JP2015078623A - 圧縮機およびその給油方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の駆動に必要な動力を小さくできる圧縮機およびその給油方法を提供する。
【解決手段】ガスを吸い込む吸込口13と、ガスをロータ室11と協働して圧縮する雌ロータ22および雄ロータ24と、ガスを吐出する吐出口14とを有する圧縮機本体1と、一次分離手段31と二次分離手段32とを有する油回収器30と、油回収器30と、ロータ軸直角方向の断面について雌ロータ22の互いに隣り合う一組の歯22aおよびロータ室11の内壁で画定された雌ロータ22の圧縮歯溝空間27とに接続され、一次的に分離された油を雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に供給する一次分離油供給ライン41と、排油ライン54と、二次分離された油を雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に供給する、一次分離油供給ライン41に接続された二次分離油供給ライン52とを備えた圧縮機。
【選択図】図1

Description

本発明は油冷式のスクリュー圧縮機およびその給油方法に関する。
油冷式のスクリュー圧縮機では、圧縮機本体からの吐出空気に含まれる油を分離するために、油回収器内での遠心力による一次分離に加えてフィルタによる二次分離を行っている(特許文献1参照)。この二次分離で分離された油を回収し系内に戻すとき、二次分離された油より圧力が低い、本体の吸込口や各ロータの圧縮途中の歯溝などに直接戻されることが多い。しかし、戻される油には大量の高温空気が含まれるため、吸込口側に直接戻した場合には体積効率の低下を、圧縮途中の歯溝に直接戻した場合には圧縮機の駆動に必要な動力の増加をもたらす。
特開2013−36397号公報
本発明は前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、駆動に必要な動力を小さくできる圧縮機およびその給油方法を提供することを課題とする。
本発明の圧縮機は、
ガスを吸い込む吸込口と、軸受で回転可能に支持され、前記吸込口から吸い込まれたガスをロータ室と協働して圧縮する雌ロータおよび雄ロータからなる一対のロータと、圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
前記圧縮機本体で圧縮されたガスから一次的に油を分離する一次分離手段と、前記一次分離手段で一次的に油を分離されたガスから二次的に油を分離する二次分離手段とを有する油回収器と、
前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雌ロータの互いに隣り合う一組の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雌ロータの圧縮歯溝空間とに接続され、前記一次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する一次分離油供給ラインと、
前記一次分離手段により分離され前記ロータの軸受の潤滑に用いた後の油を前記ロータの低圧歯溝へ前記一次分離油供給ラインを介さずに供給する排油ラインと、
前記二次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する、前記一次分離油供給ラインに接続された二次分離油供給ラインと、
を備えた。
二次分離油供給ライン内を油とガスの混合流が通過する。従って、二次分離油供給ラインを一次分離油供給ラインに接続すると、雌ロータの圧縮歯溝空間に一次的に分離された油と加圧された状態にあるガスの混合流体が供給されるので、混合流体が雌ロータの圧縮歯溝空間に解放された際に油の拡散が促進され、雌ロータの歯溝内での油の偏りが起こり難くなる。このことにより、部分的な油切れが特に起こりやすいシール部分である雌ロータの歯先とロータ室の内壁との間での油の不足を回避し、これらの間から圧縮途中のガスが漏れるバックフローを防止できる。従って、漏れたガスを再圧縮するためにロータを駆動するのに必要な分の動力を小さくし、圧縮機本体から吐出される風量も増加できる。
