JP2015093403A - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブの実行が1回目であっても当該ジョブの印刷完了までの時間を精度よく予測できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、複数部数の印刷処理を含むジョブを取得して(ステップS1000)、当該ジョブを実行する。画像形成装置は、当該ジョブの実行時に複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測する(ステップS1060〜ステップS1090)。画像形成装置はさらに、計測した所定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出し(ステップS1100及びステップS1110)、算出したジョブ完了時間を表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関し、特に、ジョブの完了に要する時間を予測する技術に関する。
情報機器の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、画像通信モード(代表的にはファクシミリモード)、ネットワーク対応のプリントモード、及びスキャナモードのような複数のモードを有するものも多くなってきている。
こうした画像形成装置において、印刷指示したジョブの印刷完了までの時間がどれくらいかを把握したいという要望が従来からある。ジョブの印刷完了までの時間が分かれば、ユーザにとって、例えば当該ジョブの実行中に他の作業を行なうことができるか否かの判断が容易になる。さらに、例えば複数台の画像形成装置が事業所に設置されており、いずれの画像形成装置においてもジョブが実行されている場合、実行されているジョブの印刷完了までの時間を比較することによって、実行中のジョブが最も早く終了する画像形成装置を容易に判別できる。すなわち、所望のジョブを実行したい場合に、より早く当該ジョブを実行できる画像形成装置を容易に判別できる。
ジョブの印刷完了までの時間を予測する技術として、従来、印刷出力の条件毎に出力時間が管理された出力時間予測テーブルを持ち、その出力時間予測テーブルに従ってジョブの印刷出力時間を算出して予測する技術が知られている。しかし、このような技術を用いて算出した時間(ジョブの印刷完了までの時間)は、精度がそれほど高くなかった。例えば商業印刷等の分野で用いられる画像形成装置では、大量枚数の印刷処理を実行するため、予測時間の精度が低いと、予測した時間と実際の時間とに大きなズレが生じてしまう。
後掲の特許文献1は、印刷完了までの時間をより精度よく予測することが可能な画像形成装置を提案する。この画像形成装置は、実行されたジョブの印刷完了までの時間を計測(実測)し、計測した印刷完了までの時間を保存する。画像形成装置は、再度同じジョブの印刷指示を受付けると、保存されている印刷完了までの時間を読出しその時間を操作部に表示する。再度同じジョブが実行される場合、当該ジョブの印刷完了までに実際に要した時間が操作部に表示されるので、印刷完了までの時間の予測精度が向上する。
特開2007−144699号公報
特許文献1において、印刷完了までの時間をより精度よく予測できるのは、実行されるジョブと同じジョブがそれ以前に実行されている場合に限られる。実行されるジョブと同じジョブが予め実行されていない場合、すなわちジョブの実行が1回目である場合、当該ジョブの印刷完了までに実際に要した時間が保存されていないので、この場合は印刷完了までの時間の予測精度を向上させることが困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、ジョブの実行が1回目であっても当該ジョブの印刷完了までの時間を精度よく予測できる画像形成装置及び画像形成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、複数部数の印刷処理を含むジョブを実行するためのジョブ実行手段と、ジョブの実行時に複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測するための計測手段と、計測手段が計測した、所定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための算出手段と、算出手段が算出したジョブ完了時間を表示するための表示手段とを含む。
複数部数の印刷処理を含むジョブを実行する場合、画像形成装置は、ジョブの実行時に複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測する。計測した所定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出する。所定の部の印刷処理に実際に要した時間を用いて、複数部数の印刷処理を含むジョブの完了時間を算出することにより、ジョブの実行が1回目であっても当該ジョブの印刷完了までの時間(ジョブ完了時間)を精度よく予測できる。
好ましくは、計測手段は、1部目の印刷処理に要する時間を計測するための手段を含み、算出手段は、1部目の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための手段を含む。
より好ましくは、計測手段は、各部の印刷処理に要する時間をそれぞれ計測するための手段を含み、算出手段は、部単位の印刷処理が終了する毎に、終了した部の印刷処理に要した時間の平均値を算出し、当該平均値を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための手段を含み、画像形成装置はさらに、所定の時間間隔でジョブ完了時間の表示を更新するよう表示手段の表示を制御するための表示制御手段を含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、所定の部の印刷処理の実行時に、当該印刷処理を遅延させる特別の処理が実行されたか否かを判定するための判定手段をさらに含み、算出手段は、判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、所定の部の印刷処理に要した時間から特別の処理に要した時間を差し引き、当該差し引いた時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出する。
さらに好ましくは、画像形成装置は、判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、特別の処理が実行されたことをユーザに通知するための通知手段をさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、所定の部の印刷処理に要した時間を用いて算出したジョブ完了時間よりも実際のジョブ完了時間が短くなることをユーザに通知するための手段をさらに含む。
さらに好ましくは、画像形成装置は、所定枚数の印刷処理が実行される毎に印刷画質の画質調整処理を行なうための画質調整手段と、前回の画質調整処理が実行された後に実行された印刷処理の枚数に基づいて、ジョブの実行中に画質調整処理が実行されるか否かを判定するための手段とをさらに含み、算出手段は、画質調整処理が実行されるか否かに応じて、画質調整処理に要する時間を加えてジョブ完了時間を算出する。
さらに好ましくは、画像形成装置は、判定するための手段による判定結果が肯定であることに応答して、画質調整処理が予定されているためにジョブ完了時間が通常よりも長くなることをユーザに通知するための手段をさらに含む。
