JP2004324077A - 持ち出し窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付縦枠を共通として見込み寸法の大きな縦枠を取付けできる持ち出し窓とする。
【解決手段】取付枠A内にサッシ枠Bを取付けた持ち出し窓において、取付枠Aの取付縦枠30に縦シール材9を装着し、サッシ枠Bの縦枠72に縦枠アタッチメント60を取付け、この縦枠アタッチメント60の支持部60aで取付縦枠30のシール材装着部と縦枠72の室外側取付部72cを挟持し、その室外側取付部72cを縦シール材9の見付け方向内面に圧接して、取付縦枠30の見付け方向内面30bよりも縦枠72の見付け方向内面72dが見付け方向内側位置とした持ち出し窓。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出窓、張出し窓などの建物開口部の室外側面に取付けられる持ち出し窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に開示された持ち出し窓が知られている。
この持ち出し窓は、取付上枠と取付下枠と左右の取付縦枠を枠組みした取付枠と、上枠と下枠と左右の縦枠を枠組みしたサッシ枠と、取付上枠と上枠を連結する上枠アタッチメントと、取付縦枠と縦枠を連結する縦枠アタッチメントを備え、左右の取付縦枠の室内側部に装着したシール材に、左右の縦枠の室外側面を圧接して取付縦枠と縦枠との間からの雨水の浸入防止と、すきま防止をしている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3180286号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の持ち出し窓は、縦枠の室外側面が取付縦枠の室内側部に装着したシール材に圧接しているから、その縦枠の室外側部が取付縦枠の室内側部と見込み方向に対向し、縦枠の室外側部と取付縦枠の室内側部は見付け方向に重なり合う(ラップ)ことが要求される。
このために、取付縦枠を共通として見込み寸法が異なる縦枠(サッシ枠)を取付けできない。
例えば、見込み寸法が大きな縦枠は、その室外側部が取付縦枠の室内側部に干渉するので、取付けできない。
見込み寸法が小さな縦枠は、その室外側部がシール材に圧接しないから、取付けできない。
【0005】
また、サッシ枠の見付け寸法は加工誤差、組立誤り等で誤差があるので、その誤差があっても縦枠の室外側部が取付縦枠の室内側部に重なり合うように、その重なり寸法(ラップ寸法)を大きくしている。
このために、取付縦枠の室内側部が縦枠の室外側部に対して見付け方向内側(反対側の縦枠)に向けて大きく突出し、サッシ枠に障子を室外側に開くように装着した場合、例えば縦辷り出し窓の場合には、障子を開く時に取付縦枠の室内側部に干渉する恐れがある。
このことは、取付枠内に複数のサッシ枠を取付けた連窓の場合に著しい。つまり、連窓の場合にはサッシ枠が複数であるから、そのサッシ枠の見付け寸法の総和が大きく、誤差も大きいので、前述の重なり寸法(ラップ寸法)がより大きいから、障子を室外側に開いた時に取付縦枠の室内側部に干渉する恐れがある。
【0006】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、取付縦枠と縦枠との間からの浸水防止、すきま防止できると共に、取付縦枠を共通として見込み寸法の異なる縦枠を取付けできるようにした持ち出し窓を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、取付上枠と取付下枠と左右の取付縦枠を枠組みした取付枠と、
上枠と下枠と左右の縦枠を枠組みしたサッシ枠と、
前記取付上枠に取付けられ、上枠を支持した上枠アタッチメントと、前記取付下枠に取付けられ、下枠を支持した下枠アタッチメントと、前記縦枠に取付けられ、取付縦枠に支持された縦枠アタッチメントを備え、