また混合流体が雌ロータの圧縮歯溝空間に解放されることにより油の微粒化が促進され、雌ロータへの給油量に対する油の表面積が大きくなるので、圧縮機本体に供給された油と圧縮途中のガスとの間で熱交換され易くなる。これにより、油による冷却効率が向上する結果、ガスが等温圧縮に近づき雌ロータを駆動する動力が低下する。雌ロータ側の歯は一般に歯先幅が狭く、雌ロータの歯先と圧縮機本体との間からのガスの漏れる量がその間の油の有無に影響されやすい。更に雌ロータ側の歯溝の容積は雄ロータに比べて大きいため、雌ロータの圧縮歯溝空間に混合流体を供給するメリットは雄ロータ側に供給する場合と比べて大きいと考えられる。
前記一次分離油供給ラインが更に、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雄ロータの互いに隣り合う一組の歯およびロータ室の内壁で画定された前記雄ロータの圧縮歯溝空間に接続され、前記一次分離手段により分離された前記二次分離油供給ラインを経た油を含まない油を前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給することが好ましい。あるいは、前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雄ロータの互いに隣り合う一対の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雄ロータの圧縮歯溝空間とに接続され、前記一次分離手段により分離された油を、前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する一次分離油供給ラインを備えていることが好ましい。
上記構成により、雌ロータの圧縮歯溝空間に加えて雄ロータの圧縮歯溝空間にも油を供給して潤滑および冷却を行うことができる。また、雄ロータの圧縮歯溝空間には一次分離された油が供給されるので、シール性を維持するのに十分な油の量を確保することが出来る。その結果、雄ロータの歯先とロータ室の内壁との間からのガスのバックフローを防止できる。従って、漏れたガスを再圧縮するためにロータを駆動するのに必要な分の動力を小さくでき、圧縮機本体から吐出される風量も増加できる。
前記二次分離油供給ラインが、前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に接続された前記一次分離油供給ラインに接続され、前記二次分離手段により分離された油を前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間にも供給することが好ましい。あるいは、前記二次分離手段により分離された油を前記一次分離油供給ラインを介して前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給することが好ましい。
一次的に分離された油と圧縮された状態のガスを含む二次的に分離された油との混合流体を雌ロータの圧縮歯溝空間に加えて雄ロータの圧縮歯溝空間にも供給することができるので、混合流体が雄ロータの圧縮歯溝空間に解放されることにより油の微粒化が促進される。これにより、雄ロータへの給油量に対する油の表面積が大きくなるので、圧縮機本体に供給された油と圧縮途中のガスとの間で熱交換され易くなる。油による冷却効率が向上する結果、ガスが等温圧縮に近づきロータを駆動する動力が低下する。また、混合流体が雄ロータの圧縮歯溝空間に解放された際に油の拡散が促進され、雄ロータの歯溝内での油の偏りが起こり難くなる。これにより、圧縮機本体内でのシール性を高め、圧縮途中のガスが漏れるバックフローを防止できるため、漏れたガスを再圧縮するためにロータを駆動するのに必要な分の動力を小さくし、圧縮機本体から吐出される風量も増加できる。
前記吐出口側の前記軸受に給油する一次分離油供給ラインを備え、当該吐出側軸受に給油する一次分離油供給ラインに油の供給量を低減する絞り部を設けることが好ましい。
絞り部を設けることで、軸受に供給する油量を軸受の潤滑に必要な最小量に抑えることができる。一方、軸受を潤滑した後の昇温した油であっても、極少量であれば吸込み空間に戻しても吸気を加熱する心配がない。そのため、絞り部を設けることにより、駆動に必要な動力の増加や性能低下を抑制しつつ軸受を潤滑した後の油を戻すことのできる場所として、吸い込み空間を選択することができるようになる。
本発明に係る圧縮機の給油方法は、
ガスを吸い込む吸込口と、軸受で回転可能に支持され、前記吸込口から吸い込まれたガスをロータ室で圧縮する雌ロータおよび雄ロータからなる一対のロータと、圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
