JP2004185261A - テーマパークの予約サービスシステムおよびその予約方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各携帯情報端末1および各顧客管理装置4からの予約情報と、入場ゲート6での行列の情報を予約情報とをホスト装置3が一元管理し通し番号の予約番号を発行し、行列者と各携帯情報端末1の利用者の間で公平な予約を行う。又、携帯情報端末1へホスト装置から予約時刻に先立ち、予約再確認を行うことにより、予約の不測のキャンセルが発生することを防止し、また、キャンセルに対する予約変更を行い施設等利用者数の変動に対しても円滑な予約サービスを行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーマパークの予約サービスシステムおよびその予約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テーマパーク等での施設利用やアトラクションの見物をその遊戯施設やアトラクション会場(以下アトラクション施設と称する)の現場で行列して待たなくとも済ませることを目的として、無線端末で予約状況を確認する装置が有る(例えば、特許文献1。)。
【0003】
また、テーマパーク等での情報案内システムについての移動系高速データ通信システムの無線通信方法が検討されている(例えば、非特許文献1。)。
【0004】
この非特許文献1に記載された方法によれば、アトラクション施設の利用を希望する施設から離れた場所であっても無線端末を用いて利用予約を可能とするものであるが、行列してサービス利用を待っている利用客との公平性が図れない等の問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開2001−147965号公報
【0006】
【非特許文献1】九州総合通信局 地域進行のための電波利用に関する調査研究会報告書 「テーマパークに置ける情報案内システムの実現に向けて」報道資料。http://www.kbt.go.jp/press/000424−2.html
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテーマパーク等での情報案内システムにおいては、利用を希望する施設から離れた場所であっても無線端末を用いて利用予約を可能とするものであるが、行列してサービス利用を待っている利用客との公平性が図れないという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、無線通信を利用し遠隔地点からのサービス利用予約を可能とし、行列してサービス利用を待っている利用客との公平性の維持を図ったテーマパークの予約サービスシステムおよびその予約方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のテーマパークの予約サービスシステムは、固有の端末識別情報を有し、アトラクション施設の予約を無線通信手段を用いて行う複数の携帯情報端末と、前記アトラクション施設毎に設置され、固有の基地局識別情報を有して前記携帯情報端末と無線通信を行なう複数の無線基地局と、前記無線基地局とネットワーク接続され、前記アトラクション施設の情報案内、および前記アトラクション施設の予約管理を行うホスト装置と、前記アトラクション施設に設置され、前記アトラクション施設の予約の情報および、前記アトラクション施設の利用に関する情報を前記ホスト装置と直接又は間接的に送受信する顧客管理装置と、前記顧客管理装置に接続され、前記アトラクション施設に行列待ちした時刻を含む予約の情報を前記顧客管理装置を介して前記ホスト装置に入力する入場ゲートとからなり、前記ホスト装置は、更に前記携帯情報端末から送信された前記アトラクション施設の予約の情報、前記顧客管理装置から送信された前記アトラクション施設の予約情報、および前記入場ゲートから前記顧客管理装置を介して送信された前記アトラクション施設の予約情報に基づき予約時刻の早いものから順に一連の予約整理番号を発行して前記予約の待ち行列を管理することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のテーマパークの予約サービスシステムの予約方法は、ホスト装置と、固有の端末識別情報を有する複数の携帯情報端末と、アトラクション施設毎に固有の基地局識別情報を有して設置され前記携帯情報端末と