JP3788989B2 - 浴室の出入口を形成する開口枠の取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室出入り口を形成する開口枠の取付け構造に関するものである。
従来から浴室と該浴室に平面視で隣接する脱衣室とを連絡する開口枠を施工するにあたって、以下に示す開口枠の取付け構造が知られている。この取付け構造としては、例えば浴室出入口を形成する開口枠の下枠に固定部を設け、床パンの脱衣室側の端部を断面上向きコ字状に折り曲げて上方に開口する凹部を形成し、該凹部の脱衣室側の内側面の上部を上側程脱衣室側に位置するように傾斜するガイド傾斜面とし、下枠の固定部を前記ガイド傾斜面によりガイドして上方から凹部に嵌入するものが知られており、このものは上記のように下枠の凹部に嵌め込んだ固定部の浴室側の側面と凹部の浴室側の内側面とで弾性を有する水封止部材を圧縮しており、この固定部と凹部との間に圧縮状態で介在させた水封止部材により、下枠の固定部の浴室側の端部と床パンとの間から凹部内、延いては外部に水が流出することを防止している(例えば特許文献1)。
しかしながら上記特許文献1に示す従来例にあっては、固定部の浴室側の端部の上端部と凹部の浴室側の側面の上端部との間に隙間が形成されるため、この隙間が浴室側に露出して外観が阻害されるという問題があり、また下枠の嵌め込み部を凹部に嵌入した際には前記取付け部と凹部の間に介在する水封止部材が圧縮されて前記隙間からはみ出てしまうことがあり、この点でも外観を阻害する原因となっていた。
特開2003−155875号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、下枠の固定部の浴室側の側面の上端部と凹部の浴室側の側面の上端部との間に形成される隙間を上方から覆い隠した状態で開口枠を収まり良く取付けることができ、しかもこの隙間から下枠の固定部と凹部とで圧縮された水封止部材がはみ出た場合にも、このはみ出た水封止部材を覆い隠すことができ、見栄えの良い開口枠の取付け構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室の出入口を形成する開口枠の取付け構造は、浴室出入口を形成する開口枠1の下枠2の浴室側に固定部6を設け、該下枠2の浴室に隣接する脱衣室側に床取付け部4を設け、床パン20の脱衣室側の端部に下枠受け部材5を取付け、下枠受け部材5に、床パン20の脱衣室側の端よりも脱衣室側の方向に突出し且つ床パン20の上面よりも下方に位置する受け横片部31と、受け横片部31の床パン20側の突出基部から床パン20の脱衣室側の端部の上面付近に至るまで上方に突出した浴室側突部32と、受け横片部31の突出先部から上方に突出した脱衣室側突部33とを設け、下枠受け部材5に前記受け横片部31と浴室側突部32と脱衣室側突部33とからなる凹部34を形成し、脱衣室側突部33の浴室側の側面の上部を上方に行くに従って脱衣室側に位置するように傾斜するガイド傾斜面41とし、下枠2の固定部6を上方から下枠受け部材5のガイド傾斜面41によりガイドして凹部34に嵌め込み、弾性を有する水封止部材43(63)を前記下枠2の固定部6の外面と凹部34の内面との間に圧縮した状態で介在させ、下枠2の床取付け部4を脱衣室の床3に取付け、下枠2の固定部6の浴室側の側面の上部に設けた化粧カバー取付け部に化粧カバー44の脱衣室側の端部に設けた下枠取付け部を取付け、該化粧カバー44にて下枠2の化粧カバー取付け部から床パン20の脱衣室側の端部に至るまでの部位の上面を覆うものであり、上記水封止部材43は下枠2の固定部6の浴室側の側面と凹部34の浴室側の内側面との間に圧縮状態で介在させたものであって、上記受け横片部31に受け横片部31とは別体の脱衣室側突部33を受け横片部31の基先方向に移動自在に載置し、該脱衣室側突部33を固定手段により受け横片部31の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、該脱衣室側突部33と上記浴室側突部32とで下枠2の固定部6を挟持することを特徴とする。
