JP6209932B2 - 画像形成装置及び画像形成システム並びに読取制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成システム並びに読取制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システム並びに読取制御方法に関し、特に、原稿の読み取りと画像形成された用紙(出力物)の読み取りとを効率的に実現する技術に関する。
用紙に画像を形成する画像形成装置の後段に読取装置(出力物読取装置)を接続し、画像形成された用紙上の画像を読取装置で読み取る画像形成システムが存在している。同様に、用紙に画像を形成する画像形成部の下流側に読取部(出力物読取部)を配置し、画像形成された用紙上の画像を読取部で読み取る画像形成装置が存在している。
このような画像形成装置や画像形成システムでは、画像形成後の読み取り結果を参照し、画像形成位置や画質を調整したり、画像形成不良用紙を発見(ヤレ画像検出)したり、画像形成結果を証拠(証拠確認用画像)として残す、といった用途に使用されることがある。
この種の技術としては、以下の特許文献に各種の関連提案がなされている。
特開2005―223381号公報 特開2004―20650号公報
以上の特許文献1では、画像形成された用紙をラインセンサで読み取り、読み取り結果を参照して両面画像形成時の位置合わせを行う技術が提案されている。
また、以上の特許文献2では、画像形成された用紙をラインセンサで読み取り、読み取り結果を参照して不良画像が形成された用紙であるヤレ紙を検出し、該ヤレ紙を出力物から取り除く技術が提案されている。
また、以上の特許文献以外に、画像形成された用紙が出力された証拠として後の確認のため、用紙毎の画像を全て保存しておくといった技術も存在している。
ところで、画像形成装置には原稿を読み取るための原稿読取部が配置されていたり、原稿読取装置が接続されていることがある。このような原稿読取部や原稿読取装置と、出力物読取部や出力物読取装置とでは、CMOSやCCDといった撮像素子がライン状に複数配列されたラインセンサを使用しているものが一般的であり、ラインセンサで得られた読取信号に対してシェーディング補正,色収差補正,色彩補正,解像度変換,回転処理,圧縮処理,画像メモリ入出力といった読取信号処理部を共通にすることが可能である。
このように、原稿読取部や原稿読取装置と出力物読取部や出力物読取装置との間で読取信号処理部を共通すると回路規模を削減することが可能になる。この反面、一方を読み取りを実行しているタイミングで他方の読み取りを実行できなくなるという制約が生じることになる。このような制約は生産性の低下に繋がるものであり、動作上は望ましくない。
本発明の課題は、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能な、画像形成装置及び画像形成システム並びに読取制御方法を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)本発明の一側面を反映した画像形成装置は、原稿を読み取る原稿読取部と、用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙を読み取る出力物読取部と、前記原稿読取部での読み取りにより得られた読取信号または前記出力物読取部での読み取りにより得られた読取信号を処理する読取信号処理部と、前記画像形成部による画像形成と前記原稿読取部による前記原稿の読み取りと前記出力物読取部による前記用紙の読み取りと前記読取信号処理部による読取信号の処理とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、前記一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて前記他方の読み取りを実行するよう制御する、ことを特徴とする。
また、本発明の一側面を反映した画像形成システムは、以上の原稿読取部、画像形成部、出力物読取部、読取信号処理部、制御部が、複数の装置として分かれて配置されることを特徴とする。
また、本発明の一側面を反映した読取制御方法では、制御部は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、前記一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて前記他方の読み取りを実行するよう制御する、ことを特徴とする。
(2)以上の(1)において、前記制御部は、前記出力物読取部の読取モードに応じて前記原稿読取部の読取モードを制御し、前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、ことを特徴とする。
(3)以上の(2)において、前記制御部は、前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行する場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を広げると共に、前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、ことを特徴とする。
(4)以上の(2)において、前記制御部は、前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を変更せず、前記出力物読取部において通過する前記用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御する、ことを特徴とする。
(5)以上の(4)において、前記制御部は、所定の画像を前記画像形成部によって前記用紙に形成し、該用紙を前記出力物読取部で読み取って読取信号を前記読取信号処理部で処理し、前記所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて前記画像形成部に対して調整を行う機能を有し、前記測定値と前記目標値との差に応じて、前記出力物読取部において通過する前記用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御する、ことを特徴とする。
(6)以上の(1)−(5)において、前記原稿読取部は、前記原稿の第1面を読み取る原稿第1面読取部と、前記原稿の第2面を読み取る原稿第2面読取部とを有して構成される、ことを特徴とする。
(7)以上の(6)において、前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうち前記原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、前記出力物読取部との間で、読取モードを制御する、ことを特徴とする。
(8)以上の(7)において、前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうちの前記一方ではない他方については、前記出力物読取部の読取モードに関係無い状態で、読取モードを制御する、ことを特徴とする。
(9)以上の(1)−(8)において、前記制御装置は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成する、ことを特徴とする。
(1)本発明の一側面を反映した画像形成装置、画像形成システム、読取制御方法では、原稿読取部または出力物読取部の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行するよう制御することで、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(2)以上の(1)において、出力物読取部の読取モードに応じて原稿読取部の読取モードを制御し、出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(3)以上の(2)において、出力物読取部において通過する全ての用紙の読み取りを実行する場合には、画像形成部において用紙に対して画像を形成する時間間隔を広げると共に、出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて原稿読取部で読み取りを実行するよう制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(4)以上の(2)において、出力物読取部において通過する全ての用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、画像形成部において用紙に対して画像を形成する時間間隔を変更せず、出力物読取部において通過する用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(5)以上の(4)において、所定の画像を画像形成部によって用紙に形成し、該用紙を出力物読取部で読み取って読取信号を読取信号処理部で処理し、所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて画像形成部に対して調整を行う機能を有し、測定値と目標値との差に応じて、出力物読取部において通過する用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(6)以上の(1)−(5)において、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のいずれか一方と出力物読取部とで読取信号処理部を共用することで、原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