前記取付縦枠に縦シール材が装着され、この縦シール材の見付け方向内面に、縦枠の室外側取付部が圧接して、取付縦枠の見付け方向内面よりも縦枠の見付け方向内面が見付け方向内側に位置していることを特徴とする持ち出し窓である。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において縦枠アタッチメントは、取付縦枠のシール材装着部を支持し、縦枠の室外側取付部を縦シール材に圧接する室外側に開口したコ字形状の支持部を有する持ち出し窓である。
【0009】
第3の発明は、第1又は第2の発明において取付下枠に下横シール材が装着され、この下横シール材の上面に下枠の室外側取付部が圧接している持ち出し窓である。
【0010】
第4の発明は、第3の発明において下枠アタッチメントは、取付下枠のシール材装着部を支持し、下枠の室外側取付部を下横シール材に圧接する室外側に開口したコ字形状の支持部を有し、
この下枠アタッチメントは、室内外側方向に移動自在で室外側に移動した位置で固着される持ち出し窓である。
【0011】
【作 用】
第1の発明によれば、取付縦枠に装着した縦シール材と縦枠の室外側取付部が圧接していることによって、取付縦枠と縦枠との間からの浸水防止、すきま防止できる。
前記縦枠の室外側取付部は縦シール材の見付け方向内面に圧接して取付縦枠の見付け方向内面よりも縦枠の見付け方向内面が見付け方向内側に位置しているので、その縦枠の室外側取付部よりも室外寄り部分を縦シール材よりも室外側に突出させることができ、取付縦枠を共通として見込み寸法の異なる縦枠を取付けできる。
しかも、連窓の場合でもサッシ枠に装着した障子を室外に開放した際に、その障子が取付縦枠の見付け方向内面に干渉することがない。
【0012】
第2の発明によれば、縦枠に縦枠アタッチメントを取付けた状態で、室内側から室外側に向けて移動してサッシ枠を取付枠内に挿入することで、縦枠アタッチメントの支持部で縦枠の室外側取付部を縦シール材に圧接することができる。
【0013】
第3の発明によれば、下枠の室外側取付部が下横シール材の上面に圧接しているので、下枠と取付下枠との間からの浸水防止、すきま防止できるし、その下枠の室外側取付部よりも室外寄り部分を下横シール材よりも室外側に突出させることができる。
よって、取付下枠を共通として見込み寸法の異なる下枠を取付けできる。
【0014】
第4の発明によれば、下枠アタッチメントを室内側に移動した状態で下枠を取付け、その後に下枠アタッチメントを室外側に移動することで下枠アタッチメントの支持部で下枠の室外側取付部を下横シール材を圧接することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1と図2に示すように、取付上枠10と取付下枠20と左右の取付縦枠30を枠組みして取付枠Aとしてある。
前記取付上枠10に上枠アタッチメント40が取付けてある。
前記取付下枠20に下枠アタッチメント50が補強材51を介して取付けてある。
前記取付縦枠30に縦枠アタッチメント60が支持される。
上枠70と下枠71と左右の縦枠72を枠組みしてサッシ枠Bとしてある。
【0016】
前記取付上枠10、取付下枠20、取付縦枠30は建物開口部1の室外側面2に取付けてある。
前記上枠70は、その室内側取付部70aが建物開口部1の上内面、例えば額縁3に固着具4で固着されると共に、室内外側方向中間部70bが上枠アタッチメント40に支持され、室外側取付部70cが取付上枠10に装着した上横シール材5に圧接している。
前記上枠アタッチメント40は取付上枠10に取付けられると共に、上枠70の室内外側方向中間部70bに係止する係止部40aを有している。
前記下枠71は、その室内側取付部71aが建物開口部1の下内面、例えば地板6に固着具4で固着され、室外側取付部71bが取付下枠20に装着した下横シール材7に圧接している。
前記下枠アタッチメント50は、取付下枠20のシール材装着部20aと下枠71の室外側取付部71bを挟持する支持部50aを有し、図3に示すように、この支持部50aで下枠71の室外側取付部71bを下横シール材7の上面に圧接している。