このように化粧カバー44にて下枠2の固定部6から床パン20の脱衣室側の端部に至るまでの部位の上面を覆うことで、下枠2の固定部6と下枠受け部材5の浴室側突部32との間に形成される隙間A、下枠受け部材5の浴室側突部32の上面、浴室側突部32と床パン20との間に形成される隙間B、床パン20の脱衣室側の端部、の全てを覆い隠すことができ、これにより下枠2を収まり良く取付けることができる。また仮に下枠2の固定部6と凹部34の内面とで圧縮された水封止部材43が隙間Aから浴室側突部32の上面側にはみ出た場合にも、このはみ出た水封止部材43を化粧カバー44で覆うことができ、外観が損なわれることがない。
また脱衣室側突部33を固定手段により受け横片部31の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、該脱衣室側突部33と上記浴室側突部32とで下枠2の固定部6を挟持することで、下枠2、下枠受け部材5、床パン20、床3の寸法にばらつきがあったり、また施工誤差がある場合にも、浴室側突部32と脱衣室側突部33とで下枠2の固定部6を確実に挟持でき、これにより下枠2の固定部6の浴室側の側面と凹部34の浴室側の内側面との間に介在させた水封止部材43を確実に圧縮できて、防水性を向上できる。
また上記受け横片部31の突出先端部に垂上片38を立設し、垂上片38に雌ねじ孔39を形成し、該雌ねじ孔39に螺合したねじ具42の先端で上記脱衣室側突部33を浴室側に押圧し、該脱衣室側突部33の浴室側の側面で下枠2の固定部6を浴室側に押圧することも好ましい。
簡単な構成で脱衣室側突部33を受け横片部31の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、脱衣室側突部33と上記浴室側突部32とで下枠2の固定部6を挟持することができ、コストを抑えることができる。
また上記水封止部材43は下枠2の固定部6の浴室側の側面と凹部34の浴室側の内側面との間に圧縮状態で介在させたものであって、下枠2の固定部6の浴室側の側面に収納溝部11を設け、収納溝部11に水封止部材43を収納し、該収納溝部11に収納された水封止部材43を収納溝部11の上下底面及び奥面と凹部34の浴室側の内側面とで圧縮することも好ましい。
圧縮された水封止部材43が収納溝部11の上下底面及び奥面と、凹部34の浴室側の内側面に押しつけられることとなり、より一層防水性を向上できる。
本発明では、下枠の固定部と凹部との間に形成される隙間を上方から覆い隠した状態で開口枠を収まり良く取付けることができ、しかもこの隙間から下枠の固定部と凹部とで圧縮された水封止部材がはみ出た場合にも、このはみ出た水封止部材を覆い隠すことができ、外観を向上できる。また下枠、下枠受け部材、床パン、脱衣室の床の寸法にばらつきがあったり、また施工誤差がある場合にも、下枠の固定部を確実に挟持でき、これにより下枠の固定部の浴室側の側面と凹部の浴室側の内側面との間に介在させた水封止部材を確実に圧縮できて、防水性を向上できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。なお以下の説明では下枠の幅方向における図1のイに示す方向を浴室側とし、ロに示す浴室側とは反対の方向を脱衣室側とする。
図1に本実施形態の開口枠1の取付け構造を示す。矩形状の開口枠1には図示しないドアを開閉自在に取付けている。開口枠1の下枠2は、脱衣室の床3に取付けた脱衣室側の床取付け部4と、後述する下枠受け部材5に固定された浴室側の固定部6と、床取付け部5と固定部6とを連結する連結部7とからなる。
床取付け部4は連結部7の脱衣室側の端部から脱衣室側に突出する固定横片8からなり、該固定横片8は固着具9により脱衣室の床3に固着されている。
固定部6は、脱衣室側の端部の上端を連結部7の浴室側の端部に接続した断面略矩形枠状の固定部本体10で主体を構成してある。固定部本体10(固定部6)の浴室側の側面には浴室側に開口する収納溝部11を形成してある。この収納溝部11は、固定部本体10の浴室側の側面の下端部から浴室側に突出する下側リブ12と、固定部本体10の浴室側の側面の上部から浴室側に突出する上側リブ13と、両リブ12、13間に位置する固定部本体10の浴室側の側面部とからなる。また固定部本体10(固定部6)の浴室側の側面の上部には化粧カバー取付け部となる凹溝部14を形成してある。凹溝部14は、上側リブ13と、上側リブ13の先端部から上向きに突出した突片部15と、突片部15に対向する固定部本体10の浴室側の側面部とからなる。
また固定部本体10の下端の浴室側の端部及び脱衣室側の端部の夫々には下方に載置リブ16、17を垂設している。両載置リブ16、17の内、脱衣室側の載置リブ17の下端部には脱衣室側に突出する載置横片部18を接続してあり、更に載置横片部18の脱衣室側の端部には立ち上げ片部19を立設している。なお上記下枠2の各部位は一体に形成されているものとする。
