JP2006150619A - 印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム、及び、印刷方法 Download PDF

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彰人 佐藤
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Abstract

【課題】カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットを向上させる。
【解決手段】ある印刷領域をカラー印刷した後に、次の印刷領域をモノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域をカラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、次の印刷領域をモノクロ印刷するための印刷ヘッドの移動開始位置を決定する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドを備えた印刷装置、コンピュータプログラム、印刷システム及び、印刷方法に関する。
有彩色インク及び無彩色インクを用いて印刷する印刷装置としては、カラーインクジェットプリンタが知られている。カラーインクジェットプリンタは、有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドを、所定方向に沿って一定距離だけ往復移動させつつ、インク吐出部からインクを吐出して画像を印刷する(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、一般的に画像を印刷する際には、有彩色インクを用いて印刷するカラー印刷の場合は、写真画像等が多いため、より高画質が求められ、無彩色インクのみにて印刷するモノクロ印刷の場合は、テキスト等が多いため、画質よりも印刷速度が優先される場合が多い。このため、カラー印刷の場合には、印刷ヘッドが往復移動における双方向のいずれか一方向に移動する際のみインクを吐出することにより、吐出されたインクにより形成されるドットが精度良く形成されるようにしている。また、モノクロ印刷の場合には、往路及び復路のいずれの方向に印刷ヘッドが移動する際にもインクを吐出させることによりカラー印刷時よりスループットを向上させている。
特開平11−149360号公報
ところで、画像を印刷すべき印刷領域は、必ずしも媒体の全域ではない。特に、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像の場合には、カラー画像とモノクロ画像とが適宜レイアウトされているため、画像が印刷されない余白部分が多く設けられる場合がある。このような画像を印刷する際にも、印刷ヘッドを一定の距離だけ往復移動させると、インクを吐出しないで印刷ヘッドを移動させること、すなわち、印刷していない状態にて時間が費やされ、スループットを低下させているという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットを向上させることにある。
前記目的を達成するための主たる発明は、(a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、(b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、(c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷するために必要な移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、(d)を有することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、(b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、(c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷するために必要な移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、(d)を有することを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、所定の印刷領域をカラー印刷するときには高画質の画像を印刷すべく印刷ヘッドを所定の一方向に移動させ、モノクロ印刷するときにはスループットを高めるために双方向に移動させて印刷する。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際には、印刷すべき印刷領域をカラー印刷するときには印刷ヘッドを所定方向に移動させつつインクを吐出させ、モノクロ画像を印刷するときには双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させて印刷することが可能である。このとき、ある印刷領域をカラー印刷した後に、次の印刷領域をモノクロ印刷する際に、コントローラは、ある印刷領域をカラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、次の印刷領域をモノクロ印刷するための印刷ヘッドの移動開始位置を決定する。このため、モノクロ印刷の前に行われるカラー印刷における印刷ヘッドの移動終了位置と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間とから、次の印刷領域をモノクロ印刷するための印刷ヘッドの移動開始位置を決定することが可能である。よって、カラー印刷終了後から、モノクロ印刷開始までの間において、印刷ヘッドを無用に移動させることなく短時間にてモノクロ印刷の移動開始位置に移動させることが可能である。特に、モノクロ印刷時は、印刷ヘッドを双方向に移動させることが可能なので、カラー印刷における印刷ヘッドの移動終了位置と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間とに応じて、印刷ヘッドをいずれの方向にも移動させることも可能なので、より短時間にてモノクロ印刷可能な位置に印刷ヘッドを移動させてモノクロ印刷することが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットをより向上させることが可能である。
かかる印刷装置において、前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の先方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、前記ある印刷領域を前記カラー印刷した後に前記印刷ヘッドを停止させる停止位置に決定することが望ましい。
このような印刷装置によれば、モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の先方に位置する場合には、モノクロ印刷の移動開始位置まで印刷ヘッドを移動させて停止させることになる。すなわち、印刷ヘッドはカラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置では停止せず、モノクロ印刷の移動開始位置まで直接移動することになる。このため、カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置に印刷ヘッドを停止させた後に、モノクロ印刷の移動開始位置まで再び移動させる場合と比較して、印刷ヘッドを加減速させる時間を必要としないので、短時間に印刷ヘッドをモノクロ印刷の移動開始位置まで移動させることが可能である。
かかる印刷装置において、前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の後方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、当該モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に決定することが望ましい。
このような印刷装置によれば、モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に、カラー印刷における移動終了位置に停止した印刷ヘッドが移動されることになるので、より短時間にてモノクロ印刷を開始することが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットをさらに向上させることが可能である。
かかる印刷装置において、前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに基づいて、当該次の印刷領域が、前記モノクロ印刷する領域か、前記カラー印刷する領域かを判定することが望ましい。
次の印刷領域を印刷するための印刷データに基づいて、次の印刷領域がモノクロ印刷する領域か、カラー印刷する領域かを判定するので、次の領域の印刷がカラー印刷かモノクロ印刷かを確実に判定することが可能である。
かかる印刷装置において、前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記有彩色インクを用いて印刷するためのデータが含まれている場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定することが望ましい。
このような印刷装置によれば、次の印刷領域を印刷するための印刷データに、有彩色インクを用いて印刷するためのデータが含まれている場合に、次の印刷領域をカラー印刷する領域であると判定するので、判定する処理が容易であり、且つ、カラー印刷するか、モノクロ印刷するかを正確に判定することが可能である。
かかる印刷装置において、前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記カラー印刷するためのコマンドが含まれていた場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定することとしてもよい。
このような印刷装置によれば、次の印刷領域を印刷するための印刷データに、カラー印刷するためのコマンドが含まれていた場合に、次の印刷領域をカラー印刷する領域であると判定するので、カラー印刷するか、モノクロ印刷するかを正確に判定できると共に、判定する処理がさらに容易である。例えば、印刷データにおいて、カラー印刷するためのコマンドが含まれている位置が明確である場合、すなわち、印刷データの先頭や、最後尾等決められた位置に前記コマンドが含まれている場合には、印刷データ全体を検索する必要がないため、短時間で判定することが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷ヘッドから吐出されるインクにて印刷される媒体が有する印刷領域のいずれかを前記カラー印刷する場合には、前記コントローラは、予め設定された所定の位置に、前記印刷ヘッドを移動させることが望ましい。
カラー印刷する場合には、印刷ヘッドは一定の方向に沿って移動しつつインクを吐出することにより、高画質の画像を印刷することを可能としている。このため、媒体が有する印刷領域のいずれかをカラー印刷する場合には、予め設定された所定の位置に、印刷ヘッドを移動させることにより、印刷ヘッドを常に一定の方向に移動させて、高画質の画像を印刷することが可能である。
