JP6004963B2 - 可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具 - Google Patents

可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具 Download PDF

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Description

本発明は、可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具に関する。
可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具が特許文献1に開示されている。
この建具は、上枠と下枠と左右の縦枠で枠体とし、その上枠と下枠とに亘って中間枠材を連結して第1の開口部と第2の開口部を形成し、第1の開口部に障子を開閉自在に取り付けて可動窓とし、第2の開口部にパネルを装着して嵌め殺し窓としている。
特許第3972341号公報
前述した可動窓と嵌め殺し窓を備えた建具は、枠体の相対向した一対の枠材(上枠、下枠)が可動窓と嵌め殺し窓とに渡って連続するので、その一対の枠材を障子収容面の見込み方向一側に障子が当接して支持する一側突出部を有する形状とし、その一対の枠材の嵌め殺し窓となる部分の障子収容面の見込み方向他側に押縁を取り付け、その押縁と一側突出部でパネル装着部としている。
このために、対向した一対の枠材の障子収容面の見込み方向他側寄りの形状が押縁を取り付けできる複雑な形状となるから、対向した一対の枠材がコスト高となる。
しかも、障子を支持する一側突出部と押縁とでパネル装着部としているので、パネル装着部におけるパネルの見付け方向の支持寸法は一側突出部の見付け寸法によって決まるので、パネル装着部におけるパネルの見付け方向の支持寸法を大きくすると一側突出部の見付け寸法が大きくなり、可動窓を開放したとき開口面積が小さくなってしまう。
本発明の目的は、可動窓と嵌め殺し窓とに連続する一対の枠材のコストを安くできると共に、嵌め殺し窓のパネル装着部のパネルの見付け方向の支持寸法を、可動窓を開放したときの開口面積とは関係なく大きくできるようにした可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具とすることである。
本発明は、相対向した一対の第1枠材と相対向した一対の第2枠材を四周枠組して枠体を形成し、当該一対の第1枠材間に中間枠材を連結して複数の開口部を形成し、この開口部内に障子を見込み方向において開閉自在に取り付けた可動窓と開口部内にパネルを装着した嵌め殺し窓とを備えた建具であって、
前記一対の第1枠材には、前記開口部の内側面となる障子収容面の見込み方向他側に、見付け方向に延びる可動窓の障子が当接する他側内向突部を有し、
前記障子収容面における嵌め殺し窓が設けられる部分にはアタッチメントが取り付けられ、
前記アタッチメントは、障子収容面の見込み方向一側寄りで見付け方向に延びる一側支持突部と、障子収容面の見込み方向他側寄りで、かつ前記他側内向突部よりも見込み方向一側寄りで見付け方向に延びる押縁支持突部を有し、
前記一側支持突部の見付け寸法が他側内向突部の見付け寸法よりも大きく、
前記他側内向突部の見付け寸法は押縁支持突部の見付け寸法よりも大きく、
前記押縁支持突部と他側内向突部に第1の押縁が取り付けられて、押縁支持突部と他側内向突部とで第1の押縁の見込み方向の動きが規制され、
前記一側支持突部と第1の押縁とで凹溝状のパネル装着部を形成していることを特徴とする可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具である。
