JP2005231243A - プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタ - Google Patents

プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する印刷媒体の絶対位置特定における誤差を排除し得るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタを提供する。
【解決手段】 本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタは、回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に印刷媒体の先端又は後端が到達してから印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置、及び/又は、印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくものである。
【選択図】 図16

Description

本発明は、プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタに係り、特に、印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する印刷媒体の絶対位置特定における誤差を排除し得るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法、並びに、そのようなプリンタ制御装置を備えたプリンタに関する。
プリンタの一種としてのインクジェット・プリンタは、印刷ヘッドを搭載したキャリッジを印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動しながら、印刷ヘッドに形成された多数のインク吐出部としてのインクノズルからインクを吐出すると共に、印刷媒体を印刷媒体搬送方向としての副走査方向に順次搬送することにより印刷媒体表面に印刷を行う。
斯かる印刷方法において所定の印刷画質を実現するためには、印刷媒体の絶対位置、搬送速度、搬送距離を正確に管理し制御する必要がある。
そのため、通常のインクジェット・プリンタにおいては、給紙ローラによってトレイから印刷媒体を繰り出し、プリンタ内部に給紙する際、給紙挿入口近傍に配設された紙検出センサによって印刷媒体の先端及び後端を検出して、印刷媒体の絶対位置及び搬送距離の管理及び制御のための基礎情報として用いている。
紙検出センサによる印刷媒体の先端及び後端の検出とは独立して、印刷媒体搬送機構による印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置は記録及び管理されているが、特に、印刷媒体周縁部の余白領域の調整を行ったり、縁無し印刷を行う場合の印刷媒体表面と印刷実行領域との整合を図るために、印刷媒体の先端及び後端を紙検出センサにより検出して、印刷媒体の絶対位置を検出及び管理する必要がある。
印刷媒体の先端及び後端を検出する紙検出センサとして使用することが可能なセンサとしては、大別して、機械式センサと光学式センサとがある。
このうち光学式紙検出センサは、検出時の反応が速く、反応遅延時間が非常に短いという長所がある反面、高価であり、OHPシート等の透明な印刷媒体を検出できないという短所があるため、紙検出センサとしての採用比率は低くなっている。
一方、機械式紙検出センサは、光学式紙検出センサに比較して検出時の反応が遅く、反応遅延時間が相対的に長いという短所はあるものの、安価であり、透明な印刷媒体を含む任意の印刷媒体を検出できるという長所があるため、紙検出センサとして広く採用されている。
しかし、機械式紙検出センサによる印刷媒体の先端及び後端の検出時における反応遅延時間は、印刷媒体の絶対位置特定における誤差の原因となる。
印刷媒体の先端及び後端の検出動作が、印刷媒体の搬送駆動動作の定速度区間において行われる場合は、機械式紙検出センサの反応遅延時間を予め調べておくことにより、反応遅延時間に起因する誤差を排除して印刷媒体の絶対位置を正確に特定することは、比較的容易である。
ところが、印刷媒体の先端又は後端の検出動作が、印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間又は減速制御区間において行われる場合には、印刷媒体の先端又は後端が実際に機械式紙検出センサの位置に到達した時点における印刷媒体の搬送速度を特定することが困難であるため、印刷媒体の先端又は後端の検出に基づく印刷媒体の絶対位置の正確な特定が困難である。
尚、機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する印刷媒体の絶対位置特定における誤差を補正するための発明が、これまでに提案され、公知となっているが、当該発明は、予めメモリに記憶させた参照テーブルの速度補正値を用いて、近似計算を行うことを要旨とするものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−291685号公報
従来は、機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する印刷媒体の絶対位置特定における誤差が大きな問題となることは少なかったが、縁無し印刷の普及や印刷画質のさらなる高画質化といった技術開発の進展の下では、より正確な印刷媒体の絶対位置特定及びそれに基づく印刷媒体の高精度な搬送駆動制御が要求されるようになってきている。
そして、斯かる要求に応えるためには、近似計算による印刷媒体の絶対位置特定では、その精度において不十分である。
従って、機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する誤差を排除して印刷媒体の絶対位置を正確に特定することが、より重要な課題となってきている。
即ち、印刷媒体の絶対位置特定における誤差は、印刷媒体の搬送駆動制御の精度低下に繋がり、結果として、印刷画像の画質の低下、特に縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域のはみ出し及びそれによるインクミストの発生に起因する画質の低下を招くので、機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する誤差を排除して印刷媒体の絶対位置を正確に特定することが、より強く求められている。
本発明の目的は、印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する印刷媒体の絶対位置特定における誤差を排除し得るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタを提供することである。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置によれば、回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリを備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置の上記構成において、前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算処理装置を備えているものとするとよい。
前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、前記演算処理装置は、検出された前記印刷媒体の先端又は後端に対応する前記反応遅延時間の値を用いて前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算を行うこととするとよい。
前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度は、長い方の前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って前記メモリに逐次記録しておくこととするとよい。
前記メモリは、前記反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の新規データが記録されると共に、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の最も古いデータが削除されるものとするとよい。
