JP2015076641A - 呼制御サーバ、呼制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】呼制御サーバにおいて、ユーザ端末との間に確立した第1の呼をオペレータ端末へ転送可能か否かを判定し、当該判定の結果が転送不可能な場合は、第1の呼を保留し、後にユーザ端末との間に確立する第2の呼の制御に用いられる予約時間を決定し、その決定した予約時間を含むメッセージを第1の呼の発信元であるユーザ端末へ送信する。
【選択図】図2
Description
判定の結果が転送不可能な場合、後に前記ユーザ端末との間に確立する第2の呼の制御に用いられる予約時間を決定する時間決定部と、
時間決定部によって決定された予約時間を含むメッセージを、第1の呼の発信元であるユーザ端末へ送信するメッセージ処理部とを備える。
図1は、第1の実施形態に係るコールセンタシステムの構成例を示す。
第1の実施形態に係るコールセンタシステムは、IVR(Interactive Voice Response)12と、制御サーバ13Aと、オペレータ端末14とを有する。
ユーザ端末11、IVR12、制御サーバ13A及びオペレータ端末14のそれぞれは、CPU、メモリ及び記憶媒体等(何れも不図示)を備えるいわゆる電子計算機である。各装置は、CPU、メモリ及び記憶媒体等を用いて所定のコンピュータプログラムを実行することにより、図2に示す各機能を実現する。
ユーザ端末11は、機能として、呼を制御する呼制御部31と、SMSを処理するSMS処理部32と、WEBを処理するWEB処理部33と、入出力に係るUI(User Interface)を処理するUI部34とを有する。
IVR12は、機能として、呼を制御する呼制御部41と、自動的に着呼に応答する自動応答部42とを有する。
制御サーバ13Aは、機能として、転送処理部51Aと、CB(CallBack)時間決定部52と、SMS処理部53と、WEB処理部54と、ユーザ管理テーブル101と、保留管理テーブル102Aと、CB時間管理テーブル103と、を有する。以下、各機能及びテーブルについて説明する。
ユーザ管理テーブル101は、ユーザに関する情報(「ユーザ情報」という)を管理する。ユーザ情報は、例えば、ユーザID111と、ユーザ名112と、電話番号113と、住所114とを対応付ける。図3に示すレコード110aのユーザ情報は、ユーザID111「1」と、ユーザ名112「野村太郎」と、電話番号113「090−4444−9999」と、住所114「東京都」とを対応付けている。ユーザ管理テーブル101には、過去にサービス事業者のサービスを利用したことのあるユーザのユーザ情報のみが登録されており、新規ユーザの情報は登録されていない。
保留管理テーブル102Aは、保留中の呼を管理する。保留管理テーブル102Aには、IVR12が呼を確立したものの、例えば、全てのオペレータ端末14がビジー(対応不可能)であるため、何れのオペレータ端末14にも転送できない呼が登録(保留)される。
CB時間管理テーブル103は、CB時間に関する情報(「CB時間情報」という)を管理する。CB時間情報は、CB時間131と、予約数132と、最大予約数133と、電話番号134とを対応付ける。CB時間情報は、さらに、ユーザ名135と、用件136とを対応付けてもよい。
転送処理部51Aは、呼の転送および予約CB時間に関する処理を実行する。転送処理部51Aは、IVR12が確立したユーザ端末11との間の呼を、オペレータ端末14へ転送可能な否か判定する。転送処理部51Aは、対応可能なオペレータ端末14が存在する場合、「転送可」と判定し、何れのオペレータ端末14も対応不可能な場合、「転送不可」と判定する。転送処理部51Aは、「転送可」と判定した場合、その呼を対応可能なオペレータ端末14へ転送する。転送処理部51Aは、「転送不可」と判定した場合、その呼を保留管理テーブル102に登録(保留)する。
(1)転送処理部51Aは、ユーザ端末11から予約CB時間が要求された場合、予約CB時間を含むSMSを送信すると判定する。例えば、ユーザ端末11のプッシュ信号から、予約CB時間の要求が選択された場合である。
(2)転送処理部51Aは、ユーザ端末11との間の呼を確立した時点の保留管理テーブル102Aにおける保留数が、閾値よりも多い場合、予約CB時間を含むSMSを送信すると判定する。保留時間が長くなる可能性が高いからである。
(3)転送処理部51Aは、保留時間が閾値以上となった場合、その保留中のユーザ端末11に、予約CB時間を含むSMSを送信すると判定する。ユーザの不満を緩和するためである。