前記圧縮機本体で圧縮されたガスから一次的に油を分離する一次分離手段と、前記一次分離手段で一次的に油を分離されたガスから二次的に油を分離する二次分離手段とを有する油回収器と、
を備えた圧縮機の給油方法であって、
前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雌ロータの互いに隣り合う一組の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雌ロータの圧縮歯溝空間とに接続された一次分離油供給ラインを介して、前記一次分離手段により分離された油を前記ロータの軸受と前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給し、
前記一次分離油供給ラインを介さずに前記圧縮機本体に接続された排油ラインを介して、前記軸受の潤滑に供した油を前記ロータの低圧歯溝へ供給し、
前記一次分離油供給ラインに接続された二次分離油供給ラインを介して、前記二次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する。
本発明によれば、圧縮機の駆動に必要な動力を小さくできる。
(A)は本発明の実施例1に係る圧縮機を説明する模式図、(B)は圧縮機本体内部の拡大側面図、(C)はロータ室に設けた油流入ポートの位置を示す概略図。 本発明の実施例2に係る圧縮機本体内部の拡大側面図。 本発明の参考例に係る圧縮機本体内部の拡大側面図。 本発明の変形例に係る圧縮機本体内部の拡大側面図。 本発明の更なる変形例に係る圧縮機本体内部の拡大側面図。 (A)は比較例1に係る圧縮機を説明する模式図、(B)は圧縮機本体内部の拡大側面図。 (A)は比較例2に係る圧縮機を説明する模式図、(B)は圧縮機本体内部の拡大側面図。 軸動力に対する比動力を示すグラフ。
以下、本発明の実施例1を添付図面に従って説明する。
図1(A)に本発明の実施例1に係る圧縮機1を示す。本発明の圧縮機はスクリュー式の圧縮機1であり、内部を流動する油により潤滑、冷却が行われる。圧縮機1は、圧縮機本体10と油回収器30とを備えている。
圧縮機本体10は、内部のロータ室11に後述するスクリューロータ20を回転可能に収容するロータケーシング12を備える。圧縮機本体10は、外部から気体(ガス)を吸い込む吸込口13と、気体を吐出する吐出口14とを有する。
図1(B)に示すように、スクリューロータ20は雌ロータ22および雄ロータ24の一対で構成されている。雌ロータ22の周方向で互いに隣り合う一組の歯22a,22aの間には歯溝27aが形成されている。圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雌ロータ22の周方向で互いに隣り合う一組の歯22a,22aとロータケーシング12の内面であるロータ室11の内壁との間には雌ロータ22の圧縮歯溝空間27が画定されている。雌ロータ22と同じようにして、圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雄ロータ24の周方向で互いに隣り合う一組の歯24a,24aとロータケーシング12の内面であるロータ室11の内壁との間には雄ロータ24の圧縮歯溝空間28が画定されている。両ロータ22,24の一方は、ロータケーシング12に付設された電動機(図示せず)に連結されている。雌ロータ22の回転中心となるロータ軸23および雄ロータ24の回転中心となるロータ軸25はそれぞれ、吸込み側がロータケーシング12に設けられた吸込側軸受(軸受)15により支持されている。ロータ軸23,25の吐出側は、ロータケーシング12に設けられた吐出側軸受(軸受)16により支持されている。なお、図1(A)ではスクリューロータ20として代表的に雌ロータ22のみを示している。
電動機がスクリューロータ20を回転することにより、上方から吸込口13を介して吸込まれた気体が雌ロータ22と雄ロータ24との回転により圧縮され、高圧気体として吐出口14を介して下方に吐出される。