本発明の他の実施の形態に係るプリンタ制御装置によれば、
回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリと、
前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定し、前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定する演算処理装置と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御方法によれば、回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくことを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御方法の上記構成において、前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定することとするとよい。
本発明の他の実施の形態に係るプリンタ制御方法によれば、
回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておく過程と、
前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する過程と、
前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定する過程と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の上記各実施の形態に係るプリンタ制御方法の構成において、前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、検出された前記印刷媒体の先端又は後端に対応する前記反応遅延時間の値を用いて前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算を行うこととするとよい。
また、前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度は、長い方の前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくこととするとよい。
さらに、前記反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の新規データを記録すると共に、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の最も古いデータを削除することとするとよい。
本発明の実施の一形態に係るプリンタによれば、
紙送りモータにより駆動され、印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構と、
複数のインク吐出部を有する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドを搭載したキャリッジを前記印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動するキャリッジモータを含むキャリッジ駆動機構と、
回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサと、
前記機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリと、
前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算処理装置と、
を備えていることを特徴とする。
本発明の実施の一形態に係るプリンタの上記構成において、前記演算処理装置は、前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定するものとするとよい。
以下、本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタの実施の一形態について、図面を参照しながら説明する。
最初に、本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタの主な適用対象であるインクジェットプリンタの概略構成及び制御方法について説明する。
図1は、インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。
図1に示したインクジェットプリンタは、紙送りを行う紙送りモータ(以下、PFモータともいう。)1と、紙送りモータ1を駆動する紙送りモータドライバ2と、印刷紙50にインクを吐出するヘッド9が固定され、印刷紙50に対し平行方向かつ紙送り方向に対し垂直方向に駆動されるキャリッジ3と、キャリッジ3を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータともいう。)4と、キャリッジモータ4を駆動するCRモータドライバ5と、CRモータドライバ5にモータ駆動指令値を払い出すDCユニット6と、ヘッド9の目詰まり防止のためのインクの吸い出しを制御するポンプモータ7と、ポンプモータ7を駆動するポンプモータドライバ8と、ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ10と、キャリッジ3に固定されたリニア式エンコーダ11と、所定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ11用符号板12と、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と、印刷処理されている紙の終端位置を検出する紙検出センサ15と、プリンタ全体の制御を行うCPU16と、CPU16に対して周期的に割込み信号を発生するタイマIC17と、ホストコンピュータ18との間でデータの送受信を行うインタフェース部(以下、IFともいう。)19と、ホストコンピュータ18からIF19を介して送られてくる印刷情報に基づいて印刷解像度やヘッド9の駆動波形等を制御するASIC20と、ASIC20及びCPU16の作業領域やプログラム格納領域として用いられるPROM21,RAM22及びEEPROM23と、印刷紙50を支持するプラテン25と、PFモータ1によって駆動されて印刷紙50を搬送する搬送ローラ27と、CRモータ4の回転軸に取付けられたプーリ30と、プーリ30によって駆動されるタイミングベルト31とから構成されている。
DCユニット6は、CPU16から送られてくる制御指令、エンコーダ11,13の出力に基づいて紙送りモータドライバ2及びCRモータドライバ5を駆動制御する。また、紙送りモータ1及びCRモータ4はいずれもDCモータで構成されている。
図2は、インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示した斜視図である。
図2に示すように、キャリッジ3は、タイミングベルト31によりプーリ30を介してキャリッジモータ4に接続され、ガイド部材32に案内されてプラテン25に平行に移動するように駆動される。キャリッジ3の印刷紙に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有する印刷ヘッド9が設けられ、各ノズルはインクカートリッジ34からインクの供給を受けて印刷紙にインク滴を吐出して文字や画像を印刷する。
また、キャリッジ3の非印刷領域には、非印刷時に印刷ヘッド9のノズル開口を封止するためのキャッピング装置35と、図1に示したポンプモータ7を有するポンプユニット36とが設けられている。キャリッジ3が印刷領域から非印刷領域に移動すると、図示しないレバーにキャリッジ3が当接して、キャッピング装置35が上方に移動し、ヘッド9を封止する。
ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じた場合や、カートリッジ34の交換等を行ってヘッド9から強制的にインクを吐出する場合は、ヘッド9を封止した状態でポンプユニット36を作動させ、ポンプユニット36からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらにはヘッド9内の気泡がインクとともにキャップ37に排出される。
