JP6437341B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室出入口に設けられる建具に関する。
通常、浴室と脱衣室との間を仕切る浴室出入口には、開口枠で障子を開閉可能に支持した建具が設けられる。この種の建具では、浴室側の水が脱衣室側や躯体側へと浸入することを防ぐ必要があり、特に水が浸入し易い下枠周辺には各種の防水構造が採用されている。
例えば特許文献1には、浴室出入口を形成する開口枠の下枠と、浴室側の床パン(防水パン)との間に下枠受け材を設けた構成において、下枠と下枠受け材との間に水封止部材(止水材)を挟持させた構成が開示されている。
特許第3788989号公報
ところで、上記のような浴室出入口に設けられる開口枠の縦枠として、縦枠本体とこの縦枠本体に装着する縦枠アタッチメントとからなる分割構造のものを用いると、設置する建物の状態やユーザの要望に応じて開口枠の外観形状を変更することができ、低コストで高い汎用性が得られる。ところが、このような分割構造の縦枠の場合、縦枠本体と縦枠アタッチメントとの間に嵌合部分が生じるため、この嵌合部分及びその周辺に対しても十分な防水構造を設ける必要がある。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、浴室出入口に設けられる開口枠の縦枠を分割構造で構成した場合であっても十分な防水性能を確保することができる建具を提供することを目的とする。
本発明に係る建具は、障子を開閉可能に支持する開口枠を有し、浴室出入口に備えられる建具であって、前記開口枠の縦枠は、前記開口枠の下枠の見込み面に連結される縦枠本体と、該縦枠本体の浴室側見付け面に装着される縦枠アタッチメントとを有し、前記縦枠本体の見込み面と前記下枠の見込み面との間には第1止水材が挟持され、前記下枠の浴室側見付け面を形成する部分の肉厚部分の端面が前記第1止水材に当接していることを特徴とする。
このような構成によれば、下枠の浴室側見付け面を形成する部分の肉厚部分の端面と、縦枠本体の見込み面との間に第1止水材を確実に挟持することができる。このため、分割構造からなる縦枠を用いた場合であっても下枠と縦枠との間に浴室側の水が浸入することを防止でき、十分な防水性能を確保できる。
本発明に係る建具において、前記下枠の浴室側見付け面には、前記縦枠アタッチメントの見込み面から前記縦枠本体の見込み面まで達する凹部が長手方向に亘って形成されており、前記凹部に第2止水材を設けた構成としてもよい。そうすると、左右の縦枠アタッチメントと縦枠本体との境界部分が第2止水材で確実に防水されるため、下枠と縦枠との間への浸水を一層確実に防止できる。
本発明に係る建具において、前記第2止水材は、前記凹部から前記縦枠アタッチメントの浴室側見付け面まで延在している構成であってもよい。そうすると、一方の縦枠アタッチメントから下枠を経て他方の縦枠アタッチメントまで延びた開口枠の浴室側見付け面における各隙間からの浸水が第2止水材によって確実に防止される。
本発明に係る建具において、前記下枠は、浴室の床面を構成する防水パンに対して下枠受け材を介して支持されるものであり、前記下枠受け材には、前記凹部と対向し、前記第2止水材を保持する止水材受け部が長手方向に亘って形成された構成であってもよい。そうすると、浴室側の水が下枠受け材と開口枠の浴室側見付け面との間に浸入し、さらに縦枠アタッチメントと縦枠本体との境界部分に浸入することを防止できる。
本発明に係る建具において、前記下枠受け材には、前記止水材受け部の浴室側に並ぶように設けられたポケット部が長手方向に亘って形成されており、前記ポケット部には、その先端が前記下枠に当接することで、前記下枠の凹部と前記下枠受け材の止水材受け部との間に設けられた前記第2止水材を上方から覆う水密材が設けられた構成であってもよい。そうすると、浴室側からの水が下枠受け材と開口枠の浴室側見付け面との間に浸入することをより確実に抑制でき、さらに第2止水材を水密材によって覆い隠すことができるため当該建具の見栄えが向上する。