【0017】
前記縦枠72の室内側取付部72aは建物開口部1aの縦内面、例えば額縁8に固着具4で固着され、室内外側方向中間部72bに縦アタッチメント60が固着してある。
前記縦枠72の室外側取付部72cは取付縦枠30に装着した縦シール材9の見付け方向内側面に圧接し、その室外側取付部72cは、取付縦枠30のシール材取付部30aよりも見付け方向内側に位置し、縦枠72の見付け方向内面72dは取付縦枠30の見付け方向内面30bよりも見付け方向内側に位置している。
前記縦枠アタッチメント60は、縦枠72の室外側取付部72cと取付縦枠30のシール材装着部30aを挟持する支持部60aを有し、図4に示すように、この支持部60aで縦枠72の室外側取付部72cを支持すると共に、その支持している部分に縦シール材9が圧着して水密するようにしてある。つまり、縦枠72の室外側取付部72cを縦シール材9の見付け方向内面に圧接している。
前記縦枠アタッチメント60は取付縦枠30に圧接する圧接部60bを有する。
【0018】
前述のように、縦枠72の室外側取付部72cが取付縦枠30に装着した縦シール材9の見付け方向内側面に圧接して縦枠72と取付縦枠30との間を水密すると共に、すきまが生じないようにしているので、縦枠72の室外側取付部72cが取付縦枠30と見付け方向に重なり合うことがなく、見込み寸法の異なる縦枠72を取付けできる。
例えば、図5、図6に示すように見込み寸法の大きな縦枠72、上枠70、下枠71を取付けできる。
【0019】
図5において、上枠70は、その上面板73の室外側寄りが階段形状で、その段差部を室外側取付部70cとし、その室外側取付部70cが上横シール材5に圧接すると共に、室外側端部70dを上横シール材5よりも室外側に突出してある。
図5において、下枠71は、図7に示すように、その室外寄りに鉤片74を備え、室外側端部71cが鉤片74よりも室外寄りとした形状で、その鉤片74が室外側取付部71bで、室外側端部71cは下横シール材7よりも室外側に突出する。
【0020】
図6において、縦枠72は、図8に示すように、その室外寄りに鉤片75を備え、室外側端部72eが鉤片75よりも室外寄りとした形状で、その鉤片75が室外側取付部72cで、室外側端部72eは縦シール材9よりも室外側に突出する。
図5、図6ではサッシ枠Bに上下障子が上下動自在に装着された上げ下げ窓であるが、図1、図2に示すようにガラスを装着した嵌め殺し窓でも良いことは勿論である。
【0021】
また、連窓の場合でも取付縦枠30の見付け方向内面30bよりも縦枠72の見付け方向内面72dが見付け方向内面に位置し、障子を開放した時に取付縦枠30に干渉することがない。
【0022】
次に、各部材の具体形状の一例を説明する。
前記取付上枠10は図1に示すように、横板11と縦板12により鉤形となり、その横板11の室内側端部が折り曲げられて躯体への取付片11aとしてある。前記横板11の内面には複数のビスホール13が一体的に設けてあり、そのビスホール13が室内側被係合部としてある。
前記縦板12の下端部に内向片14が一体に設けられ、この内向片14に室内側に開口した凹条溝15が形成してあり、その凹条溝15に前記上横シール材5が装着してある。
前記縦板12の下端寄りと内向片14に亘って室外側被係合部が形成してある。例えば、凹条溝15の底壁部分15aと内向片14と縦板12の下端寄りでほぼ上向きコ字状の凹部12aを形成し、その凹部12aを室外側被係合部としてある。
前記縦板12の室外側面には上下一対の係止受片16が一体的に設けてあり、この係止受片16に上カバー体17がスナップ式に係合して取付けてある。
【0023】
前記取付下枠20は横板21と縦板22で鉤形となり、この横板21の室内側端部には下向きの取付片23と上向きの連結片24が一体的に設けてある。前記縦板22の上部には内向片25が一体的に設けてあり、この内向片25には上方に開口した凹条溝26が形成され、その凹条溝26に前記下横シール材7が装着してある。この凹条溝26を形成した部分が前述のシール材装着部20aである。