図3は、キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。
図3に示したエンコーダ11は、発光ダイオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処理部11cとを備えている。検出処理部11cは、複数(4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路11eと、2個のコンパレータ11fA,11fBとを有している。
発光ダイオード11aの両端に抵抗を介して電圧VCCが印加されると、発光ダイオード11aから光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bにより平行光に集光されて符号板12を通過する。符号板12には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1インチ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
符号板12を通過した平行光は、図示しない固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード11dから出力される電気信号は信号処理回路11eにおいて信号処理され、信号処理回路11eから出力される信号はコンパレータ11fA,11fBにおいて比較され、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ11fA,11fBから出力されるパルスENC−A,ENC−Bがエンコーダ11の出力となる。
図4は、CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。
図4(a),(b)に示すように、CRモータ正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。CRモータ4が正転しているとき、即ち、キャリッジ3が主走査方向に移動しているときは、図4(a)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転しているときは、図4(b)に示すように、パルスENC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅れるようにエンコーダ4は構成されている。そして、上記パルスの1周期Tは符号板12のスリット間隔(例えば1/180インチ)に対応し、キャリッジ3が上記スリット間隔を移動する時間に等しい。
一方、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13は符号板がPFモータ1の回転に応じて回転する回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同様の構成となっており、2つの出力パルスENC−A,ENC−Bを出力する。インクジェットプリンタにおいては、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13の符号板に設けられている複数のスリットのスリット間隔は1/180インチであり、PFモータ1が上記1スリット間隔だけ回転すると、1/1440インチだけ紙送りされるような構成となっている。
図5は、給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視図である。
図5を参照して、図1に示した紙検出センサ15の位置について説明する。図5において、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された印刷紙50は、給紙モータ63により駆動される給紙ローラ64によってプリンタ60内に給紙される。プリンタ60内に給紙された印刷紙50の先端は、機械式又は光学式の紙検出センサ15により検出される。尚、後述する本発明の実施の形態においては、紙検出センサ15が機械式センサであることを前提としている。紙検出センサ15によって先端が検出された印刷紙50は、PFモータ1により駆動される紙送りローラ65及び従動ローラ66によって紙送りが行われる。
続いてキャリッジガイド部材32に沿って移動するキャリッジ3に固定された印刷ヘッド(図示せず)からインクが滴下されることにより印刷が行われる。所定の位置まで紙送りが行われると、現在、印刷されている印刷紙50の後端が紙検出センサ15によって検出される。印刷が終了した印刷紙50は、PFモータ1により駆動される歯車67A,67Bを介して歯車67Cにより駆動される排紙ローラ68及び従動ローラ69により排紙口62から外部に排出される。尚、紙送りローラ65の回転軸には、ロータリ式エンコーダ13が連結されている。
図6は、プリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示した透視図である。
図5に示したプリンタの部分のうち紙送りに関連する部分について、図5及び図6を参照して、より詳細に説明する。
プリンタ60の給紙挿入口61から挿入され、給紙ローラ64によってプリンタ60内に送り込まれた印刷紙50の先端が紙検出センサ15により検出されると、PFモータ1により小歯車87を介して駆動される大歯車67aの回転軸であるスマップ(Smap)軸83の周囲に設けられた紙送りローラ65と、給紙側から送られてきた印刷紙50を垂直方向下向きに押圧するホルダ89の紙送り方向排紙側先端部に設けられた従動ローラ66とにより、印刷紙50の紙送りが行われる。
PFモータ1はプリンタ60内のフレーム86にねじ85により固定されており、大歯車67a周囲の所定箇所にはロータリ式エンコーダ13が配設され、かつ、大歯車67aの回転軸であるスマップ軸83にはロータリ式エンコーダ用符号板14が連結されている。
紙送りローラ65と従動ローラ66とにより紙送りが行われた印刷紙50は、印刷紙50を支持するプラテン84上を通過し、小歯車87,大歯車67a,中間歯車67b,小歯車88及び排紙歯車67cを介してPFモータ1により駆動される排紙ローラ68と、従動ローラであるギザローラ69とにより挟持されて紙送りが行われ、排紙口62から外部に排出される。
印刷紙50がプラテン84上に支持されている間に、キャリッジ3がプラテン84上の空間をガイド部材32に沿って左右に移動し、キャリッジ3に固定された印刷ヘッド(図示せず)からインクが吐出されて印刷が行われる。
次に、上述したインクジェットプリンタのCRモータ4を制御するDCモータ制御装置であるDCユニット6の構成、及び、DCユニット6による制御方法について説明する。尚、ここでは、DCモータの駆動制御の内容に関し、一例としてDCモータがCRモータ4である場合について説明するが、DCモータが紙送りモータ(PFモータ)1又は給紙モータである場合においても、駆動制御の内容はほぼ同様のものとなる。
図7は、DCモータ制御装置であるDCユニット6の構成を示したブロック図であり、図8は、DCユニット6により制御されるCRモータ4のモータ電流及びモータ速度を示したグラフである。
図7に示したDCユニット6は、位置演算部6aと、減算器6bと、目標速度演算部6cと、速度演算部6dと、減算器6eと、比例要素6fと、積分要素6gと、微分要素6hと、加算器6iと、D/Aコンバータ6jと、タイマ6kと、加速制御部6mとから構成されている。
位置演算部6aは、エンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個数を計数し、この計数値に基づいて、キャリッジ3の位置を演算する。この計数はCRモータ4が正転しているときは1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、逆転しているときは、1個のエッジが検出されると「−1」を加算する。パルスENC−A及びENC−Bの各々の周期は符号板12のスリット間隔に等しく、かつ、パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっている。このため、上記計数のカウント値「1」は符号板12のスリット間隔の1/4に対応する。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗算すれば、計数値が「0」に対応するキャリッジ3の位置からの移動量を求めることができる。このときエンコーダ11の解像度は符号板12のスリットの間隔の1/4となる。上記スリットの間隔を1/180インチとすれば解像度は1/720インチとなる。