特に、出力物読取部と読取信号処理部を共用しない読取面の原稿読取部では、出力物読取部の動作に影響されることなく読み取りが可能であるため、原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(7)以上の(6)において、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のうち原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、出力物読取部との間で、読取モードを制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(8)以上の(7)において、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のうちの一方ではない他方については、出力物読取部の読取モードに関係無い状態で、読取モードを制御することにより、読取信号処理部を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
(9)以上の(1)−(8)において、原稿読取部または出力物読取部の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成することにより、画像形成された用紙の読取信号処理によって原稿の読取信号処理が制限されている場合にも、その制限が生じていることが明確になり、読取信号処理部の共用を適切にかつ効率的に実行することが可能になる。
本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の管理情報の一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態の読取モードの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の読み取り頻度の一例を説明する説明図である。
以下、図面を参照して、画像形成装置や画像形成システムにおいて、原稿の読み取りと画像形成された用紙(出力物)の読み取りとを効率的に実現する実施形態を詳細に説明する。
〔画像形成装置、画像形成システムの構成〕
ここで、画像形成装置の構成例として、図1と図2に基づいて詳細に説明する。この図1と図2では、出力物読取部を内蔵した画像形成装置100について説明する。
ここで、画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、利用者による操作入力の受け付けと画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種設定を記憶する記憶部104と、給紙トレイに収容された用紙を給紙可能な給紙部105と、装置内で用紙を搬送する搬送部107と、撮像素子により原稿の画像を読み取る原稿読取部110と、撮像素子で得られた読取信号を処理する読取信号処理部120と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部150と、用紙上に形成されたトナーによる画像を熱と圧力とで安定させる定着部160と、用紙上に画像形成された画像(出力物)を撮像素子により読み取る出力物読取部190と、を備えて構成されている。
なお、原稿読取部110は、ラインセンサを撮像素子として用いており、プラテンガラス上に載置された原稿を読み取る機能と、搬送中の原稿を読み取る機能とを備え、いずれかの機能を用いて原稿の両面の画像を読み取るものである。また、出力物読取部190は、ラインセンサを撮像素子として用いており、画像が形成された状態で搬送中の用紙を読み取る機能を備え、用紙の画像を読み取るものである。なお、出力物読取部190は、定着部160の用紙搬送方向下流側に配置されており、出力される用紙の画像を搬送中に読み取る構成となっている。
また、読取信号処理部120は制御部101に含まれており、原稿読取部110で得られる読取信号と、出力物読取部190で得られる読取信号とに対して、シェーディング補正,色収差補正,色彩補正,解像度変換,回転処理といった各種の読取信号処理を行う。なお、読取信号処理部120は、制御部101の外に存在していても良い。
また、画像形成部150は、図2に示されるように、トナー像が形成される像担持体と、像担持体を所定の電位で帯電させる帯電部と、帯電した像担持体に画像データに応じた露光をして静電潜像を形成する露光部と、静電潜像を現像してトナー像にする現像部と、各色の像担持体上のトナー像が合成される中間転写体と、中間転写体上のトナー像を用紙に転写する転写部と、を有して構成される。なお、ここでは、カラー画像を形成する画像形成部150を示したが、1色のみの画像形成部であっても良い。
ここで、画像形成システムの構成例として、図3と図4に基づいて詳細に説明する。この図3と図4では、画像形成装置100と出力物読取装置200とを有する画像形成システムについて説明する。
ここで、画像形成装置100は、図1−2に示したものと類似しており、出力物読取部を有していない状態である。なお、図1−2と図3−4とにおいて同一物には同一番号を付して、重複した説明は省略する。
そして、画像形成装置100の用紙搬送方向下流側に出力物読取装置200が配置されている。出力物読取装置200は、通信部202と、用紙上に画像形成された画像を読み取る出力物読取部290と、を有して構成されており、出力される用紙の画像を搬送中に読み取る構成となっている。
なお、この出力物読取装置200を、画像形成装置100の後部ユニットとして、定着部160を後部ユニットに内蔵させることも可能である。また、定着部160と出力物読取部190,290との間に、定着で加熱された用紙を冷却する冷却装置を設けることも可能である。
また、この出力物読取装置200を、用紙反転を行う中間装置や、冊子作成などの各種の後処理を実行する後処理装置に内蔵させることも可能である。
ここで、図5を参照して、原稿読取部110と出力物読取部190と読取信号処理部120との関係を説明する。
原稿読取部110は、原稿が載置されるプラテンガラスに沿った光学系の移動方向に直交する方向、または、搬送中に読み取る原稿の搬送方向に直交する方向を長手方向とする、ラインセンサ形式の撮像素子1101を備えて構成されている。
出力物読取部190は、搬送中に読み取る用紙の搬送方向に直交する方向を長手方向とする、ラインセンサ形式の撮像素子1901を備えて構成されている。
読取信号処理部120は、制御部101に含まれており、原稿読取部110で得られる読取信号と、出力物読取部190で得られる読取信号とに対して、シェーディング補正,色収差補正,色彩補正,解像度変換,回転処理といった各種の読取信号処理を行う。
ここで、原稿読取部110の撮像素子1101と出力物読取部190の撮像素子1901とは、共にラインセンサであるため、読取信号処理部120を共用することが可能になる。なお、読取信号処理部120は、DSP等のハードウエアで構成しても良いし、ソフトウエアとプロセッサで構成しても良い。
ここで、図6を参照して、原稿読取部110と出力物読取部190と読取信号処理部120との関係の他の例を説明する。
原稿読取部110は、原稿第1面が載置されるプラテンガラスに沿った光学系の移動方向に直交する方向、または、原稿搬送中に原稿第1面を読み取る際の搬送方向に直交する方向を長手方向とするラインセンサ形式の原稿第1面読取部としての撮像素子1101と、搬送中に読み取る原稿第2面の搬送方向に直交する方向を長手方向とするラインセンサ形式の原稿第2面読取部としての撮像素子1102と、を備えて構成されている。なお、この原稿読取部110では、原稿の第1面(例えば、表面)と原稿の第2面(例えば、裏面)とを同時に並行して読み取ることが可能に構成されている。
出力物読取部190は、搬送中に読み取る用紙の搬送方向に直交する方向を長手方向とする、ラインセンサ形式の撮像素子1901を備えて構成されている。