かかる印刷装置において、前記予め設定された所定の位置は、1つの前記媒体において最初に前記カラー印刷する際に前記印刷ヘッドを前記所定の一方向に移動させるために設定された位置であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、1つの媒体においていずれの印刷領域も、カラー印刷する場合には、印刷ヘッドが所定の一方向に移動されるので、1つの媒体が有するカラー印刷する印刷領域を、印刷ヘッドを同じ方向に移動させつつインクを吐出させて、高画質の画像を印刷することが可能である。
かかる印刷装置において、前記最初にカラー印刷する際に前記印刷ヘッドを移動させる前記所定の一方向は、前記最初にカラー印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、当該最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おける前記印刷ヘッドの移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、1つの媒体に最初にカラー印刷する際には、当該最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おける印刷ヘッドの移動終了位置からの移動時間が短い方の端から印刷ヘッドを移動させるので、カラー印刷を開始するまでに費やす時間を短くすることが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットをさらに向上させることが可能である。
かかる印刷装置において、前記印刷ヘッドの1回の移動により、所定の前記印刷領域に対する画像が完成することが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷ヘッドの1回の移動と、当該移動にて印刷される印刷領域とが対応付けられるので、次の印刷領域の印刷データが特定しやすく、当該次の印刷領域がカラー印刷する領域かモノクロ印刷する領域かを容易に判定することが可能である。
また、(a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、(b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、(c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、を有し、(d)前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の先方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、前記ある印刷領域を前記カラー印刷した後に前記印刷ヘッドを停止させる停止位置に決定し、(e)前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の後方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、当該モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に決定し、(f)前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷する際の前記移動開始位置は、前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端であり、(g)前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記有彩色インクを用いて印刷するためのデータが含まれている場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定し、(h)前記印刷ヘッドから吐出されるインクにて印刷される媒体が有する印刷領域のいずれかを前記カラー印刷する場合には、前記コントローラは、予め設定された所定の位置に、前記印刷ヘッドを移動させ、(i)前記予め設定された所定の位置は、1つの前記媒体において最初に前記カラー印刷する際に前記印刷ヘッドを前記所定の一方向に移動させるために設定された位置であり、(j)前記最初にカラー印刷する際に前記印刷ヘッドを移動させる前記所定の一方向は、前記最初にカラー印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、当該最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おける前記印刷ヘッドの移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向であり、(k)前記印刷ヘッドの1回の移動により、所定の前記印刷領域に対する画像が完成することを特徴とする印刷装置も実現可能である。
また、有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、を有することを特徴とする印刷装置に、前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合には、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定させる機能を実現させるためのコンピュータプログラムも実現可能である。
また、(A)コンピュータ本体と、(B)前記コンピュータ本体に接続されて、以下の(a)〜(c)を有する印刷装置と、(a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、(b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、(c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合には、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷 ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、(C)を有することを特徴とする印刷システムも実現可能である。
また、インク吐出部を有する印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつ有彩色インクを吐出させて、ある印刷領域をカラー印刷するステップと、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、次の印刷領域を無彩色インクを用いてモノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するステップと、前記決定された前記移動開始位置から前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつ無彩色インクを吐出させてモノクロ印刷するステップと、を有することを特徴とする印刷方法も実現可能である。
===印刷装置の概要===
本発明に係る印刷装置について、インクジェットプリンタを例にとって、その概要について説明する。図1は、インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。
図1に示したインクジェットプリンタは、印刷媒体としての印刷用紙50を所定の搬送方向に搬送するための搬送モータ(以下、PFモータともいう)1と、搬送モータ1を駆動する搬送モータドライバ2と、印刷用紙50にインクを吐出するための印刷ヘッド9が固定され、印刷用紙50と対して搬送方向に対し直交するキャリッジ移動方向に駆動されるキャリッジ3と、キャリッジ3を駆動するためのキャリッジモータ(以下、CRモータともいう。)4と、キャリッジモータ4を駆動するCRモータドライバ5と、印刷ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ10と、キャリッジ3のキャリッジ移動方向における位置を検出するためのリニア式エンコーダ11と、所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ11用符号板12と、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印刷される印刷用紙50の先端位置と終端位置とを検出するための紙検出センサ15と、プリンタ全体の制御を行うコントローラ7と、ホストコンピュータ18との間でデータの送受信を行うためのインタフェース部(以下、IFともいう。)19と、印刷用紙50を印刷ヘッド9と対向する位置にて当該印刷ヘッド9との間隔を適宜隔てて支持するプラテン25と、PFモータ1によって駆動されて印刷用紙50を搬送する搬送ローラ65と、CRモータ4の駆動力を伝達しキャリッジ3を移動させるためのプーリ30及びタイミングベルト31とを備えている。
コントローラ7は、CRモータドライバ5及び搬送モータドライバ2を制御するDCユニット6と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送られてくる印刷データに基づいて印刷解像度や印刷ヘッド9の駆動波形等を制御するASIC20と、ASIC20及びCPU16の作業領域やプログラム格納領域として用いられるPROM、RAM及びEEPROM等のメモリ21と、メモリ21に格納されているプログラムに従ってプリンタ60を制御するCPU16と、CPU16に対して周期的に割込み信号を発生するタイマIC17とを有している。
DCユニット6は、CPU16から送られてくる制御指令、エンコーダ11、13の出力に基づいて搬送モータドライバ2及びCRモータドライバ5を駆動制御する。また、搬送モータ1及びCRモータ4はいずれもDCモータである。
===キャリッジ周辺の構成===
次にキャリッジ周辺の構成について説明する。図2は、インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示した斜視図である。
図2で示すように、キャリッジ3は、タイミングベルト31に固定され、プーリ30を介して伝達されるCRモータ4の駆動力により、ガイド部材32に案内されてプラテン25に対し平行に移動される。キャリッジ3の印刷用紙50に対向する面には、無彩色インクとしてのブラックインクを吐出する複数の無彩色インク吐出部及び及び有彩色インクとしてのカラーインクを吐出する複数の有彩色インク吐出部が、搬送方向に沿ってインク色毎に列状に配置されたノズル列を有する印刷ヘッド9が設けられている。各ノズルにはインクカートリッジ34に収容されたインクが供給され、各々のノズルからインク滴が吐出されて印刷用紙50にドットが形成されることにより文字や画像が印刷される。ここで、有彩色インクとは、たとえば、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクや、ライトマゼンタインク、ライトシアンインクなど、フルカラー画像を高画質にて印刷するために必要な複数種類のインクを示している。
===エンコーダ===
次に、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11、及び、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13について説明する。図3は、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。
図3に示したエンコーダ11は、発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理部11cとを備えている。検出処理部11cは、複数(例えば4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路11eと、例えば2個のコンパレータ11fA、11fBとを有している。