減算器6bは、CPU16から送られてくる目標位置と、位置演算部6aによって求められたキャリッジ3の実際の位置との位置偏差を演算する。
目標速度演算部6cは、減算器6bの出力である位置偏差に基づいてキャリッジ3の目標速度を演算する。この演算は位置偏差にゲインKPを乗算することにより行われる。このゲインKPは位置偏差に応じて決定される。尚、このゲインKP の値は図示しないテーブルに格納されていてもよい。
速度演算部6dは、エンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bに基づいてキャリッジ3の速度を演算する。この速度は次のようにして求められる。まず、エンコーダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジを検出し、符号板12のスリット間隔の1/4に対応するエッジ間の時間間隔を、タイマカウンタによってカウントする。このカウント値をTとし、符号板12のスリット間隔をλとすればキャリッジの速度はλ/(4T)として求められる。尚、ここでは、速度の演算は、出力パルスENC−Aの1周期、例えば立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでをタイマカウンタによって計測することにより求めている。
減算器6eは、目標速度と、速度演算部6dによって演算されたキャリッジ3の実際の速度との速度偏差を演算する。
比例要素6fは、上記速度偏差に定数Gpを乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6gは、速度偏差に定数Giを乗じたものを積算する。微分要素6hは、現在の速度偏差と、1つ前の速度偏差との差に定数Gdを乗算し、乗算結果を出力する。比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hの演算は、エンコーダ11の出力パルスENC−Aの1周期ごとに、例えば出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行う。
比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hの出力は、加算器6iにおいて加算される。そして加算結果、即ちCRモータ4の駆動電流が、D/Aコンバータ6jに送られてアナログ電流に変換される。このアナログ電圧に基づいて、ドライバ5によりCRモータ4が駆動される。
また、タイマ6k及び加速制御部6mは、加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hを使用するPID制御は、加速途中の定速及び減速制御に用いられる。
タイマ6kは、CPU16から送られてくるクロック信号に基づいて所定時間ごとにタイマ割込み信号を発生する。
加速制御部6mは、上記タイマ割込信号を受ける度ごとに所定の電流値(例えば20mA)を目標電流値に積算し、積算結果、即ち加速時におけるDCモータ4の目標電流値が、D/Aコンバータ6jに送られる。PID制御の場合と同様に、上記目標電流値はD/Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換され、このアナログ電流に基づいて、ドライバ5によりCRモータ4が駆動される。
ドライバ5は、例えば4個のトランジスタを備えており、D/Aコンバータ6jの出力に基づいて上記トランジスタを各々ON又はOFFさせることにより(a)CRモータ4を正転又は逆転させる運転モード、(b)回生ブレーキ運転モード(ショートブレーキ運転モード、即ち、CRモータの停止を維持するモード)、(c)CRモータを停止させようとするモード、を行わせることが可能な構成となっている。
次に、図8(a),(b)を参照してDCユニット6の動作、即ち、DCモータ制御方法について説明する。
CRモータ4が停止しているときに、CPU16からDCユニット6へ、CRモータ4を起動させる起動指令信号が送られると、加速制御部6mから起動初期電流値I0がD/Aコンバータ6jに送られる。この起動初期電流値I0は、起動指令信号とともにCPU16から加速制御部6mに送られてくる。そしてこの電流値I0は、D/Aコンバータ6jによってアナログ電圧に変換されてドライバ5に送られ、ドライバ5によってCRモータ4が起動開始する(図8(a),(b)参照)。起動指令信号を受信した後、所定の時間ごとにタイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速制御部6mは、タイマ割込信号を受信する度ごとに、起動初期電流値I0に所定の電流値(例えば20mA)を積算し、積算した電流値をD/Aコンバータ6jに送る。すると、この積算した電流値は、D/Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換されてドライバ5に送られる。そして、CRモータ4に供給される電流の値が上記積算した電流値となるように、ドライバ5によってCRモータが駆動されCRモータ4の速度は上昇する(図8(b)参照)。このためCRモータ4に供給される電流値は、図8(a)に示すように階段状になる。尚、このときPID制御系も動作しているが、D/Aコンバータ6jは加速制御部6mの出力を選択して取込む。
加速制御部6mの電流値の積算処理は、積算した電流値が一定の電流値ISとなるまで行われる。時刻t1において積算した電流値が所定値IS となると、加速制御部6mは積算処理を停止し、D/Aコンバータ6jに一定の電流値ISを供給する。これによりCRモータ4に供給される電流の値が電流値ISとなるようにドライバ5によって駆動される(図8(a)参照)。
そして、CRモータ4の速度がオーバーシュートするのを防止するために、CRモータ4が所定の速度V1になると(時刻t2参照)、CRモータ4に供給される電流を減小させるように加速制御部6mが制御する。このときCRモータ4の速度は更に上昇するが、CRモータ4の速度が所定の速度Vcに達すると(図8(b)の時刻t3参照)、D/Aコンバータ6jが、PID制御系の出力、即ち加算器6iの出力を選択し、PID制御が行われる。
即ち、目標位置と、エンコーダ11の出力から得られる実際の位置との位置偏差に基づいて目標速度が演算され、この目標速度と、エンコーダ11の出力から得られる実際の速度との速度偏差に基づいて、比例要素6f、積分要素6g及び微分要素6hが動作し、各々比例、積分、及び微分演算が行われ、これらの演算結果の和に基づいて、CRモータ4の制御が行われる。尚、上記比例、積分及び微分演算は、例えばエンコーダ11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行われる。これによりDCモータ4の速度は所望の速度Veとなるように制御される。尚、所定の速度Vcは、所望の速度Veの70〜80%の値であることが好ましい。
時刻t4からDCモータ4は、所望の速度となるからキャリッジ3も所望の一定の速度Veとなり、印刷処理を行うことが可能となる。
印刷処理が終了し、キャリッジ3が目標位置に近づくと(図8(b)の時刻t5参照)、位置偏差が小さくなるから目標速度も小さくなり、このため速度偏差、即ち減算器6eの出力が負になり、DCモータ4の減速が行われ、時刻t6に停止する。
以上、DCモータがCRモータ4である場合の駆動制御の内容について説明したが、DCモータが紙送りモータ(PFモータ)1又は給紙モータである場合においても、駆動制御の内容はほぼ同様のものとなる。
また、駆動制御の内容については、モータへの通電方式を電流制御によるものを例として説明したが、モータへの通電方式はPWM制御(電圧制御)によるものであってもよい。
この場合、図7のD/Aコンバータ6jはPWM信号生成部となり、ドライバ5はPWM信号によってモータへの通電をON/OFFにより制御する。PWM信号は、一定周期の中でのON/OFFの比率を示す信号である。即ち、100%のときはドライバの印加電圧がそのままモータに供給され、50%のときはドライバの印加電圧の半分の電圧が等価的にモータに供給される。
電流値制御による説明の中で用いた電流値は、PWM制御においては、PWM信号によりON/OFFの比率で表される。