前記縦板22の室外側面には上下一対の係止受片27が一体的に設けてあり、この係止受片27に下カバー体28がスナップ式に係合して取付けてある。
【0024】
前記取付縦枠30は図2に示すように、面外方向に向かう第1縦板31と面内方向に向かう第2縦板32で鉤形となり、その第1縦板31の室内側部には中空部31aが形成してあると共に、躯体への取付片33が一体的に設けてある。
前記第2縦板32の端部には内向片34が一体的に設けてあり、その内向片34には見付け方向内側に開口した凹条溝35が設けられ、その凹条溝35に前記縦シール材9が装着され、この凹条溝35を形成した部分が前述のシール材装着部30aである。
前記上枠アタッチメント40は本体41と、この本体41の上部に一体に設けた室内側係合片42と、本体41の下部に一体的に設けた室外側係合片43と、本体41に一体的に設けた上枠支持片44を有する形材としてある。その室内側係合片42の球状部42aが取付上枠10のビスホール13に長手方向より係合し、その室内側係合片42が室内側係合部となっている。前記室外側係合片43が取付上枠10の凹部12aに係合し、その室外側係合片43が室外側係合部としてある。
前記上枠支持片44は、基端横片44aと中間縦片44bと先端横片44cでほぼクランク形状で、その先端横片44cに上枠70の立上り片76を押しつけることで上枠支持片44が上方に弾性変位して立上り片76が通過すると中間縦片44bが立上り片76(室内側面)に接して上枠70を支持する。つまり、上枠支持片44が前述の上枠支持部40aである。
【0025】
このようであるから、上枠アタッチメント40は取付上枠10の長手方向よりスライドして室内側係合部、室外側係合部を室内側被係合部、室外側被係合部にそれぞれ係合して取付けられる。この上枠アタッチメント40に対して上枠70を室内側から室外側に向けて移動することで上枠70が上枠アタッチメント40に支持される。
【0026】
前記補強材51は、躯体取付片52を有する室内側縦板53と階段形状に折曲した上横板54と下横板55と室外側縦板56により2つの中空部を有する。
前記下枠アタッチメント50は、階段形状の横板57を備え、この横板57が補強材51の上横板54に室内外側方向に移動可能に接してビス58で固着され、この横板57の室外側部が下片57aと上片57bで2又形状で、その下片57aにシール材装着部20aが接し、上片57bが下横シール材7と室外側取付部71bに圧接し、この下片57aと上片57bで室外側に開口したほぼコ字形状の支持部50aを形成している。
【0027】
前記縦枠72は、見込み方向に向かう縦板77と横向縦板78を備え、この縦板77の室外側端部が鉤形状に折曲して室外側取付部72cとしてある。前記横向縦板78が前記室内外側方向中間部72bである。
前記縦枠アタッチメント60は、中間横向片61と室外側片62と室内側片63でほぼクランク形状で、その室外側片62の先端部は係止片64と受片65で2又形状で、その係止片64が鉤形状の室外側取付部72cに係止し、受け65がシール材装着部30aに接する。つまり、係止片64と受片65で室外側に開口したほぼコ字形状の支持部60aである。
前記中間横向片61がビス66で横向縦板78に固着され、室内側片63の端部(圧接部60b)が取付縦枠30の第1縦板31に圧接し、内向片31bに当接している。
【0028】
前述の持ち出し窓は次のようにして取付けられる。
建物開口部1の室外側面2に取付枠Aを固着具で固着して取付ける。この時、取付上枠10に上枠アタッチメント40が取付けてある。
補強部51を取付け、その補強部51に下枠アタッチメント50を載置して室内側寄り位置とする。
サッシ枠Bを枠組みすると共に、縦枠72に縦枠アタッチメント60を取付ける。