本発明の第2の局面に係る画像形成システムは、画像形成装置と、画像形成装置に接続され、当該画像形成装置に対して、複数部数の印刷処理を含むジョブを送信する情報処理装置とを含む画像形成システムである。この画像形成システムにおいて、画像形成装置は、情報処理装置から送信されたジョブを受信するための受信手段と、受信したジョブを実行するためのジョブ実行手段と、ジョブの実行時に複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測するための計測手段と、計測手段が計測した、所定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための算出手段と、算出したジョブ完了時間を情報処理装置に送信するための手段とを含む。情報処理装置は、画像形成装置から送信されたジョブ完了時間を受信するための手段と、受信したジョブ完了時間を表示するための手段とを含む。
以上より、本発明によれば、ジョブの実行が1回目であっても当該ジョブの印刷完了までの時間を精度よく予測できる画像形成装置及び画像形成システムを得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置の操作部に表示されるジョブステータス画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。 図6に示す画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図9のステップS4000の詳細なフローである。 本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置の操作部に表示されるジョブステータス画面及び通知画面の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る画像形成装置の操作部に表示されるジョブステータス画面及び通知画面の一例を示す図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
[全体構成]
図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置100は、コピー機能及びプリンタ機能等を備える複合機(MFP)である。この画像形成装置100は、レーザー光を露光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかし、他の形式の印刷機能を備えたものであってもよい。
画像形成装置100は主として装置本体102と自動原稿搬送装置104とを含み、画像データに基づいて所定のシート(記録用紙)に多色又は単色の画像を形成する。画像形成装置100は、外部からの入力により、又は画像形成装置100が備える原稿読取機能により画像データを含むジョブを取得して、取得したジョブを実行する。ジョブとは、印刷等の画像形成に関する一連の動作を指す。例えば複数枚の原稿をコピーする場合には、複数枚の原稿のコピーに関する一連の動作が1ジョブであり、複数部数のコピーを行なう場合は、複数部数分のコピーに関する一連の動作が1ジョブである。
装置本体102の上面には、原稿が載置される透明ガラスからなる原稿載置台(図示せず。)が設けられている。この原稿載置台上に自動原稿搬送装置104が取付けられている。自動原稿搬送装置104はトレイ上にセットされた原稿を原稿載置台上に自動で搬送する。
装置本体102の一方の側部には、後処理装置300が連結されている。後処理装置300は、後処理として画像形成済み(印刷済み)の記録用紙を例えばステープル留めするステープル処理、及び記録用紙にパンチ穴をあけるパンチ処理に対応可能である。後処理装置300の外部には、記録用紙を排紙するための排紙トレイ310が設けられている。
装置本体102の他方の側部には、大量枚数(例えば約5000枚)の記録用紙を収納可能な大容量給紙ユニット400が連結されている。さらに装置本体102の他方の側部には、手差トレイ106が設置されている。装置本体102の下側には、複数枚(例えば約500枚)の記録用紙を収納可能な給紙トレイ108(108a、108b及び108c)が設けられている。大容量給紙ユニット400、手差トレイ106、及び給紙トレイ108にはそれぞれ給紙ローラ(図示せず。)が設けられており、この給紙ローラによって記録用紙が1枚単位で連続的に給送される。
画像形成装置100はまた、ジョブの印刷完了までの時間(以下「ジョブ完了時間」と呼ぶことがある。)を予測する機能を持つ。本実施の形態に係る画像形成装置100は、後述するように、複数部数の印刷処理を含むジョブに対して、ジョブ完了時間をより精度よく予測することが可能である。
[ハードウェア構成]
図2を参照して、画像形成装置100は、制御部110、原稿読取部120、画像処理部130、画像形成部140、給紙部150、画質調整部160、タイマ部170、操作部180、及びNIC(Network Interface Card)200を含む。
制御部110は、実質的にコンピュータであって、画像形成装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)112、プログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)114、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)116、及び記憶装置118を含む。記憶装置118は、通電が遮断された場合にもデータを保持する不揮発性記憶装置であり、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等である。CPU112には、BUSライン210が接続されており、このBUSライン210には、ROM114、RAM116及び記憶装置118が電気的に接続される。
CPU112は、操作部180等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置100の各部の動作及び情報処理装置(図示せず。)等の外部機器との通信等の所望の処理を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、予めROM114又は記憶装置118に記憶されており、所望の処理の実行時において、当該ROM114又は記憶装置118から読出されてRAM116に転送される。CPU112は、CPU112内の図示しないプログラムカウンタと呼ばれるレジスタに格納された値によって指定される、RAM116内のアドレスからプログラムの命令を読出し、解釈する。CPU112はまた、読出された命令によって指定されるアドレスから演算に必要なデータを読出し、そのデータに対し命令に対応する演算を実行する。実行の結果も、RAM116、記憶装置118及びCPU112内のレジスタ等の、命令によって指定されるアドレスに格納される。
記憶装置118には、画像形成装置100の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。このコンピュータプログラムは、ネットワーク50及びNIC200を介して、情報処理装置等から提供される。なお、このコンピュータプログラムは、そのコンピュータプログラムが記録された、例えばDVD等の記憶媒体によって提供されてもよい。すなわち、コンピュータプログラムの記録媒体としてのDVDが、画像形成装置100内に内蔵されるDVDドライブ(図示せず。)に装着され、そのDVDからコンピュータプログラムが読出されて記憶装置118にインストールされてもよい。記憶装置118は、他に、画像データ等を含む各種データを記憶する。ROM114又は記憶装置118には、印刷出力の条件毎に出力時間が管理された管理テーブルも記憶されている。管理テーブルには、例えば後処理(ステープル処理、パンチ処理等)、集約印刷、及び両面印刷等の処理に要する時間が管理されている。
BUSライン210には、さらに、原稿読取部120、画像処理部130、画像形成部140、給紙部150、画質調整部160、タイマ部170、操作部180、及びNIC200が電気的に接続される。
