JP2007114289A - 画像形成装置、印刷時間情報演算方法 - Google Patents

画像形成装置、印刷時間情報演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷時間をより正確に演算する画像形成装置、印刷時間情報演算方法を提供する。
【解決手段】媒体にトナーを定着する定着手段を有し、印刷処理に関する印刷時間情報を演算する画像形成装置であって、最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、印刷時間情報として演算し、印刷時間情報演算手段で演算された印刷時間情報を出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷に要する時間を演算する画像形成装置、及び印刷時間情報演算方法に関する。
近年の画像形成装置は、印刷能力向上に伴い、より多くの枚数を印刷することが可能となっている。また、カラー印刷可能な画像形成装置が身近なものとなっている。カラー印刷の場合、少量の印刷枚数でもそれなりに印刷時間を要するが、モノクロ印刷であっても、多くの枚数を印刷する場合は枚数に応じた印刷時間を要する。
この印刷時間をどの位要するか予めユーザが分かっていると、ユーザは時間を有効に利用することができる。特にプリンタのような複数のユーザが同じ機種で印刷を行う場合、印刷時間が分かることのメリットは大きい。
この印刷時間を計算する画像形成装置が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている画像形成装置は、用紙サイズおよび画像形成倍率毎に設定される用紙一枚あたりの画像形成時間、原稿画像を用紙の両面に形成する場合に用紙の表裏を反転させるときの用紙サイズ毎に設定される時間、または画像形成動作前後において用紙サイズおよび原稿サイズ毎に設定される時間のうち少なくとも一つの情報を保持し、画像形成部数、原稿サイズ、用紙サイズ、画像形成倍率、および両面画像形成の有無のうちの少なくとも一つの条件を設定し、原稿枚数の設定、または原稿枚数のカウントを行ない、前記保持された用紙一枚あたりの画像形成時間、用紙の表裏を反転させるときの時間、画像形成動作前後の時間、前記設定された画像形成部数、原稿サイズ、用紙サイズ、画像形成倍率、両面画像形成の有無、原稿枚数、または前記カウントされた原稿枚数の中の少なくとも一つの情報を基に画像形成時間を演算することで画像形成時間を求めるものである。
特開平8−335011号公報
しかしながら、画像形成装置において時間を要する処理は、上記特許文献1に記載の処理に限るものではない。他に時間を要する処理として、例えば用紙サイズが混在する場合や、ステープルやパンチなどの後処理が挙げられる。そのため、特許文献1に開示された画像形成装置では、正確な時間を得ることが困難であった。
本発明は上記問題点に鑑み、印刷時間をより正確に演算する画像形成装置、印刷時間情報演算方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の画像形成装置は、媒体にトナーを定着する定着手段を有し、印刷処理に関する印刷時間情報を演算する画像形成装置であって、最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、前記印刷時間情報として演算する印刷時間情報演算手段と、前記印刷時間情報演算手段で演算された前記印刷時間情報を出力する印刷時間情報出力手段と、を有する。
ここで、請求項1に記載の画像形成装置では、最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、前記印刷時間情報として演算し、前記印刷時間情報演算手段で演算された印刷時間情報を出力するので、印刷時間をより正確に演算する画像形成装置を提供できる。
また、請求項2に記載の画像形成装置は、前記印刷時間情報演算手段は、印刷実行中に前記定着手段の定着温度を変化する必要がある場合には、前記定着温度の変化に要する時間情報を前記総和に加え、前記総和時間情報として演算する。
ここで、請求項2に記載の画像形成装置では、定着部の温度変化に要する時間を計算するので、トレイが変更されるような印刷処理の場合も正確な印刷時間を演算可能である。
また、請求項3に記載の画像形成装置は、前記印刷時間情報出力手段は、単位時間あたりの印刷枚数を示す印刷処理速度情報をさらに出力する。
ここで、請求項3に記載の画像形成装置では、印刷速度も出力するので、ユーザは、印刷の終了時刻や同様な印刷を実行する場合の処理時間の目安が得られる。
また、請求項4に記載の画像形成装置は、前記印刷時間情報出力手段から出力される印刷時間情報を表示する印刷時間情報表示手段を有する。
ここで、請求項4に記載の画像形成装置では、前記印刷時間情報出力手段から出力される印刷時間情報を表示する印刷時間情報表示手段を有するので、ユーザはその場で印刷時間を確認できる。
また、請求項5に記載の画像形成装置は、前記印刷時間情報表示手段は、前記実行中の印刷処理の印刷時間を、該印刷処理が終了するまでの残り時間としてカウントダウン表示する。
ここで、請求項5に記載の画像形成装置では、ユーザはカウントダウン表示により印刷処理が終了するまでの時間をわかりやすく得ることができる。
