JP2003094746A - 記録装置及び記録制御方法 - Google Patents

記録装置及び記録制御方法

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JP2003094746A
JP2003094746A JP2001291857A JP2001291857A JP2003094746A JP 2003094746 A JP2003094746 A JP 2003094746A JP 2001291857 A JP2001291857 A JP 2001291857A JP 2001291857 A JP2001291857 A JP 2001291857A JP 2003094746 A JP2003094746 A JP 2003094746A
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Reiji Hashimoto
礼児 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速の記録媒体搬送時にも記録媒体の余白量
を高精度にかつ安価な機構で検出可能な記録装置及び記
録制御方法を提供することである。 【解決手段】 記録ヘッドを走査する度毎に記録媒体を
一定量づつ搬送しながら記録を行うにあたり、その記録
媒体の搬送路上に記録ヘッドの記録位置から所定の距離
だけ離れた位置に設けられた記録媒体の端部を検出する
検出機構の検出遅延の特性をメモリに記憶しておき、記
録動作の進行に従って搬送される、記録ヘッドの記録位
置に対応する、記録媒体の位置を別のメモリに記憶し、
検出された記録媒体の搬送方向の端部の位置をメモリに
記憶された検出遅延の特性によって補正し、その補正さ
れた記録媒体の搬送方向の端部の位置と別のメモリに記
憶された記録媒体の位置とに基づいて、記録媒体の余白
量を評価し、その評価結果に基づいて、以降の記録動作
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録制
御方法に関し、特に、例えば、インクジェット記録ヘッ
ドを用いた記録装置及び記録制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットプリンタでは、
例えば、カット記録用紙などの記録シートの後端余白量
を検出し、プラテン上への誤記録による装置内部の汚損
を防止する機構を備えている。
【0003】特開平4−115980号公報に記載の記
録装置は、用紙の後端が検出された時点を基準とし、そ
の時点からの用紙搬送量から後端余白量を演算して求め
るものである。
【0004】従来より、記録媒体の長さ、例えば、シー
ト状記録用紙長の検出のために接触型の検出機構が多く
用いられてきた。
【0005】図9は接触型検出機構を示す図である。図
9において、(a)は記録用紙を検出していない状態の
側面図、(b)は(a)を矢印の方向から見た図、
(c)は記録用紙の存在を検出している状態を示す側面
図である。
【0006】この検出機構は、図9(a)〜(c)に示
すように、記録用紙の搬送路上にその記録用紙と当接回
動する検出レバー6と、検出レバー6の回動を検出する
センサ7(これは、フォトインタラプティブ型のセンサ
であり遮光センサとも呼ばれる)とを設けることにより
実現される。
【0007】検出レバー6は軸受け(不図示)で保持さ
れ、軸6aを中心に回転可能である。検出レバー6の重
量バランスは、記録用紙を押接する方向に回転モーメン
トを発生するように設定されている。但し、その回転モ
ーメントは、記録用紙が挫屈しない程度を上限に設定さ
れる。もちろん、回転モーメントの付加は、重力のみに
限られるものではなく、弾性部材によっても構わない。
【0008】記録用紙が搬送されていない時、即ち、図
9(a)と(b)とが示すように検出レバー6が遮光セ
ンサ7の光路を遮断するのでセンサ7はOFF状態にあ
る。次に、記録用紙が搬送されて、図9(c)に示すよ
うに、検出レバー6と当接すると検出レバー6が回動
し、光の遮断を解除するのでセンサ7はON状態にな
る。そして、記録用紙がさらに搬送されると、再び記録
用紙の当接が解除され、検出レバーの回転モーメントに
よりそのレバーが回動して図9(a)に示す状態に戻
り、センサ7がOFF状態になる。
【0009】図10は従来のインクジェットプリンタに
搭載された記録用紙長の検出機構に関連したプリンタの
制御回路の内部機能構成の一部を示すブロック図であ
る。
【0010】図10において、801は搬送/走査指令
生成部、802は記録ヘッド駆動信号生成部、803は
記録ヘッドのキャリアモータ駆動部、804は搬送モー
タ駆動部、805は記録用紙(媒体)余白計算部、80
6はセンサ検出位置記憶部である。
【0011】図10に示す構成において、ホストコンピ
ュータ(以下、ホストという)からの記録指令を受け
て、搬送/走査指令生成部801が記録用紙搬送距離を
演算する。搬送モータ駆動部804は、与えられた搬送
距離から適切な駆動パターンを生成し、搬送モータの駆
動を開始する。検出位置記憶部806には、搬送モータ
