JP6328979B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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本発明は良好な使用感を有する美白用の皮膚外用剤に関する。
皮膚外用剤、いわゆるスキンケア化粧料には、高い保湿機能や、美白効果、アンチエイジング効果などの種々の機能に加えて、さっぱり感等の良好な使用感、肌上での延展性、いわゆる伸びの良さ等、良好な使用性も求められている。
一方、高い美白効果を有する美白剤として、4−アルキルレゾルシノールが知られている。かかる美白剤を配合した美白化粧料にも前述のようなさっぱり感等の良好な使用感が求められている。
さっぱり感を達成する手段としては、特定のポリマー粉体を含有する水性ジェル化粧料(例えば、特許文献1参照)、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸・アクリル酸(C10−30)アルキル共重合体を含有したオイルフリーの皮膚外用剤(例えば、特許文献2参照)、粘土鉱物と多糖類を含有するオイルフリーの皮膚外用剤(例えば、特許文献3参照)が知られているが、これらの技術においては、さっぱり感等の使用感は改善されるものの、油剤を実質的に含有しないため、乳化剤形と比較して、肌上での滑り性が不足し、油剤に由来する、使用実感が不足するという課題が存在した。
また、特定の平均重合度のポリグリセリンと特定の二価の脂肪酸とのオリゴマーエステルを配合し、使用感を向上させようとする試み(例えば、特許文献4参照)もある。しかしながら、この技術を、4−アルキルレゾルシノールを含有するオイルフリーの皮膚外用剤に適用しようとすると、4−アルキルレゾルシノールの水への溶解性が低いため、低温での保存等の条件で4−アルキルレゾルシノールの結晶が析出するという課題が存在した。
すなわち、高い美白効果、さっぱり感とリッチな使用実感を有し、経時保存下でも安定な皮膚外用剤が求められていた。
一方、実質的に油剤を含有しない皮膚外用剤に、4−アルキルレゾルシノール、特定の平均重合度のポリグリセリンと特定の二価の脂肪酸とのオリゴマーエステル(以下、オリゴマーエステルと称する場合がある)及びグリセリン、特定の重合度のポリグリセリンから選ばれる多価アルコールとを含有させることで、高い美白効果、さっぱり感とリッチな使用実感を有し、経時保存下でも安定な皮膚外用剤が得られることは知られていなかった。
特開2000−302628号公報 特開2001−163756号公報 特開2003−81879号公報 特開2009−73932号公報
本発明は、高い美白効果と良好な使用感とを有し、経時安定性に優れる皮膚外用剤を提供することを課題とする。
前述した、従来技術の課題を鑑み、本発明者らは、高い美白効果、さっぱり感とリッチな使用実感を有し、経時保存下でも安定な皮膚外用剤を求めて鋭意研究した結果、4−アルキルレゾルシノール、特定の平均重合度のポリグリセリンと特定の二価の脂肪酸とのオリゴマーエステル及びグリセリン、特定の重合度のポリグリセリンから選ばれる多価アルコールとを含有する皮膚外用剤が課題を解決することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)下記成分A、B及びCを含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする皮膚外用剤
A)4−アルキルレゾルシノール
B)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15の
ポリグリセリンとのオリゴマーエステル
C)グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又
は二種以上6.0〜15.0質量%
(2)二価カルボン酸が炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることを特徴とする(1)記載の皮膚外用剤
(3)二価カルボン酸一種又はニ種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステルの含有量が皮膚外用剤全量に対して0.01〜5.0質量%であることを特徴とする(1)または(2)記載の皮膚外用剤
(4)4−アルキルレゾルシノールの含有量が皮膚外用剤全量に対して0.01〜5.0質量%であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の皮膚外用剤
(5)グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又
は二種以上の含有量が皮膚外用剤全量に対して6.0〜15.0質量%であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の皮膚外用剤
(6)化粧料であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の皮膚外用剤
本発明によれば、高い美白効果と良好な使用感とを有し、経時安定性に優れる皮膚外用剤を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
<1> 本発明の皮膚外用剤の必須成分である4−アルキルレゾルシノール
