JP2015081001A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】目標ラック軸力生成手段から生成した目標ラック軸力に、左右ラック軸力差演算手段から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより、モータを駆動制御する構成とした。その結果、モータに流れる実電流以降に発生するトルクに関しても、最適なアシスト力を発生させることができるので、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングを向上させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】目標ラック軸力生成手段から生成した目標ラック軸力に、左右ラック軸力差演算手段から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより、モータを駆動制御する構成とした。その結果、モータに流れる実電流以降に発生するトルクに関しても、最適なアシスト力を発生させることができるので、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングを向上させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、モータにより操舵補助を行う電動パワーステアリング装置では、車速と操舵トルクより目標電流を生成し、電流検出器で、モータに流れる実電流を検出している。そして、目標電流と実電流の差分を演算し、この差分を公知のPID制御(比例制御、積分制御、微分制御)することにより最適なアシスト力を発生させることによって、快適な操舵フィーリングが得られるようにモータ制御を行っている(例えば、特許文献1)。
しかし、上述したような方法では、モータに流れる実電流以降のトルク制御は行われない。そのため、アシスト力に、例えば、ギヤやボールネジ等に発生する摩擦トルクなどが加味されていないため、最適なアシスト力を発生させることができない。その結果、ハンドルの切り始めなどに違和感があり、操舵フィーリングが劣化するという問題があった。
本発明の目的は、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータによって操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、左のラック軸力を検出する左ラック軸力検出手段と、右のラック軸力を検出する右ラック軸力検出手段と、前記左ラック軸力検出手段から検出された左ラック軸力と、前記右ラック軸力検出手段から検出された右ラック軸力から、左右ラック軸力差を演算する左右ラック軸力差演算手段と、前記操舵トルク検出手段から検出した操舵トルクと、前記車速検出手段から検出した車速から、目標ラック軸力を生成する目標ラック軸力生成手段と、前記目標ラック軸力生成手段に基づいて、前記操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより、操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、前記制御手段は、前記目標ラック軸力生成手段から生成した目標ラック軸力に、前記左右ラック軸力差演算手段から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより前記モータを駆動制御すること、を要旨とする。
上記構成によれば、目標ラック軸力生成手段から生成した目標ラック軸力に、左右ラック軸力差演算手段から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより、モータを駆動制御することができる。その結果、モータに流れる実電流以降に発生するトルクに関しても、最適なアシスト力を発生させることができるので、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングを向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、前記目標ラック軸力生成手段は、前記操舵トルク検出手段から検出された操舵トルクの絶対値が所定操舵トルク値以下の場合には、前記目標ラック軸力を零とすること、を要旨とする。
上記構成によれば、目標ラック軸力生成手段は、操舵トルク検出手段から検出された操舵トルクの絶対値が所定操舵トルク値以下の場合には、目標ラック軸力を零とする。その結果、操舵トルクの絶対値が小さい微振動系のトルクが除去できるので、操舵フィーリングを向上させることができる。
本発明によれば、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングの良い電動パワーステアリング装置を提供することができる。
