JP2015078557A - 浴室出入口の止水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浴室と脱衣室との段差が小さく、且つ、浴室から脱衣室への水漏れを確実に防止できる高い水密性を有する浴室出入口の止水構造を提供する。【解決手段】 左右一対の縦枠材111,113とその上端部間及び下端部間に配設される上枠材115及び下枠材117とを接合した枠体110に、開閉自在にドア120を取り付け、縦枠材111,113に、弾力性を有する先端部が閉止されたドア120の正面に当接する縦枠タイト材151,153を設け、下枠材117は、上面に設けた下枠タイト材装着溝177aに、弾力性を有する先端部が閉止されたドアの正面に当接する下枠タイト材157を装着し、縦枠材113と下枠材117とはシーラー119を挟んで接合され、下枠タイト材装着溝と縦枠タイト材151,153の下面との間に止水部材180を介在させ、下枠タイト材157の側端面と縦枠タイト材151,153の側面の間に弾性止水材185を介在させる。【選択図】 図11
Description
本発明は、浴室出入口の止水構造に関するものである。
強化ガラス製の透明材料を面材とした框のないドアを、ホテルやマンションなどの浴室の出入口に採用することがある(特許文献1参照)。このドアは、框がないため、止水のためのシール材をドアに設けることができず、出入口に設置する建具の枠材にシール材を取付けていた。この場合、出入口の床面には、タイト材と呼ばれるシール材を浴室側に向けて横向きに挿入するために、浴室と脱衣室の境界に浴室側が低くなるような段差が設けられていた。しかし、高齢者や車椅子利用者が浴室に出入りしやすくするために、浴室と脱衣室との段差を小さくすることが求められている。
出入口の段差を小さく抑えるには、出入口を構成する建具の下枠にドアに向けて斜め上向きに伸びるタイト材を設置して、ドアとタイト材を水密状に接触させて止水することが有効であり、例えば、特許文献2に記載された構造を採用することが可能である。特許文献2に記載された浴室建具では、まず、建具の下枠と縦枠とにシール部材(タイト材)を装着して、その先端を閉じたドアの正面に当接させて止水を行う。具体的には、下枠に上向きに形成された下枠シール装着溝に下枠シール部材を装着し、縦枠に取り付けられた縦枠シール取付片に縦枠シール部材を装着し、下枠シール部材の端面を縦枠シール部材の下端部側面に当接させて、下枠シール部材と縦枠シール部材とが連続するようにしている。さらに、下枠と縦枠の間にシーラーを介在させて枠組みし、下枠シール装着溝の縦枠側端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部の間の呑込み部分にシールピースを介設している。このような構造によって、浴室と脱衣室の段差を小さく抑え、且つ、水密性を高めている。
ところが、下枠シール部材や縦枠シール部材は、いずれも、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)などの材料により形成されたタイト材であり、ドアに密接する先端は、薄いヒレのように二股に形成して弾力性をもたせ、ドアとの密接性を高めることができる。しかし、このヒレが形成されていない部位は、大きな弾力性が得られないため、特許文献2に記載されているように、下枠シール部材の端面が縦枠シール部材の下端部に当接するだけでは、下枠シール部材と縦枠シール部材との継目でタイト材の弾力を得られず、そのため、下枠シール部材の端面と縦枠シール部材の下端部の側面との継目に十分な水密性を与えることができず、浴室から脱衣室に水が漏れてしまうことになる。
そこで、本発明は、浴室と脱衣室との段差が小さく、且つ、浴室から脱衣室への水漏れを確実に防止できる高い水密性を有する浴室出入口の止水構造を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の浴室出入口の止水構造は、左右一対の縦枠材とこの縦枠材の上端部間及び下端部間に配設される上枠材及び下枠材とを接合した枠体に、開閉自在にドアを取り付け、前記一対の縦枠材のそれぞれに、弾力性を有する先端部が閉止された前記ドアの正面に当接する縦枠タイト材を設け、前記下枠材は、上面に設けた下枠タイト材装着溝に、弾力性を有する先端部が閉止された前記ドアの正面に当接する下枠タイト材を装着し、前記縦枠材と前記下枠材とはシーラーを間に挟んで接合され、前記下枠タイト材装着溝と前記縦枠タイト材の下面との間に止水部材を介在させ、前記下枠タイト材の側端面と縦枠タイト材の側面との間にも弾性止水材を介在させた。