本発明の建具においては、前記一対の第2枠材及び中間枠材には、嵌め殺し窓が設けられる部分において、前記開口部の内側面となるパネル装着面の見込み方向一側寄りに設けた一側支持突部と、そのパネル装着面の見込み方向他側寄りに設けた第2の押縁とでパネル装着部を形成することができる。
本発明の建具においては、前記第1の押縁は、他側内向突部に見込み方向他側への方向の動きを規制して接すると共に、押縁支持突部に見込み方向一側への方向の動きを規制して接することで、見込み方向の動きを規制して支持するようにできる。
このようにすれば、押縁支持突部と他側内向突部とで第1の押縁を見込み方向に動くことを確実に規制できる。
本発明の建具においては、前記第1の押縁は、他側内向突部の見込み方向一側に向かう押縁支持部に接する第1の被支持部と、押縁支持突部の見込み方向他側に向かう押縁支持部に接する第2の被支持部と、見付け方向に延びる案内片を有し、
かつ前記第2の被支持部は第1の被支持部よりも見付け方向外側に位置し、
前記開口部に押縁ガイドを設け、この押縁ガイドに第1の押縁の案内片が接することで第1の押縁が見込み方向他側の方向に移動して第2の被支持部が押縁支持突部の押縁支持部に接するようにできる。
このようにすれば、第1の押縁を見付け方向内側から外側に向けて移動することで、第2の被支持部が押縁支持突部の押縁支持部に接するから、第1の押縁を簡単に取り付けできる。
本発明の建具においては、前記押縁支持突部に見込み方向一側に向かう係合受部を設け、
前記案内片に係合部を、第1の押縁がパネル装着部を形成する所定の見付け方向位置のときに係合受部に係合するように設けることができる。
このようにすれば、第1の押縁を手で持って移動操作する人が、係合部が係合受部に係合する際に発生する音や、クリック感によって、第1の押縁を所定の見付け方向位置まで移動したことを感知できる。
本発明によれば、可動窓と嵌め殺し窓とに連続する一対の第1枠材は、障子収容面に他側内向突部を設けた単純形状であるから、その枠材のコストを安くできる。
また、第1枠材の障子収容面に設けたアタッチメントの一側支持突部と第1の押縁とでパネル装着部を形成しているから、その一側支持突部の見付け寸法を他側内向突部の見付け寸法よりも大きくすることで、パネル装着部におけるパネルの見付け方向の支持寸法を可動窓を開放したときの開口面積に関係なく大きくできる。
また、嵌め殺し窓部分においては第1・第2の押縁を取り外した状態でパネルをけんどん式に嵌め込みできると共に、パネルを嵌め込んだ状態で縦枠に第1の押縁を見付け方向に移動して取り付けできる。
建具の内観図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図2の上半分拡大図である。 図2の下半分拡大図である。 図1のC−C断面図である。 図6のパネル装着部分の拡大図である。 パネルの嵌め込み動作の説明図である。 図7の押縁取付動作の説明図である。 開口幅の異なるパネル装着部の断面図である。
図1、図2、図3に示すように、本発明の建具1は可動窓1a−1の上下に嵌め殺し窓1a−2を有した段窓1aである。
この実施の形態では段窓1aと、段窓1aの左右一方に連続した引き違い窓1bを備えた連窓としてある。
引き違い窓1bは室内側の障子1b−1と室外側の障子1b−2を有している。
段窓1aの見付け方向の寸法は引き違い窓1bの見付け方向の寸法よりも小さい。例えば、ほぼ1/5である。
段窓1aの枠体2は、可動窓1a−1と嵌め殺し窓1a−2とに連続した相対向した一対の第1枠材、例えば左右の縦枠3,3と、相対向した一対の第2枠材、例えば上枠4、下枠7を四周枠組みしてある。
この左右の縦枠3,3間に渡って中間枠材、例えば上部無目5、下部無目6を連結して複数の開口部を形成している。
例えば、左右の縦枠3の上部寄りと上枠4と上部無目5とで上部開口部2aを形成し、左右の縦枠3の上下中間と上部無目5と下部無目6とで中間部開口部2bを形成し、左右の縦枠3の下部寄りと下部無目6と下枠7とで下部開口部2cを形成している。