油回収器30は、中空円筒31と、油回収器30の内壁(内部壁面)を含む一次分離手段である分離部34と、二次分離手段であるフィルタ32と、油溜まり部33とを備えている。吐出された圧縮気体は、吐出口14と吐出流路からなる吐出ライン35を通って油回収器30の分離部34に導入される。このとき、油回収器30の内壁と中空円筒31の間に形成される環状流路に対して略接線方向に圧縮空気が導入され、その際に生じる旋回流により、油と気体とが遠心分離される。このようにして、吐出ライン35を介して油回収器30内に流入する油分を含む圧縮気体から油を一次的に分離する。一次的に油を分離された圧縮気体は中空円筒31の内部を通過してフィルタ32まで案内される。フィルタ32は例えばデミスタからなり、圧縮気体が通過することで、更にこの気体から二次的に油を分離する。油溜まり部33は、一次的に分離され、油回収器30の内部壁面を伝って自重により滴下する油を溜める。なお、二度にわたり油を分離された圧縮気体は、フィルタ32に連通する供給管36を介して、圧縮気体の需要家に供給される。例えば工場などの気体供給先に供給される。油回収器30内で気体から一次的に分離された油は、油回収器30と圧縮機本体10とを連通する油循環ライン40の供給側ラインを介してロータケーシング12内に案内される。
油循環ライン40は、一次分離油供給ライン41と二次分離油供給ライン52と吐出側軸受け排油ライン54からなる供給側ラインと、吐出ライン35からなる回収側ラインとを備えている。一次分離油供給ライン41は、一端が油溜まり部33に連通し、他端側は3本のサブ給油ライン42,46,48に分岐されている。
サブ給油ライン42であるロータ室給油ライン42の端部は、雌ロータ側給油ライン43と雄ロータ側給油ライン44とに分岐されている(図1(B)参照)。雌ロータ側給油ライン43は、雌ロータ22側のロータ室11に設けられた油流入ポート17を介して雌ロータ側圧縮歯溝空間27と連通している。詳しくは、雌ロータ側給油ライン43は、圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雌ロータ22の互いに隣り合う一組の歯22a,22aおよびロータ室11の内壁で画定された雌ロータ側圧縮歯溝空間27に接続されている(図1(C)参照)。油流入ポート17はロータ室11の、雌ロータ22に対向する位置に設けられている。雄ロータ側給油ライン44は、雄ロータ24側のロータ室11に設けられた油流入ポート18を介して雄ロータ側圧縮歯溝空間28と連通している。詳しくは、雄ロータ側給油ライン44は、圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雄ロータ24の互いに隣り合う一組の歯24a,24aおよびロータ室11の内壁で画定された雄ロータ側圧縮歯溝空間28に接続されている(図1(C)参照)。油流入ポート18はロータ室11の、雄ロータ24に対向する位置に設けられている。サブ給油ライン46である吐出側軸受け給油ライン46の端部は、吐出側軸受(軸受)16に連通している。サブ給油ライン48である吸込側軸受け給油ライン48の端部は、吸込側軸受(軸受)15に連通している。
吐出側軸受け給油ライン46の途中には、吐出側軸受け16への油の供給量を低減する絞り部50が設けられている。絞り部50は例えば、油孔に設けられたオリフィスである。絞り部50を設けることで、吐出側軸受16に供給する油量を潤滑に必要な最小量に抑えることができる。同様の絞り部50が、吸込側軸受け給油ライン48の途中に設けられている。なお、実施例1では吐出側軸受け給油ライン46と吸込側軸受け給油ライン48とに絞り部50を設けたがこれに限定されず、軸受潤滑後の油の温度が高くなりやすい吐出側軸受け給油ライン46のみに絞り部50を設ける構成を採用してもよい。
二次分離油供給ライン52の一端は油回収器30のフィルタ32と連通し、他端は一次分離油供給ライン41の雌ロータ側給油ライン43に接続し連通している。なお、フィルタ32により二次的に分離された油の少なくとも一部と、気体の一部との混合流れが二次分離油供給ライン52内を案内される。
吐出側軸受け排油ライン54の一端は吐出側軸受16に連通し、他端は両ロータ22、24の閉じ込み直後の位置に設けられた連通ポート19を介してロータ室11の内側に連通している。
以下、圧縮機1を潤滑する油の循環経路について説明する。
圧縮機本体10から吐出された圧縮気体から一次的に分離され油溜まり部33に溜められた油は、一次分離油供給ライン41を介して圧縮機本体10に供給される。一次分離油供給ライン41のロータ室給油ライン42に案内された油は、雌ロータ側給油ライン43を介して雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に供給されると共に、雄ロータ側給油ライン44を介して雄ロータ24の圧縮歯溝空間28に供給される。油流入ポート17,18からロータ室11内に供給された油は圧縮気体の冷却、ロータ22,24の潤滑およびロータ22と24との隙間のシールに供される。