以下、コラム型の電動パワーステアリング装置(以下、EPSという)に具体化した本発明の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角が変更されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5と連結されている。ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。尚、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト8、インターミディエイトシャフト9、及びピニオンシャフト10を連結してなる。そして、このステアリングシャフト3の回転に伴うラック軸5の往復直線運動が、同ラック軸5の両端に連結されたタイロッド11を介して図示しないナックルに伝達されることにより、転舵輪12の舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、モータ21を駆動源として操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ24(操舵力補助装置)と、EPSアクチュエータ24の作動を制御するECU27とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ24は、コラム型のEPSアクチュエータであり、その駆動源であるモータ21は、減速機構23を介してコラムシャフト8と駆動連結されている。そして、同モータ21の回転を減速機構23により減速してコラムシャフト8に伝達することによって、そのモータトルクをアシスト力として操舵系に付与する構成となっている。
一方、ECU27には、車速センサ25(車速検出手段)、トルクセンサ26(操舵トルク検出手段)、左ラック軸力センサ13(左ラック軸力検出手段)、右ラック軸力センサ14(右ラック軸力検出手段)、及びモータ回転角センサ22が接続されており、ECU27は、これら各センサの出力信号に基づいて、車速V、操舵トルクτ、左ラック軸力Frl、右ラック軸力Frr、及びモータ回転角θmを検出する。
尚、トルクセンサ26はツインレゾルバ型のトルクセンサである。ECU27は、図示しないトーションバーの両端に設けられた一対のレゾルバの各出力信号に基づいて操舵トルクτを演算する。また、ECU27は、これら検出される各状態量に基づいて目標アシスト力を演算し、その駆動源であるモータ21への駆動電力の供給を通じて、EPSアクチュエータ24の作動、即ち操舵系に付与するアシスト力を制御する。
次に、本実施形態のEPS1における電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPS1の全体制御ブロック図である。同図に示すように、ECU27は、モータ制御信号を出力するマイコン29(制御手段)と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ24の駆動源であるモータ21に三相の駆動電力を供給する駆動回路40、及びモータ21に通電されるU相実電流値Iu、V相実電流値Iv、及びW相実電流値Iwを検出するための、実電流値検出センサ30u、30v、及び30wとを備えている。
図2は、本実施形態のEPS1の全体制御ブロック図である。同図に示すように、ECU27は、モータ制御信号を出力するマイコン29(制御手段)と、そのモータ制御信号に基づいて、EPSアクチュエータ24の駆動源であるモータ21に三相の駆動電力を供給する駆動回路40、及びモータ21に通電されるU相実電流値Iu、V相実電流値Iv、及びW相実電流値Iwを検出するための、実電流値検出センサ30u、30v、及び30wとを備えている。
駆動回路40は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる公知のPWMインバータ(図示略)である。また、マイコン29の出力するモータ制御信号は、駆動回路40を構成する各スイッチング素子(図示略)のオンデューティ比を規定するものとなっている。モータ制御信号が各スイッチング素子のゲート端子(図示略)に印加され、モータ制御信号に応答して、各スイッチング素子がオン/オフすることにより、バッテリ28の電源電圧に基づく三相のモータ駆動電力を生成して、モータ21へと出力する構成になっている。
ECU27には、モータ21のモータ回転角θmを検出するためのモータ回転角センサ22が接続されている。そして、マイコン29は、これら各センサの出力信号に基づき検出された、モータ21のU相実電流値Iu、V相実電流値Iv、W相実電流値Iw、モータ回転角θm、並びに上記操舵トルクτ、車速V、左ラック軸力Frl、及び右ラック軸力Frrに基づいて、駆動回路40にモータ制御信号を出力する。