無線通信を行なう複数の無線基地局と、前記アトラクション施設に設置される顧客管理装置と、前記顧客管理装置と接続され前記アトラクション施設の行列待ち情報を入力する入場ゲートとを有するテーマパークの予約サービスシステムの予約方法であって、前記携帯情報端末からの前記アトラクション施設の予約の情報を前記無線基地局に送信し、前記携帯情報端末からの前記予約の情報を前記無線基地局からネットワークを介して前記ホスト装置に送信し、前記顧客管理装置からの前記アトラクション施設の予約の情報、および当該アトラクション施設の利用に関する情報を前記ネットワーク又は前記無線基地局を介して前記ホスト装置に送信し、前記入場ゲートからの前記行列待ち情報を含む予約情報を前記顧客情報端末を介して前記ホスト装置に送信し、前記ホスト装置は、前記携帯情報端末、前記顧客管理装置、および前記入場ゲートから送信された前記アトラクション施設の予約の情報に基づき、予約時刻の早いものから順に予約整理番号を発行して予約の待ち行列を管理することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明のテーマパークの予約サービスシステムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0013】
図1において、テーマパークの予約サービスシステムは、利用客に貸与される携帯情報端末1、無線基地局2、ホスト装置3、顧客管理装置4、ネットワーク5、および入場ゲート6から構成される。また、これらの構成要素のうち無線基地局2、および顧客管理装置4は、通路・広場等の共通区域を含むアトラクション会場や遊戯施設の区域(以下、アトラクション施設と称する)10(#A〜#N)に設置される。
【0014】
携帯情報端末1(#1〜#m)は、テーマパークの入口で希望した利用客に有償で貸与され、例えば、無線LAN等を用いた無線通信手段により、無線LANのアクセスポイント、即ち、無線基地局2(#A、#B…)との間で通信を行なうPDA(個人情報端末)が代表的である。この携帯情報端末1(#1〜#m)と無線基地局2(#A、#B…)との間の無線通信方法は、無線LAN以外の通信手段として、例えば、ブルートゥース(TM)端末機能を具備したPDAとブルートゥース(TM)親局、もしくは、事業場内PHS端末とPHS基地局のような組合せでもであってもよい。
【0015】
また、各携帯情報端末1(#1〜#m)は、1台毎に無線通信を行うための固有の端末識別情報(例えば、製造番号に1対1に対応したIPV6のようなインターネットアドレス)が付加されており、この端末識別情報を予約および利用料金の精算における利用客の特定に利用する。
【0016】
即ち、各携帯情報端末1(#1〜#m)を貸出す時に、例えば、アトラクション施設の利用チケット代金をプリペイド方式か、あるいはクレジットカード方式かを設定する。
【0017】
例えば、プリペイド方式を設定した携帯情報端末1(例えば、#1)には、この端末識別情報に対応して、予め支払われた金額をホスト装置3に記憶させ、実際のアトラクション施設の利用料金を施設の利用に応じてその都度精算する。
【0018】
又、携帯情報端末1(例えば、#2)にクレジットカード方式を設定した場合には、この端末識別情報に対応してクレジットカードの引き落とし先(クレジット会社名、カード番号等)をホスト装置3に記憶させ、実際のアトラクション施設の利用料金を一括して精算する。
【0019】
各無線基地局2(#A、#B…)は、各通路・広場等の共通区域も含む各アトラクション施設10(#A〜#N)毎に、テーマパーク内であれば何処でも携帯情報端末1(#1〜#m)および無線通信を行なう顧客管理装置4(#A、#B…)との間で通信可能な様に設置され、それらの顧客管理装置4(#A、#B…)と送受信した情報・信号をネットワーク5を介してホスト装置3との間で中継する送受信を行う。
【0020】
このネットワーク5は、ケーブル、LAN、専用線等から適宜選択される。
【0021】
ここで、例えば、アトラクション施設10(#A)と無線基地局2(#A)とが対応するように、アトラクション施設10(#A〜#N)と無線基地局2(#A、#B…)は1対1に対応付けられている。
【0022】
又、各無線基地局2(#A、#B…)は、携帯情報端末1(#1〜#m)がテーマパーク内でローミングが可能な様に、各々が無線通信を行うための固有の基地局識別情報を有している。
【0023】
