JP2015093579A - 車両用衝突検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブ式の車両用衝突検知装置において、チューブ部材による衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供する。
【解決手段】車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ内に配設された中空の検出用チューブ部材2と、検出用チューブ部材2内の圧力を検出する圧力センサ3とを有し、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する。そして、一端が検出用チューブ部材2に接続され且つ他端に圧力センサ3が接続される接続用チューブ4と、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とを結合する中空状のジョイント部材11と、検出用チューブ部材2におけるバンパレインフォースメント9の前面9aと対向しない非対向部2aの車両後方側に配設されて、一部分がジョイント部材11に接続され且つ他の一部分がバンパレインフォースメント9に固定された板状の土台部材12とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、バンパにおける圧力変化に基づいて物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置に関する。
従来、歩行者が車両に衝突した際、歩行者への衝撃を軽減するための歩行者保護装置を備えた車両がある。この車両では、バンパ部にセンサを備えた衝突検知装置を設け、このセンサにより車両に歩行者などが衝突したことが検知された場合、歩行者保護装置を作動させ、歩行者への衝撃を和らげる構成となっている。この歩行者保護装置には、例えばポップアップフードと呼ばれるものがある。このポップアップフードは、車両の衝突検知時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、頭部への衝撃を低減させるものである。
上記した車両用衝突検知装置には、車両バンパ内におけるバンパレインフォースメントの前面に、チャンバ空間を内部に有するチャンバ部材を配設し、このチャンバ空間内の圧力を圧力センサにより検出するようにしたものがある。この構成のものでは、バンパ(バンパカバー)へ物体(歩行者など)が衝突すると、バンパカバーの変形に伴ってチャンバ部材が変形し、チャンバ空間に圧力変化が発生する。この圧力変化を圧力センサが検出することで物体の衝突を検知している。
近年、上記したチャンバ式の車両用衝突検知装置よりも、小型で搭載性に優れたチューブ部材を用いて衝突を検知するチューブ式の車両用衝突検知装置が提案されている。この車両用衝突検知装置では、バンパ内に車幅方向に延びた中空のチューブ部材を配設するとともに、バンパレインフォースメントの左右両側面の外側に圧力センサを設け、チューブ部材内の圧力変化を圧力センサにより検出することに基づいて、バンパに物体が衝突したことを検知する(例えば特許文献1参照)。
独国特許出願公開第102011011964号明細書
しかしながら、上記した構成のチューブ式の車両用衝突検知装置では、チューブ部材の車幅方向の左右両端部の車両後方側に、チューブ部材を支えるためのバンパレインフォースメントが配設されていない場合がある。この場合、車両の前方から歩行者などがバンパカバーの左右端部付近に衝突すると、チューブ部材の左右端部後方側に衝突に伴う衝撃が加えられた当該チューブ部材を受け止める部材がないため、バンパカバーの変形に伴ってチューブ部材が車両後方側に撓んでしまう可能性があり、チューブ部材内の圧力変化の検出精度が低下するおそれがあるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、チューブ式の車両用衝突検知装置において、チューブ部材による衝突検知精度を向上させた車両用衝突検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するためになされた請求項1に記載の車両用衝突検知装置(1)は、車両のバンパ(6)内におけるバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設された中空の検出用チューブ部材(2)と、検出用チューブ部材内の圧力を検出する圧力センサ(3)とを有し、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する。そして、中空のチューブ状を呈する部材であって、一端が検出用チューブ部材に対して中空部が互いに連通するように接続され且つ他端に圧力センサが接続される接続用チューブ(4)と、検出用チューブ部材と接続用チューブとの間に設けられ、前記両部材を結合する中空状のジョイント部材(11)と、検出用チューブ部材におけるバンパレインフォースメントの前面(9a)と対向しない非対向部(2a)の車両後方側に配設されて、一部分が前記ジョイント部材に接続され且つ他の一部分が前記バンパレインフォースメントに固定された板状の土台部材(12)と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、一部分が前記ジョイント部材に接続され且つ他の一部分がバンパレインフォースメントに固定された板状の土台部材を、検出用チューブ部材における非対向部の車両後方側に配設しているので、例えばバンパの左右端部付近に歩行者などの物体が衝突した際、車両前方から外力を受けた検出用チューブ部材の非対向部を土台部材が受け止めることによって、当該非対向部が車両後方側に撓むことを防ぐことができる。