原稿読取部120は、スキャナ及びCCD(Charge−Coupled Device)ラインセンサ(以上いずれも図示せず。)を含む。スキャナは、ユーザによって手動で、又は、自動原稿搬送装置104によって、原稿載置台上に載置された原稿の画像表面に対し光源(図示せず。)から光を照射することによって得られる反射光像をCCDラインセンサ上に結像させ、光源を移動させながら原稿をスキャンする。CCDラインセンサは、結像した反射光像を順次光電変換して画像データとして画像処理部130に対して出力する。すなわち、原稿読取部120は、原稿のコピー時又はスキャン時に、原稿載置台に載置される原稿からスキャナによって画像情報を読取り、読取った画像情報をCCDラインセンサによって電気信号に変換して画像データとして画像処理部130に対して出力する。
画像処理部130は、MPU(Micro Processing Unit、図示せず。)を含む。画像処理部130は、原稿読取部120、又は、情報処理装置等から受信した画像データに対して、例えば、ラスタライズ処理等の所定の画像処理を含む各種処理を施して所定の階調の印刷データを作成し、画像形成部140に対して出力する。
画像形成部140は、画像データによって示される画像をカラー又は単色で記録用紙に印刷するものであって、例えば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、及び除電装置等を備えている。画像形成部140には、例えば、搬送路が設けられており、給紙部150から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。
給紙部150は、給紙トレイ108、及び手差トレイ106を含む。装置本体102に大容量給紙ユニット400が連結されている場合、給紙部150は大容量給紙ユニット400をさらに含む。給紙部150は、大容量給紙ユニット400に収納された記録用紙、給紙トレイ108に収納された記録用紙、又は手差トレイ106に載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部140の搬送路へと送り出す。給紙部150は記録用紙の給紙を検出するセンサ(図示せず。)をさらに含む。画像形成部140の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、さらに定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。なお、給紙部150は、印刷処理の実行途中における給紙トレイ108等の変更、又は給紙トレイ108等への記録用紙の補充を検出する機能を持つ。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。
定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は、後処理装置300によって後処理が行なわれた後、又は後処理が行なわれずに排紙トレイ310に排出される。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に対応するデータである。したがって、感光体ドラム、帯電装置、現像装置、クリーニング装置は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4つの画像形成ユニットが構成されている。
画像形成部140には、4つの画像形成ユニットの各々の感光体ドラムに接する無端状の転写ベルト(図示せず。)が設けられている。この転写ベルトを介して、各感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が記録用紙に転写される。
画像形成部140はさらに、トナーカートリッジが装着されるカートリッジ装着部(図示せず。)を含む。カートリッジ装着部は装着されているトナーカートリッジを個別に認識し、トナーカートリッジの交換又はトナー補給等を検出する。
画質調整部160は、画像形成装置100(画像形成部140)の画質を調整するための機能部である。この画質調整部160は、制御部110の指示により画質調整処理を実行する。画質調整処理は、レジスト調整(以下「レジ調」と呼ぶ。)及びプロセスコントロール(以下「プロコン」と呼ぶ。)等の印刷ジョブ中に自動的に画質調整を行なう処理を含む。画質調整部160は、テストパターンのパターン間隔を検出する検出装置(図示せず。)及びパターン画像の濃度を検出する濃度センサ(図示せず。)を含む。
レジ調では、各画像形成ユニットによって所定パターンのパッチ画像を転写ベルト上に形成し、各色のパターン間隔を検出装置にて読取る。読取ったパターン間隔から各色間の印刷位置の位置ズレ量(補正量)を検出し、検出した補正量を画像形成条件に反映させる(画像形成パラメータを変更する)ことによって画質の調整(位置ズレ調整)を行なう。
プロコンでは、各画像形成ユニットによってテスト用のパッチ画像を形成し、濃度センサによって、感光体ドラム上のパッチ画像及び転写ベルト上のパッチ画像の印刷濃度を読取り、読取った印刷濃度に基づいて補正量を検出する。検出した補正量を画像形成条件に反映させることによって画質の調整(濃度調整)を行なう。具体的には、検出した補正量に基づいて、例えば、現像バイアス電圧値、帯電電位設定値及びレーザパワー等の画像形成パラメータを調整することにより印刷濃度(画質)を調整する。
制御部110は印刷枚数をカウントする機能を持ち、所定枚数の印刷処理が実行される毎に画質調整部160に画質調整処理を実行させる。
タイマ部170は、例えば複数部数の印刷処理を含むジョブが実行された際に、複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測する。本実施の形態では、タイマ部170は1部目の印刷処理に要する時間を計測する。具体的には、タイマ部170は1部目の最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されると計測を開始し、1部目の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されると計測を停止する。
操作部180は、タッチパネルディスプレイ190を含む。タッチパネルディスプレイ190は、液晶パネル等で構成された表示パネルと、表示パネルの上に配置され、タッチされた位置を検出するタッチパネルとを含む。表示パネルは、画像形成装置100の状態及び各種処理の状態に関する情報等の各種情報をユーザに提供する。このタッチパネルディスプレイ190はまた、ユーザに対して対話的な操作インターフェイスを提供する。この対話的な操作インターフェイスは、タッチパネルから画像形成装置100全体の動作に対するユーザの指示を受付け、その指示の内容を表示パネルに表示するとともに、その指示に応じた制御信号を制御部110又は画像処理部130に対して出力する。
NIC200は、ネットワーク50とのインターフェイスをとる。画像形成装置100は、このNIC200を介して、ネットワーク50上の情報処理装置等と、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を行なうことができる。画像形成装置100は、NIC200を介して、情報処理装置から印刷ジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信できる。
[ソフトウェア構成]
図3を参照して、ジョブ完了時間の予測処理を実行するために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。以下では、印刷処理としてコピー印刷が実行される場合について説明する。