一方、浴室の床を構成する床パン20は平面視矩形状で平板状の床板部21を有し、床板部21の脱衣室側の側端は脱衣室の床3の浴室側の端よりも浴室側に離れてある。床板部21の外周端よりもやや内側に引き込んだ位置には床板部21の外周に沿う垂下リブ22を設けている。
床パン20の脱衣室側の端部には長手方向の長さが下枠2と同じで床パン20とは別体の長尺な下枠受け部材5を床板部21の脱衣室側の一辺に沿って取付けている。
下枠受け部材5は床パン20に取付けた浴室側の床パン取付け部23と、下枠2の固定部6が載置固定される脱衣室側の下枠受け部24とで構成してある。床パン取付け部23は床板部21の下方で且つ床板部21の脱衣室側の端よりも浴室側に位置しており、該床パン取付け部23は断面略矩形枠状の取付け部本体25と取付け部本体25の浴室側の縦片26を下方に延出してなる固定縦片27とからなる。固定縦片27は固着具28により床パン20の垂下リブ22に固着されおり、これにより下枠受け部材5は、床パン取付け部23の上端を床板部21の下面に当接し、且つ浴室側の側端を垂下リブ22の脱衣室側の側面に当接した状態で床パン20に固着されている。
下枠受け部24は、床パン20の脱衣室側の端よりも浴室側の部位である床パン取付け部23の脱衣室側の端部(詳しくは取付け部本体25の脱衣室側の端部の上下方向中央部)から脱衣室側に突出し且つ床パン20よりも脱衣室側に突出し且つ床パン20の上面よりも下方に位置する横片30と、横片30の床パン20よりも脱衣室側に突出した部分である受け横片部31の床パン20側の突出基部から床パン20の脱衣室側の端部の上面付近に至るまで上方に突出した浴室側突部32と、横片30(受け横片部31)の先端部から上方に突出した前記横片30(受け横片部31)と別体の脱衣室側突部33とを有している。そして下枠受け部24には上記受け横片部31と浴室側突部32と脱衣室側突部33で床パン20と脱衣室の床3との間の位置で上方に開口する凹部34を形成してあり、該凹部34には前述した下枠2の固定部6が、下端(載置リブ16、載置横片部18)が受け横片部31に載置され、立ち上げ片部19の脱衣室側の側面が脱衣室側突部33の浴室側の側面(垂直面40)に当接した状態で嵌め込み固定されている。
上記浴室側突部32は、受け横片部31の床パン20側の突出基部から上方に突出した縦片部35と、縦片部35の上端から浴室側に突出した横片部36とからなる。横片部36の下面の浴室側の端部は連結片37を介して床パン取付け部23の脱衣室側の側面上端部に連結されている。ここで浴室側突部32の浴室側の側面の上端部は床パン20の床板部21の脱衣室側の端面近傍に位置しているものとする。また凹部34に嵌め込まれた下枠2の固定部6の上端は浴室側突部32の上端と略同じレベルとなっており、詳しくは固定部6の上端は浴室側突部32の上端よりもやや上方に位置しており、これにより下枠2の上面と床板部21の上面とは段差の小さいバリアフリー構造となっている。
また受け横片部31の突出先端には上方に突出し前記浴室側突部33に対向する垂上片38を設けてあり、垂上片38の上端は浴室側突部33の上面よりも下方に位置している。
受け横片部31には脱衣室側突部33が受け横片部31の基先方向(幅方向)に移動自在に載置されており、該脱衣室側突部33は固定手段により受け横片部31の突出先部の基先方向における任意の位置で固定されている。脱衣室側突部33の浴室側の側面の下端部は垂直面40となっており、該脱衣室側突部33の浴室側の側面の前記垂直面40を除く部分である上部は上方に行くに従って脱衣室側に位置するように傾斜するガイド傾斜面41となっている。
固定手段について詳述する。垂上片38の基端よりも上方位置には雌ねじ孔39が形成されており、該雌ねじ孔39には脱衣室側からねじ具42が螺入されている。雌ねじ孔39に螺合したねじ具42の先端部は垂上片38よりも浴室側に突出しており、該ねじ具42の先端部は脱衣室側突部33を浴室側に押圧しており、これにより脱衣室側突部33の浴室側の側面は下枠2の立ち上げ片部19(固定部6)を浴室側に押圧している。即ち、本実施形態ではねじ具42で固定手段を構成している。なお脱衣室側突部33はねじ具42の先端に回動自在に取付けてあっても良いものとする。また上記下枠受け部材24の脱衣室側突部33以外の部位は一体に形成されているものとする。
