JP2011088346A - 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 - Google Patents
液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011088346A JP2011088346A JP2009243270A JP2009243270A JP2011088346A JP 2011088346 A JP2011088346 A JP 2011088346A JP 2009243270 A JP2009243270 A JP 2009243270A JP 2009243270 A JP2009243270 A JP 2009243270A JP 2011088346 A JP2011088346 A JP 2011088346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- potential
- change
- pressure chamber
- liquid
- changing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/38—Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04551—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits using several operating modes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04573—Timing; Delays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04581—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on piezoelectric elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04593—Dot-size modulation by changing the size of the drop
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【課題】サテライト滴とメイン液滴の着弾対象上での着弾位置ずれをより確実に防止することが可能な液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法を提供する。
【解決手段】噴射駆動パルスDPは、予備膨張部p1と、膨張ホールド部p2と、収縮部p3と、を含む電圧波形であり、収縮部は、予備膨張部の終端電位である膨張電位VHから電位がマイナス方向に変化する第1の収縮要素p3aと、第1の収縮要素p3aの終端電位である中間電位VM1を一定時間ホールドする中間ホールド要素p3bと、中間電位から電位がマイナス方向に変化する第2の収縮要素p3cとから成り、中間ホールド要素の電位が、ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、第2の収縮要素の電位勾配は、第1の収縮要素の電位勾配よりも急峻である。
【選択図】図4
【解決手段】噴射駆動パルスDPは、予備膨張部p1と、膨張ホールド部p2と、収縮部p3と、を含む電圧波形であり、収縮部は、予備膨張部の終端電位である膨張電位VHから電位がマイナス方向に変化する第1の収縮要素p3aと、第1の収縮要素p3aの終端電位である中間電位VM1を一定時間ホールドする中間ホールド要素p3bと、中間電位から電位がマイナス方向に変化する第2の収縮要素p3cとから成り、中間ホールド要素の電位が、ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、第2の収縮要素の電位勾配は、第1の収縮要素の電位勾配よりも急峻である。
【選択図】図4
Description
本発明は、インクジェット式プリンター等の液体噴射装置、及び、その制御方法に関するものであり、特に、噴射駆動パルスを圧力発生手段に印加することにより液体の噴射を制御可能な液体噴射装置、及び、その制御方法に関するものである。
液体噴射装置は、液体を噴射するノズルを有する液体噴射ヘッドを備え、この液体噴射ヘッドから各種の液体を噴射する装置である。この液体噴射装置の代表的なものとして、例えば、液体噴射ヘッドとしてのインクジェット式記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドという)を備え、この記録ヘッドのノズルから液体状のインクを記録紙等の記録媒体(着弾対象)に対して噴射・着弾させてドットを形成することで画像等の記録を行うインクジェット式プリンター(以下、単にプリンターという。)等の画像記録装置を挙げることができる。また、近年においては、この画像記録装置に限らず、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造装置等、各種の製造装置にも液体噴射装置が応用されている。
例えば、上記プリンターには、複数のノズルを列設して成るノズル列(ノズル群)を有し、噴射駆動パルスを圧力発生手段(例えば、圧電振動子や発熱素子等)に印加してこれを駆動することにより圧力室内の液体に圧力変化を与え、この圧力変化を利用して圧力室に連通したノズルから液体を噴射させるように構成されたものがある。圧力発生手段として圧電振動子を採用するプリンターでは、一般的に、まず圧力室を予備的に膨張させて(膨張工程)、この膨張状態を一定時間維持した後(ホールド工程)、圧力室を急激に収縮させて(収縮工程)圧力室内部のインクを加圧することにより、ノズルからインクを噴射させている。
図7は、上記のような従来のプリンターでインクを噴射したときのインク滴の飛翔の様子を説明する図であり、より具体的には、ノズル列を構成する各ノズルから記録媒体に向けてインクが噴射されたときの様子をインクの飛翔方向に対して交差する方向(横方向)から見た図である。なお、同図において、上の直線が記録ヘッドのノズル面を示し、下の直線が記録媒体の記録面を示している。また、ノズル列を構成する全ノズル(例えば、#1〜#180までのノズル)のうち、#1〜#36までのノズルについて図示している。
この種のプリンターでは、ノズルからインクが噴射されると、先行するメイン液滴の後端部の部分が当該メイン液滴から分離してサテライト液滴となることがある。特に、近年では、従来プリンターなどで使用されていた水性インク等の液体よりも粘度の高い液体、例えば8mPa・s以上の粘度の液体を噴射する用途に用いられる場合、よりサテライト液滴が生じやすい傾向にある。そして、記録ヘッドと記録媒体とを相対移動させながら印刷等を行う構成では、記録媒体上におけるメイン液滴とサテライト液滴の着弾位置が離れてしまう。このようなメイン液滴とサテライト液滴の着弾位置ずれが記録画像等の画質の低下を招く問題があった。
このような問題を防止するため、例えば、第1波形要素を用いた収縮工程によりメイン液滴を噴射させた後、このメイン液滴の噴射に伴ってメニスカスが圧力室内のインクの固有振動に応じて圧力室側に移動するタイミングで、第2波形要素により圧力室を膨張させる(再膨張工程)ことで、メニスカスの振動に圧力室の膨張による圧力変化が重畳されて振動が加振され、この加振によりメイン液滴の後に飛翔するサテライト液滴の飛翔速度を高める構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このようにサテライト液滴の飛翔速度を高めることより、メイン液滴とサテライト液滴の記録媒体上における着弾位置を近づけることができる。
