JP2015101071A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷される画像のムラを抑制しつつ、液体を効率よく噴射可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッド3と、該記録ヘッド3を走査方向に移動させるキャリッジ移動機構5と、ノズル27からインクを噴射させる噴動パルスDPを含む駆動信号COMを発生する駆動信号発生回路43と、を備え、キャリッジ移動機構5によって記録ヘッド3を移動させながら記録媒体2上に噴射制御データに基づく画像を形成するプリンター1であって、記録媒体の所定領域に対応する画素データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、記録ヘッド3を定速移動させる定速区間における当該記録ヘッド3の移動速度が遅くなるように制御する制御部41を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、ノズルから液体を噴射する液体噴射装置に関するものである。
液体噴射装置は液体噴射ヘッドを備え、この噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式プリンターやインクジェット式プロッター等の画像記録装置があるが、最近ではごく少量の液体を所定位置に正確に着弾させることができるという特長を生かして各種の製造装置にも応用されている。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造するディスプレイ製造装置,有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイやFED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置,バイオチップ(生物化学素子)を製造するチップ製造装置に応用されている。そして、画像記録装置用の記録ヘッドでは液状のインクを噴射し、ディスプレイ製造装置用の色材噴射ヘッドではR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極形成装置用の電極材噴射ヘッドでは液状の電極材料を噴射し、チップ製造装置用の生体有機物噴射ヘッドでは生体有機物の溶液を噴射する。
上記のような液体噴射ヘッドは、インク(液体の一種)が貯留されたインクタンク等の液体貯留源から圧力室にインクを導入し、当該圧力室のインクに圧力変動を生じさせて、この圧力室に通じるノズルからインク滴を噴射するように構成されている。近年では、印刷効率を向上させるために、ノズルから噴射させるインク滴の噴射間隔をできるだけ短くする傾向にある。このため、例えば、高精細な画像を記録媒体(着弾対象の一種)上に印刷(記録)するべく、印字データに基づいてノズルからインク滴を噴射すると、圧力室へのインクの供給量が不足する虞がある。圧力室へのインクの供給量が不足すると、圧力室内の負圧(以下「背圧」という)が大きくなり、噴射されるインク滴の量が減少する等の噴射特性の変化が起こり得る。また、場合によっては、ノズルからインク滴が噴射されない虞もある。その結果、印刷される画像にムラが発生したり、ドット抜けが発生したりする。このような背圧の変化による画像のムラ等を抑制するために、印字データから算出されるインク滴の噴射量に基づいて背圧変動を予測し、この予測に基づいて印字データを補正することでインク滴の噴射量を制御し、画像の濃度ムラを抑えるものが開発されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−237477号公報
ところで、液体噴射ヘッドを所定の方向に走査することにより記録媒体上に記録を行ういわゆるシリアルプレインターでは、液体噴射ヘッドが一定速度で移動する定速区間のみならず、液体噴射ヘッドが加速あるいは減速する加減速区間においても印刷(インク滴の噴射)が行われる。この加減速区間における液体噴射ヘッドは、定速区間と比べて移動速度が遅いため、ノズルから噴射されるインク滴の噴射間隔が比較的長くなる。このため、加減速区間においては、圧力室へのインクの供給が比較的安定し易い。しかしながら、上記特許文献1では、液体噴射ヘッドの移動速度、換言するとインク滴の噴射間隔(ノズルの使用状態)を加味したインク滴の噴射制御が行われていないため、加減速区間において圧力室へインクが十分に供給されているにもかかわらず、インク滴の噴射が抑制される虞がある。