また下枠受け部材5の凹部34に嵌入した固定部6の浴室側の側面と凹部34の浴室側の内側面との間には下枠2の長手方向全長に亘ってパッキン等の弾性を有する水封止部材43を圧縮した状態で介在してある。具体的に水封止部材43は、下枠2の固定部6の浴室側の側面と収納溝部11の奥面とで受け横片部31の基先方向に圧縮され、且つ収納溝部11の上下底面で上下方向に圧縮され、且つ凹部34の長手方向の両内側面で受け横片部31の長手方向に圧縮された状態で、収納溝部11内に収納されている。このように収納溝部11に収納された水封止部材43を収納溝部11の上下底面及び奥面及び長手方向における両側面と凹部34の浴室側の内側面とで圧縮することで、圧縮された水封止部材43が収納溝部11の上下底面及び奥面及び長手方向における両側面と、凹部34の浴室側の内側面とに押しつけられることとなり、高い防水性を確保できる。なお図示は省略するが下枠2の固定部6の長手方向の両側面と、凹部34の長手方向の両側面との間にも水封止部材を圧縮した状態で介在させてあっても良いものとする。
ここで下枠2を取付ける前の水封止部材43は図2に示すように下枠2の固定部6の浴室側の側面に予め貼着されているものとする。即ち図に示すように下枠受け部材5に下枠2が取付けられる前の水封止部材43はその脱衣室側の半部が前記収納溝部11に収納されており、水封止部材43の脱衣室側の半部の上面、下面、脱衣室側の側面の夫々は、収納溝部11の上底面、下底面、奥面の夫々に当接した状態で収納溝部11に貼着されている。
下枠受け部材24に取付けた下枠2の凹溝部14には長手方向の長さが下枠2と同じである長尺状の化粧カバー44の脱衣室側の端部に設けたカバー縦片部45(下枠取付け部)を上方から嵌入してあり、これにより凹溝部14に化粧カバー44が取付けられている。該化粧カバー44は前述したカバー縦片部45とカバー縦片部45の上端から浴室側に突出したカバー横片部46とからなり、断面略逆L字状に形成されている。化粧カバー44のカバー横片部46は下枠2の固定部6から床パン20の脱衣室側の端部に至るまでの部位の上面を覆っている。なお上記凹溝部14の両内側面の夫々はひだ状に形成されており、該ひだ状の両内側面の夫々はカバー縦片部45の両側面の夫々に当接してあって、これによりカバー縦片部45は凹溝部14から抜け難くなっている。
次に図2に基づいて上記下枠2の取付けについて説明する。床パン20に取付けた下枠受け部材24に下枠2を取付けるにあたっては、図2に示すように、下枠受け部材5の雌ねじ孔39に螺合したねじ具42を締めたり緩めたりすることでねじ具42の先端部の浴室側への突出量を調節し、これにより凹部34の巾を凹部34内に下枠2の固定部6を挿入できる程度に調節し、下枠2の固定部6を下枠受け部材5のガイド傾斜面41によりガイドしながら凹部34内に嵌め込む。この後、下枠受け部材5の雌ねじ孔39に螺合したねじ具42の螺入を進め、これによりねじ具42の先端部にて受け横片部31に移動自在に載置された脱衣室側突部33の脱衣室側の側面が押されて脱衣室側突部33が浴室側に押し込まれ、立ち上げ片部19が脱衣室側突部の垂直面40に押圧され、この状態でねじ具42によって浴室側に押し込まれた脱衣室側突部33と浴室側突部32とで下枠2の固定部6が挟持される。これに伴い、下枠2の固定部6の浴室側の側面に取付けた水封止部材43は固定部6と浴室側突部32とによって圧縮される。そして上記のように下枠受け部材24に下枠2を取付けた後、下枠2の固定横片8を脱衣室の床3に固着すると共に凹溝部14に化粧カバー44のカバー縦片部45を嵌め込んで化粧カバー44を下枠2に取付けることで、施工が完了する。
上記のように化粧カバー44にて下枠2の固定部6から床パン20の脱衣室側の端部に至るまでの部位の上面を覆うことで、下枠2の固定部6と下枠受け部材5の浴室側突部32との間に形成される隙間A、下枠受け部材5の浴室側突部32の上面、浴室側突部32と床パン20との間に形成される隙間B、床パン20(床板部21)の脱衣室側の端部、の全てを覆い隠すことができ、これにより下枠2を収まり良く取付けることができ、しかもこの場合、下枠2の固定部6と浴室側突部32とで圧縮された水封止部材43が隙間Aから浴室側突部32の上面側にはみ出たとしても、このはみ出た水封止部材43を化粧カバー44で覆うことができる。