このプログラムは、原稿読取部120が原稿の画像を読取ることによって、複数部数(例えばN部数)の印刷処理を含むジョブを取得したことに応じて開始する。このプログラムは、N部数の印刷処理を含むジョブを取得するステップS1000と、ステップS1000の後に実行され、N部数の印刷処理を含むジョブのうちの1部目の印刷処理に要する時間の理論値を算出するステップS1010と、ステップS1010の後に実行され、算出した1部目の理論値を用いて当該ジョブの印刷完了までの時間を算出するステップS1020と、ステップS1020の後に実行され、算出した当該ジョブの印刷完了までの時間をRAM116又は記憶装置118に記憶するステップS1030とを含む。
ステップS1010では、制御部110は画像形成装置の処理能力(単位時間当たりの印刷枚数:印刷速度)に基づいて、1部目の印刷処理に要する時間(基本時間)を算出する。後処理及び集約印刷等の印刷条件(出力条件)が設定されている場合は、管理テーブルに従って1部目の印刷処理に要する時間を算出する。具体的には、設定されている印刷条件の処理に要する時間を管理テーブルに基づいて算出し、それらの時間を上記基本時間に加算することによって、1部目の印刷処理に要する時間(理論値)を算出する。ステップS1020では、制御部110はステップS1010で算出した1部目の理論値を部数倍(例えばN倍)することによって、当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する。
このプログラムはさらに、ステップS1030の後に実行され、印刷処理の実行指示(印刷指示)がされたか否かを判定し、印刷処理の実行指示がされるまで待機するステップS1040と、ステップS1040において印刷処理の実行指示がされたと判定された場合に実行され、タイマ部170を初期化するステップS1050と、ステップS1050の後に実行され、1部目の印刷処理が開始されたか否かを判定し、1部目の印刷処理が開始されるまで待機するステップS1060と、ステップS1060において1部目の印刷処理が開始されたと判定された場合に実行され、タイマ部170に計測を開始させるステップS1070と、ステップS1070の後に実行され、1部目の印刷処理が終了したか否かを判定し、1部目の印刷処理が終了するまで待機するステップS1080と、ステップS1080において1部目の印刷処理が終了したと判定された場合に実行され、タイマ部170に対して計測を停止させるステップS1090とを含む。
ステップS1040では、ユーザによる印刷処理の実行指示を受付けた場合、又は取得した、複数部数の印刷処理を含む上記ジョブの実行順序がまわってきた場合に、制御部110は印刷処理の実行指示がされたと判定する。ステップS1060では、制御部110は給紙部150からの信号を受信することによって1部目の最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されたことを検出すると、1部目の印刷処理が開始されたと判定する。ステップS1080では、制御部110は1部目の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されたことを検出すると、1部目の印刷処理が終了したと判定する。
このプログラムはさらに、ステップS1090の後に実行され、タイマ部170によって計測された、1部目の印刷処理に要した時間(実測値)をRAM116又は記憶装置118に記憶するステップS1100と、ステップS1100の後に実行され、1部目の実測値を用いて当該ジョブのジョブ完了時間を算出するステップS1110と、ステップS1110の後に実行され、算出したジョブ完了時間をRAM116又は記憶装置118に上書き記憶することによって、ジョブ完了時間を更新し、このプログラムを終了するステップS1120とを含む。ステップS1110では、制御部110は記憶した1部目の実測値を(部数−1)倍((N−1)倍)することによって、当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する。部数から1を引くのは既に1部の印刷処理が終了しているからである。ステップS1110では、制御部110は算出したジョブ完了時間を上書き記憶した時刻と関連付けて記憶する。
図4を参照して、予測したジョブ完了時間を操作部180(タッチパネルディスプレイ190)に表示するために、画像形成装置100で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
このプログラムは、ジョブステータス画面の表示指示を受付けたことに応じて開始する。このプログラムは、ジョブステータス画面の表示指示を受付けるステップS1200と、ステップS1200の後に実行され、ジョブステータス画面をタッチパネルディスプレイ190に表示するステップS1210と、ステップS1210の後に実行され、RAM116又は記憶装置118に記憶されているジョブ完了時間を読出し、読出したジョブ完了時間をジョブステータス画面に表示するステップS1220とを含む。
図5を参照して、ジョブステータス画面500には、例えば、取得したジョブの名称、ジョブのモード(例えばコピーモード、プリントモード等)、ジョブの印刷ページ数、ジョブの「終了時刻」、ジョブの「印刷時間」(ジョブが実行されてから終了するまでの時間)、及びジョブの状況(実行中又は待機中)が表示される。さらにジョブステータス画面500には、取得したジョブの「累積時間」(印刷時間の累積時間)が表示される。本実施の形態では、ジョブステータス画面500において、ジョブ完了時間がジョブの「終了時刻」及びジョブの「印刷時間」として表示されている。
再び図4を参照して、このプログラムはさらに、ステップS1220の後に実行され、所定の時間(例えば約30秒)が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過するまで待機するステップS1230と、ステップS1230において所定の時間が経過したと判定された場合に実行され、ジョブステータス画面500の表示を更新するステップS1240と、ステップS1240の後に実行され、ユーザによる画面の表示を切替える指示があったか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS1250とを含む。ステップS1250において、画面の表示を切替える指示がないと判定された場合は、制御はステップS1230に戻る。ステップS1250において、画面の表示を切替える指示があったと判定された場合は、このプログラムは終了する。
[動作]
本実施の形態に係る画像形成装置100は以下のように動作する。以下の説明では、画像形成装置100の動作の内、本発明に関連する部分のみを説明する。他の動作は従来の画像形成装置の動作と同様である。
ユーザによって、複数部数の印刷処理を行なうコピー印刷の開始指示がされたとする。画像形成装置100は、原稿読取部120により原稿の画像を読取り、複数部数の印刷処理を含むジョブを取得する(図3に示すステップS1000)。画像形成装置100は取得したジョブの1部目の印刷処理に要する時間の理論値を算出し(ステップS1010)、算出した時間(理論値)を用いて当該ジョブのジョブ完了時間を算出する(ステップS1230)。画像形成装置100は、算出したジョブ完了時間(理論値)をRAM116又は記憶装置118に記憶する(ステップS1030)。画像形成装置100は、ジョブステータス画面500の表示時(図4に示すステップS1210)又はジョブステータス画面500の表示更新時(ステップS1240)に算出したジョブ完了時間(理論値)を読出し、ジョブステータス画面500内に表示する。