以下に示す各制御ブロックは、マイコン29が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。マイコン29は、所定のサンプリング周期で上記各状態量を検出し、所定周期毎に以下の各制御ブロックに示される各演算処理を実行することにより、モータ制御信号を生成する。
図2に示すように、マイコン29は、モータ21を制御するラック軸力指令値Fr*を演算するラック軸力指令値演算部31(目標ラック軸力生成手段)と、左右ラック軸力差(Frl−Frr)を演算する左右ラック軸力差演算部39(左右ラック軸力差演算手段)と、上記駆動回路40を制御するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部44と、を備えている。そして、ラック軸力指令値Fr*と、左右ラック軸力差(Frl−Frr)の差分からq軸電流指令値Iq*を生成する。
マイコン29は、実電流値検出センサ30u、30v、及び30wで検出されたU相実電流値Iu、V相実電流値Iv、及びW相実電流値Iwを、d/q座標系に写像することにより(d/q変換)、同d/q座標系における電流フィードバック制御を実行する。そして、駆動回路40を構成するFETのオン/オフタイミングを決定するDUTY指令値をPWM出力部38で生成し、そのDUTY指令値に基づいてゲートオン/オフ信号の出力を実行する。
ラック軸力指令値演算部31には、トルクセンサ26により検出された操舵トルクτ、及び車速センサ25により検出された車速Vが入力される。ラック軸力指令値演算部31は、その操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、アシストトルクの制御目標であるラック軸力指令値Fr*を、操舵トルク/ラック軸力指令値マップより決定する。
尚、操舵トルク/ラック軸力指令値マップは、同じ操舵トルクの場合、車速Vが小さいほど、大きなラック軸力指令値Fr*を決定するように構成されている。
尚、操舵トルク/ラック軸力指令値マップは、同じ操舵トルクの場合、車速Vが小さいほど、大きなラック軸力指令値Fr*を決定するように構成されている。
モータ制御信号生成部44は、d/q変換演算部32、q軸電流制御演算部33、q軸PID制御部34、d軸電流制御演算部35、d軸PID制御部36、d/q逆変換演算部37、及びPWM出力部38で構成されている。
次に、d/q変換演算部32に入力されたU相実電流値Iuと、V相実電流値Ivと、及びW相実電流値Iwは、d/q変換され、q軸電流値Iq、及びd軸電流値Idとなる。そして、q軸電流値Iqは、減算器33Jに入力される。減算器33Jは、
ラック軸力指令値Fr*と、左右ラック軸力差(Frl−Frr)の差分から生成されたq軸電流指令値Iq*から、q軸電流値Iqを減算したq軸偏差電流値ΔIqをq軸PID制御部34に入力する。q軸PID制御部34で演算されたq軸電圧指令値Vq*は、d/q逆変換演算部37に入力される。
ラック軸力指令値Fr*と、左右ラック軸力差(Frl−Frr)の差分から生成されたq軸電流指令値Iq*から、q軸電流値Iqを減算したq軸偏差電流値ΔIqをq軸PID制御部34に入力する。q軸PID制御部34で演算されたq軸電圧指令値Vq*は、d/q逆変換演算部37に入力される。
一方、d/q変換演算部32で変換されたd軸電流値Idは、減算器35Jに入力される。減算器35Jは、d軸電流指令値Id*(Id*=0)から、d軸電流値Idを減算したd軸偏差電流値ΔIdをd軸PID制御部36に入力する。d軸PID制御部36で演算されたd軸電圧指令値Vd*は、d/q逆変換演算部37に入力される。
d/q逆変換演算部37に入力されたq軸電圧指令値Vq*、及びd軸電圧指令値Vd*は、U相電圧指令値Vu*、V相電圧指令値Vv*、及びW相電圧指令値Vw*に変換されPWM出力部38に入力される。
次に、本実施形態のマイコン29による、目標ラック軸力指令値Fr*を決定する処理手順について、図3に基づいて説明する。
まず、マイコン29は、操舵トルクτを読み込む(ステップS101)。そして、マイコン29は、操舵トルクτの絶対値が所定操舵トルク値τ0以下か否かを判定する(ステップS102)。そして、マイコン29は、操舵トルクτの絶対値が所定操舵トルク値τ0以下の場合(|τ|≦τ0、ステップS102:YES)には、ラック軸力指令値演算部31から演算された目標ラック軸力指令値Fr*を零として、減算器31Jに出力する(ステップS103)。
まず、マイコン29は、操舵トルクτを読み込む(ステップS101)。そして、マイコン29は、操舵トルクτの絶対値が所定操舵トルク値τ0以下か否かを判定する(ステップS102)。そして、マイコン29は、操舵トルクτの絶対値が所定操舵トルク値τ0以下の場合(|τ|≦τ0、ステップS102:YES)には、ラック軸力指令値演算部31から演算された目標ラック軸力指令値Fr*を零として、減算器31Jに出力する(ステップS103)。