これにより、検出用チューブ部材の後方にバンパレインフォースメントが存在しない部位に衝突が発生した場合でも正確に衝突検知を行うことができるので、車両用衝突検知装置の衝突検知精度を向上させることができる。また、検出用チューブ部材の車幅方向の長さに応じてバンパレインフォースメントを延設する必要がないので、バンパの車幅方向端部における内部の省スペース化を図ることができる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置の全体構成を示す図である。 図1のバンパ部の拡大図である。 図1の土台部材の配置構造を示す図である。 図1の土台部材を車両後方から見た図である。 図1のバンパ部の横断面図である。 圧力センサの内部構造を示す断面図である。 第2の実施形態における圧力センサの配置構造を示す図である。 第3の実施形態における土台部材の配置構造を示す図である。 第4の実施形態における土台部材を車両後方から見た図である。 図9の土台部材を車両上方から見た図である。 検出用チューブ部材の配置構造の変形例を示す断面図である。 検出用チューブ部材の配置構造の他の変形例を示す断面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置について、図1〜図6を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用衝突検知装置1は、中空の検出用チューブ部材2、圧力センサ3、接続用チューブ4、衝突検知ECU5、土台部材12などを備えて構成されている。この車両用衝突検知装置1は、車両前方に設けられたバンパ6への物体(歩行者など)の衝突を検知するものである。このバンパ6は、図5にも示すように、バンパカバー7、バンパアブソーバ8、バンパレインフォースメント9を主体として構成されている。
検出用チューブ部材2は、内部に中空部が形成され、車幅方向(車両左右方向)に延びている部材であり、車両のバンパ6内におけるバンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)の上部、この場合、バンパアブソーバ8の車両後方側上部に配設されている(図5参照)。この検出用チューブ部材2の両端部は、後述する接続用チューブ4の一端に接続されている。また、検出用チューブ部材2は、バンパレインフォースメント9の車幅方向端部(図3では右側端部)よりも車幅方向外方にはみ出して形成され、バンパレインフォースメント9の前面9aに対向しない非対向部2aを有している。この検出用チューブ部材2の非対向部2aは、バンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配設されている。
また、検出用チューブ部材2は、略四角形の断面形状を有し、合成ゴム、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)からなる。また、検出用チューブ部材2の縦横の長さ(円管の場合の外径に相当)は、例えば30mm程度である。
なお、本実施形態では、検出用チューブ部材2の断面形状を略四角形にすることにより、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制している。すなわち、検出用チューブ部材2の断面形状を略四角形とすることで、例えば断面形状が円形の検出用チューブ部材2を用いた場合よりも、検出用チューブ部材2の衝突部(衝突時にバンパカバー7の変形に伴って変形する部分)以外の部分を、検出用チューブ部材2内の圧力上昇により膨れ易くしている。この検出用チューブ部材2における衝突部以外の部分の膨張量は、高温では大きくなり、低温では小さくなるため、検出用チューブ部材2は、同一の衝突部の変形量に対し、高温では低感度、低温では高感度になる。一方、検出用チューブ部材2の衝突部の変形量は、バンパアブソーバ8の特性によって決まり、高温では変形量が大きく、低温では変形量が小さくなる。従って、温度により変化する衝突部の変形量を、衝突部以外の部分が膨れる作用により相殺することができる。これにより、温度が高くなるにつれて圧力センサ3の出力が大きくなることを抑制し、温度変化に伴う衝突検知精度の低下を抑制することを可能としている。
圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の前面9aよりも車両後方側に配置される。具体的には、圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の左右両端部側の後面9bに2つ設置され、ボルト(図示しない)を締結することにより固定されて取り付けられる。本実施形態では、このように圧力センサ3を2つ設置することにより、冗長性及び検出精度を確保している。