図9は、インクジェット・プリンタに備えられた紙検出センサにより印刷媒体の先端及び後端を検出するための概略構成を模式的に示す説明図である。
トレイ90に装填された印刷媒体としての印刷用紙50は、給紙ローラ64によって繰り出され、給紙挿入口からプリンタ内部へ給紙される。その際、プリンタ内部の給紙挿入口近傍に配設された紙検出センサ15によって印刷用紙50の先端が検出され、さらに、紙送りローラ65及びその従動ローラ66によって印刷用紙50が印刷媒体搬送方向としての副走査方向、即ち、排紙方向に順次搬送されていくと、印刷用紙50の後端が紙検出センサ15上を通過する際に、印刷用紙50の後端の検出が行われる。
プラテン84上において印刷用紙50の表面に印刷ヘッド9からインクを吐出することにより印刷が行われるが、印刷画質の高画質化を実現し、特に縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における画質の低下を防止するためには、印刷媒体の先端及び後端を高精度に検出し、かつ、印刷媒体の絶対位置及び搬送距離の管理及び制御を高精度に行う必要がある。
紙検出センサによる印刷媒体の先端及び後端の検出とは独立して、印刷媒体搬送機構による印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置は記録及び管理されているが、特に、印刷媒体周縁部の余白領域の調整を行ったり、縁無し印刷を行う場合の印刷媒体表面と印刷実行領域との整合を図るために、印刷媒体の先端及び後端を紙検出センサにより検出して、印刷媒体の絶対位置を検出及び管理する必要がある。印刷媒体の絶対位置を正確に検出して管理することができなければ、印刷画像の画質の低下、特に縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域のはみ出し及びそれによるインクミストの発生に起因する画質の低下を招くからである。
ところで、前述のように、印刷媒体の先端及び後端を検出する紙検出センサ15として使用することが可能なセンサとしては、大別して、機械式センサと光学式センサとがあるが、光学式紙検出センサは、検出時の反応が速く、反応遅延時間が非常に短いという長所がある反面、高価であり、OHPシート等の透明な印刷媒体を検出できないという短所があるため、紙検出センサ15としての採用比率は低くなっている。
一方、機械式紙検出センサは、光学式紙検出センサに比較して検出時の反応が遅く、反応遅延時間が相対的に長いという短所はあるものの、安価であり、透明な印刷媒体を含む任意の印刷媒体を検出できるという長所があるため、紙検出センサ15として広く採用されている。
但し、機械式紙検出センサによる印刷媒体の先端及び後端の検出時における反応遅延時間は、印刷媒体の絶対位置特定における誤差の原因となる。
印刷媒体の先端及び後端の検出動作が、印刷媒体の搬送駆動動作の定速度区間において行われる場合は、機械式紙検出センサの反応遅延時間を予め調べておくことにより、反応遅延時間に起因する誤差を排除して印刷媒体の絶対位置を正確に特定することは、比較的容易である。
ところが、印刷媒体の先端又は後端の検出動作が、印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間又は減速制御区間において行われる場合には、印刷媒体の先端又は後端が実際に機械式紙検出センサの位置に到達した時点における印刷媒体の搬送速度を特定することが困難であるため、印刷媒体の先端又は後端の検出に基づく印刷媒体の絶対位置の正確な特定が困難である。
縁無し印刷の普及や印刷画質のさらなる高画質化といった技術開発の進展の下では、より正確な印刷媒体の絶対位置特定及びそれに基づく印刷媒体の高精度な搬送駆動制御が要求されるようになってきており、斯かる要求に応えるためには、近似計算による印刷媒体の絶対位置特定では、その精度において不十分である。
印刷媒体の絶対位置特定における誤差は、印刷媒体の搬送駆動制御の精度低下に繋がり、結果として、印刷画像の画質の低下、特に縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における画質の低下を招くので、機械式紙検出センサの反応遅延時間に起因する誤差を排除して印刷媒体の絶対位置を正確に特定することが、より強く求められている。
そこで、先ず、機械式紙検出センサによる印刷媒体の先端及び後端の検出動作について説明する。
図10は、機械式紙検出センサによる印刷媒体の先端の検出動作を模式的に示す説明図であり、図11は、機械式紙検出センサによる印刷媒体の後端の検出動作を模式的に示す説明図である。
図10及び図11に示すように、機械式紙検出センサ15は、鉛直下方を向いた回動ピン15aを備えている。
そして、図10に示す印刷媒体50の先端の検出動作においては、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aに向かって搬送されてきた印刷媒体50の先端が回動ピン15aに当接して、回動ピン15aを鉛直下方から所定角度θだけ回動させた時点で、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aの位置に印刷媒体50の先端が到達したことが検出される。
一方、図11に示す印刷媒体50の後端の検出動作においては、印刷媒体50の表面によって鉛直下方から所定角度θ以上の位置まで回動させられた状態になっていた回動ピン15aが、印刷媒体50の排紙方向への搬送動作によって相対的に印刷媒体50の後端に到達した後、印刷媒体50の後端から外れて、回動ピン15aが回動し鉛直下方を向いた時点で、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aの位置に印刷媒体50の後端が到達したことが検出される。
しかし、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aが鉛直下方から所定角度θだけ回動するには、所定の順方向回動時間ΔtFDを必要とし、回動ピン15aが所定角度θ以上の位置から鉛直下方を向く位置まで回動して戻るには、所定の逆方向回動時間ΔtBKを必要とする。即ち、印刷媒体50の先端又は後端が機械式紙検出センサ15の回動ピン15aの位置に実際に到達してから、機械式紙検出センサ15が印刷媒体50の先端又は後端を検出するまでの間に、所定の順方向回動時間ΔtFD又は逆方向回動時間ΔtBKに対応する反応遅延時間が生じることとなる。
機械式紙検出センサ15の検出時における反応遅延時間の発生原理について、図10及び図11を参照してさらに詳細に説明する。
印刷媒体50の先端の検出においては、図10(a)に示すように、印刷媒体50が印刷媒体搬送方向としての副走査方向に搬送されて機械式紙検出センサ15の回動ピン15aに接近してくると、図10(b)に示すように、やがて印刷媒体50の先端が機械式紙検出センサ15の回動ピン15aに当接する。この瞬間に印刷媒体50の先端を検出できるのが本来は理想的なのであるが、紙検出センサ15が機械式機構を有するが故に、以下のように反応遅延時間が発生する。
印刷媒体50の先端が機械式紙検出センサ15の回動ピン15aに当接した後、さらに印刷媒体搬送方向に搬送されると、図10(c)に示すように、印刷媒体50の先端が機械式紙検出センサ15の回動ピン15aを押し上げるようにして回動させ始める。そして、印刷媒体50の先端がさらに回動ピン15aを回動させて、回動ピン15aが鉛直下方から所定角度θまで回動させられると、その時点で、機械式紙検出センサ15によって印刷媒体50の先端が検出されることとなる。
従って、印刷媒体50の先端の検出には、印刷媒体50の先端が機械式紙検出センサ15の回動ピン15aに当接した時点から、回動ピン15aが鉛直下方から所定角度θまで回動させられた時点までの時間差、即ち、回動ピン15aの順方向回動時間ΔtFDに相当する反応遅延時間が発生することとなる。
一方、印刷媒体50の後端の検出においては、図11(a)に示すように、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aを鉛直下方から所定角度θ以上の位置まで回動させた状態に支持している印刷媒体50が印刷媒体搬送方向へ搬送されていくと、印刷媒体50の後端が、回動ピン15aの鉛直下方向きの初期位置に到達する。この瞬間に印刷媒体50の後端を検出できるのが本来は理想的なのであるが、紙検出センサ15が機械式機構を有するが故に、以下のように反応遅延時間が発生する。
