JP2015085278A - アクチュエータの駆動回路装置及び駆動方法並びにそれらを用いたレンズモジュール及び電子機器 - Google Patents

アクチュエータの駆動回路装置及び駆動方法並びにそれらを用いたレンズモジュール及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの共振周波数に合ったノッチフィルタをデジタル的にかつ、自動的に選択できるアクチュエータの駆動回路装置を提供する。【解決手段】アクチュエータの駆動回路装置100Aは、アクチュエータ170を駆動、制御し、複数のノッチフィルタを選択する制御部120とフィルタ130とボイスコイルモータ(VCM)170を駆動するドライバ140と、VCM170に生じた磁気誘導信号を増幅する信号処理部150と信号処理部の信号をデジタル処理し共振周波数を測定、算出する共振周波数検出部160を有する。共振周波数検出部160で算出、確定したフィルタ選択信号Sfrに基づき制御部120で所定のノッチフィルタが設定される。【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータの駆動回路装置及び駆動方法並びにそれらを用いたレンズモジュール及び電子機器に関する。
アクチュエータとは、一般的に入力エネルギーで機械的運動を起こす機器、機構であると定義されている。アクチュエータのなかには一般的に電気系アクチュエータと称されるものがあり、さらに電気系アクチュエータの中には電子機器たとえば携帯電話、携帯カメラなどの自動焦点システムに用いられるDCモータ、ステッピングモータ、ピエゾモータ、ボイスコイルモータ(以下VCMと称する)などが知られている。VCMはコイルを用いるがそれを用いるものとしてはソレノイドも知られている。VCMを用いたアクチュエータは小型で高速な応答が実現できることでも知られている。
特許文献1は、たとえばレンズモジュール、電子機器にかかわるアクチュエータを開示し、モータ制御下にある機械システムにおいて、リンギング、跳躍を最小にするモータ駆動式システムを開示する。たとえばその図1に示された機械システムは、撮像チップ、モータドライバ、VCM、及びレンズを含む。
特許文献2は、スプリングリターン機構付VCMの制御技術に関する。VCMはリターンスプリング機構を備えている。
特許文献3は、振動アクチュエータ駆動回路に関し、共振点が変化する振動アクチュエータにおいて、運動エネルギーを効率的に取り出す方法を提供するとしている。そのために共振点の変化を振動検出器及びコンパレータを用いて追尾し、常時、振動アクチュエータを共振点で駆動する。
特許文献4は、システムを使用する度に共振周波数を検出し、検出された共振周波数を除去するようにフィルタの係数が自動的に可変できる適応型ノッチフィルタを利用した機械的共振補償装置及び適応型ノッチフィルタを利用した機械的共振補償方法を提供するとしており、適応型ノッチフィルタは無限インパルス応答フィルタを採用する。
特開2010−183832号公報 特開2013−81294号公報 特開2001−85756号公報 特開2004−240972号公報
特許文献1,2,3,4はいずれも電気系アクチュエータの共振周波数に着目している点で類似する。本発明のアクチュエータは上記先行技術文献に鑑み、外部測定器を用いることなく共振周波数を自動的に測定し、算出し、さらに算出した共振周波数の信号、データに基づき所定のノッチフィルタを自動的に選択できるアクチュエータの駆動回路装置、電子機器等を提供するものである。
本発明の態様は、共振周波数を有するアクチュエータの駆動回路装置であって、駆動回路装置は共振周波数の信号に対して第1の周波数特性を有する第1フィルタと、共振周波数に対して第2の周波数特性を有する第2フィルタを有し、第1フィルタを介して伝達される駆動信号によってアクチュエータを振動させ、振動したときの共振周波数を測定、算出し、算出したデータに基づき第1フィルタを第2フィルタに切り替える。
また、アクチュエータはVCMを含む。
また本発明の態様は、アクチュエータを駆動する制御信号を生成し、かつ第1フィルタ及び第2フィルタを有する制御部と、制御部からの制御信号に応じてアクチュエータを構成するコイルに駆動電流を供給するドライバと、コイルの一端に生じた磁気誘導信号を増幅してパルス信号を生成する信号処理部と、信号処理部から出力されたパルス信号の周波数を測定、算出し、算出したデータに基づき制御部にフィルタ選択信号を入力する共振周波数検出部を有している。