画像形成装置100は、このジョブに対する印刷処理の実行指示を検知すると(図3に示すステップS1040においてYES)、タイマ部170を初期化する(ステップS1050)。画像形成装置100は、記録用紙に画像を形成するために給紙部150に記録用紙を給紙させる。給紙部150は、1部目の最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されたことをセンサによって検出すると、そのことを示す検出信号を制御部110に送信する。制御部110は給紙部150からの検出信号を受信することによって、1部目の最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されたことを検出する。これにより、制御部110は1部目の印刷処理が開始されたことを検出する(ステップS1060においてYES)。1部目の印刷処理が開始されたことを検出すると、制御部110はタイマ部170に1部目の印刷処理に要する時間の計測を開始させる(ステップS1070)。
制御部110は1部目の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されたことを検出することによって、1部目の印刷処理が終了したことを検出する(ステップS1080においてYES)。制御部110は、1部目の印刷処理が終了したことを検出したことに応答して、タイマ部170による計測を停止するよう当該タイマ部170を制御する(ステップS1090)。
制御部110はタイマ部170によって計測された1部目の印刷処理に要した時間(実測値)を用いて当該ジョブのジョブ完了時間を算出する(ステップS1110)。算出したジョブ完了時間をRAM116又は記憶装置118に上書き記憶する(ステップS1120)。このとき、制御部110は当該ジョブ完了時間を上書き記憶した時刻と関連付けて記憶する。画像形成装置100は、ジョブステータス画面500の表示時又はジョブステータス画面500の表示更新時にこのジョブ完了時間を読出し、ジョブステータス画面500内に表示する。
図5を参照して、例えばジョブ1が複数部数の印刷処理を含むジョブである場合、ジョブ1の1部目の印刷処理が終了すると、1部目の印刷処理に要した時間(実測値)を用いて算出されたジョブ完了時間がジョブステータス画面500内に表示される。ジョブステータス画面500の「終了時刻」には、ジョブ完了時間を用いて算出された、当該ジョブの終了時刻が表示される。ジョブステータス画面500の「印刷時間」には、ジョブ完了時間が表示される。ジョブ完了時間を記憶した後も印刷処理が継続しているため、画像形成装置100は例えばジョブステータス画面500の表示更新等のタイミングで、ジョブ完了時間を記憶した時刻からの経過時間を差し引いた印刷時間に表示を切替える。
[作用・効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る画像形成装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
複数部数の印刷処理を含むジョブを実行する場合、画像形成装置100は、ジョブの実行時に1部目の印刷処理に要する時間を計測する。計測した1部目の印刷処理に要した時間を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出する。1部の印刷処理に実際に要した時間を用いて、複数部数の印刷処理を含むジョブの完了時間を算出することにより、ジョブの実行が1回目(初回)であっても当該ジョブの印刷完了までの時間(ジョブ完了時間)を精度よく予測できる。
(第2の実施の形態)
[全体構成]
図6を参照して、本実施の形態に係る画像形成システム600は、画像形成装置700と、ネットワーク50を介して画像形成装置700と接続される情報処理装置800とを含む。画像形成装置700は、第1の実施形態に係る画像形成装置100と同じ画像形成装置である。情報処理装置800は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)からなり、情報を表示するための表示装置810を含む。
情報処理装置800は画像形成装置700に対してジョブを送信する。画像形成装置700は情報処理装置800から送信されたジョブを受信して印刷処理を実行する。情報処理装置800から送信されたジョブを画像形成装置700で実行する場合、当該ジョブに含まれる画像データを、印刷処理を行なうことが可能な印刷データに変換するためにRIP(Raster Image Processor)処理が行なわれる。画像形成装置700は、情報処理装置800から送信されたジョブを受信すると、RIP処理を行なった後に印刷処理を実行する。
情報処理装置800から送信されたジョブが複数部数の印刷処理を含むジョブである場合、画像形成装置700は、1部目の印刷処理が終了するまでは、RIP処理に要する時間、画像形成部140(印刷エンジン)の処理能力(単位時間当たりの印刷枚数)、後処理の有無等により、当該ジョブの印刷完了までの時間を算出してジョブステータス画面内に表示する。RIP処理で生成した画像データ(印刷データ)は2部目からの印刷に使用するために記憶装置118に格納される。
画像形成装置700は、第1の実施の形態と同様、1部目の印刷処理が終了すると1部目の印刷処理に要した時間(実測値)から当該ジョブの印刷完了までの時間を算出し、ジョブステータス画面内に表示する。なお、2部目以降の印刷処理では1部目の印刷処理の際にRIP処理で生成された画像データを用いるため、RIP処理は行なわれない。そのため、1部目の印刷処理に要した時間(実測値)を用いてジョブ完了時間を算出する際に、RIP処理に要する時間を差し引いてジョブ完了時間が算出される。
画像形成装置700は、情報処理装置800から送信されたジョブの印刷完了までの時間(ジョブ完了時間)を算出すると、算出したジョブ完了時間を当該情報処理装置800に送信する。情報処理装置800は、表示装置810に表示されたステータス画面内に画像形成装置700から送信されたジョブ完了時間を表示する。すなわち、情報処理装置800の表示装置810にもジョブ完了時間が表示される。
[ソフトウェア構成]
図7を参照して、情報処理装置800から送信されたジョブのジョブ完了時間の予測処理を実行するために、画像形成装置700で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。図7のプログラムは、図3のステップS1000〜ステップS1020、ステップS1100、及びステップS1110に代えて、ステップS2000〜ステップS2040を含む。ステップS1030〜ステップS1090、及びステップS1120における処理は、図3に示される各ステップにおける処理と同じである。以下、異なる部分について説明する。
このプログラムは、情報処理装置800から送信された、複数部数(例えばN部数)の印刷処理を含むジョブを受信したことに応じて開始する。このプログラムは、N部数の印刷処理を含むジョブを取得するステップS2000と、ステップS2000の後に実行され、1部目の印刷処理に要する時間の理論値を算出するステップS2010と、ステップS2010の後に実行され、算出した1部目の理論値を用いて当該ジョブの印刷完了までの時間を算出するステップS2020とを含む。ステップS2010及びステップS2020では、RIP処理に要する時間、画像形成部140(印刷エンジン)の処理能力(単位時間当たりの印刷枚数)、後処理の有無等により、当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する。ステップS2020の処理が終了すると、制御はステップS1030に進む。
このプログラムはさらに、ステップS1090の後に実行され、タイマ部170によって計測された、1部目の印刷処理に要した時間をRAM116又は記憶装置118に記憶するステップS2030と、ステップS2030の後に実行され、1部目の実測値を用いて当該ジョブのジョブ完了時間を算出するステップS2040とを含む。ステップS2030では、1部目の印刷処理に要した時間にRIP処理に要した時間が含まれる場合、RIP処理に要した時間を差し引いた時間を1部目の印刷処理に要した時間として記憶する。ステップS2040では、記憶された1部目の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出する。ステップS2040の処理が終了すると、制御はステップS1120に進む。