(4)転送処理部51Aは、保留中に切断された場合、その保留中であったユーザ端末11に、予約CB時間を含むSMSを送信すると判定する。新規ユーザの取り逃がしを防ぐためである。
オペレータ端末14は、機能として、呼制御部61と、UI部62とを有する。
呼制御部61は、ユーザ端末11の呼制御部32とほぼ同様であるので、説明を省略する。UI部62は、様々な情報をオペレータ端末14のディスプレイに表示すると共に、オペレータからの入力を受け付ける。UI部62は、例えば、制御サーバ13Aから転送された呼の発信元(ユーザ端末11)の電話番号を表示したり、予約CB時間の一覧を表示したりする。
ユーザ端末11のSMS処理部32は、制御サーバ13Aから予約CB時間を含むSMSを受信すると、UI部34を通じて、図6に示すようなSMSの内容200を表示する。
SMSの内容200から変更用WEBページのURL204が選択されると、ユーザ端末11のWEB処理部33は、UI部34を通じて、例えば、図7に示すような予約CB時間の変更用WEBページ300を表示する。
オペレータ端末14は、CB時間管理テーブル103を参照し(S31)、予約CB時間内に、その予約CB時間に対応する電話番号のユーザ端末11へ発呼する(S32)。
(1)保留時間が長くなりそうなユーザに対して予約CB時間を含むSMSを送信することにより、保留時間が長くオペレータになかなか繋がらないといったユーザの不満を緩和することができる。
(2)ユーザは、電話がオペレータに繋がらない場合、SMSによって通知された予約CB時間に、オペレータからCBしてもらうことができる。よって、何時かけてもオペレータに繋がらないといったユーザの不満を緩和できる。
(3)コールセンタが予約CB時間を決定できるので、時間帯によって大きく変動し得る着呼数を平準化することができる。よって、オペレータの人数をピーク時に合わせる必要がなくなり、オペレータに要するコスト増を抑制することができる。
(4)ユーザは、SMSに含まれるURLから、予約CB時間を容易に変更及びキャンセルすることができるので、オペレータからのCBにユーザが応答してくれる可能性が高くなる。よって、オペレータがCBをしてもユーザが応答しないといったロスを減らすことができる。
(5)保留中に切断されたユーザに対して予約CB時間を含むSMSを送信することにより、オペレータに繋がらなかった新規ユーザの取りこぼしを減らすることができる。
第1の実施形態では、オペレータ端末14からユーザ端末11へCBする実施形態を示したが、第2の実施形態では、ユーザ端末11からオペレータ端末14へかけ直す実施形態を示す。以下、第1の実施形態と同様の構成及び機能を有するブロックには同じ符号を付し、説明を省略する。
制御サーバ13Bは、機能として、転送処理部51Bと、優先時間決定部72と、SMS処理部53と、WEB処理部54と、ユーザ管理テーブル101と、保留管理テーブル102Bと、優先時間管理テーブル106と、を有する。以下、各機能及びテーブルについて説明する。
保留管理テーブル102Bは、保留中の呼を管理する。保留管理テーブル102Bには、IVR12が呼を確立したものの、例えば、全てのオペレータ端末14がビジー(対応不可能)であるため、何れのオペレータ端末14にも転送できない呼が登録(保留)される。
優先時間管理テーブル106は、優先時間に関する情報(「優先時間情報」という)を管理する。優先時間情報は、優先時間161と、予約数162と、最大予約数163と、電話番号164とを対応付ける。優先時間情報は、さらに、ユーザ名135と、用件136とを対応付けてもよい。
転送処理部51Bは、呼の転送および予約優先時間に関する処理を実行する。転送処理部51Bは、IVR12が確立したユーザ端末11との間の呼を、オペレータ端末14へ転送可能な否か判定する。例えば、転送処理部51Bは、対応可能なオペレータ端末14が存在する場合、「転送可」と判定し、何れのオペレータ端末14も対応不可能な場合、「転送不可」と判定する。転送処理部51Bは、「転送可」と判定した場合、その呼を対応可能なオペレータ端末14へ転送する。転送処理部51Bは、転送不可能と判定した場合、その呼を保留管理テーブル102Bに保留する。
(1)転送処理部51Bは、ユーザ端末11から予約優先時間が要求された場合、予約優先時間を含むSMSを送信すると判定する。例えば、ユーザ端末11のプッシュ信号から、予約優先時間の要求が選択された場合である。
(2)転送処理部51Bは、ユーザ端末11との間の呼を確立した時点の保留管理テーブル102Bにおける保留数が、閾値よりも多い場合、予約優先時間を含むSMSを送信すると判定する。保留時間が長くなる可能性が高いからである。