また、請求項6に記載の画像形成装置は、前記印刷時間情報表示手段は、前記実行中の印刷処理が中断するとカウントダウンを中断し、中断されていた印刷処理が再開するとカウントダウンを再開する。
ここで、請求項6に記載の画像形成装置では、ペーパージャムなどにより印刷が中断した場合でも実際の処理時間を正確に表示することができる。
また、請求項7に記載の印刷時間情報演算方法は、媒体にトナーを定着する定着手段を有し、印刷処理に関する印刷時間情報を演算する画像形成装置での印刷時間情報演算方法であって、最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、前記印刷時間情報として演算する印刷時間情報演算段階と、前記印刷時間情報演算段階で演算された前記印刷時間情報を出力する印刷時間情報出力段階と、を有する。
ここで、請求項7に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項8に記載の印刷時間情報演算方法は、前記印刷時間情報演算段階は、印刷実行中に前記定着手段の定着温度を変化する必要がある場合には、前記定着温度の変化に要する時間情報を前記総和に加え、前記総和時間情報として演算する。
ここで、請求項8に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項9に記載の印刷時間情報演算方法は、前記印刷時間情報出力段階は、単位時間あたりの印刷枚数を示す印刷処理速度情報をさらに出力する。
ここで、請求項9に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項3に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項10に記載の印刷時間情報演算方法は、前記印刷時間情報出力段階から出力される印刷時間情報を表示する印刷時間情報表示段階を有する。
ここで、請求項10に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項4に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項11に記載の印刷時間情報演算方法は、前記印刷時間情報表示段階は、前記実行中の印刷処理の印刷時間を、該印刷処理が終了するまでの残り時間としてカウントダウン表示する。
ここで、請求項11に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項5に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
また、請求項12に記載の印刷時間情報演算方法は、前記印刷時間情報表示段階は、前記実行中の印刷処理が中断するとカウントダウンを中断し、中断されていた印刷処理が再開するとカウントダウンを再開する。
ここで、請求項12に記載の印刷時間情報演算方法も、請求項6に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、印刷時間をより正確に演算する画像形成装置、印刷時間情報演算方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の説明において、印刷対象となる紙やOHPフィルムなどの媒体を単に紙と表現する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成図である。図1には、コントローラ部12と、スキャナ部14と、プリンタエンジン部16と、コントロールパネル部18と、ADF(Auto Document Feeder)部20と、通信部22と、用紙搬送部24と、トレイ26と、フィニッシャコントローラ部28と、フィニッシャ30と、バス32とが示されている。
バス32は、各部が情報をやりとりする際に用いられる。コントローラ部12は、CPU、RAM、プログラムが記憶されたROMなどを有し、画像形成装置10全体を制御する。スキャナ部14は、原稿に光を当て、反射光をCCDなどで読み取ってデジタルデータに変換する。プリンタエンジン部16は、定着手段に対応する定着部を含み、レーザー光を利用して定着部にトナーを付着させ、付着されたトナーを熱と圧力で紙に転写して印刷を行なう。
コントロールパネル部18は、ユーザからの入力操作を受け付けると共に、ユーザに向けた表示を行うもので、印刷時間情報表示手段に対応する。ADF部20は、自動紙送り装置である。通信部22は、ネットワークと接続するためのNICやそのドライバで構成される。この通信部22は、PCのプリンタとして画像形成装置が利用される場合、後述する印刷時間情報をそのPCに出力する。
用紙搬送部24は、トレイ26から画像形成装置本体に紙を搬送するものである。紙のサイズやトレイの位置により搬送路の長さが異なるため、トレイ26から紙が搬送される時間は異なる。
トレイ26は、画像形成装置本体に搬送される紙を予め蓄えておくもので、紙の大きさなどに応じたいくつか種類があり、画像形成装置本体と脱着可能となっているものや画像形成装置本体から引き出す構造になっているものがある。また、図ではトレイX、トレイYの2つのトレイが描かれているが、2種類に限るものではなく、画像形成装置がプリンタであれば2つのトレイが設けられることが多く、いわゆる複合機であれば3つから5つ程度のトレイが設けられることが多い。