その結果、インクの噴射効率(印刷効率)が悪化する虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷される画像のムラを抑制しつつ、液体を効率よく噴射可能な液体噴射装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、前記液体噴射ヘッドを定速移動させる定速区間における当該液体噴射ヘッドの移動速度が遅くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、前記液体噴射ヘッドを加速又は減速させる加減速区間が短くなるように制御し、前記液体噴射ヘッドを定速移動させる定速区間における当該液体噴射ヘッドの移動速度が遅くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、データ量が相対的に多い場合、加減速区間における液体噴射ヘッドの移動速度(加速度)を抑えることなく、定速区間における当該液体噴射ヘッドの移動速度を抑えることができる。これにより、液体噴射ヘッドの移動速度が最も早い定速区間において、ノズルから噴射されるインク滴の噴射間隔を相対的に長くすることができ、圧力室へのインクの供給を安定させることができる。その結果、圧力室内の背圧(負圧)が大きくなることによって生じる画像のムラ等を抑制することができる。また、加減速区間における液体噴射ヘッドの移動速度(加速度)を抑えないようにできるため、加減速区間においてインク滴の噴射が過剰に抑制されることを防止できる。その結果、インクの噴射効率(印刷効率)を向上させることができる。なお、「噴射制御データ」とは、ホストコンピュータ等の外部装置から入力された印刷データをドット毎に展開することで得られるドットパターンデータあるいは画素データであり、液体噴射ヘッドに入力されるデータである。
さらに、本発明は、ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、当該所定領域に含まれるパス数が多くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
この構成によれば、所定領域あたりのデータ量が相対的に多い場合、所定領域に含まれるパス数を分割するため、単位時間あたりにノズルから噴射されるインクの量を減らすことができる。これにより、圧力室へのインクの供給を安定させることができる。その結果、圧力室内の背圧(負圧)が大きくなることによって生じる画像のムラ等を抑制することができる。
プリンターの構成を説明する斜視図である。 記録ヘッドの断面図である。 プリンターの電気的な構成を説明するブロック図である。 噴射パルスの構成を説明する波形図である。 第1実施形態におけるインクの噴射制限を説明する図である。 第2実施形態におけるインクの噴射制限を説明する図である。 第3実施形態におけるインクの噴射制限を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下の説明では、本発明の液体噴射装置として、液体噴射ヘッドの一種であるインクジェット式記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を搭載したインクジェット式プリンター(以下、プリンター)を例に挙げる。
プリンター1の構成について、図1を参照して説明する。プリンター1は、記録紙等の記録媒体2(着弾対象の一種)の表面に対して液体状のインクを噴射して画像等の記録を行う装置である。このプリンター1は、記録ヘッド3、この記録ヘッド3が取り付けられるキャリッジ4、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ移動機構5(本発明におけるヘッド移動手段に相当)、記録媒体2を副走査方向に移送する搬送機構6等を備えている。ここで、上記のインクは、本発明の液体の一種であり、液体供給源としてのインクカートリッジ7に貯留されている。このインクカートリッジ7は、記録ヘッド3に対して着脱可能に装着される。なお、インクカートリッジがプリンターの本体側に配置され、当該インクカートリッジからインク供給チューブを通じて記録ヘッドに供給される構成を採用することもできる。
上記のキャリッジ移動機構5はタイミングベルト8を備えている。そして、このタイミングベルト8はDCモーター等のパルスモーター9により駆動される。従ってパルスモーター9が作動すると、キャリッジ4は、プリンター1に架設されたガイドロッド10に案内されて、主走査方向(記録媒体2の幅方向)に往復移動する。キャリッジ4の主走査方向の位置は、位置情報検出手段の一種であるリニアエンコーダー40によって検出される。リニアエンコーダー40は、その検出信号、即ち、エンコーダーパルス(位置情報の一種)をプリンター1の制御部41に送信する。
また、キャリッジ4の移動範囲内における記録領域よりも外側であって、一方(図1における右側)の端部領域には、キャリッジ4の走査の基点となるホームポジションが設定されている。このホームポジションには、記録ヘッド3のノズル面(ノズルプレート21)を封止するキャップ11、および、ノズル面を払拭するためのワイパー12等が配置されている。そして、プリンター1は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてキャリッジ4が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にキャリッジ4が戻る復動時との双方向で記録媒体2上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録を行う。