(3)転送処理部51Bは、保留時間が閾値以上となった場合、その保留中のユーザ端末11に、予約優先時間を含むSMSを送信すると判定する。ユーザの不満を緩和するためである。
(4)転送処理部51Bは、保留中に切断された場合、その保留中であったユーザ端末11に、予約優先時間を含むSMSを送信すると判定する。新規ユーザの取り逃がしを防ぐためである。
ユーザ端末11のSMS処理部32は、制御サーバ13Bから予約優先時間を含むSMSを受信すると、UI部34を通じて、図14に示すようなSMSの内容400を表示する。
SMSの内容400から変更用WEBページのURL404が選択されると、ユーザ端末11のWEB処理部33は、UI部34を通じて、例えば、図15に示すような変更用WEBページ500を表示する。
ユーザ端末11は、予約優先時間内に、コールセンタ(IVR12)へ発呼する(S71)。IVR12は、着呼を検知して応答を返し、ユーザ端末11とIVR12との間で呼を確立する(S72)。IVR12は、ユーザ端末11と呼を確立した旨を、制御サーバ13Bへ通知する(S73)。
(1)保留時間が長くなりそうなユーザに対して予約優先時間を含むSMSを送信することにより、保留時間が長くオペレータになかなか繋がらないといったユーザの不満を緩和することができる。
(2)ユーザは、電話がオペレータに繋がらない場合、SMSによって通知された予約優先時間内に電話をかけることで、オペレータに優先的に転送してもらうことができる。よって、何時かけてもオペレータにつながらないといったユーザの不満を緩和できる。
(3)コールセンタが予約優先時間を決定できるので、時間帯によって大きく変動し得る着呼数を平準化することができる。よって、オペレータの人数をピーク時に合わせる必要がなくなるので、オペレータに要するコストを抑制することができる。
(4)第1の実施形態のようにオペレータからユーザにCBする方式の場合、CBにユーザが応答しないというオペレータのロスが発生しうる。しかし、第2の実施形態はユーザにかけ直してもらう方式であるので、予約優先時間内にユーザがかけ直してくれなかったとしても、第1の実施形態のようなオペレータのロスが発生しない。
(5)保留中に切断された新規ユーザに対して予約優先時間を含むSMSを送信することにより、オペレータに繋がらなかった新規ユーザの取りこぼしを減らすことができる。
Claims (6)
- ユーザ端末との間に確立した第1の呼をオペレータ端末へ転送可能か否かを判定し、当該判定の結果が転送不可能な場合は、前記第1の呼を保留する転送処理部と、
前記判定の結果が転送不可能な場合、後に前記ユーザ端末との間に確立する第2の呼の制御に用いられる予約時間を決定する時間決定部と、
前記時間決定部によって決定された予約時間を含むメッセージを、前記第1の呼の発信元である前記ユーザ端末へ送信するメッセージ処理部と
を備える呼制御サーバ。
- 前記判定の結果が転送不可能であって、且つ、保留中に前記第1の呼が切断された場合に、前記予約時間を含むメッセージを前記ユーザ端末へ送信する
請求項1に記載の呼制御サーバ。
- 前記時間決定部は、前記予約時間を選択可能な時間帯の全部または一部を、前記第1の呼を通じて前記ユーザ端末へ通知し、前記ユーザ端末から選択された1の時間帯を前記予約時間に決定する
請求項1又は2に記載の呼制御サーバ。
- 前記転送処理部は、前記第2の呼を保留するにあたり、前記第2の呼の発信元が前記メッセージの送信先のユーザ端末であり、且つ、前記第2の呼を着呼した時刻が前記メッセージに含まれる前記予約時間の範囲内である場合は、当該第2の呼を優先保留とし、前記優先保留でない保留よりも先に前記オペレータ端末へ転送する
請求項1乃至3の何れか1項に記載の呼制御サーバ。
- 前記転送処理部は、前記オペレータ端末に対して、当該メッセージに含まれる前記予約時間の範囲内に、当該メッセージの送信先のユーザ端末との間で前記第2の呼を確立するよう指示する
請求項1乃至3の何れか1項に記載の呼制御サーバ。
- 前記メッセージは、SMS(Short Message Service)、MMS(Multimedia Messaging Service)又はEMS(Enhanced Messaging Service)に基づくメッセージであって、前記メッセージが前記ユーザ端末に到達したことが所定時間以上確認できない場合は、当該メッセージに含まれる前記予約時間を無効とする
請求項1乃至5の何れか1項に記載の呼制御サーバ。
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