しかしながら、上記特許文献1の構成では、収縮工程で圧力室を最大容積から最小容積まで一気に収縮させているため、メイン液滴の飛翔速度が高くなり、また、収縮工程の後の再膨張工程のタイミングを計るためメイン液滴の噴射からある程度時間を置いてからサテライト液滴が噴射されるので、サテライト液滴がメイン液滴に追いつけず、依然として記録媒体上における着弾位置ずれが生じる虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サテライト滴とメイン液滴の着弾対象上での着弾位置ずれをより確実に防止することが可能な液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の作動によってノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
圧力発生手段を駆動してノズルから液体を噴射させるための噴射駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
前記液体噴射ヘッドと着弾対象とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、
前記移動手段により前記液体噴射ヘッドと前記着弾対象とを相対移動させつつ、前記ノズルから液滴を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置であって、
前記噴射駆動パルスは、
第1の方向に電位が変化して前記圧力室の容積を変化させる第1の変化部と、
当該第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドする、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、
前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化して前記第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を変化させる第2の変化部と、
を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向に電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、
前記第2の変化要素の電位勾配は、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻であることを特徴とする。
圧力発生手段を駆動してノズルから液体を噴射させるための噴射駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
前記液体噴射ヘッドと着弾対象とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、
前記移動手段により前記液体噴射ヘッドと前記着弾対象とを相対移動させつつ、前記ノズルから液滴を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置であって、
前記噴射駆動パルスは、
第1の方向に電位が変化して前記圧力室の容積を変化させる第1の変化部と、
当該第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドする、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、
前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化して前記第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を変化させる第2の変化部と、
を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向に電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、
前記第2の変化要素の電位勾配は、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻であることを特徴とする。
本発明によれば、噴射駆動パルスの第2の変化部が、第1の変化部の終端電位から第2の方向に電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、中間ホールド要素の電位が、ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、第2の変化要素の電位勾配が、第1の変化要素の電位勾配よりも急峻となるように設定されたので、ノズルから液体を噴射したときに生じるサテライト液滴の飛翔速度がメイン液滴よりも高められる。これにより、着弾対象上でのメイン液滴とサテライト液滴の着弾位置ずれが抑制される。即ち、第1の変化要素によって圧力室内の液体が加圧されることによりメニスカス中央部の液柱部が噴射側に押し出された後、中間ホールド要素によって圧力室内の液体の加圧が一旦ホールドされることにより、メイン液滴の飛翔速度が抑制される。その後、第1の変化要素の電位勾配よりも急峻な第2の変化要素によりメニスカスが噴射側に急激に押し出されることにより、サテライト液滴が加速される。その結果、メイン液滴の飛翔速度よりもサテライト液滴の飛翔速度を高めることが可能となる。
上記構成において、前記中間ホールド要素の始端から終端までの時間が、圧力室内の液体に生じる圧力振動の周期をTcとしたときに、0超過0.12Tc以下であることが望ましい。
この構成によれば、中間ホールド要素の始端から終端までの時間が、0超過0.12Tc以下に設定されるので、メイン液滴が噴射されてからサテライト液滴が噴射されるまでの時間を最小限に抑えることができ、これにより、サテライト液滴をメイン液滴により近づけることができる。
上記構成において、前記第2の変化要素の始端から終端までの時間が、0.08Tc以上であることが望ましい。
この構成によれば、第2の変化要素の始端から終端までの時間が、0.08Tc以上に設定することで、サテライト液滴の飛翔を安定させることができる。即ち、サテライト液滴の飛翔を安定させるには、Tcに基づくメニスカスの振動の影響を考慮して適切に設定する必要がある。ここで、単に、第2の変化要素の電位勾配を第1の変化要素の電位勾配よりも急峻となるようにした場合、サテライト液滴の飛翔速度が必要以上に高まり、これにより飛翔方向が曲がる等の不具合が生じる虞がある。この場合、メイン液滴の着弾位置とサテライト液滴の着弾位置とが却って離れてしまう可能性もある。一方、第2の変化要素の電位勾配を第1の変化要素の電位勾配よりも急峻にしつつも、第2の変化要素の始端から終端までの時間が0.08Tc以上となるように設定することにより、サテライト液滴の飛翔速度が必要以上に高まることなく飛翔方向を安定させることができる。
また、本発明は、液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の作動によってノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、圧力発生手段を駆動してノズルから液体を噴射させるための噴射駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、前記液体噴射ヘッドと着弾対象とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段により前記液体噴射ヘッドと前記着弾対象とを相対移動させつつ、前記ノズルから液滴を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置の制御方法であって、
前記噴射駆動パルスは、第1の方向に電位が変化する第1の変化部と、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化する第2の変化部と、を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向へ途中まで電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下に設定され、
前記第2の変化要素の電位勾配が、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻に設定され、