図2は、上記記録ヘッド3の構成を説明する要部断面図である。この記録ヘッド3は、ケース13と、このケース13内に収納される振動子ユニット14と、ケース13の底面(先端面)に接合される流路ユニット15等を備えて構成されている。上記のケース13は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には振動子ユニット14を収納するための収納空部16が形成されている。振動子ユニット14は、圧力発生手段の一種として機能する圧電素子17と、この圧電素子17が接合される固定板18と、圧電素子17に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル19とを備えている。圧電素子17は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向に直交する方向に伸縮可能な縦振動モードの圧電素子である。
流路ユニット15は、流路形成基板20の一方の面にノズルプレート21を、流路形成基板20の他方の面に弾性板22をそれぞれ接合して構成されている。この流路ユニット15には、リザーバー23と、インク供給口24と、圧力室25と、ノズル連通口26と、ノズル27とが設けられている。リザーバー23は、ノズル列毎に当該ノズル列に沿って延在する空部であり、ケース13に設けられたインク導入路(図示せず)と連通している。また、リザーバー23の側方には、複数のインク供給口24がノズル列を構成するノズル27毎に対応して開口されている。そして、このインク供給口24から圧力室25及びノズル連通口26を経てノズル27に至る一連のインク流路が、ノズル27毎に形成されている。これにより、インクカートリッジ7からインク導入路を介してリザーバー23に導入されたインクは、インク供給口24を介して各圧力室25に供給される。
上記ノズルプレート21は、ステンレス鋼(SUS)又はシリコン単結晶等からなる薄いプレートであり、ノズル27の列(ノズル列)が複数設けられている。上記弾性板22は、金属等からなる支持板28の表面に樹脂フィルム等からなる弾性体膜29を積層した二重構造である。この弾性板22には、圧力室25の容積を変化させるダイヤフラム部30が設けられている。このダイヤフラム部30は、圧電素子17の先端面が接合される島部32と、この島部32を囲う薄肉弾性部33とからなる。また、この弾性板22には、リザーバー23の一部を封止するコンプライアンス部31が設けられている。コンプライアンス部31は、リザーバー23に貯留されたインクの圧力変動を吸収するダンパーとして機能する。
そして、上記の島部32には圧電素子17の先端面が接合されているので、この圧電素子17の自由端部を伸縮させることで圧力室25の容積を変動させることができる。この容積変動に伴って圧力室25内のインクに圧力変動が生じる。そして、記録ヘッド3は、この圧力変動を利用してノズル27からインク滴を吐出させる。
図3はプリンター1の電気的な構成を示すブロック図である。このプリンター1は、プリンターコントローラー35とプリントエンジン36とで概略構成されている。プリンターコントローラー35は、ホストコンピュータ等の外部装置からの印刷データ等が入力される外部インターフェース(外部I/F)37と、各種データ等を記憶するRAM38と、各種データ処理のための制御ルーチン等を記憶したROM39と、各部の制御を行う制御部41と、クロック信号を発生する発振回路42と、記録ヘッド3へ供給する駆動信号を発生する駆動信号発生回路43(本発明における駆動信号発生手段に相当)と、印刷データをドット毎に展開することで得られる画素データSIや駆動信号等を記録ヘッド3に出力するための内部インターフェース(内部I/F)45と、を備えている。
制御部41は、記録ヘッド3の動作を制御するためのヘッド制御信号を記録ヘッド3に出力したり、駆動信号COMを生成させるための制御信号を駆動信号生成回路43に出力したりする。ヘッド制御信号は、例えば、転送クロックCLK、画素データSI、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CHである。これらのラッチ信号やチェンジ信号は、駆動信号COMを構成する各パルスの供給タイミングを規定する。また、制御部41は、上記印刷データに基づき、RGB表色系からCMY表色系への色変換処理、多階調のデータを所定階調まで減少させるハーフトーン処理、ハーフトーニングされたデータを、インク種類毎(ノズル列毎)に所定の配列で並べてドットパターンデータに展開するドットパターン展開処理等を経て、記録ヘッド3の吐出制御に用いる画素データSIを生成する。この画素データSIは、印刷される画像の画素に関するデータであり、噴射制御データの一種である。ここで、画素とは、着弾対象物である記録紙等の記録媒体上に仮想的に定められたドット形成領域を示す。