駆動部804から搬送開始時点を原点とする駆動位置が
入力されており、遮光センサ7の出力がON状態(記録
用紙あり)からOFF状態(記録用紙なし)に変化した
瞬間の駆動位置を記憶する。
【0012】通常のインクジェットプリンタの場合、記
録ヘッドを搭載したキャリッジ1走査ごとに記録ヘッド
の記録幅に相当する長さだけ記録媒体(用紙)を間歇的
に搬送する。従って、上記の搬送開示時点とは記録ヘッ
ド各走査毎の間歇搬送の始まりの時点をいい、その原点
とは図9(c)に矢印で示された点をいう。そして、駆
動位置とは記録用紙において搬送方向に関し、その原点
に対応する位置のことを言う。
【0013】余白計算部805は記録用紙の搬送が終了
すると、記憶されたセンサ検出位置から余白量を計算す
る。
【0014】通常、801〜802、及び805は制御
プログラムをプロセッサで実行することにより実現され
る。また、806は通常、半導体メモリにより実現され
る。
【0015】ここで、余白量とは、図9(c)に示すよ
うに、記録用紙の搬送路において、記録ヘッドによる記
録位置よりも上流側に存在する記録用紙の長さであり、
式(1)で計算される。
【0016】 EL(余白量)=L− (記録用紙搬送距離−センサ検出位置)……(1) ここで、Lは記録用紙の搬送路における搬送方向におい
て、記録ヘッドの上流側の最端部から検出レバー6の検
出位置までの距離であり、記録用紙搬送距離とは記録ヘ
ッド1走査記録当りの記録用紙の搬送量であり、センサ
検出位置とは各走査記録において記録用紙の間歇搬送を
開始してから遮光センサ7の出力がON状態からOFF
状態に変化したことを検出する(即ち、記録用紙が搬送
されてその後端が検出されたこと)までに搬送された距
離のことである。
【0017】EL≧0の場合には更に記録を行うことが
出来るが、EL<0の場合に記録を行うとプラテンが汚
損される。従って、EL<0の場合には、搬送/走査指
令生成部801はEL<0となった時点で記録を終了す
るように制御する。これに対して、EL≧0であれば余
白計算部805は、キャリアモータ駆動部803に駆動
指令を発生すると共に、記録ヘッド駆動信号生成部80
2に対して記録指令を発生し、画像の形成を行う。
【0018】図11は以上説明した一連の動作を示すフ
ローチャートである。
【0019】図11に従えば、ホストから搬送/走査指
令生成部801に対して記録指令が与えられると処理が
開始される。
【0020】まず、ステップS1では搬送/走査指令生
成部801が未記録データがあるかどうかを調べる。こ
こで、未記録データがないと判断されれば、処理は終了
するが、未記録データが存在する場合は処理はステップ
S2に進む。
【0021】次に、ステップS2では搬送/走査指令生
成部801が生成した記録用紙搬送距離に従って、搬送
モータ駆動部804が搬送モータの駆動を開始する。さ
らにステップS3では遮光センサ7の出力がON状態か
らOFF状態に変化する瞬間をとらえたかどうかを調べ
る。
【0022】ここで、センサ7の出力がON状態からO
FF状態に変化したことを判断した場合には、処理はス
テップS4に進み、現在の駆動位置をセンサ検出位置記
憶部806に記憶し、その後、ステップS5に進む。こ
れに対して、センサ7の出力がON状態からOFF状態
に変化していないと判断されたなら、処理はそのままス
テップS5に進む。ステップS5では搬送モータ駆動を
終了するかどうかを調べる。
【0023】ここで、その駆動を継続すると判断されれ
ば処理は再びステップS3に戻り、駆動終了と判断され
れば処理はステップS6に進み、余白計算部805で余
白量を計算する。そして、ステップS7では搬送/走査
指令生成部801が余白量(EL)の大きさを調べる。
ここで、EL≧0であれば、処理はステップS8に進
み、キャリアモータ駆動指令をキャリアモータ駆動部8
03に送り、キャリアモータを駆動して、画像の形成を
行う。一方、EL<0であれば一連の処理を終了する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では検出レバー6が復元するのに遅れ時間が生じる。
この遅れ時間は数10ミリ秒程度とごく短時間ではある
が、後端検出位置の遅れ量は、検出遅れ時間と搬送速度
の積に比例するため、記録用紙の搬送速度を高速化する
と無視できない量となる。例えば、線速度15インチ/
秒、遅れ時間20ミリ秒であれば、後端余白を7.62
mmだけ多く算出してしまう。従って、画像長さより短い
用紙をセットされるとプラテンに対して記録がなされ、
インクジェットプリンタの場合、そのインク吐出により
装置内部を汚すという問題が生じていた。
【0025】この問題を解決するために、例えば、特開
平10−58801号公報で開示されている記録装置
は、検出遅れ時間と搬送速度の積で後端検出位置に補正
を行って、後端余白量を正確に演算することを提案して
いる。しかし、この提案によれば、搬送速度を一定と仮
定しているので、記録用紙の搬送において加減速を行っ
ている場合の検出ばらつきが大きくなってしまう。例え