本発明に係る建具において、前記縦枠アタッチメントの浴室側見付け面と前記下枠の浴室側見付け面とが面一に配置されている構成であってもよい。そうすると、当該建具の見栄えが向上する。なお、この場合の面一とは、両者の面同士が完全に一致している状態以外、例えば若干の寸法誤差等によって僅かな段差を有する状態も含む概念であることは言うまでもない。
本発明によれば、分割構造からなる縦枠を用いた場合であっても下枠と縦枠との間に浴室側の水が浸入することを防止でき、十分な防水性能を確保できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具を浴室側から見た正面図である。 図2は、図1に示す建具の縦断面図である。 図3は、図1に示す建具の横断面図である。 図4は、下枠と縦枠との間の防水構造を説明するための要部拡大断面図であり、図4(A)は、横断面図であり、図4(B)は、縦断面図である。 図5は、折戸を省略した状態での下枠と縦枠との間の防水構造を説明するための図であり、図5(A)は、建具の下部での横断面図であり、図5(B)は、建具の下部を浴室側から見た正面図である。
以下、本発明に係る建具について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る建具10を浴室側から見た正面図である。図2は、図1に示す建具10の縦断面図であり、図3は、図1に示す建具10の横断面図である。
本実施形態に係る建具10は、ユニットバス等で構成される浴室の出入口に設けられて浴室と脱衣室との間を仕切る開閉扉であり、浴室の開口部に固定される開口枠12の内側に折戸14を開閉可能に支持して構成される。
図1〜図3に示すように、開口枠12は、上枠12aと、下枠12bと、左右の縦枠12c,12dとを四周枠組みすることで矩形の開口部を形成したものである。開口枠12は、下枠12bと左右の縦枠12c,12dとの連結部分に防水構造16を備える。
図2に示すように、上枠12aは、アルミニウム等の金属材料の押出形材であり、折戸14の上端部を案内するレール18がその長手方向に沿って連続して設けられている。上枠12aは、浴室側の壁面20及び脱衣室側の額縁22に対して固定される。また、上枠12aの両端部には縦枠12c,12dの見込み面が連結される。
下枠12bは、アルミニウム等の金属材料の押出形材であり、折戸14の下端部を案内するレール19がその長手方向に沿って連続して設けられている。下枠12bは、脱衣室側の床材24に対して固定され、同時に浴室(ユニットバス)の床面を構成する防水パン26に対して下枠受け材28を介して支持される。また、下枠12bの両端部には縦枠12c,12dの見込み面が連結される。
防水パン26は、例えばFRP(繊維強化プラスチック)製の一体成形品であり、建物躯体に固定される。下枠受け材28は、アルミニウム等の金属材料の押出形材であり、防水パン26に対して水密材29を介して支持される。また、下枠受け材28と下枠12bとの間は上記した防水構造16によって止水される。図2に示すように、浴室側の床面となる防水パン26の上面と脱衣室側の床面となる床材24の上面との間は、下枠受け材28及び下枠12bによって脱衣室側が多少高位置となる状態で略平坦に形成される。
図3に示すように、一方の縦枠12cは、下枠12bの見込み面に連結される縦枠本体30と、縦枠本体30の浴室側見付け面に装着される縦枠アタッチメント32とを有する分割構造である。
縦枠本体30は、アルミニウム等の金属材料の押出形材であり、浴室側の壁面20及び脱衣室側の額縁22に対して固定される共に、その見込み面が下枠12bの見込み面と連結される。縦枠本体30の見込み面には、開口枠12の内方へと突出したヒレ部30aが設けられている。ヒレ部30aには折戸14に当接する水密材が設けられる。縦枠本体30の浴室側見付け面には、縦枠アタッチメント32を装着するための嵌合溝30bが上下方向に亘って形成されている。
縦枠アタッチメント32は、断面略L字状に形成されたアルミニウム等の金属材料の押出形材である。縦枠アタッチメント32のL字の一片は、縦枠本体30を浴室側の壁面20に固定する固定ねじと共に該壁面20に固定される。縦枠アタッチメント32のL字の他片には、縦枠本体30の嵌合溝30bに嵌合可能な一対の嵌合片32a,32aが上下方向に亘って形成されている。縦枠アタッチメント32と浴室側の壁面20との間は水密材33によって止水される。