また、制御部41は、リニアエンコーダー40から出力されるエンコーダーパルスEPに基づいてタイミングパルスPTS(図5参照)を生成するタイミングパルス生成手段として機能する。このタイミングパルスPTSは、駆動信号生成回路43が発生する駆動信号COMの発生開始タイミングを定める信号である。つまり、駆動信号生成回路43は、このタイミングパルスPTSを受信する毎に駆動信号COMを出力する。さらに、本発明における制御部41は、記録媒体2の所定領域(記録予定領域)に対応する(例えば、単位走査あたりの)画素データSIのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、記録ヘッド3を定速移動させる定速区間における当該記録ヘッド3の移動速度が遅くなるように制御する制御手段として機能する。なお、記録ヘッド3の移動速度の制御については後述する。
駆動信号発生回路43は、制御部41によって制御され、上記したようにタイミングパルスPTSに基づいて駆動信号COMや各種の駆動信号を発生する。駆動信号COMは、記録動作時の記録ヘッド3の圧電素子17に印加されるアナログの電圧信号であり、単位記録周期(液体噴射周期)内に複数のパルス波形を有する一連の信号である。例えば、駆動信号COMは、大ドットに対応する噴射パルス、中ドットに対応する噴射パルス、および小ドットに対応する噴射パルスを一連に含んでいる。
図4は、噴射パルスの一例を説明する波形図である。なお、図4の縦軸は電圧を表わし、横軸は時間を表わしている。図4に示す噴射パルスDPは、膨張要素p1、膨張維持要素p2、収縮要素p3、収縮維持要素p4、および、復帰要素p5を含んでいる。膨張要素p1は、基準電位(中間電位)Vbから最大電位(最大電圧)Vmaxまでプラス側に電位が変化して圧力室25を膨張させる波形要素である。膨張維持要素p2は、最大電位Vmaxを一定時間維持する波形要素である。収縮要素p3は、最大電位Vmaxから最小電位(最小電圧)Vminまでマイナス側に電位が変化して圧力室25を急激に収縮させる波形要素である。収縮維持要素p4は、最小電位Vminを一定時間維持する波形要素である。復帰要素p5は、最小電位Vminから基準電位Vbまで電位を復帰する波形要素である。
このように構成された噴射パルスDPが圧電素子17に供給されると、まず、膨張要素p1によって圧電素子17が収縮することでダイヤフラム部30の島部32が圧力室25から離隔する方向に変位し、これにより圧力室25が基準電位Vbに対応する定常容積から最大電位Vmaxに対応する膨張容積まで膨張する。この膨張により、メニスカスが圧力室25側に大きく引き込まれると共に、圧力室25内にはリザーバー23側からインク供給口24を通じてインクが供給される。そして、この圧力室25の膨張状態は、膨張維持要素p2の発生期間に亘って維持される。その後、収縮要素p3が印加されることで圧電素子17が伸張して島部32が圧力室25側に変位する。これにより、圧力室25は膨張容積から最小電位Vminに対応する収縮容積まで急激に収縮される。この圧力室25の急激な収縮により圧力室25内のインクが加圧され、ノズル27から規定量(例えば、数ng〜十数ng)のインクが噴射される。圧力室25の収縮状態は、収縮維持要素p4の供給期間に亘って維持され、その後の復帰要素p5の供給により、圧力室25が定常容積まで膨張復帰する。なお、噴射パルスは例示した波形に限らす、その他、種々の構成の波形を用いて、各ドットサイズに対応するインクを噴射する噴射パルスとすることができる。
そして、本実施形態のプリンター1は、キャリッジ4(記録ヘッド3)が定速移動している定速区間のみならず、キャリッジ4の加速移動中または減速移動中(加減速区間)においても記録ヘッド3からインクを噴射して、記録媒体2の記録領域(液体噴射領域)に画素データSIに基づく画像やテキストの記録を行うことが可能に構成されている。これにより、印刷速度の向上を図ることができると共に、記録領域の外側で方向を転換する(つまり加減速を行う)構成と比較してヘッドの走査範囲を短くすることができるので、装置の小型化にも寄与することができる。なお、加減速区間では、キャリッジ4の移動速度が定速区間の移動速度よりも遅いため、図5に示すように、これに基づくタイミングパルスPTSの発生間隔が長くなる。このため、駆動信号COMの発生周期(記録周期)も長くなる。
次に、プリントエンジン36側の構成について説明する。プリントエンジン36は、記録ヘッド3と、キャリッジ移動機構5と、紙送り機構6と、リニアエンコーダー40と、から構成されている。記録ヘッド3は、シフトレジスター(SR)48、ラッチ49、デコーダー50、レベルシフター(LS)51、スイッチ52、及び圧電素子17を、各ノズル27に対応させて複数備えている。プリンターコントローラー35からの画素データSIは、発振回路42からのクロック信号CKに同期して、シフトレジスター48にシリアル伝送される。