ば、15インチ/秒の最高速度まで20ミリ秒で加速す
る場合、加速完了までの間に、記録用紙は3.81mm搬
送される。従って、もしセンサの戻り期間と加減速期間
が重なると、15インチ/秒の定速で計算された補正量
7.62mmとの間に、最大で3.81mmの誤差が出来て
しまい、この誤差は許容しがたいものとなる。
【0026】その他にも、想定される後端位置の近傍に
おいて記録用紙を低速で搬送して、誤差そのものを圧縮
する構成も考えられるが、記録装置としてのスループッ
トが低下すること、及び実際の記録用紙長が想定と大き
く異なっていた場合に全く効果がない等の欠点がある。
【0027】高速搬送時においても後端余白を高精度に
検出しなければならない場合には、センサの反射光或い
は透過光によって記録用紙(媒体)を検出する非接触型
センサを用いる必要がある。光学センサを用いて記録用
紙長を精密に測定する構成が、特開平10−31555
号公報に開示されており、300ミリ/秒の搬送速度で
も10μm程度の精度で記録シート長を検出可能として
いる。しかし、光学センサを用いた構成の場合、記録媒
体の表面反射率或いは透過率によっては確実に記録用紙
を検出出来ないこと、また、安定な検出のためには種々
の光学系を付加する必要があり、コストアップになる上
に調整を必要とするなどの問題点がある。
【0028】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あり、記録媒体を高速に搬送する時においても後端余白
量を高精度に検出可能にするとともに、記録媒体の長の
検出を非接触型センサではなく、簡便な接触型検出機構
を用いて実現し、これにより高速で安価な記録装置及び
記録制御方法を提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成からなる。
【0030】即ち、記録ヘッドを走査する度毎に記録媒
体を前記記録ヘッドの走査方向とは垂直の方向に一定量
づつ搬送することにより前記記録媒体に記録を行う記録
装置であって、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、前
記記録媒体の搬送路上に前記記録ヘッドの記録位置から
所定の距離だけ離して設けられ、前記記録媒体の搬送方
向の端部を検出する検出手段と、前記記録ヘッドによる
記録動作の進行に従って搬送される前記記録ヘッドの記
録位置に対応する記録媒体の位置を記憶する搬送履歴記
憶手段と、前記検出手段の検出遅延の特性を記憶する遅
延特性記憶手段と、前記検出手段によって検出された前
記記録媒体の搬送方向の端部の位置を前記遅延特性記憶
手段によって記憶された前記検出遅延の特性によって補
正する補正手段と、前記補正手段によって補正された前
記記録媒体の搬送方向の端部の位置と前記搬送履歴記憶
手段によって記憶された前記記録媒体の位置とに基づい
て、前記記録媒体の余白量を評価する評価手段と、前記
評価手段による評価結果に基づいて、以降の記録動作を
制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置
を備える。
【0031】なお、前記検出手段は、所定の軸の周りに
回転可能なレバーと、前記レバーの回転に従って、光が
遮断されるフォトインタラプティブ型のセンサとを含
み、前記レバーは前記記録媒体に当接した場合には回転
して、前記センサの光を遮断するように構成しても良
い。
【0032】また、前記搬送手段は、パルスモータを含
んでも良いし、DCモータを含んでも良い。
【0033】前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録
を行うインクジェット記録ヘッドでも良く、そのインク
ジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを利用してインク
を吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発生
するための電気熱変換体を備えていることがより好まし
い。
【0034】また他の発明に従えば、記録ヘッドを走査
する度毎に記録媒体を前記記録ヘッドの走査方向とは垂
直の方向に一定量づつ搬送することにより前記記録媒体
に記録を行うにあたり、前記記録媒体の搬送路上に前記
記録ヘッドの記録位置から所定の距離だけ離れた位置に
設けられた検出機構により前記記録媒体の搬送方向の端
部を検出し、該検出結果に従って記録動作を制御する記
録制御方法であって、前記検出機構の検出遅延の特性を
第1の記憶媒体に記憶する遅延特性記憶工程と、前記記
録媒体を搬送する搬送工程と、前記記録ヘッドによる記
録動作の進行に従って搬送される前記記録ヘッドの記録
位置に対応する記録媒体の位置を第2の記憶媒体に記憶
する搬送履歴記憶工程と、前記検出機構によって検出さ
れた前記記録媒体の搬送方向の端部の位置を前記第1の
記憶媒体に記憶された前記検出遅延の特性によって補正
する補正工程と、前記補正工程によって補正された前記
記録媒体の搬送方向の端部の位置と前記第2の記憶媒体
によって記憶された前記記録媒体の位置とに基づいて、