一次的に油を分離された圧縮気体からフィルタ32により二次的に分離された油は、二次分離油供給ライン52を介して雌ロータ側給油ライン43に案内される。これにより、雌ロータ側において気体の圧縮途中の位置に当たる雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に向けて一次分離油と、二次分離油を包含する加圧された状態の気体との混合流体が噴射される。なお、雌ロータ22の圧縮歯溝空間27があまり高圧であると油の供給量は減るため、吸込圧力と吐出圧力との中間圧力以下程度となる圧縮歯溝空間27に混合流体が供給されることが好ましい。
以上のように、二次分離油供給ライン52を雌ロータ側給油ライン43(一次分離油供給ライン41)に接続すると、油溜り33から雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に油を供給する際に油と気体の混合流体が噴射されることになるので、圧縮歯溝空間27に解放された油の拡散が促進され歯溝内での油の偏りが起こり難くなる。このことにより、部分的な油切れが特に起こりやすいシール部分である雌ロータ22の歯先とロータ室11との間での油の不足を回避し、これらの間から圧縮途中の気体が漏れるバックフローを防止できる。従って、漏れたガスを再圧縮するためにロータ22、24を駆動するのに必要な分の動力を小さくし、圧縮機本体10から吐出される風量も増加できる。
また油と加圧された状態の気体の混合流体が雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に解放されることにより油の微粒化が促進され、雌ロータ22への給油量に対する油の表面積が大きくなるので、ロータ室11に供給された混合流体と圧縮途中の気体との間で熱交換され易くなる。これにより、油による冷却効率が向上する結果、気体は等温圧縮に近づき雌ロータ22を駆動する動力が低下する。雌ロータ22側の歯は一般に歯先幅が狭く、雌ロータ22の歯先とロータ室11との間から気体の漏れる量がその間の油の有無に影響しやすい。更に雌ロータ22側の歯溝の容積は雄ロータ24に比べて大きいため、雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に混合流体を供給するメリットは雄ロータ24側に供給する場合と比べて大きい。
吐出側軸受16に供給され、吐出側軸受16を潤滑し冷却した後の油は、吐出側軸受け排油ライン54に案内され連通ポート19を介して閉じ込み直後の圧力の低いロータ室11に戻される。
本発明は前記実施例1に限定されず、種々の変形が可能である。実施例1では、二次分離油供給ライン52の他端を雌ロータ側給油ライン43のみに接続し、一次分離油供給ライン41を介して雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に連通した。しかしこれに限定されず、例えば、図2に一例を示すように、二次分離油供給ライン52の他端を雌ロータ側給油ライン43および雄ロータ側給油ライン44に接続し、一次分離油供給ライン41であるロータ室給油ライン42を介して雌ロータ22の圧縮歯溝空間27と雄ロータ24の圧縮歯溝空間28に連通してもよい(実施例2)。
上記構成により一次分離油と、二次分離油を包含する気体との混合流体を雌ロータ22だけでなく雄ロータ24の圧縮歯溝空間28にも供給することができる。そうすることで、混合流体が雄ロータ24の圧縮歯溝空間28に解放されることにより油の微粒化が促進され、雄ロータ24への給油量に対する油の表面積が大きくなるので、圧縮機本体10に供給された油と圧縮途中のガスとの間で熱交換され易くなる。油による冷却効率が向上する結果、ガスが等温圧縮に近づきロータ22,24を駆動する動力が低下することが予想される。また、混合流体が雄ロータ24の圧縮歯溝空間28に解放された際に油の拡散が促進され、雄ロータ24の歯溝28a内での油の偏りが起こり難くなる。これにより、ロータ室11内でのシール性を高めることができる。従って、各ロータ22,24を駆動するのに必要な動力を小さくし、また圧縮機本体10から吐出される風量を増加できる。