この浴室出入口の止水構造によれば、縦枠材と下枠材および上枠材との接合部分はシーラーによって水密とされ、また、枠体と閉じた状態のドアとの間は縦枠タイト材、上枠タイト材および下枠タイト材によって水密にされ、下枠タイト材と縦枠タイト材との継目は止水部材および弾性止水材によって水密にされるので、浴室内から脱衣室への水漏れをより確実に防止できる止水構造を得ることができる。
また、本発明では、前記止水部材は、前記下枠タイト材挿装着溝に水密状に差し込まれる水平片と、前記縦枠タイト材の側面に沿って延びる垂直片とが一体となり、この垂直片に前記弾性止水材を取り付けることも好ましい。
これにより、弾性止水材を止水部材に一体化したので、組み立ての手間を削減することが可能となる。
また、本発明では、前記弾性止水材は、前記垂直片の表裏面及び前記ドア側端部を連続して覆うように取りつけることも好ましい。
これにより、水が浸入しやすいドアの下部における縦枠タイト材による止水性を弾性止水材で補足することができ、さらに水密性を高めることが可能となる。
また、本発明では、前記縦枠材に前記縦枠タイト材を装着する縦枠タイト材受け部を取り付け、前記止水部材の垂直片の前記ドアから離間した位置で前記縦枠タイト材受け部に固定することも好ましい。
これにより、止水部材の取り付け作業が簡素化でき、組み立ての手間をさらに削減することが可能となる。
また、本発明では、前記縦枠タイト材受け部を、平面視で前記下枠タイト材装着溝からずれた位置に取り付けることも好ましい。
これによれば、下枠タイト材装着溝の端部の上方は軟質な縦枠タイト材で覆っているだけなので、止水部材を容易に取り外すことができ、止水部材の交換を容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、浴室と脱衣室との段差が小さく、且つ、浴室から脱衣室への水漏れを確実に防止できる高い水密性を有する浴室出入口の止水構造を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室用ドア構造を浴室側から表す模式的斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態にかかる浴室用ドア構造を脱衣室側から表す模式的平面図である。
図3は、図2のA−A断面図である。
図4は、図2のB−B断面図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室用ドア構造を浴室側から表す模式的斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態にかかる浴室用ドア構造を脱衣室側から表す模式的平面図である。
図3は、図2のA−A断面図である。
図4は、図2のB−B断面図である。
本実施形態にかかる浴室出入口の止水構造は、浴室と脱衣室との間に設けられる。浴室用出入口100は、枠体110と、ドア本体120と、ヒンジ130と、換気部140と、タイト材151、153、155、157と、保持具160と、止水部材180と、を備える。
枠体110は、浴室出入口100の周囲に設けられる。具体的には、枠体110は、出入口100の左右端部に設けられる左右一対の縦枠材111,113と、出入口100の上端部に設けられて左右一対の縦枠材111,113の上端部間に配設される上枠材115と、出入口100の下端部に設けられて左右一対の縦枠材111,113の下端部間に配設される下枠材117と、が接合されてなる。この縦枠材111、113と下枠材117とは、シーラー119(図11参照)を介して接合されている。なお、以下、左右一対の縦枠材111,113は、脱衣室側から見て出入口100の右端部に設けられる方を右縦枠材111、出入口100の左端部に設けられる方を左縦枠材113として説明を進める。