(第3の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、印刷処理が完了した部の当該印刷処理に要した時間を随時ジョブ完了時間の計算に考慮してジョブ完了時間を更新する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
本画像形成装置は、複数部数(例えばN部数)の印刷処理を含むジョブが実行された場合、1部目の印刷処理が終了すると1部目の印刷処理に要した時間を用いて当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する。この点は第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、2部目以降の印刷処理が終了すると、印刷処理が終了する毎にその印刷処理に要した時間をジョブ完了時間の計算に考慮してジョブ完了時間の表示を更新する。具体的には、2部目の印刷処理が終了すると、2部目の印刷処理に要した時間と1部目の印刷処理に要した時間との平均値を算出し、その平均値(平均時間)を用いて残りの部の印刷処理に要する時間(ジョブ完了時間)を計算する。同様に、3部目の印刷処理が終了すると、3部目の印刷処理に要した時間、2部目の印刷処理に要した時間及び1部目の印刷処理に要した時間の平均値を算出し、その平均値(平均時間)を用いて残りの部の印刷処理に要する時間(ジョブ完了時間)を計算する。4部目以降の印刷処理が終了した場合も同様にしてジョブ完了時間を計算する。計算したジョブ完了時間を用いて、ジョブステータス画面内の印刷終了時間(「終了時刻」及び「印刷時間」)の表示を更新する。これにより、印刷処理が終了した部数が増えるにしたがいジョブ完了時間の予測精度が高くなる。
[ソフトウェア構成]
本実施の形態に係る画像形成装置では、図3に示されるプログラムに代えて、図8に示されるプログラムが実行される。図8のプログラムは、図3のステップS1050〜ステップS1120に代えて、ステップS3000〜ステップS3100を含む。ステップS1000〜ステップS1040における処理は、図3に示される各ステップにおける処理と同じである。以下、異なる部分について説明する。
図8を参照して、このプログラムは、ステップS1040において印刷処理の実行指示がされたと判定された場合に実行され、何部目の印刷処理が実行されるかを示す係数nを初期化(n=1)するステップS3000と、ステップS3000の後に実行され、タイマ部を初期化するステップS3010と、ステップS3010の後に実行され、n部目の印刷処理が開始されたか否かを判定し、n部目の印刷処理が開始されるまで待機するステップS3020と、ステップS3020においてn部目の印刷処理が開始されたと判定された場合に実行され、タイマ部に計測を開始させるステップS3030と、ステップS3030の後に実行され、n部目の印刷処理が終了したか否かを判定し、n部目の印刷処理が終了するまで待機するステップS3040と、ステップS3040においてn部目の印刷処理が終了したと判定された場合に実行され、タイマ部に対して計測を停止させるステップS3050とを含む。
ステップS3020では、n=1の場合(1部目の印刷処理の場合)、1部目の最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されたことを検出すると、n部目の印刷処理が開始されたと判定する。一方、nが2以上の場合(2部目以降の印刷処理の場合)、その直前の部の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されたことを検出すると、n部目の印刷処理が開始されたと判定する。ステップS3040では、n部目の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されたことを検出すると、n部目の印刷処理が終了したと判定する。
このプログラムはさらに、ステップS3050の後に実行され、タイマ部によって計測された、n部目の印刷処理に要した時間(実測値)をRAM又は記憶装置に記憶するステップS3060と、ステップS3060の後に実行され、n部目までの実測値の平均値を算出し、算出した平均値(平均時間)を用いて当該ジョブのジョブ完了時間を算出するステップS3070と、ステップS3070の後に実行され、算出したジョブ完了時間をRAM又は記憶装置に上書き記憶することによって、ジョブ完了時間を更新するステップS3080と、ステップS3080の後に実行され、実行された部(係数n)がジョブに含まれる部数Nより1少ない部((N−1)部)目であるか否か(n=N−1か否か)を判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS3090と、ステップS3090においてn=N−1ではないと判定された場合に実行され、係数nに1を加えるステップS3100とを含む。ステップS3100の処理が終了すると、制御はステップS3010に戻る。ステップS3090においてn=N−1であると判定された場合は、このプログラムは終了する。
[作用・効果]
タイマ部は、ジョブに含まれる各部の印刷処理に要する時間をそれぞれ計測する。画像形成装置は、部単位の印刷処理が終了する毎に終了した部の印刷処理に要した時間の平均値を算出し、当該平均値を用いてジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出する。そして、ジョブ完了時間の表示を更新する。これにより、印刷処理が終了した部数が増えるにしたがいジョブ完了時間の予測精度が向上する。
(第4の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、1部目の印刷処理の実行中に当該印刷処理の終了を遅延させる特別の処理が発生した場合に、その特別の処理に要した時間を差し引いてジョブ完了時間を計算する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
1部目の印刷処理の実行中に特別の処理が発生した場合、1部目の印刷処理に要する時間が特別の処理に要した時間の分だけ長くなる。特別の処理とは、例えばプロコン等の画質調整処理、記録用紙の補給、トナーカートリッジの交換、及びジャム処理等が想定される。こうした特別の処理は、2部目以降の印刷処理において必ずしも発生するものではない。そのため、1部目の印刷処理に要する時間に特別の処理に要した時間を含んだ状態でジョブ完了時間を計算すると、ジョブ完了時間が実際の時間より長く予測されてしまう。
本実施の形態では、1部目の印刷処理の実行中に特別の処理が発生していたか否かを判定し、特別の処理が発生していた場合には1部目の印刷処理の実測値から特別の処理に要した時間を差し引いた時間(以下「補正時間」と呼ぶ場合がある。)を用いてジョブ完了時間を算出する。具体的には、上記補正時間を(部数−1)倍((N−1)倍)することによって、当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する。
なお、特別の処理が発生すると、画像形成装置は特別の処理に要した時間を1部目の印刷処理とは別に計測(実測)する。画像形成装置は計測した特別の処理に要した時間を1部目の印刷処理に要した時間から差し引くことによって補正時間を算出する。
[ソフトウェア構成]