この圧力センサ3は、図3及び図6にも示すように、接続用チューブ4の他端に接続されて、検出用チューブ部材2内の圧力を検出するように構成されている。具体的には、圧力センサ3は、気体の圧力変化を検出するセンサ装置であり、検出用チューブ部材2内の空気の圧力変化を検出する。圧力センサ3は、図1に示すように、伝送線を介して衝突検知ECU(Electronic Control Unit)5に電気的に接続され、圧力に比例した信号を衝突検知ECU5へ出力する。衝突検知ECU5は、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいて、バンパ6への物体の衝突を検知する。また、衝突検知ECU5は、歩行者保護装置10に電気的に接続されている。
圧力センサ3は、図6に示すように、本体部30と、センサ部31と、圧力導入管32と、コネクタ部33とを備えて構成される。本体部30は、センサ部31を収容するための箱状のケースである。センサ部31は、圧力検出用のセンサ素子等が設けられた基板などからなる。圧力導入管32は、接続用チューブ4の圧力をセンサ部31に導入する略円筒状の管であり、本体部30から接続用チューブ4内に差し込まれている。センサ部31は、圧力導入管32を介して接続用チューブ4の圧力変化を検出することにより、接続用チューブ4と内部が連通した検出用チューブ部材2内の圧力変化を検出する。このセンサ部31は、コネクタ部33に設けられたコネクタ34に電気的に接続されており、圧力に比例した信号をコネクタ34及び信号線を介して衝突検知ECU5へ送信する(図1参照)。
接続用チューブ4は、円管状の断面形状を有し、中空のチューブ状を呈する部材である。この接続用チューブ4は、図1及び図2に示すように、検出用チューブ部材2の車幅方向の左右両端部に2つ設けられ、それぞれ検出用チューブ部材2の車幅方向端部に接続されている。この接続用チューブ4は、一端が検出用チューブ部材2に対して中空部が互いに連通するように接続され、他端に圧力センサ3が接続される。接続用チューブ4は、検出用チューブ部材2と圧力センサ3との間における、バンパレインフォースメント9の車幅方向左右の外側にて、略コ字状に湾曲して配設される。なお、接続用チューブ4は、断面形状が円管状であるので、湾曲させ易くなっている。
この接続用チューブ4は、例えばエチレンプロピレンゴムからなる。また、接続用チューブ4は、検出用チューブ部材2よりも小さい外径を有している。この場合、上記の通り検出用チューブ部材2の外径は30mm程度であるのに対して、接続用チューブ4の外径は10mm以下である。
また、接続用チューブ4は、検出用チューブ部材2とは別体で形成され、中空状のジョイント部材11を介して検出用チューブ部材2に結合されている。検出用チューブ部材2及び接続用チューブ4は、例えばクランプ(図示しない)などにより締め付けられることで、ジョイント部材11に固定されている。なお、ジョイント部材11を用いる代わりに、例えば、接続用チューブ4に検出用チューブ部材2を圧入することにより、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とを接続してもよい。また、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とを金属部材などでかしめ固定することにより接続してもよい。
衝突検知ECU5は、CPUを主体として構成され、車両用衝突検知装置1の動作全般を制御するものであり、圧力センサ3、歩行者保護装置10のそれぞれに電気的に接続されている(図1参照)。衝突検知ECU5には、圧力センサ3からの圧力信号(圧力データ)などが入力される。衝突検知ECU5は、圧力センサ3による圧力検出結果(入力信号)に基づいて所定の衝突判定処理を実行し、バンパ6への歩行者などの物体の衝突を検知した場合には歩行者保護装置10を作動させる。
バンパ6は、車両の衝突時における衝撃を和らげるためのものであり、バンパカバー7、バンパアブソーバ8、バンパレインフォースメント9などから構成される。バンパカバー7は、バンパ6の構成部品を覆うように設けられ、ポリプロピレン等の樹脂製の部材である。このバンパカバー7は、バンパ6の外観を構成すると同時に、車両全体の外観の一部を構成するものとなっている。
バンパアブソーバ8は、図5に示すように、バンパレインフォースメント9の前面9aに設けられ、検出用チューブ部材2を囲むように配設される。このバンパアブソーバ8は、バンパ6において衝撃吸収の作用を受け持つ部材であり、例えば発泡ポリプロピレンなどからなる。
バンパレインフォースメント9は、バンパカバー7内に配設されて車幅方向に延びるアルミニウムなどの金属製の構造部材であって、図5に示すように、内部中央に梁が設けられた日の字状断面を有する中空部材である。また、バンパレインフォースメント9は、車両前方側の面(前面9a)と、車両後方側の面(後面9b)とを有している。このバンパレインフォースメント9は、車両前後方向に延びる一対の金属製部材であるサイドメンバ13の前端に取り付けられる。
通常、車両の衝突事故においては、車両の進行方向(車両前方)に存在する歩行者や車両と衝突する場合が多い。このため、本実施形態では、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bに配設して、車両前方の歩行者や車両との衝突に伴う衝撃(外力)が、車両前方に設けられたバンパカバー7などから圧力センサ3に直接伝わることをバンパレインフォースメント9の存在によって保護している。