ドア本体120は、ヒンジ130を介して枠体110に開閉可能に取り付けられている。ドア本体120は、強化ガラス、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂のうちのいずれかにより形成された面材を有し、透明性あるいは半透明性を呈する。なおドア本体120は、框を有しておらず、ドア本体120の端部には、強化ガラス、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂のうちのいずれかにより形成された面材が露出する。
本願明細書において、「強化ガラス」とは、ガラスの表面に圧縮応力層がつくられ、外力の作用及び温度変化に対する強さが圧縮応力層を有していないガラスと比較して増加したガラスをいうものとする。
また、本願明細書において、「透明性あるいは半透明性」とは、透過率が100パーセント(%)の性質に限定されず、少なくとも可視光の波長を有する光に対して透過率がゼロではない性質をいうものとする。
本願明細書において、「強化ガラス」とは、ガラスの表面に圧縮応力層がつくられ、外力の作用及び温度変化に対する強さが圧縮応力層を有していないガラスと比較して増加したガラスをいうものとする。
また、本願明細書において、「透明性あるいは半透明性」とは、透過率が100パーセント(%)の性質に限定されず、少なくとも可視光の波長を有する光に対して透過率がゼロではない性質をいうものとする。
換気部140は、枠体110に設けられている。具体的には、図2に表したように、換気部140は、上枠材115の中で、右縦枠材111と左縦枠材113とに取り付けられている。換気部140は、脱衣室から浴室へ空気の流れを許容する一方で、浴室から脱衣室への空気の流れを抑止する。具体的には、図4に表したように、換気部140は、換気部本体141と、ダンパ部143と、を有する。ダンパ部143は、軸部145において換気部本体141に対して回転可能に軸支されている。図4に表した矢印のように、ダンパ部143は、軸部145を略中心として回転し、通気路142を開閉することができる。
浴室の気圧と脱衣室の気圧が略同じであるときには、ダンパ部143は自重により下がっており、通気路142を閉じている。また、ミストサウナが浴室内で使用され、お湯が霧状に放出されると、ダンパ部143の先端部が通気路142の壁と当接する。そのため、ダンパ部143は、通気路142を開けることはない。これにより、換気部140は、浴室から脱衣室への空気の流れを抑止する。
一方、例えば浴室内の換気扇などが駆動し、浴室の気圧が負圧になると、浴室の気圧と脱衣室の気圧と間の気圧差により、ダンパ部143は回転し通気路142を開ける。これにより、換気部140は、脱衣室から浴室への空気の流れを許容する。
図2〜4に表したように、枠体110の内側(ドア本体120の側)の面には、タイト材受け部が設けられている。具体的には、図2および図3に表したように、タイト材受け部は、右縦枠材111の内側に設けられた右枠タイト材受け部171と、左縦枠材113の内側に設けられた左枠タイト材受け部173と、上枠材115の内側に設けられた上枠タイト材受け部175と、下枠材117の上面に形成された凹部117aに設けられる下枠タイト材受け部177とを有する。右枠タイト材受け部171は、閉じた状態のドア本体120の右端部の脱衣室側へオーバーラップしている。左枠タイト材受け部173は、閉じた状態のドア本体120の左端部の脱衣室側へオーバーラップしている。上枠タイト材受け部175は、閉じた状態のドア本体120の上端部の脱衣室側へオーバーラップしている。
各タイト材受け部171、173、175、177は、タイト材151、153、155、157を保持する。言い換えれば、タイト材151、153、155、157は、タイト材受け部171、173、175、177を介して枠体110にそれぞれ保持されている。タイト材151、153、155、157は、例えばゴムなどにより形成され、弾力性を有する。タイト材151、153、155、157は、ドア本体120が閉じた状態においてタイト材の先端部の弾力性のあるヒレがドア本体120の正面に密接してドア本体120と枠体110との間の気密を保持する。なお、タイト材の保持構造については、後に詳述する。
図2に表したように、保持具160は、枠体110(本実施形態では右縦枠材111)に設けられている。保持具160は、タイト材151、153、155、157がドア本体120と枠体110との間の気密を保持した状態でドア本体120の閉じた姿勢を維持する。