読取信号処理部120は、制御部101に含まれており、撮像素子1101で得られる読取信号に対して各種の読取信号処理(シェーディング補正,色収差補正,色彩補正,解像度変換,回転処理など)を行う読取信号処理部1201と、撮像素子1102又は撮像素子1901で得られる読取信号に対して各種の読取信号処理(シェーディング補正,色収差補正,色彩補正,解像度変換,回転処理など)を行う読取信号処理部1202と、を有して構成される。
ここで、原稿読取部110の撮像素子1102と出力物読取部190の撮像素子1901とは、共にラインセンサであるため、読取信号処理部120を共用することが可能である。なお、読取信号処理部120を構成する読取信号処理部1201と読取信号処理部1202とは、DSP等のハードウエアで構成しても良いし、ソフトウエアとプロセッサで構成しても良い。
また、以上の構成において、読取信号処理部120や読取信号処理部1202の入力側に、必要に応じて切替スイッチ等を設けても良い。
また、以上の構成において、原稿読取部110内に原稿読取制御部が存在していても良い。このような原稿読取制御部が存在している場合でも、最終的には制御部101が各種の制御を統括するため、本実施形態では制御部101の制御であるとして説明を行う。
また、同様に、以上の構成において、出力物読取部190,290に出力物読取制御部が存在していても良い。このような出力物読取制御部が存在している場合でも、最終的には制御部101が各種の制御を統括するため、本実施形態では制御部101の制御であるとして説明を行う。
〔画像形成装置、画像形成システムの第1の動作例〕
以下、図7以降のフローチャートを参照して、画像形成装置又は画像形成システムの第1動作例の基本動作部分について説明する。なお、ここでは、図1と図2に示した画像形成装置と、図5に示した原稿読取部110とを具体例にして第1動作例を説明する。
制御部101内の動作状態管理機能は、画像形成装置100が新規の画像形成ジョブを外部機器から受信したかといった動作状態を確認する(図7中のステップS101)。
なお、画像形成ジョブは画像形成部150において用紙に画像を形成するジョブであり、画像データの他に、画像形成すべき用紙サイズ、部数、後処理指定、出力物読取部190の動作モード設定、などの情報が含まれる。
ここで、画像形成装置100が新規の画像形成ジョブを外部機器から受信していると確認されれば(図7中のステップS101でYES)、制御部101内の動作状態管理機能は、後述する図8に示すように、画像形成を実行する際の原稿読取部110の動作モード(読取モード)と出力物読取部190の動作モード(読取モード)とを設定する(図7中のステップS102(読取モード設定#1))。すなわち、画像形成ジョブを受信した状況において、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行するよう読取モードを設定する。そして、制御部101内の動作状態管理機能は、設定された読取モードに応じて後述する動作管理情報の内容を記述する。なお、図8のフローチャートについては、後に詳しく説明する。
また、制御部101内の動作状態管理機能は、画像形成装置100が画像形成ジョブを受信していなければ(図7中のステップS101でNO)、新規の原稿読取ジョブを外部機器や操作表示部103から受信したかといった動作状態を確認する(図7中のステップS103)。
なお、原稿読取ジョブは原稿読取部110において原稿の画像を読み取るジョブであり、原稿読取部110の読取(ADF片面/ADF両面/プラテン)モード、原稿サイズ情報、などの情報が含まれる。
ここで、画像形成装置100が新規の原稿読取ジョブを受信していると確認されれば(図7中のステップS103でYES)、制御部101内の動作状態管理機能は、後述する図9に示すように、原稿を読み取る際の原稿読取部110の動作モード(読取モード)と出力物読取部190の動作モード(読取モード)とを設定する(図7中のステップS104(読取モード設定#2))。すなわち、原稿読取ジョブを受信した状況において、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行するよう読取モードを設定する。そして、制御部101内の動作状態管理機能は、設定された読取モードに応じて後述する動作管理情報の内容を記述する。なお、図9のフローチャートについては、後に詳しく説明する。
また、制御部101内の動作状態管理機能は、図10に示す動作管理情報の実施順番1の処理内容に基づいて、次の動作が画像形成かどうかを確認する(図7中のステップS105)。
なお、この動作管理情報は、制御部101内の動作状態管理機能により管理されており、実施順番が若い順に実施すべき処理内容を示しており、実施順番1が次に実施すべき処理内容であり、実施中のものは順次削除される。なお、この動作管理情報は、受信したジョブの内容と、後述する読取モード設定#1と読取モード設定#2とにより、制御部101内の動作状態管理機能により調整して定められる。
ここで、制御部101内の動作状態管理機能は、実施すべき処理内容が画像形成である場合は(図7中のステップS105でYES)、画像形成部150に対して画像形成するページの画像データを送信して、画像形成を実行するよう制御する(図7中のステップS106)。その後、動作管理情報から実施順番1にある「画像形成」を削除し、処理内容の順番を一つずつ繰り上げる。
そして、制御部101内の動作状態管理機能は、図10に示す動作管理情報の実施順番1の処理内容に基づいて、次の動作が出力物読取部190で読み取りを実行するタイミングあるいはページであれば(図7中のステップS107でYES)、出力物(画像形成された用紙)の読み取りを実行する(図7中のステップS108)。なお、制御部101内の動作状態管理機能は、図11に示すような読み取りモード情報を参照して、出力物読取部190での読み取りモードを制御する。なお、この図11の読取モード情報については、後に詳しく説明する。
そして、出力物読取部190は、指示されたタイミングあるいはページの用紙に形成されている画像を読み取る。このようにして出力物読取部190で読み取られて生成される読取信号は読取信号処理部120で処理されて、画像データが生成される。
そして、生成される画像データに基づいて、制御部101は、画像処理部140等を用いて画像を解析し(図7中のステップS109)、解析結果を用いて所定の処理を実行する(図7中のステップS110)。
すなわち、制御部101は、出力物読取部190の動作モードに応じて、用紙に形成されて出力物読取部190で読み取られた所定のパッチの色彩を解析して画像形成部150に対して色彩補正を実行したり、用紙に形成されて出力物読取部190で読み取られた所定の位置決め画像の位置を解析して画像形成部150に対して両面画像形成時の表裏位置合わせを実行したり、用紙に形成されて出力物読取部190で読み取られた所定のパッチの色彩を解析して画像形成部150に対して色ずれ補正を実行したり、用紙に形成されて出力物読取部190で読み取られた所定の線幅検出画像の線幅を解析して画像形成部150に対して線幅補正を実行したり、用紙に形成されて出力物読取部190で読み取られた用紙の状態を解析してヤレ画像検知を実行したり、各種の制御を実行する。
出力物読取部190での出力物読取に伴う画像解析として、例えば、出力物読取部190が色彩補正モードであれば、目標色と測定色との差である色差ΔEを算出する。ここで、制御部101は、色差ΔEが所定の範囲内に収まるように、すなわち、出力物の色彩測定値が目標値になるように補正値を算出して、画像形成部150に指示を与える。
なお、制御部101は、出力物読取部190の動作中は、読取信号処理部120が出力物読取部190側の読取信号処理を実行しているため、原稿読取部110側の読取信号処理に通常よりも時間が掛かることを、操作表示部103や外部機器に表示してユーザに通知することが望ましい。
また、画像形成ジョブの最終ページについての出力物読取であれば、制御部101は動作管理情報から実施順番1の処理内容「出力物読取」を削除し、処理内容の順番を一つずつ繰り上げる。
また、制御部101内の動作状態管理機能は、図10に示す動作管理情報の実施順番1の処理内容に基づいて、次の動作が原稿読取部110で原稿読み取りを実行するタイミングであれば(図7中のステップS111でYES)、原稿読取部110にセットされた原稿を読み取る(図7中のステップS112)。
このようにして原稿読取部110で読み取られて生成される読取信号は読取信号処理部120で処理されて、画像データが生成される。そして、制御部101は、生成された画像データを画像データ記憶部130に記憶する。
そして、以上の処理を、ジョブ全てについて完了するまで繰り返す(図7中のステップS114)。
なお、原稿読み取りの最終ページであれば、制御部101は動作管理情報から実施順番1の処理内容「原稿読み取り」を削除し、処理内容の順番を一つずつ繰り上げる。