また本発明の態様は、共振周波数検出部は、コンパレータから出力されるパルス信号のハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の数をカウントし、パルス信号の周期、周波数を算出したデータを確定し、確定したデータに基づき制御部より第2フィルタを選択する。
本発明の別の態様は、共振周波数を有するアクチュエータの駆動方法であって、第1の周波数特性を有する第1フィルタをアクチュエータの駆動回路装置に設定するステップと、駆動回路装置をオンさせてアクチュエータを振動させるステップと、アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップと、測定、算出した後に共振周波数を確定するステップと、確定した共振周波数のデータに基づき、第1の周波数特性とは異なる第2フィルタを選択するステップと、選択した第2フィルタを駆動回路装置に設定するステップと、アクチュエータを駆動するステップを有する。
また、本発明の態様は、駆動回路装置をオンさせてアクチュエータを振動させるステップと、アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップは少なくとも2回行う。
また、本発明の態様は、駆動回路装置をオンさせてアクチュエータを振動させるステップと、アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップが実行されたとき、共振周波数の算出は実行の回数の平均値または、測定、算出した値の最大値及び最小値を除いた測定の平均値で求める。
本発明の別の態様のレンズモジュールは、フォーカシングレンズと、その支持体がフォーカシングレンズに連結されたボイスコイルモータと、ボイスコイルモータを駆動する駆動回路装置とを備える。
本発明の別の態様の電子機器は上記のレンズモジュールと、レンズモジュールを通った光を撮像する撮像デバイスとを備える。
本発明によればアクチュエータをフィルタの特性を変えて振動させ、振動した共振周波数をデジタル的に回路で自動的に測定、算出し、算出した共振周波数のデータに基づきアクチュエータに必要なノッチフィルタを自動的に設定するようにしたので、アクチュエータの調整時間を短縮させ、かつその性能を高めることができる。
本発明の実施形態にかかる電子機器、アクチュエータの駆動回路装置等を示す概念図。 図1の具体的な回路構成図。 本発明にかかるアクチュエータの、周波数に対する振幅の変化を示す図。 本発明にかかるアクチュエータの、周波数に対する利得の変化を示す図。 本発明にかかるアクチュエータの、時間の推移に対する変位(振動)を示す図。 図1に示した本発明にかかるアクチュエータのおもな回路部の信号波形図。 本発明にかかる共振周波数検出部で確定されたフィルタ選択信号とその信号に基づき選択されるノッチフィルタの関係を示す図。 本発明にかかるアクチュエータの駆動方法を示す流れ図。
図1は本発明の実施形態にかかるアクチュエータの駆動回路装置及び駆動方法並びにそれらを用いたレンズモジュール及び電子機器を示す概念図である。電子機器100は、撮像機能付きの携帯電話、あるいはデジタルカメラ、ビデオカメラなどであり、CPU(Central Processing Unit)110、レンズモジュール177、及び撮像デバイス178を備える。レンズモジュール177は、いわゆるオートフォーカス機能を実現するために設けられフォーカシングレンズ175、VCM170、駆動回路装置100Aを含む。撮像デバイス178はレンズモジュール177を通った光を撮像する。VCM170は、フォーカシングレンズ175を位置決めするアクチュエータであり、フォーカシングレンズのレンズ支持体174は、フォーカシングレンズ175と連結されている。レンズ支持体174はフォーカシングレンズ175とともに符号Xで示した方向に変位する。VCM170は、コイル171、ばね172、ばね支持部173、レンズ支持体174、フォーカシングレンズ175、磁石176を有する。
駆動回路装置100Aは、VCM170のコイル171に駆動電流Idrvを供給しフォーカシングレンズ175の位置を制御する。具体的には駆動回路装置100Aはコイル171に駆動電流Idrvを流すことによりフォーカシングレンズ175を方向Xに変位させる。ばね172は、方向Xと反対方向に戻すように作用する。
CPU110は、フォーカシングレンズ175を通過した像が撮像デバイス178上で結像するように、フォーカシングレンズ175の目標位置を決定し、その目標位置に応じたVCM170のスライド量を指示する指令値S1を駆動回路装置100Aの制御部120に入力する。以上が電子機器100全体の構成である。続いて駆動回路装置100Aを説明する。
駆動回路装置100Aは制御部120、フィルタ130、ドライバ140、信号処理部150、及び共振周波数検出部160を有する。