本実施の形態に係る画像形成装置では、図3に示されるプログラムに代えて、図9に示されるプログラムが実行される。図9のプログラムは、図3のステップS1100に代えて、ステップS4000を含む。ステップS1000〜ステップS1090、ステップS1110及びステップS1120における処理は、図3に示される各ステップにおける処理と同じである。以下、異なる部分について説明する。
図9を参照して、このプログラムは、ステップS1090の後に実行され、1部目の印刷処理に要した時間(実測値)をRAM又は記憶装置に記憶するステップS4000を含む。図10は、図9のステップS4000の詳細なフローである。図10を参照して、このルーチンは、1部目の印刷処理の実行中に遅延要因となる特別の処理が発生していたか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップS4010と、ステップS4010において特別の処理が発生していたと判定された場合に実行され、特別の処理に要した時間を1部目の印刷処理に要した時間から差し引くステップS4020と、ステップS4020の後、又はステップS4010において特別の処理が発生していないと判定された場合に実行され、測定された時間を1部目の印刷処理に要した時間の実測値として記憶し、このルーチンを終了するステップS4030とを含む。
特別の処理が発生していた場合は、ステップS4030では、補正時間を1部目の印刷処理に要した時間の実測値として記憶する。一方、特別の処理が発生していない場合は、第1の実施の形態と同様、ステップS4030では、タイマ部によって計測された1部目の印刷処理に要した時間を実測値として記憶する。
[作用・効果]
1部目の印刷処理の実行中に特別の処理が発生した場合に、その特別の処理に要した時間を差し引いてジョブ完了時間を計算することにより、特別の処理が発生した場合であっても、ジョブ完了時間を精度よく予測できる。
(第5の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、第4の実施の形態に係る画像形成装置と同一の構成である。ただし、本実施の形態では、1部目の印刷処理の実行中に特別の処理が実行された場合に、特別の処理が実行されたことをユーザに通知する通知画面をタッチパネルディスプレイにポップアップ表示する点において、第4の実施の形態に係る画像形成装置と異なる。
図11を参照して、タッチパネルディスプレイ190にジョブステータス画面510が表示されているものとする。ジョブ1が複数部数の印刷処理を含むジョブであり、ジョブ1の印刷処理が実行されている。画像形成装置は、ジョブ1における1部目の印刷処理の実行中にプロコン等の特別の処理が実行されたことを検出すると、ジョブステータス画面510内に通知画面512をポップアップ表示する。通知画面512には、プロコン等の特別の処理が実行されたこと、及び1部目の印刷処理に要した時間から計算したジョブ完了時間より短くなることをユーザに通知するためのメッセージが表示されている。この通知画面512は所定の時間が経過すると自動的に消去する(閉じる)。なお、通知画面512内に当該画面を消去するためのソフトキーを設けることによって、そのソフトキーがユーザに操作されたことに応答して通知画面512が消去するように構成されていてもよい。
このように、本画像形成装置は特別の処理が実行された際に通知画面512をポップアップ表示させることによって、ユーザの誤った予測に対して正確なジョブ完了時間が表示されていることをユーザに認識させることができる。そのため、ユーザに不安感を与えることがない。さらに、通知画面512を表示させることにより、1部目の印刷処理に要した時間から計算したジョブ完了時間よりも実際のジョブ完了時間は短いことをユーザに通知することによって、特別の処理が実行されたことは2部目以降の印刷処理時間に加味されていないことをユーザに認識させることができる。そのため、これによってもユーザに不安感を与えることがない。
(第6の実施の形態)
本実施の形態に係る画像形成装置は、ジョブを完了するまでに画質調整処理が予定されている場合に、画質調整処理に要する時間を加味してジョブ完了時間を算出する点において、第1の実施の形態に係る画像形成装置100と異なる。その他の点では、各画像形成装置は同一の構成である。
画像形成装置は、取得したジョブを解析して当該ジョブにおいて印刷される印刷ページ数を取得する。画像形成装置は、ジョブの実行時に、前回の画質調整処理の後に実行された印刷処理の枚数(カウント数)とジョブの印刷ページ数とに基づいて、当該ジョブが完了するまでに画質調整処理が予定されているか否かを判定する。
画像形成装置はまた、実行される画質調整処理の種類毎に所要時間が管理されたテーブルを記憶している。このテーブルには、例えば濃度画質調整(高濃度)、濃度画質調整(中濃度)、カラーレジスト調整、帯電装置清掃、及びトナー補給動作等に要する時間が登録されている。濃度画質調整(高濃度)は高濃度の濃度調整(高濃度の色味の調整)処理であって、所要時間は例えば10秒とされている。濃度画質調整(中間濃度)は中間濃度の濃度調整(中間濃度の色味の調整)処理であって、所要時間は例えば10秒とされている。カラーレジスト調整は色ズレを調整する処理(モノクロ印刷時は不要)であり、所要時間は例えば30秒とされている。帯電装置清掃は帯電装置の使用量(放電時間)に応じて清掃する処理であり、所要時間は例えば30秒とされている。トナー補給動作はトナー濃度が極端に低くなる等、トナーの補給が通常の供給では追従しなかった場合に行なう補給動作であり、所要時間は例えば30秒とされている。
本画像形成装置は、ジョブを完了するまでに画質調整処理が予定されている場合は、上記テーブルに基づいて、予定されている画質調整処理に要する時間を算出する。そして、1部目の印刷処理に要した時間を用いて当該ジョブの印刷完了までの時間を算出する際に、算出した画質調整処理に要する時間を加味する。すなわち、画像形成装置は、1部目の印刷処理に要した時間を用いて算出した当該ジョブの印刷完了までの時間に、画質調整処理に要する時間を加えてジョブ完了時間を算出する。これにより、ジョブ完了時間をより精度よく予測できる。
本画像形成装置はさらに、ジョブを完了するまでに画質調整処理が予定されている場合は、画質調整処理が予定されているため時間がかかることをユーザに通知する。図12を参照して、タッチパネルディスプレイ190にジョブステータス画面520が表示されているものとする。ここでは、ジョブ2が複数部数の印刷処理を含むジョブであり、当該ジョブ2は待機中であるものとする。画像形成装置は、ジョブ2の実行時に画質調整処理が予定されていると判定すると、ジョブステータス画面520内に通知画面522をポップアップ表示する。通知画面522には、ジョブの実行時に画質調整処理が予定されていること、及び通常よりも終了時間が長くなることをユーザに通知するためのメッセージが表示されている。この通知画面522は所定の時間が経過すると自動的に消去する(閉じる)。このような通知画面522をタッチパネルディスプレイ190に表示することによって、ユーザの予定が狂うのを回避できる。なお、通知画面522内に当該画面を消去するためのソフトキーを設けることによって、そのソフトキーがユーザに操作されたことに応答して通知画面522が消去するように構成されていてもよい。
(変形例)
上記実施の形態では、画像形成装置の一例である複合機(MFP)に本発明を適用した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。印刷機能を有していれば、画像形成装置は複合機以外であってもよい。例えば、コピー機、プリンタ等の画像形成装置であってもよい。
上記実施の形態では、画像形成装置に後処理装置及び大容量給紙ユニットを連結させた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。後処理装置及び大容量給紙ユニット等のオプション装置は、必要に応じて用いるようにすればよい。