前記圧力室の容積を前記第1の変化部によって変化させる第1の変化工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記ホールド部によって所定時間ホールドするホールド工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第2の変化部によって変化させる第2の変化工程と、
を含み、
前記第2の変化工程は、前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第1の変化要素により途中まで変化させる第1の変化処理と、当該第1の変化処理において変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドするホールド処理と、当該ホールド処理においてホールドされた圧力室容積を前記第2の変化要素によって変化させる第2の変化処理と、を含み、
前記第2の変化処理における圧力室容積の変化速度が、前記第1の変化処理における圧力室容積の変化速度よりも速いことを特徴とする。
前記噴射駆動パルスは、第1の方向に電位が変化する第1の変化部と、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化する第2の変化部と、を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向へ途中まで電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下に設定され、
前記第2の変化要素の電位勾配が、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻に設定され、
前記圧力室の容積を前記第1の変化部によって変化させる第1の変化工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記ホールド部によって所定時間ホールドするホールド工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第2の変化部によって変化させる第2の変化工程と、
を含み、
前記第2の変化工程は、前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第1の変化要素により途中まで変化させる第1の変化処理と、当該第1の変化処理において変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドするホールド処理と、当該ホールド処理においてホールドされた圧力室容積を前記第2の変化要素によって変化させる第2の変化処理と、を含み、
前記第2の変化処理における圧力室容積の変化速度が、前記第1の変化処理における圧力室容積の変化速度よりも速いことを特徴とする。
本発明によれば、噴射駆動パルスの第2の変化部が、第1の変化部の終端電位から第2の方向に電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、中間ホールド要素の電位が、ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、第2の変化要素の電位勾配が、第1の変化要素の電位勾配よりも急峻となるように設定され、第2の変化処理における圧力室容積の変化速度が、第1の変化処理における圧力室容積の変化速度よりも速いので、ノズルから液体を噴射したときに生じるサテライト液滴の飛翔速度がメイン液滴よりも高められる。これにより、着弾対象上でのメイン液滴とサテライト液滴の着弾位置ずれが抑制される。即ち、第1の変化要素によって圧力室内の液体が加圧されることによりメニスカス中央部の液柱部が噴射側に押し出された後、中間ホールド要素によって圧力室内の液体の加圧が一旦ホールドされることにより、メイン液滴の飛翔速度が抑制される。その後、第1の変化要素の電位勾配よりも急峻な第2の変化要素によりメニスカスが噴射側に急激に押し出されることにより、サテライト液滴が加速される。その結果、メイン液滴の飛翔速度よりもサテライト液滴の飛翔速度を高めることが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態では、本発明の好適な具体例として種々の限定がされているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、以下においては、本発明の液体噴射装置として、インクジェット式記録装置(以下、プリンター)を例に挙げて説明する。
図1はプリンター1の構成を示す斜視図である。このプリンター1は、液体噴射ヘッドとして記録ヘッド2が取り付けられると共に、インクカートリッジ3が着脱可能に取り付けられるキャリッジ4と、記録ヘッド2の下方に配設されたプラテン5と、キャリッジ4を記録媒体としての記録紙6(着弾対象の一種。)の紙幅方向、即ち、主走査方向に往復移動させるキャリッジ移動機構7(移動手段の一種)と、主走査方向に直交する副走査方向に記録紙6を搬送する紙送り機構8とを備えて概略構成されている。
キャリッジ4は、主走査方向に架設されたガイドロッド9に軸支された状態で取り付けられており、キャリッジ移動機構7の作動により、ガイドロッド9に沿って主走査方向に移動するように構成されている。キャリッジ4の主走査方向の位置は、リニアーエンコーダー10によって検出され、その検出信号、即ち、エンコーダーパルスがプリンターコントローラー35の制御部41(図3参照)に送信される。これにより、制御部41はこのリニアーエンコーダー10からのエンコーダーパルスに基づいてキャリッジ4(記録ヘッド2)の走査位置を認識しながら、記録ヘッド2による記録動作(噴射動作)等を制御することができる。
キャリッジ4の移動範囲内における記録領域よりも外側の端部領域には、走査の基点となるホームポジションが設定されている。本実施形態におけるホームポジションには、記録ヘッド2のノズル形成面(ノズル基板21:図2参照)を封止するキャッピング部材11と、ノズル形成面を払拭するためのワイパー部材12とが配置されている。そして、プリンター1は、このホームポジションから反対側の端部へ向けてキャリッジ4(記録ヘッド2)が移動する往動時と、反対側の端部からホームポジション側にキャリッジ4が戻る復動時との双方向で記録紙6上に文字や画像等を記録する所謂双方向記録が可能に構成されている。
図2は、上記記録ヘッド2の構成を説明する要部断面図である。この記録ヘッド2は、ケース13と、このケース13内に収納される振動子ユニット14と、ケース13の底面(先端面)に接合される流路ユニット15等を備えて構成されている。上記のケース13は、例えば、エポキシ系樹脂により作製され、その内部には振動子ユニット14を収納するための収納空部16が形成されている。振動子ユニット14は、圧力発生手段の一種として機能する圧電振動子17と、この圧電振動子17が接合される固定板18と、圧電振動子17に駆動信号等を供給するためのフレキシブルケーブル19とを備えている。圧電振動子17は、圧電体層と電極層とを交互に積層した圧電板を櫛歯状に切り分けることで作製された積層型であって、積層方向に直交する方向に伸縮可能な縦振動モードの圧電振動子である。
流路ユニット15は、流路基板20の一方の面にノズル基板21を、流路基板20の他方の面に弾性板22をそれぞれ接合して構成されている。この流路ユニット15には、リザーバー23と、インク供給口24と、圧力室25と、ノズル連通口26と、ノズル27とが設けられている。そして、インク供給口24から圧力室25及びノズル連通口26を経てノズル27に至る一連のインク流路が、ノズル27毎に対応して形成されている。