各顧客管理装置4(#A、#B…)は、無線基地局2(#A、#B…)と同様に各アトラクション施設10(#A〜#N)毎に設置されている。例えば、入り口の入場券の発券窓口、アトラクション施設等における予約受付機能、チケット発売機能、また利用客の混雑状況等の情報をホスト装置3に入力するための情報入力機能を有するとともに、ホスト装置3からの案内情報等を例えば、大型の表示器等を用いて表示する。
【0024】
これらの各顧客管理装置4(#A、#B…)で送受信される各種の情報は、ネットワーク5を介してホスト装置3と送受信される。なお、顧客管理装置4(#A、#B…)は、携帯情報端末1(#1〜#m)と同様に無線通信を行ない、無線基地局2(#A、#B…)を経由してネットワーク5に接続されるようにしてもよい(図1のアトラクション施設10(#B)の例)。
【0025】
又、各顧客管理装置4(#A、#B…)は、各アトラクション施設10(#A、#B…)毎に入場ゲート6(#A、#B…)が接続されている。入場ゲート6(#A、#B…)は、例えば、入場者のチケットを読取り、整理番号を発行する機能を有している。
【0026】
即ち、入場チケットを受取ると、そのチケットに付与されている整理番号又はチケット番号を読取り、入場者数をカウントすると共にそのチケットの受取り時刻を顧客管理装置4(#A、#B…)およびネットワーク5を経由しホスト装置3に通知する。
【0027】
なお、入場ゲート6は、このチケットによる入場者数カウントのほか、行列に参加した人数を作業員もしくは、電子機械的手段により計数し、利用客の行列参加時刻の入力を行う方法等であってもよい。また、入場ゲート6は、チケット番号が読取れない場合等は、整理券の発行を行う機能も有している。
【0028】
ホスト装置3は、予約リスト3a、アトラクション情報3b、施設管理情報3c等のデータベースを有し、利用客に交通機関、テーマパークのアトラクション、各種設備、食事サービス等の各種案内および予約を行なうための情報を顧客管理装置4(#A、#B…)および携帯情報端末1(#1〜#m)に提供するサーバ機能を具備している。
【0029】
即ち、ホスト装置3は、各顧客管理装置4(#A、#B…)からのアトラクション施設の利用情報や、携帯情報端末1(#1〜#m)によって行われた予約情報を集計し、予約の待ち行列を管理して、各アトラクション施設10(#A〜#N)の予約集計情報として、ネットワーク5を介して携帯情報端末1(#1〜#m)および顧客管理装置4(#A、#B…)に対して案内を行っている。
【0030】
そして、これらの予約情報やアトラクション情報、施設管理情報の案内情報等は、携帯情報端末1(#1〜#m)が無線基地局2(#A、#B…)との通信によりホスト装置3から常時受信して閲覧できるとともに、ネットワーク5を介してこれらの案内情報の一部を顧客管理装置4(#A、#B…)の大型表示器等で表示、閲覧できる様になっている。
【0031】
ホスト装置3は、これらの案内情報等に基づいて送信された携帯情報端末1(#1〜#m)からの予約人数および予約入力時刻、ならびに顧客管理装置4(#A、#B…)から入力された予約人数および予約入力時刻を集計・整理することによって、各アトラクション施設10(#A〜#N)の予約待ち行列を時々刻々に管理する。そして、アトラクション施設10毎に予約入力時刻の早いものから順に通し番号で予約番号を発行し、その予約番号に対応した施設の利用予定時刻を設定する。
【0032】
又、ホスト装置3は、携帯情報端末1(#1〜#m)によって行われた予約の利用状況をモニタ、記録し、利用客が施設を利用した時に携帯情報端末1(#1〜#m)のそれぞれに設定されたプリペイド方式もしくはクレジットカード方式によって精算処理を行うとともに、予約再確認および予約変更処理を行う。
【0033】
図2は、本発明に用いる携帯情報端末1(#1〜#m)のブロック図である。
【0034】
携帯情報端末1(#1〜#m)は、無線通信部101、制御・記億部103、表示・入出力操作部104、および近傍通信部102から構成され、無線通信部101と近傍通信部102の両者を持たずとも、どちらか一方を具備するだけでもよい。又、携帯情報端末1(#1〜#m)には、端末識別情報として番号「#1〜#m」を表示するバーコード表示1aが貼付けられていてもよい。
【0035】
更に、この携帯情報端末1にPDA(個人携帯情報端末)を使用する場合、例えば、無線通信部101に無線LANカードを使用し、近傍通信部102にブルートゥースモジュールを使用するが、ここでも近傍通信部102を省略し、無線通信部101のみを内蔵した構成としてもよい。