上部開口部2a及び下部開口部2cにガラスなどのパネル9を装着して嵌め殺し窓1a−2としている。
中間部開口部2bに障子10を開閉自在に取り付けて可動窓1a−1としている。
段窓1aの上枠4、下枠7は引き違い窓1bまで連続し、その上枠4、下枠7に縦枠8を連結することで、上枠4、下枠7、縦枠8と段窓1aの左右一方の縦枠3とで引き違い窓の枠体としてある。
つまり、図1に示す枠体は、上枠4と下枠7と左右一方の縦枠8と左右他方の縦枠3で方形状で、その上枠4と下枠7とに渡って方立(縦枠3)を連結して段窓用の枠体と引き違い窓用の枠体を有する枠体としてある。
段窓1aについて説明する。
なお、図3において紙面の左右方向に向かう方向を見付け方向とし、縦枠3の開口部(中間部開口部2b)の中央に向かう方向を見付け方向内側とすると共に、開口部(中間部開口部2b)の中央と反対側に向かう方向を見付け方向外側とし、紙面の上下方向に向かう方向を見込み方向とし、障子10を開放する側を見込み方向一側、障子10を閉じる側を見込み方向他側とする。
図4、図5において、紙面の左右方向に向かう方向を見込み方向とし、障子10を開放する側を見込み方向一側、障子10を閉じる側を見込み方向他側とし、紙面の上下に向かう方向を見付け方向とし、開口部の中央に向かう方向を内側、開口部の中央と反対側を外側として説明する。
段窓1aの枠体2を形成する上枠4は、図4に示すように見付け方向の内側で見込み方向に向かい、上部開口部2aの内側面となるパネル装着面40と、そのパネル装着面40の見込み方向一側寄りに設けた見付け方向の内側(下方)に向けて延びる一側支持突部41と、パネル装着面40の見込み方向他側寄りに見付け方向の内側(下方)に向けて取り付けた第2の押縁42とで見付け方向の内側に向かう凹溝状のパネル装着部43を有している。
そして、パネル装着部43にパネル9の上縁部を挿入して一側気密材9aと他側気密材9bで支持してある。
この実施の形態では上枠4が引き違い窓1bの上枠を兼用しているので、引き違い窓1bの上枠となる上枠本体4aに段窓1aの上枠となる上枠アタッチメント4bを取り付けて上枠4としている。
上枠本体4aは見込み方向一側レール44と見込み方向他側レール45を備え、一般的な引き違い窓用上枠形状である。
上枠アタッチメント4bは前述のパネル装着面40に一側支持突部41を設けたほぼ鉤形状の断面で、そのパネル装着面40の見込み方向他側寄りに押縁42が取り付けられる。
なお、段窓だけであれば、上枠4はパネル装着面40に一側支持突部41を有し、第2の押縁42を取り付けできる断面形状であれば良い。
段窓1aの枠体2を形成する下枠7は、図5に示すように上枠4と同様に見付け方向の内側で見込み方向に向かうパネル装着面70と、そのパネル装着面70の見込み方向一側寄りに設けた見付け方向の内側(上方)に向けて延びる一側支持突部71と、パネル装着面70の見込み方向他側寄りに見付け方向の内側(上方)に向けて取り付けた第2の押縁72とで見付け方向の内側(上方)に向かう凹溝状のパネル装着部73を有している。
そして、パネル装着部73にパネル9の下縁部を挿入して一側気密材9aと他側気密材9bで支持してある。
この実施の形態では下枠7も引き違い窓1bの下枠を兼用しているので、引き違い窓1bの下枠となる下枠本体7aに段窓1aの下枠となる下枠アタッチメント7bを取り付けて下枠7としてある。
下枠本体7aは見込み方向一側レール74と見込み方向他側レール75を備え、一般的な引き違い窓用下枠形状である。
下枠アタッチメント7bは前述のパネル装着面70に一側支持突部71を設けたほぼ鉤形状の断面で、そのパネル装着面70の見込み方向他側寄りに押縁72が取り付けられる。
なお、段窓だけであれば、下枠7はパネル装着面70に一側支持突部71を有し、第2の押縁72を取り付けできる断面形状であれば良い。