ただし、雄ロータ24の圧縮歯溝空間28へ混合流体が供給された分、雌ロータ22の圧縮歯溝空間27へ供給される混合流体が減少するため、シール性向上による動力低減の効果は実施例1よりも小さくなる。この動力低減効果の減少量は上記実施例2の冷却効率向上による動力低減効果の増加量より大きく、相殺すると動力の増加およびシール性の低下となり、結果的に全体として圧縮機1の性能が実施例1と比較して若干悪化する。なぜならば、前述の通り、雌ロータ22の歯先の幅は雄ロータ24より狭く、歯溝空間も大きいため、雄ロータ24よりも油の分布に対して敏感になるためと考えられる。
なお、本実施例2では、二次分離油供給ライン52の他端をロータ室給油ライン42を介して雌ロータ側給油ライン43および雄ロータ側給油ライン44に接続した。しかしこれに限定されず、雌ロータ側給油ライン43に接続される二次分離油供給ライン52および雄ロータ側給油ライン44に接続される二次分離油供給ライン52に分けてもよい。その場合、二次分離油供給ライン52は、一端から他端までのラインがそれぞれ独立した二次分離油供給ラインとしてもよく、1つのラインを他端側で分岐した二次分離油供給ラインとしてもよい(図4参照)。
図3は、二次分離油供給ライン52の他端を雌ロータ側給油ライン43に代えて雄ロータ側給油ライン44のみに接続し連通させた参考例を示す(参考例)。
図8を参照すると、実施例2は、比動力が実施例1と比べて高くなっていることが分かる。従って、実施例1の圧縮機は実施例2の圧縮機よりも少ない動力で多くの空気を圧縮でき、省エネに資することを確認できた。参考例は、比動力が実施例1および実施例2と比べて高くなっていることが分かる。従って、油回収器30と雌ロータ22の圧縮歯溝空間27とに接続され、一次分離手段である油回収器30の分離部34により分離された油を雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に供給する一次分離油供給ライン41と、二次分離手段であるフィルタ32により分離された油を雌ロータ22の圧縮歯溝空間27に供給する、一次分離油供給ライン41に接続された二次分離油供給ライン52とを備えた本願発明の実施例1および実施例2の圧縮機は、参考例の圧縮機よりも少ない動力で多くの空気を圧縮でき、省エネに資することを確認できた。
また実施例1では、吐出側軸受け給油ライン46と吸込側軸受け給油ライン48とを一次分離油供給ライン41を分岐することで構成している。しかしこれに限定されず、吐出側軸受け給油ライン46と吸込側軸受け給油ライン48との端部を直接、油溜まり部33に連通してもよい。ただし何れの場合にも、軸受潤滑に用いた油を一次分離油供給ライン41を介さずに、圧縮開始直前(閉じ込み直前)のロータ22,24の歯溝27a,28aもしくは圧縮開始直後(閉じ込み直後)のロータ22,24の歯溝27a,28aである、ロータ22,24の低圧歯溝に供給することが必要である。
なお、二次分離油供給ライン52の一次分離油供給ライン41への接続方法は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
また前記実施形態では、サブ給油ライン42であるロータ室給油ライン42の端部は、雌ロータ側給油ライン43と雄ロータ側給油ライン44とに分岐されている。しかし図5に示すように、雌ロータ側給油ライン43と雄ロータ側給油ライン44とは、それぞれ独立した一次分離油供給ラインとされてもよい。ここで、一次分離油供給ラインである雌ロータ側給油ライン43と雄ロータ側給油ライン44に対して二次分離油供給ラインを接続するには、少なくとも雌ロータ側給油ライン43のみに接続すればよい。変形例として、二次分離油供給ラインを雌ロータ側給油ライン43に加えて雄ロータ側給油ライン44に接続してもよい。
図6(A)は、二次分離油供給ライン52の端部を直接、ロータ室11に連通した比較例1の圧縮機2を示す。この中で、図1の圧縮機1と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
比較例1では図6(B)に示すように、ロータ室給油ライン42の端部が、ロータ室11の雌ロータ22と雄ロータ24との間に設けられた一次分離油流入ポート81を介してロータ室11と連通している。すなわち、ロータ室給油ライン42の端部が、比較例1では、圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雄ロータ24の歯24aおよび雌ロータ22の歯22aおよびロータ室11の内壁で画定された雌雄ロータ22,24の圧縮歯溝空間27,28の接続部となる圧縮歯溝空間に接続されている。二次分離油供給ライン52の端部は、一次分離油流入ポート81よりもロータ室11の吸込側軸受15側に位置し、雌ロータ22と雄ロータ24との間に設けられた二次分離油流入ポート82を介して直接、ロータ室11に連通している。吐出側軸受け排油ライン54は、雌ロータ22と雄ロータ24との間に設けられた連通ポート83を介してロータ室11と連通している。連通ポート83は、スクリューロータ20の軸方向に一次分離油流入ポート81と二次分離油流入ポート82との間に配設されている。