【0036】
このPDAを利用した携帯情報端末1では、制御・記億部103は、PDAが内蔵するCPUおよび内部メモリがその機能を果たし、表示・入出力操作部104はタッチパネル機能付液晶パネルと筐体に取付けられたボタンスイッチ等がその機能を果たしている。
【0037】
図3は、顧客管理装置4の構成を示すブロック図である。以下、図3を用いて顧客管理装置4の構成と動作について説明する。
【0038】
図3において、顧客管理装置4は、通信インタフェース部45、無線通信部401、近傍通信部402、データ処理部46、入出力制御部47、キーボード409、各種読取り装置410、発券装置411、表示器48および予約コーナー8から構成される。この予約コーナー8は複数の予約ボックス7(#a〜#n)から構成され、各々の予約ボックス7(#a〜#n)には、それぞれ近傍通信部412およびディスプレイ49が収容される。
【0039】
図中のキーボード409や各種読取り装置410(例えば、バーコードリーダ)、表示器48などについては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等の構成品を複数台組合せた構成となっていてもよい。
【0040】
本発明では、通信インタフェース45は、ネットワーク接続のためのインタフェースであって、無線基地局2と通信をするための無線送受信手段である無線通信部401、および近傍通信部402、ならびに各予約ボックス7に収容されている近傍通信部412が接続されている。
【0041】
この近傍通信部402は、1台のみの携帯情報端末1と、例えば、数10cm以内の距離で無線通信をするための無線送受信手段である。
【0042】
予約コーナー8に設けられる各予約ボックス7は、近傍通信部412と予約案内を表示したディスプレイ49とを組合せた箱構造の端末である。この近傍通信部412は、予約ボックス7専用の無線送受信手段であるが、機器としての仕様・性能は近傍通信部402と同様であってもよい。
【0043】
また、ディスプレイ49は、CRT表示装置等を用いてアトラクション施設10(#A〜#N)の予約案内を表示するもので、文字板や印刷物等で予約条件を案内表示しているものであってもよい。
【0044】
入出力制御部47は、入場ゲート6、キーボード409、各種読取り装置410、発券装置411をデータ処理部46に接続するための接続・インタフェース装置である。
【0045】
各種読取り装置410は、磁気カードリーダ、バーコードリーダ等で構成され、ここでは、携帯情報端末1(#1〜#m)に貼り付けられたバーコード表示1aを読取り、その端末識別情報を判読するほか、チケット、整理券等に塗布された磁気情報や印刷されたチケット番号等を読取るためにも使用される。
【0046】
発券装置411は、アトラクション施設10のチケット及び整理券を発券をする装置である。
【0047】
図4〜図6は、本発明のテーマパークの予約サービスシステムの携帯情報端末1とホスト装置3の間との各種の動作手順を示すフローチャートである。
【0048】
次に、本発明のテーマパークの予約サービスシステムを用いた予約方法および前記の各構成要素の動作について、図4〜図6および各構成要素のブロック図等を参照して説明する。
【0049】
ここで、PDAの携帯情報端末1(例えば#1)では、その制御・記億部103を構成するPDAのCPUがブラウザのソフトウェアを動作させている。また、携帯情報端末1(#1)の無線通信部101は、例えば、無線LANカードが内部に挿入されてその機能を担い、その無線LANカードを経由してホスト装置3と通信している。又、携帯情報端末1の近傍通信部102は、顧客管理装置4の近傍通信部(図3の符号402)との間で通信する。
【0050】
図4は、予約サービスシステムの携帯情報端末1とホスト装置3との間の「受付」のフローチャートである。
【0051】
以下、携帯情報端末1の受付け時の動作手順について、図4を参照して説明する。
【0052】
携帯情報端末1の利用客は、入場窓口で利用料金を前払いし、例えば、精算方式にプリペイド方式を設定された携帯情報端末1(#1)が貸与される(図4のステップs11)。
【0053】
そこで携帯情報端末1(#1)は、利用者の操作により入場窓口のアクセスポイントである無線基地局2(例えば#A)を介してホスト装置3と通信を行い、利用者の端末識別情報と設定された精算方式を通知する(図4のステップs12)。