発光ダイオード11aの両端に抵抗を介して電圧VCCが印加されると、発光ダイオード11aから光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bにより平行光に集光されて符号板12を通過する。符号板12には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1インチ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
符号板12を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード11dから出力される電気信号は信号処理回路11eにおいて信号処理され、信号処理回路11eから出力される信号はコンパレータ11fA、11fBにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ11fA、11fBから出力されるパルスENC−A、ENC−Bがエンコーダ11の出力となる。
図4Aは、CRモータ正転時におけるエンコーダの2つの出力信号の波形を示したタイミングチャート、図4Bは、CRモータ逆転時におけるエンコーダの2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。
図4A、図4Bに示すように、CRモータ正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。CRモータ4が正転しているとき、即ち、キャリッジ3が主走査方向に移動しているときは、図4Aに示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転しているときは、図4Bに示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れる。そして、パルスENC−A及びパルスENC−Bの1周期Tは、キャリッジ3が符号板12のスリット間隔を移動する時間に等しい。
一方、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13はロータリ式エンコーダ用符号板がPFモータ1の回転に応じて回転する回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同様の構成となっており、2つの出力パルスENC−A、ENC−Bを出力する。インクジェットプリンタにおいては、ロータリ式エンコーダ用符号板に設けられている複数のスリットのスリット間隔は1/180インチであり、PFモータ1が上記1スリット間隔だけ回転すると、1/1440インチだけ紙送りされる。
===給紙及び紙検出===
次に、給紙及び紙検出に関連する部分について説明する。図5は、給紙及び紙検出に関連する部分を説明するための図である。
図5を参照して、図1に示した紙検出センサ15の位置について説明する。図5において、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された印刷用紙50は、給紙モータ63により駆動される給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込まれる。プリンタ60内に送り込まれた印刷用紙50の先端が例えば光学式の紙検出センサ15により検出される。紙検出センサ15によって先端が検出された印刷用紙50は、PFモータ1により駆動される紙送りローラ65及び従動ローラ66によって搬送される。
続いてキャリッジガイド部材32に沿って移動するキャリッジ3に固定された印刷ヘッド9からインクが滴下されることにより印刷が行われる。所定の位置まで紙送りが行われると、現在、印刷されている印刷用紙50の終端が紙検出センサ15によって検出される。印刷が終了した印刷用紙50は、PFモータ1により歯車等を介して駆動される排紙ローラ68及び従動ローラ69によって排紙口から外部に排出される。尚、紙送りローラ65の回転軸には、ロータリ式エンコーダ13が連結されている。
===CRモータの制御方法===
<DCユニットの構成>
次に、この印刷装置のキャリッジ(印刷ヘッド)を移動させるためのCRモータ4を制御するDCモータ制御装置であるDCユニット6について説明する。図6は、DCユニット6の制御ブロック図である。ここで説明するCRモータの制御は、コントローラ7内にて実行される処理である。
図6の制御ブロック図には、CRモータドライバ5に対する指令信号を生成するための主要素として、回転位置演算部6aと、減算器6bと、目標回転速度演算部6cと、回転速度演算部6dと、減算器6eと、比例要素6fと、積分要素6gと、微分要素6hと、加算器6iと、PWM回路6jと、タイマ6kと、加速制御部6mとが示されている。
回転位置演算部6aは、リニア式エンコーダ11の出力パルスENC−A、ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個数を計数し、この計数値に基づいて、CRモータ4の回転位置を演算する。この計数はCRモータ4が正転しているときは1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、逆転しているときは、1個のエッジか検出されると、「−1」を加算する。パルスENC−A及びENC−Bの各々の周期は、リニア式エンコーダ用符号板12の、あるスリットがリニア式エンコーダ11を通過してから次のスリットがリニア式エンコーダ11を通過するまでの時間に等しく、かつ、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。このため、上記計数の計数値「1」はリニア式エンコーダ用符号板12のスリット間隔の1/4に対応する。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗算すれば、その乗算値に基づいて、計数値が「0」に対応する回転位置からのCRモータ4の移動量を求めることができる。このときリニア式エンコーダ11の解像度はリニア式エンコーダ用符号板12のスリットの間隔の1/4となる。
減算器6bは、CPU16から送られてくる目標回転位置と、回転位置演算部6aによって求められたCRモータ4の実際の回転位置との回転位置偏差を演算する。
目標回転速度演算部6cは、減算器6bの出力である回転位置偏差に基づいてCRモータ4の目標回転速度を演算する。この演算は回転位置偏差にゲインKPを乗算することにより行われる。このゲインKPは回転位置偏差に応じて決定される。尚、このゲインKPの値は図示しないテーブルに格納されていてもよい。
回転速度演算部6dは、リニア式エンコーダ11の出力パルスENC−A、ENC−Bに基づいてCRモータ4の回転速度を演算する。まず、リニア式エンコーダ11の出力パルスENC−A、ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、リニア式エンコーダ用符号板12のスリット間隔の1/4に対応するエッジ間の時間間隔を、タイマカウンタによってカウントする。このカウント値、リニア式エンコーダ用符号板12のスリット間隔、及び、CRモータ4とプーリ30との減速比に基づいて、CRモータ4の回転速度が求められる。
減算器6eは、目標回転速度と、回転速度演算部6dによって演算されたCRモータ4の実際の回転速度との偏差を演算する。比例要素6fは、上記偏差に定数Gpを乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6gは、偏差に定数Giを乗じたものを積算し、積算結果を出力する。微分要素6hは、現在の偏差と、1つ前の偏差との差に定数Gdを乗算し、乗算結果を出力する。比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hの演算は、リニア式エンコーダ11の出力パルスENC−Aの1周期ごとに、例えば出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行う。
比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hから出力される信号値は、それぞれの演算結果に応じたデューティDXを示す。ここで、デューティDXは、例えば、デューティパーセントが(100×DX/2000)%であることを示す。この場合、DX=2000であれば、デューティ100%を示し、DX=1000であれば、デューティ50%を示すことになる。
比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hの出力は、加算器6iにおいて加算される。この加算結果がデューティ信号としてPWM回路6jに送られて、PWM回路6jにて加算結果に応じた指令信号が生成される。この生成された指令信号に基づいて、CRモータドライバ5によりCRモータ4が駆動される。
また、タイマ6k及び加速制御部6mは、CRモータ4の加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hを使用するPID制御は、加速制御後の定速制御及び減速制御に用いられる。
タイマ6kは、CPU16から送られてくるクロック信号に基づいて所定時間ごとにタイマ割込み信号を発生する。
加速制御部6mは、上記タイマ割込信号を受けるごとに所定のデューティ(例えばDX=200)を積算し、積算結果がデューティ信号としてPWM回路6jに送られる。PID制御の場合と同様に、PWM回路6jにて積算結果に応じた指令信号が生成され、生成された指令信号に基づいて、CRモータドライバ5によりCRモータ4が駆動される。
CRモータドライバ5は、例えば4個のトランジスタを備えており、PWM回路6jの出力に基づいて上記トランジスタを各々ON又はOFFさせることにより、CRモータ4に電圧を印加する。
<DCユニットの動作概要>
次に、図7A、図7Bを参照してDCユニット6の動作の概要、即ち、CRモータ4の制御方法の概要について説明する。図7Aは、DCユニット6により制御されるCRモータ4のPWM回路6jに送られるデューティ信号値を示したグラフ、図7Bは、DCユニット6により制御されるCRモータ4のPWM回路6jに送られるモータ回転速度を示したグラフである。
CRモータ4が停止しているときに、CPU16からDCユニット6へ、CRモータ4を起動させる起動指令信号が送られると、信号値がDX0である起動初期デューティ信号が加速制御部6mからPWM回路6jに送られる。この起動初期デューティ信号は、起動指令信号とともにCPU16から加速制御部6mに送られてくる。そしてこの初期起動デューティ信号は、PWM回路6jによって信号値DX0に応じた指令信号に変換されてCRモータドライバ5に送られ、CRモータドライバ5によってCRモータ4が起動される(図7A、図7B参照)。
起動指令信号を受信した後、所定の時間ごとにタイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速制御部6mは、タイマ割込信号を受信する度ごとに、起動初期デューティ信号の信号値DXOに所定のデューティ(例えばDX=200)を積算し、積算されたデューティを信号値として有するデューティ信号をPWM回路6jに送る。このデューティ信号は、PWM回路6jによって、その信号値に応じた指令信号に変換されてCRモータドライバ5に送られる。送られた指令信号に基づいて、CRモータドライバ5によってCRモータ4が駆動されCRモータ4の回転速度は上昇する(図7B参照)。このため加速制御部6mから出力されPWM回路6jに送られるデューティ信号の値は、図7Aに示すように階段状になる。