上記構成により比較例1の圧縮機2では、ロータ室11の吸込側軸受15側に設けた二次分離油流入ポート82を介して、二次的に分離された油を直接、圧縮開始直後の雌ロータ22および雄ロータ24の低圧歯溝に戻している。二次分離油供給ライン52内を流れる、油を包含する大量の気体の温度は低圧歯溝における気体の温度より高くなる。従って、油を包含する高温気体を一定容積の低圧歯溝に供給すると、圧縮中の気体が膨張しようとする力が圧力として働くことになる。また、高温気体が供給された低圧歯溝とその上流側との圧力差が大きくなるため、圧縮中の気体のバックフローを生じやすくなる。これらにより、圧縮機2の駆動に必要な動力の増加および吐出風量の低下を招くことになる。図8を参照すると、軸動力がA(kW)付近において、比較例1に対して実施例1では比動力で3.6%の性能向上を確認できた。
図7(A)および(B)は、二次分離油供給ライン52の端部に加えて更に吐出軸受け排油ライン54の端部をロータ室給油ライン42に連通し接続した比較例2の圧縮機3を示す。この中で、図1の圧縮機1と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。比較例2の圧縮機3では、ロータ室給油ライン42がロータ室11の雌ロータ22と雄ロータ24との間に設けられた油流入ポート88を介してロータ室11と連通している。すなわち比較例2においても、ロータ室給油ライン42の端部が、圧縮機本体10のロータ軸直角方向の断面について、雄ロータ24の歯24aおよび雌ロータ22の歯22aおよびロータ室11の内壁で画定された雌雄ロータ22,24の圧縮歯溝空間27,28の接続部となる圧縮歯溝空間に接続されている。
比較例2では、ロータ室給油ライン42が高圧となるため、ロータ室給油ライン42に吐出側軸受け排油ライン54から油を戻すことが難しく、吐出側軸受16を潤滑する油の流れが滞って吐出側軸受16の寿命が悪化する恐れがある。また、吐出側軸受16での撹拌ロスも大きなものとなる。比較例2において、油の経路をそのままとして吐出側軸受16に油を無理やり流すことも出来なくは無いが、そのためには、ロータ室給油ライン42における二次分離油供給ライン52の合流点と吐出側軸受け排油ライン54の合流点との間にオリフィス等を設ける必要がある。しかし、この方法では必然的にロータ室給油ライン42の給油量も少なくなる。このときロータ室11への給油量が減少し、圧縮気体温度の増加および漏れ量の増大により圧縮機の駆動に必要な動力の増加および吐出風量の低下が発生する可能性が高いものとなる。このように、比較例2は駆動に必要な動力を小さくすることのできない実用性に乏しいものであって実施例1および2とは似て非なるものであるのに対し、実施例1および2ではロータ22,24を駆動するのに必要な動力を小さくし、また圧縮機本体10から吐出される風量を増加でき実用的である。
本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、一次分離油供給ライン41は、一端が油溜まり部33に連通し、他端側は3本のサブ給油ライン42,46,48に分岐されているが、各サブ給油ラインに対応するそれぞれに独立した一次分離油供給ラインとしてもよい。
1 空気圧縮機
10 圧縮機本体
13 吸込口
14 吐出口
16 吐出側軸受
22 雌ロータ
24 雄ロータ
30 油回収器
31 中空円筒
34 分離部(一次分離手段)
32 フィルタ(二次分離手段)
41 一次分離油供給ライン
50 絞り部
52 二次分離油供給ライン

Claims (7)

  1. ガスを吸い込む吸込口と、軸受で回転可能に支持され、前記吸込口から吸い込まれたガスをロータ室と協働して圧縮する雌ロータおよび雄ロータからなる一対のロータと、圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体で圧縮されたガスから一次的に油を分離する一次分離手段と、前記一次分離手段で一次的に油を分離されたガスから二次的に油を分離する二次分離手段とを有する油回収器と、