【0054】
そして、ホスト装置3は、この携帯情報端末1(#1)の端末識別情報とプリペイド方式による精算方式とを利用者毎にその内部の予約リスト3aに記憶する(図4のステップs13)。他の携帯情報端末1(#2〜#m)についても同様に端末識別情報と精算方式の設定が予約リスト3aに登録される。
【0055】
図5は、予約サービスシステムの携帯情報端末1とホスト装置3との間の「アトラクション施設の利用予約」のフローチャートである。
【0056】
次に、携帯情報端末1の利用客がアトラクション施設10の利用予約を行う際の動作手順を図5を参照して説明する。
【0057】
各無線基地局2(#A、#B…)は、ネットワーク5を介して、ホスト装置3と通信し、必要な情報やデータを携帯情報端末1(#1〜#m)との間を中継している。この情報やデータはホスト装置3のアトラクション情報3bや施設管理情報3cから得られるもので、例えば、場内案内や各アトラクション施設10(#A〜#N)の利用状況が案内されている。
【0058】
そして、携帯情報端末1(#1)は、無線基地局2(#A)を経由してこれらの情報やデータを受信し(図5のステップs21)、PDAが搭載しているブラウザソフトウェアによって表示・入出力操作部104の画面上に例えば、Web画面として表示している。
【0059】
そのWeb画面には、案内項目等に対応して幾つかの表示形式が準備されており、表示・入出力操作部104のタッチパネル機能付液晶パネルから適宜必要項目を利用者が選択入力できるようになっている。ここでは先ず、予約を希望するアトラクション施設10を選び出す(図5のステップs22)。
【0060】
そこで、更に予約に必要な所定の人数や予約時間等の項目が予約Web画面に入力されると(図5のステップs23)、ブラウザソフトウェアを制御する制御・記憶部103によって無線通信部101が駆動され、携帯情報端末1(#1)は無線基地局2(#A)と予約情報の通信を始める。
【0061】
この予約情報には、携帯情報端末1(#1)に付与された端末識別情報が付加されている。そして、携帯情報端末1の無線通信部101から無線基地局2(#A)、ネットワーク5を介してホスト装置3へ予約情報が送信される。するとホスト装置3は、携帯情報端末1(#1)の端末識別情報の認証を行い、申請された予約が利用可能かの予約確認を行なう(図5のステップs24)。
【0062】
つまり、ホスト装置3は、携帯情報端末1(#1)から予約の申請があると、アトラクション施設10の予約リスト3aと参照して、その申込み予約があった時刻の早いものから順に予約番号を付与し、その利用可能な時刻を設定している。そして、ホスト装置3からこの予約確認通知が、往路と逆のルートで携帯情報端末1(#1)に送信される(図5のステップs25)。
【0063】
その後、ホスト装置3は、携帯情報端末1(#1)からの予約確定の通知を待つ(図5のステップs28)と共に、各携帯情報端末1(#1〜#m)および顧客管理装置4(#A、#B…)からのデータを受信し他の予約や、各アトラクション施設10(#A〜#N)の混雑状況等を監視する。
【0064】
一方、携帯情報端末1(#1)は、ホスト装置3からの予約確認通知を制御・記憶部103に記憶するとともに、Web画面にその確認された内容の表示を行ない、利用者はその予約の確定を行う(図5のステップs26)。
【0065】
図7は、携帯情報端末1(#1)の予約画面を説明する図である。
【0066】
図7の申込み予約画面7aには、施設で行われているプログラム名と時間帯が表示され、利用客はその予約希望のプログラム名、予約希望時刻、人数を選択する。そして、下線が引かれた斜体文字部分が携帯情報端末から入力された部分を示している。
【0067】
画面上部の氏名と番号は、携帯情報端末1(#1)の貸出し時に顧客管理装置4のキーボードから入力された利用者の氏名がホスト装置3の予約リスト3aに記憶され、携帯情報端末1(#1)の端末識別情報と合わせて無線通信により、携帯情報端末1に送信され、表示されている。
【0068】
入力は、画面がプルダウン方式で表示され、画面下部の「次へ」、又は「戻る」のタッチボタンを押して、希望する表示がされた時、画面下部の「入力」のタッチボタンを押すとその入力が確定される。
【0069】
例えば、メニューボタンを操作し、申込み予約画面7aを表示させ「次へ」ボタンを押して行くと、予約アトラクション名の番号“4 怪獣冒険旅行”が表示されるので、そこで「入力」ボタンを押せばよい。
