JP2005200975A - 建具枠体のシール構造およびこれを備えた浴室建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間の呑込み部分を、確実にシールすることができる建具枠体のシール構造およびこれを備えた浴室建具を提供することを課題とする。
【解決手段】 下枠シール部材81が装着される下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103と、縦枠シール部材94が装置される縦枠シール取付片93の下枠側下端部105と、の間をシールする建具枠体21のシール構造において、縦枠側外端部103と下枠側下端部105との間に介設した溝内シール部112と、下枠31の上面を越えて延在する溝外シール部115とを有するシールピース111と、溝外シール部115を下枠側下端部105に押圧するシール押さえ121と、を備えたものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、浴室やシャワー室等の水場の出入口として設けられるドア、折戸、引戸等の建具において、その建具枠体のシール構造およびこれを備えた浴室建具に関するものである。
従来、この種の建具下枠のシール構造として、浴室ドアのドア枠に適用したものが知られている。このドア枠の下部コーナー部は、下枠シール部材が装着される下枠シール装着溝の縦枠側外端部に、縦枠シール部材が装置される縦枠シール取付片の下枠側下端部を呑み込ませるようにして枠組みされ、下枠シール部材の外端面と縦枠シール部材の下端部とを連続させることでシール性を維持している。
具体的には、下枠シール部材の外端面と縦枠シール部材の下端部との間に、縦長の補助シール部材を介設すると共に、この補助シール部材を脱衣室側から押さえる止水ピースを設けるようにし、下枠シール部材と縦枠シール部材との突き当て部分のシール性を向上させるようにしている。
特開2002−147137号公報
このような従来のシール構造では、下枠シール部材と縦枠シール部材との突き当て部分を良好にシールすることができるが、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間の呑込み部分では、毛細管現象により排水が回り込み、且つ水圧(またはエアー圧)が加わることでこの部分から漏水する問題があった。
もっとも、この呑込み部分にシーラー等を介設してシール性を高めることが考えられる。しかし、脱衣室床が微妙に撓んで施工されている場合に、これに固定した下枠も撓むため、呑込み部分の呑込み寸法が短くなり、シール面積が小さくなってこの部分から漏水するおそれがあった。
本発明は、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間の呑込み部分を、確実にシールすることができる建具枠体のシール構造およびこれを備えた浴室建具を提供することを課題としている。
本発明の建具枠体のシール構造は、下枠の上面に窪入形成され下枠シール部材が装着される下枠シール装着溝の縦枠側外端部と、縦枠の内面に突出形成され縦枠シール部材が装置される縦枠シール取付片にあって、縦枠側外端部に呑み込ませた下枠側下端部と、の間をシールする建具枠体のシール構造において、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間に介設した溝内シール部と、下枠の上面を越えて溝内シール部の上側に延在する溝外シール部とを有するシールピースと、溝外シール部を下枠側下端部に押圧するシール押さえと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間に介設したシールピースが、溝内シール部と溝外シール部とを有し、且つ溝外シール部をシール押さえにより押圧するようにしているため、施工上、縦枠側外端部に対する下枠側下端部の呑込み寸法が短くなることがあっても、シールピースと下枠側下端部との接触面積を十分に執ることができる。すなわち、シールピースおよびシール押さえにより、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間のシール面積を大きく執ることができる。
なお、シールピースおよびシール押さえは、下部の両コーナー部に設けられることは、いうまでもない。また、シールピースおよびシール押さえは、建具本体の開閉の邪魔にならないように、浴室であれば脱衣室側に設けることが、好ましい。
この場合、下枠シール装着溝の縦枠側外端部は、下枠シール部材の抜止め片が切除され、溝内シール部は、縦枠側外端部の底面に添う底面添設部位と、縦枠側外端部の側面に添う側面添設部位とから成ることが、好ましい。