シフトレジスター48には、ラッチ49が電気的に接続されており、プリンターコントローラー35からのラッチ信号LATがラッチ49に入力されると、シフトレジスター48の画素データSIをラッチする。このラッチ49にラッチされた画素データSIは、デコーダー50に入力される。このデコーダー50は、2ビットの画素データSIを翻訳してパルス選択データを生成する。また、デコーダー50は、ラッチ信号LAT又はチャンネル信号CHの受信を契機にパルス選択データをレベルシフター51に出力する。この場合、パルス選択データは、上位ビットから順にレベルシフター51に入力される。このレベルシフター51は、電圧増幅器として機能し、スイッチ52を駆動できる電圧に昇圧された電気信号を出力する。レベルシフター51で昇圧されたパルス選択データは、スイッチ52に供給される。このスイッチ52の入力側には、駆動信号発生回路43からの駆動信号COMが供給されており、スイッチ52の出力側には、圧電素子17が接続されている。そして、パルス選択データは、スイッチ52の作動、つまり、駆動信号COM中の噴射パルスDPの圧電素子17への供給を制御する。このようなスイッチ制御により、駆動信号COMの一部分を、選択的に圧電素子17へ印加させることができる。
ここで、外部装置からの印刷データのデータ量が多い場合、すなわち印刷データに基づいて生成された画素データSIのデータ量が多い場合(特に、記録媒体2の所定の領域をインクで埋めるいわゆるベタ撃ちの場合のようにインクの噴射を示すデータの量が多い場合)、より高い周波数でインクが噴射されることになるので、それだけ多くのインクが消費されることになる。これにより、リザーバー23から圧力室25へのインクの供給量が不足し、圧力室25内の背圧(負圧)が大きくなる虞がある。圧力室25内の背圧が大きくなると、画像のムラやドット抜け等が発生する虞があるため、従来では、画素データSIのデータ量に応じて、単位時間あたりにノズル27から噴射されるインクの量に制限をかけていた。しかしながら、加減速区間ではキャリッジ4の移動速度が定速区間の移動速度よりも遅く、インク滴の噴射間隔が比較的長いため、圧力室25へのインクの供給量が比較的安定しているにもかかわらず、インク滴の噴射が抑制されていた。これに対して、本発明では、キャリッジ4の移動速度を考慮したインク滴の噴射制限を行っているため、インク滴を効率よく噴射可能になる。このインク滴の噴射制限ついて、以下に説明する。
図5は、ΔPの変化と、タイミングパルスPTSの発生タイミングとを対応付けて示したタイミングチャートである。ここで、ΔPは、記録ヘッド2から噴射されるインクの量、すなわち背圧の大きさを示す値であり、以下の式(1)で表される。
ΔP=R×(Iw×F×N)…(1)
なお、Rはインクの組成と使用温度から定まるインクの抵抗値、換言すると噴射されるインクの物性で定まる定数である。Iwは1つのノズル27から1回の駆動で噴射されるインク重量、Fは駆動信号の周波数(すなわち、キャリッジ4(記録ヘッド3)の移動速度に比例する)、およびNは単位記録周期内において駆動(インク滴を噴射)するノズル27の数である。
このΔPは、背圧が大きくなると、値が大きくなり、背圧が小さくなると、値が小さくなるため、本実施形態では、ΔPに基づいてインクの噴射制限を行っている。具体的には、予め圧力室25へのインクの供給が不足し、画像のムラやドット抜け等が発生するΔPの閾値を設定し、RAM38やROM39等に記憶しておく。そして、制御部41は、例えば単位走査毎に上記式(1)に基づいてΔPを算出し、記憶されているΔPの閾値を超えないようにインクの噴射を制御する。すなわち、単位走査あたりの画素データSIのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、インク重量Iw、駆動信号周波数F、駆動ノズル27の数Nのうち少なくとも1つを小さくしてΔPが大きくならないように調整される。
ここで、図5における破線は、インクの噴射制限を行っていない場合のΔPの変化の一例を示すグラフであり、図5における実線は、インクの噴射制限を行った場合のΔPの変化の一例を示すグラフである。インクの噴射制限を行っていない場合において、図5における破線に示すように、キャリッジ4が加速する加速区間t1′およびキャリッジ4が減速する減速区間t3′では、キャリッジ4の移動速度が定速区間t2′と比べて遅いため、すなわち、Fの値が小さいため、ΔPの値が閾値ΔPthをほとんど超えない値になっている。一方、定速区間t2′においては、ΔPの値が閾値ΔPthよりも高いΔP1になっている。このため、定速区間t2′において圧力室25へのインクの供給が不足し、画像のムラやドット抜け等が発生する虞がある。そこで、制御部41は、定速区間t2′におけるΔPが閾値ΔPthを超えないように制御する。