フィニッシャコントローラ部28は、フィニッシャ30を制御するとともに、紙をフィニッシャ30へ搬送する。フィニッシャ30は、後処理を行うものである。後処理とは、ステープルやパンチなど、印刷された紙に対して行われる処理である。図ではフィニッシャX、フィニッシャYの2つのフィニッシャが描かれているが、2種類に限るものではない。後処理を行う場合、印刷された紙を後処理を行う位置まで搬送する時間と後処理を行う時間を要する。この時間は、紙のサイズや後処理の種類により異なる。
次に、印刷に要する時間を得るために用いられるテーブルについて、図2、図3を用いて説明する。図2は、最初の1枚目の印刷に要する時間情報を求めるために用いられる1枚目印刷テーブルを示す図である。最初の1枚目の印刷は、ユーザによるスタートボタンの押下により始まる処理を考慮しなければならないため、残りの枚数における印刷時間と区別して演算しなければならない。
スタートボタンの押下により始まる処理とは、例えば、コントロールパネル部18を制御するアプリケーションから、コピーを制御するアプリケーションへ通知される「コピーボタンが押下された」という内容のメッセージ送受信に要する処理や、メッセージを受信したコピーを制御するアプリケーションにより行われるコピー開始のためのメモリ領域確保処理などが挙げられる。
1枚目印刷テーブルは、トレイ番号と、その番号に対応する時間情報(秒)からなるテーブルである。例えば印刷する紙をトレイ3から給紙するのであれば、その時間情報は、17秒である。
次に、図3を用いて定着部の温度変化に要する時間情報を得るために用いられる温度変化テーブルについて説明する。
定着部の温度変化は、用紙種類が混在する場合に発生する。例えば、普通の紙に定着させる場合とOHPフィルムに定着させる場合では、定着部の温度が異なる。従って、トレイ1には普通の紙が用意され、トレイ2にはOHPフィルムが用意されている場合、紙の供給元がトレイ1からトレイ2に変更されると、定着部の温度も変化させる必要がある。温度変化テーブルは、この変化に要する時間情報を示すテーブルである。
温度変化テーブルは、縦軸に変更前トレイ番号、横軸に変更後トレイ番号が設けられたテーブルである。縦軸の変更前トレイ番号とは、トレイを変更する前のトレイ番号を示し、変更後トレイ番号とは、トレイを変更した後のトレイ番号を示している。例えば、トレイ1からトレイ2へ変更された場合、変更前トレイ番号は1であり、変更後トレイ番号は2となる。この場合、図では30秒要することが示されている。
以上説明した2つのテーブルにおける値は、予め固定値で用意されていても良いし、実測に基づき定めるようにしても良い。実測に基づく場合、温度変化テーブルの作成には定着部の温度を検出するものが必要となる。
以下、画像形成装置10で実行される印刷時間演算処理を、フローチャートを用いて説明する。図4は、印刷要求受信処理を示すフローチャートである。この印刷要求は、ユーザのコピーボタンの押下により発生したり、PCから通知されるものである。
印刷要求を受信すると、ステップS101で印刷時間情報演算処理を実行する。この処理は、印刷時間情報を演算する処理であり、この処理により印刷時間情報が得られる。処理の詳細は後述する。
次のステップS102は、実行中処理があるかどうかの判断処理である。実行中処理がない場合、ステップS103で、印刷処理を実行する。その実行開始とともに、ステップS104で、印刷時間情報を出力する。この出力先は、コントロールパネル部18あるいは、ネットワークで接続されたPCである。
ステップS102で、実行中処理がある場合、ステップS106で印刷時間情報をキューに登録し、ステップS104へ処理を進める。このキューは、印刷処理待ち行列である。
以上説明したステップS101は、印刷時間情報演算手段に対応し、ステップS104は、印刷時間情報出力手段に対応する。
次に、印刷時間情報演算について説明する。本実施の形態において、印刷時間情報は、以下に説明する印刷時間Tとして演算される情報である。
印刷時間Tは、以下に説明するA、B、C、D、Eの総和となる。すなわちT=A+B+C+D+Eである。
Aは、最初の1枚目の印刷に要する時間情報であり、1枚目のトレイ番号に依存する。Bは、残りの枚数分印刷するために要する時間情報であり、トレイ番号とそのトレイから給紙される枚数に依存する。Cは、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるため画質調整に要する時間情報であり、総印刷枚数に依存する。Dは、後処理に要する時間情報であり、トレイ番号とそのトレイから給紙されて後処理される枚数に依存する。Eは、温度変化に要する時間情報であり、変更前トレイ番号と変更後トレイ番号に依存する。
これらを関数形式で書くと以下のようになる。
A=a(トレイ番号)
B=b(トレイ番号、枚数)の和
C=c(総印刷枚数)
D=d(トレイ番号、枚数)の和
E=e(現在のトレイ番号、次のトレイ番号)の和
なお、B、Dで「の和」となっているのは、複数のトレイを使用する場合、そのトレイごとに処理に要する時間が異なるため、各トレイごとに計算し、それらの和を求めるためである。また、Eにおいても「の和」となっているのは、例えばトレイ1、2、3を用いる場合、トレイ1からトレイ2への時間と、トレイ2からトレイ3への時間との和を求めるためである。