この構成によれば、溝内シール部の底面添設部位により、縦枠側外端部(下枠シール装着溝)の底面と、下枠側下端部(縦枠シール取付片)の端面との間もシールすることができるため、この部分のシール性をより一層向上させることができる。
これらの場合、下枠と縦枠とは、縦枠通しで且つシーラーを介設した状態で枠組みされ、且つシーラーは、溝外シール部の端面に対応する第1延設部を有し、シールピースは、見付け方向の一方の端面が下枠シール部材の端面に密接し、他方の端面がシーラーに密接していることが、好ましい。
この構成によれば、シールピースの一方の端面と下枠シール部材の端面とが密接するため、下枠シール部材と縦枠側とが良好にシールされると共に、シールピースの他方の端面とシーラーとが密接するため、シールピースと縦枠側とが良好にシールされる。
この場合、シーラーは、シール押さえの端面に対応する第2延設部を有し、シール押さえの縦枠側端面は、シーラーに密接していることが好ましい。
この構成によれば、シールピースと縦枠側との間を、より一層良好にシールするこができる。
この場合、シール押さえは、下枠の小口から略「U」字状に切り込んだ切欠き部に、見付け方向外側からスライド装着されていることが、好ましい。
この構成によれば、シール押さえを、その機能を損なうことなく、下枠に簡単に固定することができる。また、シール押さえを下枠に固定するためのビス等が露出することがなく、意匠上も好ましい。
本発明の浴室建具は、上記したシール構造を有する建具枠体と、建具枠体に開閉自在に装着した建具本体と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、建具枠体に施工上の誤差が生じても、浴室建具全体としてシール性を向上させることができる。
以上のように本発明の建具枠体のシール構造および浴室建具によれば、シールピースおよびシール押さえにより、下枠シール装着溝の縦枠側外端部と縦枠シール取付片の下枠側下端部との間のシール面積を大きく執ることができるため、建具枠体に施工上の不備が生じてもそのシール性を損なうことがなく、シール性に関し浴室建具の信頼性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る建具下枠のシール構造を浴室建具に適用した場合について説明する。この浴室は、脱衣室との間にほぼ背段差を無くした(実際には3mmの段差がある)バリアフリー設計となっており、ユニットバスで構成した浴室と脱衣室との間の出入口に、浴室建具が取り付けられている。図1は浴室建具の浴室側から見た姿図であり、浴室建具1は、出入口となる浴室ドア2と、浴室ドア2に連窓形式で併設したフィックス窓3とで構成されている。
フィックス窓3は、浴室ドア2と同一の高さを有し且つ浴室ドア3より幅狭に形成されており、窓枠11と窓枠11に装着した樹脂製の窓パネル12とで構成されている。窓枠11は、それぞれアルミニウムの形材等で形成して窓上枠14、窓下枠15および左右の両窓縦枠16,16を方形に枠組みして構成され、この框体を兼ねる窓枠11に、窓パネル12が浴室A側から押縁形式で装着されている。
浴室ドア2は、出入口開口部を構成するドア枠(建具枠体)21と、上下のピンヒンジ(上ピンヒンジ22aおよび下ピンヒンジ22b)22により、ドア枠21に開閉自在に支持された框戸である扉体(建具本体)23とで構成されている。この場合、下ピンヒンジ22bは、いわゆるグラビティヒンジで構成されており、扉体23は、開放の初期動作において、徐々に上昇しながら開放され、また閉塞の終期動作において、徐々に下降しながら閉塞される。
ドア枠21は、それぞれアルミニウムの形材等で形成して上枠31、下枠32および左右の両縦枠33,33を方形に枠組みして、構成されている。一方、扉体23は、それぞれアルミニウムの形材等で形成した上框35、下框36、戸先縦框37および吊元縦框38を方形に框組みし、これに樹脂製のパネル体39を組み込んで、構成されている。そして、ユニットバスの防水パン5で構成される浴室床6と、ドア枠21の下枠32と、脱衣室Bの脱衣室床7とはほぼ面一に、すなわち段差が生じないように配設されている。