上部無目5の上側部分と下部無目6の下側部分、つまり嵌め殺し窓を形成する部分は、図4、図5に示すように上枠4、下枠7と同様に、パネル装着面50,60と、その見込み方向一側寄りに設けた一側支持突部51,61と、パネル装着面50,60の見込み方向他側寄りに取り付けた第2の押縁52,62とで凹溝状のパネル装着部53,63を有している。
そして、各パネル装着部53,63にパネル9の下縁部、上縁部を挿入して一側気密材9aと他側気密材9bで支持している。
上部無目5の下側部分と下部無目6の上側部分、つまり可動窓を形成する部分は、図4、図5に示すように、見込み方向に向かい障子10の外周面(上面、下面)と対向して障子収容部を形成し、中間部開口部2bの内側面となる障子収容面55,65と、その障子収容面55,65の見込み方向他側寄りに設けた見付け方向の内側に向けて延びる他側内向突部56,66を有している。
左右の縦枠3は図3に示すように、見付け方向の内側に見込み方向に向かい障子10の外周面(縦面)と対向して障子収容部を形成し、開口部の内側面となる障子収容面30と、この障子収容面30の見込み方向他側寄りに設けた見付け方向の内側に向けて延びる他側内向突部31を有している。
左右の縦枠3の中間部開口部2bを形成する長手方向中間の障子収容面30と上部無目5の障子収容面55と下部無目6の障子収容面65とで方形状の障子収容部を形成し、その障子収容部内に閉じ状態の障子10が収容されると共に、各他側内向突部31,56,66の突出端部には見込み方向一側に開口した凹部31a,56a,66aを有し、各凹部に設けた気密材10aが四周連続し、その気密材10aに障子10の見込み方向他側面が接触して気密する。
左右の縦枠3は可動窓1a−1の部分では何ら問題がなく障子10を収容できるが、左右の縦枠3は嵌め殺し窓1a−2においては、パネル9の左右の縦縁部を装着するパネル装着部が存在しないので、パネル9の左右の縦縁部を支持できない。
つまり、段窓1aであるから、縦枠3は可動窓1a−1に対応すべく縦枠3の見付け方向の内側を、障子収容面30と他側内向突部31を有する形状として障子10を収容できるようにしてあると共に、縦枠3は嵌め殺し窓1a−2まで連続しているから、嵌め殺し窓1a−2(上部開口部2a、下部開口部2c)においてはパネル装着部が存在しない。
そこで、図6に示すように嵌め殺し窓1a−2を形成する下部開口部2cを形成する縦枠3の部分、つまり下部無目6と下枠7との間の部分にアタッチメント80を取り付ける。
このアタッチメント80と他側内向突部31とに渡って第1の押縁90を取り付け、アタッチメント80と第1の押縁90とでパネル装着部32を形成する。
このようにすることで、縦枠3を可動窓1a−1と嵌め殺し窓1a−2とに渡って連続させることができる。
この実施の形態では、左右一方の縦枠3は引き違い窓1bの縦枠を兼用するので、その縦枠3の引き違い窓1bを形成する見付け方向の一方の面33を引き違い窓1bに対応した形状としてある。
また、左右他方の縦枠3、つまり躯体に取り付ける縦枠3は、断面形状が略コ字形状の見付け方向外側の外縦枠34に見付け方向内側の内縦枠35を嵌合した形状で、その内縦枠35の見付け方向の内側面が障子収容面30で、他側内向突部31を備えている。
アタッチメント80は図6に示すように、縦枠3の障子収容面30に固着して取り付ける取付部81と、この取付部81の見込み方向他側寄りに設けた見付け方向の内側に向けて延びる押縁支持突部82と、取付部81の見込み方向一側寄りに設けた見付け方向の内側に向けて延びる一側支持突部83とで、見付け方向の内側に向かう断面コ字状の長尺材である。
そして、アタッチメント80の押縁支持突部82と縦枠3の他側内向突部31とで第1の押縁90を支持して取り付け、アタッチメント80と第1の押縁90とで見付け方向の内側に開口した溝形状のパネル装着部32を形成する。