歩行者保護装置10としては、例えばポップアップフードを用いる。このポップアップフードは、車両の衝突検知後瞬時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジンなどの硬い部品との間隔(クリアランス)を増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、歩行者の頭部への衝撃を低減させるものである。なお、ポップアップフードの代わりに、車体外部のエンジンフード上からフロントウインド下部にかけてエアバッグを展開させて歩行者の衝撃を緩衝するカウルエアバッグなどを用いてもよい。
ジョイント部材11は、例えばポリプロピレンなどの樹脂からなり、一端の外径が他端の外径よりも大きく形成された中空状の管継手である。具体的には、一端部側(図3では右側)の外径が他端部側(図3では左側)の外径よりも小さくなっている。すなわち、接続用チューブ4に接続される側の管径が、検出用チューブ部材2に接続される側の管径よりも小さい構成となっている。なお、ジョイント部材11の材質としては、他にもアルミニウムなどの金属を用いてもよく、ジョイント部材11の材質や形状は、検出用チューブ部材2及び接続用チューブ4の形状などに合わせて適宜変更可能であるとする。
そして、本実施形態では、上記した検出用チューブ部材2における非対向部2aの車両後方側に土台部材12が配設されている。土台部材12は、図4に示すように、矩形板状の本体部12aと、この本体部12aから垂直方向(図3では車両前方方向)に延設された接続部12bとからなる平面視L字状の部材である。土台部材12の本体部12aには、ボルト14を締結するための穴12cが2つ並んで設けられている。この穴12cは、車幅方向に延びた長穴形状のものであり、本体部12aの一端部側(図4では左側)に配設されている。土台部材12は、この穴12cにボルト14を貫通させて締結することにより、本体部12aの一端部側がバンパレインフォースメント9に固定されている。なお、穴12c及びボルト14の個数は適宜変更可能であるとする。
また、土台部材12は、ジョイント部材11と一体成形により形成され、例えばポリプロピレンなどの硬質の樹脂からなり、検出用チューブ部材2よりも高い剛性を有しているものとする。なお、土台部材12の材質としては、他にもアルミニウムなどの金属を用いてもよい。この土台部材12の本体部12aは、検出用チューブ部材2の非対向部2a全体に対向するように配設される。すなわち、土台部材12の本体部12aの上下方向の長さは、検出用チューブ部材2の上下方向の長さよりも長くなっているとともに、土台部材12の車幅方向(車両左右方向)の長さは、検出用チューブ部材2の一方側端部(図3では右側端部)からバンパレインフォースメント9の一方側端部(図3では右側端部)までの長さよりも長くなっている。また、土台部材12の本体部12aは、バンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配置される。すなわち、バンパレインフォースメント9の端部の略延長線上に配置される。
次に、本実施形態における車両用衝突検知装置1の衝突時の動作について説明する。車両前方に歩行者などの物体が衝突した際には、バンパ6のバンパカバー7が歩行者との衝突による衝撃により変形する。続いて、バンパアブソーバ8が衝撃を吸収しながら変形すると同時に、検出用チューブ部材2も変形する。このとき、検出用チューブ部材2内の圧力が急上昇し、接続用チューブ4を介して圧力センサ3に圧力変化が伝達する。
ここで、本実施形態では、検出用チューブ部材2の車両後方側に土台部材12が配設された構成となっているので、例えばバンパ6の左右端部付近に歩行者などの物体が衝突した際、車両前方から外力を加えられた検出用チューブ部材2の非対向部2aを、土台部材12によって受け止める構成になっている。すなわち、土台部材12がバンパレインフォースメント9の役割を果たし、非対向部2aが車両後方側に撓むことを防止している。
車両用衝突検知装置1の衝突検知ECU5は、圧力センサ3の検知結果に基づいて、所定の衝突判定処理を実行する。この衝突判定処理では、例えば圧力センサ3及び車速センサ(図示しない)の検出結果に基づいて、衝突物の有効質量を算出し、この有効質量が所定の閾値より大きい場合、歩行者との衝突が発生したものと判定し、更に車両速度が所定の範囲内である場合に、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したものと判定する。ここで、「有効質量」とは、衝突時に圧力センサ3で検知した信号から、運動量と力積の関係を利用して算出する質量をいう。具体的には、圧力センサ3により検出される圧力の値の所定時間における区間積分値を車両速度で割ることにより有効質量が算出される。衝突検知ECU5は、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したと判定した場合、歩行者保護装置10を作動させる制御信号を出力し、歩行者保護装置10を作動させて、上記したように歩行者への衝撃を低減させる。