図2の縦断面図および図3の横断面図に示すように、上ピンヒンジ22aは、上枠31に取り付けた上固定ピース41aと、吊元縦框38の上端部に組み込んだ上可動ピース41bとから成り、上固定ピース41aのピン孔に上可動ピース41bのヒンジピンが回動自在に嵌合している。同様に、下ピンヒンジ22bは、下枠32に取り付けた下固定ピース42aと、吊元縦框38の下端部に組み込んだ下可動ピース42bとから成り、下固定ピース42aのピン孔に下可動ピース42bのヒンジピンが回動自在に嵌合している。そして、この下固定ピース42aと下可動ピース42bとの間にカム機構が介設され、いわゆるグラビティヒンジが構成されている。また、上ヒンジピン22aおよび下ヒンジピン(のヒンジピン)22bは、吊元縦框38の見込み方向の中間位置より浴室A側に寄った位置(偏心位置)に配設されている。
一方、下框36には、着脱自在に構成した隔板44を介して上下2連の換気口45,45が形成されている。また、下框36の下端部には、下枠32の浴室A側上面に密接する浴室側シール部材46、および下枠36の脱衣室B側上面に密接する脱衣室側シール部材47がそれぞれ装着されている。
戸先縦框37には、浴室A側の見付け面に内ハンドル48が取り付けられ、脱衣室B側の見付け面に外ハンドル49が取り付けられている。また、戸先縦框37の中空部内には、内外両ハンドル48,49によって操作されるドア錠50が組み込まれている。吊元縦框38は、上端部に上ピンヒンジ22aの上可動ピース41bが組み込まれ、下端部に下ピンヒンジ22bの下可動ピース42bが組み込まれている。また、吊元縦框38の上端部には、上可動ピース41bのヒンジピンを下動させて上固定ピース41aから離脱させる離脱機構51が組み込まれている。
上枠31は、浴室A側の上枠中空部61aと上枠中空部61の下端部から脱衣室B側に延びる水平片61bとから成る上枠本体61と、水平片61bの見込み方向中間部に下向き「C」字状に形成したヒンジ取付溝62と、水平片61bの脱衣室B側の端部を水平に延設した上枠見切り片63と、水平片61bの脱衣室B側の端部からビスホールを介して下方に延びる上枠シール取付片64と、で一体に形成されている。そして、ヒンジ取付溝62には、上固定側ピース41aが見付け方向に位置調節可能に取り付けられている。また、上枠シール取付片63には、上框35の脱衣室B見付け面に密接する上枠シール部材65が装着されている。
下枠32は、防水パン5の支持凹部5aと脱衣室床7との間に掛け渡した下枠本体71と、下枠本体71の浴室A側半部上面に載置した下枠アタッチメント72とで構成されている。下枠アタッチメント72は、脱衣室B側の裏面に設けた一対の係止片74,74により、下枠本体71の上面に着脱自在(小口から装着)に装着されている。また、下枠アタッチメント72の浴室A側半部は、防水パン5に向かって僅かに下り傾斜に形成されており、防水パン5の浴室床6との間で段部が生じないようになっている。
下枠本体71は、防水パン5の支持凹部5aと脱衣室床7との間隙に遊嵌された下枠中空部76と、下枠中空部76の上端部から浴室A側に延びるパン載置片77と、下枠中空部76の上端部から脱衣室B側に屈曲して延びる下枠見切り片78と、上記の一対の係止片74,74が係止される一対の係止受け片79a,79bと、で一体に形成されている。パン載置片77の先端側と防水パン5の支持凹部5aとの間には、図示しないがコーキング等によりシールが為されている。
また、脱衣室B側の係止受け片79b、下枠見切り片78および下枠中空部76とで囲まれた部分に、上向き「C」字状断面の下枠シール装着溝80が形成されている。そして、下枠シール装着溝80には、上記の脱衣室側シール部材47に密接する下枠シール部材81が上向きに装着されている。下枠シール部材81は先端が二股に形成され、この二股部分で脱衣室側シール部材47に密接し、且つ頂部分で二股部分から漏れた排水を止水(堰として機能)する。なお、下枠アタッチメント72の吊元側の切欠き部分に下ピンヒンジ22bの下固定ピース42aが装着(下枠本体71の上面に固定)されている。
このように構成された下枠32は、浴室A側の下枠アタッチメント72、脱衣室B側の係止受け片79bおよび下枠見切り片78の各上面が面一に配設され、且つこれを挟んで両側に位置する防水パン5の浴室床6および脱衣室床7との間で、ほぼ段差の無い(3mmの段差)床構造となっている。防水パン(浴室床6)5から流れてくる排水は、下框36に設けた浴室側シール部材46により止水される。また、浴室側シール部材46を越えて脱衣室B側に侵入する排水は、下框36に設けた脱衣室側シール部材47と下枠シール部材81により止水される。
一方、各縦枠33は、見込み方向に長い方形の中空部91aを有する縦枠本体91と、縦枠本体91の脱衣室B側の端部を見込み方向に延設した縦枠見切り片92と、縦枠見切り片92の基部から内側の延びる縦枠シール取付片93とで、一体に形成されている。そして、各縦枠シール取付片93には、戸先縦框37および吊元縦框38にそれぞれ密接する縦枠シール部材94が装着されている。なお、ドア枠21の各縦枠33と上記の窓枠11の各窓縦枠16とは、同一の断面形状を有しており、ドア枠21のフィックス窓3側の縦枠33と窓枠11の浴室ドア2側の窓縦枠16とは、連結枠体18を介して背合わせに連結されている(図3参照)。