加速制御部6mにおけるデューティの積算処理は、積算されたデューティが一定のデューティDXSとなるまで行われる。時刻tlにおいて積算されたデューティが所定値DXSとなると、加速制御部6mは積算処理を停止し、以後PWM回路6jに一定のデューティDXSを信号値として有するデューティ信号を送る(図7A参照)。
そして、CRモータ4の回転速度がオーバーシュートするのを防止するために、CRモータ4が所定の回転速度V1になると(時刻t2参照)、CRモータ4に印加される電圧のデューティパーセントを減少させるように加速制御部6mを制御する。このときCRモータ4の回転速度は更に上昇するが、CRモータ4の回転速度が所定の回転速度Vcに達すると(図7Bの時刻t3参照)、PWM回路6jが、PID制御系の出力、即ち加算器6iの出力を選択し、PID制御が行われる。
PID制御が開始される時点において、積分要素6gの積分値は所定の値に設定されて、積分要素6gの出力値が所定の値とされることになる。この点に関しては、後述する。
PID制御が開始されると、目標回転位置と、リニア式エンコーダ11の出力から得られる実際の回転位置との回転位置偏差に基づいて目標回転速度が演算され、この目標回転速度と、リニア式エンコーダ11の出力から得られる実際の回転速度との回転速度偏差に基づいて、比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hが動作し、各々比例、積分、及び微分演算が行われ、これらの演算結果の和に基づいて、CRモータ4の制御が行われる。尚、上記比例、積分及び微分演算は、例えばリニア式エンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。これによりCRモータ4の回転速度は所望の回転速度Veとなるように制御される。すなわち、印刷ヘッド9を搭載したキャリッジ3の移動速度が所定の速度になるように制御される。
CRモータ4が目標回転位置に近づくと(図7Bの時刻t5参照)、回転位置偏差が小さくなるから目標回転速度も小さくなる。このため回転速度偏差、即ち減算器6eの出力が負になり、CRモータ4は減速し、時刻t6に停止する。
なお、本実施形態にあっては、PFモータ1についてもCRモータ4の場合と同様、前述したDCユニットの制御系により駆動制御されるようになっている。
===印刷装置の印刷動作===
次に前述したインクジェットプリンタ60の基本的な印刷動作について説明する。図8は、前述したインクジェットプリンタの印刷処理の流れを簡略的に示した図である。本実施形態の印刷動作は、キャリッジ3をキャリッジ移動方向に移動させつつ印刷ヘッド9のノズルからインクを吐出して用紙に印刷する印刷動作と、ノズル列の列長を目標搬送量として用紙を搬送する搬送動作とを交互に繰り返す、所謂バンド送り方式である。本実施形態のプリンタ60は、カラー画像を印刷するカラー印刷時には、キャリッジ3を予め設定された位置から一方向に移動させて印刷し、モノクロ印刷時には、キャリッジ3を双方向いずれの方向に移動させて印刷することが可能である。
ホストコンピュータ18からは、当該ホストコンピュータ18において実行された各種のアプリケーションプログラムまたは外部の機器により生成された印刷データがプリンタ60に向けて送出される。ここで送出される印刷データは、例えばホストコンピュータ18のアプリケーションプログラム等にて生成された画像データが、プリンタドライバにより、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、等がなされたインク色毎のデータであり、印刷媒体におけるマトリクス状の仮想領域を示す画素毎のドット形成データである。この印刷データには、紙送り量、印刷解像度、カラー印刷及びモノクロ印刷の別を示す情報などの各種印刷条件を示すデータが含まれていてもよい。
プリンタ60は、ホストコンピュータ18からの印刷データをインタフェース(IF)19を介して受信し、その印刷データを受信バッファ90に記憶する。なお、受信バッファ90は、前述した適宜なメモリ21上に設けられている。
また、ASIC20は、受信バッファ90に記憶された印刷データを読み出して順次解析し、所定の領域毎のイメージデータに変換する。ここで所定の領域とは、バンド送り方式の印刷にて、キャリッジ3が1回移動することにより印刷することが可能な印刷領域を示している。すなわち、受信バッファ90に記憶された印刷データはASIC20により、全印刷データのうち、キャリッジ3が1回移動する際に印刷対象となる印刷領域毎のイメージデータに切り分けられる。さらに、ASIC20では、各印刷領域のイメージデータを、ヘッドドライバ10に送信する順に並び替えたインク吐出データに変換し、印刷領域毎にイメージバッファ94,96に記憶する。イメージバッファ94,96は、前述したメモリ21上に、前記受信バッファ90とは別に複数設けられている。
コントローラ7は、クロック信号に基づいて所定のタイミングでイメージバッファ94、96の状態を適宜な間隔で検出する。このときインク吐出データへの変換作業が終了していた場合には、イメージバッファ94、96からそのインク吐出データを読み出して当該インク吐出データに基づき印刷処理を実行する。
この印刷処理では、まず、読み出したインク吐出データから用紙50に対し印刷すべき印刷領域を特定し、その後、特定された印刷領域から、当該印刷領域を印刷するための印刷ヘッド9の移動区間、すなわちキャリッジ3の移動区間を設定する。そして、コントローラ7は、この設定された移動区間に沿ってキャリッジ3が移動するように、DCユニット6を通じてCRモータ4を駆動制御する。また、コントローラ7は、このキャリッジ3の移動に合わせて、読み出したインク吐出データに基づきヘッドドライバ10を介して印刷ヘッド9を駆動制御する。これによって、キャリッジ3は、設定された移動区間に沿って移動されるとともに、印刷ヘッド9からはその移動に同期してインクが吐出されて、用紙50に対してインク吐出データに対応する画像が印刷されることになる。
コントローラ7は、変換が終了したインク吐出データを順次イメージバッファ94、96から読み出して逐次印刷処理を実行してゆく。
===印刷区間における印刷ヘッドの移動===
本実施形態のプリンタ60は、カラー画像及びモノクロ画像が混在する画像を印刷する際には、無彩色インクのみにて印刷するモノクロ印刷の際、及び、有彩色インクを用いて印刷するカラー印刷に続けてモノクロ印刷する際において、当該モノクロ印刷すべき印刷領域を印刷するときに、印刷ヘッド9の移動時間が短くなるように印刷ヘッド9を移動させる。印刷ヘッド9を移動させる処理について説明する。
<印刷ヘッドの移動速度>
本実施形態では、印刷中のある印刷領域(以下、現印刷領域という)の次に印刷する印刷領域(以下、次印刷領域という)を印刷するためのインク吐出データに有彩色インクにて印刷すべきデータが含まれていない場合に、現印刷領域を印刷するために必要な移動区間の移動終了位置から次印刷領域を印刷するために必要な移動区間の移動開始位置までの移動距離に応じて、印刷ヘッド9の目標移動速度を可変設定する。ここで、目標移動速度とは、所定の区間を印刷ヘッドが移動するときの目標とする最高速度を示している。そして、印刷ヘッド9の移動距離が長い場合には、印刷ヘッド9の目標移動速度を高く設定し、移動距離が短い場合には、印刷ヘッド9の目標移動速度を低く設定する。すなわち、印刷ヘッド9の移動距離に応じて目標移動速度を可変設定する。このように印刷ヘッド9の目標移動速度を移動距離に応じて可変設定するのは、印刷ヘッド9の移動を速やかにかつ高精度に行うためである。
この設定内容については、RAM等の適宜なメモリ21にテーブルとして記憶されている。図9は、そのテーブルの一実施形態を示した図である。このテーブルは、印刷ヘッド9の移動距離と目標移動速度とを対応付けて記憶している。ここでは、移動距離が『A0〜A1』の範囲内のときには、目標移動速度を『V0』に、また移動距離が『A2〜A3』の範囲内のときには目標移動速度を『V1』に、また移動距離が『A4〜A5』の範囲内のときには目標移動速度を『V2』に、それぞれ設定するようになっている。つまり、印刷ヘッド9の移動距離に応じて目標移動速度が段階的に可変設定されるようになっている。
コントローラ7は、このようなテーブルを参照して、印刷ヘッド9の移動距離から印刷ヘッド9の目標移動速度を設定し、その目標移動速度で印刷ヘッド9が定速移動するようにDCユニット6に命令を発する。
<印刷ヘッドの移動開始位置>
ある移動区間を移動した印刷ヘッド9を別の移動区間を移動させるにあたって、本実施形態でコントローラ7は、次のような処理を行う。すなわち、次印刷領域がモノクロ印刷する印刷領域である場合には、現印刷領域の移動区間の移動終了位置から次印刷領域の移動区間の各端への移動時間を算出して、いずれか移動時間の短い方の端に印刷ヘッド9を移動させる。
移動時間の算出は次のようにして行う。まず、現印刷領域を印刷するために必要な移動区間(以下、現移動区間という)の移動終了位置から次印刷領域を印刷するために必要な移動区間(以下、次移動区間という)の各端への距離をそれぞれ求める。ここでは、現移動区間の移動終了位置の座標と次移動区間の各端の座標とから距離を求める。
次に、求めた距離に基づいて、当該距離を印刷ヘッド9が移動するのに要すると思われる予想移動時間を算出する。ここでは、印刷ヘッド9の移動速度が前述したように移動距離に基づき可変設定されるから、その可変設定に応じて予想移動時間を算出する。
まず、現移動区間の移動終了位置から次移動区間の各端への距離からそれぞれ当該距離を印刷ヘッド9が移動するために設定される目標移動速度を前述したテーブルより取得する。
次に、その目標移動速度で定速移動するための加速および減速に必要な時間および距離を算出し、これら加減速距離および加減速時間から目標移動速度で移動する距離とその移動時間とを算出して、これらのトータル時間から予想移動時間を算出する。
本実施形態では、印刷ヘッド9の目標移動速度が段階的に可変設定されるから、目標移動速度で定速移動するための加速および減速に必要な時間および距離については、各目標移動速度ごとに対応付けてデータテーブルとしてメモリ21に予め記憶しておく。図10は、印刷ヘッドの予想移動時間を算出するためにメモリ等に記憶しているデータの内容を示した図である。つまり、ここでは、目標移動速度『V0』に対して、その加速距離および加速時間として『M0』および『T0』を、また減速距離および減速時間として『M3』および『T3』を記憶している。また目標移動速度『V1』に対しては、加速距離および加速時間として『M1』および『T1』を記憶し、また減速距離および減速時間としては『M4』および『T4』を記憶している。さらに目標移動速度『V2』に対しては、加速距離および加速時間として『M2』および『T2』を記憶し、また減速距離および減速時間としては『M5』および『T5』を記憶している。
なお、本実施形態では、CRモータ4としてDCモータを採用していることから、各目標移動速度『V0』、『V1』および『V2』における各加速時間『M0』、『M2』、および『M3』は、ほぼ等しい時間に設定されるとともに、各減速時間『M3』、『M4』および『M5』についても、ほぼ等しい時間に設定される。
図11は、本実施形態における、現移動区間の移動終了位置から次移動区間の各端への予想移動時間を求めるときの処理フローを示したものである。ここでは、まず、現移動区間の移動終了位置から次移動区間の各端への移動距離Lをそれぞれ求める(S101)。次に求めた総移動距離Lからこの総移動距離Lが『A0〜A1』の範囲内に該当するのか判定する(S102)。ここで、『A0〜A1』の範囲内に該当する場合には、目標移動速度を『V0』に設定し(S103)、そして、図10のデータテーブルから、加速距離および加速時間として『M0』および『T0』を、また減速距離および減速時間として『M3』および『T3』を取得する(S104)。さらにこれら加速距離および加速時間ならびに減速距離および減速時間から、目標移動速度による移動距離と移動時間とを求める(S105)。