具体的には、図5における実線に示すように、キャリッジ4の加速度を変えずに加速区間および減速区間の時間をt1およびt3のように短くする。これにより、定速区間t2におけるキャリッジ4の移動速度が遅くなり、すなわち、Fの値が小さくなり、ΔPの値が閾値ΔPthよりも小さいΔP2になる。その結果、圧力室25へのインクの供給を安定させることができ、圧力室25内の背圧(負圧)が大きくなることによって生じる画像のムラ等を抑制することができる。また、加減速区間t1,t3における単位時間当たりのΔPの変化量が抑制されないため、加減速区間t1,t3においてインク滴の噴射が過剰に抑制されることを防止できる。その結果、インクの噴射効率(印刷効率)を向上させることができる。なお、図5におけるΔPは、各区間t1〜t3において直線状に変化しているが、実際は画素データSIのデータ量等によって複雑に変動する場合がある。
ところで、上記の実施形態では、キャリッジ4の移動速度、すなわち駆動信号の周波数Fを変えることにより、ΔPの値を制御したがこれには限られず、インク重量Iw、駆動信号周波数F、駆動ノズル27の数Nのうち少なくとも1つを変化させて、ΔPの値を制御すればよい。例えば、キャリッジ4の移動速度を変えず、記録媒体2上の所定領域に対応するパス数を変えることで、すなわち、駆動ノズル27の数Nを変えることで、ΔPの値を制御してもよい。具体的には、副走査方向に単位画素の幅を有する走査領域において、当該走査領域に含まれるデータ量が相対的に少ない場合、当該走査領域に対して1走査(1パス)で記録を行い、データ量が相対的に多い場合、当該走査領域に対して2走査(2パス)で記録を行うようにすることもできる。
また、上記の実施形態では、ΔPの値を算出し、この値を制御することで単位時間当たりのインクの噴射量を制御したが、これには限られない。例えば、図6に示す第2の実施形態、および図7に示す第3の実施形態では、キャリッジ4の移動速度Vによって単位時間当たりのインクの噴射量を制御している。具体的には、予め単位走査あたりの画素データSIのデータ量と、圧力室25へのインクの供給が不足し、画像のムラやドット抜け等が発生するキャリッジ4の移動速度の閾値との関係をRAM38やROM39等に、例えば、テーブルとして記憶しておく。そして、このテーブルから画素データSIのデータ量に対応するキャリッジ4の移動速度の閾値を単位走査毎に読み取る。そして、制御部41は、この読み取った移動速度の閾値を超えないようにキャリッジ4の移動速度を制御する。
例えば、図6における破線に示すように、画素データSIのデータ量が相対的に少ない場合、このデータ量から許容されるキャリッジ4の最大移動速度V1(閾値)が導出される。そして、この最大移動速度V1を超えないように、定速区間t5′におけるキャリッジ4の移動速度V1が設定され、これに伴って加減速区間t4′,t6′の長さが設定される。一方、図6における実線に示すように、画素データSIのデータ量が相対的に多い場合、このデータ量から許容されるキャリッジ4の最大移動速度は、データ量が相対的に少ない場合と比べて遅いV2となる。このため、定速区間t5におけるキャリッジ4の移動速度はV2に設定され、これに伴って加減速区間t4,t6の長さが設定される。本実施形態では、キャリッジ4の加速度を変えずに加速区間および減速区間の時間を短くすることで、定速区間におけるキャリッジ4の移動速度を設定している。これにより、圧力室25へのインクの供給を安定させることができ、圧力室25内の背圧(負圧)が大きくなることによって生じる画像のムラ等を抑制することができる。また、加減速区間t4,t6におけるキャリッジ4の加速度が抑制されないため、加減速区間t4,t6においてインク滴の噴射が過剰に抑制されることを防止できる。その結果、インクの噴射効率(印刷効率)を向上させることができる。
また、図7に示す第3の実施形態では、主走査方向における領域に応じてキャリッジ4の移動速度Vを変化させることで、単位時間当たりのインクの噴射量を制御している。なお、図7における横軸は、キャリッジ4の位置を表わしており、右側の端部がホームポジションHPに相当し、左側の端部がホームポジションHPとは反対側の端部に相当する。また、本実施形態の印字領域は、左右両端部の位置から僅かに内側(中央側)に寄った位置に設定されている。