ここで、図4および図5を参照して、下枠32の各外端部と各縦枠33との枠組み部分である下部コーナー部におけるシール構造について、詳細に説明する。なお、戸先側の下部コーナー部および吊元側の下部コーナー部は同一の構造となるため、ここでは、一方の下部コーナー部についてのみ説明し、他方の下部コーナー部の説明は省略する。
両図に示すように、下枠32と縦枠33とはシーラー101を介在した状態で、いわゆる縦枠通しで枠組みされている。この場合、下枠32の小口形状(輪郭形状)に合わせて、縦枠本体91の一部および縦枠見切り片92のそれぞれの下端部が切り欠かれ、また下枠32の下枠シール装着溝80に上側から呑み込ませるべく、縦枠シール取付片93の下端部も大きく切り欠かれている。一方、上向き「C」字状断面に形成した下枠シール装着溝80において、その縦枠側外端部103は、縦枠シール取付片93の下枠側下端部105を呑み込むべく、その開口縁部である両抜止め片80a,80aが切り欠かれている。
そして、下枠シール装着溝80に装着した下枠シール部材81の端面が、縦枠シール取付片93に装着した縦枠シール部材94の下端部(および縦枠シール取付片93の下端部)に当接し、下枠シール部材81と縦枠シール部材94とが連続するようになっている。もっとも、このように下枠シール部材81と縦枠シール部材94とを連続させるようにしても、下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103と、これを呑み込ませた縦枠シール取付片93の下枠側下端部105との間から漏水するおそれがある。
そこで、本実施形態では、下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103と縦枠シール取付片93の下枠側下端部105との間の呑込み部分にシールピース111を介設すると共に、呑込み部分の脱衣室B側にシールピース111を縦枠シール取付片93の下枠側下端部105に押圧するシール押さえ121を設けている。この場合、シールピース111は、短尺のパッキン材で構成され、シール押さえ121は、樹脂の成形品で構成されている。
シールピース111は、抜止め片80aが切り欠かれた下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103に装着され、縦枠側外端部103の底面に添う底面添設部位113および縦枠側外端部103の脱衣室B側の側面に添う側面添設部位114から成る溝内シール部112と、側面添設部位114の上側に連なり下枠(下枠見切り片78)32の上面を越えて延在する溝外シール部115と、で全体として断面「L」字状に形成されている。また、シールピース111は、縦枠シール取付片93の見付け方向の突出長さとほぼ同一の長さを有している。
シール押さえ121は、シールピース111の溝外シール部115を上記の下枠側下端部105に押圧するものであり、下枠見切り片78上に載置されるベース部122と、ベース部122の浴室A側上面に延設けた押圧部123と、押圧部123の両側から直角に延びベース部122の上面の2辺に設けた一対の三角リブ部124,124と、ベース部122の下面にあって横断方向に延びる逆「T」字断面の取付部125と、で一体に形成されている。一方、下枠見切り片78には、その小口から「U」字状に切り込んだ切欠き部78aが形成されており、この切欠き部78aに、シール押さえ121の取付部125が見付け方向外側からスライド装着されている。
そして、下枠見切り片78に装着されたシール押さえ121は、その押圧部123により、溝外シール部115を上記の下枠側下端部105に圧縮するようにして押圧する。すなわち、シールピース111の溝内シール部112は、下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103と縦枠シール取付片93の下枠側下端部105とにより圧縮され、溝外シール部115は、縦枠シール取付片93の下枠側下端部105とシール押さえ121とにより圧縮される。これにより、縦枠シール取付片93の下枠側下端部105と、下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103およびシール押さえ121と間隙のシール性が維持される。
