JP2016142059A - 天井点検口 - Google Patents

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【課題】高気密住宅のドア開閉時などに蓋体が外れてしまうのを有効に防止でき、かつ、開閉操作性を良好にすることも可能な天井点検口の提供を目的とする。【解決手段】天井1に開設した開口2周りに固定され、開口2を通して天井裏3に入れられた蓋体4を支承して開口2を閉塞する天井点検口であって、前記蓋体4を使用準備回転位置と使用回転位置との間で水平回転自在に支承するとともに、使用準備回転位置から使用回転位置への移動に伴って蓋体4の上面に重合して浮き上がり量を規制する押さえ部5を形成して天井点検口を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は天井点検口に関するものである。
天井に開設した開口周りに固定され、開口を通して天井裏に入れられた蓋体を支承して開口を閉塞する天井点検口としては、従来、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、天井点検口は、開口の内方へ支持片を四周から張り出すとともに、高さの異なる係止部材の一対を開口の上方に対設し、かつ、弾性能を有する係止片を各係止部材の基端に形成する。
以上の天井点検口は、支持片と係止片との間に蓋体を挟着するために、風圧等によって蓋体が煽られて外れるのを防止でき、また、係止片が弾性変形したときにも係止部材が蓋体の上昇を防ぐ。高さのより高い係止部材の一方には、傾斜する蓋体の端縁を開口外方側に呑み込み可能な呑込み凹部が形成されており、蓋体を取り外す際には、ケンドン操作、すなわち先ず最初に、呑込み凹部のある一方の係止部材に面した蓋体の一端縁部側を上方に押せば、対応位置にある係止片が弾性変形を伴って係止解除して蓋体が傾き、次いで、蓋体を傾けた状態のまま呑込み凹部側にスライド移動させれば、反対位置にある係止片も係止解除する。この状態で蓋体の反対側の端縁は係止部材から外れた位置にあり、最後に当該端縁部を上方に押せば、蓋体を取り外すことができる。
特開平7-197639号公報
しかしながら、上述した従来例においては、蓋体の脱着操作性を考慮すると係止片の弾性能を高める必要があるために、蓋体の煽り防止を実質的に係止部材に頼ることになる。この係止部材と蓋体とは、係止片や呑込み凹部の配置スペース等を確保するためにかなりの距離を隔てて配置しなければならず、したがって従来例は、高気密住宅のドア開閉時などに蓋体が大きく浮き上がり、また、その際に蓋体が傾いて側方にずれるなどして外れてしまったり、さらには、外れた蓋体が室内に落下してしまうおそれを避けられないという欠点がある。
さらに、従来例においては蓋体の脱着操作に多大な手間がかかるという欠点もある。
本発明は以上の欠点を解消すべくなされたものであって、高気密住宅のドア開閉時などに蓋体が外れてしまうのを有効に防止でき、かつ、開閉操作性を良好にすることも可能な天井点検口の提供を目的とする。
本発明によれば、上述した目的は、
天井1に開設した開口2周りに固定され、開口2を通して天井裏3に入れられた蓋体4を支承して開口2を閉塞する天井点検口であって、
前記蓋体4を使用準備回転位置と使用回転位置との間で水平回転自在に支承するとともに、
使用準備回転位置から使用回転位置への移動に伴って蓋体4の上面に重合して浮き上がり量を規制する押さえ部5を形成した天井点検口を提供することにより達成される。
本発明によれば、天井点検口は、蓋体4を水平回転自在に支承し、使用準備回転位置と使用回転位置との間での蓋体4の回転移動を許容する。また、使用準備回転位置から使用回転位置への移動に伴って蓋体4の上面に重合する押さえ部5が形成され、この押さえ部5によって蓋体4の使用回転位置での浮き上がり量を規制にする。
したがって使用回転位置に蓋体4を位置合わせすることにより、押さえ部5によって蓋体4を押さえ、蓋体4が天井裏3に移動するのを防止あるいは抑制することができる。また、使用準備回転位置に蓋体4を位置合わせすれば押さえ部5を避けることができるために、例えば当該使用準備回転位置において蓋体4を持ち上げ可能にしておくことにより、蓋体4を天井裏3側に取り外して容易に開口2を開放することができる。蓋体4の取り付けは、以上とは逆に天井裏3で蓋体4を使用準備回転位置に位置合わせして下ろすようにすれば足りる。