印刷媒体50の後端が、回動ピン15aの鉛直下方向きの初期位置に到達した後、さらに印刷媒体50が印刷媒体搬送方向へ搬送されると、回動ピン15aと印刷媒体50との相対的位置関係が変化し、図11(b)に示すように、回動ピン15aの先端が印刷媒体50の後端に到達する。
そして、さらに印刷媒体50が印刷媒体搬送方向へ搬送されると、図11(c)に示すように、回動ピン15aの先端が印刷媒体50の後端から外れて、鉛直下方向きの初期位置に向かって回動し始め、図11(d)に示すように、回動ピン15aが回動し鉛直下方を向いた時点で、機械式紙検出センサ15の回動ピン15aの位置に印刷媒体50の後端が到達したことが検出される。
従って、印刷媒体50の後端の検出には、印刷媒体50の後端が回動ピン15aの鉛直下方向きの初期位置に到達した時点から、回動ピン15aの先端が印刷媒体50の後端から外れて回動ピン15aが回動し鉛直下方を向いた時点までの時間差、即ち、回動ピン15aの逆方向回動時間ΔtBKに相当する反応遅延時間が発生することとなる。
以上のように、印刷媒体50の前端及び後端の検出には所定の順方向回動時間ΔtFD又は逆方向回動時間ΔtBKに対応する反応遅延時間が発生するので、特に、印刷媒体の先端又は後端の検出動作が、印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間又は減速制御区間において行われる場合には、印刷媒体の先端又は後端が実際に機械式紙検出センサの位置に到達した時点における印刷媒体の搬送速度を特定することが困難であり、印刷媒体の先端又は後端の検出に基づく印刷媒体の絶対位置の正確な特定も困難となる。
以下、印刷媒体の先端又は後端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間又は減速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理について説明する。
図12は、印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を示すグラフであり、図13は、印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を模式的に示す説明図である。
図12に示すように、印刷媒体を搬送する紙送りローラを駆動する紙送りモータの加速制御区間において印刷媒体の先端が機械式紙検出センサの位置に到達し、その時点でのモータ速度がVa1であったとしても、機械式紙検出センサが印刷媒体の先端を検出するまでの間には反応遅延時間ΔtFDの遅延が生じるので、機械式紙検出センサが印刷媒体の先端を検出した時点ではモータ速度はVa2になっている。
従って、機械式紙検出センサが印刷媒体の先端を検出した時点でのモータ速度Va2をエンコーダの出力パルスから検出して、機械式紙検出センサの反応遅延時間ΔtFDの間に印刷媒体が搬送された距離を、モータ速度Va2と反応遅延時間ΔtFDとの乗算Va2×ΔtFDにより算出すると、その結果は、図12及び図13に示すように、距離Ltr+Le1となり、真の距離Ltrに対して誤差Le1が余分に加わった値となってしまう。
図14は、印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の減速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を示すグラフであり、図15は、印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の減速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を模式的に示す説明図である。
図14に示すように、印刷媒体を搬送する紙送りローラを駆動する紙送りモータの減速制御区間において印刷媒体の後端が機械式紙検出センサの位置に到達し、その時点でのモータ速度がVb1であったとしても、機械式紙検出センサが印刷媒体の後端を検出するまでの間には反応遅延時間ΔtBKの遅延が生じるので、機械式紙検出センサが印刷媒体の後端を検出した時点ではモータ速度はVb2になっている。
従って、機械式紙検出センサが印刷媒体の後端を検出した時点でのモータ速度Vb2をエンコーダの出力パルスから検出して、機械式紙検出センサの反応遅延時間ΔtBKの間に印刷媒体が搬送された距離を、モータ速度Vb2と反応遅延時間ΔtBKとの乗算Vb2×ΔtBKにより算出すると、その結果は、図14及び図15に示すように、距離Lclとなり、真の距離Lcl+Le2に対して誤差Le2が不足した値となってしまう。
そこで、本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタは、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度を、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておき、印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、機械式紙検出センサの反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、印刷媒体の先端又は後端が機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に到達してから印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、印刷媒体の絶対位置をより正確に特定する。
図16は、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより記録を行う印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録時間間隔を示すグラフであり、図17は、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録を行うメモリのデータ格納領域の構成を示す表である。
本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタは、図16及び図17に示すように、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度を、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておく。
そして、印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、その検出時点から機械式紙検出センサの反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、印刷媒体の先端又は後端が機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に実際に到達してから印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、印刷媒体の絶対位置を正確に特定する。
図17の例では、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置を、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、メモリのデータ格納領域に記録している。
例えば、第13のデータ記録タイミングにおいて印刷媒体としての印刷用紙の先端の検出があったとすると、機械式紙検出センサの反応遅延時間は予め測定しておくことが可能であるから、第13のデータ記録タイミングの時刻から機械式紙検出センサの反応遅延時間ΔtFDだけ遡った時刻に、実際には印刷媒体の先端が機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に到達していたということが特定できる。
従って、第13のデータ記録タイミングの時刻から機械式紙検出センサの反応遅延時間ΔtFDだけ遡った時刻に最も近いデータ記録タイミングとして第5のデータ記録タイミングを抽出することができ、第13のデータ記録タイミングにおける印刷媒体の相対位置と第5のデータ記録タイミングにおける印刷媒体の相対位置との差を算出することにより、機械式紙検出センサの反応遅延時間ΔtFDに相当する時間の間に、印刷媒体が機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置から搬送された距離を正確に特定することができる。