以上の説明は、下方の嵌め殺し窓1a−2を形成する下部無目6、下枠7と縦枠3の下部寄りとで成る下部開口部2cについてであるが、上方の嵌め殺し窓1a−2を形成する上枠4、上部無目5と縦枠3の上部寄りとで成る上部開口部2aも同様である。
アタッチメント80と第1の押縁90の具体形状を図7に基づいて説明する。
アタッチメント80の一側支持突部83の見付け寸法L1は縦枠3の他側内向突部31の見付け寸法L2よりも長い。
これにより、パネル9をパネル装着部32に挿入して支持した状態で一側支持突部83とパネル9との見付け方向の重なり代、つまりパネル9の見付け方向の支持寸法L3を所定の値とし、一側支持突部83でパネル9の見込み方向一側を確実に支持できるようにしてある。
また、縦枠3の他側内向突部31が短いことにより、後述するようにパネル9を下部開口部2cにけんどん式に嵌め込みし易い。
取り付けた第1の押縁90の縦枠3の障子収容面30からの見付け方向の寸法、つまり見付け寸法L4は一側支持突部83の見付け寸法L1と同一、又はそれ以上で、第1の押縁90とパネル9との見付け方向の重なり代、つまりパネル9の見付け方向の支持寸法L5を一側支持突部83による支持寸法L3と同一又はそれ以上とし、第1の押縁90でパネル9の見込み方向他側を確実に支持できるようにしてある。
また、他側内向突部31の見付け寸法L2よりも前述の第1の押縁90の見付け寸法L4が大きく、他側内向突部31の見付け寸法L2に関係なく第1の押縁90と一側支持突部83の見付け寸法を大きくすることで、パネルの見付け方向の支持寸法(L5)を大きくできるので、可動窓1a−1の開放したときの開口面積に関係なく、第1の押縁90によるパネルの見付け方向の支持寸法を大きくできる。
アタッチメント80の押縁支持突部82は板状で、見込み方向一側面82aに係合受部84を有し、見込み方向他側面82bの見付け方向中間には見付け方向の内側に向かうほぼ鉤形状の規制片85を有すると共に、押縁支持突部82の見付け方向の内側端面、つまり先端面が押縁ストッパ部86で、見込み方向他側面82bの先端寄りが押縁支持部87としてある。
そして、規制片85が他側内向突部31の見込み方向一側面31bに接している。
第1の押縁90は見付け方向に向かう板状の本体91と、その本体91の見付け方向の内側端に見込み方向一側に向けて設けた気密材支持部92と、本体91の見込み方向他側面91aの見付け方向の内側端寄りに設けた突片状の見付け方向の内側の第1の被支持部93と、本体91の見込み方向一側面91bの見付け方向の外側端寄りに設けた見付け方向の外側に向かう案内片94と、この案内片94の先端部に設けた係合部95と、本体91の見付け方向の外側端に見付け方向の外側に向けて設けた突出片96からなる見付け方向の外側の第2の被支持部と、本体91の見込み方向他側面91aの見付け方向の外側寄りに設けた突片97を備え、本体91の見付け方向の外側端面が押縁ストッパ部86に当接する被ストッパ部98で、案内片94が突出片96よりも見付け方向の外側まで突出している。
そして、第1の押縁90の係合部95が押縁支持突部82の係合受部84に係合すると共に、被ストッパ部98が押縁ストッパ部86に接することで、第1の押縁90はパネル装着部32を形成する見付け方向の所定の位置に位置決めして見付け方向に抜けないように取り付けられ、本体91と押縁支持突部82が一直線状に連続する。
第1の押縁90の第1の被支持部93が縦枠3の他側内向突部31の見込み方向一側の方向に向かう押縁支持部31cに接し、第1の押縁90の見込み方向他側の方向への動きを規制すると共に、第2の被支持部である突出片96が押縁支持突部82の見込み方向他側の方向に向かう押縁支持部87に接し、第1の押縁90の見込み方向一側の方向への動きを規制することで、第1の押縁90を見込み方向他側の方向、つまりパネル9と離れる方向の動きを規制して支持される。