ここで、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りモードに応じて他方の読み取りモードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行する読取モード設定#1について、図8のフローチャートを参照して説明する。
なお、この図8のフローチャートにおける読取モード設定#1は、画像形成ジョブを受信(図7中のステップS101)して画像形成開始(図7中のステップS106)する場合の、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング設定に関する処理である。
まず、制御部101内の動作状態管理機能は、読取モードを設定する時点において、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)であるか、動作状態を確認する(図8中のステップS200)。
ここで、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)でなければ(図8中のステップS201でNO)、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング重複は生じず、タイミングを変更する必要はないため、制御部101内の動作状態管理機能は読取モード設定#1の処理を終了する(図8中のエンド)。この場合には、通常の要求のあったタイミングで画像形成と出力物読み取りとを実行するように動作管理情報を設定する。
また、ここで、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)であれば(図8中のステップS201でYES)、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング重複が生じる可能性があるため、制御部101内の動作状態管理機能は、出力物読取部190における出力物読み取りの動作モード(図11参照)を取得する(図8中のステップS203)。
そして、制御部101内の動作状態管理機能は、ユーザ設定やデフォルト設定などの記憶部104に記憶されている設定値を読み込み、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとを並行動作可能かを確認する(図8中のステップS204)。なお、並行動作可能とは、双方の動作を見かけ上は同時に動作させつつ、読取信号処理部120を交互に切り替えて、タイムシェアリングシステムのように使用することを意味する。従って、原稿読み取りと出力物読み取りとを並行動作させる場合には、読取信号処理部120の処理時間の関係で、いずれかの読取間隔を調整したり、読み取り実行頻度を間引いて下げるといった対処が必要になる。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であれば(図8中のステップS204でYES)、制御部101内の動作状態管理機能は、図11の出力物読み取りの動作モードを参照し、出力物読取部190の出力物読み取りについて間引き(読み取り頻度低下)や解像度低下が可能なモードであるかを確認する(図8中のステップS205)。なお、間引き(読み取り頻度低下)とは、出力物読み取りを全ページについて実行するのではなく、間引くことによって、用紙所定枚数につき1枚の読み取りを実行することを意味する。また、解像度低下とは、出力物読み取りの解像度を通常よりも低下させて、読取信号処理部120の処理時間を削減することを意味している。
図11に示す出力物読み取りの動作モードにおいて、色彩補正については、色彩がずれる画像形成用紙枚数を考慮して間引き可能(5ページ毎実行)、読み取る色彩パッチの大きさや形状を考慮して精度(解像度)低下可能、である。表裏位置合わせ補正については、要求精度や補正タイミングを考慮して間引き不可(全ページ実行)かつ精度低下不可、である。色ずれ補正については、色ずれ発生の画像形成用紙枚数を考慮して間引き可能(印刷ジョブ間実行)、色ずれ補正精度を考慮して精度低下不可、である。線幅補正については、線幅の色ずれ発生の画像形成用紙枚数を考慮して間引き可能(1000ページ毎実行)かつ線幅補正精度を考慮して精度低下不可、である。用紙折れ発生や画像傾きといったヤレ検知については、要求タイミング(全数必要)を考慮して間引き不可(全ページ実行)、読み取るヤレの大きさや形状を考慮して精度(解像度)低下可能、である。
また、制御部101内の動作状態管理機能は、ユーザ設定やデフォルト設定などの記憶部104に記憶されている設定値を読み込み、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先するか否かを確認する(図8中のステップS206)。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であって(図8中のステップS204でYES)、出力物読み取りの間引きや精度低下が可能な動作モードであれば(図8中のステップS205でYES)、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読取部190の読み取り間隔により生じる空き時間が、原稿読取部110が原稿を読み込む時間以上になるように、出力物読取部190の読み取り間隔を調整して(図8中のステップS207)、出力物読取部190の出力物読み取りと原稿読取部110の原稿読み取りが交互に動作するように動作管理情報を設定する。この場合、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読取部190の読み取り頻度を間引いている旨を操作表示部103や外部機器に表示してもよい。なお、出力物読取部190の読み取り間隔により生じる空き時間が原稿読み取り時間よりも長い場合は、出力物読取部190の読み取りの間引きを必ずしも拡大する必要はない。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であって(図8中のステップS204でYES)、出力物読み取りの間引きや精度低下が不可能な動作モードであれば(図8中のステップS205でNO)、制御部101の動作状態管理機能は、画像形成間隔により生じる空き時間が原稿読取部110で原稿を読み込む時間以上になり、出力物読取部190の出力物読み取りと原稿読取部110の原稿読み取りとが交互に動作するように、動作管理情報を設定する(図8中のステップS208)。この際に、制御部101の動作状態管理機能は、原稿のサイズに応じて原稿読み取り時間が変化することに対応して、画像形成間隔を変更するのが望ましい。例えば、ヤレ検知など全数検査が必要な出力物読み取りモードにおいて、出力物を全数読み取り可能、かつ原稿読取部110の動作も行うことが可能になる。また、この場合、制御部101の動作状態管理機能は、画像形成間隔を広げて画像形成を実行している旨を操作表示部103や外部機器に表示してもよい。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作不可能な設定であって(図8中のステップS204でNO)、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先する設定であれば(図8中のステップS206でYES)、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読取部190が出力物読み取りをしているタイミングでは原稿読取部110での原稿読み取りを待機するように、動作管理情報を設定する(図8中のステップS209)。また、この場合、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読み取りのために原稿読み取りが待機している旨を、操作表示部103や外部機器に表示してもよい。さらに、制御部101の動作状態管理機能は、原稿読み取り開始までの所要時間を操作表示部103や外部機器に表示してもよい。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作不可能な設定であって(図8中のステップS204でNO)、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先する設定でなければ(図8中のステップS206でNO)、制御部101の動作状態管理機能は、原稿読取部110が原稿読み取りをしているタイミングでは画像形成部150での画像形成と出力物読取部190の出力物読み取りを待機するように、動作管理情報を設定する(図8中のステップS210)。また、この場合、制御部101の動作状態管理機能は、原稿読み取りのために出力物読み取りが待機している旨を、操作表示部103や外部機器に表示してもよい。さらに、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読み取り開始までの所要時間を操作表示部103や外部機器に表示してもよい。