ここで、加速距離・加速時間ならびに減速距離・減速時間から、目標移動速度『V0』による移動距離および移動時間を算出する手法について説明する。図12は、各目標移動速度で印刷ヘッド9(キャリッジ3)を移動させたときの時間と速度との関係を示した図である。図12においては、例えば、目標移動速度がV0の際には、時間T0を底辺とし、高さV0の三角形の面積M0が加速時の移動距離を示し、一辺が時間Ta、他辺がV0の四角形の面積Laが定速時の移動距離を示し、時間T3を底辺とし、高さV0の三角形の面積M3が減速時の移動距離を示している。すなわち、総移動距離Lは、L=M0+La+M3にて示される。
そして、総移動距離Lから加速距離および減速距離を減算することで、目標移動速度『V0』による移動距離Laを求めることができる。この移動距離Laを目標移動速度『V0』で除算することによって、目標移動速度『V0』による移動時間Taを算出することができる。
そして、このように求められた目標移動速度『V0』による移動時間Taに対し、加速時間『T0』および減速時間『T3』を加算することにより、総移動距離Lを印刷ヘッド9が移動するのに要するトータル移動時間を求める(S114)。
一方、総移動距離Lが『A0〜A1』の範囲内に該当しなかった場合には、次に、図11に示すように、『A2〜A3』の範囲内に該当するのかチェックし(S106)、これに該当する場合には、目標移動速度を『V1』に設定し(S107)、図10のデータテーブルから、加速距離『M1』および加速時間『T1』ならびに減速距離『M4』および減速時間『T4』を取得する(S108)。そして、これらから図12に示す手法により目標移動速度『V1』による移動距離および移動時間を算出して(S109)、トータル移動時間を求める(S114)。
また、総移動距離Lが『A2〜A3』の範囲内に該当しなかった場合には、次に『A4〜A5』の範囲内に該当するのか判定し(S110)、これに該当する場合には、目標移動速度を『V2』に設定し(S111)、図11のデータテーブルから、加速距離『M2』および加速時間『T1』ならびに減速距離『M5』および減速時間『T5』を取得し(S112)、そして、図12に示す手法により目標移動速度『V2』による移動距離および移動時間を算出して(S113)、トータル移動時間を求める(S114)。
なお、本実施形態では、総移動距離Lがいずれの範囲にも該当しなかった場合には、総移動距離Lの算出を再度やり直す。
このようにして現移動区間の移動終了位置から次移動区間の各端への移動距離に基づき、当該移動距離を印刷ヘッド9が移動するのに必要とする移動時間を算出する。算出後、コントローラ7は、求められた各端への予想移動時間を比較して、移動時間の短い方の端を次の移動区間の移動開始位置とする。
そして、コントローラ7は、印刷ヘッド9が次の移動区間を移動するタイミングがきたときに、現移動区間の移動終了位置から、前記算出により設定した移動開始位置に印刷ヘッド9を移動させて、その移動開始位置から次移動区間の移動を開始させる。
このようにある印刷領域の印刷を終了した印刷ヘッド9を別の印刷領域を印刷するにあたって、その別の印刷領域に対応した移動区間のうち、移動時間の短い方の端に印刷ヘッド9を移動させることができるから、従来に比べて、印刷時間の十分な短縮が図れ、スループットの向上を達成することができる。印刷ヘッド9の移動速度を移動距離に応じて可変設定した場合であっても、スループットのより一層の向上を達成することができる。
===モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像の印刷方法===
図13,図14を用いて、モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像の印刷方法について説明する。図13は、本実施形態のプリンタ60における印刷動作を説明するためのフローチャートであり、図14は、モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像の一例及びその印刷方法を説明するための図である。この説明では、図14に示す画像を印刷する際の処理を、図13のフローチャートに沿って説明する。
図14では、印刷用紙50に示したモノクロ画像とカラー画像とが混在する画像を、前述したバンド送り方式にて印刷する際のキャリッジの動作を示している。すなわち、印刷用紙50を、搬送方向において7つのブロックに分け、各ブロックをキャリッジ3が1回移動しつつインクを吐出することにより印刷する。そして、たとえば第1ブロックを印刷した後と第2ブロック印刷する前のような各ブロックを印刷するインク吐出動作の間には、必ず印刷用紙50が搬送される。図14においては、カラー印刷する領域(第1,第2及び第5印刷領域)を間隔が広い斜線部分で示し、モノクロ印刷する領域(第3,第4,第6,第7印刷領域)を間隔の狭い斜線部分で示している。また、各印刷領域を印刷するために必要な印刷ヘッド(キャリッジも同じ)の移動範囲は、図示されている印刷ヘッドの移動開始位置Snと移動終了位置Enとの間である。例えば、第1ブロックには、第1ブロック全域がカラー印刷の対象となる第1印刷領域を有しており、この第1印刷領域を印刷するために必要な印刷ヘッドの移動範囲は、移動開始位置S1と移動終了位置E1との間となる。
ホストコンピュータ18等から印刷指令信号とともに、印刷データが送信されるとプリンタ60は、印刷データを受信バッファ90に記憶し、受信バッファ90に記憶された印刷データはコントローラ7により、ヘッドドライバ10に送信する順に並び替えたインク吐出データに変換され、印刷領域毎に互いに異なるイメージバッファ94,96に記憶される。
コントローラ7は、最初の印刷領域、すなわち、第1ブロックの第1印刷領域を印刷するためのインク吐出データを、イメージバッファ94,96のいずれかから取得する(S201)。コントローラ7は、取得したインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S202)。このとき、取得したインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていた場合には、第1印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動終了位置を算出し、メモリ21に記憶する(S203)。一方、取得したインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていなかった場合には、第1印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲及び当該移動範囲の両端の位置を算出し、メモリ21に記憶する。図14に示す画像の場合には、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているので、第1印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動終了位置E1を算出し、メモリ21に記憶する(S204)。そして、キャリッジ3を待機位置から移動させて、インク吐出データに基づいて第1印刷領域をカラー印刷し始める(S205)。
第1印刷領域の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、次印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。このとき、イメージバッファ94,96に、次の印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されていなければ印刷処理を終了する。本実施形態の場合には、次印刷領域としての、第2ブロックの第2印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第2印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第2印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第2印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているので、第2印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E2を算出し、メモリ21に記憶する(S209)。
このとき、コントローラ7は、第2印刷領域(次印刷領域)がカラー印刷する印刷領域であることを検出しているので、第1印刷領域(現印刷領域)をカラー印刷した後にキャリッジ3を、第1印刷領域を印刷するために必要な移動範囲の移動終了位置E1にて停止させた後(S210)、所定の位置としての、第2印刷領域を印刷するために必要な移動範囲の移動開始位置S2に移動させる(S211)。本実施形態では、カラー印刷を行う際におけるキャリッジ3の移動開始位置は、キャリッジ移動方向における左右いずれか一方にて、いずれのノズル列も印刷用紙50と対向しない位置に設定されていることとする。また、キャリッジ3を移動開始位置S2に移動させる間に、印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第2印刷領域のインク吐出データに基づいて第2印刷領域をカラー印刷し始める(S205)。
第2印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、次印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。本実施形態の場合には、次の印刷領域としての、第3ブロックの第3印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第3印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第3印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第3印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていないので、第3印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置を算出し、メモリ21に記憶する(S212)。
そしてコントローラ7は、メモリ21に記憶されている第2印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E2を取得し(S213)、移動終了位置E2から、第3印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置への各々の移動時間を算出する。コントローラ7は、算出した所要時間のうち、移動時間が短い方の端を検出し(S214)、第3印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動開始位置S3と決定する(S215)。
次にコントローラ7は、決定した第3印刷領域の移動開始位置S3が、第2印刷領域を印刷する際にキャリッジ3が移動する方向において、第2印刷領域の移動終了位置E2より先方に位置するか否かを判別する(S216)。本実施形態では、第3印刷領域の移動開始位置S3が、第2印刷領域の移動終了位置E2より先方に位置するので、キャリッジ3を第2印刷領域の移動終了位置E2にて停止させることなく、第3印刷領域の移動開始位置S3まで継続して移動させて停止させる(218)。このとき、コントローラ7は、第2印刷領域の印刷が終了した時点で印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第3印刷領域のインク吐出データに基づいて第3印刷領域をモノクロ印刷し始める(S205)。