前記記録媒体の余白量を評価する評価工程と、前記評価
工程における評価結果に基づいて、以降の記録動作を制
御する制御工程とを有することを特徴とする記録制御方
法を備える。
【0035】さらに他の発明に従えば、上記構成の記録
制御方法を実行するプログラムを格納したことを特徴と
する記憶媒体を備える。
【0036】以上の構成により本発明は、記録ヘッドを
走査する度毎に記録媒体を一定量づつ搬送しながら記録
を行うにあたり、その記録媒体の搬送路上に記録ヘッド
の記録位置から所定の距離だけ離れた位置に設けられた
記録媒体の端部を検出する検出機構の検出遅延の特性を
第1の記憶媒体に記憶しておき、記録動作の進行に従っ
て搬送される、記録ヘッドの記録位置に対応する、記録
媒体の位置を第2の記憶媒体に記憶し、検出された記録
媒体の搬送方向の端部の位置を第1の記憶媒体に記憶さ
れた検出遅延の特性によって補正し、その補正された記
録媒体の搬送方向の端部の位置と第2の記憶媒体に記憶
された記録媒体の位置とに基づいて、記録媒体の余白量
を評価し、その評価結果に基づいて以降の記録動作を制
御する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0038】<装置本体の概略説明>図1は、本発明の
代表的な実施形態であるインクジェットプリンタ(以
下、記録装置という)IJRAの構成の概要を示す外観
斜視図である。図1において、駆動モータ5013の正
逆回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を
介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝50
04に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b
方向を往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッド
IJHとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジ
ェットカートリッジIJCが搭載されている。5002
は紙押え板であり、キャリッジHCの移動方向に亙って
記録用紙Pをプラテン5000に対して押圧する。50
07,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー
5006のこの域での存在を確認して、モータ5013
の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検
知器である。5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回
復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータか
らの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移
動制御される。
【0039】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0040】なお、記録ヘッドIJHとインクタンクI
Tとが分離する構成のカートリッジを用いることもでき
る。いずれにしても、このような記録ヘッドやカートリ
ッジはユーザによって脱着交換される。
【0041】図2は図1に示すインクジェットプリンタ
の記録用紙の搬送機構を示す図である。図2において、
4a、4bは、例えば、シート状の記録用紙Pのような
記録媒体を把持搬送するための搬送ローラ、1709は
搬送ローラ4aをベルト5を介して駆動する搬送モー
タ、6は記録用紙Pと当接回動する検出レバー、7は検
出レバー6の回動を検出する遮光センサ、8は記録装置
IJRAの制御回路、1000はホストコンピュータ
(以下、ホストという)である。
【0042】さて、記録ヘッドIJHはインクを吐出す
る複数のノズル(不図示)を具備しているので、駆動モ
ータ5013によって紙面に直交する方向に走査しなが
ら記録用紙P上にインク滴を吐出することにより、記録
ヘッドIJHの記録幅に相当する長さの画像を一度に形
成することが出来る。プラテン5000は記録用紙Pの
平面性の確保、および記録ヘッドIJHとの間隙を一定
に保持する役目を果たしている。なお、搬送モータ17
09はパルスモータである。
【0043】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
【0044】図3はインクジェットプリンタIJRAの
制御回路8の構成を示すブロック図である。制御回路を
示す同図において、1700はプリンタ本体を制御する
ホスト1000から出力された記録信号をプリンタ本体
へ入力するためのインタフェース、1701はMPU、
1702はMPU1701が実行する制御プログラムを
格納するROM、1703は各種データ(上記記録信号
や記録ヘッドIJHに供給される記録データ等)を保存
しておくDRAMである。記録ヘッド1708に対する
記録データの供給制御を行うゲートアレイ(G.A.)