他方の縦枠12dは、下枠12bの見込み面に連結される縦枠本体34と、縦枠本体34の浴室側見付け面に装着される縦枠アタッチメント36とを有する分割構造である。
縦枠本体34は、上記した縦枠12cの縦枠本体30と同一構造且つ同一形状であって左右対称に配設されるものであり、見込み面にヒレ部30aを有し、浴室側見付け面に嵌合溝30bを有する。縦枠アタッチメント36は、上記した縦枠12cの縦枠アタッチメント32よりも幅狭な形状であり、縦枠本体34の嵌合溝30bに嵌合可能な嵌合片32aを有し、縦枠本体34の浴室側見付け面のみを覆う形状である。縦枠アタッチメント36と浴室側の壁面20との間は水密材33によって止水される。
このように本実施形態では、左右の縦枠12c,12dを互いの縦枠アタッチメント32,36の形状の違いによって非対称構造としているが、互いの縦枠アタッチメント32,36を同一形状とし、縦枠12c,12dを対称構造とすることもできる。つまり、当該建具10では、左右の縦枠12c,12dを分割構造としたことにより、左右共通の縦枠本体30,34に対し、形状を変更した縦枠アタッチメント32,36を装着するだけで建物の状態やユーザの要望に応じた縦枠形状を構築することができ、低コストで高い汎用性が得られる。
図1〜図3に示すように、折戸14は、2枚の障子38,39を有し、開口枠12の内側に設置されることで浴室と脱衣室との間を開閉可能に仕切る。
折戸14は、2枚の障子38,39を連結框40によって二つ折り可能に連結した構成である。戸先側となる障子38は、四周の上框38a、下框38b、戸先框38c及び縦框38dとを框組みして構成され、内側に面材41を保持している。吊元側となる障子39は、四周の上框39a、下框39b、吊元框39c及び縦框39dとを框組みして構成され、内側に面材41を保持している。中央の縦框38d,39dは連結框40に回動可能に連結され、これにより2枚の障子38,39が折り畳み可能に連結される。面材41は、例えば、透光性を有する樹脂やガラス等の薄板である。
戸先側の障子38には、その脱衣室側の面に縦框38dから延びたハンドル42が設けられ、吊元側の障子39には、その浴室側の面に吊元框39cと縦框39dとの間に亘ったハンドル43が設けられている。ハンドル42,43は、折戸14を開き操作又は閉じ操作する際に操作者が手をかける部分である。
次に、このような建具10に設けられる防水構造16の構成及び作用について説明する。
図4は、下枠12bと縦枠12c(12d)との間の防水構造16を説明するための要部拡大断面図であり、図4(A)は、横断面図であり、図4(B)は、縦断面図である。図5は、折戸14を省略した状態での下枠12bと縦枠12c(12d)との間の防水構造16を説明するための図であり、図5(A)は、建具10の下部での横断面図であり、図5(B)は、建具10の下部を浴室側から見た正面図である。図4(A)及び図4(B)では、下枠12bと縦枠12c(12d)の見込み方向での位置関係と縮尺を一致させて図示しており、図5(A)及び図5(B)では、下枠12bと縦枠12c(12d)の見付け方向での位置関係と縮尺を一致させて図示している。
なお、上記した通り、縦枠12c,12dは縦枠アタッチメント32,36の形状が異なるものの基本的には対称形状であって防水構造16についても同様なものを適用可能であるため、以下では代表的に縦枠12c側の防水構造16について説明し、縦枠12d側についての詳細な説明は省略する。
先ず、防水構造16では、図4(A)及び図4(B)に示すように、縦枠本体30の見込み面と下枠12bの見込み面との間に、例えばゴムシートからなる止水材(第1止水材)50が挟持される。止水材50は、例えば下枠12bの見込み面に亘って貼着された状態でその上から縦枠本体30の見込み面が貼着される。
なお、建具10では、縦枠本体30と下枠12bとの間は、例えば工場等で事前に組付けられ、縦枠本体30と縦枠アタッチメント32とは施工現場で後付けで組付けられる。すなわち、縦枠本体30に対して縦枠アタッチメント32を装着した状態で工場から施工現場等に運搬した場合、両者の嵌合部分でがたつきや破損を生じる懸念があるため、両者は分割状態で運搬される。このため、止水材50は、下枠12bと重なる縦枠本体30の見込み面に亘って配設されるが、後付けの縦枠アタッチメント32の部分までは延出されていない。換言すれば、止水材50は、縦枠12cの浴室側見付け面となる縦枠アタッチメント32の浴室側見付け面32bより脱衣室側に該縦枠アタッチメント32の肉厚分だけオフセットした位置にその浴室側端面が配設される。