第3印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、第4印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。本実施形態の場合には、第4ブロックの第4印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第4印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第4印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第4印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていないので、第4印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置を算出し、メモリ21に記憶する(S212)。
そしてコントローラ7は、メモリ21に記憶されている第3印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E3を取得し(S213)、移動終了位置E3から、第3印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置への各々の移動時間を算出する(S214)。コントローラ7は、算出した所要時間のうち、移動時間が短い方の端を、第4印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動開始位置S4と決定する(S215)。
次にコントローラ7は、決定した第4印刷領域の移動開始位置S4が、第3印刷領域を印刷する際にキャリッジ3が移動する方向において、第3印刷領域の移動終了位置E3より先方に位置するか否かを判別する(S216)。本実施形態では、第4印刷領域の移動開始位置S4が、第3印刷領域の移動終了位置E3より先方に位置するので、キャリッジ3を第3印刷領域の移動終了位置E3にて停止させることなく、第4印刷領域の移動開始位置S4まで継続させて移動させ停止させる(218)。このとき、コントローラ7は、第3印刷領域の印刷が終了した時点で印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第4印刷領域のインク吐出データに基づいて第4印刷領域をモノクロ印刷し始める(S205)。
第4印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、第5印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。本実施形態の場合には、第5ブロックの第5印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第5印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第5印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第5印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているので、第5印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E5を算出し、メモリ21に記憶する(S209)。
このとき、コントローラ7は、第5印刷領域(次印刷領域)がカラー印刷する印刷領域であることを検出しているので、第4印刷領域(現印刷領域)をカラー印刷した後にキャリッジ3を、第4印刷領域を印刷するために必要な移動範囲の移動終了位置E4にて停止させた後(S210)、所定の位置としての、第5印刷領域を印刷するために必要な移動範囲の移動開始位置S5に移動させる(S211)。このとき、印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第5印刷領域のインク吐出データに基づいて第5印刷領域をカラー印刷し始める(S205)。
第5印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。本実施形態の場合には、第6ブロックの第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていないので、第6印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置を算出し、メモリ21に記憶する(S212)。
そしてコントローラ7は、メモリ21に記憶されている第5印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E5を取得し(S213)、移動終了位置E5から、第6印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置への各々の移動時間を算出する(S214)。コントローラ7は、算出した移動時間のうち、移動時間が短い方の端を、第6印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動開始位置S6と決定する(S215)。
次にコントローラ7は、決定した第6印刷領域の移動開始位置S6が、第5印刷領域を印刷する際にキャリッジ3が移動する方向において、第5印刷領域の移動終了位置E5より先方に位置するか否かを判別する(S216)。本実施形態では、第6印刷領域の移動開始位置S6が、第5印刷領域の移動終了位置E5より後方に位置するので、キャリッジ3を第5印刷領域の移動終了位置E5にて停止させた後(S217)、反対方向に移動させて第6印刷領域の移動開始位置S6に停止させる(218)。このとき、コントローラ7は、第5印刷領域の印刷が終了した時点で印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第6印刷領域のインク吐出データに基づいて第6印刷領域をモノクロ印刷し始める(S205)。
第6印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、第6印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。本実施形態の場合には、第7ブロックの第7印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているので、第7印刷領域を印刷するためのインク吐出データを取得する(S207)。コントローラ7は、第7印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かを検出する(S208)。本実施形態では、第7印刷領域を印刷するためのインク吐出データに、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれていないので、第7印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置を算出し、メモリ21に記憶する(S212)。
そしてコントローラ7は、メモリ21に記憶されている第6印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動終了位置E6を取得し(S213)、移動終了位置E6から、第7印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における両端の位置への各々の移動時間を算出する(S214)。コントローラ7は、算出した移動時間のうち、移動時間が短い方の端を、第7印刷領域を印刷するために必要なキャリッジ3の移動範囲における移動開始位置S7と決定する(S215)。
次にコントローラ7は、決定した第7印刷領域の移動開始位置S7が、第6印刷領域を印刷する際にキャリッジ3が移動する方向において、第6印刷領域の移動終了位置E6より先方に位置するか否かを判別する(S216)。本実施形態では、第7印刷領域の移動開始位置S7が、第6印刷領域の移動終了位置E6より後方に位置するので、キャリッジ3を第6印刷領域の移動終了位置E6にて停止させた後(S217)、反対方向に移動させて第7印刷領域の移動開始位置S7に停止させる(218)。このとき、コントローラ7は、第6印刷領域の印刷が終了した時点で印刷用紙50をノズル列の列長に相当する目標搬送量だけ搬送する。
そしてコントローラ7は、第7印刷領域のインク吐出データに基づいて第7印刷領域をモノクロ印刷し始める(S205)。
第7印刷領域(ある印刷領域)の印刷が実行されている間に、コントローラ7は、イメージバッファ94,96に、次の印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されているか否かを検出する(S206)。このとき、イメージバッファ94,96に、次の印刷領域を印刷するためのインク吐出データが記憶されていないので、第7印刷領域のモノクロ印刷が終了するとキャリッジ3を待機位置に移動させてプリンタ60を待機状態とする。
本実施形態のプリンタ60によれば、所定の印刷領域をカラー印刷するときには高画質の画像を印刷すべく印刷ヘッド9が搭載されたキャリッジ3を所定の一方向に移動させ、モノクロ印刷するときにはスループットを高めるために双方向に移動させて印刷することが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際には、印刷すべき印刷領域をカラー印刷するときにはキャリッジ3を所定方向に移動させつつノズルからインクを吐出させ、モノクロ画像を印刷するときには双方向のいずれかに移動させつつノズルからインクを吐出させて印刷することが可能である。このとき、ある印刷領域をカラー印刷した後に、次の印刷領域をモノクロ印刷する際に、コントローラ7は、ある印刷領域をカラー印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間とに基づいて、次の印刷領域をモノクロ印刷するためのキャリッジ3の移動開始位置を決定する。このため、モノクロ印刷の前に行われるカラー印刷におけるキャリッジ3の移動終了位置と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間とから、次の印刷領域をモノクロ印刷するためのキャリッジ3の移動開始位置を決定することが可能である。よって、カラー印刷終了後から、モノクロ印刷開始までの間において、キャリッジ3を無用に移動させることなく短時間にてモノクロ印刷の移動開始位置に移動させることが可能である。特に、モノクロ印刷時は、キャリッジ3を双方向に移動させることが可能なので、カラー印刷におけるキャリッジ3の移動終了位置と、次の印刷領域をモノクロ印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間とに応じて、キャリッジ3をいずれかの方向に移動させて、より短時間にてモノクロ印刷可能な位置にキャリッジ3を移動させてモノクロ印刷することが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットをより向上させることが可能である。
本実施形態においては、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かの判定対象及び移動範囲、移動開始位置、移動終了位置の算出を行う対象をインク吐出データとして説明したが、インク吐出データはホストコンピュータ等から送信された印刷データに基づくデータなので、カラーインクを用いて印刷するためのデータが含まれているか否かの判定及び移動範囲、移動開始位置、移動終了位置の算出は、印刷データに基づいて行われているものである。