なお、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読み取りすべき用紙と後続の用紙とが衝突する恐れがない場合には、画像形成部150での画像形成は継続して、出力物読取部190の出力物読み取りだけを待機させるように制御してもよい。
また、制御部101の動作状態管理機能は、既に給紙部105から給紙された用紙がある場合には、その給紙済みの用紙の画像形成や出力物読み取りが完了してから、画像形成や出力物読み取りの待機をするように制御する。
ここで、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りモードに応じて他方の読み取りモードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行する読取モード設定#2について、図9のフローチャートを参照して説明する。
なお、この図9のフローチャートにおける読取モード設定#2は、原稿読み取りジョブを受信(図7中のステップS103)して原稿読み取り開始(図7中のステップS111)する場合の、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング設定に関する処理である。
まず、制御部101内の動作状態管理機能は、読取モードを設定する時点において、出力物読取部190が動作中(出力物読み取り中)であるか、動作状態を確認する(図9中のステップS301)。
ここで、出力物読取部190が動作中(出力物読み取り中)でなければ(図9中のステップS302でNO)、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング重複は生じず、タイミングを変更する必要はないため、制御部101内の動作状態管理機能は読取モード設定#2の処理を終了する(図9中のエンド)。この場合には、通常の要求のあったタイミングで画像形成と出力物読み取りとを実行するように動作管理情報を設定する。
また、ここで、出力物読取部190が動作中(出力物読み取り中)であれば(図9中のステップS302でYES)、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング重複が生じる可能性があるため、制御部101内の動作状態管理機能は、出力物読取部190における出力物読み取りの動作モード(図11参照)を取得する(図9中のステップS303)。
そして、制御部101内の動作状態管理機能は、ユーザ設定やデフォルト設定などの記憶部104に記憶されている設定値を読み込み、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとを並行動作可能かを確認する(図9中のステップS304)。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であれば(図9中のステップS304でYES)、制御部101内の動作状態管理機能は、図11の出力物読み取りの動作モードを参照し、出力物読取部190の出力物読み取りについて間引き(読み取り頻度低下)や解像度低下が可能なモードであるかを確認する(図9中のステップS305)。
また、制御部101内の動作状態管理機能は、ユーザ設定やデフォルト設定などの記憶部104に記憶されている設定値を読み込み、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先するか否かを確認する(図9中のステップS306)。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であって(図9中のステップS304でYES)、出力物読み取りの間引きや精度低下が可能な動作モードであれば(図9中のステップS305でYES)、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読取部190の読み取り間隔により生じる空き時間が、原稿読取部110が原稿を読み込む時間以上になるように、出力物読取部190の読み取り間隔を調整して(図9中のステップS307)、出力物読取部190の出力物読み取りと原稿読取部110の原稿読み取りが交互に動作するように動作管理情報を設定する。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作可能な設定であって(図9中のステップS304でYES)、出力物読み取りの間引きや精度低下が不可能な動作モードであれば(図9中のステップS305でNO)、制御部101の動作状態管理機能は、画像形成間隔により生じる空き時間が原稿読取部110で原稿を読み込む時間以上になり、出力物読取部190の出力物読み取りと原稿読取部110の原稿読み取りとが交互に動作するように、動作管理情報を設定する(図9中のステップS308)。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作不可能な設定であって(図9中のステップS304でNO)、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先する設定であれば(図9中のステップS306でYES)、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読取部190が出力物読み取りをしているタイミングでは原稿読取部110での原稿読み取りを待機するように、動作管理情報を設定する(図9中のステップS309)。
ここで、原稿読取部110の原稿読み取りと出力物読取部190の出力物読み取りとが並行動作不可能な設定であって(図9中のステップS304でNO)、画像形成の際の出力物読み取りが原稿読み取りに対して優先する設定でなければ(図9中のステップS306でNO)、制御部101の動作状態管理機能は、原稿読取部110が原稿読み取りをしているタイミングでは画像形成部150での画像形成と出力物読取部190の出力物読み取りを待機するように、動作管理情報を設定する(図9中のステップS310)。なお、制御部101の動作状態管理機能は、出力物読み取りすべき用紙と後続の用紙とが衝突する恐れがない場合には、画像形成部150での画像形成は継続して、出力物読取部190の出力物読み取りだけを待機させるように制御してもよい。
そして、以上の動作において、制御部101の動作状態管理機能は、間引きや間隔調整や動作待機の場合には、その旨や動作開始までの時間を操作表示部103や外部機器に表示してもよい。
また、制御部101の動作状態管理機能は、既に給紙部105から給紙された用紙がある場合には、その給紙済みの用紙の画像形成や出力物読み取りが完了してから、画像形成や出力物読み取りの待機をするように制御する。
以上説明してきたような画像形成装置、画像形成システム、読取制御方法では、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行するよう制御することで、読取信号処理部120を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
また、出力物読取部190の読取モードに応じて原稿読取部110の読取モードを制御し、出力物読取部190で読み取りを実行していないタイミングにおいて原稿読取部110で読み取りを実行するよう制御することにより、読取信号処理部120を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
また、出力物読取部190において通過する全ての用紙の読み取りを実行する場合には、画像形成部150において用紙に対して画像を形成する時間間隔を広げると共に、出力物読取部190で読み取りを実行していないタイミングにおいて原稿読取部110で読み取りを実行するよう制御することにより、読取信号処理部120を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
また、出力物読取部190において通過する全ての用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、画像形成部150において用紙に対して画像を形成する時間間隔を変更せず、出力物読取部190において通過する用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御することにより、読取信号処理部120を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