図1に表したように、ドア本体120には、把持部191が設けられている。
本実施形態によれば、ドア本体120が閉じると、タイト材は、ドア本体120と枠体110との間の気密を保持する。また、脱衣室から浴室への空気の流れを許容する換気部140は、浴室から脱衣室への空気の流れを抑止する。そのため、ドア本体120が閉じると、空気が浴室から脱衣室へ漏れ出ず、浴室内の気密性が保持される。また、気密性と同時に水密性も保持される。
保持具160は、ドア本体120の閉動作により、タイト材がドア本体120と枠体110との間の気密を保持した状態でドア本体120の姿勢を維持するため、ドア本体120が閉じるだけで浴室内の気密状態を作り出すことができる。また、保持具160は、ドア本体120ではなく枠体110に設けられているため、ヒンジ130および把持部191以外の付属物をドア本体120に設ける必要はない。そのため、強化ガラス、ポリカーボネートおよびアクリル樹脂のうちのいずれかにより形成された面材の端面をドア本体120の端面とすることできる。そのため、ドア本体120の全体が透明性あるいは半透明性を呈する高級感のある浴室用ドア構造を提供することができる。そして、全体が透明性あるいは半透明性を呈するドア本体120を用いつつ、ドア本体120を閉じることで空気が浴室から脱衣室へ漏れ出ることを抑制することができる。そのため、浴室内でミストサウナを使用することができる。
次に、タイト材およびタイト材受け部の保持構造について、図面を参照しつつ説明する。
図5は、図3に表した領域Pを拡大した模式的断面図である。
図6は、図3に表した領域Qを拡大した模式的断面図である。
図7は、左縦枠材と左枠タイト材受け部の関係を示す模式的斜視図である。図7では、ドア本体を省略している。
図5は、図3に表した領域Pを拡大した模式的断面図である。
図6は、図3に表した領域Qを拡大した模式的断面図である。
図7は、左縦枠材と左枠タイト材受け部の関係を示す模式的斜視図である。図7では、ドア本体を省略している。
枠体110は、ステンレス鋼材を折り曲げたアングル材およびステンレス鋼材を折り曲げたチャンネル材の少なくともいずれかを含む材料により形成されている。
右縦枠材111の面であってドア本体120の側の面には、パッキンを介して右枠タイト材受け部171が付設されている。右枠タイト材受け部171は、閉じた状態のドア本体120の右端部(先端部)の脱衣室側へオーバーラップしている。
右枠タイト材受け部171は、溝部171aと、ネジ孔(図示せず)と、を有する中空のアルミ押出し品である。溝部171aは、右枠タイト材受け部171の、閉じた状態のドア本体120の側に設けられている。ネジ孔は、右枠タイト材受け部171の右縦枠材111の側に設けられている。また、右枠タイト材受け部171の左縦枠材113の側には、ネジ止め作業用の貫通孔171cが形成されている。右枠タイト材受け部171は、ネジが右枠タイト材受け部171のネジ孔を通って右縦枠材111に螺合することで固定されている。右枠タイト材受け部171の左縦枠材113の側の面および脱衣室側の面は、ステンレス鋼材製の上面視L字状のカバー172で覆われている。
右枠タイト材151は、取付部151aを有する。取付部151aは、右枠タイト材受け部171の溝部171aと係合可能である。右枠タイト材151の取付部151aが右枠タイト材受け部171の溝部171aと係合することで、右枠タイト材151は、右枠タイト材受け部171に保持されている。
図6に表したように、左縦枠材113は、ステンレス鋼材のチャンネル材により形成されている。左縦枠材113の面であってドア本体120の側の面には、左枠タイト材受け部173が付設されている。図3に表したように、左枠タイト材受け部173は、閉じた状態のドア本体120の左端部の脱衣室側へオーバーラップしている。