一方、下枠12bの浴室側見付け面52aは、縦枠12cの浴室側見付け面となる縦枠アタッチメント32の浴室側見付け面32bと面一に設定されている。下枠12bと縦枠12cの浴室側見付け面を揃え、見栄えを確保するためである。
このため、仮に下枠12bの浴室側見付け面52aを形成する部分52の肉厚t1(肉厚部分t1)が、縦枠アタッチメント32の浴室側見付け面32bを形成する部分の肉厚と同一以下である場合には、下枠12bの最も浴室側に位置する部分52の肉厚部分t1の端面(小口端面)と縦枠本体30との間で止水材50を挟持することができない状態となる。そうすると、止水材50による防水効果が低下し、下枠12bと縦枠12cとの間に浴室側からの水が浸入する懸念がある。
そこで、当該建具10の防水構造16では、下枠12bの浴室側見付け面52aを形成する部分52の肉厚部分t1を、縦枠アタッチメント32の見込み面から縦枠本体30の見込み面まで対向するように他の部位よりも厚肉に構成している。すなわち、下枠12bの部分52の肉厚部分t1は、縦枠アタッチメント32の見込み面から縦枠本体30の見込み面の一部までを包含する厚みに設定・配置されている。これにより、下枠12bの部分52の肉厚部分t1の端面が止水材50に当接し、止水材50を下枠12bの部分52の肉厚部分t1の端面と縦枠本体30との間で確実に挟持することができ、下枠12bと縦枠12cとの間への浸水を防止できる。なお、下枠12bは、部分52の肉厚部分t1の端面が止水材50に当接していれば止水材50による防水効果は得られる。このため、例えば縦枠アタッチメント32と下枠12bの浴室側見付け面32b,52aが互いに位置ずれしており、下枠12bの浴室側見付け面52a付近に縦枠本体30の見込み面が配置された構造の場合には、部分52の肉厚t1は他の部位と同様に薄肉であってもよい。
防水構造16では、さらに、下枠12bの浴室側見付け面52aに脱衣室側に凹んだ凹部52bをその長手方向に亘って設けている(図4(A)〜図5(B)参照)。凹部52bは、縦枠アタッチメント32の見込み面から縦枠本体30の見込み面の一部までを包含するように、浴室側見付け面52aから縦枠本体30の見込み面まで達する深さを有する。凹部52bには、シリコーン等の不定形シーリング材で形成された止水材(第2止水材)54が配設される。この凹部52bを設けたことにより、この凹部52bを含む部分での下枠12bの部分52の肉厚t2(肉厚部分t2)は、肉厚t1よりもさらに厚肉となるため、その端面をより確実に止水材50に当接させることができ、下枠12bと縦枠12cとの間への浸水をより確実に防止できる。
図5(A)及び図5(B)に示すように、止水材54は、一方の縦枠アタッチメント32の浴室側見付け面32bから、下枠12bの凹部52bへと延び、さらに他方の縦枠アタッチメント36の浴室側見付け面32bまで延在している。この際、下枠12bと左右の縦枠12c,12dとの接合部分では、止水材54は、凹部52bによって縦枠アタッチメント32(36)の見込み面から縦枠本体30(34)の見込み面まで入り込むように設けられ、止水材50と接続される。これにより、一方の縦枠アタッチメント32から下枠12bを経て他方の縦枠アタッチメント36まで延びた開口枠12の浴室側見付け面における各隙間からの浸水が止水材50によって確実に防止される。さらに、縦枠アタッチメント32(36)と縦枠本体30(34)との境界部分が止水材54で確実に防水されるため、下枠12bと縦枠12cとの間への浸水を一層確実に防止できる。
図4(A)〜図5(B)に示すように、下枠受け材28には、下枠12bの凹部52bと対向する位置に止水材54が設けられる段状の止水材受け部28aが長手方向に亘って形成されている。その結果、浴室側の水が下枠受け材28と、一方の縦枠アタッチメント32から下枠12bを経て他方の縦枠アタッチメント36までの開口枠12の浴室側見付け面との間に浸入し、さらに縦枠アタッチメント32(36)と縦枠本体30(34)との境界部分に浸入することをより確実に防止できる。