制御部120は、電子機器100からVCM170の目標スライド量を指示する指令値S1を受け、アナログの制御信号(不図示)を生成する。VCM170及びばね172、フォーカシングレンズ175からなる振動系は、ばね定数Kと、質量Mとしたときの共振周波数fRは、fR=√(K/M)/2πで表すことができる。質量Mは、フォーカシングレンズ175、レンズ支持体174、及び磁石176を含む。
制御部120は、異なる周波数特性を有するフィルタを複数有しており、後述する共振周波数検出部160からのフィルタ選択信号Sfrを受け、フィルタ選択信号Sfrで指定された共振周波数を有するフィルタをフィルタ130として設定する。ここで、フィルタ130として設定するとは、複数のフィルタの中から特定のフィルタを制御部120と、後段のドライバ140との間に電気的に接続することを言う。
制御部120に用意したフィルタは共振周波数の信号を伝達するバンドパスフィルタと、共振周波数の信号を阻止または減衰させるノッチフィルタである。ノッチフィルタは共振周波数が異なるものが複数用意されており、フィルタ選択信号Sfrに応じてその中の1つが選択されフィルタ130として設定される。制御部120には、バンドパスフィルタとノッチフィルタが用意され、かついずれか一方のフィルタから他方のフィルタに切り替える機能も兼ね備えている。
フィルタ130は、制御部120から入力される制御信号に第1及び第2の周波数特性をもたせ後段のドライバ140に伝達する作用を有する。第1の周波数特性は、アクチュエータ170の共振周波数fRの信号を伝達する、たとえばバンドパスフィルタ(第1フィルタ)で決定される。第2の周波数特性は、共振周波数fRの信号を阻止または減衰させるノッチフィルタ(第2フィルタ)で決定される。第1フィルタ及び第2フィルタは、量子化及び標本化してAD変換した信号をデジタル処理する、いわゆるデジタルフィルタが好ましい。デジタルフィルタには有限インパルス応答フィルタ(FIR)及び無限インパルス応答フィルタ(IIR)が知られているが本発明ではいずれであってもかまわない。なお、アクチュエータにデジタルフィルタを採用するものはたとえば特許文献4に紹介されている。なお、第2フィルタはデジタルフィルタであることが好ましいが、第1フィルタはアクチュエータ170を振動させるために用意しているのでデジタルフィルタである必要はなく、共振周波数fRの信号を伝達すればよい。したがって、一般的によく知られたフィルタの構成を有する必要はなく抵抗成分、容量成分、インダクタンス成分の小さいたとえば導電体であってもかまわない。
第2フィルタすなわち、共振周波数fRの信号を阻止または減衰させるノッチフィルは、制御部120に複数用意されている。用意するノッチフィルタの数は共振周波数fRのばらつきに応じて決定される。いずれにしても共振周波数fRのばらつきの許容範囲がたとえば50Hzから150Hzであるとすれば、それらをカバーし、かつ、駆動回路装置の集積規模、応答性などを考慮してノッチフィルタの数を決定することになる。
ドライバ140は、制御部120、フィルタ130を介して入力された制御信号に基づきアクチュエータ170を駆動する。アクチュエータ170を駆動するには、ドライバ140はコイル171に駆動電流Idrvを供給する。ドライバ140には、たとえば特許文献2に示された駆動電流生成部10と同等の回路を用いることができる。駆動電流Idrvの大きさ及びその変化勾配は制御部120によって制御されている。
信号処理部150は、コイル171に生じた共振周波数fR近傍の信号を増幅し、増幅した信号をコンパレータで波形成形しパルス(矩形波)信号を出力する。
共振周波数検出部160は、信号処理部150から出力されたパルス信号をデジタル処理し、アクチュエータ170の共振周波数fRを測定し、算出し、さらに制御部120にフィルタ選択信号Sfrを入力する。共振周波数検出部160は、パルスカウンターを有し、信号処理部150から出力されたパルス信号Prのハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の数をカウントし、周期を求め、その周期から共振周波数を求める。共振周波数fRが確定されると、その共振周波数fRに応じたフィルタ選択信号Sfrが制御部120に入力される。制御部120はフィルタ選択信号Sfrに応じたフィルタをフィルタ130に設定する。
アクチュエータ170は、コイル171、ばね172、ばね支持体173、レンズ支持体174、フォーカシングレンズ175を有する。コイル171に駆動電流Idrvが供給されると、コイル171と磁石176との間で磁気結合が生じる。フォーカシングレンズ175はレンズ支持体174に連結されている。したがって、フォーカシングレンズ175は駆動電流Idrvの大きさに応じて符号Xで示した方向に変位する。符号X方向の変位は、ばね172で引き戻される。