さらに、天井裏3への移動を防止、抑制するために蓋体4を水平回転移動によって押さえ部5の下方に潜り込ませ、また、押さえ部5の下方から引き出して取り外し可能にすることにより、蓋体4と押さえ部5とを上下方向に近接配置することができ、これにより、高気密住宅のドア開閉時などに蓋体4が外れるおそれのあるような高さまで浮き上がってしまうのを有効に防止することができる。
以上の天井点検口は、例えば、蓋体4を支承するために形成される支承部12の開口2への張り出し量をやや大きく設定することにより、蓋体4を開口2よりもひとまわり小さい面積にしても支承することができ、また、このような小さな面積を利用して蓋体4を水平回転自在にもすることが可能である。さらに例えば、このような支承部12の上方に所定間隔を隔てて平行に押さえ部5を張り出させ、かつ、張り出し量を支承部12よりも小さくすることにより、水平回転によって蓋体4を押さえ部5の下方へと潜り込ませることが可能である。この場合において、
所定断面形状からなる枠材6の複数を矩形枠状に枠組みして形成され、
各枠材6には、
枠組み状態において内周縁部にフランジ状に張り出す支承片7と、
該支承片7に対して所定間隔を隔てて平行で、かつ、張り出し量のより小さな押さえ片8とを形成すれば、枠材6を共通化して量産性を高めることができる。
また、上述のように押さえ部5等を支承部12等の上方に張り出させてしまうと、蓋体4を天井裏3から下ろして取り付ける際に押さえ部5が邪魔になりやすい。特に、室内側から持ち上げている蓋体4を下ろして取り付ける際には、天井裏3側の押さえ部5の位置が見えないことから、押さえ部5をかわす姿勢に蓋体4を合わせるのが困難になる。この点、上述した押さえ片8の先端部に、支承片7側に向かって移動する蓋体4の周縁に衝接して蓋体4を使用準備回転位置にガイドする傾斜面9を形成すれば、使用準備回転位置におおよそ位置合わせしておいた蓋体4を適宜下ろすだけで押さえ部5をかわして支承部12上へとスムーズに移動させることができる。
さらに、上述のように支承部12と押さえ部5の二重構造を開口2周りの全周に渡って形成した場合には、使用準備回転位置から蓋体4を時計回り、反時計回りのいずれに回転させても使用回転位置へと移動させることができる反面、蓋体4を取り外す際に使用回転位置から使用準備回転位置へと戻そうとしても、上述同様、室内側からの操作では位置合わせするのが難しい。この点、蓋体4の周縁部に衝接して使用準備回転位置から所定の回転方向に往復回転移動自在に蓋体をガイドする回転規制部10を設けた場合には、かかる位置合わせ操作を極めて簡単にすることができるし、回転ストローク終端に至る際の回転方向に基づいて使用準備回転位置と使用回転位置とを識別することも可能になる。
加えて、上述した支承部12と蓋体4との間に気密材11を介装すれば、すきま風の防止や防音性能等の向上、あるいは高気密住宅における気密性の維持には望ましい。さらに、このような気密材11として高摩擦体を採用した場合には、蓋体4の回転抵抗を高めることができるために、振動などによって蓋体4が使用回転位置と使用準備回転位置との間で妄りに移動するのを防ぐことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高気密住宅のドア開閉時などに蓋体が外れてしまうのを有効に防止でき、かつ、開閉操作性を良好にすることも可能な天井点検口を提供することができるために、室内環境や天井裏設備の良好な維持、管理を容易にすることができる。
本発明に係る天井点検口を示す図で、(a)は側面図の半断面図、(b)は平面図の半断面図である。 天井点検口の組み立て方法等を示す斜視図である。 設置状態を示す図で、(a)は一部を破断して示した斜視図、(b)は(a)の3B-3B線断面図である。 蓋体との取り合いを示す図で、(a)は蓋体を天井裏から下ろすときを説明する要部縦断面図、(b)は(a)の4B部分拡大図である。 蓋体の回転移動を説明する図で、(a)は平面図、(b)は(a)の右上部分の拡大図で、天井点検口の一部を破断して示した図である。 蓋体の移動規制を説明する図で、(a)は使用回転位置をとるときの蓋体の隅部との関係を示す図、(b)は使用準備回転位置をとる蓋体の回転規制部との関係を示す図である。