一方、マイコン29は、操舵トルクτの絶対値が所定操舵トルク値τ0より大きい場合(|τ|>τ0、ステップS102:NO)には、ラック軸力指令値演算部31から演算された目標ラック軸力指令値Fr*をそのままの値で、減算器31Jに出力(ステップS104)し、処理を終わる。
次に、上記のように構成された本実施形態のEPS1の作用及び効果について説明する。
ラック軸力指令値演算部から生成した目標ラック軸力に、左右ラック軸力差演算部から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより、モータを駆動制御する構成とした。
ラック軸力指令値演算部から生成した目標ラック軸力に、左右ラック軸力差演算部から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより、モータを駆動制御する構成とした。
その結果、モータに流れる実電流以降に発生するトルクに関しても、最適なアシスト力を発生させることができるので、ハンドルの切り始めなどにおいても、操舵フィーリングを向上させることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、ラック軸力指令値演算部31の入力として、操舵トルクτと車速Vのみとしたが、更に、操舵トルクτの微分値を加算してもよい。
・本実施形態では、ラック軸力指令値演算部31の入力として、操舵トルクτと車速Vのみとしたが、更に、操舵トルクτの微分値を加算してもよい。
・本実施形態では、ラック軸力指令値演算部31の入力として、操舵トルクτと車速Vのみとしたが、更に、モータ回転角速度ωmを加算してもよい。
・本実施形態では、アシスト力を補助するモータをブラシレスDCモータとしたが、本発明をDCモータやVRモータに適用してもよい。
・本実施形態では、本発明をコラムアシストEPSに具体化したが、本発明をラックアシストEPSやピニオンアシストEPSに適用してもよい。
1:電動パワーステアリング装置(EPS)、2:ステアリング、
3:ステアリングシャフト、4:ラックアンドピニオン機構、5:ラック軸、
8:コラムシャフト、9:インターミディエイトシャフト、10:ピニオンシャフト、11:タイロッド、12:転舵輪、
13:左ラック軸力センサ(左ラック軸力検出手段)、
14:右ラック軸力センサ(右ラック軸力検出手段)、
21:モータ、22:モータ回転角センサ、23:減速機構、
24:EPSアクチュエータ(操舵力補助装置)、
25:車速センサ(車速検出手段)、26:トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、27:ECU、28:バッテリ、29:マイコン(制御手段)、
30u、30v、30w:実電流値検出センサ、
31:ラック軸力指令値演算部(目標ラック軸力生成手段)、
32:d/q変換演算部、33:q軸電流制御演算部、34:q軸PID制御部、
35:d軸電流制御演算部、36:d軸PID制御部、37:d/q逆変換演算部、38:PWM出力部、39:左右ラック軸力差演算部(左右ラック軸力差演算手段)、40:駆動回路、44:モータ制御信号生成部、
31J、33J、35J、39J:減算器、
V:車速、τ:操舵トルク、θm:モータ回転角、τ0:所定操舵トルク値、
Fr*:ラック軸力指令値、Frl:左ラック軸力、Frr:右ラック軸力、
Iu:U相実電流値、Iv:V相実電流値、Iw:W相実電流値、
Iq*:q軸電流指令値、Iq:q軸電流値、ΔIq:q軸偏差電流値、
Id*:d軸電流指令値、Id:d軸電流値、ΔId:d軸偏差電流値、
Vq*:q軸電圧指令値、Vd*:d軸電圧指令値、
Vu*:U相電圧指令値、Vv*:V相電圧指令値、Vw*:W相電圧指令値
3:ステアリングシャフト、4:ラックアンドピニオン機構、5:ラック軸、
8:コラムシャフト、9:インターミディエイトシャフト、10:ピニオンシャフト、11:タイロッド、12:転舵輪、
13:左ラック軸力センサ(左ラック軸力検出手段)、
14:右ラック軸力センサ(右ラック軸力検出手段)、
21:モータ、22:モータ回転角センサ、23:減速機構、
24:EPSアクチュエータ(操舵力補助装置)、
25:車速センサ(車速検出手段)、26:トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、27:ECU、28:バッテリ、29:マイコン(制御手段)、
30u、30v、30w:実電流値検出センサ、
31:ラック軸力指令値演算部(目標ラック軸力生成手段)、
32:d/q変換演算部、33:q軸電流制御演算部、34:q軸PID制御部、
35:d軸電流制御演算部、36:d軸PID制御部、37:d/q逆変換演算部、38:PWM出力部、39:左右ラック軸力差演算部(左右ラック軸力差演算手段)、40:駆動回路、44:モータ制御信号生成部、