本発明の実施の形態ではフォーカシング用のレンズモジュールを説明したが駆動回路装置100Aの用途はそれに限定されない、たとえば、VCM170は手ぶれ補正用のレンズを駆動してもよい。
図2は、電子機器200を示す。電子機器200は、図1に示した電子機器100の具体的な構成図である。さらに図2には図1には示していない変位計測器(レーザー変位計)180を示している。ここでは図1とは異なるドライバ140、信号処理部150、及び変位計測器180について説明する。なお、制御部120に演算部、DACを設けているがこれらは特許文献2に示されている。演算部は、CPU110からの指令値S1を受けてデジタル制御信号を生成する。DACはデジタル制御信号をアナログの制御信号に変換する。
ドライバ140は、具体的にはコイル171に駆動電流Idrvを供給するための作用を有する。すなわちドライバ140は、VCM170のコイル171に制御信号V1に応じた駆動電流Idrvを供給する。ドライバ140は、演算増幅器OA、トランジスタTR、抵抗R(抵抗値r)を含む。
トランジスタTR及び抵抗Rは、コイル171に流れる駆動電流Idrvの経路に直列に設けられる。制御信号V1は演算増幅器OAの非反転入力端子へ制御部120に設けられたDACからフィルタ130を介して入力される。トランジスタTRと抵抗Rの接続点の電圧は、演算増幅器OAの反転入力端子へフィードバックされる。ドライバ140で生成される駆動電流Idrvは、電源端子VCCの電圧をvcc、制御信号V1の電圧をv1とすると、Idrv=(vcc−v1)/rで表すことができる。駆動電流Idrvはアクチュエータ170の駆動信号として作用する。
なお、ドライバ140は、コイル171に駆動電流Idrvを流し込むソース型としたが、コイル171から駆動電流Idrvを吸い込むシンク型で構成してもよい。ソース型では、コイル171は接地端子GND側に接続されるが、シンク型ではコイル171は、電源端子VCC側に接続される。また、ドライバ140は図2のそれには限定されずその他の形式の電流源あるいは電圧源を用いてもよい。たとえば、ドライバ140はトランジスタを用いずに演算増幅器と抵抗の組み合わせで電圧源を生成するようにしてもよい。また、パルス幅変調されたPWM信号でコイル171に駆動電流Idrvを供給するようにしてもよい。
信号処理部150は、レベル調整回路152、演算増幅器154、コンパレータ156、抵抗R1,R2、及びキャパシタC1,C2を有する。信号処理部150は、コイル171に生じた磁気誘導信号を増幅し、パルス信号に変換する作用を有する。レベル調整回路152は後段の演算増幅器154のダイナミックレンジが適切な動作点に設定されるように、コイル171に生じた磁気誘導信号を所定の直流レベルに調整する、いわゆるレベルシフトの機能を有する。なお演算増幅器154の増幅度との兼ね合いでレベル調整回路152に利得調整の機能を併せもたせてもよい。
演算増幅器154は、レベル調整回路152の出力を増幅する。増幅度は抵抗R1,R2の大きさによって、周波数特性はキャパシタC1,C2の大きさによってそれぞれ設定される。いずれにしても抵抗R1,R2、及びキャパシタC1,C2はアクチュエータ170の共振周波数近傍の信号増幅度を高めるように設定される。
コンパレータ156は演算増幅器154から出力されるアナログ信号をパルス信号Prに変換する。パルス信号は後段の共振周波数検出部160でデジタル処理される。コンパレータ156の反転入力端子及び非反転入力端子にはレベル調整回路152の出力及び演算増幅器154の出力が各別に入力される。レベル調整回路152の出力は演算増幅器154の非反転入力端子にも入力されている。したがって、コンパレータ156で比較する両者信号はいずれも演算増幅器154側から取り出した、増幅前と増幅後の2つの信号である。こうした構成によれば、演算増幅器154の増幅度、回路動作点がたとえば電源電圧や温度の変化によって変動したとしても2つの信号は連動して同じ方向に変化することになるのでコンパレータ156の出力には上記の変化に影響を受けない安定した出力を取り出すことができる。また、コンパレータ156には一般的に電源電圧や温度の変化に影響を受けない基準電圧を用意しなければならないが、本発明ではこうした基準電圧生成回路を用意しなくても済むので駆動回路装置100A全体の集積度を下げ、コストを低減することもできる。