上記A、Eは、上述したテーブル(図2、図3参照)により求まる。また、B,Dは、一次関数であり、その傾きはトレイ番号で定まり、枚数に比例する。そして、Cは、以下の式で求まる。ただし記号[]はガウス記号である。
C=L([(M+N)/K]−[M/K])
この式において、Kは所定枚数を示し、Nは総印刷枚数を示し、Mは印刷処理を実行する前までに当該画像形成装置で印刷された枚数を示し、Lは画質調整に要する時間を示している。
以下、2つの具体的な例を用いて各関数の独立変数に入力される値の説明をする。まず、トレイ1で10枚印刷する印刷要求の場合、各関数の独立変数または値は以下の通りとなる。
A=a(1)
B=b(1、9)
C=c(10)
D=d(1、10)(後処理がある場合)
E=0
なお、Bにおいて枚数が9枚となっているのは、Aで1枚カウントされているためである。
また、トレイ1で10枚、トレイ2で20枚、トレイ3で30枚をこの順番で印刷する印刷要求の場合、各関数の独立変数は以下の通りとなる。
A=a(1)
B=b(1、9)+b(2、20)+b(3、30)
C=c(60)
D=d(1、10)+d(2、20)+d(3、30)(後処理がある場合)
E=e(1、2)+e(2、3)
以上が印刷時間の演算である。印刷時間が求まると、印刷時間で総印刷枚数を除算した値が単位時間あたりの印刷枚数であるので、その値が処理速度となる。
図5のフローチャートを用いて印刷時間と処理速度を求める印刷時間情報演算処理について説明する。
ステップS201で、印刷時間Tを初期化する。この初期化において、Tは通常0で初期化することが考えられるが、この印刷時間情報演算処理自体に要する時間などを考慮して0以外の値にしても良い。
次のステップS202で、最初の1枚目のトレイ番号からAを求め、TとAを加えたものをTに代入する。次のステップS203で、トレイ番号と枚数からBを求め、TとBを加えたものをTに代入する。
次のステップS204は、後処理があるかどうかの判断処理である。後処理がない場合、ステップS206へ処理が進む。後処理がある場合、ステップS205で、トレイ番号と枚数からDを求め、TとDを加えたものをTに代入する。
次のステップS206は、トレイの変更があるかどうかの判断処理である。このトレイの変更とは、上述したトレイ1からトレイ2への変更など、サイズあるいは紙の種類が混在している場合に起こりえるものである。
トレイの変更がある場合、温度変更に要する時間を加えなければならないため、変更前トレイ番号と変更後トレイ番号からEを求め、TとEを加えたものをTに代入する。その後、再びステップS203の処理が行われる。ステップS203に戻るのは、変更したトレイから再び印刷が行われるためであり、その処理に要する時間を演算するためである。
トレイの変更がない場合、ステップS208で総印刷枚数からCを求め、TにTとCを加えたものを代入する。その後、ステップS209で、Tと総印刷枚数から処理速度を求める。
以上の処理により求められた印刷時間と処理速度を表示する処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6に示されるフローチャートは、コントロールパネル部18を制御するアプリケーションにより実行される。
ステップS301は、受信したメッセージによる分岐処理である。受信したメッセージが印刷時間情報の場合、ステップS302で、実行中の処理があるかどうかの判断処理が行われる。実行中の処理がある場合、ステップS303で、印刷時間情報をキュー情報として表示する。実行中の処理がない場合、ステップS304で、処理時間のカウントダウン表示を開始し、処理速度を表示する。
ステップS301で、中断通知を受信した場合、ステップS305でカウントダウンを中断する。ステップS301で、再開通知を受信した場合、ステップS306でカウントダウンを再開する。
以上の処理により表示される画面は、図7に示される表形式となる。図7に示される画面は、実行中の印刷処理の処理速度及び残処理時間と、キューに登録されている印刷時間情報とが表示される印刷処理情報画面である。
実行中の印刷処理では、処理速度として単位時間を分とした処理枚数が示される。また、残処理時間は、印刷時間からカウントダウンしているものが表示される。
キューに登録されている印刷処理では、Noと、送信者と、ステータスと、予測処理時間と、終了予定時刻の情報が表示される。Noはキューでの待ち順番を示す。送信者は、印刷要求をした送信者を示す。ステータスは、その印刷処理の状態を示し、他の状態としては中止などがある。予測処理時間は、印刷時間演算により求まった印刷時間である。終了予定時刻は、その印刷処理が終了する予定時刻である。
このように表示される画面により、ユーザは印刷に要する時間を正確に知ることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、定着部の温度変化に要する時間、画質調整に要する時間、後処理に要する時間も含めて印刷時間を演算するので、より正確な印刷時間が得られる。そして求まった印刷時間情報は、PCの画面やコントロールパネル部18に出力されるので、画像形成装置をプリンタとして利用しているPCにも印刷時間情報を表示することが可能となる。