上記ノズル基板21は、ドット形成密度に対応したピッチ(例えば180dpi)で複数のノズル27が列状に穿設されたステンレス等の金属板またはシリコン単結晶基板等から成る板材である。このノズル基板21には、ノズル27の列(ノズル群)が複数設けられており、1つのノズル列は、例えば180個のノズル27によって構成される。そして、本実施形態における記録ヘッド2は、それぞれ異なる色のインク(本発明における液体の一種)、具体的には、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の合計4色のインクを貯留する4つのインクカートリッジ3を装着可能に構成されており、これらの色に対応させて合計4列のノズル列がノズル基板21に形成されている。
上記弾性板22は、支持板28の表面に弾性体膜29を積層した二重構造である。本実施形態では、金属板の一種であるステンレス板を支持板28とし、この支持板28の表面に樹脂フィルムを弾性体膜29としてラミネートした複合板材を用いて弾性板22を作製している。この弾性板22には、圧力室25の容積を変化させるダイヤフラム部30が設けられている。また、この弾性板22には、リザーバー23の一部を封止するコンプライアンス部31が設けられている。
上記のダイヤフラム部30は、エッチング加工等によって支持板28を部分的に除去することで作製される。即ち、このダイヤフラム部30は、圧電振動子17の先端面が接合される島部32と、この島部32を囲う薄肉弾性部33とからなる。上記のコンプライアンス部31は、リザーバー23の開口面に対向する領域の支持板28を、ダイヤフラム部30と同様にエッチング加工等によって除去することにより作製され、リザーバー23に貯留された液体の圧力変動を吸収するダンパーとして機能する。
そして、上記の島部32には圧電振動子17の先端面が接合されているので、この圧電振動子17の自由端部を伸縮させることで圧力室25の容積を変動させることができる。この容積変動に伴って圧力室25内のインクに圧力変動が生じる。そして、記録ヘッド2は、この圧力変動を利用してノズル27からインク滴を噴射させる。
図3はプリンター1の電気的な構成を示すブロック図である。このプリンター1は、プリンターコントローラー35とプリントエンジン36とで概略構成されている。プリンターコントローラー35は、ホストコンピュータ等の外部装置からの印刷データ等が入力される外部インターフェース(外部I/F)37と、各種データ等を記憶するRAM38と、各種データ処理のための制御ルーチン等を記憶したROM39と、各部の制御を行う制御部41と、クロック信号を発生する発振回路42と、記録ヘッド2へ供給する駆動信号を発生する駆動信号発生回路43(本発明における駆動信号発生手段の一種)と、印刷データをドット毎に展開することで得られる画素データや駆動信号等を記録ヘッド2に出力するための内部インターフェース(内部I/F)45と、を備えている。
制御部41は、記録ヘッド2の動作を制御するためのヘッド制御信号を記録ヘッド2に出力したり、駆動信号COMを生成させるための制御信号を駆動信号発生回路43に出力したりする。ヘッド制御信号は、例えば、転送クロックCLK、画素データSI、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH1である。これらのラッチ信号やチェンジ信号は、駆動信号COMを構成する各パルスの供給タイミングを規定する。
また、制御部41は、上記印刷データに基づき、RGB表色系からCMY表色系への色変換処理、多階調のデータを所定階調まで減少させるハーフトーン処理、ハーフトーニングされたデータを、インク種類毎(ノズル列毎)に所定の配列で並べてドットパターンデータに展開するドットパターン展開処理等を経て、記録ヘッド2の噴射制御に用いる画素データSIを生成する。この画素データSIは、印刷される画像の画素に関するデータであり、噴射制御情報の一種である。ここで、画素とは、着弾対象である記録紙等の記録媒体上に仮想的に定められたドット形成領域を示す。そして、本発明に係る画素データSIは、記録媒体上に形成されるドットの有無(又はインクの噴射の有無)及びドットの大きさ(又は噴射されるインクの量)に関する階調データからなる。本実施形態において、画素データSIは合計2ビットの2値階調データによって構成されている。2ビットの階調値には、インクを噴射しない非記録(微振動)に対応する[00]と、小ドットの記録に対応する[01]と、中ドットの記録に対応する[10]と、大ドットの記録に対応する[11]とがある。従って、本実施形態におけるプリンターは4階調で記録ができる。
次に、プリントエンジン36側の構成について説明する。プリントエンジン36は、記録ヘッド2と、キャリッジ移動機構7と、紙送り機構8と、リニアーエンコーダー10と、から構成されている。記録ヘッド2は、シフトレジスター(SR)46、ラッチ47、デコーダー48、レベルシフター(LS)49、スイッチ50、及び圧電振動子17を、各ノズル27に対応させて複数備えている。プリンターコントローラー35からの画素データ(SI)は、発振回路42からのクロック信号(CK)に同期して、シフトレジスター46にシリアル伝送される。
シフトレジスター46には、ラッチ47が電気的に接続されており、プリンターコントローラー35からのラッチ信号(LAT)がラッチ47に入力されると、シフトレジスター46の画素データをラッチする。このラッチ47にラッチされた画素データは、デコーダー48に入力される。このデコーダー48は、2ビットの画素データを翻訳してパルス選択データを生成する。本実施形態におけるパルス選択データは、合計2ビットのデータによって構成されている。
そして、デコーダー48は、ラッチ信号(LAT)又はチャンネル信号(CH)の受信を契機にパルス選択データをレベルシフター49に出力する。この場合、パルス選択データは、上位ビットから順にレベルシフター49に入力される。このレベルシフター49は、電圧増幅器として機能し、パルス選択データが「1」の場合、スイッチ50を駆動できる電圧、例えば数十ボルト程度の電圧に昇圧された電気信号を出力する。レベルシフター49で昇圧された「1」のパルス選択データは、スイッチ50に供給される。このスイッチ50の入力側には、駆動信号発生回路43からの駆動信号COMが供給されており、スイッチ50の出力側には、圧電振動子17が接続されている。
そして、パルス選択データは、スイッチ50の作動、つまり、駆動信号中の噴射パルスの圧電振動子17への供給を制御する。例えば、スイッチ50に入力されるパルス選択データが「1」である期間中は、スイッチ50が接続状態になって、対応する噴射パルスが圧電振動子17に供給され、この噴射パルスの波形に倣って圧電振動子17の電位レベルが変化する。一方、パルス選択データが「0」である期間中は、レベルシフター49からはスイッチ50を作動させるための電気信号が出力されない。このため、スイッチ50は切断状態となり、圧電振動子17へは噴射パルスが供給されない。
図4は、駆動信号発生回路43が発生する駆動信号COMに含まれる噴射駆動パルスDPの構成を説明する波形図である。
同図に示すように、噴射駆動パルスDPは、予備膨張部p1(第1の変化部に相当)と、膨張ホールド部p2(ホールド部に相当)と、収縮部p3(第2の変化部に相当)と、収縮ホールド部p4と、制振膨張部p5と、制振ホールド部p6と、復帰膨張部p7とからなる。予備膨張部p1は、基準電位VBから膨張電位VHまで一定勾配で電位がプラス方向(第1の方向に相当)に変化(上昇)する波形部であり、膨張ホールド部p2は、予備膨張部p1の終端電位である膨張電位VHで一定な波形部である。また、収縮部p3は、膨張電位VHから収縮電位VLまで電位がマイナス方向(第2の方向に相当)に変化(降下)する波形部であり、収縮ホールド部p4は、収縮電位VLで一定な波形部である。さらに、制振膨張部p5は、収縮電位VLから制振膨張電位VM2まで電位がプラス方向に一定の勾配で変化(上昇)する波形部であり、制振ホールド部p6は、制振膨張電位VM2で一定な波形部であり、復帰膨張部p7は、制振膨張電位VM2から基準電位VBまで電位が復帰する波形部である。