変位計測器(レーザー変位計)180は、アクチュエータ170にレーザーを発射し、その反射光をセンサがキャッチして、アクチュエータ170の変位量、すなわちフォーカシングレンズ175が動いた距離を計測する。動いた距離は電圧に変換される。なお、変位計測器180は、共振周波数fRの計測に用いることができる。しかし、本発明の実施の形態では信号処理部150、共振周波数検出部160で、共振周波数fRを自動的に測定、算出するので変位計測器180を共振周波数fRの測定に用いなくてもよい。
図3は本発明にかかるアクチュエータ170自体の周波数特性、すなわち、周波数の変化に対する振幅の変化を示す。周波数特性はアクチュエータの種類によって異なるが、本発明のVCMを用いたアクチュエータの共振周波数fRは50Hz〜150Hzであった。通常アクチュエータは共振点を有し、その共振周波数で振動することが知られている。言い換えれば、アクチュエータの共振周波数を測定、算出するにはアクチュエータ自体を振動させることにほかならない。なお、図3に示した周波数特性は、図2において、変位計測器(レーザー変位計)180で検出した変位量(距離)を周波数毎に電圧に換算し、それらをプロットすることで得られる。
図4は、フィルタ130自体の周波数特性を示す。符号X1はフィルタ130が共振周波数fRの信号であっても利得はその他の周波数と同等の利得が得られる状態を示す。こうした特性は共振周波数fR近傍の周波数の信号をそのまま伝達させるいわゆるバンドパスフィルタ(第1フィルタ)を用いることで得られる。また、バンドパスフィルタではなく、ほぼ全帯域型のフィルタであってもよい。最も簡便なフィルタ構成は、抵抗成分、容量成分、インダクタ成分の極めて小さな導電体そのものである。
図4での符号X2は、フィルタ130にノッチフィルタ(第2フィルタ)を用いた場合の周波数特性を示す。ノッチフィルタは信号の阻止帯域が狭く、特定の周波数の信号の伝達を阻止する。本発明ではアクチュエータ170の共振周波数fR及びその近傍の信号を阻止、または減衰させる。本発明での共振周波数fRはたとえば50Hz〜150Hzである。
本発明で用いるノッチフィルタは、量子化及び標本化してAD変換した信号をデジタル信号処理するデジタルフィルタである。なお、アクチュエータにデジタルフィルタを用いることは特許文献4に開示されている。
図5は、本発明にかかるアクチュエータ170の振動特性を模式的に示す。符号X3は図4、符号1で示した、いわゆるバンドパスフィルタを用いてアクチュエータ170を振動させた場合である。符号X3で示す振動特性は本発明の実施の形態ではアクチュエータ170の共振周波数fRを測定、算出するときに利用される。アクチュエータ170をオンさせると時間の経過とともに変位量すなわちアクチュエータ170の動く量は減衰する。なお、変位量は図2に示した変位計測器(レーザー変位計)180で検出、観察することができる。
図5での符号X4で示した振動特性は、図4、符号X2で示した、いわゆるノッチフィルタを用いてアクチュエータ170を振動させた場合である。アクチュエータ170をオンさせる、時間が経過しても変位量すなわちアクチュエータ170の動く量はほぼ一定であることが分かる。なお、変位量は図2に示した変位計測器(レーザー変位計)180で検出、観察することができる。
図6は図2においての主な回路部の出力信号波形を模式的に示す。図6(a)は、制御部120の出力信号すなわちフィルタ130に入力される制御信号を示す。制御信号はパルス信号である。
図6(b)はフィルタ130の出力信号すなわちドライバ140に入力される駆動信号を示す。駆動信号はノッチフィルタで共振周波数及びその近傍の周波数の利得が阻止または減衰されるので、図6(b)に示すように信号レベルがローレベルからハイレベルに遷移した後に振幅が極端に減衰し、その後徐々に元の振幅の大きさに向かって変化していく。
図6(c)は、フィルタ130がノッチフィルタに設定されたときに演算増幅器154の出力すなわちコンパレータ156の非反転入力端子に入力される信号を示す。
図6(d)は、フィルタ130がノッチフィルタに設定されたときに変位計測器180で検出、観察される信号波形を示す。変位計測器180では図6(c)に示した演算増幅器154の出力信号とほぼ同じものを検出、観察することができる。
図6(e)は、フィルタ130がノッチフィルタに設定されたときに、コイル171の一端に生じる磁気誘導信号を示す。磁気誘導信号の振幅は時間の経過とともに徐々に減衰する。
図6(f)は、コンパレータ156の出力信号すなわち共振周波数検出部160の入力を示す。コンパレータ156の出力はパルス信号Prであり、演算増幅器154の非反転入力端子(+)と反転入力端子(−)にそれぞれ入力された信号が比較され両者信号のレベル差に応じてハイレベル及びローレベルを有するパルス信号が出力される。