また、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成することにより、画像形成された用紙の読取信号処理によって原稿の読取信号処理が制限されている場合にも、その制限が生じていることが明確になり、読取信号処理部の共用を適切にかつ効率的に実行することが可能になる。
〔画像形成装置、画像形成システムの第2の動作例〕
以下、図12と図13のフローチャートを参照して、画像形成装置又は画像形成システムの第2動作例について説明する。
なお、ここでは、図1と図2に示した画像形成装置と、図6に示した両面読取可能な原稿読取部110とを具体例にして第2動作例を説明する。
ここでは、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のうち原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、出力物読取部190との間で、読取信号処理部120を共用している。具体的には、この原稿読取部110では、原稿の第1面(表面)と原稿の第2面(裏面)とを同時に並行して読み取ることが可能に構成されている。また、読取信号処理部120は、撮像素子1101で得られる読取信号に対して各種の読取信号処理を行う読取信号処理部1201と、撮像素子1102又は撮像素子1901で得られる読取信号に対して各種の読取信号処理を行う読取信号処理部1202と、を有して構成される。すなわち、撮像素子1102で得られる読取信号と、撮像素子1901で得られる読取信号とで、読取信号処理部1202を共用するように構成されている。
ここで、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りモードに応じて他方の読み取りモードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行する読取モード設定#1について、図12のフローチャートを参照して説明する。
なお、この図12のフローチャートにおいて、図8のフローチャートと同一ステップ内容については同一ステップ番号を付すことで、重複した説明は省略する。
なお、この図12のフローチャートにおける読取モード設定#1は、画像形成ジョブを受信(図7中のステップS101)して画像形成開始(図7中のステップS106)する場合の、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング設定に関する処理である。
まず、制御部101内の動作状態管理機能は、読取モードを設定する時点において、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)であるか、動作状態を確認する(図12中のステップS200)。
ここで、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)でなければ(図12中のステップS201でNO)、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング重複は生じず、タイミングを変更する必要はないため、制御部101内の動作状態管理機能は読取モード設定#1の処理を終了する(図12中のエンド)。
また、ここで、原稿読取部110が動作中(原稿読み取り中)であれば(図12中のステップS201でYES)、両面読取であるかを確認する(図12中のステップS202)。
ここで、両面読取ではなく片面(表面)の読取であれば(図12中のステップS202でNO)、図6の構成から明らかなように、原稿表面読取と出力物読み取りとは別な読取信号処理部1201と1202とが対応するため、タイミングを変更する必要はなく、制御部101内の動作状態管理機能は読取モード設定#1の処理を終了する(図12中のエンド)。
一方、両面読取であれば(図12中のステップS202でYES)、図6の構成から明らかなように同じ読取信号処理部1202が対応するため、原稿裏面読取と出力物読み取りとのタイミング重複が生じる可能性がある。そこで、制御部101内の動作状態管理機能は、出力物読取部190における出力物読み取りの動作モード(図11参照)を取得する(図12中のステップS203)。
なお、これ以下のステップS204以降の処理は、既に図8で説明した場合と同じであるため、重複した説明を省略する。
ここで、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りモードに応じて他方の読み取りモードを制御し、一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて他方の読み取りを実行する読取モード設定#2について、図13のフローチャートを参照して説明する。
なお、この図13のフローチャートにおいて、図9のフローチャートと同一ステップ内容については同一ステップ番号を付すことで、重複した説明は省略する。
なお、この図13のフローチャートにおける読取モード設定#2は、原稿読み取りジョブを受信(図7中のステップS103)して原稿読み取り開始(図7中のステップS111)する場合の、原稿読み取りと出力物読み取りのタイミング設定に関する処理である。
まず、制御部101内の動作状態管理機能は、読取モードを設定する時点において、原稿読取部110の読取モードが両面読取であるかを確認する(図13中のステップS300)。
ここで、両面読取ではなく片面(表面)の読取であれば(図13中のステップS300でNO)、図6の構成から明らかなように、原稿表面読取と出力物読み取りとは別な読取信号処理部1201と1202とが対応するため、タイミングを変更する必要はなく、制御部101内の動作状態管理機能は読取モード設定#2の処理を終了する(図13中のエンド)。
一方、両面読取であれば(図13中のステップS300でYES)、図6の構成から明らかなように同じ読取信号処理部1202が対応するため、原稿裏面読取と出力物読み取りとのタイミング重複が生じる可能性がある。そこで、制御部101内の動作状態管理機能は、出力物読取部190における出力物読み取りの動作モード(図11参照)を取得する(図13中のステップS301)。
なお、これ以下のステップS302以降の処理は、既に図9で説明した場合と同じであるため、重複した説明を省略する。
以上説明してきたような画像形成装置、画像形成システム、読取制御方法では、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のいずれか一方と出力物読取部190とで読取信号処理部120を共用することで、原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
特に、出力物読取部190と読取信号処理部120を共用しない読取面の原稿読取部110では、出力物読取部190の動作に影響されることなく読み取りが可能であるため、原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。また、ここで、原稿第1面読取部と原稿第2面読取部のうち原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、出力物読取部190との間で、読取モードを制御することにより、読取信号処理部120を共用した条件において原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
また、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成することにより、画像形成された用紙の読取信号処理によって原稿の読取信号処理が制限されている場合にも、その制限が生じていることが明確になり、読取信号処理部の共用を適切にかつ効率的に実行することが可能になる。
〔画像形成装置、画像形成システムの第3の動作例〕
以下、図14のフローチャートを参照して、画像形成装置又は画像形成システムの第1動作例(図7)の変形例としての第3動作例について説明する。なお、この第3動作例は、第1動作例の基本動作部分に対応するものであり、図1と図2に示した画像形成装置と、図5または図6に示した原稿読取部110とに対応している。
なお、この図14のフローチャートにおいて、既に説明した図7のフローチャートと同一ステップ内容については同一ステップ番号を付すことで、重複した説明は省略する。
制御部101内の動作状態管理機能は、図10に示す動作管理情報の実施順番1の処理内容に基づいて、次の動作が出力物読取部190で読み取りを実行するタイミングあるいはページであれば(図14中のステップS107でYES)、出力物(画像形成された用紙)の読み取りを実行する(図14中のステップS108)。このようにして出力物読取部190で読み取られて生成される読取信号は読取信号処理部120で処理されて、画像データが生成される。そして、生成される画像データに基づいて、制御部101は、画像処理部140等を用いて画像を解析し(図14中のステップS109)、解析結果を用いて所定の処理を実行する(図14中のステップS110)。