アタッチメント80の一側支持突部83とパネル9との間が一側気密材9aで気密され、第1の押縁90の気密材支持部92とパネル9との間が他側気密材9bで気密される。また、アタッチメント80の見込み方向一側寄りには、気密材88が設けられており、縦枠3の障子収容面30との間を気密している。
次に、下方の嵌め殺し窓1a−2(下部開口部2c)にパネル9を装着する動作を説明するが、上方の嵌め殺し窓1a−2(上部開口部2a)にも同様にしてパネルが装着される。
図5に示す上部無目5、下部無目6に取り付けた第2の押縁62,72と図6に示す縦枠3に取り付けた第1の押縁90は、まだ取り付けられていない状態である。
これにより、下部開口部2cの上下方向の寸法、つまり下部無目6のパネル装着面60の見込み方向他側寄りと下枠7のパネル装着面70の見込み方向他側寄りとの間の寸法がパネル9の上下寸法より大きい。
図8に示すように左右の縦枠3の他側内向突部31間の左右方向の寸法はパネル9の左右寸法よりも小さいが、パネル9を左右方向に平行に対して斜めの姿勢として矢印aで示すように左右一方側に移動することで、パネル9の左右方向一端部、例えば図8で左側部を左側の縦枠3のアタッチメント80の押縁支持突部82と一側支持突部83との間に挿入し、パネル9の左側部を中心として右側部を矢印bで示すように見込み方向一側方に向けて回動することで、パネル9を左右方向に平行とし、その右側部を右側の縦枠3のアタッチメント80の一側支持突部83と押縁支持突部31との間に対向させることが可能な左右寸法としてある。
前述のようにしてパネル9を左右のアタッチメント80の押縁支持突部82と一側支持突部83との間に挿入した後に、パネル9を左右方向の右側に移動してパネル9を図8に仮想線で示すような取付姿勢として一側気密材9aに接すると共に、図5に示すようにスペーサ9cにパネル9を載置する。
これにより、パネル9を下部開口部2cにけんどん式に嵌め込むことができる。
図9に実線で示すように第1の押縁90を、案内片94を先頭としてパネル9の表面に沿った見付け方向の外側に向けて移動して図7に示すように第1の押縁90を縦枠3の他側内向突部31とアタッチメント80の押縁支持突部82とで見込み方向他側方への動きを規制して取り付ける。
そして、第1の押縁90のガスケット支持部92とパネル9との間に他側気密材9bを押しこむようにして装着する。
前述のようにして第1の押縁90を取り付ける際には、第1の押縁90を注意深く平行姿勢を維持して移動操作し、第2の被支持部である突出片96が押縁支持突部82の押縁支持部87に接すると共に、係合部95が係合受部84に係合するようにするが、誤操作によって第2の被支持部である突出片96が押縁支持突部82よりも見込み方向一側寄り(パネル9寄り)となると第1の押縁90を正しく取り付けできないことがあり、第1の押縁90の取付操作が面倒である。
この実施の形態では、図7に示すように、下部開口部2cにパネル9を入れる際にパネル9と干渉しない取付位置に押縁ガイド20を取り付け、この押縁ガイド20によって第1の押縁90を簡単で正しく取り付けできるようにしている。
例えば、下枠7と縦枠3とのコーナー部に押縁ガイド20を取り付ける。
押縁ガイド20は見込み方向他側面21、一側面22と、見付け方向内側面23、外側面24と、上下面を有した直方体形状で、見込み方向他側面21と見付け方向内側面23とのコーナー部は、見込み方向他側面21側が一側面22側よりも見込み方向の外側となる斜面25である。
そして、押縁ガイド20は、その見込み方向他側面21がアタッチメント80の押縁支持突部82の見込み方向一側面82aと離隔し、両者の間に第1の押縁90の案内片94が入り込むことが可能で、パネル9の表面に沿って移動した第1の押縁90の案内片94が斜面25に接するように取り付けられる。
