JP2015083426A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2に示すように、車両フロア11には、車両の前後方向Lに延びる左右一対のロアレール30が固定されている。これらロアレール30には、各ロアレール30上をその延伸方向に沿って相対移動する左右一対のアッパレール40が装着されている。そして、車両用のシート12は、各アッパレール40の上方に支持されている。本実施形態では、これらロアレール30及びアッパレール40によって、車両用シートスライド装置10が形成されている。
図1及び図3に示すように、ロアレール30は、車両フロア11に固定される板状の底壁部32を備えている。底壁部32の幅方向Wの両端には、それぞれ外壁部31が立設されている。これら外壁部31の上端には、それぞれ幅方向Wの内側に折り返された折り返し部33が延設されている。
図5(a)に示すように、スプリング50は、線材を2つ折りにして上面視略コ字状に形成されたスプリング本体51を備えている。このスプリング本体51の線材を2つ折りにして得られる2本の足部52には、連続した曲げ形状をなす上面視略U字状に折り曲げられた取り付け部としての係止部53がそれぞれ形成されている。この連続した曲げ形状は、各係止部53の外周に沿って接線の傾きが連続的に変化する弧状を示し、その途中で曲率の正負が変わらないことを示す。
図1に示すように、ロックレバー20の各回動軸部22を挟んで各係止爪23a〜23cの反対側の他端には、パイプ材を折り曲げ加工して形成された操作ハンドル60が接続されている。この操作ハンドル60は、シート12の幅方向Wに沿うように当該シート12の前方に配置される操作部61と、左右のアッパレール40に沿って延びる一対の挿入部62とを備えた周知の構成を有している。そして、操作ハンドル60は、その挿入部62の先端62aがアッパレール本体内に挿入された状態で、アッパレール40の前方開口部40aから延出している。
図6に示すように、スプリング50をアッパレール40の下方から上方に挿入するようにして、各係止部53を係止孔48に挿入する。この挿入の際、まず各足部52の各当接部55a及び各当接部55bが上記幅W1a及び上記幅W1b(図6中、一点鎖線に示された各足部52)に開いたスプリング本体51を各足部52が互いに近接する側に弾性変形させるとともに、各係止部53の先端がアッパレール本体内に挿入可能になるまで弾性変形させる。これにともない、スプリング本体51は、各足部52が互いに交差するように(図6中、二点鎖線に示された各足部52)、弾性変形する。
スプリング50のアッパレール40への取り付けは、スプリング50、すなわち各係止部53をアッパレール40の各上縁45aめがけて当て込んで各係止孔48に挿入することによりなされる。また、スプリング50のアッパレール40への取り付けは、スプリング本体51を弾性変形させて各係止部53を各係止孔48に挿入すれば、該各係止部53を各係止孔48の周縁に係止させることができる。このような係止を通じては、スプリング50をアッパレール40に取り付ける際、各係止孔48に対する各係止部53の位置決めが容易となるとともに、スプリング50のアッパレール40に対する位置決めと、アッパレール40に対する締結とを合わせてなすことができる。
(1)スプリング50、すなわち各係止部53をアッパレール40の各上縁45aめがけて当て込むとともに、スプリング本体51を弾性変形させて各係止部53を各係止孔48に挿入することにより、スプリング50をアッパレール40に取り付ける際、各係止孔48に対する各係止部53の位置決めを容易にすることができる。さらには、スプリング50のアッパレール40に対する位置決めと、アッパレール40に対する締結ともなすことができる。これにより、スプリングをアッパレールに取り付けるための工程及び構成を簡素化することができる。
(4)また、本実施形態のスプリング50のように、所謂、ねじりばねとして作用するスプリングであっても、応力の分散均一化を好適に実現することができる。
・折り曲げ部54は、特に形成されていなくてもよい。ただし、この場合にも線材を折り曲げることによっては、幾らかのR(曲率)、所謂、最小Rを有する部位が形成されるので、この部位を折り曲げ部として作用させることもできる。
・本実施形態は、ロックレバー20の後端部23を下方に付勢する機能と、操作ハンドル60を上方に付勢する機能とを別々のスプリングに持たせる仕様の車両用シートスライドに適用することもできる。その際には、少なくとも何れかのスプリングが本実施形態に示した方法でアッパレール40に取り付けられていればよい。
・アッパレール40の各側壁部44の少なくとも何れかに係止孔が形成されていればよい。
・後方本体部51a及び前方本体部51bで同じ方向へ付勢する力を発揮するスプリングを用いた仕様の車両用シートスライドに適用することもできる。
(イ)前記係止部は、弧状である。これによれば、係止部、すなわち第1の付勢部及び第2の付勢部の間は、その途中に直線部を有さないので、応力の分散均一化を好適に実現することができる。
Claims (3)
- 上方にシートが支持されるアッパレールと、
延伸方向に沿って相対移動可能に前記アッパレールを支持するロアレールと、
前記アッパレールに支持されて前記ロアレールに係合することにより前記アッパレールの相対移動を規制可能なロックレバーと、
前記アッパレールに取り付けられるとともに、前記ロックレバーが前記ロアレールに係合するように付勢するスプリングと、を備え、
前記スプリングは、
スプリング本体と、
前記アッパレールの上縁に設けられ該アッパレールの側面に開口する係止孔に挿入されるとともに、前記スプリング本体を前記係止孔の内方に弾性変形させることで前記係止孔に対して挿入可能であって、その弾性変形の復元により前記係止孔の周縁に係止されることで前記係止孔から挿入側への脱離を規制する係止部と、を有することを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1に記載の車両用シートスライド装置において、
前記ロックレバーと前記ロアレールの係合を解除すべく操作される操作ハンドルを備え、
前記スプリングは、
前記ロックレバーと前記ロアレールの係合が維持されるように前記ロックレバーを付勢する第1の付勢部と、
前記ロックレバーと前記ロアレールの係合が維持されるように前記操作ハンドルを付勢する第2の付勢部と、を有して、
前記第1の付勢部と前記第2の付勢部とは、連続した曲げ形状をなす前記係止部を介して連結されることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートスライド装置において、
前記スプリングは、前記係止孔の周縁に対応する位置に、前記係止孔への挿入側に折り曲げられた折り曲げ部を有することを特徴とする車両用シートスライド装置。
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