各データ記録タイミングにおいてその時点での印刷媒体の相対位置を逐次記録しているので、印刷媒体の先端が実際に機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に到達してから印刷用紙の先端の検出があるまでの間に、印刷媒体搬送駆動動作の加速制御又は減速制御があったとしても、その間に印刷媒体が搬送された距離を正確に算出することができ、印刷媒体の絶対位置を正確に特定することができる。
そして、その後は、特定した印刷媒体の絶対位置に基づいて印刷媒体の高精度な搬送駆動制御を実現することができる。
また、印刷媒体の後端の検出時においても、再度、印刷媒体の絶対位置を特定することにより、印刷媒体の後端及びその近傍においても、印刷媒体の高精度な搬送駆動制御を実現することができる。
尚、機械式紙検出センサの反応遅延時間としては、前述のように、印刷媒体の先端を検出する際の機械式紙検出センサ15の順方向回動時間ΔtFDに対応する反応遅延時間と、印刷媒体の後端を検出する際の機械式紙検出センサ15の逆方向回動時間ΔtBKに対応する反応遅延時間とがあり、両者は一致する場合もあるが、異なる場合も少なくない。
従って、機械式紙検出センサ15の順方向回動時間ΔtFD及び逆方向回動時間ΔtBKの両方を予め測定しておき、印刷媒体の先端を検出する場合と印刷媒体の後端を検出する場合とで使い分けるようにするとよい。
また、図17の例では、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置を記録しているが、所定の時間間隔ごとの各データ記録タイミングにおける紙送りモータの駆動速度を記録するようにしてもよい。
紙送りモータの駆動速度を記録する場合、印刷媒体の先端が実際に機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に到達してから印刷用紙の先端の検出があるまでの間の各データ記録タイミング間の各期間における印刷媒体の搬送距離を、駆動速度と時間との乗算により算出し積算することにより、同様に、その間に印刷媒体が搬送された距離を正確に算出することができ、印刷媒体の絶対位置を正確に特定することができる。
印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度のデータを記録する時間間隔は、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも短くしておく必要があり、データを記録する時間間隔が短ければ短いほど、印刷媒体の絶対位置を高精度に特定することができる。
図18は、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより記録を行う印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度のデータ更新方式を模式的に示す説明図であり、図19は、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録を行うメモリのデータ格納領域におけるデータ更新方式を図表として示す説明図である。
図18及び図19に示す例においては、第kのデータ記録タイミングのデータから第nのデータ記録タイミングのデータまでの{n−(k−1)}=(n−k+1)個のデータがメモリのデータ格納領域に記録されている。
メモリのデータ格納領域に記録するデータの個数は、機械式紙検出センサ15による印刷媒体の先端及び後端の検出時における反応遅延時間としての順方向回動時間ΔtFD及び逆方向回動時間ΔtBKのいずれよりも長い時間に相当する個数であればよい。
従って、メモリのデータ格納領域を構成する複数の分割格納領域の先頭(第1)の分割格納領域に新規データが順次格納されると共に、第2の分割格納領域以降の各分割格納領域に格納されていたデータは最後尾のデータ格納領域に向かって順次シフトされていき、最後尾のデータ格納領域に格納されていた不要データは順次削除されていくことになる。
以上説明したように、本発明に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタは、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、印刷媒体の累積搬送量から特定される印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度を、機械式紙検出センサの反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておき、印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、その検出時点から機械式紙検出センサの反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、印刷媒体の先端又は後端が機械式紙検出センサの回動ピンの初期位置に実際に到達してから印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、印刷媒体の絶対位置を正確に特定することができる。
尚、本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタにおいて、機械式紙検出センサ15からの検出信号を受信して上記動作を制御する制御部としては、図1におけるCPU16を使用することができ、印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度を記録するメモリとしてはRAM22,EEPROM23等を使用することができ、CPU16に上述の具体的動作を実行させるためのプログラムは例えばPROM21等に格納しておくとよい。
また、機械式紙検出センサは、印刷媒体の先端及び後端の両方若しくは一方を検出するものとしてよい。
上述のように特定した印刷媒体の絶対位置は、特に、縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲画定に用いることとすると、印刷実行領域の印刷媒体周縁部からのはみ出し及びそれによるインクミストの発生に起因する画質の低下を最小限に抑制することができる。
インクジェットプリンタの概略構成を示したブロック図である。 インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺の構成を示した斜視図である。 キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図である。 CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチャートである。 給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視図である。 プリンタの紙送りに関連する部分を詳細に示した透視図である。 DCモータ制御装置であるDCユニット6の構成を示したブロック図である。 DCユニット6により制御されるDCモータ4のモータ電流及びモータ速度を示したグラフである。 インクジェット・プリンタに備えられた紙検出センサにより印刷媒体の先端及び後端を検出するための概略構成を模式的に示す説明図である。 機械式紙検出センサによる印刷媒体の先端の検出動作を模式的に示す説明図である。 機械式紙検出センサによる印刷媒体の後端の検出動作を模式的に示す説明図である。 印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を示すグラフである。 印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の加速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を模式的に示す説明図である。 印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の減速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を示すグラフである。 