前述のサッシ枠Bを取付枠A内に室内側から室外側に向けて挿入し、前述のように上枠70と上枠アタッチメント40を支持すると共に、縦枠アタッチメント60の圧接部60bを取付縦枠30の内面に押しつけ、支持部60aで縦枠72の室外側取付部72cを縦シール材9に圧接する。
これと同時に、上枠70の室外側取付部70cを上横シール材5に圧接する。前記下枠アタッチメント50を室外側に移動して支持部50aで下枠71の室外側取付部71bを下横シール材7に圧接し、下枠アタッチメント50をビス58で補強部51に固定する。
最後に、額縁3、地板6、額縁8を取付け、各室内側取付部70a,71a,72aを固着具4でそれぞれ固着する。
【0029】
図5、図6に示す場合には、前述と同様に取付けられるが、上枠70の上面板73の室外側寄りが取付上枠10の内向片14と対向し、下枠71の室外側端部71cが取付下枠20の内向片25と対向し、縦枠72の室外側端部72eが取付縦枠30の内向片34と対向する。
【0030】
次に、図1、図2の状態からサッシ枠Bの取り外しについて説明する。
額縁3、地板6、額縁8をそれぞれ取り外しする。
図1におけるビス58を弛め、下枠アタッチメント50を室内側に移動して支持部50aを室外側取付部71b、シール材装着部20aと離隔し、下枠アタッチメント50を取り外しする。必ずしも取り外す必要はない。
上枠アタッチメント40の上枠支持片44を上方に折り曲げて立上り片76から離脱すると共に、縦枠アタッチメント60の室内側片63を内方に折り曲げて内向片31bから離脱する。
【0031】
左右一方の縦枠アタッチメント60の室内側片63を工具を用いて内側に曲げ、サッシ枠Bを左右一方側に寄せる。
この状態で上枠70の立上り片76、縦枠72の横向縦板78を折り取り溝76a,78aから折り取る。
サッシ枠Bを斜め室内側に向けて取り外しする。
【0032】
前述の状態から再びサッシ枠Bを取付ける動作を説明する。
既存の上枠アタッチメント40の上枠支持片44を元の状態に戻す。
下枠アタッチメント50を取付けると共に、室内側に移動させる。
新しい縦枠72に縦板アタッチメント60をそれぞれ取付ける。
このサッシ枠Bを、その下枠71を下枠アタッチメント50に嵌め込みながら室内側から取付枠A内に押し込み、下枠アタッチメント50を室外側に移動して固着することで、上枠70の立上り片76が上枠アタッチメント40の上枠支持片44にスナップ式に係合して支持されると共に、縦枠アタッチメント60の圧接部60bが第1縦板31の内向片31bに接して支持される。
【0033】
図9と図10は断熱性に優れた持ち出し窓を示し、取付枠Aの室内側内部に断熱材80を設けてあると共に、サッシ枠Bの上枠70、縦枠72をアルミ・樹脂複合タイプとし、下枠71を断熱形材としてある。
具体的には、取付上枠10の室内側部と上枠アタッチメント40と室外側面2と額縁3、上枠70の室内側部で囲まれた空間に断熱材80が設けてある。
上枠70は、アルミ製本体81の室内側部に樹脂部材82をビス83で固着してある。
補助材51と下枠アタッチメント50と地板6と下枠71の室内側部との空間内に断熱材80が設けてある。
下枠71はアルミ製の室外側部材84とアルミ製の室内側部材85を断熱材86で連結した断熱形材で、その室内側部材85が断熱ライナー90を介して下枠アタッチメント50に接し、下枠アタッチメント50と室内側部材85に熱が伝わらないようにしてある。
取付縦枠30の室内側部と縦枠アタッチメント60と縦枠72の室内側部と室外側面2との間の空間に断熱材80が設けてある。
縦枠72は、アルミ製本体87の室内側部に樹脂部材88をビス89で固着してある。
【0034】
この持ち出し窓であれば、室内と室外との断熱性が向上し、サッシ枠Bの室内側部に結露が発生することがない。
【0035】
以上の各実施の形態において、下枠アタッチメント50は補強部51に取付けしたが、取付下枠20に直接的に取付けしても良い。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、取付縦枠に装着した縦シール材と縦枠の室外側取付部が圧接していることによって、取付縦枠と縦枠との間からの浸水防止、すきま防止できる。