以上説明したように、第1の実施形態の車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ6内におけるバンパレインフォースメント9の車両前方側に配設された中空の検出用チューブ部材2と、検出用チューブ部材2内の圧力を検出する圧力センサ3とを有し、圧力センサ3による圧力検出結果に基づいてバンパ6への物体の衝突を検知する。そして、中空のチューブ状を呈する部材であって、一端が検出用チューブ部材2に対して中空部が互いに連通するように接続され且つ他端に圧力センサ3が接続される接続用チューブ4と、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4との間に設けられ、前記両部材を結合する中空状のジョイント部材11と、検出用チューブ部材2におけるバンパレインフォースメント9の前面9aと対向しない非対向部2aの車両後方側に配設されて、一部分がジョイント部材11に接続され且つ他の一部分がバンパレインフォースメント9に固定された板状の土台部材12を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、検出用チューブ部材2における非対向部2aの車両後方側に、一部分がジョイント部材11に接続され且つ他の一部分がバンパレインフォースメント9に固定された板状の土台部材12が設けられているので、検出用チューブ部材2の非対向部2aにおいて衝突が生じても、土台部材12によって車両前方から外力を受けた検出用チューブ部材2の非対向部2aを確実に受け止めることができ、当該非対向部2aが車両後方側に撓むことを確実に防ぐことができる。
これにより、検出用チューブ部材2の車両後方側にバンパレインフォースメント9が存在しない部位に衝突が発生した場合でも正確に衝突検知を行うことができるので、車両用衝突検知装置1の衝突検知精度を向上させることができる。また、検出用チューブ部材2の車幅方向の長さに応じてバンパレインフォースメント9を延設する必要がないので、バンパ6の車幅方向端部における内部の省スペース化を図ることができる。
また、ジョイント部材11を介して検出用チューブ部材2が土台部材12及びバンパレインフォースメント9と一体的に構成されているので、検出用チューブ部材2の位置決めを行うことができる。更に、ジョイント部材11を介して検出用チューブ部材2に接続用チューブ4を接続する構成となっているので、接続用チューブ4を検出用チューブ部材2とは別体で形成することができ、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とを外径や材質(剛性)の異なる別部材により形成させることができる。これにより、接続用チューブ4を検出用チューブ部材2よりも小さい径にすることで、車両用衝突検知装置1の省スペース化を図ることができるとともに、接続用チューブ4の剛性を高くして外力に対する耐性を向上させることができる。
また、土台部材12は、非対向部2a全体に対向するように配置されていることを特徴とする。この構成によれば、土台部材12が検出用チューブ部材2の非対向部2a全体に対向するように配置されているので、衝突時において検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方に撓むことをより確実に防ぐことができる。すなわち、検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両前方から外力を受けたとしても、土台部材12によって当該非対向部2a全体を車両後方側にて受け止めることで、土台部材12がバンパレインフォースメント9の代わりの役割を果たす。これにより、検出用チューブ部材2を適切に変形させることができ、衝突検知精度を維持することができる。
また、土台部材12は、検出用チューブ部材2よりも高い剛性を有していることを特徴とする。この構成によれば、土台部材12を検出用チューブ部材2よりも高い剛性とすることにより、衝突時に車両前方から外力を受けた検出用チューブ部材2の非対向部2aを、当該検出用チューブ部材2よりも高い剛性の土台部材12によって確実に受け止めることができ、非対向部2aが車両後方側に撓むことを確実に防止できるとともに、車両用衝突検知装置1の外力に対する耐性を向上させることができる。
また、非対向部2aは、検出用チューブ部材2におけるバンパレインフォースメント9の車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出した部分であることを特徴とする。この構成によれば、バンパ6の左右端部付近に歩行者などの物体が衝突した際に、車両前方から外力を受けた非対向部2aを土台部材12の本体部12aが受け止めることによって、検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方側に撓むことを防止でき、衝突検知精度が低下することを抑制できる。
また、土台部材12は、板状の本体部12aとジョイント部材11に接続される接続部12bとを有し、ジョイント部材11と一体成形により形成されることを特徴とする。この構成によれば、ジョイント部材11と一体成形の土台部材12を用いることにより、部品数を減らすことができ、製造工程を簡略化しながら土台部材12を配設することができる。また、土台部材12は、検出用チューブ部材2の非対向部2aを受け止めるための本体部12aとは別に接続部12bを有しているので、ジョイント部材11の配置位置に応じて接続部12bの形状を適宜変更することにより、土台部材12の本体部12aを適切な位置に配置することができる。