ここで、所定の処理として間引き可能な、色彩補正、色ずれ補正、線幅補正、などについては、解析結果に応じて次回の出力物読取部190の読み取り頻度を調整して、動作管理情報を設定する。(図14中のステップS113)。すなわち、制御部101は、解析により得られた誤差が当初の所定範囲であれば出力物読取部190の読み取り頻度に変更無し、解析により得られた誤差が当初の所定範囲より小さければ出力物読取部190の読み取り頻度を減らし(読取実行間隔を広げる)、解析により得られた誤差が当初の所定範囲より大きければ出力物読取部190の読み取り頻度を増やす(読取実行間隔を狭める)、といったように調整を行う。
なお、これ以外の処理は、既に図7で説明した場合と同じであるため、重複した説明を省略する。
図15は色彩測定値と目標値との差である色差ΔEと、出力物読取部190の読み取り実行頻度との関係の一例を示す表である。
ここでは、2.0≦ΔEの場合には出力物読み取りを全ページ毎に実行、1.0<ΔE<2.0の場合には出力物読み取りを5ページ毎に実行、ΔE≦1.0の場合には出力物読み取りを5ページ毎に実行、としている。
この結果、ΔEが所定の範囲(例えば、1.0〜2.0)より大きい場合には色彩の劣化が生じやすいため、補正を頻繁に実施して画像の精度を高めることができる。一方、ΔEが所定の範囲(例えば、1.0〜2.0)より小さい場合には色彩が良好に保たれているため、色彩の補正の頻度を減らして実施して出力物読み取りを減らすことができる。これにより、原稿読取部110が待機する割合が減少するため、作業効率が向上する。
なお、図15で色差ΔEが所定の範囲(1.0〜2.0)の場合の出力物読み取り頻度を5ページ毎として、図11の色彩補正の出力物読み取り頻度を5ページ毎と一致させているが、これに限定されるものではない。すなわち、色差ΔEによる調整が無い場合の色彩補正の出力物読み取り頻度(図11)と、色差ΔEによる調整がある場合の中間付近の所定の範囲(1.0〜2.0)の場合の出力物読み取り頻度(図15)とを異なるページ数とすることが可能である。また、図15の色差ΔEの条件については、3段階以外の条件とすることも可能である。
また、図15の色差ΔEと同様に、色ずれ補正、線幅補正などについても、測定値と目標値との差に基づいて、出力物読み取り頻度を調整することが可能である。
以上のように、所定の画像を画像形成部によって用紙に形成し、該用紙を出力物読取部190で読み取って読取信号を読取信号処理部120で処理し、所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて画像形成部150に対して調整を行う機能を有し、測定値と目標値との差に応じて、出力物読取部190において通過する用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御することにより、第1動作例や第2動作例の効果に加えて、読取信号処理部120を共用した条件において、調整の頻度を減らして実施して出力物読み取りを減らすことができ、原稿の読取信号処理と画像形成された用紙の読取信号処理とを効率的に実行することが可能になる。
〔その他の構成例、動作例〕
図6では、撮像素子1101の読取信号処理を読取信号処理部1201で実行し、撮像素子1102と撮像素子1901の読取信号処理を読取信号処理部1201で実行していたが、これに限定されるものではない。例えば、撮像素子1101と撮像素子1102と撮像素子1901との読取信号処理を、単一の読取信号処理部120で実行するように制御部101が制御しても良い。
また、図11に示した出力物読み取りのモード情報において、色彩補正に関しては、読み取るべきパッチ画像の領域に限定した出力物読み取りを行うように制御部101が制御することで、出力物読み取りの間隔を広げることができ、原稿読み取りと出力物読み取りとを効率良く両立させることが可能になる。
また、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成し、オペレータが所持する端末に表示を行ったり、ネットワーク接続されたコンピュータに表示を行うことが可能である。
また、読取信号処理部120は、図1や図3では制御部101に含まれる状態を示しているが、これに限定されるものではない。更に、この読取信号処理部120は、画像形成装置100内だけでなく、画像形成システムのいずれかの位置に存在していれば良い。例えば、画像形成装置100から独立した原稿読取部110の内部や、出力物読取装置200の内部など、いずれかの位置に存在していて、原稿読取部110と出力物読取部190との読取信号処理を実行することが可能である。
また、以上の実施形態において、原稿読取部110または出力物読取部190の一方の読み取りの実行に応じて、読取信号処理部120の入力側に設けられたスイッチの切り替えや入力ポートの有効/無効を必要に応じて切り替えるようにしても良い。
100 画像形成装置
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
105 給紙部
107 搬送部
110 原稿読取部
120 読取信号処理部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
160 定着部
190 出力物読取部

Claims (27)

  1. 原稿を読み取る原稿読取部と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙を読み取る出力物読取部と、
    前記原稿読取部での読み取りにより得られた読取信号または前記出力物読取部での読み取りにより得られた読取信号を処理する読取信号処理部と、
    前記画像形成部による画像形成と前記原稿読取部による前記原稿の読み取りと前記出力物読取部による前記用紙の読み取りと前記読取信号処理部による読取信号の処理とを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記制御部は、
    前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、前記一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて前記他方の読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記出力物読取部の読取モードに応じて前記原稿読取部の読取モードを制御し、
    前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行する場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を広げると共に、前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を変更せず、前記出力物読取部において通過する前記用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    所定の画像を前記画像形成部によって前記用紙に形成し、該用紙を前記出力物読取部で読み取って読取信号を前記読取信号処理部で処理し、前記所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて前記画像形成部に対して調整を行う機能を有し、
    前記測定値と前記目標値との差に応じて、前記出力物読取部において通過する前記用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記原稿読取部は、前記原稿の第1面を読み取る原稿第1面読取部と、前記原稿の第2面を読み取る原稿第2面読取部とを有して構成される、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうち前記原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、前記出力物読取部との間で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうちの前記一方ではない他方については、前記出力物読取部の読取モードに関係無い状態で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 原稿を読み取る原稿読取装置と、
    用紙に画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置と、