また、モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、カラー印刷時におけるキャリッジ3の移動方向の先方に位置する場合には、モノクロ印刷の移動開始位置までキャリッジ3を移動させて停止させる。すなわち、キャリッジ3はカラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置では停止せず、モノクロ印刷の移動開始位置まで直接移動することになる。このため、カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置にキャリッジ3を停止させた後に、モノクロ印刷の移動開始位置まで再び移動させる場合と比較して、キャリッジ3を加減速させる時間を必要としないので、短時間にキャリッジ3をモノクロ印刷の移動開始位置まで移動させることが可能である。
さらに、モノクロ印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間における両端のうち、カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に、カラー印刷における移動終了位置に停止したキャリッジ3が移動されることになるので、より短時間にてモノクロ印刷を開始することが可能である。このため、カラー画像とモノクロ画像とが混在する画像を印刷する際のスループットをさらに向上させることが可能である。
また、次印刷領域を印刷するためのインク吐出データに基づいて、次の印刷領域がモノクロ印刷する領域か、カラー印刷する領域かを判定するので、次の領域の印刷がカラー印刷かモノクロ印刷かを確実に判定することが可能である。本実施形態においては、次印刷領域を印刷するためのインク吐出データに基づいて当該次印刷領域がカラー印刷する領域か、モノクロ印刷する領域かを判定する例について説明したが、インク吐出データに次の印刷領域をカラー印刷又はモノクロ印刷することを示す情報が含まれている場合には、この情報に基づいて判定しても良い。この場合には、カラー印刷するか、モノクロ印刷するかを正確に判定できると共に、判定する処理がさらに容易である。すなわち、例えば、カラー印刷するためのコマンドが含まれている位置が明確である場合には、インク吐出データ全体を検索する必要がないため、短時間で判定することが可能である。
本実施形態のプリンタ60では、カラー印刷する場合には、キャリッジ3を一定の方向に沿って移動させつつ、ノズルからインクを吐出することにより、高画質の画像を印刷することが可能である。
本実施形態においては、カラー印刷する際にキャリッジ3を移動させる所定の一方向を、図14における左から右に向かう方向として説明したが、所定の一方向は右から左に向かう方向であってもよい。また、1枚の印刷用紙において、最初にカラー印刷する際に、当該最初にカラー印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間における両端のうち、最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おけるキャリッジ3の移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向を、本印刷用紙におけるカラー印刷のキャリッジ3の移動方向として設定することとしても良い。すなわち、1枚の印刷用紙に最初にカラー印刷する際に、カラー印刷におけるキャリッジ3の移動方向を設定し、本印刷用紙にてカラー印刷する際には、常に、設定された移動方向にキャリッジ3を移動させつつインクを吐出させて、カラー印刷してもよい。この場合には、最初のカラー印刷を開始する際におけるキャリッジ3の移動時間を短縮できるため、さらにスループットを向上させることが可能である。
また、1枚の印刷用紙における最初の印刷領域がカラー印刷する印刷領域であった場合には、当該最初の印刷領域をカラー印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間における両端のうち、印刷用紙にインクを吐出させるためにキャリッジ3を移動させる直前にキャリッジ3が待機している待機位置に近い側から遠い側に向かう方向にキャリッジ3を移動させて印刷することが望ましい。
さらに、複数の前記印刷用紙を続けて印刷する際に、2番目以降に印刷する印刷用紙の最初の印刷領域がカラー印刷する領域である場合には、当該最初の印刷領域をカラー印刷するために必要なキャリッジ3の移動区間における両端のうち、当該印刷用紙の直前に印刷が終了している印刷用紙の最後に印刷された印刷領域おけるキャリッジ3の移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向を、本印刷用紙におけるカラー印刷のキャリッジ3の移動方向として設定することとしても良い。
===コンピュータシステム等の構成===
次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータシステム、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図15は、コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図16は、図15に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、コンピュータシステムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。また、例えば、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
また、上述した実施形態において、プリンタを制御するコンピュータプログラムは、プリンタ側のEEPROM等のメモリ21に記憶されている。そして、コントローラ7が、このコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態におけるプリンタの動作をする。なお、そのコンピュータプログラムは、コンピュータ本体等を通じてダウンロード等により取得するようになっていてもよく、またコンピュータ本体1102内のROM等の記憶部に記憶されていてもよい。
このようにして実現されたコンピュータシステムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
===その他の実施の形態===
以上、一実施形態に基づき、本発明に係るプリンタ等の印刷装置について説明したが、上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更または改良され得るとともに、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。また、本実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部又は全部をソフトウェアによって置き換えてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアによって置き換えてもよい。また、印刷装置側にて行っていた処理の一部をホスト18側にて行ってよく、また印刷装置とホストの間に専用の処理装置を介設して、この処理装置にて処理の一部を行わせるようにしてもよい。
特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に係る印刷装置に含まれるものである。
<印刷装置について>
本発明に係る印刷装置は、前述したインクジェットプリンタ以外に、他のタイプのインクジェットプリンタであってもよく、さらにこの他に、移動しながら印刷をする印刷ヘッドを備えたものであれば、バブルジェットプリンタであってもよく、さらには、インクを吐出しないタイプのプリンタとして、ドットインパクトプリンタや熱転写プリンタなどであってもよい。
<印刷媒体について>
本発明に係る印刷媒体としては、紙材や布材やフィルム材などからなるものの他に、他の素材により形成されたものや、シート状に成形されたもの以外に他の形態に成形されたもの、その他、印刷可能なものであれば、いかなるものであっても構わない。
<印刷ヘッド9について>
本発明に係る印刷装置の印刷ヘッド9は、印刷用紙50に対し、移動しながら印刷を行うものであれば、前記実施形態で説明したようにインクジェット方式によりインクを吐出するタイプのものをはじめ、バブルジェット(登録商標)方式によりインクを吐出するタイプのものや、ドットインパクト方式により印刷を行うもの、サーマルヘッドを有し感熱方式や熱転写方式等により印刷を行うものなどであっても構わない。
インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ周辺の構成を示した斜視図である。 キャリッジに取付けられたリニア式エンコーダの構成を模式的に示した説明図である。 図4Aは、CRモータ正転時におけるエンコーダの2つの出力信号の波形を示したタイミングチャート、図4Bは、CRモータ逆転時におけるエンコーダの2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。 給紙及び紙検出に関連する部分を説明するための図である。 DCユニット6の制御ブロック図である。 図7Aは、PWM回路に入力されるデューティ信号の時間変化のグラフである。図7Bは、モータの速度変化のグラフである。 インクジェットプリンタの印刷処理の流れを簡略的に示した図である。 印刷ヘッドの移動距離と目標移動定速度とを対応付けたテーブルの一実施形態を示した図である。 印刷ヘッドの予想移動時間を算出するためにメモリ等に記憶しているデータの内容を示した図である。 印刷ヘッドの移動距離から予想移動時間を算出するときの手順の一例を示したフローチャートである。 各目標移動速度で印刷ヘッドを移動させたときの時間と速度との関係を示した図である。 印刷動作を説明するためのフローチャートである。 モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像の一例及びその印刷方法を説明するための図である。 コンピュータシステムの外観構成を示した説明図である。 図15に示したコンピュータシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 搬送モータ(PFモータ),2 搬送モータドライバ,
3 キャリッジ,4 キャリッジモータ(CRモータ),
5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ),
6 DCユニット,6a 回転位置演算部,6b 減算器,
6c 目標回転速度演算部,6d 速度演算部,6e 減算器,
6f 比例要素,6g 積分要素,6h 微分要素,6i 加算器,
6j PWM回路,6k タイマ,6m 加速制御部,
7 コントローラ,9 印刷ヘッド,10 ヘッドドライバ,
11 リニア式エンコーダ,11a ダイオード,11b コリメータレンズ,
11c 検出処理部,11d フォトダイオード,11e 信号処理回路,
11fA コンパレータ,11fB コンパレータ,
12 符号板,13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ),
15 紙検出センサ,16 CPU,17 タイマIC,
18 ホストコンピュータ,19 インタフェース,
20 ASIC,21 メモリ,25 プラテン,
30 プーリ,31 タイミングベルト,32 ガイド部材,