また、土台部材12は、バンパレインフォースメント9の前面9aに固定されることを特徴とする。この構成によれば、土台部材12をバンパレインフォースメント9の前面9aに固定することで、土台部材12を確実に固定できるとともに、土台部材12を検出用チューブ部材2に近接して配設することができる。これにより、検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方に撓むことを一層確実に防止できる。
また、土台部材12は、バンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配設されることを特徴とする。この構成によれば、土台部材12をバンパレインフォースメント9の外形形状に沿って配設することで、検出用チューブ部材2の車幅方向(車両左右方向)の検出範囲を確保することができる。
また、土台部材12は、バンパレインフォースメント9にボルト14の締結により固定されることを特徴とする。この構成によれば、土台部材12を剛性部材であるバンパレインフォースメント9にボルト14の締結により安定して固定することができ、土台部材12の外力に対する耐性を向上させることができる。これにより、検出用チューブ部材2の非対向部2aにおける衝突検知の信頼性を向上させることができる。
また、土台部材12は、ボルト14を締結するための穴12cを有し、この穴12cは、車幅方向に延びた長穴形状であることを特徴とする。この構成によれば、ボルト14を締結するための12cを車幅方向に延びた長穴形状とすることで、各部品の寸法のばらつきや、温度変化による検出用チューブ部材2の膨張及び収縮に伴う変形などを吸収する効果を得ることができる。
また、圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の前面9a(車両前方側)よりも車両後方側、具体的には、バンパレインフォースメント9の後面9bに配置されることを特徴とする。この構成によれば、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9b(車両後方側)に配置しているので、バンパ6の左右端部付近に歩行者など(物体)が衝突しても、バンパレインフォースメント9によって衝撃が低減され、圧力センサ3にバンパカバー7からの衝撃が直接伝わらない。このため、バンパカバー7の変形により圧力センサ3に外力が加わり、この外力により圧力センサ3が損傷してしまうことを防止できる。これにより、車両用衝突検知装置1の耐性を改善できるとともに、車両用衝突検知装置1による衝突検知の信頼性を向上させることができる。
また、圧力センサ3は、バンパレインフォースメント9の後面9bにボルトの締結により固定されることを特徴とする。この構成によれば、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9に確実に固定することができ、衝突時に圧力センサ3が外力により外れたり損傷したりすることを防止できる。
また、本実施形態では、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bの左右両端部側に2つ配設することにより、検出用チューブ部材2における圧力変化を高い精度で検知できるとともに、冗長性を確保できる。すなわち、2つの圧力センサ3の出力を用いて衝突判定を行うことによって、誤検知を防止して正確な衝突検知を行うことができる。
また、接続用チューブ4は、一端が検出用チューブ部材2の車幅方向端部に接続されると共に、バンパレインフォースメント9の車幅方向外側にて湾曲して配設され、他端に圧力センサ3が接続されることを特徴とする。この構成によれば、バンパレインフォースメント9の車幅方向外側に設けられた接続用チューブ4を介して、検出用チューブ部材2と圧力センサ3とが接続される構成となっているので、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の前面9aよりも車両後方側に配置するために、検出用チューブ部材2の車幅方向の長さを短くする必要がない。これにより、検出用チューブ部材2による検出範囲を確保しながら、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の車両後方側に配置することができる。
すなわち、本実施形態の車両用衝突検知装置1では、湾曲可能な接続用チューブ4を用いて検出用チューブ部材2と圧力センサ3とを接続できるので、バンパレインフォースメント9の大きさなどの構造の違いにも対応でき、多様な意匠デザインの車両に対応可能である。これにより、汎用性が高く多くの車種に適用可能であり、搭載性及び耐性の優れた車両用衝突検知装置1を提供することができる。