    前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙を読み取る出力物読取装置と、
    前記原稿読取装置での読み取りにより得られた読取信号または前記出力物読取装置での読み取りにより得られた読取信号を処理する読取信号処理部と、
    前記画像形成部による画像形成と前記原稿読取装置による前記原稿の読み取りと前記出力物読取装置による前記用紙の読み取りと前記読取信号処理部による読取信号の処理とを制御する制御装置と、
    を有する画像形成システムであって、
    前記制御装置は、前記原稿読取装置または前記出力物読取装置の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、前記一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて前記他方の読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  11. 前記制御装置は、
    前記出力物読取装置の読取モードに応じて前記原稿読取装置の読取モードを制御し、
    前記出力物読取装置で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取装置で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記制御装置は、前記出力物読取装置において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行する場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を広げると共に、前記出力物読取装置で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取装置で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
  13. 前記制御装置は、前記出力物読取装置において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を変更せず、前記出力物読取装置において通過する前記用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
  14. 前記制御装置は、
    所定の画像を前記画像形成部によって前記用紙に形成し、該用紙を前記出力物読取装置で読み取って読取信号を前記読取信号処理部で処理し、前記所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて前記画像形成部に対して調整を行う機能を有し、
    前記測定値と前記目標値との差に応じて、前記出力物読取装置において通過する前記用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記原稿読取装置は、前記原稿の第1面を読み取る原稿第1面読取部と、前記原稿の第2面を読み取る原稿第2面読取部とを有して構成される、
    ことを特徴とする請求項10−14のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  16. 前記制御装置は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうち前記原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、前記出力物読取装置との間で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像形成システム。
  17. 前記制御装置は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうちの前記一方ではない他方については、前記出力物読取装置の読取モードに関係無い状態で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像形成システム。
  18. 前記制御装置は、前記原稿読取装置または前記出力物読取装置の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項10−17のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  19. 原稿を読み取る原稿読取部と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記画像が形成された前記用紙を読み取る出力物読取部と、
    前記原稿読取部での読み取りにより得られた読取信号または前記出力物読取部での読み取りにより得られた読取信号を処理する読取信号処理部と、
    前記画像形成部による画像形成と前記原稿読取部による前記原稿の読み取りと前記出力物読取部による前記用紙の読み取りと前記読取信号処理部による読取信号の処理とを制御する制御部と、
    を有する画像形成装置または画像形成システムにおける読み取りを制御する読取制御方法であって、
    前記制御部は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読取モードに応じて他方の読取モードを制御し、前記一方の読み取りを実行していないタイミングにおいて前記他方の読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする読取制御方法。
  20. 前記制御部は、
    前記出力物読取部の読取モードに応じて前記原稿読取部の読取モードを制御し、
    前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の読取制御方法。
  21. 前記制御部は、前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行する場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を広げると共に、前記出力物読取部で読み取りを実行していないタイミングにおいて前記原稿読取部で読み取りを実行するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の読取制御方法。
  22. 前記制御部は、
    前記出力物読取部において通過する全ての前記用紙の読み取りを実行しなくても良い場合には、前記画像形成部において前記用紙に対して前記画像を形成する時間間隔を変更せず、前記出力物読取部において通過する前記用紙について所定の割合で読み取りを実行しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の読取制御方法。
  23. 前記制御部は、所定の画像を前記画像形成部によって前記用紙に形成し、該用紙を前記出力物読取部で読み取って読取信号を前記読取信号処理部で処理し、前記所定の画像を画像形成して特定の測定項目について読み取った測定値を求め、該測定値とその目標値との差に基づいて前記画像形成部に対して調整を行う機能を有し、
    前記測定値と前記目標値との差に応じて、前記出力物読取部において通過する前記用紙の読み取りを実行する頻度を変更するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の読取制御方法。
  24. 前記原稿読取部は、前記原稿の第1面を読み取る原稿第1面読取部と、前記原稿の第2面を読み取る原稿第2面読取部とを有して構成される、
    ことを特徴とする請求項19−23のいずれか一項に記載の読取制御方法。
  25. 前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうち前記原稿を搬送しつつ読み取る機能を有するいずれか一方と、前記出力物読取部との間で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項24に記載の読取制御方法。
  26. 前記制御部は、前記原稿第1面読取部と前記原稿第2面読取部のうちの前記一方ではない他方については、前記出力物読取部の読取モードに関係無い状態で、読取モードを制御する、
    ことを特徴とする請求項25に記載の読取制御方法。
  27. 前記制御は、前記原稿読取部または前記出力物読取部の一方の読み取りの実行に応じて他方の読み取りの実行が制限されている場合に、該制限が生じていることを表示する信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項19−26のいずれか一項に記載の読取制御方法。

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