【0070】
すると、画面下半分には、この“怪獣冒険旅行”に間する予約情報として、30人毎で1周30分かかり、今では、11時30分にならないと予約できないことが案内される。また現在地が「東入り口広場」で、“怪獣冒険旅行”の施設まで「徒歩15分」かかることが表示されている。
【0071】
そこで、プルダウン入力すると、図7の確認画面7bが表示される。そして、予約希望に合っていることを確認されれば予約の「はい」ボタンを押す(図5のステップs26がYesの場合)。もし、希望にそぐわない予約時間等が回答されてきた場合は、「変更」を押して予約をキャンセル(図5のステップs27)し、予約情報の受信(図5のステップs21)に戻り、再び予約を繰り返す。
【0072】
ホスト装置3は、予約の確認通知後、携帯情報端末1(#1)から予約確定の応答を待つ。そして設定時刻内(例えば、5分以内)に携帯情報端末1(#1)から確定通知の応答を受取ると(図5のステップs28がYesの場合)、その端末識別番号に対応する予約リスト3aの予約内容を確定して記憶し(図5のステップs29)、受信待機状態になる。
【0073】
一方、設定時間内に予約確定の応答が無ければ(図のステップs28がNoの場合)、ホスト装置3は再度予約確認通知を行う(図5のステップs30がYesの場合)。これに対しても予約確定の応答が無ければ、予約は確定されなかったとして予約をキャンセルし(図5のステップs31)、受信待機状態になる。
【0074】
次に、予約コーナー8の予約ボックス7を用いた予約方法について説明する。
【0075】
図8は、予約ボックス7の外観図である。
【0076】
この予約ボックス7(例えば#a)の所定の位置に携帯情報端末1を置くか又は、近付けるだけで顧客管理装置4の通信インタフェース部45と接続される。
【0077】
予約ボックス7(#a)の近傍通信部412は、1台の携帯情報端末1とのみ通信をするため他の携帯情報端末1と混信や干渉を起こさないよう、送信出力および受信感度は低く設定され、更に、そのアンテナ部分が外部の電波を遮蔽している予約ボックス7の筐体に収納されている。
【0078】
ここでは、ディスプレイ49は、アトラクション施設10の予約条件を、例えば、顧客管理装置4の表示器48と同様なCRT表示装置によって予約案内を表示している。そして、アトラクション施設10の利用を希望する利用客は、携帯情報端末1をその予約ボックス7(#a)の所定の位置に置くと、予約ボックス7(#a)は、筐体内の携帯情報端末1に対して呼出信号を常時送信しているので、携帯情報端末1はこれに応答して自分の端末識別情報を近傍通信部102を介して予約ボックス7(#a)の近傍通信部412へ送信する。
【0079】
そして、近傍通信部412が携帯情報端末1からの端末識別情報を受信すると通信インタフェース部45を介してデータ処理部46に携帯情報端末1の端末識別情報を出力する。
【0080】
データ処理部46は、この端末識別情報を受信するとその端末識別情報とその予約条件とを含む予約情報を作成して通信インタフェース部45、ネットワーク5を介してホスト装置3へ送信する(図5のステップs23に相当)。
【0081】
ホスト装置3は、この予約情報について予約リスト3aに登録されている予約情報と照合し(図5のステップs24に相当)、一致するものがあれば予約確認が顧客管理装置4に返信される(図5のステップs25に相当)。顧客管理装置4のデータ処理部46は、この予約確認を更に近傍通信部412から予約ボックス7(#a)の筐体内の携帯情報端末1に送信する。
【0082】
その結果、携帯情報端末1の表示・入出力操作部104にその予約確認が、例えば、図7の画面の7bと同様に表示される。
【0083】
そして、利用者の操作によって携帯情報端末1に表示されている予約確認画面から「ハイ」が押されると、予約確認動作が終わる(図5のステップs26がYesの場合に相当)。
【0084】
この予約ボックス7を複数個集め、各アトラクション施設10の待合室等に設置したものが予約コーナー8である。この予約コーナー8に組込まれた予約ボックス7(#a〜#n)それぞれについての予約条件は、その予約コーナー8が設置されているアトラクション施設10の予約に限られることは無く、他のアトラクション施設10に対する予約条件を設定することができる。
【0085】