31J、33J、35J、39J:減算器、
V:車速、τ:操舵トルク、θm:モータ回転角、τ0:所定操舵トルク値、
Fr*:ラック軸力指令値、Frl:左ラック軸力、Frr:右ラック軸力、
Iu:U相実電流値、Iv:V相実電流値、Iw:W相実電流値、
Iq*:q軸電流指令値、Iq:q軸電流値、ΔIq:q軸偏差電流値、
Id*:d軸電流指令値、Id:d軸電流値、ΔId:d軸偏差電流値、
Vq*:q軸電圧指令値、Vd*:d軸電圧指令値、
Vu*:U相電圧指令値、Vv*:V相電圧指令値、Vw*:W相電圧指令値
Claims (2)
- モータによって操舵系にステアリング操作を補助するアシスト力を付与すべく設けられた操舵力補助装置と、
操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
車速を検出する車速検出手段と、
左のラック軸力を検出する左ラック軸力検出手段と、
右のラック軸力を検出する右ラック軸力検出手段と、
前記左ラック軸力検出手段から検出された左ラック軸力と、前記右ラック軸力検出手段から検出された右ラック軸力から、左右ラック軸力差を演算する左右ラック軸力差演算手段と、
前記操舵トルク検出手段から検出した操舵トルクと、前記車速検出手段から検出した車速から、目標ラック軸力を生成する目標ラック軸力生成手段と、
前記目標ラック軸力生成手段に基づいて、前記操舵力補助装置の駆動源であるモータに対して駆動電力を供給することにより、操舵力補助装置の作動を制御する制御手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、
前記制御手段は、前記目標ラック軸力生成手段から生成した目標ラック軸力に、前記左右ラック軸力差演算手段から演算した左右ラック軸力差をフィードバック制御することにより前記モータを駆動制御すること、
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記目標ラック軸力生成手段は、前記操舵トルク検出手段から検出された操舵トルクの絶対値が所定操舵トルク値以下の場合には、前記目標ラック軸力を零とすること、
を特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013219427A JP2015081001A (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013219427A JP2015081001A (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 電動パワーステアリング装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=53011848
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013219427A Pending JP2015081001A (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 電動パワーステアリング装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110770110A (zh) * | 2017-05-23 | 2020-02-07 | 捷太格特欧洲公司 | 用于对轮胎的扭转弹性释放建模以确定横拉杆力从而管理驻车和驾驶之间的过渡的方法 |
-
2013
- 2013-10-22 JP JP2013219427A patent/JP2015081001A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110770110A (zh) * | 2017-05-23 | 2020-02-07 | 捷太格特欧洲公司 | 用于对轮胎的扭转弹性释放建模以确定横拉杆力从而管理驻车和驾驶之间的过渡的方法 |
JP2020520851A (ja) * | 2017-05-23 | 2020-07-16 | ジェイテクト ユーロップ | 駐車状態と走行状態との移行を扱うためにタイヤのねじり弾性解放をモデル化してトラックロッド力を決定する方法 |
JP7229941B2 (ja) | 2017-05-23 | 2023-02-28 | ジェイテクト ユーロップ | 駐車状態と走行状態との移行を扱うためにタイヤのねじり弾性解放をモデル化してトラックロッド力を決定する方法 |
CN110770110B (zh) * | 2017-05-23 | 2023-11-21 | 捷太格特欧洲公司 | 用于对轮胎的扭转弹性释放建模以确定横拉杆力从而管理驻车和驾驶之间的过渡的方法 |
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