また、シールピース111は、見付け方向の一方の端面が下枠シール部材81の端面に密接し、他方の端面が上記のシーラー101に密接している。また、シール押さえ121も、その縦枠33側の端面がシーラー101に密接している。すなわち、シーラー101の上部には、溝外シール部115の端面に対応する第1延設部131aと、シール押さえ121の端面に対応する第2延設部131bとから成る延設部131が、下枠見切り片78の上面を越えるようにして設けられている。これにより、シールピース111と縦枠見切り片92との間も良好にシールされている。
このように、下枠シール装着溝80の縦枠側外端部103と縦枠シール取付片93の下枠側下端部105との呑込み部分にシールピース111を介設すると共に、シールピース111の溝外シール部115をシール押さえ121により押さえるようにしているため、ドア枠21の施工に際し、上記の呑込み部分の呑込み寸法が変化しても、シール面積を十分に維持することができ、この部分のシール性を向上させることができる。
なお、本実施形態のシールピースにおいて、底面添設部位を省略してもよい。また、シール押さえの下枠見切り片への固定構造は、ビス止め等であってもよい。さらに、本発明は、浴室建具の他、シャワー室等の水場の建具にも適用可能であると共に、建具として、ドアの他、折戸、引戸等にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る浴室ドア(浴室建具)の浴室側から見た姿図である。 実施形態に係る浴室ドアの縦断面図である。 実施形態に係る浴室ドアの横断面図である。 コーナー部の拡大斜視図である。 コーナー部の拡大分解斜視図である。
符号の説明
1 浴室建具、2 浴室ドア、5 防水パン、6 浴室床、7 脱衣室床、21 ドア枠、23 扉体、31 上枠、32 下枠、33 縦枠、71 下枠本体、78 下枠見切り片、78a 切欠き部、80 下枠シール装着溝、80a 抜止め片、81 下枠シール部材、91 縦枠本体、92 縦枠見切り片、93 縦枠シール取付片、94 縦枠シール部材、101 シーラー、103 縦枠側外端部、105 下枠側か端部、111 シールピース、112 溝内シール部、115 溝外シール部、121 シール押さえ、131a 第1延設部、131b 第2延設部、A 浴室、B 脱衣室

Claims (6)

  1. 下枠の上面に窪入形成され下枠シール部材が装着される下枠シール装着溝の縦枠側外端部と、
    縦枠の内面に突出形成され縦枠シール部材が装置される縦枠シール取付片にあって、前記縦枠側外端部に呑み込ませた下枠側下端部と、の間をシールする建具枠体のシール構造において、
    前記下枠シール装着溝の縦枠側外端部と前記縦枠シール取付片の下枠側下端部との間に介設した溝内シール部と、前記下枠の上面を越えて前記溝内シール部の上側に延在する溝外シール部とを有するシールピースと、
    前記溝外シール部を前記下枠側下端部に押圧するシール押さえと、を備えたことを特徴とする建具枠体のシール構造。
  2. 前記下枠シール装着溝の縦枠側外端部は、前記下枠シール部材の抜止め片が切除され、
    前記溝内シール部は、前記縦枠側外端部の底面に添う底面添設部位と、前記縦枠側外端部の側面に添う側面添設部位とから成ることを特徴とする請求項1に記載の建具枠体のシール構造。
  3. 前記下枠と前記縦枠とは、縦枠通しで且つシーラーを介設した状態で枠組みされ、且つ前記シーラーは、前記溝外シール部の端面に対応する第1延設部を有し、
    前記シールピースは、見付け方向の一方の端面が前記下枠シール部材の端面に密接し、他方の端面が前記シーラーに密接していることを特徴とする請求項1または2に記載の建具枠体のシール構造。
  4. 前記シーラーは、前記シール押さえの端面に対応する第2延設部を有し、
    前記シール押さえの縦枠側端面は、前記シーラーに密接していることを特徴とする請求項3に記載の建具枠体のシール構造。
  5. 前記シール押さえは、前記下枠の小口から略「U」字状に切り込んだ切欠き部に、見付け方向外側からスライド装着されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の建具枠体のシール構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の建具枠体のシール構造を有する建具枠体と、
    前記建具枠体に開閉自在に装着した建具本体と、を備えたことを特徴とする浴室建具。
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