図7に示すように、キャリッジ4が定速まで加速する際の加速度、および定速から減速する際の加速度は一定に揃えられている。このため、キャリッジ4が定速移動する定速領域における移動速度Vは、キャリッジ4が加速する加速領域および減速する減速領域の幅により決定される。例えば、図7における破線に示すように、加速領域a1′および減速領域a3′を決定することで、これらの間に挟まれた定速領域a2′における移動速度を、画素データSIのデータ量が相対的に少ない場合に許容されるキャリッジ4の移動速度V1に設定することができる。そして、画素データSIのデータ量が相対的に多い場合、加速領域をa1′よりも狭いa1に設定し、減速領域をa3′より狭いa3に設定する。これにより、これらの間に挟まれた定速領域a2におけるキャリッジ4の移動速度を、この場合に許容される速度V2に設定することができる。このように、本実施形態でも画素データSIのデータ量に応じて定速領域a2におけるキャリッジ4の移動速度を変更できるため、圧力室25へのインクの供給を安定させることができ、圧力室25内の背圧(負圧)が大きくなることによって生じる画像のムラ等を抑制することができる。また、加減速領域a1,a3におけるキャリッジ4の加速度が抑制されないため、加減速領域a1,a3においてインク滴の噴射が過剰に抑制されることを防止できる。その結果、インクの噴射効率(印刷効率)を向上させることができる。
ところで、上記の実施形態では、定速領域および加減速領域におけるキャリッジ4の移動速度を設定したがこれには限られない。例えば、画素データSI(ラスターデータ)に対応する領域毎に、背圧の大きさを計算し、圧力室25内の背圧(負圧)が大きくなることによる画像のムラ等が発生しないようにキャリッジ4の移動速度を設定することができる。
また、上記した実施形態では、圧力発生手段として、所謂縦振動型の圧電素子17を例示したが、これには限られず、例えば、所謂撓み振動型の圧電素子を採用することも可能である。この場合、例示した駆動信号に関し、電位の変化方向、つまり上下が反転した波形となる。
そして、上述した実施形態では、インクジェットプリンターに搭載されるインクジェット式記録ヘッドを例示したが、インク以外の液体を噴射するものにも適用することができる。例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材噴射ヘッド、バイオチップ(生物化学素子)の製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等にも本発明を適用することができる。
1…プリンター,3…記録ヘッド,4…キャリッジ,5…キャリッジ移動機構,7…インクカートリッジ,8…タイミングベルト,17…圧電素子,23…リザーバー,24…インク供給口,25…圧力室,26…ノズル連通口,27…ノズル,35…プリンターコントローラー,36…プリントエンジン,40…リニアエンコーダー,41…制御部,43…駆動信号発生回路

Claims (3)

  1. ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
    前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
    を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
    着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、前記液体噴射ヘッドを定速移動させる定速区間における当該液体噴射ヘッドの移動速度が遅くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
    前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
    を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
    着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、前記液体噴射ヘッドを加速又は減速させる加減速区間が短くなるように制御し、前記液体噴射ヘッドを定速移動させる定速区間における当該液体噴射ヘッドの移動速度が遅くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  3. ノズルに連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の駆動により前記ノズルから着弾対象に向けて液体を噴射させる液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドを走査方向に移動させるヘッド移動手段と、
    前記ノズルから液体を噴射させる噴動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
    を備え、前記ヘッド移動手段によって前記液体噴射ヘッドを移動させながら前記着弾対象上に噴射制御データに基づく画像を形成する液体噴射装置であって、
    着弾対象上の所定領域に対応する前記噴射制御データのデータ量が相対的に多い場合、データ量が相対的に少ない場合と比べて、当該所定領域に含まれるパス数が多くなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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