モードから快適性優先モードへの切替に際し、切替移行時間を設け、切替移行時間内に漸時的にモード切替を行う。
このため、急激にモード切替を行うのに比べて、少ない電力で済み、その分、電気代を安く抑えることができる。
このような実施例の建物1は、上記した実施例の空調システムを備えた構成とされている。
上記した構成なので、上記した実施例の空調システムの作用効果を奏する建物とすることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、建物1を、説明が簡単なように、単純な構造としたが、勿論、これに限定されず、より複雑な構造として実施してもよい。
また、上記した実施例では、主に、暖房運転の際のみについて記載したが、これに限定されず、本発明は、冷房運転の際にも適用できるものである。
例えば、床下空間3内が結露対策をしているのなら、暖房運転の際と略同様にして実施してもよいし、結露対策がなされていないなら、床下空調は、除湿空気を吹き出すものとし、夏場等の暑いときの体感温度を下げるようにすればよい。
この場合は、温度センサー13a,5aに、湿度検出機能も持たせるとよい。
さらに、この冷房時では、経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃であるとよい。
また、上記した実施例では、空調装置としてのエアコンディショナーの屋内機5に、床上空調と床下空調とを行えるものを用いて実施したが、これに限定されず、通常の床上空調のみが行えるものを用いて実施してもよい。
1 建物
1a 床部
1b 基礎底盤コンクリート
1c 基礎側壁コンクリート
1d 外壁部
1e 天井部
2 断熱材
3 床下空間
4 エアコンディショナーの屋外機
5 エアコンディショナーの屋内機(空調装置)
51 吸込部
52 床上用吹出部
52a 開閉弁
53 床下用吹出部
53a 開閉弁
54 制御部
55 記憶部
5a 温度センサー
6 床上空間
7 ドレイン
81 ダクト
82 ダクト
9 排気口
10 給気口
11 別の給気口
12 人感センサー
13 リモートコントローラ(コントローラ)
13a 温度センサー
S 制御装置

Claims (2)

  1. 建物内を空調する空調装置と、前記空調装置を制御する制御部と、を備える空調システムであって、
    前記空調装置は、前記建物の床上空間を空調する床上空調と、前記建物の床下空間を空調する床下空調とが可能であって、経済性優先モードと快適性優先モードと停止モードとの切替運転が可能であり、
    前記床上空間には人感センサーが設けられており、
    前記制御部は、前記経済性優先モードと前記快適性優先モードと前記停止モードとの切替タイミングを、記憶部に記憶した季節及び地域に対応した運転タイムスケジュールデータに基づいて制御し、前記人感センサーで人が在であるか不在であるかを検知した結果により、前記床上空調の運転条件を制御し、前記経済性優先モードから前記快適性優先モードへの切替に際し、切替移行時間を設け、該切替移行時間内に漸時的にモード切替を行い、
    暖房時における前記経済性優先モードの下限温度は、15〜20℃であり、前記快適性優先モードの下限温度は、20〜25℃であり、
    冷房時における前記経済性優先モードの上限温度は、28〜31℃であり、前記快適性優先モードの上限温度は、25〜28℃であり、
    前記運転タイムスケジュールデータでは、11月から3月の前記床下空調において、寒い時期ほど朝方の前記経済性優先モードから前記快適性優先モードへの切替タイミングが早くしていることを特徴とする空調システム。
  2. 求項1に記載の空調システムを備えていることを特徴とする建物
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