左枠タイト材受け部173は、溝部173aと、ネジ孔173bと、を有する中空のアルミ押出し品である。溝部173aは、左枠タイト材受け部173の、閉じた状態のドア本体120の側に設けられている。左枠タイト材受け部173のネジ孔173b(図7参照)は、左縦枠材113の側に設けられている。また、左枠タイト材受け部173の右縦枠材111の側には、ネジ止め作業用の貫通孔173cが形成されている。左枠タイト材受け部173は、ネジが左枠タイト材受け部173のネジ孔173bを通って左縦枠材113に螺合することで固定されている。左枠タイト材受け部173の右縦枠材111の側の面および脱衣室側の面は、ステンレス鋼材製の上面視L字状のカバー174で覆われている。
左枠タイト材153は、取付部153aが左枠タイト材受け部173の溝部173aと係合することで、左枠タイト材受け部173に保持されている。
左枠タイト材153は、取付部153aが左枠タイト材受け部173の溝部173aと係合することで、左枠タイト材受け部173に保持されている。
図5、図6および図7に関して前述したタイト材151、153の保持構造によれば、枠体110およびカバー172,174がステンレス鋼材により形成されているため、透明性あるいは半透明性を呈するドア本体120と相まって、高級感のある浴室用ドア構造を提供することができる。
また、右枠タイト材受け部171、左枠タイト材受け部173は、予め形成されたネジ孔を利用して枠体110にネジ止めされる。そのため、枠体110に対してタイト材151、153を比較的精度よく簡単に取り付けることができる。これにより、タイト材151、153は、閉じた状態のドア本体120によってより確実に弾性変形し、より確実に浴室内の気密性および水密性を維持することができる。
図8は、図4に表した領域Rを拡大した模式的断面図である。
下枠材117は上面に、下枠材117の長手方向に沿って凹んだ凹部117aを形成しており、この凹部117aに下枠タイト材受け部177が挿入されている。この下枠タイト材受け部177にも右縦枠材111および左縦枠材113同様に、下枠タイト材157の取付部157aを下枠タイト材受け部177に係合させるための溝(下枠タイト材装着溝177a)を有しており、これにより下枠タイト材157を保持している。
下枠材117は上面に、下枠材117の長手方向に沿って凹んだ凹部117aを形成しており、この凹部117aに下枠タイト材受け部177が挿入されている。この下枠タイト材受け部177にも右縦枠材111および左縦枠材113同様に、下枠タイト材157の取付部157aを下枠タイト材受け部177に係合させるための溝(下枠タイト材装着溝177a)を有しており、これにより下枠タイト材157を保持している。
図8に表したように、ドア本体120の下端部には、水返しなどの止水部品は取り付けられていないが、下枠タイト材受け部177の上面から突出した下枠タイト材157が設けられている。この下枠タイト材157とドア本体120の正面側とが当接することで浴室から脱衣室へ水が流れることを抑えることができる。
ただし、この止水構造だけでは、浴室出入口の下側コーナー部における浴室から脱衣室への水漏れを完全に防ぐことはできない。本実施形態では、以下に説明する構造によって、浴室出入口の下側コーナー部の水漏れを確実に防止することができる。
次に、コーナー部の止水構造について、図面を参照しつつ説明する。
図9は、本実施形態の止水部材に弾性止水材を巻き付けた状態を示す模式的斜視図である。
図10は、図2に表したC−C断面図である。
図11は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部の止水構造を示す模式的分解斜視図である。
図12は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部を脱衣室の側から見た模式的斜視図である。
図13は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部を浴室の側から見た模式的斜視図である。
図9は、本実施形態の止水部材に弾性止水材を巻き付けた状態を示す模式的斜視図である。
図10は、図2に表したC−C断面図である。
図11は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部の止水構造を示す模式的分解斜視図である。
図12は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部を脱衣室の側から見た模式的斜視図である。
図13は、本実施形態の浴室出入口のコーナー部を浴室の側から見た模式的斜視図である。