図9に実線で示すように、第1の押縁90を、その気密材支持部92をパネル9の表面に沿って移動することで、案内片94の先端部が押縁ガイド20の斜面25に接する。
さらに第1の押縁90を移動すると図9に一点鎖線で示すように案内片94が斜面25に沿って摺動することで、第1の押縁90は見込み方向他側の方向に移動して第2の側被支持部である突出片96が押縁支持突部82に見込み方向に接近し、第2の被支持部である突出片96が押縁支持突部82の押縁ストッパ部86と見付け方向に向かい合う。
さらに第1の押縁90を移動すると図9に二点鎖線で示すように、第2の被支持部となる突出片96が押縁支持突部82の押縁支持部87に接し、係合部95が係合受部84よりも見付け方向外側寄り、つまり係合可能な位置となる。
この実施の形態では、押縁支持突部82の先端面、つまり、押縁ストッパ部86及び外側被支持部である突出片96の先端面を斜面とし、その斜面同士が接することで第2の被支持部である突出片96が押縁支持部87に接し易くしてある。
第1の押縁90をさらに移動すると係合部95が係合受部84に係合すると共に、ストッパ部98が押縁ストッパ部86に接し、係合音が発生すると共に、第1の押縁90を移動操作している人が係合したこと(クリック感)を感じるので、第1の押縁90をパネル装着部32を形成する所定の位置まで移動したことを知ることができる。
前述のようにして左右の第1の押縁90を取り付けしたら、図5に示す第2の押縁62,72を取り付け、他側気密材9bを介してパネル9に押しつけることで外れないようにする。
このように、第1の押縁90を縦枠3の他側内向突部31とアタッチメント80の押縁支持突部82とでパネル9と離れないように支持して取り付けしたので、縦枠のパネル装着部とすることができるし、上枠や下枠のパネル装着部とすることが可能である。
しかも、パネル9を平行に対して斜めの姿勢とすることで、押縁支持突部82と一側支持突部83との間にパネル9を挿入できるので、パネル9をけんどん式に嵌め込むことが可能である。
また、第1の押縁90の気密材支持部92の見込み方向の寸法を変えることで、同一のアタッチメント80を用いて開口幅の異なるパネル装着部とすることができる。
例えば、図10(a)に示すように気密材支持部92の見込み方向の寸法を小さくすれば、開口幅H1が大きなパネル装着部となるし、図10(b)に示すように気密材支持部92の見込み方向の寸法を大きくすれば、開口幅H2が小さなパネル装着部とすることができる。
この実施の形態では、可動窓と嵌め殺し窓を備えた段窓としたが、可動窓と嵌め殺し窓を備えた連窓とすることができる。その場合には上枠と下枠を相対向した一対の第1枠材とし、左右の縦枠を相対向した第2の枠材とする。
図2と図3に示すように、この実施の建具は改装建具で、建物躯体に既設枠体の既設上枠100、既設下枠101、既設縦枠102が残存している。
そして、既設上枠100に上枠4が下地材103、スペーサ104を用いて取り付け、既設下枠101に下枠7が下地材105、スペーサ106を用いて取り付け、既設縦枠102に左右他方の縦枠3と縦枠8が下地材107、スペーサ108を用いて取り付けてある。
上枠4と既設上枠100の見込み方向一側面との間を上枠4に設けた気密材109で気密している。
縦枠3,8と既設縦枠102の見込み方向一側面との間を縦枠3,8に設けた気密材114で気密している。
上枠4の見込み方向他側面にカバー112を取り付け、このカバー112と既設上枠100との間を気密材113で気密している。
縦枠3,8の見込み方向他側面にカバー110を取り付け、このカバー110と既設縦枠102との間を気密材111で気密している。
下枠7の見込み方向他側面と既設下枠101との間を下枠3に設けた気密材115で気密している。