上記実施の形態では、ジョブステータス画面にジョブ完了時間を表示する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ジョブステータス画面以外の画面にジョブ完了時間を表示するようにしてもよい。さらに、ジョブ完了時間は、画像形成装置及び情報処理装置のいずれか一方に表示される構成であってもよいし、画像形成装置及び情報処理装置の両方に表示される構成であってもよい。
上記第1の実施の形態では、1部目の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば2部目以降の特定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出するようにしてもよい。ここで、1部目の印刷処理に要する時間は、最初のページの印刷に使用する記録用紙が給紙されてから最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されるまでの時間であるのに対し、2部目以降の各部の印刷処理に要する時間は、当該部の直前の部の印刷処理が終了してから(直前の部における最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙された時点から)当該部の最終のページの印刷に使用した記録用紙が排紙されるまでの時間である。そのため、1部目の印刷処理に要する時間と、2部目以降の各部の印刷処理に要する時間とは若干異なる。そのため、2部目以降の特定の部の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出した場合、ジョブ完了時間の予測精度をさらに高めることが可能である。特に、ジョブに含まれる部数が多いときに有効である。なお、例えば1部目の印刷処理が終了した時点では1部目の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出してその時間を表示し、2部目以降の印刷処理が終了したときに2部目以降の部(例えば2部目)の印刷処理に要した時間を用いてジョブ完了時間を算出して表示を更新するようにしてもよい。
上記第3〜第6の実施の形態では、コピー印刷のジョブ完了時間を算出(予測)する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第3〜第6の実施の形態で示した構成は、情報処理装置から受信したジョブのジョブ完了時間を算出(予測)する場合にも適用可能である。
上記で開示された技術を適宜組合せて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
50 ネットワーク
100、700 画像形成装置
110 制御部
118 記憶装置
120 原稿読取部
130 画像処理部
140 画像形成部
150 給紙部
160 画質調整部
170 タイマ部
300 後処理装置
310 排紙トレイ
400 大容量給紙ユニット
500、510、520 ジョブステータス画面
512、522 通知画面
600 画像形成システム
800 情報処理装置
810 表示装置

Claims (9)

  1. 複数部数の印刷処理を含むジョブを実行するためのジョブ実行手段と、
    前記ジョブの実行時に前記複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測するための計測手段と、
    前記計測手段が計測した、前記所定の部の印刷処理に要した時間を用いて前記ジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための算出手段と、
    前記算出手段が算出した前記ジョブ完了時間を表示するための表示手段とを含む、画像形成装置。
  2. 前記計測手段は、1部目の印刷処理に要する時間を計測するための手段を含み、
    前記算出手段は、前記1部目の印刷処理に要した時間を用いて前記ジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記計測手段は、各部の印刷処理に要する時間をそれぞれ計測するための手段を含み、
    前記算出手段は、部単位の印刷処理が終了する毎に、終了した部の印刷処理に要した時間の平均値を算出し、当該平均値を用いて前記ジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための手段を含み、
    前記画像形成装置はさらに、所定の時間間隔で前記ジョブ完了時間の表示を更新するよう前記表示手段の表示を制御するための表示制御手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、所定の部の印刷処理の実行時に、当該印刷処理を遅延させる特別の処理が実行されたか否かを判定するための判定手段をさらに含み、
    前記算出手段は、前記判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、前記所定の部の印刷処理に要した時間から前記特別の処理に要した時間を差し引き、当該差し引いた時間を用いて前記ジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、前記判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、前記特別の処理が実行されたことをユーザに通知するための通知手段をさらに含む、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、前記判定手段による判定結果が肯定であることに応答して、前記所定の部の印刷処理に要した時間を用いて算出したジョブ完了時間よりも実際のジョブ完了時間が短くなることをユーザに通知するための手段をさらに含む、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、
    所定枚数の印刷処理が実行される毎に印刷画質の画質調整処理を行なうための画質調整手段と、
    前回の画質調整処理が実行された後に実行された印刷処理の枚数に基づいて、前記ジョブの実行中に前記画質調整処理が実行されるか否かを判定するための手段とをさらに含み、
    前記算出手段は、前記画質調整処理が実行されるか否かに応じて、前記画質調整処理に要する時間を加えて前記ジョブ完了時間を算出する、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、前記判定するための手段による判定結果が肯定であることに応答して、画質調整処理が予定されているために前記ジョブ完了時間が通常よりも長くなることをユーザに通知するための手段をさらに含む、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置と、前記画像形成装置に接続され、当該画像形成装置に対して、複数部数の印刷処理を含むジョブを送信する情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理装置から送信された前記ジョブを受信するための受信手段と、
    受信した前記ジョブを実行するためのジョブ実行手段と、
    前記ジョブの実行時に前記複数部数の印刷処理のうちの所定の部の印刷処理に要する時間を計測するための計測手段と、
    前記計測手段が計測した、前記所定の部の印刷処理に要した時間を用いて前記ジョブの完了に要するジョブ完了時間を算出するための算出手段と、
    算出した前記ジョブ完了時間を前記情報処理装置に送信するための手段とを含み、
    前記情報処理装置は、
    前記画像形成装置から送信された前記ジョブ完了時間を受信するための手段と、
    受信した前記ジョブ完了時間を表示するための手段とを含む、画像形成システム。
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