図1および図2に本発明に係る天井点検口Aを示す。この実施の形態において、天井点検口Aは、蓋体4を支承する支承部12と、蓋体4の支承部12上からの浮き上がり量を規制する押さえ部5とを有し、点検用開口部21を囲む矩形枠状に形成される。
上記支承部12は、内周縁部に全周に渡って張り出すフランジ状に形成され、蓋体4の周縁部を支承することにより点検用開口部21を閉塞可能にする。この支承部12が配置される天井点検口Aの下端には、反対の外周縁部に全周に渡って張り出す化粧フランジ22も形成され、これにより天井1の見切り部分を隠すことができる。なお、説明の便宜上、上下等の位置関係については、天井点検口Aの天井1への設置状態を基準にして定義する。
一方、上記押さえ部5は、支承部12同様、内周縁部に全周に渡って張り出すフランジ状に形成され、支承部12に対して蓋体4の厚さに適宜のクリアランスを加味した程度の間隔を隔てて平行に配置される。この押さえ部5は、支承部12の上方に配置され、また、支承部12よりも点検用開口部21への張り出し量がやや小さくされる。
以上の天井点検口Aは、アルミニウム等の金属材料からなり、図2に示すように、同一寸法からなる枠材6の四本を枠組みして形成される。各枠材6は、押し出し成形品であり、具体的には、帯状の見切り片23の両側縁から直交方向に支承片7と押さえ片8を並設し、また、支承片7の反対方向に化粧片24を張り出して形成される。上記見切り片23が天井材25の厚さよりもやや幅広に形成されるとともに、上記支承片7が見切り片23からの張り出し寸法を押さえ片8よりもやや大きくされることにより、各支承片7を内向きに向かい合わせるようにして全ての枠材6を矩形に枠組みすることによって、上述した支承部12、押さえ部5、および化粧フランジ22のそれぞれが支承片7、押さえ片8、および化粧片24の4組を組み合わせて形成される。
また、上記支承片7と化粧片24のそれぞれの上面には、気密性に優れ、かつ、摩擦抵抗の大きい発泡ポリエチレンからなる気密材11が取り付けられる。この気密材11は支承片7等の長手方向に沿って長尺の帯状をなし、枠材6の枠組みに伴って枠材6同様、連続する矩形形状をなす。その幅は、後述する気密性や摩擦抵抗を考慮して適宜決定される。
さらに、上記押さえ片8の基端部からは、見切り片23を延長させるようにして取付片26が延設される。この取付片26は、天井点検口Aをねじ止めによって天井1に取り付ける際の取り付け代として機能するものであり、延設方向の中間部には、上述の枠組みの際に内側に面し、ねじ止め高さ位置の目安となる溝26aが凹設される。加えて、押さえ片8の先端縁には、先端に行くに従って漸次支承片7に近接する傾斜面9が形成される。
以上の枠材6は、四本のそれぞれの両端を合わせて矩形枠状になるように両端が45度の角度で切断され、その枠組みに際しては連結具27(コーナーピース)が用いられる。この連結具27は、枠材6、6の端部同士を連結させるものであり、具体的には、枠材6の端部に連結可能な連結片28の一対を直交方向に配置して略L字形状に形成され、金属板材を略L字状に折曲等することにより製作される。上記連結片28は略板状に形成され、上述した支承片7と押さえ片8との間隔とほぼ一致する程度の幅寸法に形成される。なお、図2において28aは、ダボ出し加工等により板厚方向に押し出して形成される凸部であり、後述する被連結部29との嵌合による連結をスムーズにするために、被連結部29との嵌合時の接触面積を小さく抑えつつ長尺の連結片28をバランス良く所定の厚さ寸法に形成する。