さらに本実施の形態では、トレイが変更されるような印刷処理の場合も、上述した定着部の温度変化に要する時間を計算するので正確な印刷時間を演算可能である。
また、印刷時間のみではなく、印刷速度も表示するので、ユーザは、印刷の終了時刻や同様な印刷を実行する場合の処理時間の目安が得られる。また、処理時間情報は、カウントダウンで表示されるので、ユーザは印刷処理が終了するまでの時間をわかりやすく得ることができる。さらに、このカウントダウン表示は、印刷処理が中断するとカウントダウンを中断し、中断されていた印刷処理が再開するとカウントダウンを再開するので、ペーパージャムなどにより印刷が中断した場合でも実際の処理時間を正確に表示することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成図である。 1枚目印刷テーブルを示す図である。 温度変化テーブルを示す図である。 印刷要求受信処理を示すフローチャートである。 印刷時間情報演算処理を示すフローチャートである。 表示処理を示すフローチャートである。 印刷処理情報画面を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 コントローラ部
14 スキャナ部
16 コントロールパネル部
16 プリンタエンジン部
18 コントロールパネル部
22 通信部
24 用紙搬送部
26 トレイ
28 フィニッシャコントローラ部
30 フィニッシャ

Claims (12)

  1. 媒体にトナーを定着する定着手段を有し、印刷処理に関する印刷時間情報を演算する画像形成装置であって、
    最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、前記印刷時間情報として演算する印刷時間情報演算手段と、
    前記印刷時間情報演算手段で演算された前記印刷時間情報を出力する印刷時間情報出力手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記印刷時間情報演算手段は、
    印刷実行中に前記定着手段の定着温度を変化する必要がある場合には、前記定着温度の変化に要する時間情報を前記総和に加え、前記総和時間情報として演算する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷時間情報出力手段は、単位時間あたりの印刷枚数を示す印刷処理速度情報をさらに出力する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷時間情報出力手段から出力される印刷時間情報を表示する印刷時間情報表示手段を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷時間情報表示手段は、
    前記実行中の印刷処理の印刷時間を、該印刷処理が終了するまでの残り時間としてカウントダウン表示する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷時間情報表示手段は、
    前記実行中の印刷処理が中断するとカウントダウンを中断し、中断されていた印刷処理が再開するとカウントダウンを再開する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 媒体にトナーを定着する定着手段を有し、印刷処理に関する印刷時間情報を演算する画像形成装置での印刷時間情報演算方法であって、
    最初の1枚目の印刷に要する時間情報と、残りの枚数分印刷するために要する時間情報と、所定枚数印刷するごとに行われる印刷画質を保持させるための画質調整に要する時間情報と、印刷された媒体に対して行われる後処理に要する時間情報とを含む時間情報の総和を、前記印刷時間情報として演算する印刷時間情報演算段階と、
    前記印刷時間情報演算段階で演算された前記印刷時間情報を出力する印刷時間情報出力段階と、
    を有する印刷時間情報演算方法。
  8. 前記印刷時間情報演算段階は、
    印刷実行中に前記定着手段の定着温度を変化する必要がある場合には、前記定着温度の変化に要する時間情報を前記総和に加え、前記総和時間情報として演算する請求項7に記載の印刷時間情報演算方法。
  9. 前記印刷時間情報出力段階は、単位時間あたりの印刷枚数を示す印刷処理速度情報をさらに出力する請求項7または請求項8に記載の印刷時間情報演算方法。
  10. 前記印刷時間情報出力段階から出力される印刷時間情報を表示する印刷時間情報表示段階を有する請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の印刷時間情報演算方法。
  11. 前記印刷時間情報表示段階は、
    前記実行中の印刷処理の印刷時間を、該印刷処理が終了するまでの残り時間としてカウントダウン表示する請求項10に記載の印刷時間情報演算方法。
  12. 前記印刷時間情報表示段階は、
    前記実行中の印刷処理が中断するとカウントダウンを中断し、中断されていた印刷処理が再開するとカウントダウンを再開する請求項11に記載の印刷時間情報演算方法。
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