JP2003269045A - 外 壁 - Google Patents

外 壁

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JP2003269045A
JP2003269045A JP2002069761A JP2002069761A JP2003269045A JP 2003269045 A JP2003269045 A JP 2003269045A JP 2002069761 A JP2002069761 A JP 2002069761A JP 2002069761 A JP2002069761 A JP 2002069761A JP 2003269045 A JP2003269045 A JP 2003269045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁材と建具との隙間のコーナー部における
パッキンと外壁材との間に隙間が発生するのを防止して
止水性の向上が図る。 【解決手段】 建物の躯体2の壁部3に取付けられる外
壁材4と建具5との間に隙間7を設け、該隙間7にパッ
キン8を設けてなる外壁1であって、前記パッキン8は
前記隙間7のコーナー部に設けられるコーナー用パッキ
ン40を有し、少なくとも上部のコーナー用パッキン4
0の角部44に凹部46を設け、該凹部46にシール材
50を充填してなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、外壁に係り、特に
外壁材と建具との隙間のコーナー部における止水性の向
上を図った外壁に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の外壁としては、例えば図11に示
すように、建物の躯体の壁部に取付けられた外壁材4と
建具例えばサッシ5との間に隙間7を設け、この隙間7
にパッキン(ガスケットともいう)80を挿入して設け
てなる乾式シール工法の外壁が知られている。 【0003】前記隙間の四隅のコーナー部におけるパッ
キン80の接合方法としては、縦方向の隙間に縦通しに
設けたパッキンの側面部に横方向の隙間に設けたパッキ
ンの端部を接合する縦通し接合方法と、横方向の隙間に
横通しに設けたパッキンの側面部に縦方向の隙間に設け
たパッキンの端部を接合する横通し接合方法と、横方向
の隙間に設けたパッキンの端部と縦方向の隙間に設けた
パッキンの端部とをそれぞれ45度の角度で切断して付
け合わせ接合する突き合わせ接合方法とがあるが、一般
的にこの突き合わせ接合方法の方が水密性や意匠性(見
栄え)の点で優れている。また、この場合、パッキンの
端部同士は、経年変化で隙間が発生しないように接着剤
で接合することが好ましい。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記外
壁においては、パッキン80の端部同士の接合部の加工
精度等に起因して前記隙間7のコーナー部におけるパッ
キン80と外壁材4との間、具体的にはパッキン80の
角部と外壁材4の隅部との間に外内に貫通する隙間90
が発生する場合があり、この場合、風圧による外内の圧
力差により雨水が前記隙間90から外壁材4の内側に浸
入する恐れがある。前記隙間90の下部のコーナー部に
おいて前記隙間90が発生しても、その隙間90はサッ
シ5の下部になるため室内に雨水が浸入する恐れはない
が、上部のコーナー部において前記隙間が発生すると、
雨水がサッシ5を伝わって室内に浸入する恐れがある。 【0005】本発明は、前記事情を考慮してなされたも
ので、外壁材と建具との隙間のコーナー部におけるパッ
キンと外壁材との間に隙間が発生するのを防止して止水
性の向上が図れる外壁を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、建物の躯体の
壁部に取付けられる外壁材と建具との間に隙間を設け、
該隙間にパッキンを設けてなる外壁であって、前記パッ
キンは前記隙間のコーナー部に設けられるコーナー用パ
ッキンを有し、少なくとも上部のコーナー用パッキンの
角部に凹部を設け、該凹部にシール材を充填してなるこ
とを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を
示す外壁の縦断面図、図2は同外壁の横断面図、図3は
外壁材の取付構造を説明するための断面図、図4は外壁
の概略的屋外側正面図である。また、図5はコーナー用