前記縦枠の室外側取付部は縦シール材の見付け方向内面に圧接して取付縦枠の見付け方向内面よりも縦枠の見付け方向内面が見付け方向内側に位置しているので、その縦枠の室外側取付部よりも室外寄り部分を縦シール材よりも室外側に突出させることができ、取付縦枠を共通として見込み寸法の異なる縦枠を取付けできる。
しかも、連窓の場合でもサッシ枠に装着した障子を室外に開放した際に、その障子が取付縦枠の見付け方向内面に干渉することがない。
【0037】
請求項2に係る発明によれば、縦枠に縦枠アタッチメントを取付けた状態で、室内側から室外側に向けて移動してサッシ枠を取付枠内に挿入することで、縦枠アタッチメントの支持部で縦枠の室外側取付部を縦シール材に圧接することができる。
【0038】
請求項3に係る発明によれば、下枠の室外側取付部が下横シール材の上面に圧接しているので、下枠と取付下枠との間からの浸水防止、すきま防止できるし、その下枠の室外側取付部よりも室外寄り部分を下横シール材よりも室外側に突出させることができる。
よって、取付下枠を共通として見込み寸法の異なる下枠を取付けできる。
【0039】
請求項4に係る発明によれば、下枠アタッチメントを室内側に移動した状態で下枠を取付け、その後に下枠アタッチメントを室外側に移動することで下枠アタッチメントの支持部で下枠の室外側取付部を下横シール材を圧接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す横断面図である。
【図3】下枠の支持部部分の拡大図である。
【図4】縦枠の支持部部分の拡大図である。
【図5】見込み寸法の大きな上枠、下枠を取付けた状態の縦断面図である。
【図6】見込み寸法の大きな縦枠を取付けた状態の横断面図である。
【図7】下枠の支持部部分の拡大図である。
【図8】縦枠の支持部部分の拡大図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…建物開口部、2…室外側面、5…上横シール材、7…下横シール材、9…縦シール材、10…取付上枠、20…取付下枠、30…取付縦枠、30b…見付け方向内面、40…上枠アタッチメント、50…下枠アタッチメント、50a…支持部、51…補強材、60…縦枠アタッチメント、60a…支持部、70…上枠、71…下枠、71b…室外側取付部、72…縦枠、72c…室外側取付部、72d…見付け方向内面。

Claims (4)

  1. 取付上枠と取付下枠と左右の取付縦枠を枠組みした取付枠と、
    上枠と下枠と左右の縦枠を枠組みしたサッシ枠と、
    前記取付上枠に取付けられ、上枠を支持した上枠アタッチメントと、前記取付下枠に取付けられ、下枠を支持した下枠アタッチメントと、前記縦枠に取付けられ、取付縦枠に支持された縦枠アタッチメントを備え、
    前記取付縦枠に縦シール材が装着され、この縦シール材の見付け方向内面に、縦枠の室外側取付部が圧接して、取付縦枠の見付け方向内面よりも縦枠の見付け方向内面が見付け方向内側に位置していることを特徴とする持ち出し窓。
  2. 縦枠アタッチメントは、取付縦枠のシール材装着部を支持し、縦枠の室外側取付部を縦シール材に圧接する室外側に開口したコ字形状の支持部を有する請求項1記載の持ち出し窓。
  3. 取付下枠に下横シール材が装着され、この下横シール材の上面に下枠の室外側取付部が圧接している請求項1又は2記載の持ち出し窓。
  4. 下枠アタッチメントは、取付下枠のシール材装着部を支持し、下枠の室外側取付部を下横シール材に圧接する室外側に開口したコ字形状の支持部を有し、
    この下枠アタッチメントは、室内外側方向に移動自在で室外側に移動した位置で固着される請求項3記載の持ち出し窓。
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