本発明の皮膚外用剤は、必須成分として4−アルキルレゾルシノールを含有することを特徴とする。4−アルキルレゾルシノールとはレゾルシノールのベンゼン環の4位がアルキル基によって置換された化合物であり、かかる、アルキル基としては、具体的には、エチル基、n−ブチル基、n−アミル基、n−ヘキシル基等の直鎖アルキル基、イソブチル基、tert−ブチル基、イソアミル基、2−エチルヘキシル基等の分岐状アルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基等が例示される。
本発明の皮膚外用剤の必須成分である4−アルキルレゾルシノールは、例えば、文献記載の方法や、特開2010−24193号公報記載の方法で調製することが可能である。
本発明の皮膚外用剤における4−アルキルレゾルシノール含有量は、皮膚外用剤全量に対して0.01〜5.0質量%であることが好ましく、より好ましくは、0.05〜2.0質量%である。下限値以下では美白効果が不充分な場合があり好ましくない。一方、上限値以上では、美白効果が頭打ちになる、経時の保存により、4−アルキルレゾルシノールの結晶が析出する場合があり好ましくない。
<2> 本発明の皮膚外用剤の必須成分であるオリゴマーエステル
本発明の皮膚外用剤はその必須成分として、二価カルボン酸の一種又はニ種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステルを含有する。二価のカルボン酸としては、特に限定されないが、オリゴマーエステルを含有する皮膚外用剤が使用時のさっぱり感に優れることから、炭素数具体的には、数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることが好ましい。これらの二価カルボン酸としては、具体的には、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、2,4−ジエチルペンタン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、8−エチルオクタデカン二酸、エイコサン二酸、ジメチルエイコサン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸等を例示することができる。本発明のオリゴマーエステルは単独の二価カルボン酸でも二種以上の混合された二価カルボン酸から形成されていても良い。
本発明の皮膚外用剤の必須成分であるオリゴマーエステルは、例えば、特開2007−137847号公報記載の方法により調製することが可能であるが、市販品も存在するので、かかる市販品を入手してしようすることもできる。このような市販品としては、具体的には、「Neooslue−AquaS」(日本精化株式会社製)が好適に例示される。
本発明の皮膚外用剤におけるオリゴマーエステルの含有量は、皮膚外用剤全量に対して、0.01〜5.0質量%であることが好ましく、0.05〜3.0質量%であることがより好ましい。下限値以下では、皮膚外用剤を塗布した場合の肌上での延展性が充分でない場合があり好ましくない。一方、上限値以上では皮膚外用剤の使用時のさっぱり感が低下する、長期保存によりオリゴマーエステルが析出する等の場合があり好ましくない。
<3> 本発明の皮膚外用剤の必須成分であるグリセリン及びポリグリセリン
本発明の皮膚外用剤はその必須成分として、グリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又二種以上を含有する。それらの内でも、オリゴマーエステルの水への溶解性を向上させる点から、グリセリン、ジグリセリンが特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤におけるグリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又二種以上の含有量は6.0〜15.0質量%であることが好ましく、より好ましくは、7.0〜12.0質量%である。下限値以下では、きしみ等により、使用感が低下する、長期の保存でオリゴマーエステルの溶解性が低下する等の場合があり好ましくない。一方、上限値以上では、皮膚外用剤の塗布時のさっぱり感が低下する場合があり好ましくない。
<3>本発明の皮膚外用剤
本発明の皮膚外用剤は、その必須成分として、4−アルキルレゾルシノール、二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステル及びグリセリン、平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又二種以上を含有し、実質的に油剤を含有しないことを特徴とする。
本発明の皮膚外用剤は、通常、皮膚外用剤に用いられる油剤を実質的に含有しないことを特徴とするが、本発明においては、実質的に含有しないとは、油剤を含有していても、その含有量が、皮膚外用剤全量に対して0.5質量%以下であることを意味する。
また、本発明における油剤とは、具体的には、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチコン、フェニルジメチコン、アミノ変性シリコーン等のシリコーン類、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシベンゾイルメタン、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、サリチル酸ホモメンチル、等のUV吸収剤、油溶性ビタミン等が例示される。
ただし、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸カリウム等)、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等の界面活性剤は本発明の油剤に包含されない。