また本実施形態では脱衣室側突部33を固定手段により受け横片部31の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、該脱衣室側突部33と上記浴室側突部32とで下枠2の固定部6を挟持してあるので、下枠2、下枠取付け部5、床パン20、床3の寸法にばらつきがあったり、また施工誤差がある場合にも、施工者は脱衣室側突部33を受け横片部31の基先方向における任意の位置までスライドして固定手段により固定し、この任意の位置で固定された浴室側突部32と脱衣室側突部33とで下枠2の固定部6をしっかりと挟持でき、これにより下枠2の固定部6の浴室側の側面と凹部34の浴室側の内側面との間に介在させた水封止部材43を確実に圧縮でき、防水性を向上できる。
また受け横片部31の突出先端部に垂上片38を立設し、垂上片38に雌ねじ孔39を形成し、該雌ねじ孔39に螺合したねじ具42の先端で上記脱衣室側突部33を浴室側に押圧し、該脱衣室側突部33の浴室側の側面で下枠2の固定部6を浴室側に押圧するといった簡単な構成で脱衣室側突部33を受け横片部31の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、脱衣室側突部33と上記浴室側突部32とで下枠2の固定部6を挟持することができ、コストを抑えることができる。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、開口枠の取付け構造を示す側断面図である。 同上の下枠の取付け前の状態を示す側断面図である
符号の説明
1 開口枠
2 下枠
4 床取付け部
5 下枠受け部材
6 固定部
11 収納溝部
20 床パン
31 受け横片部
32 浴室側突部
33 脱衣室側突部
34 凹部
38 垂上片
39 雌ねじ孔
41 ガイド傾斜面
42 ねじ具
43 水封止部材
44 化粧カバー
63 水封止部材

Claims (3)

  1. 浴室出入口を形成する開口枠の下枠の浴室側に固定部を設け、該下枠の浴室に隣接する脱衣室側に床取付け部を設け、床パンの脱衣室側の端部に下枠受け部材を取付け、下枠受け部材に、床パンの脱衣室側の端よりも脱衣室側の方向に突出し且つ床パンの上面よりも下方に位置する受け横片部と、受け横片部の床パン側の突出基部から床パンの脱衣室側の端部の上面付近に至るまで上方に突出した浴室側突部と、受け横片部の突出先部から上方に突出した脱衣室側突部とを設け、下枠受け部材に前記受け横片部と浴室側突部と脱衣室側突部とからなる凹部を形成し、脱衣室側突部の浴室側の側面の上部を上方に行くに従って脱衣室側に位置するように傾斜するガイド傾斜面とし、下枠の固定部を上方から下枠受け部材のガイド傾斜面によりガイドして凹部に嵌め込み、弾性を有する水封止部材を前記下枠の固定部の外面と凹部の内面との間に圧縮した状態で介在させ、下枠の床取付け部を脱衣室の床に取付け、下枠の固定部の浴室側の側面の上部に設けた化粧カバー取付け部に化粧カバーの脱衣室側の端部に設けた下枠取付け部を取付け、該化粧カバーにて下枠の化粧カバー取付け部から床パンの脱衣室側の端部に至るまでの部位の上面を覆うものであり、上記水封止部材は下枠の固定部の浴室側の側面と凹部の浴室側の内側面との間に圧縮状態で介在させたものであって、上記受け横片部に受け横片部とは別体の脱衣室側突部を受け横片部の基先方向に移動自在に載置し、該脱衣室側突部を固定手段により受け横片部の突出先部における基先方向の任意の位置で固定し、該脱衣室側突部と上記浴室側突部とで下枠の固定部を挟持して成ることを特徴とする浴室の出入口を形成する開口枠の取付け構造。
  2. 上記受け横片部の突出先端部に垂上片を立設し、垂上片に雌ねじ孔を形成し、該雌ねじ孔に螺合したねじ具の先端で上記脱衣室側突部を浴室側に押圧し、該脱衣室側突部の浴室側の側面で下枠の固定部を浴室側に押圧して成ることを特徴とする請求項1記載の浴室の出入口を形成する開口枠の取付け構造。
  3. 上記水封止部材は下枠の固定部の浴室側の側面と凹部の浴室側の内側面との間に圧縮状態で介在させたものであって、下枠の固定部の浴室側の側面に収納溝部を設け、収納溝部に水封止部材を収納し、該収納溝部に収納された水封止部材を収納溝部の上下底面及び奥面と凹部の浴室側の内側面とで圧縮して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の浴室の出入口を形成する開口枠の取付け構造。
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