同図に示すように、噴射駆動パルスDPは、予備膨張部p1(第1の変化部に相当)と、膨張ホールド部p2(ホールド部に相当)と、収縮部p3(第2の変化部に相当)と、収縮ホールド部p4と、制振膨張部p5と、制振ホールド部p6と、復帰膨張部p7とからなる。予備膨張部p1は、基準電位VBから膨張電位VHまで一定勾配で電位がプラス方向(第1の方向に相当)に変化(上昇)する波形部であり、膨張ホールド部p2は、予備膨張部p1の終端電位である膨張電位VHで一定な波形部である。また、収縮部p3は、膨張電位VHから収縮電位VLまで電位がマイナス方向(第2の方向に相当)に変化(降下)する波形部であり、収縮ホールド部p4は、収縮電位VLで一定な波形部である。さらに、制振膨張部p5は、収縮電位VLから制振膨張電位VM2まで電位がプラス方向に一定の勾配で変化(上昇)する波形部であり、制振ホールド部p6は、制振膨張電位VM2で一定な波形部であり、復帰膨張部p7は、制振膨張電位VM2から基準電位VBまで電位が復帰する波形部である。
上記収縮部p3は、膨張電位VHから電位がマイナス方向に変化(降下)する第1の収縮要素p3a(第1の変化要素に相当)と、第1の収縮要素p3aの終端電位である中間電位VM1を一定時間ホールドする中間ホールド要素p3b(中間ホールド要素に相当)と、中間電位VM1から電位がマイナス方向に変化(降下)する第2の収縮要素p3c(第2の変化要素に相当)とから構成されていることに特徴を有している。即ち、収縮部p3は、膨張電位VHから収縮電位VLまで電位が変化する途中で僅かな時間だけ電位の変化を一時的に止めるように構成されている。
中間ホールド要素p3bの電位である中間電位VM1は、膨張ホールド部p2の電位である膨張電位VHの50%以上60%以下に設定される。換言すると、中間電位VM1と収縮電位VLとの電位差Vd2は、噴射駆動パルスDPの駆動電圧Vd(最高電位である膨張電位VHと最低電位である収縮電位VLとの電位差)の50%以上60%以下に設定される。また、第2の収縮要素p3cの電位勾配は、第1の収縮要素p3aの電位勾配よりも急峻となるように設定される。具体的には、第2の収縮要素p3cの電位勾配が、第1の収縮要素p3aの電位勾配の2倍程度急峻となっている。そして、中間ホールド要素p3bの始端から終端までの時間、つまりホールド時間Wh2は、圧力室25内のインクに生じる圧力振動の振動周期をTcとしたときに、以下の(1)で示す範囲内の値に設定される。
0<Wh2≦0.12Tc …(1)
さらに、第2の収縮要素p3cの始端から終端までの時間、つまりホールド時間Wd2は、以下の(2)で示す範囲内の値に設定される。
Wd2≧0.08Tc …(2)
0<Wh2≦0.12Tc …(1)
さらに、第2の収縮要素p3cの始端から終端までの時間、つまりホールド時間Wd2は、以下の(2)で示す範囲内の値に設定される。
Wd2≧0.08Tc …(2)
ここで、上記Tcは、ノズル27、圧力室25、インク供給口24、及び圧電振動子17等の各構成部材の形状、寸法、及び剛性などにより固有に定まる。この固有の振動周期Tcは、例えば、次式(3)で表すことができる。
Tc=2π√[〔(Mn×Ms)/(Mn+Ms)〕×Cc]・・・(3)
但し、式(3)において、Mnはノズル27におけるイナータンス、Msはインク供給口24におけるイナータンス、Ccは圧力室25のコンプライアンス(単位圧力あたりの容積変化、柔らかさの度合いを示す。)である。また、上記式(3)において、イナータンスMとは、ノズル27等の流路における液体の移動し易さを示し、換言すると、単位断面積あたりの液体の質量である。そして、流体の密度をρ、流路の流体の流下方向と直交する面の断面積をS、流路の長さをLとしたとき、イナータンスMは次式(4)で近似して表すことができる。
M=(ρ×L)/S ・・・ (4)
なお、Tcは、上記式(3)で規定されるものに限られず、記録ヘッド2の圧力室25が有している振動周期であればよい。
但し、式(3)において、Mnはノズル27におけるイナータンス、Msはインク供給口24におけるイナータンス、Ccは圧力室25のコンプライアンス(単位圧力あたりの容積変化、柔らかさの度合いを示す。)である。また、上記式(3)において、イナータンスMとは、ノズル27等の流路における液体の移動し易さを示し、換言すると、単位断面積あたりの液体の質量である。そして、流体の密度をρ、流路の流体の流下方向と直交する面の断面積をS、流路の長さをLとしたとき、イナータンスMは次式(4)で近似して表すことができる。
M=(ρ×L)/S ・・・ (4)
なお、Tcは、上記式(3)で規定されるものに限られず、記録ヘッド2の圧力室25が有している振動周期であればよい。
上記のように構成された噴射駆動パルスDPが圧電振動子17に供給されると、まず、予備膨張部p1によって圧電振動子17は素子長手方向に収縮し、これに伴って圧力室25が基準電位VBに対応する基準容積から膨張電位VHに対応する膨張容積まで膨張する(第1の変化工程)。この膨張により、図5(a)に示すように、ノズル27におけるインクの表面(メニスカス)が圧力室25側(図における上側)に大きく引き込まれると共に、圧力室25内にはリザーバー23側からインク供給口24を通じてインクが供給される。そして、この圧力室25の膨張状態は、膨張ホールド部p2の供給期間中に亘って維持される(ホールド工程)。
膨張ホールド部p2による膨張状態が維持された後、収縮部p3が供給されてこれに応じて圧電振動子17が伸長する。これに伴い、圧力室25は膨張容積から収縮電位VLに対応する収縮容積まで収縮される(第2の変化工程)。上記したように、収縮部p3は、第1の収縮要素p3a、中間ホールド要素p3b、及び第2の収縮要素p3cから構成されているので、この第2の変化工程では、まず、第1の収縮要素p3aにより、圧力室25が膨張容積から中間電位VM1に対応する中間容積まで収縮される(第1の変化処理)。これにより、圧力室25内のインクが加圧されて、図5(b)に示すように、メニスカスの中央部分が噴射側(図における下側)に押し出され、この押し出された部分が液柱のように伸びる。続いて、中間ホールド要素p3bが供給され、中間容積が上記時間Wh2だけ維持される(ホールド処理)。これにより、圧電振動子17の伸長が一時的に停止される。この間、図5(c)に示すように、メニスカス中央部の液注が慣性力によって噴射方向へ伸びるが、この間では圧力室25内のインクが加圧されないので、その分、液柱の伸びは抑えられる。この結果、その後に噴射されるメイン液滴の飛翔速度が抑制される。
中間ホールド要素p3bによるホールドの後、第2の収縮要素p3cにより、第1の収縮要素p3aの場合よりも圧電振動子17が素早く伸長し、圧力室25の容積が中間容積から収縮容積まで急激に加圧される(第2の変化処理)。即ち、第2の変化処理における圧力室容積の変化速度が、第1の変化処理における圧力室容積の変化速度よりも速い。これにより、図5(d)に示すように、メニスカス全体が噴射方向に急激に押し出され、液柱の後端部分が加速される。そして、メニスカスと液柱とが分離し、分離した部分がインク滴としてノズル27から噴射されて飛翔する。噴射されたインク滴は、先行するメイン液滴Dmと、このメイン液滴Dmとは分離して後続するサテライト液滴Dsとから成る。
本実施形態においては、第1の収縮要素p3a(第1の変化処理)によって圧力室25内のインクが加圧されることによりメニスカス中央部の液柱部が噴射側に押し出された後、中間ホールド要素p3b(ホールド処理)によって圧力室25内のインクの加圧が一時的にホールドされることにより、メイン液滴Dmの飛翔速度が抑制され、尚かつ、第2の収縮要素p3によりサテライト液滴Dsとなる液柱の後端部分が加速されるので、メイン液滴Dmの飛翔速度よりも、サテライト液滴Dsの飛翔速度が高くなる。これにより、ノズル27から噴射されて記録媒体の記録面に着弾するまでの間に、メイン液滴Dmとサテライト液滴Dsとが近接する。これにより、記録媒体の記録面に着弾して形成されるドットが円形或いは楕円形に近い形状となる。
収縮部p3の後、収縮ホールド部p4により、圧力室25の収縮状態が一定時間維持される。この間に、インクの噴射によって減少した圧力室25内のインクの圧力は、その固有振動によって再び上昇する。この上昇タイミングにあわせて制振膨張部p5が圧電振動子17に印加されて、圧力室25が収縮容積から制振膨張容積まで膨張される。これにより、圧力室25内のインクの圧力変動(残留振動)が低減される。この圧力室25の制振膨張容積は、制振ホールド部p6により一定時間維持される。その後、復帰膨張部p7により、圧力室25が定常容積まで緩やかに膨張復帰する。