下枠材117と右縦枠材111あるいは下枠材117と左縦枠材113とが接続された、浴室出入口の下側コーナー部においては、右縦枠材111および左縦枠材113の下端部に止水部材180が設置されている。
図9に示すように、止水部材180は、左枠タイト材153の側面に沿って延びる垂直片181と、下枠タイト材装着溝177aに水密状に差し込まれる水平片183と、を有する。この垂直片181と水平片183はともに板状であり、垂直片181の下端部から直角方向に折り曲げて水平片183を形成して一体化されている。
この止水部材180には、荷重がかかると圧縮変形する弾性止水材185が巻き付けられている。詳しくは、弾性止水材185は、止水部材180の垂直片181の表裏面181a、181bおよびドア側側面181cに巻き付けられている。さらに、止水部材180の水平片183の底面183dにも弾性止水材186が貼り付けられている。この水平片183の底面に貼り付けた弾性止水材186は、本実施形態では、垂直片181の表裏面181a、181bに巻き付けた弾性止水材185と一体化されている。また、この止水部材180のドア本体120とは反対側の側面には、カバー材188が取り付けられている。このカバー材188は、上面視がL字状であり、弾性止水材185の端部が隠れるように弾性止水材185が巻き付けられた止水部材180の垂直片181の表面を覆っており、弾性止水材185の剥がれを抑制している。
なお、弾性止水材185、186としてパッキンを用いるのが好ましい。
この止水部材180には、荷重がかかると圧縮変形する弾性止水材185が巻き付けられている。詳しくは、弾性止水材185は、止水部材180の垂直片181の表裏面181a、181bおよびドア側側面181cに巻き付けられている。さらに、止水部材180の水平片183の底面183dにも弾性止水材186が貼り付けられている。この水平片183の底面に貼り付けた弾性止水材186は、本実施形態では、垂直片181の表裏面181a、181bに巻き付けた弾性止水材185と一体化されている。また、この止水部材180のドア本体120とは反対側の側面には、カバー材188が取り付けられている。このカバー材188は、上面視がL字状であり、弾性止水材185の端部が隠れるように弾性止水材185が巻き付けられた止水部材180の垂直片181の表面を覆っており、弾性止水材185の剥がれを抑制している。
なお、弾性止水材185、186としてパッキンを用いるのが好ましい。
一方、右縦枠材111および左縦枠材113には、カバー材188と、弾性止水材185と、止水部材180が、右枠タイト材受け部171あるいは左枠タイト材受け部173を介してネジで締結されている。この際、止水部材180は、弾性止水材185の止水性を損なわないように、垂直片181のうち、ドア本体120から離間した側で左枠タイト材受け部173を介して左縦枠材113にネジ止めすることによって固定されている。弾性止水材185は、止水部材180と右枠タイト材151および右枠タイト材受け部171との隙間、止水部材180と左枠タイト材153および左枠タイト材受け部173との隙間、右枠タイト材151および左枠タイト材153と下枠タイト材157との隙間、をそれぞれ止水する役割を有する。
止水部材180の水平片183は、図11に表すように、下枠材117に埋め込まれている下枠タイト材受け部177の下枠タイト材装着溝177aの端部の切込み部177bに、挿入されている。この切込み部177bの脱衣室側の側面には、第二の弾性止水材187が取り付けてある。この第二の弾性止水材187を押し潰すように、下枠タイト材装着溝177aに止水部材180が挿入される。止水部材180の底面にも弾性止水材186が貼り付けられているため、切込み部177bの上面と止水部材180の水平片183の底面とは止水されている状態となる。
また、弾性止水材185の表面185aと、下枠タイト材157の端面とが当接し、弾性止水材185の裏面(縦枠側の面)185bと、縦枠タイト材151、153の側面とが当接する。言い換えれば、下枠タイト材157の側面と縦枠タイト材151、153の側面との間に、表裏面に弾性止水材185が設けられた止水部材180を介在させている。この弾性止水材185の弾力性によって、タイト材の弾力による水密性を得ることができない、下枠タイト材157と縦枠タイト材151、153の間の微小な隙間からの水漏れを防止することができる。