34 インクカートリッジ,50 印刷用紙,60 プリンタ,
61 給紙挿入口,64 給紙ローラ,65 紙送りローラ,
66 従動ローラ,68 排紙ローラ,69 従動ローラ(ギザローラ),
90 受信バッファ,94、96 イメージバッファ,
1000 コンピュータシステム,1102 コンピュータ本体
1104 表示装置,1106 プリンタ,
1108 入力装置,1108A キーボード,1108B マウス,
1110 読取装置,
1110A フレキシブルディスクドライブ装置,
1110B CD−ROMドライブ装置,
1202 内部メモリ,1204 ハードディスクドライブユニット

Claims (14)

  1. (a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    (b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、
    (c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、
    前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷するために必要な移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、
    ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、
    (d)を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の先方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、前記ある印刷領域を前記カラー印刷した後に前記印刷ヘッドを停止させる停止位置に決定することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、
    前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の後方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、当該モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に決定することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに基づいて、当該次の印刷領域が、前記モノクロ印刷する領域か、前記カラー印刷する領域かを判定することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記有彩色インクを用いて印刷するためのデータが含まれている場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記カラー印刷するためのコマンドが含まれていた場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定することを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドから吐出されるインクにて印刷される媒体が有する印刷領域のいずれかを前記カラー印刷する場合には、前記コントローラは、予め設定された所定の位置に、前記印刷ヘッドを移動させることを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7に記載の印刷装置において、
    前記予め設定された所定の位置は、1つの前記媒体において最初に前記カラー印刷する際に前記印刷ヘッドを前記所定の一方向に移動させるために設定された位置であることを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記最初にカラー印刷する際に前記印刷ヘッドを移動させる前記所定の一方向は、前記最初にカラー印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、当該最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おける前記印刷ヘッドの移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向であることを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドの1回の移動により、所定の前記印刷領域に対する画像が完成することを特徴とする印刷装置。
  11. (a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    (b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、
    (c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、
    前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、
    ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合に、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、を有し、
    (d)前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の先方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、前記ある印刷領域を前記カラー印刷した後に前記印刷ヘッドを停止させる停止位置に決定し、
    (e)前記モノクロ印刷するために必要な移動区間の移動開始位置が、前記カラー印刷するために必要な移動区間の移動終了位置より、前記カラー印刷時における印刷ヘッドの移動方向の後方に位置する場合には、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの前記移動開始位置を、当該モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端に決定し、
    (f)前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷する際の前記移動開始位置は、前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、前記カラー印刷するために必要な前記移動区間の移動終了位置からの移動時間が短い方の端であり、
    (g)前記コントローラは、前記次の印刷領域を印刷するための印刷データに、前記有彩色インクを用いて印刷するためのデータが含まれている場合に、前記次の印刷領域を前記カラー印刷する領域であると判定し、
    (h)前記印刷ヘッドから吐出されるインクにて印刷される媒体が有する印刷領域のいずれかを前記カラー印刷する場合には、前記コントローラは、予め設定された所定の位置に、前記印刷ヘッドを移動させ、
    (i)前記予め設定された所定の位置は、1つの前記媒体において最初に前記カラー印刷する際に前記印刷ヘッドを前記所定の一方向に移動させるために設定された位置であり、
    (j)前記最初にカラー印刷する際に前記印刷ヘッドを移動させる前記所定の一方向は、前記最初にカラー印刷するために必要な前記印刷ヘッドの前記移動区間における両端のうち、当該最初にカラー印刷する印刷領域の直前に印刷された印刷領域おける前記印刷ヘッドの移動終了位置からの移動時間が短い方の端から、他方の端に向かう方向であり、
    (k)前記印刷ヘッドの1回の移動により、所定の前記印刷領域に対する画像が完成することを特徴とする印刷装置。
  12. 有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、を有することを特徴とする印刷装置に、
    前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、
    前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつインクを吐出させ、
    ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷する場合には、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定させる機能を実現させるためのコンピュータプログラム。
  13. (A)コンピュータ本体と、
    (B)前記コンピュータ本体に接続されて、以下の(a)〜(c)を有する印刷装置と、
    (a)有彩色インクを吐出する有彩色インク吐出部及び無彩色インクを吐出する 無彩色インク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    (b)前記印刷ヘッドを、所定方向に沿って往復移動させるための移動機構と、
    (c)前記有彩色インクを用いてカラー印刷する際に、前記移動機構により前記 印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつインクを吐出させ、
    前記無彩色インクを用いてモノクロ印刷する際に、前記移動機構により、印刷 すべき印刷領域に応じた移動区間において、前記印刷ヘッドを双方向のいずれか に移動させつつインクを吐出させ、
    ある印刷領域を前記カラー印刷した後に、次の印刷領域を前記モノクロ印刷す る場合には、前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの 移動区間と、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘ ッドの 移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するため の前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するコントローラと、
    (C)を有することを特徴とする印刷システム。
  14. インク吐出部を有する印刷ヘッドを所定の一方向に移動させつつ有彩色インクを吐出させて、ある印刷領域をカラー印刷するステップと、
    前記ある印刷領域を前記カラー印刷するために必要な印刷ヘッドの移動区間と、次の印刷領域を無彩色インクを用いてモノクロ印刷するために必要な前記印刷ヘッドの移動区間とに基づいて、前記次の印刷領域を前記モノクロ印刷するための前記印刷ヘッドの移動開始位置を決定するステップと、
    前記決定された前記移動開始位置から前記印刷ヘッドを双方向のいずれかに移動させつつ無彩色インクを吐出させてモノクロ印刷するステップと、
    を有することを特徴とする印刷方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075456A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Industries Ltd 印刷実行部に印刷を実行させるための制御装置
JP2013121697A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置
JP2015101071A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置

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