パッキンを示す図で、(a)は角部側から見た斜視図、
(b)は角部とは反対側から見た斜視図、図6は図4の
A−A線概略的拡大断面図、図7はパッキンを示す図
で、(a)は断面図、(b)は突条部を切除した状態の
断面図である。 【0008】図1、図2ないし図4において、1は外壁
で、この外壁1は建物の躯体2の壁部3に取付けられる
外壁材4と建具例えばサッシ5とを備えている。このサ
ッシ5は、建物の躯体2の開口部9に設けられる枠(建
具枠)6と、この枠6内に例えば引違いに開閉自在に設
けられた障子10とから主に構成されている。前記外壁
材4とサッシ5との間、具体的には外壁材4の端部とサ
ッシ5の枠6の外側面との間には隙間7が設けられ、こ
の隙間7にパッキン8が屋外側(室外側)から挿入され
て設けられている。 【0009】前記枠6は、例えばアルミニウム合金の押
出形材からなる上枠6a、下枠6b及び左右の縦枠6
c,6dにより方形に組立てられている。枠6の外周に
は、室内外方向略中間に取付フィン11が設けられ、こ
の取付フィン11を躯体2の室外面に固着具例えばネジ
や釘で固定することにより枠2が半外付け状態に取付け
られている。また、前記左右の縦枠6c,6dには、前
記隙間7を所定の間隔を隔てて覆うように突出ないし張
出した突出部(張出部)12が設けられている。 【0010】前記外壁材4は、例えばタイルやレンガの
ような窯業系の外装材(サイディング)からなり、所定
寸法(例えば縦横が450mm×2700mm)のパネ
ル状に形成されている。外壁材4の取付方法としては、
縦長状態で取付ける縦張りや、横長状態で取付ける横張
りがあるが、何れであってもよい。また。外壁材4とし
ては、金属系のパネルであってもよい。 【0011】前記外壁材4の上端部には、例えば図3に
示すように、厚さ方向略中間から外表面までの厚さの凹
部15と、厚さ方向略中間から裏面までの厚さの凸部1
6とが形成され、外壁材4の下端部には、厚さ方向略中
間から外表面までの厚さの凸部17と、厚さ方向略中間
から裏面までの厚さの凹部18とが形成され、これら凹
部15,18と凸部16,17を互いに係合させた状態
で外壁材4が躯体2の壁部3に張設されるようになって
いる。 【0012】また、図示例では、下部の外壁材4の下端
部が第1の取付金具(取付部材)20を介して、この下
部の外壁材4と上部の外壁材4の接合部(係合部)が第
2の取付金具(取付部材)21を介して躯体2の壁部3
と外壁材4との間に所定隙間の通気層23が形成される
ように躯体2の壁部3に取付けられている。なお、サッ
シ5の枠6と対向する外壁材4の端部は、凹部及び凸部
を有せず、パネル面に直角に切断されている。 【0013】前記第1の取付金具20及び第2の取付金
具21は、躯体2に固着具例えば釘24で固定されてい
る。なお、前記上部の外壁材4の上端部には凹部15及
び凸部16が形成されておらず、この上部の外壁材4の
上端部は躯体2の壁部3に通気胴縁25を介して釘24
で固定されている。また、前記躯体2の壁部3には、透
湿防水紙26が張設されている。 【0014】前記パッキン8は、図7の(a)に示すよ
うに、前記外壁材4の外縁部(外面の縁部)に係止され
る突条部(外面側の突条部)27bを有している。ま
た、図示例(実施例)のパッキン8は、外壁材4の内縁
部(内面すなわち裏面の縁部)に係止される突条部(内
面側の突条部)27aも有しており、これら挿入方向前
後の突条部27a,27bにより外壁材4の端部を厚さ
方向の前後から挟み込んで自らを固定保持するようにな
っている。 【0015】換言すれば、パッキン8は、一側に前記外
壁材4の端部を厚さ方向の前後から挟み込んで自らを固
定保持する突条部27a,27bを有している。また、
パッキン8は、他側に前記枠6の外側面に対して弾性力
で密着する変形可能な複数の気密片部28を有してい
る。前記パッキン8は、弾性変形可能なゴム質ないし軟
質樹脂からなり、押出成形により図7の紙面に垂直方向
に連続した長尺に形成されている。 【0016】パッキン8の一側部には、外壁材4の直角
に切断された端面に当接される当接面部29が形成され
ていると共に、その前端部(先端部)と後端部とから外
壁材4の厚さと略同じ間隔で対向する状態で側方へ突出
した一対の前記突条部27a,27bが一体形成され、
これら両突条部27a,27bが外壁材の端縁部を表裏
両面から挟み込むようになっている。内面側の突条部2
7aはパッキン8の抜けを防止する。外面側の突条部2
7bはパッキン8の位置決め用として挿入し過ぎを規制