また、接続用チューブ4は、検出用チューブ部材2とは別体で形成され、中空状のジョイント部材11を介して検出用チューブ部材2に結合されることを特徴とする。この構成によれば、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とをジョイント部材11により確実に接続できるとともに、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4を肉厚や硬度の異なる別部材により容易に構成させることが可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、図7には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第2の実施形態においては、図7に示すように、圧力センサ3は、土台部材12における本体部12aの後面に固定されている。具体的には、土台部材12の本体部12aにおいて、検出用チューブ部材2の非対向部2aに対向する領域の後面に固定されている。
なお、土台部材12は、第1の実施形態と同様に、ジョイント部材11と一体成形により形成され、例えばポリプロピレンなどの硬質の樹脂からなり、検出用チューブ部材2よりも高い剛性を有しているものとする。これにより、圧力センサ3を安定して固定することが可能となっている。
この第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、圧力センサ3を土台部材12における本体部12aの後面に配置することにより、接続用チューブ4をバンパレインフォースメント9の後面9bまで回り込ませる必要がないので、車両用衝突検知装置1の省スペース化を図ることができる。なお、土台部材12をアルミニウムなどの金属製部材から形成してもよい。この場合、圧力センサ3をより安定して固定することができるとともに、衝突時において検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方側に撓むことをより確実に防止できる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、図8には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第3の実施形態においては、図8に示すように、第1の実施形態とは異なり、ジョイント部材11aがL字型形状であるとともに、土台部材12が板状の本体部12aのみからなる。すなわち、板状の本体部12aがジョイント部材11aに直接接続されており、土台部材12は、断面L字状の形状ではないものとなっている。なお、土台部材12は、第1の実施形態と同様に、ジョイント部材11aに一体成形により形成される。
この構成によれば、土台部材12の形状を簡素化することができ、簡易な構成で、衝突時に検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方側に撓むことを防止できる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について、図9、図10を参照して説明する。なお、図9、図10には上記第1の実施形態と同一部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてだけ説明する。第4の実施形態においては、図9、図10に示すように、土台部材12は、検出用チューブ部材2の非対向部2aに対向する領域に、複数の補強部12dを有している。
具体的には、土台部材12の本体部12aにおける非対向部2aに対向する領域の後面に、複数、この場合5個の断面矩形状の補強部12d(リブ)が設けられている。この補強部12dは、例えばポリプロピレンなどの硬度の高い合成樹脂からなり、車幅方向(車両左右方向)に延びて形成されている。なお、補強部12dとして、アルミニウムなどの金属を用いてもよい。また、補強部12dは、土台部材12の車幅方向全体にわたって配設されていなくてもよく、少なくとも検出用チューブ部材2の非対向部2aに対向する領域に配設されていればよい。
この第4の実施形態によれば、土台部材12に設けられた補強部12dによって、土台部材12の剛性が高くなっているので、衝突時において検出用チューブ部材2の非対向部2aが車両後方側に撓むことをより確実に防止できる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形または拡張を施すことができる。例えば、第1の実施形態では、土台部材12は、バンパレインフォースメント9の前面9aに固定されるものとしたが、バンパレインフォースメント9の後面9bに固定されるようにしてもよい。また、検出用チューブ部材2の両端部側における非対向部2aの車両後方側に土台部材12を設けたが、これに限られず、少なくとも非対向部2aの車両後方側に土台部材12を設ければよく、例えば検出用チューブ部材2の車幅方向全体の後方側に土台部材12を設けるようにしてもよい。
また、検出用チューブ部材2の配設位置を変更させてもよい。例えば、図11に示すように、検出用チューブ部材2を、バンパレインフォースメント9の車両前方側におけるバンパアブソーバ8の中央上部に配置してもよい。また、図12に示すように、検出用チューブ部材2を、バンパレインフォースメント9の車両前方側におけるバンパアブソーバ8の前方上部に配置してもよい。更に、上記実施形態では、検出用チューブ部材2の断面形状を略四角形にしたが、これに限られず、断面形状が円形や多角形のものを用いてもよい。
