JP2015089868A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
下記成分A及びBを含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする皮膚外用剤により解決される。
A)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15の
ポリグリセリンとのオリゴマーエステル
B)グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される1種又
は2種以上6.0〜15.0質量%
【選択図】なし。
Description
(1)下記成分A及びBを含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする皮膚外用剤
A)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15の
ポリグリセリンとのオリゴマーエステル
B)グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又
は二種以上6.0〜15.0質量%
(2)二価カルボン酸が炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることを特徴とする(1)記載の皮膚外用剤
(3)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステルの含有量が皮膚外用剤全量に対して0.01〜4.0質量%であることを特徴とする(1)または(2)記載の皮膚外用剤
(4)化粧料であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の皮膚外用剤
<1>
本発明の皮膚外用剤の必須成分であるオリゴマーエステル
本発明の皮膚外用剤はその必須成分として、二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステル(以下、オリゴマーエステル)を含有する。二価のカルボン酸としては、特に限定されないが、オリゴマーエステルを含有する皮膚外用剤が使用時のさっぱり感に優れることから、炭素数具体的には、数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることが好ましい。これらの二価カルボン酸としては、具体的には、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸等を例示することができる。本発明のオリゴマーエステルは単独の二価カルボン酸でも二種以上の混合された二価カルボン酸から形成されていても良い。
<2>
本発明の皮膚外用剤の必須成分であるグリセリン及びポリグリセリン
本発明の皮膚外用剤はその必須成分として、グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又二種以上を含有する。それらの内でも、オリゴマーエステルの水への溶解性を向上させる点から、グリセリン、ジグリセリンが特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、その必須成分として、二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステル及びグリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又二種以上を7.0〜20.0質量%含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする。
表1に示す処方にしたがって本発明の皮膚外用剤であるローション及び比較例の皮膚外用剤であるローションを調製した。表1の成分(イ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。
更に、成分(ロ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。成分(イ)と成分(ロ)を室温で攪拌混合し、ローションを得た。なお、表1の数値は質量%を表す。
スライドガラス上に実施例1〜5のローション及び比較例1〜3のローション0.1mlを1.2cmφの面積に塗布し、ローションの使用中の状態を意識し、40℃、相対湿度60%で一時間乾燥し、試験膜を作成した。この試験膜の粘着性をハンディー圧着試験器KES−G5((株)カトーテック製)を用いて評価した。粘着性は装置のヘッドを塗布膜から引き剥がす際の粘着力(g)で表した。すなわち、この値が高いほど塗布膜の粘着性が高いことを表している。結果を表2に示す。
人肌類似のポリウレタン製合成皮革(試験前に予めエタノールで表面を清潔にしておく)の短冊(15cm×5cm)上の長手方向の端から1cmで、3cm×3cmの範囲に、実施例1〜5のローション及び比較例1〜3の化粧水20mgを均一に塗布し、両面テープで実験台に固定する。一方、同じ合成皮革片3cm×3cmを、荷重を載せる治具に両面テープで貼り付けておく。前記試料の塗布面に、上記治具を合成皮革の面を対向させて載置し、荷重200gを載せ、表面性試験機(HEIDON社製、HEIDON−14DR型)にて摩擦抵抗を測定した。測定条件は、掃引速度2000mm/sec、掃引距離9cm、リピート回数11回とし、往路の11回の摩擦抵抗値の平均を動摩擦抵抗値とした。動摩擦係数は、動摩擦抵抗値÷荷重にて算出した。動摩擦係数が小さいほど、滑りに対する抵抗が無いことを表す。結果を表2に示す。
熟練評価者5名により、肌上に塗布中の実施例1〜5のローション及び比較例1〜3のローションのべたつき、きしみ肌上での伸びを以下の評価基準で官能評価した。
べたつきが比較例1に比べて 1点:かなりある、2点:ある、3点:同等、4点:ほとんど感ない、5点:全くない。
きしみが比較例1に比べて 1点:かなりある、2点:ある、3:同等、4:ほとんど無い、5:全くない。
のびが比較例1に比べて 1点:かなり悪い 2:悪い、3:同等、4:良い、5:かなり良い。
なお5名の評点の平均値をサンプルの評点とした。結果を表2に示す。
実施例1〜5のローション及び比較例1〜3のローションを5℃に保存し、3か月後の状態を肉眼にて観察した。結果を表2に示す。
表3に示す処方にしたがって本発明の皮膚外用剤であるローション及び比較例の皮膚外用剤であるローションを調製した。表1の成分(イ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。
更に、成分(ロ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。成分(イ)と成分(ロ)を室温で攪拌混合し、ローションを得た。なお、表3の数値は質量%を表す。
また、試験例1〜4に準じて、実施例6〜10及び比較例4〜5のローションに関して、粘着性、動摩擦係数、使用性及び保存安定性を評価した。結果を表4に示す。
Claims (4)
- 下記成分A及びBを含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする皮膚外用剤
A)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15の
ポリグリセリンとのオリゴマーエステル
B)グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又
は種以上6.0〜15.0質量% - 二価カルボン酸が炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤
- 二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステルの含有量が皮膚外用剤全量に対して0.01〜4.0質量%であることを特徴とする請求項1または2記載の皮膚外用剤
- 化粧料であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用剤
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017081879A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 花王株式会社 | 透明性化粧料 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009073932A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Nippon Fine Chem Co Ltd | オリゴマーエステル及び組成物 |
JP2009227630A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Mandom Corp | 皮膚用化粧料 |
JP2014148471A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Mandom Corp | 皮膚用化粧料 |
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2013
- 2013-11-05 JP JP2013228926A patent/JP2015089868A/ja active Pending
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