ないし防止すると共に外壁材4の外縁部を覆って保護す
る。両突条部27a,27bは外壁材4を挟み込むこと
でパッキン8自体を固定すると共に外壁材4とパッキン
8との間の気密性及び水密性を保持する。 【0017】そして、前記外面側の突条部27bの付根
部には切断用の溝30が設けられている。切断用の溝3
0は、断面V字状溝からなり、突条部27bの付根部の
少なくとも一側(図示例では両側)に長手方向に沿って
設けられている。この溝30により前記突条部27bの
付根部が肉厚の薄い薄肉部31になっており、これによ
り容易に且つ奇麗に引き裂いて突条部27bを除去(切
除)可能になっている。 【0018】前記パッキン8の他側部には、側方へ突出
したヒレ状の前記気密片部28が一体形成されている。
パッキン8の一側の当接面部29と他側の気密片部28
先端との間の寸法が、前記隙間7の幅よりも大きく形成
されている。この気密片部28は、パッキン8の挿入方
向に複数例えば3枚設けられ、隣り合う気密片部28間
には風圧を減圧ないし減少するための空気層30が形成
されている。すなわち、パッキン8を前記隙間7に屋外
側から挿入すると、前記気密片部28の先端側が弾性力
により枠6の外側面にこれを押圧するように密着し、パ
ッキン8と枠6との間に気密片部28で区画された複数
段例えば2段の空気層(空気室)32が形成されるよう
になっている。外壁材4よりも屋外側の風圧をPa、外
壁材4よりも屋内側の気圧をPd、前記空気層32の空
気圧を屋外側からPb、Pcとすると、風圧がPa>P
b>Pc>Pdのように段階的に減圧されるため、各気
密片部28を境とする気圧差が小さくなり、気圧差で雨
水が屋内側に侵入するのを抑制ないし防止することがで
きる。 【0019】前記縦枠6c,6dの屋外端には、図2に
示すように前記隙間7の屋外側を所定の間隔を隔てて覆
うように鍔状に突出した突出部12が形成されているた
め、パッキン8を屋外側から直接前記隙間7に挿入する
ことが難しい。そこで、パッキン8を横方向から向きを
変えながら前記隙間7に挿入し易くするために、前記パ
ッキン8の前端部には傾斜部33が設けられている。こ
の傾斜部33は一側の前部の突条部27aから他側に向
って傾斜している。 【0020】また、パッキン8の弾性変形による方向変
換を容易にするために、パッキン8には中空部34が設
けられていることが好ましい。これによりパッキンが挿
入通路のコーナー部における外壁材4のエッジ部で潰れ
て容易に方向変換が可能となり、隙間7へのパッキン8
の挿入が容易になる。 【0021】前記パッキン8は、前記隙間7の四隅のコ
ーナー部に挿入して設けられるコーナー用パッキン40
を別体または一体的に有している。前記サッシ5の枠6
の上部、下部及び左右両側部と外壁材4との隙間7に前
記構成からなる同じ形状のパッキン8がそれぞれ挿入し
て設けられ、前記隙間7の各コーナー部にコーナー用パ
ッキン40が挿入して設けられる。この場合、コーナー
用パッキン40としては、図5に示すようにコーナー部
に沿ってL字状に一体成形されたものが好ましい、図8
に示すように一対のパッキン部材41,41の端部を4
5度の角度で切断し、その端部同士を突き合わせて溶着
接合してなるものであっても良い。 【0022】コーナー用パッキン40は、パッキン8と
略同じ材質で形成されていることが好ましい。また、コ
ーナー用パッキン40の断面形状はパッキン8の断面形
状と略同一とされていることが好ましい(但し、中空部
34や屋外側突条部27bは有していなくて良い)。す
なわち、コーナー用パッキン40には、挿入方向先端部
の外縁部に外壁材4の内縁部に係止される突条部42が
形成され、内面には前記枠6の外側面に対して弾性力で
密着する変形可能なヒレ状の複数の気密片部43が形成
されている。また、パッキン8とコーナー用パッキン4
0の端部同士は、経年変化で隙間が発生しないように接
着剤で接合することが好ましい。 【0023】そして、少なくとも上部のコーナー用パッ
キン(本実施例では上部及び下部のコーナー用パッキ
ン)40の角部44には、図5ないし図6に示すように
凹部46が設けられ、この凹部46にはシール材50が
充填されている。凹部46はコーナー用パッキン40の
角部44における挿入方向略中間部に設けられている。
コーナー用パッキン40の凹部46にシール材50を多
めに充填してから、このコーナー用パッキン40を隙間
7のコーナー部に挿入する。これにより、コーナー用パ