また、以上の連結具27を介して相互に連結可能にするために、枠材6には上述した被連結部29が形成される。この被連結部29は、連結片28を嵌合可能なスロット状の開口部であり、支承片7と押さえ片8のそれぞれの基端部には、見切り片23との間に連結片28の板厚に相当する間隔を隔てて配置され、かかる開口部を区画するようにして対向方向から突条30が突設される。なお、図2に示すように、連結具27の連結片28には六角形状の貫通孔35が設けられており、枠材6の被連結部29に連結片28を挿入後、見切り片23の前記貫通孔35と重合する部分を外方からプレスして、隣接する枠材6を連結する。
したがって天井点検口Aは、一組の枠材6、6の端部同士を連結具27によって直交方向に順次連結することにより、見切り片23によって四周を包囲した矩形枠状に構成される。天井1への設置は、図3に示すように、天井点検口Aとほぼ一致する大きさの開口2を天井1の野縁31、31間に開設し、この開口2内に室内側から天井点検口Aを挿入した上で、取り付け片を貫通して野縁31に木ネジ32をねじ込むことによりなされる。気密材11を介して化粧フランジ22を天井1に圧接させ、対向位置の取付片26、26で一対の野縁31、31に対してねじ止めされることにより、天井点検口Aは、天井1に対して強固に固定され、また、固定状態において開口2との間に高い気密性を確保する。
この状態で天井1には、開口2よりもひとまわり小さいサイズの点検用開口部21が開放しており、かかる点検用開口部21を開閉するための蓋体4は、天井材25を利用して現場施工により製作される。この蓋体4の材料としての天井材25には、上述の開口2を開設する際に切り出した端材を流用することが可能であり、かかる端材を点検用開口部21の広さよりもやや大きい程度にひとまわり小さくサイズ調整して得られる。天井材25の表面にはクロス33が貼り付けられており、上述のサイズ調整に際して天井材25のみを切断し、クロス33を切断せずに残しておくことにより、天井材25の周縁から飛び出すクロス33を利用して周縁周りをも覆えば、図4(a)に示すように、天井材25の室内面のみならず、側面および裏面の周縁部をもクロス33で覆った端材を蓋体4として得ることができる。
また、上述したサイズ調整に際し、蓋体4を押さえ部5の内方に収まる程度のサイズにしておくことにより、図4(a)に示すように、蓋体4を天井裏3から下ろすと、押さえ部5の内方を通過し、その周縁部を支承部12により支承して点検用開口部21を蓋体4により閉塞することができる。さらに、この実施の形態において、蓋体4は平面視正方形からなり、その平面寸法は、点検用開口部21と中心位置を合わせて重なる正規位置において、図4(b)に示すように、周縁が押さえ部5の先端に対して全周に渡って適宜のクリアランス(C)を隔てるように調整される。
加えて、上述のように押さえ片8の先端部には傾斜面9が形成されるために、蓋体4を天井裏3から下ろす際にその周縁が傾斜面9に衝接したときには、この傾斜面9によって押さえ部5内方へとにガイドされる。したがって蓋体4を天井裏3から下ろす際には、図4(b)に示すように、上述したクリアランス(C)に加え、傾斜面9の平面寸法(A)をも加算した正規位置からの平面方向の位置ずれがあっても、これを吸収して支承部12上へとスムーズに載置することができる。
さらに、押さえ部5の先端部には、第2の傾斜面34も形成される。この第2の傾斜面34は、図4(b)に示すように、上述した傾斜面9とは反対の室内側に面し、先端に行くに従って漸次押さえ部5に近接する形状、すなわち上方に向かって傾斜する。したがって蓋体4は、第2の傾斜面34の平面寸法(B)に応じた正規位置からの位置ずれがあっても、第2の傾斜面34にガイドされて支承部12上から天井裏3へとスムーズに持ち上げることができる。
加えてまた、上述した突条30は、図4(b)に示すように、支承部12上に載置された蓋体4の側面に干渉する高さ位置まで突出する。したがって蓋体4は、正規位置において、その周縁と突条30との間隔(S)の範囲で水平移動することができる。この平面移動可能な寸法(S)は、上述した第2の傾斜面34の平面寸法(B)よりも大きく、したがって蓋体4は、正規位置から水平方向にずらすことにより、押さえ片8が上面に干渉して浮き上がりが規制される。