    前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雌ロータの互いに隣り合う一組の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雌ロータの圧縮歯溝空間とに接続され、前記一次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する一次分離油供給ラインと、
    前記一次分離手段により分離され前記ロータの軸受の潤滑に用いた後の油を前記ロータの低圧歯溝へ前記一次分離油供給ラインを介さずに供給する排油ラインと、
    前記二次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する、前記一次分離油供給ラインに接続された二次分離油供給ラインと、
    を備えた、圧縮機。
  2. 前記一次分離油供給ラインが更に、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雄ロータの互いに隣り合う一対の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雄ロータの圧縮歯溝空間に接続され、前記一次分離手段により分離された、前記二次分離油供給ラインを経た油を含まない油を前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雄ロータの互いに隣り合う一対の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雄ロータの圧縮歯溝空間とに接続され、前記一次分離手段により分離された油を、前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する一次分離油供給ラインを備えた、請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記二次分離油供給ラインが、前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に接続された前記一次分離油供給ラインに接続され、前記二次分離手段により分離された油を前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間にも供給する、請求項2または3に記載の圧縮機。
  5. 前記二次分離手段により分離された油を前記一次分離油供給ラインを介して前記雄ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する、請求項2または3に記載の圧縮機。
  6. 前記吐出口側の前記軸受に給油する一次分離油供給ラインを備え、当該吐出側軸受に給油する一次分離油供給ラインに油の供給量を低減する絞り部を設けた、請求項1から5のいずれかに記載の圧縮機。
  7. ガスを吸い込む吸込口と、軸受で回転可能に支持され、前記吸込口から吸い込まれたガスをロータ室で圧縮する雌ロータおよび雄ロータからなる一対のロータと、圧縮されたガスを吐出する吐出口とを有する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体で圧縮されたガスから一次的に油を分離する一次分離手段と、前記一次分離手段で一次的に油を分離されたガスから二次的に油を分離する二次分離手段とを有する油回収器と、
    を備えた圧縮機の給油方法であって、
    前記油回収器と、前記圧縮機本体のロータ軸直角方向の断面について前記雌ロータの互いに隣り合う一組の歯および前記ロータ室の内壁で画定された前記雌ロータの圧縮歯溝空間とに接続された一次分離油供給ラインを介して、前記一次分離手段により分離された油を前記ロータの軸受と前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給し、
    前記一次分離油供給ラインを介さずに前記圧縮機本体に接続された排油ラインを介して、前記軸受の潤滑に供した油を前記ロータの低圧歯溝へ供給し、
    前記一次分離油供給ラインに接続された二次分離油供給ラインを介して、前記二次分離手段により分離された油を前記雌ロータの前記圧縮歯溝空間に供給する、
    圧縮機の給油方法。
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