であり、インタフェース1700、MPU1701、R
AM1703間のデータ転送制御も行う。1710は記
録ヘッド1708を搬送するためのキャリアモータ、1
709は記録紙搬送のための搬送モータである。170
5は記録ヘッドIJHを駆動するヘッドドライバ、17
06,1707はそれぞれ搬送モータ1709、キャリ
アモータ1710を駆動するためのモータドライバであ
る。
【0045】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドIJH
が駆動され、記録が行われる。
【0046】いま、ホスト1000より記録指令が発せ
られると、制御回路8は搬送モータ1709に対して所
定の搬送距離を指示する。すると、図2に示すように、
搬送モータ1709が時計回りに所定角度回転し、記録
用紙Pが右方向に所定距離搬送される。次に、制御回路
8がキャリアモータ1709(図1では5013で示さ
れている)に対して走査指令を発すると、記録ヘッドI
JHにより記録用紙Pに画像が形成され、一走査分の記
録が行われる。
【0047】さて、MPU1701は記録制御の種々の
機能をROM1702に格納された制御プログラムを実
行することにより実現する。
【0048】なお、この実施形態では従来例の図9で示
したのと同様な構成のシート状記録用紙長の検出のため
に接触型検出機構が用いられている。
【0049】図4はこの実施形態に従ってMPU170
1が実行する記録制御の機能について示したブロック図
である。なお、図1〜図3、及び従来例の図10で示し
たのと同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明
は省略する。
【0050】図4において、806aはセンサ検出時刻
記憶部、807は搬送モータ履歴保存部、808は計時
部、809は検出レバー遅れ時間設定部である。なお、
801〜802、及び805、809はROM1702
に格納された制御プログラムをMPU1701で実行す
ることにより実現される。また、806a、807は通
常、DRAM1703により、検出レバー遅れ時間設定
部809はROM1702により実現される。キャリア
モータ駆動部803、搬送モータ駆動部804は夫々、
モータドライバ1707、1706に対応する。
【0051】ホスト1000からの記録指令を受けて、
搬送/走査指令生成部801が記録用紙搬送距離を演算
する。搬送モータ駆動部804は、与えられた搬送距離
から適切な駆動パターンを生成し、搬送モータ1709
を駆動を開始する。その時、搬送モータ履歴保存部80
7には、搬送モータ1709の時系列的な角度の履歴、
即ち搬送履歴を後から再生可能なように、生成された駆
動パターンを保存すると共に、計時部808の生成する
時刻を駆動開始時刻として記憶する。
【0052】つまり、記録ヘッドIJHの1走査記録さ
れる度毎に搬送モータが駆動されて記録用紙が搬送され
るが、搬送モータ履歴保存部807には、その各走査記
録毎にその時刻情報とともに記録ヘッドの端部(図2の
矢印に相当する位置)が記録用紙のどの位置に当たるの
かを示す情報が記憶される。
【0053】また、検出時刻記憶部806は、遮光セン
サ7の出力がON状態(記録用紙あり)からOFF状態
(記録用紙なし)に変化した瞬間に、計時部808の生
成する時刻を検出時刻として記憶する。遅れ時間設定部
809には、あらかじめ実験によって測定しておいた検
出レバーの検出遅れ時間を設定しておく。搬送動作が終
了すると搬送/走査指令生成部801からの指示を受け
た余白計算部805は、遅れ時間設定部809に設定さ
れた検出レバーの遅れ時間と、保存された搬送履歴と、
記憶されたセンサ検出時刻から、真の検出位置を式
(2)により計算し、これを式(1)に代入して余白量
を計算する。
【0054】 真の検出位置=p(真の検出時刻(センサ検出時刻−検出遅れ時間)) ……(2) ここで、p(t)は時刻tにおける搬送量を求める操作
である。この実施形態の場合、真の検出時刻と真の検出
位置とがLUT形式でDRAM1703に格納される構
成となっており、真の検出時刻を用いてそのLUTを参
照することで真の検出位置を求める。
【0055】図5は以上説明した一連の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、従来例の図11で既に示した
のと同じ処理ステップには同じステップ番号を付してそ
の説明は省略する。
【0056】ステップS1〜S2における処理の後、ス
テップS3において遮光センサ7の出力がON状態から
OFF状態に変化する瞬間をとらえた場合には処理はス
テップS4aに進み、計時部808において計測された
現在時刻を検出時刻記憶部806に格納する。その後、
ステップS5において搬送モータ1709の駆動終了と
判断されれば処理はステップS6aに進み、余白計算部
805で余白量を計算する。この計算は上述のように遅
れ時間設定部809に設定された検出レバーの遅れ時間
と検出時刻記憶部806に記憶されたセンサ検出時刻か
ら、まず真の検出時刻を求める。次に、搬送モータ履歴
保存部807に保存された搬送履歴に基づいて生成され