1…建具、1a…段窓、1a−1…可動窓、1a−2…嵌め殺し窓、2…枠体、3…縦枠(第1枠材)、4…上枠(第2枠材)、5…上部無目(中間枠材)、6…下部無目(中間枠材)、7…下枠(第2枠材)、9…パネル、10…障子、20…押縁ガイド、25…斜面、30…障子収容面、31…他側内向突部、32…パネル装着部、40…パネル装着面、70…パネル装着面、80…アタッチメント、81…取付部、82…押縁支持突部、83…一側支持突部、84…係合受部、86…押縁ストッパ部、87…押縁支持部、90…第1の押縁、91…本体、92…気密材支持部、93…第1の被支持部、94…案内片、95…係合部、96…突出片(第2の被支持部)。

Claims (5)

  1. 相対向した一対の第1枠材と相対向した一対の第2枠材を四周枠組して枠体を形成し、当該一対の第1枠材間に中間枠材を連結して複数の開口部を形成し、この開口部内に障子を見込み方向において開閉自在に取り付けた可動窓と開口部内にパネルを装着した嵌め殺し窓とを備えた建具であって、
    前記一対の第1枠材には、前記開口部の内側面となる障子収容面の見込み方向他側に、見付け方向に延びる可動窓の障子が当接する他側内向突部を有し、
    前記障子収容面における嵌め殺し窓が設けられる部分にはアタッチメントが取り付けられ、
    前記アタッチメントは、障子収容面の見込み方向一側寄りで見付け方向に延びる一側支持突部と、障子収容面の見込み方向他側寄りで、かつ前記他側内向突部よりも見込み方向一側寄りで見付け方向に延びる押縁支持突部を有し、
    前記一側支持突部の見付け寸法が他側内向突部の見付け寸法よりも大きく、
    前記他側内向突部の見付け寸法は押縁支持突部の見付け寸法よりも大きく、
    前記押縁支持突部と他側内向突部に第1の押縁が取り付けられて、押縁支持突部と他側内向突部とで第1の押縁の見込み方向の動きが規制され、
    前記一側支持突部と第1の押縁とで凹溝状のパネル装着部を形成していることを特徴とする可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具。
  2. 前記一対の第2枠材及び中間枠材には、嵌め殺し窓が設けられる部分において、前記開口部の内側面となるパネル装着面の見込み方向一側寄りに設けた一側支持突部と、そのパネル装着面の見込み方向他側寄りに設けた第2の押縁とでパネル装着部を形成している請求項1記載の可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具。
  3. 前記第1の押縁は、他側内向突部に見込み方向他側への方向の動きを規制して接すると共に、押縁支持突部に見込み方向一側への方向の動きを規制して接することで、見込み方向の動きを規制して支持するようにした請求項1又は2記載の可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具。
  4. 前記第1の押縁は、他側内向突部の見込み方向一側に向かう押縁支持部に接する第1の被支持部と、押縁支持突部の見込み方向他側に向かう押縁支持部に接する第2の被支持部と、見付け方向に延びる案内片を有し、
    かつ前記第2の被支持部は第1の被支持部よりも見付け方向外側に位置し、
    前記開口部に押縁ガイドを設け、この押縁ガイドに第1の押縁の案内片が接することで第1の押縁が見込み方向他側の方向に移動して第2の被支持部が押縁支持突部の押縁支持部に接するようにした請求項3記載の可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具。
  5. 前記押縁支持突部に見込み方向一側に向かう係合受部を設け、
    前記案内片に係合部を、第1の押縁がパネル装着部を形成する所定の見付け方向位置のときに係合受部に係合するように設けた請求項4記載の可動窓及び嵌め殺し窓を備えた建具。
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