さらに、下枠受け材28には、止水材受け部28aの浴室側に並ぶようにポケット部28bが形成されている。ポケット部28bは、下枠受け材28の上面に開口した狭幅な凹部であり、下枠受け材28の長手方向に亘って延在している。
ポケット部28bには、その先端が下枠12bの浴室側見付け面52aの上部に当接し、下枠12bの凹部52bと下枠受け材28の止水材受け部28aとの間に設けられた止水材54を上方から覆い隠す水密材56が設けられている。水密材56は、例えばゴムや樹脂で形成されたタイト材と呼ばれるヒレ状の部材である。この水密材56を設けることにより、浴室側からの水が下枠受け材28と開口枠12の浴室側見付け面との間に浸入することをより確実に抑制でき、さらに止水材54が外観上に露出することが防止されるため建具10の見栄えが向上する。
このような建具10では、防水効果をさらに確保するため、下枠受け材28と下枠12bとの間の下部にも水密材58,59を設けている。水密材58,59は、例えば下枠受け材28と下枠12bとを取り付ける際に両者間に挟持される定形又は不定形のシーリング材である。水密材58は止水材54と一体にすることも可能である。さらに、縦枠アタッチメント32,36と浴室の壁面20との間にも、上記した止水材54と同様な止水材60を塗布している。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば上記実施形態では、開口枠12で折戸14を支持する構成を例示したが、折戸14に代えて、引戸や開き戸を用いてもよい。
10 建具、12 開口枠、12a 上枠、12b 下枠、12c,12d 縦枠、14 折戸、16 防水構造、20 壁面、22 額縁、24 床材、26 防水パン、28 下枠受け材、28a 止水材受け部、28b ポケット部、29,33,56,58,59 水密材、30,34 縦枠本体、30b 嵌合溝、32,36 縦枠アタッチメント、32a 嵌合片、32b,52a 浴室側見付け面、38,39 障子、50,54,60 止水材、52 部分、52b 凹部

Claims (5)

  1. 障子を開閉可能に支持する開口枠を有し、浴室出入口に備えられる建具であって、
    前記開口枠の縦枠は、前記開口枠の下枠の見込み面に連結される縦枠本体と、該縦枠本体の浴室側見付け面に装着される縦枠アタッチメントとを有し、
    前記縦枠本体の見込み面と前記下枠の見込み面との間には第1止水材が挟持され、
    前記下枠の浴室側見付け面を形成する部分の肉厚部分の端面が前記第1止水材に当接しており、
    前記下枠の浴室側見付け面には、前記縦枠アタッチメントの見込み面から前記縦枠本体の見込み面まで達する凹部が長手方向に亘って形成されており、
    前記凹部に第2止水材を設けたことを特徴とする建具。
  2. 請求項記載の建具において、
    前記第2止水材は、前記凹部から前記縦枠アタッチメントの浴室側見付け面まで延在していることを特徴とする建具。
  3. 請求項記載の建具において、
    前記下枠は、浴室の床面を構成する防水パンに対して下枠受け材を介して支持されるものであり、
    前記下枠受け材には、前記凹部と対向し、前記第2止水材を保持する止水材受け部が長手方向に亘って形成されていることを特徴とする建具。
  4. 請求項記載の建具において、
    前記下枠受け材には、前記止水材受け部の浴室側に並ぶように設けられたポケット部が長手方向に亘って形成されており、
    前記ポケット部には、その先端が前記下枠に当接することで、前記下枠の凹部と前記下枠受け材の止水材受け部との間に設けられた前記第2止水材を上方から覆う水密材が設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の建具において、
    前記縦枠アタッチメントの浴室側見付け面と前記下枠の浴室側見付け面とが面一に配置されていることを特徴とする建具。
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