た真の検出時刻と真の検出位置との関係を示すLUTを
用いて、真の検出位置を式(2)により計算し、これを
式(1)に代入して余白量を計算する。
【0057】以下の処理は図11に示したのと同様であ
る。
【0058】従って以上説明した実施形態に従えば、検
出レバー6の遅れ時間と搬送速度の積が大きくなって
も、余白量の計算には遮光センサ7の出力がON状態か
らOFF状態に変化した瞬間の時刻を用いることができ
るので、後端余白量を正確に計算することができる。ま
た、搬送モータ1709の駆動パターンに基づいて遅れ
時間を距離に換算しているので、搬送モータの加減速中
に後端を検出しても、後端余白量を正確に計算すること
が出来る。
【0059】なお、この実施形態の処理の適用範囲は、
後端余白の検出のみに限定されるものではなく、全く同
様な考え方で、先端位置の正確な計算にも適用できる。
【0060】
【他の実施形態】この実施形態では、図1に示したイン
クジェットプリンタIJRAの搬送モータにDCモータ
を採用した場合について説明する。
【0061】さて、前述の実施形態では搬送モータとし
てパルスモータを採用した。パルスモータはオープンル
ープで制御できるため、ディジタル制御と親和性が高
く、マイクロプロセッサ(MPU)により制御される機
器において好んで用いられる。しかし、高精細の搬送分
解能と高速搬送を両立させようとすると、そのモータに
要求されるパルスレートが非常に高くなる。その結果、
モータやその制御回路が高価なものとなり、低価格化を
目的とするプリンタの構成には適さない。また、パルス
モータには原理的に駆動時の磁気音が伴い、不快な騒音
が問題となる。
【0062】そこで、高スループットのプリンタ装置に
おいては、高速搬送を容易に実現するためにDCモータ
が好んで用いられる。ただし、DCモータを使用した場
合には、必ずクローズドループで使用する必要があり、
エンコーダなどの位置検出手段を追加しなければならな
い。しかし、小型で高出力、静寂性が高い、安価という
長所に加え、制御用マイクロプロセッサの性能向上に伴
い、安価な記録装置において高速搬送を実現するために
もDCモータの採用が好ましい。
【0063】図6はこの実施形態に従うインクジェット
プリンタの記録用紙の搬送機構を示す図である。なお、
図6において、図1〜図3で示したのと同様な構成要素
には同じ参照番号を付してその説明を省略する。
【0064】図6において、10aはロータリーエンコ
ーダヘッド、10bはロータリーエンコーダスケールで
ある。ただし、搬送モータ1709はDCモータであ
る。また、搬送ローラ4aには、エンコーダスケール1
0bが同心円上に貼り付けられている。プリンタ装置本
体に固定されているエンコーダヘッド10aは、エンコ
ーダスケール10bに印刷されているコードを読み取っ
て一定の回転角毎にパルスを出力する。このパルスをカ
ウンタで積算することにより相対的な位置を検出するこ
とができる。
【0065】図7はこの実施形態に従ってMPU170
1が実行する記録制御の機能について示したブロック図
である。なお、図1〜図4、及び従来例の図10で示し
たのと同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明
は省略する。
【0066】さて、図7に従えば、この実施形態では搬
送モータとしてDCモータを採用したためにフィードバ
ック制御を行うために、搬送モータ駆動部804にエン
コーダヘッド10aからのパルスが入力される。一般
に、DCモータを用いた場合、制御に遅れがあるため指
令位置と実際の位置は一致しない。従って、時系列的な
位置の履歴を再生するために、駆動パターンと駆動開始
時刻を記録しただけでは不十分であり、実際の駆動位置
を時系列的に取得しておかなければならない。そのた
め、搬送モータ履歴保存部807には、エンコーダヘッ
ド10aからのパルス情報が入力されており、一定時間
毎に現在位置が記録される。
【0067】図8はこの実施形態に従う記録及び搬送制
御の一連の動作を示すフローチャートである。なお、図
5、及び従来例の図11で既に示したのと同じ処理ステ
ップには同じステップ番号を付してその説明は省略す
る。
【0068】ステップS1〜S4aの処理後、ステップ
S4bでは、搬送(DC)モータ1709の時系列的な
位置を履歴として搬送モータ履歴保存部807に記録す
る。以下の処理は図5及び図11に示したのと同様であ
る。
【0069】従って以上説明した実施形態に従えば、搬
送モータにDCモータを用いた場合であっても、パルス
モータを用いた場合と同様に、後端余白量を正確に計算
することができ、より一層の高速搬送に対応することが
できる。
【0070】なお、以上説明した実施形態では、記録装
置の例としてインクジェットプリンタを用いたが、本発
明はこれによって限定されるものではなく、シリアルス
キャン型の記録装置であれば、他の記録方式、例えば、
電子写真方式、インクリボンを用いた熱転写方式、熱昇
華方式などを用いたプリンタにも適用することができ
る。
【0071】以上の実施形態において、記録ヘッドから
吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにイ
ンクタンクに収容される液体はインクであるとして説明
したが、その収容物はインクに限定されるものではな
い。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、そ
の画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出
される処理液のようなものがインクタンクに収容されて
いても良い。
【0072】しかしながら、以上説明した実施形態は、
特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行
わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギー
を発生する手段(例えば電気熱変換体等)を備え、前記
熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式
を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成で
きる。
【0073】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状にすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0074】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0075】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0076】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0077】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0078】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0079】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0080】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0081】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0082】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0083】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録装置の搬送モータとして、例えば、パルスモータ、D
Cモータなどを用いた場合であっても、シート状の記録
媒体長の検出に安価な接触型機構を用いつつ、高速搬送
時であっても、加減速中であっても、記録媒体の余白量
を正確に検出することができるという効果がある。
【0085】これにより、記録媒体の高速搬送による高
速で安価な記録装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置
の槻略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの記録用紙
の搬送機構を示す図である。
【図3】図1に示す記録装置の制御回路を示すブロック
図である。
【図4】本発明の1つの実施形態に従ってMPU170
1が実行する記録制御の機能について示したブロック図
である。
【図5】記録制御と搬送制御の一連の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】他の実施形態に従うインクジェットプリンタの
記録用紙の搬送機構を示す図である。
【図7】他の実施形態に従ってMPU1701が実行す
る記録制御の機能について示したブロック図である。
【図8】他の実施形態に従う記録及び搬送制御の一連の
動作を示すフローチャートである。
【図9】接触型検出機構を示す図である。
【図10】従来のインクジェットプリンタに搭載された
記録用紙長の検出機構に関連したプリンタの制御回路の
内部機能構成の一部を示すブロック図である。
【図11】従来例に従う記録制御と搬送制御の一連の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4a、4b 搬送ローラ 5 ベルト 6 検知レバー 7 遮光センサ 10a、10b ロータリーエンコーダ 801 搬送/操作指令生成部 802 記録ヘッド駆動信号生成部 803 キャリアモータ駆動部 804 搬送モータ駆動部 805 余白計算部 806 センサ検出位置記憶部 807 搬送モータ履歴保存部 808 計時部 809 検出レバー遅れ時間設定部 1000 ホストコンピュータ 1709 搬送モータ 1710 キャリアモータ 5000 プラテン IJH 記録ヘッド P 記録用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/06 B65H 7/14 7/14 B41J 3/04 101Z Fターム(参考) 2C056 EA24 EB13 EB36 EB59 EC12 EC34 HA27 2C058 AB18 AC07 AC11 AD01 AE02 AF20 AF31 GA02 GB05 GB14 GB32 GB48 GB53 GC01 GE03 GE04 GE24 2C059 BB06 BB12 BB21 3F048 AA05 AB01 BA05 BB02 CC04 DA06 DC09 DC13 EB24 3F049 AA10 DA12 EA22 EA24 EA28 LA07 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを走査する度毎に記録媒体を