以上のように、噴射駆動パルスDPの収縮部p3が、第1の収縮要素p3a、中間ホールド要素p3b、及び第2の収縮要素p3cから構成され、中間ホールド要素p3bの電位が、膨張ホールド部p2の電位の50%以上60%以下であり、第2の収縮要素p3cの電位勾配が、第1の収縮要素p3aの電位勾配よりも急峻となるように設定されたので、ノズル27からインクを噴射したときに生じるサテライト液滴Dsの飛翔速度がメイン液滴Dmよりも高められる。これにより、着弾対象である記録媒体上でのメイン液滴とサテライト液滴の着弾位置ずれが抑制される。その結果、メイン液滴とサテライト液滴の着弾位置ずれに起因する記録画像等の画質の低下が防止される。
また、中間ホールド要素p3bの始端から終端までのホールド時間Wh2が、0超過0.12Tc以下に設定されるので、メイン液滴Dmが噴射されてからサテライト液滴Dsが噴射されるまでの時間差が最小限に抑えられ、これにより、サテライト液滴Dsをメイン液滴Dmにより近づけることができる。その結果、着弾位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
また、中間ホールド要素p3bの始端から終端までのホールド時間Wh2が、0超過0.12Tc以下に設定されるので、メイン液滴Dmが噴射されてからサテライト液滴Dsが噴射されるまでの時間差が最小限に抑えられ、これにより、サテライト液滴Dsをメイン液滴Dmにより近づけることができる。その結果、着弾位置ずれをより確実に防止することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、第2の収縮要素p3cの始端から終端までの時間Wd2が0.08Tc以上に設定されることで、必要以上にサテライト液滴Dsが加速されることが抑制され、サテライト液滴Dsの飛翔を安定させることができる。即ち、サテライト液滴Dsの飛翔を安定させるには、固有振動周期Tcに基づくメニスカスの振動の影響を考慮して適切に設定する必要がある。単に第2の収縮要素p3cの電位勾配を第1の収縮要素p3aの電位勾配よりも急峻となるようにした場合、サテライト液滴Dsの飛翔速度が必要以上に高まり、飛翔方向が曲がる等の不具合が生じる虞がある。この場合、メイン液滴Dmの着弾位置とサテライト液滴Dsの着弾位置とが却って離れてしまう可能性もある。一方、第2の収縮要素p3cの電位勾配を第1の収縮要素p3aの電位勾配よりも急峻にしつつも、第2の収縮要素p3cの始端から終端までの時間Wd2が0.08Tc以上となるように設定することにより、サテライト液滴Dsの飛翔速度が必要以上に高まることなく飛翔方向を安定させることができる。そして、サテライト液滴Dsの飛翔を安定させることで、当該サテライト液滴Dsを記録媒体上の目標とする着弾位置に着弾させることが可能となる。
図6は、ノズル列を構成する各ノズル27から記録媒体に向けてインクが噴射されたときの様子をインクの飛翔方向に対して交差する方向から見た図である。同図において、上の直線が記録ヘッド2のノズル面(ノズル基板21の噴射側の面)を示し、下の直線が記録媒体(記録紙6)の記録面を示している。また、ノズル列を構成する全ノズル27(例えば、#1〜#180までのノズル27)のうち、#1〜#36までのノズル27について図示している。
従来のプリンターではメイン液滴Dmとサテライト液滴Dsとが離れて飛翔していたのに対し、本発明に係るプリンター1では、各ノズル27からそれぞれ噴射されたインク(メイン液滴Dm及びサテライト液滴Ds)を観察すると、サテライト液滴Dsの飛翔速度がメイン液滴Dmの飛翔速度よりも高められているため、メイン液滴Dmとサテライト液滴Dsとの距離を縮めることができる。これにより、記録媒体上にこれらの液滴が着弾して形成されるドット形状を改善することが可能となる。
ところで、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の変形が可能である。
噴射駆動パルスDPの波形構成に関し、上記実施形態で例示したものには限られない。要は、第1の方向に電位が変化して圧力室25の容積を変化させる第1の変化部と、第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドする、第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化して前記第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を変化させる第2の変化部と、を少なくとも含む電圧波形であればよい。
また、上記実施形態では、圧力発生手段として、所謂縦振動型の圧電振動子17を例示したが、これには限られず、例えば、所謂撓み振動型の圧電素子を採用することも可能である。この場合、例示した噴射駆動パルスDPに関し、電位の変化方向、つまり上下が反転した波形となる。
そして、本発明は、噴射駆動パルスを用いて噴射制御が可能な液体噴射装置であれば、プリンターに限らず、プロッター、ファクシミリ装置、コピー機等、各種のインクジェット式記録装置や、記録装置以外の液体噴射装置、例えば、ディスプレー製造装置、電極製造装置、チップ製造装置等にも適用することができる。そして、ディスプレー製造装置では、色材噴射ヘッドからR(Red)・G(Green)・B(Blue)の各色材の溶液を噴射する。また、電極製造装置では、電極材噴射ヘッドから液状の電極材料を噴射する。チップ製造装置では、生体有機物噴射ヘッドから生体有機物の溶液を噴射する。
1…プリンター,2…記録ヘッド,17…圧電振動子,25…圧力室,27…ノズル,41…制御部,43…駆動信号発生回路
Claims (4)
- 液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の作動によってノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
圧力発生手段を駆動してノズルから液体を噴射させるための噴射駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、
前記液体噴射ヘッドと着弾対象とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、
前記移動手段により前記液体噴射ヘッドと前記着弾対象とを相対移動させつつ、前記ノズルから液滴を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置であって、
前記噴射駆動パルスは、
第1の方向に電位が変化して前記圧力室の容積を変化させる第1の変化部と、
当該第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドする、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、
前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化して前記第1の変化部によって変化させられた圧力室容積を変化させる第2の変化部と、
を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向に電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下であり、
前記第2の変化要素の電位勾配は、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻であることを特徴とする液体噴射装置。 - 前記中間ホールド要素の始端から終端までの時間が、圧力室内の液体に生じる圧力振動の周期をTcとしたときに、0超過0.12Tc以下であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記第2の変化要素の始端から終端までの時間が、0.08Tc以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