また、第1の実施形態では、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bにおける左右両端部側に2つ配設したが、これに限られず、圧力センサ3を任意の位置に配置可能である。例えば、圧力センサ3をバンパレインフォースメント9の後面9bにおける中央部に配置してもよい。この場合、検出用チューブ部材2の車幅方向中央部において、検出用チューブ部材2と接続用チューブ4とを連通させて接続すればよい。更に、車両用衝突検知装置1の検知精度及び冗長性を向上させるために、圧力センサ3を3つ設けるようにしてもよい。
1 車両用衝突検知装置
2 検出用チューブ部材
2a 非対向部
3 圧力センサ
4 接続用チューブ
5 衝突検知ECU
6 バンパ
7 バンパカバー
8 バンパアブソーバ
9 バンパレインフォースメント
9a 前面
9b 後面
10 歩行者保護装置
11,11a ジョイント部材
12 土台部材
12a 本体部
12b 接続部
12c 穴
12d 補強部
13 サイドメンバ
14 ボルト

Claims (14)

  1. 車両のバンパ(6)内におけるバンパレインフォースメント(9)の車両前方側に配設された中空の検出用チューブ部材(2)と、前記検出用チューブ部材内の圧力を検出する圧力センサ(3)とを有し、前記圧力センサによる圧力検出結果に基づいて前記バンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)において、
    中空のチューブ状を呈する部材であって、一端が前記検出用チューブ部材に対して中空部が互いに連通するように接続され且つ他端に前記圧力センサが接続される接続用チューブ(4)と、
    前記検出用チューブ部材と前記接続用チューブとの間に設けられ、前記両部材を結合する中空状のジョイント部材(11)と、
    前記検出用チューブ部材における前記バンパレインフォースメントの前面(9a)と対向しない非対向部(2a)の車両後方側に配設されて、一部分が前記ジョイント部材に接続され且つ他の一部分が前記バンパレインフォースメントに固定された板状の土台部材(12)と、
    を備えたことを特徴とする車両用衝突検知装置。
  2. 前記土台部材は、前記非対向部全体に対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 前記土台部材は、前記検出用チューブ部材よりも高い剛性を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用衝突検知装置。
  4. 前記非対向部は、前記検出用チューブ部材における前記バンパレインフォースメントの車幅方向端部よりも車幅方向外方にはみ出した部分であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  5. 前記土台部材は、板状の本体部(12a)と前記ジョイント部材に接続される接続部(12b)とを有し、前記ジョイント部材と一体成形により形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  6. 前記土台部材は、前記バンパレインフォースメントの前面または後面(9b)に固定されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  7. 前記土台部材は、前記バンパレインフォースメントの外形形状に沿って配設されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  8. 前記土台部材は、前記バンパレインフォースメントにボルト(14)の締結により固定されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  9. 前記土台部材は、前記ボルトを締結するための穴(12c)を有し、
    前記穴は、車幅方向に延びた長穴形状であることを特徴とする請求項8に記載の車両用衝突検知装置。
  10. 前記土台部材は、少なくとも前記非対向部に対向する領域に補強部(12d)を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  11. 前記圧力センサは、前記バンパレインフォースメントの前面よりも車両後方側に配置されることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  12. 前記圧力センサは、前記バンパレインフォースメントの後面にボルトの締結により固定されることを特徴とする請求項11に記載の車両用衝突検知装置。
  13. 前記圧力センサは、前記土台部材の後面に固定されることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  14. 前記接続用チューブは、一端が前記検出用チューブ部材の車幅方向端部に接続されると共に前記バンパレインフォースメントの車幅方向外側にて湾曲して配設され、他端に前記圧力センサが接続されることを特徴とする請求項4から13のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
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