さらに、本発明の皮膚外用剤にはその効果を損なわない範囲において、通常皮膚外用剤で用いられる、油剤以外の任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、平均分子量2000未満のポリエチレングリコール、平均分子量5000を超えるポリエチレングリコールの多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面処理されていてもい、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面処理されていてもい、酸化コバルト、群青、紺青、酸化亜鉛の無機顔料類、表面処理されていてもい、酸化鉄二酸化チタン焼結体等の複合顔料、表面処理されていてもい、平均一次粒径が100μm以下の微粒子二酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理されていてもい、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていてもい赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メ
チル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、多価アルコール及び/水で抽出された植物エキス、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等)、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤等が例示される。

本発明の皮膚外用剤は、上記必須成分と任意成分を定法により処理することにより調製することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1〜7、比較例1〜3>
表1に示す処方にしたがって本発明の皮膚外用剤であるローション及び比較例の皮膚外用剤であるローションを調製した。表1の成分(イ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。
更に、成分(ロ)を室温で攪拌混合し均一溶液とした。攪拌条件下、成分(イ)に成分(ロ)を室温で混合し、ローションを得た。なお、表1の数値は質量%を表す。
Figure 0006328979
*1)エイコサン二酸及びテトラデカン二酸と水酸基価から計算した平均重合度10のポリグリセリンとのジエステルとグリセリンの6:4混合物(「Neooslue−AquaS」日本精化株式会社製)
*2)オクタデカン二酸と水酸基価から計算した平均重合度10のポリグリセリンとのジエステル(特開2007−137847号公報記載の方法により調製)
*3)セバシン酸と水酸基価から計算した平均重合度6.5のポリグリセリンとのジエステル(特開2007−137847号公報記載の方法により調製)
<試験例1>美白効果の評価
パネラー10名により、実施例1〜7のローション及び比較例1〜3のローションを3か月間使用し、使用前と3か月後の肌のL値を測定し、その変化ΔL値を求めた。結果を表2に示す。ΔL値が大きい程美白効果が大きいことを示す。
<試験例2>使用感の評価
熟練評価者5名により、肌上に塗布中の実施例1〜7のローション及び比較例1〜3のローションの使用実感(油剤を含有するようなリッチな使用感)、さっぱり感を以下の評価基準で官能評価した。評価者5名の平均値をそのローションのスコアとした。結果を表2に示す。

使用実感が比較例1に比べて 5点:かなりある、4点:ある、3点:同等、2点:ほとんど感ない、1点:全くない。
さっぱり感が比較例1に比べて 5点:かなりある、4点:ある、3:同等、2:ほとんど無い、1:全くない。
<試験例3>保存安定性の評価
実施例1〜7のローション及び比較例1〜3のローションを5℃に保存し、3か月後の状態を肉眼にて観察した。結果を表2に示す。
Figure 0006328979
表2から明らかなように、本発明の皮膚外用剤が高い美白効果と良好な使用感とを有し、経時安定性に優れることが確認された。
本発明は化粧料として利用できる。

Claims (3)

  1. 下記成分A、B及びCを含有し、油の含有量が皮膚外用剤全量に対して0.5質量%以下であることを特徴とする皮膚外用剤。
    A)4−アルキルレゾルシノールを皮膚外用剤全量に対して0.01〜5.0質量%
    B)二価カルボン酸1種又は2種以上と水酸基価から算出した平均重合度が2〜15のポリグリセリンとのオリゴマーエステルを皮膚外用剤全量に対して0.01〜5.0質量%
    C)グリセリン、及び平均重合度2〜4のポリグリセリンからなる群から選択される一種又は二種以上を皮膚外用剤全量に対して6.0〜15.0質量%
  2. 前記オリゴマーエステルにおける二価カルボン酸が、炭素数6〜22の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸であることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
  3. 化粧料であることを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
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