さらに、この止水部材180は、弾性止水材185をドア本体120側の側面にも巻いているため、図3および図4に表すように、ドア本体120と、縦枠タイト材151、153との間に弾性止水材185を介在させることで二重の止水ラインを形成することになる。
このように、浴室出入口100の下側コーナー部においても、浴室から脱衣室への水漏れを確実に防止することが可能となる。
なお、下枠タイト材装着溝177aは、右枠タイト材受け部171および左枠タイト材受け部173とは重合しないように、右枠タイト材151および左枠タイト材153の下方となるように、ずらして設けられている。そのため、止水部材180の水平片183の上方は、硬質な部材で形成されている右枠タイト材受け部171および左枠タイト材受け部173では覆われておらず、軟質な右枠タイト材151および左枠タイト材153で覆われているだけとなる。これにより、下枠タイト材装着溝177aから止水部材180を容易に抜くことができる。
以上説明した実施形態の浴室出入口の止水構造によれば、右縦枠材111、左縦枠材113、上枠材115および下枠材117との接合部分はシーラー119によって水密とされ、また、枠体110と閉じた状態のドア本体120との間は右枠タイト材151、左枠タイト材153、上枠タイト材155および下枠タイト材157によって水密にされ、下枠タイト材157と右枠タイト材151、左枠タイト材153との継目は止水部材180および弾性止水材185によって水密にされる。したがって、従来よりも、浴室内から浴室外への水漏れをより確実に防止できる止水構造を得ることができる。
また、下枠タイト材157は、下枠材117の上面の凹部117aに埋設させた下枠タイト材受け部177に保持されるので、下枠材117の上面には大きな段差が形成されることがなく、浴室と脱衣室との段差を小さく抑えることが可能となる。
また、止水部材180は、下枠タイト材挿装着溝177aに水密状に差し込まれる水平片183と、水平片183の端部から垂直に立ち上がる垂直片181とが一体となり、この垂直片181に弾性止水材185を取り付けて、弾性止水材185を止水部材180に一体化したので、組み立ての手間を削減することが可能となる。
さらに、垂直片181の表裏面及びドア本体側端部を連続して覆うように弾性止水材185を取りつけることにより、水が浸入しやすいドア本体120の下部における右枠タイト材151、左枠タイト材153による止水性を弾性止水材185で補うことができ、さらに水密性を高めることが可能となる。
さらに、また、止水部材180は、垂直片181のドア本体120から離間した位置で右枠タイト材受け部171、左枠タイト材受け部173を介して右縦枠材111、左縦枠材113にねじ込まれて固定されることにより、弾性止水材185による水密性を損ねることなく止水部材180の取り付け作業が簡素化でき、組み立ての手間をさらに削減することが可能となる。
また、右枠タイト材受け部171、左枠タイト材受け部173を、平面視で下枠タイト材装着溝171aからずれた位置に取り付けている。これにより、下枠タイト材装着溝171aの左右端部の上方は、軟質な右枠タイト材151および左枠タイト材153で覆われているだけなので、止水部材180を容易に取り外すことができ、止水部材180の交換を容易に行うことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室用ドア構造などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや保持具、換気部およびタイト材の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100:浴室用出入口
110:枠体
111:右縦枠材(縦枠材)
113:左縦枠材(縦枠材)
115:上枠材
117:下枠材
117a:凹部
119:シーラー
120:ドア本体
130:ヒンジ
140:換気部
141:換気部本体
142:通気路
143:ダンパ部
145:軸部
151:右枠タイト材(縦枠タイト材)
151a:取付部
153:左枠タイト材(縦枠タイト材)