印刷媒体の先端の検出動作が印刷媒体の搬送駆動動作の減速制御区間において行われる場合の印刷媒体の絶対位置特定における誤差の発生原理を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより記録を行う印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録時間間隔を示すグラフである。 本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録を行うメモリのデータ格納領域の構成を示す表である。 本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより記録を行う印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度のデータ更新方式を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係るプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法並びにプリンタにより印刷媒体の相対位置及び/又は紙送りモータの駆動速度の記録を行うメモリのデータ格納領域におけるデータ更新方式を図表として示す説明図である。
符号の説明
1 紙送りモータ(PFモータ)
2 紙送りドライバ
3 キャリッジ
4 キャリッジモータ(CRモータ)
5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ)
6 DCユニット
6a 位置演算部
6b 減算器
6c 目標速度演算手段
6d 速度演算部
6e 減算器
6f 比例要素
6g 積分要素
6h 微分要素
6j D/Aコンバータ
7 ポンプモータ
8 ポンプモータドライバ
9 印刷ヘッド
10 ヘッドドライバ
11 リニア式エンコーダ
12 符号板
13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ)
14 ロータリ式エンコーダ用符号板
15 紙検出センサ
16 CPU
17 タイマIC
18 ホストコンピュータ
19 インタフェース部
20 ASIC
21 PROM
22 RAM
23 EEPROM
25 プラテン
30 プーリ
31 タイミングベルト
32 キャリッジのガイド部材(キャリッジ支持軸)
34 インクカートリッジ
35 キャッピング装置
36 ポンプユニット
37 キャップ
50 印刷用紙
60 プリンタ
61 給紙挿入口
62 排紙口
64 給紙ローラ
65 紙送りローラ
66 従動ローラ
67a 大歯車
67b 中間歯車
67c 排紙歯車
68 排紙ローラ
69 従動ローラ(ギザローラ)
83 スマップ軸
84 プラテン
87 小歯車
88 小歯車
89 ホルダ
90 トレイ

Claims (11)

  1. 回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリを備えていることを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算処理装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ制御装置。
  3. 前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、前記演算処理装置は、検出された前記印刷媒体の先端又は後端に対応する前記反応遅延時間の値を用いて前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算を行うことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ制御装置。
  4. 前記印刷媒体の先端が検出されるときと前記印刷媒体の後端が検出されるときとで前記反応遅延時間の長さが異なる場合、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度は、長い方の前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って前記メモリに逐次記録しておくことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプリンタ制御装置。
  5. 前記メモリは、前記反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の新規データが記録されると共に、前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の最も古いデータが削除されるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプリンタ制御装置。
  6. 回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリと、
    前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定し、前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定する演算処理装置と、
    を備えていることを特徴とするプリンタ制御装置。
  7. 回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくことを特徴とするプリンタ制御方法。
  8. 前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定することを特徴とする請求項7に記載のプリンタ制御方法。
  9. 回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構を駆動する紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておく過程と、
    前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する過程と、
    前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定する過程と、
    を備えていることを特徴とするプリンタ制御方法。
  10. 紙送りモータにより駆動され、印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送機構と、
    複数のインク吐出部を有する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドを搭載したキャリッジを前記印刷媒体上において印刷媒体搬送方向に直交する主走査方向に駆動するキャリッジモータを含むキャリッジ駆動機構と、
    回動ピンの回動動作により印刷媒体の先端及び/又は後端を検出する機械式紙検出センサと、
    前記機械式紙検出センサの前記回動ピンの初期位置に前記印刷媒体の先端又は後端が到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの時間差としての反応遅延時間よりも短い時間間隔ごとに、前記印刷媒体の累積搬送量から特定される前記印刷媒体の相対位置、及び/又は、前記紙送りモータの駆動速度を、前記反応遅延時間よりも長い期間に渡って逐次記録しておくメモリと、
    前記印刷媒体の先端又は後端の検出があったときは、当該検出時点から前記反応遅延時間に相当する時間だけ遡った期間中の各記録タイミングにおける前記印刷媒体の相対位置及び/又は前記紙送りモータの駆動速度の記録に基づき、前記印刷媒体の先端又は後端が前記回動ピンの初期位置に実際に到達してから前記印刷媒体の先端又は後端が検出されるまでの間に前記印刷媒体が搬送された距離を算出することにより、前記印刷媒体の絶対位置を特定する演算処理装置と、
    を備えていることを特徴とするプリンタ。
  11. 前記演算処理装置は、前記印刷媒体の絶対位置に基づき縁無し印刷の際の印刷媒体周縁部における印刷実行領域の範囲を画定するものであることを特徴とする請求項10に記載のプリンタ。
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