図7は、共振周波数検出部160からのフィルタ選択信号Sfrに応じて制御部120で設定されるノッチフィルタの状態を模式的に示す。
いま、共振周波数検出部160から、フィルタ選択信号SfrがSfr1からSfrnまで出力されたとすると、それらを便宜的に、Sfr1〜Sfr5、Sfr6〜Sfr10、Sfr11〜Sfr15、及びSfrn-5〜Sfrnまでグルーピングする状態を示す。理想的には共振周波数fR毎に、すなわちフィルタ選択信号Sfr毎に制御部120にノッチフィルタを用意しておくのが好ましい。しかし、こうした構成では制御部120の規模が大きくなりアクチュエータ170の応答性及びコスト的にみて不合理であるので、本発明では、たとえばフィルタ選択信号がSfr1〜Sfr5の範囲のときは、共振周波数fRがfR1に設定されたノッチフィルタフィルタを選択するようにしたものである。同様に、フィルタ選択信号がSfr6〜Sfr10の範囲のときは、共振周波数fRがfR2に、フィルタ選択信号がSfr11〜Sfr15の範囲のときは、共振周波数fRがfR3に、また、フィルタ選択信号がSfrn-5〜Sfrnの範囲のときは、共振周波数fRがfRnに、それぞれ設定されたノッチフィルタフィルタを選択するようにするものを示す。こうした構成によれば、制御部120に用意すべきノッチフィルタの数を少なく抑えることができるので実用上アクチュエータの性能を損ねることなくかつコストの廉価化を図ることができる。
図8は、本発明にかかるアクチュエータ170の駆動方法を示す流れ図である。図2〜図7を用いてアクチュエータ170の駆動手順を説明する。まず、ステップ810で第1の周波数特性を有する第1フィルタをアクチュエータの駆動回路装置100Aに一時的に設定する。ここで第1の周波数特性とは、アクチュエータ170の共振周波数fR及びその近傍での信号の利得が阻止、減衰しない特性を指す。したがって、第1フィルタは共振周波数fRの信号を伝達するバンドパスフィルタかまたは全帯域に対して利得がほぼ一定な全帯域型フィルタまたはロスの少ない導電体そのものである。したがって、第1フィルタはアクチュエータ170の振動を抑制しないものであれば十分である。極論すれば振動を妨げないものであればノッチフィルタであってもかまわない。ステップ810では図2に示した駆動回路装置100Aを図4、符号X1で示した特性を有するフィルタ130を用いる。
ステップ820は、ステップ810で設定した第1フィルタを用いてアクチュエータ170を振動させる。第1フィルタは共振周波数fRでの信号を十分に伝達できるので駆動回路装置100Aをオンさせると、アクチュエータ170は振動する。なお、駆動回路装置100Aのオンオフ制御は、たとえば制御部120で行う。ステップ820では図4、符号X1で示した周波数特性を有するフィルタを用い、図5、参照符号X3で示した振動を生じさせる。ステップ820を1回だけではなく数回行うならば、次のステップ830と組み合わせることで共振周波数fRを測定し、算出し、確定する精度を高めることができる。
ステップ830は、ステップ820で振動させたアクチュエータ170の共振周波数を測定、算出する。共振周波数の測定、算出は信号処理部150及び共振周波数検出部160で行う。信号処理部150はコイル171に生じた磁気誘導信号を増幅する作用を有し、共振周波数検出部160はおもに共振周波数fRの測定、算出を行う。なお、共振周波数fRの測定は信号測定部150から出力されたパルス信号Prのハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の数をカウントし周期を求め、最終的には周期の大きさから共振周波数fRを求める。ステップ830は、ステップ820とともに数回行うならば、共振周波数frを算出し、確定する精度を高めることができる。測定、算出する回数は、ステップ820,830の実行回数に応じて数回に及び、それらのデータは逐次変わるが、確定されるデータ、情報は原則的には1つである。ステップ830では、図6(e)に示したコンパレータ156のパルス信号Prが測定の対象となる。
ステップ820及びステップ830の処理を数回行い共振周波数を求めるときには、それらの実行回数分の平均値を求める他に測定値、算出値の最大値と最小値を除外し、残った測定値、算出値の平均値を求めるようにしてもよい。
ステップ840はステップ830で測定、算出した結果から最終的にアクチュエータ170の共振周波数fRを確定する。確定するにあたっては前に述べたように測定回数分の平均値をベースにしたり、最大値と最小値を除外した平均値をベースにしたりして決定する。確定されるデータ、情報は数値で表すかコードで表しフィルタ選択信号Sfrとして制御部120に入力される。