- 液体を噴射するノズル、当該ノズルに連通する圧力室、及び、当該圧力室内の液体に圧力変動を生じさせる圧力発生手段を有し、当該圧力発生手段の作動によってノズルから液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、圧力発生手段を駆動してノズルから液体を噴射させるための噴射駆動パルスを含む駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、前記液体噴射ヘッドと着弾対象とを相対的に移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段により前記液体噴射ヘッドと前記着弾対象とを相対移動させつつ、前記ノズルから液滴を噴射させて前記着弾対象に着弾させる液体噴射装置の制御方法であって、
前記噴射駆動パルスは、第1の方向に電位が変化する第1の変化部と、前記第1の変化部の終端電位で一定なホールド部と、前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に電位が変化する第2の変化部と、を含む電圧波形であり、
前記第2の変化部は、前記第1の変化部の終端電位から第2の方向へ途中まで電位が変化する第1の変化要素と、第1の変化要素の終端電位を一定時間ホールドする中間ホールド要素と、第1の変化要素の終端電位から第2の方向に電位が変化する第2の変化要素と、を有し、
前記中間ホールド要素の電位が、前記ホールド部の電位の50%以上60%以下に設定され、
前記第2の変化要素の電位勾配が、前記第1の変化要素の電位勾配よりも急峻に設定され、
前記圧力室の容積を前記第1の変化部によって変化させる第1の変化工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記ホールド部によって所定時間ホールドするホールド工程と、
前記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第2の変化部によって変化させる第2の変化工程と、
を含み、
前記第2の変化工程は、記第1の変化工程において変化させられた圧力室容積を前記第1の変化要素により途中まで変化させる第1の変化処理と、当該第1の変化処理において変化させられた圧力室容積を一定時間ホールドするホールド処理と、当該ホールド処理においてホールドされた圧力室容積を前記第2の変化要素によって変化させる第2の変化処理と、を含み、
前記第2の変化処理における圧力室容積の変化速度が、前記第1の変化処理における圧力室容積の変化速度よりも速いことを特徴とする液体噴射装置の制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009243270A JP2011088346A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
US12/891,960 US8449057B2 (en) | 2009-10-22 | 2010-09-28 | Liquid ejecting apparatus and method of controlling liquid ejecting apparatus |
CN2010105189810A CN102139560A (zh) | 2009-10-22 | 2010-10-22 | 液体喷射装置以及液体喷射装置的控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009243270A JP2011088346A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011088346A true JP2011088346A (ja) | 2011-05-06 |
Family
ID=43898065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009243270A Withdrawn JP2011088346A (ja) | 2009-10-22 | 2009-10-22 | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8449057B2 (ja) |
JP (1) | JP2011088346A (ja) |
CN (1) | CN102139560A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013075509A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-25 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッドの駆動方法及び駆動装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126220A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
JP5712710B2 (ja) * | 2011-03-18 | 2015-05-07 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
GB2536262B (en) | 2015-03-11 | 2019-09-25 | Xaar Technology Ltd | Actuator drive circuit with trim control of pulse shape |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08187852A (ja) * | 1995-01-10 | 1996-07-23 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
JPH08192512A (ja) * | 1995-01-17 | 1996-07-30 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JPH09150507A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2000052560A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-22 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッドの駆動方法 |
JP2002103620A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置、及び、インクジェット式記録ヘッドの駆動方法 |
JP2002154212A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-05-28 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッドの製造方法、インクジェット式記録ヘッド、インクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及び、インクジェット式記録装置 |
JP2006068970A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Kyocera Corp | 圧電素子の再生方法および液体吐出装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006142588A (ja) | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US20070273731A1 (en) * | 2006-05-26 | 2007-11-29 | Icf Technology Limited | Method for driving an ink jet head having piezoelectric actuator |