ッキン40の角部44と外壁材4の隅部47との間にシ
ール材50が充填ないし介在され、シール材50の接着
性によりコーナー用パッキン40の角部44と外壁材4
の隅部47との間に隙間が発生するのが抑制ないし防止
される。シール材50としては、接着剤、例えば変成シ
リコン、ポリサルファイド等が好適である。 【0024】前記凹部46により、コーナー用パッキン
40の角部44が凹部46を挟む挿入方向前後の2点
x、yで外壁材4の隅部47に接触するようになり、コ
ーナー用パッキン40と外壁材4との間具体的にはコー
ナー用パッキン40の角部44と外壁材4の隅部47と
の間に隙間が発生するのを抑制ないし防止することがで
きる。また、前記凹部46にシール材50を充填してい
るため、コーナー用パッキン40を隙間7のコーナー部
に挿入するとシール材50が外壁材4の隅部47にも充
填接着されるようになり、このシール材50によってコ
ーナー用パッキン40と外壁材4の隅部47との間がシ
ールされ、コーナー用パッキン40と外壁材4との間具
体的にはコーナー用パッキン40の角部44と外壁材4
の隅部47との間に隙間が発生するのを抑制ないし防止
することができる。これらにより外壁材4とサッシ5と
の隙間7のコーナー部における止水性の向上が図れるよ
うになっている。なお、前記凹部46は、コーナー用パ
ッキン40の角部44における挿入方向略中間部に複数
設けられていても良い。 【0025】一方、前記サッシ5の上部と外壁材4との
隙間7に挿入されるパッキン8の外面側の突条部27b
と外壁材4の外面との隙間に雨水や埃が入り込む問題を
解消するために、図1にも示すように、前記サッシ5の
上部と外壁材4との隙間7に挿入されるパッキン8はそ
の突条部27bが切除されている。パッキン8には突条
部27bの付根部に切断用の溝30が設けられているた
め、パッキン8から突条部27bを容易に且つ奇麗に引
き裂いて除去することができる。なお、突条部27bを
引き裂く代りにカッターで切断してもよく、この場合も
溝30があるため切断作業が正確且つ容易にできる。 【0026】以上の構成からなる外壁1によれば、建物
の躯体2の壁部3に取付けられる外壁材4と建具例えば
サッシ5との間に隙間7を設け、この隙間7にパッキン
8を設け、このパッキン8は前記隙間7のコーナー部に
設けられるコーナー用パッキン40を有し、少なくとも
上部のコーナー用パッキン40の角部44に凹部46を
設け、この凹部46にシール材50を充填してなるた
め、外壁材4とサッシ5との隙間7のコーナー部におけ
るコーナー用パッキン40と外壁材4との間に隙間が発
生するのを防止することができ、外壁材4とサッシ5と
の隙間7のコーナー部における止水性の向上が図れる。 【0027】すなわち、コーナー用パッキン40の角部
44に凹部46を設けたことにより、コーナー用パッキ
ン40の角部44が凹部46を挟む挿入方向前後の2点
x、yで外壁材4の隅部47に接触するようになり、コ
ーナー用パッキン40と外壁材4との間具体的にはコー
ナー用パッキン40の角部44と外壁材4の隅部47と
の間に隙間が発生するのを抑制ないし防止することがで
きる。しかも、前記凹部46にシール材50を充填して
いるため、このシール材50によってコーナー用パッキ
ン40と外壁材4の隅部47との間がシールされ、コー
ナー用パッキン40と外壁材4との間具体的にはコーナ
ー用パッキン40の角部44と外壁材4の隅部47との
間に隙間が発生するのを防止することができる。従っ
て、これらにより外壁材4とサッシ5との隙間7のコー
ナー部における止水性の向上が図れる。 【0028】また、前記パッキン8は前記外壁材4の外
縁部に係止される突条部27bを有し、該突条部27b
の付根部には切断用の溝30が設けられ、前記サッシ5
の上部と外壁材4との隙間7に挿入されるパッキン8は
前記突条部27bが切除されているため、外壁材4の外
面とパッキン8の突条部27bとの隙間に雨水や埃が入
り込む問題を解消することができ、パッキン8の突条部
27bを容易に切除することができるので、同じ形状の
パッキン8を上下の隙間7に使い分けることができ、コ
ストの低減が図れる。 【0029】また、パッキン8は一側に前記外壁材4の
端部を厚さ方向から挟み込んで自らを固定保持する突条
部27a,27bを有し、且つ他側に前記他の建材例え
ばサッシ5の枠6に対して弾性力で密着する変形可能な
気密片部28を有しているため、突条部27a,27b
により隙間7におけるパッキン7の挿入方向前後の移動