ステップ850ではステップ840で共振周波数fRを確定した後、その情報、データをたとえば制御部120に設けた、たとえばPROM、EPROM、EEPROM、FeRAM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに記憶させる。このようにするならば、次回以降のアクチュエータの起動時にはそれらのデータ、情報を不揮発性メモリから読み出すことで、共振周波数fRを再度測定、算出する操作が不要となり、フィルタ130に所定のフィルタを設定することができ、アクチュエータ170を含めたレンズモジュール177の調整が簡易になる。すなわち、共振周波数fRの確定はアクチュエータ170を含めたレンズモジュール177の出荷時のみで済むので電子機器100,200に搭載するときの共振周波数fRの調整、設定が不要となり、製造工程の簡素化、コストの廉価化が実現できる。
ステップ860では、ステップ840,850で確定したフィルタ選択信号Sfrを受けると、制御部120から第2の周波数特性を有する第2フィルタが選択されフィルタ130として設定する。第2の周波数特性は共振周波数fRの信号が阻止または減衰する特性であり、図2に示した駆動回路装置100Aは図4、符号X2で示した特性を示す。
ステップ870は、選択された第2フィルタをアクチュエータの駆動回路装置100Aのフィルタ130の箇所に設定する。これによって、アクチュエータ170の共振周波数のばらつきに応じたノッチフィルタが固定される。
ステップ880で、アクチュエータ170は本格的に駆動される。
ステップ820及びステップ830は繰り返し数回行うことが好ましい。これによって共振周波数の算出、確定の精度を高めることができる。
本発明のアクチュエータの駆動回路装置及び駆動方法並びにそれらを用いたレンズモジュール及び電子機器は、共振周波数がアクチュエータの製造上ばらついてもその共振周波数に合ったノッチフィルタを自動的に選択し、自動的に設定するので共振周波数を測定する計測器は不要になるので産業上の利用可能性は極めて高い。
100,200 電子機器
100A アクチュエータの駆動回路装置
110 CPU
120 制御部
130 フィルタ
140 ドライバ
150 信号処理部
152 レベル調整回路
154 演算増幅器
156 コンパレータ
160 共振周波数検出部
170 アクチュエータ
171 コイル
172 ばね
173 ばね支持部
174 レンズ支持体
175 フォーカシングレンズ
176 磁石
177 レンズモジュール
178 撮像デバイス
180 変位計測器(レーザー変位計)
C1,C2 キャパシタ
OA 演算増幅器
R,R1,R2 抵抗
TR トランジスタ

Claims (18)

  1. 共振周波数を有するアクチュエータの駆動回路装置であって、前記駆動回路装置は前記共振周波数の信号に対して第1の周波数特性を有する第1フィルタと、前記共振周波数に対して第2の周波数特性を有する第2フィルタを有し、前記第1フィルタを介して伝達される駆動信号によって前記アクチュエータを振動させ、前記振動したときの前記共振周波数を測定、算出し、前記算出したデータに基づき前記第1フィルタを前記第2フィルタに切り替えることを特徴とするアクチュエータの駆動回路装置。
  2. 前記第1フィルタは前記共振周波数の信号を伝達させ、前記第2フィルタは前記共振周波数を阻止または減衰させることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  3. 前記第1フィルタは前記共振周波数の信号を伝達させるバンドパスフィルタであり、前記第2フィルタは前記共振周波数の信号を阻止または減衰させるノッチフィルタであることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  4. 前記第2フィルタはデジタルフィルタであることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  5. 前記アクチュエータはボイスコイルモータを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  6. 前記アクチュエータの駆動回路装置は、前記アクチュエータを駆動する駆動信号を生成するために、前記第1フィルタ及び前記第2フィルタを有する制御部と、前記制御部からの制御信号に応じて前記アクチュエータを構成するコイルに駆動電流を供給するドライバと、前記コイルの一端に生じた磁気誘導信号を増幅してパルス信号を生成する信号処理部と、前記信号処理部から出力された前記パルス信号の周波数を測定、算出し、算出したデータに基づき前記制御部にフィルタ選択信号を入力する共振周波数検出部を有していることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  7. 