    前記記録ヘッドの走査方向とは垂直の方向に一定量づつ
    搬送することにより前記記録媒体に記録を行う記録装置
    であって、 前記記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録媒体の搬送路上に前記記録ヘッドの記録位置か
    ら所定の距離だけ離して設けられ、前記記録媒体の搬送
    方向の端部を検出する検出手段と、 前記記録ヘッドによる記録動作の進行に従って搬送され
    る前記記録ヘッドの記録位置に対応する記録媒体の位置
    を記憶する搬送履歴記憶手段と、 前記検出手段の検出遅延の特性を記憶する遅延特性記憶
    手段と、 前記検出手段によって検出された前記記録媒体の搬送方
    向の端部の位置を前記遅延特性記憶手段によって記憶さ
    れた前記検出遅延の特性によって補正する補正手段と、 前記補正手段によって補正された前記記録媒体の搬送方
    向の端部の位置と前記搬送履歴記憶手段によって記憶さ
    れた前記記録媒体の位置とに基づいて、前記記録媒体の
    余白量を評価する評価手段と、 前記評価手段による評価結果に基づいて、以降の記録動
    作を制御する制御手段とを有することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、 所定の軸の周りに回転可能なレバーと、 前記レバーの回転に従って、光が遮断されるフォトイン
    タラプティブ型のセンサとを含み、 前記レバーは前記記録媒体に当接した場合には回転し
    て、前記センサの光を遮断することを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、パルスモータを含むこ
    とを特徴とした請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は、DCモータを含むこ
    とを特徴とした請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
    えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドを走査する度毎に記録媒体を
    前記記録ヘッドの走査方向とは垂直の方向に一定量づつ
    搬送することにより前記記録媒体に記録を行うにあた
    り、前記記録媒体の搬送路上に前記記録ヘッドの記録位
    置から所定の距離だけ離れた位置に設けられた検出機構
    により前記記録媒体の搬送方向の端部を検出し、該検出
    結果に従って記録動作を制御する記録制御方法であっ
    て、 前記検出機構の検出遅延の特性を第1の記憶媒体に記憶
    する遅延特性記憶工程と、 前記記録媒体を搬送する搬送工程と、 前記記録ヘッドによる記録動作の進行に従って搬送され
    る前記記録ヘッドの記録位置に対応する記録媒体の位置
    を第2の記憶媒体に記憶する搬送履歴記憶工程と、 前記検出機構によって検出された前記記録媒体の搬送方
    向の端部の位置を前記第1の記憶媒体に記憶された前記
    検出遅延の特性によって補正する補正工程と、 前記補正工程によって補正された前記記録媒体の搬送方
    向の端部の位置と前記第2の記憶媒体によって記憶され
    た前記記録媒体の位置とに基づいて、前記記録媒体の余
    白量を評価する評価工程と、 前記評価工程における評価結果に基づいて、以降の記録
    動作を制御する制御工程とを有することを特徴とする記
    録制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載を記録制御方法を実行す
    るプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007160681A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置、インクジェット記録方法及びプログラム
US7431414B2 (en) 2004-02-20 2008-10-07 Seiko Epson Corporation Printer-control apparatus, printer-control method and printer

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