を規制してパッキン8を確実に固定することができると
共に突条部27a,27b及び気密片部28により気密
性及び水密性(止水性)の向上が図れ、施工性の向上及
び止水性の向上が図れる。更に、前記気密片部28はパ
ッキン8の挿入方向に複数段設けられ、隣り合う気密片
部28間には風圧を減圧するための空気層32が形成さ
れているため、気密性及び水密性(止水性)の更なる向
上が図れる。 【0030】なお、コーナー用パッキン40としては、
図9に示すように角部11に凹部46を設けると共に、
屋外面に凹部46と連通するシール材注入孔48を設け
ていても良い。これによれば、隙間7のコーナー部にコ
ーナー用パッキン40を挿入してから、前記シール材注
入孔48から前記凹部46にシール材50を注入して充
填することができるため、コーナー用パッキン40を挿
入する時にシール材がはみ出すようなことがなく、仕上
がりを奇麗にできる。 【0031】また、コーナー用パッキン40としては、
図10に示すように角部11に設けた凹部46が屋外端
まで形成されていても良い。これによれば、隙間7のコ
ーナー部にコーナー用パッキン40を挿入してから、屋
外側から前記凹部46にシール材50を充填することが
できるため、コーナー用パッキン40を挿入する時にシ
ール材がはみ出すようなことがなく、仕上がりを奇麗に
できる。 【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施例では建具
としてサッシが例示されているが、建具としては、サッ
シ以外に、例えばドアやシャッター等であってもよい。 【0033】 【発明の効果】以上要するに本発明によれば、建物の躯
体の壁部に取付けられる外壁材と建具との間に隙間を設
け、該隙間にパッキンを設けてなる外壁であって、前記
パッキンは前記隙間のコーナー部に設けられるコーナー
用パッキンを有し、少なくとも上部のコーナー用パッキ
ンの角部に凹部を設け、該凹部にシール材を充填してな
るため、外壁材とサッシとの隙間のコーナー部における
コーナー用パッキンと外壁材との間に隙間が発生するの
を防止することができ、外壁材と建具との隙間のコーナ
ー部における止水性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態を示す外壁の縦断面図であ
る。 【図2】同外壁の横断面図である。 【図3】外壁材の取付構造を説明するための断面図であ
る。 【図4】外壁の概略的屋外側正面図である。 【図5】コーナー用パッキンを示す図で、(a)は角部
側から見た斜視図、(b)は角部とは反対側から見た斜
視図である。 【図6】図4のA−A線概略的拡大断面図である。 【図7】パッキンを示す図で、(a)は断面図、(b)
は突条部を切除した状態の断面図である。 【図8】コーナー用パッキンの変形例を示す斜視図であ
る。 【図9】コーナー用パッキンの他の変形例を示す図で、
(a)は斜視図、(b)は外壁の屋外側部分的正面図で
ある。 【図10】コーナー用パッキンの他の変形例を示す図
で、(a)は斜視図、(b)は外壁の屋外側部分的正面
図である。 【図11】従来の外壁を示す図で、(a)は屋外側の部
分的正面図、(b)は(a)のB−B線概略的断面図で
ある。 【符号の説明】 1 外壁 2 躯体 3 壁部 4 外壁材 5 サッシ(建具) 7 隙間 8 パッキン 40 コーナー用パッキン 44 角部 46 凹部 50 シール材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 建物の躯体の壁部に取付けられる外壁材
    と建具との間に隙間を設け、該隙間にパッキンを設けて
    なる外壁であって、前記パッキンは前記隙間のコーナー
    部に設けられるコーナー用パッキンを有し、少なくとも
    上部のコーナー用パッキンの角部に凹部を設け、該凹部
    にシール材を充填してなることを特徴とする外壁。
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Cited By (3)

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JP2009209562A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Kiosei Kk 化粧枠
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