前記信号処理部は、前記コイルに誘起された磁気誘導信号を増幅する演算増幅器と、前記演算増幅器の入力信号と前記増幅器の出力信号を比較するコンパレータを有することを特徴とする請求項6に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  8. 前記演算増幅器の他方の入力端と接地端子との間に接続された第1抵抗と第1キャパシタの直列接続体と、前記増幅手段の出力端と前記第1抵抗と前記第1キャパシタとの共通接続点に接続された第2抵抗と第2キャパシタとの並列接続体を有する請求項7に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  9. 前記共振周波数検出部は、前記コンパレータから出力されるパルス信号のハイレベル及びローレベルの少なくとも一方の数をカウントし、前記パルス信号の周期、周波数を算出したデータを確定し、前記確定したデータに基づき前記制御部より前記第2フィルタを選択することを請求項7に記載のアクチュエータの駆動回路装置。
  10. 共振周波数を有するアクチュエータの駆動方法であって、第1の周波数特性を有する第1フィルタをアクチュエータの駆動回路装置に設定するステップと、前記駆動回路装置をオンさせて前記アクチュエータを振動させるステップと、前記アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップと、前記測定、算出した後に前記共振周波数を確定するステップと、前記確定した共振周波数のデータに基づき、前記第1の周波数特性とは異なる第2フィルタを選択するステップと、前記選択した第2フィルタを前記駆動回路装置に設定するステップと、前記アクチュエータを駆動するステップを有するアクチュエータの駆動方法。
  11. 確定された前記共振周波数のデータ、情報は不揮発性メモリに記憶され、前記不揮発性メモリから読み出された前記データ、情報に基づき前記第2フィルタが選択されることを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータの駆動方法。
  12. 前記第1フィルタは前記共振周波数の信号を抑制させるものではなく、前記第2フィルタは前記共振周波数の信号を阻止または減衰させるものであることを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータの駆動方法。
  13. 前記第1フィルタは前記共振周波数の信号を抑制させないバンドパスフィルタであり、前記第2フィルタは、前記共振周波数の信号を阻止または減衰させるノッチフィルタであることを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータの駆動方法。
  14. 前記駆動回路装置をオンさせて前記アクチュエータを振動させるステップと、前記アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップは少なくとも2回行うことを特徴とする請求項10に記載のアクチュエータの駆動方法。
  15. 前記駆動回路装置をオンさせて前記アクチュエータを振動させるステップと、前記アクチュエータが振動したときの共振周波数を測定、算出するステップが実行されたとき、前記共振周波数の算出は前記実行の回数の平均値または、前記測定、算出した値の最大値及び最小値を除いた平均値で求めることを特徴とする請求項14に記載のアクチュエータの駆動方法。
  16. フォーカシングレンズと、その支持体が前記フォーカシングレンズに連結されたボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータを駆動する請求項1〜9のいずれか1項に記載の駆動回路装置とを備えることを特徴とするレンズモジュール。
  17. 手ぶれ補正用レンズと、その支持体が前記手ぶれ補正用レンズに連結されたボイスコイルモータと、前記ボイスコイルモータを駆動する請求項1〜9のいずれか1項に記載の駆動回路装置とを備えることを特徴とするレンズモジュール。
  18. 請求項16または17に記載のレンズモジュールと、前記レンズモジュールを通った光を撮像する撮像デバイスを備えることを特徴とする電子機器。
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