JP2008049590A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
JP5212621B2 (ja) * | 2008-03-27 | 2013-06-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドの駆動方法 |
-
2009
- 2009-10-22 JP JP2009243270A patent/JP2011088346A/ja not_active Withdrawn
-
2010
- 2010-09-28 US US12/891,960 patent/US8449057B2/en active Active
- 2010-10-22 CN CN2010105189810A patent/CN102139560A/zh active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08187852A (ja) * | 1995-01-10 | 1996-07-23 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置 |
JPH08192512A (ja) * | 1995-01-17 | 1996-07-30 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JPH09150507A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2000052560A (ja) * | 1998-08-12 | 2000-02-22 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッドの駆動方法 |
JP2002103620A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-04-09 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録装置、及び、インクジェット式記録ヘッドの駆動方法 |
JP2002154212A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-05-28 | Seiko Epson Corp | インクジェット式記録ヘッドの製造方法、インクジェット式記録ヘッド、インクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及び、インクジェット式記録装置 |
JP2006068970A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Kyocera Corp | 圧電素子の再生方法および液体吐出装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013075509A (ja) * | 2011-09-14 | 2013-04-25 | Toshiba Tec Corp | インクジェットヘッドの駆動方法及び駆動装置 |
US8752925B2 (en) | 2011-09-14 | 2014-06-17 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Driving pulse application method and apparatus of an ink jet head |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8449057B2 (en) | 2013-05-28 |
US20110096112A1 (en) | 2011-04-28 |
CN102139560A (zh) | 2011-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5471289B2 (ja) | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 | |
JP4613625B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
US9498990B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
JP2012081624A (ja) | 液体噴射装置、および、その制御方法 | |
US8313160B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
JP2011088279A (ja) | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 | |
JP2011207080A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP5605185B2 (ja) | 液体噴射装置、および、その制御方法 | |
JP5609501B2 (ja) | 液体噴射装置及びその制御方法 | |
US8182057B2 (en) | Liquid ejecting apparatus and method controlling liquid ejecting apparatus | |
JP2011088346A (ja) | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 | |
JP5402656B2 (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
JP5699427B2 (ja) | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 | |
JP5251562B2 (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
US8256864B2 (en) | Liquid ejecting apparatus and control method thereof | |
JP2007152665A (ja) | 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 | |
JP2010179585A (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
JP5304271B2 (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
JP2011207079A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2012136010A (ja) | 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置 | |
JP2010179501A (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
JP6111609B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2014111362A (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2010228196A (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 | |
JP2011016347A (ja) | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120828 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20131002 |