また、蓋体4が正規位置から妄りに水平方向にずれて天井裏3に持ち上げられなくなるのを防ぐために、上述した連結具27には、突出部(回転規制部10)が形成される。この突出部10は、連結具27を構成する一対の連結片28、28のうちの一方にのみ形成され、突条30、30間の隙間を通って内方に向かって突出する。図6(b)に示すように、突出部10の点検用開口部21内方への突出量は、押さえ部5の張り出し量とほぼ近似する。
また、各連結具27は、図5に示すように、上述の突出部10を天井点検口Aの四隅近傍において、後述する使用準備回転位置から蓋体4が水平並進移動するのを禁止し、かつ、天井裏3から見て時計回り(室内側からみて反時計回り)に水平回転移動するのを禁止する位置に配置する。
したがってこの実施の形態において、正規位置やその周辺のクリアランス(C)によって天井裏3へと持ち上げ可能な位置(使用準備回転位置)から蓋体4を室内側において時計回り(図5における矢印方向)に回転させると、その四隅近傍が押さえ部5の下方に第2の傾斜面34の形成範囲を超えて潜り込む位置(使用回転位置)まで蓋体4を移動させることができる。この回転移動操作は、図5(b)および図6(a)に示すように、蓋体4の隅部が突条30と衝接するまですることができ、この状態では上述のように蓋体4の四隅部分の上方に押さえ部5が位置する。このため、例えば以上の天井点検口Aを高気密住宅に設置した場合において、ドア開閉時の圧力によって蓋体4を押し上げる力が働いても、この状態であれば蓋体4が浮き上がることはない。
また、この状態で蓋体4と支承部12との間には、気密材11が点検用開口部21周りの全周に渡って配置されており、化粧フランジ22と天井1との間に配置される上述した気密材11と相まって室内の気密性が高められる。このため、天井点検口Aの設置によって、住宅の高気密性の等級が低下するようなこともない。
天井点検口Aを開放する際には、蓋体4を室内側から見て反時計回りに回転させれば、蓋体4を押さえ部5の下方から引き出して天井裏3へと持ち上げ可能な位置まで復帰させることができる。この回転操作は、蓋体4の周縁が突出部10に衝接するまですることができ、この状態では上述のように蓋体4を持ち上げることができる。蓋体4を持ち上げた後は、必要に応じて、例えば蓋体4を傾けてその矩形の一辺を点検用開口部21の対角線に合わせて室内側に取り外す等すれば、点検用開口部21から天井裏3の設備を点検することができる。なお、上述のように気密材11には摩擦抵抗の大きいものが用いられているために、振動などによって蓋体4が妄りに反時計回りに回転し、開放不能な状態から開放可能な状態へと移行してしまうことはない。
1 天井
2 開口
3 天井裏
4 蓋体
5 押さえ部
6 枠材
7 支承片
8 押さえ片
9 傾斜面
10 回転規制部
11 気密材
12 支承部

Claims (5)

  1. 天井に開設した開口周りに固定され、開口を通して天井裏に入れられた蓋体を支承して開口を閉塞する天井点検口であって、
    前記蓋体を使用準備回転位置と使用回転位置との間で水平回転自在に支承するとともに、
    使用準備回転位置から使用回転位置への移動に伴って蓋体の上面に重合して浮き上がり量を規制する押さえ部を形成した天井点検口。
  2. 所定断面形状からなる枠材の複数を矩形枠状に枠組みして形成され、
    各枠材には、
    枠組み状態において内周縁部にフランジ状に張り出す支承片と、
    該支承片に対して所定間隔を隔てて平行で、かつ、張り出し量のより小さな押さえ片とが形成される請求項1記載の天井点検口。
  3. 前記押さえ片の先端部には、支承片側に向かって移動する蓋体の周縁に衝接して蓋体を使用準備回転位置にガイドする傾斜面が形成される請求項2記載の天井点検口。
  4. 前記蓋体の周縁部に衝接して使用準備回転位置から所定の回転方向に往復回転移動自在に蓋体をガイドする回転規制部を有する請求項2または3記載の天井点検口。
  5. 前記蓋体を支承する支承部と蓋体との間に介装される気密材を有する請求項1ないし4のいずれかに記載の天井点検口。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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