153a:取付部
155:上枠タイト材
157:下枠タイト材
157a:取付部
160:保持具
171:右枠タイト材受け部(縦枠タイト材受け部)
171a:溝部
171c:貫通孔
172:カバー
173:左枠タイト材受け部(縦枠タイト材受け部)
173a:溝部
173b:ネジ孔
173c:貫通孔
174:カバー
175:上枠タイト材受け部
177:下枠タイト材受け部
177a:下枠タイト材装着溝
177b:切込み部
180:止水部材
181:垂直片
181a:表面
181b:裏面
181c:ドア側側面
183:水平片
183d:底面
185、186:弾性止水材
187:第二の弾性止水材
188:カバー材
191:把持部
110:枠体
111:右縦枠材(縦枠材)
113:左縦枠材(縦枠材)
115:上枠材
117:下枠材
117a:凹部
119:シーラー
120:ドア本体
130:ヒンジ
140:換気部
141:換気部本体
142:通気路
143:ダンパ部
145:軸部
151:右枠タイト材(縦枠タイト材)
151a:取付部
153:左枠タイト材(縦枠タイト材)
153a:取付部
155:上枠タイト材
157:下枠タイト材
157a:取付部
160:保持具
171:右枠タイト材受け部(縦枠タイト材受け部)
171a:溝部
171c:貫通孔
172:カバー
173:左枠タイト材受け部(縦枠タイト材受け部)
173a:溝部
173b:ネジ孔
173c:貫通孔
174:カバー
175:上枠タイト材受け部
177:下枠タイト材受け部
177a:下枠タイト材装着溝
177b:切込み部
180:止水部材
181:垂直片
181a:表面
181b:裏面
181c:ドア側側面
183:水平片
183d:底面
185、186:弾性止水材
187:第二の弾性止水材
188:カバー材
191:把持部
Claims (5)
- 左右一対の縦枠材とこの縦枠材の上端部間及び下端部間に配設される上枠材及び下枠材とを接合した枠体に、開閉自在にドアを取り付け、
前記一対の縦枠材のそれぞれに、弾力性を有する先端部が閉止された前記ドアの正面に当接する縦枠タイト材を設け、
前記下枠材は、上面に設けた下枠タイト材装着溝に、弾力性を有する先端部が閉止された前記ドアの正面に当接する下枠タイト材を装着し、
前記縦枠材と前記下枠材とはシーラーを間に挟んで接合され、
前記下枠タイト材装着溝と前記縦枠タイト材の下面との間に止水部材を介在させ、
前記下枠タイト材の側端面と縦枠タイト材の側面との間に弾性止水材を介在させたことを特徴とする浴室出入口の止水構造。 - 前記止水部材は、前記下枠タイト材挿装着溝に水密状に差し込まれる水平片と、前記縦枠タイト材の側面に沿って延びる垂直片とが一体となり、この垂直片に前記弾性止水材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の浴室出入口の止水構造。
- 前記弾性止水材は、前記垂直片の表裏面と前記ドア側端部とを連続して覆うように取りつけたことを特徴とする請求項2記載の浴室出入口の止水構造。
- 前記縦枠材に前記縦枠タイト材を装着する縦枠タイト材受け部を取り付け、前記止水部材は、前記垂直片の前記ドアから離間した位置で前記縦枠タイト材受け部に固定したことを特徴とする請求項2又は3に記載の浴室出入口の止水構造。
- 前記縦枠タイト材受け部を、平面視で前記下枠タイト材装着溝からずれた位置に取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の浴室出入口の止水構造。
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JP2013217061A JP2015078557A (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 浴室出入口の止水構造 |
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-
2013
- 2013-10-18 JP JP2013217061A patent/JP2015078557A/ja active Pending
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