このようにして、いずれかの携帯情報端末1を用いた方法による予約が確定されると、携帯情報端末1の利用客は、予約時間近くまでテーマパーク内を移動しながら娯楽を楽しむ。
【0086】
図6は、予約サービスシステムの携帯情報端末1とホスト装置3との間の「アトラクション施設の利用・精算」のフローチャートである。
【0087】
以下、この携帯情報端末1をアトラクション施設10で利用する際の動作手順について、図6を参照して説明する。
【0088】
携帯情報端末1の利用客は、予約をしたアトラクション施設10(#A〜#N)に到着すると、予約の確認を最初に行うが、携帯情報端末1に設定された予約情報の確認処理は大別して2つの手段が取られる。
【0089】
第1の手段は、利用客が予約したアトラクション施設を利用したい時に、当該施設(ここでは、アトラクション施設10(例えば#A)の係員に携帯情報端末1(例えば#1)が渡され、Web画面に表示された予約内容が係員によって確認される(図6のステップs41)。
【0090】
そして、予約条件が一致していればその端末識別情報が、アトラクション施設10(#A)の顧客管理装置4(#A)のキーボード409から入力され、その端末識別情報は入出力制御部47を介してデータ処理部46に出力される。
【0091】
第2の手段は、近傍通信機能によって携帯情報端末1(#1)の端末識別情報を、アトラクション施設10(#A)の顧客管理装置4(#A)が判読するか、もしくは、携帯情報端末1(#1)に貼り付けられたバーコード表示1aを顧客管理装置4(#A)の各種読取り装置410によって判読してデータ処理部46に出力するように構成される。
【0092】
そして、顧客管理装置4(#A)のデータ処理部46から通信インタフェース部45、ネットワーク5を介して、ホスト装置3に携帯情報端末1(#1)の端末識別情報を転送すると、ホスト装置3はその端末識別情報に対応した予約リスト3aの内容を利用済みとして処理し、その結果が顧客管理装置4(#A)に返送される。これにより、携帯情報端末1(#1)は、他のアトラクション施設10の予約ができるようになる。
【0093】
以下は、アトラクション施設10(#A)の利用予約をしていた携帯情報端末1(#1)と、顧客管理装置(#A)との間の近傍通信による無線通信の手順について説明する。
【0094】
アトラクション施設10(#A)の利用を希望する利用客から、係員が携帯情報端末1(#1)を受取ると、この携帯情報端末1(#1)を顧客管理装置4(#A)の近傍通信部402のアンテナに近付ける。すると、近傍通信部402は、携帯情報端末1への呼出信号を送信しているので、携帯情報端末1(#1)はこれに応答して端末識別情報(予約情報を含んでもよい)を応答信号として近傍通信部102を介して顧客管理装置4(#A)の近傍通信部402へ送信する。
【0095】
そして、この携帯情報端末1(#1)からその端末識別情報を受信した顧客管理装置4(#A)の近傍通信部402は、通信インタフェース部45を介してデータ処理部46に端末識別情報と予約情報を出力する。
【0096】
また、携帯情報端末1(#1)にバーコード1aを有する場合、各種読取り装置410(ここではバーコードリーダ)が携帯情報端末1(#1)に貼り付けられたバーコード表示1aを読取り端末識別情報を判読する。そして、各種読取り装置410はその端末識別情報を入出力制御部47を介してデータ処理部46に出力する。
【0097】
そこで、端末識別情報を受信したデータ処理部46は、ネットワーク5を介してホスト装置3と通信して、携帯情報端末1(#1)の予約情報等をホスト装置3との間で送受信する。
【0098】
ホスト装置3は、顧客管理装置4(#A)およびネットワーク5を介して携帯情報端末1(#1)の端末識別情報を受信すると予約リスト3aの内容と比較、照合し、アトラクション施設利用の記録、予約の確認を行い(図6のステップs41)、その結果を顧客管理装置4(#A)と携帯情報端末1(#1)へ通知する。
【0099】
そして、携帯情報端末1(#1)の利用客がアトラクション施設10(#A)を利用するのであれば、例えば、顧客管理装置4(#A)のキーボード409でその携帯情報端末1(#1)の「利用」コマンドを入力する。もしくは、携帯情報端末1(#1)の近傍通信部102を用いて、タッチパネル「利用」ボタンを押して、ホスト装置3に通知する(図6のステップs42)。 この手順が終了すると携帯情報端末1(#1)は、係員から利用客に返却される。
【0100】
また、同時に、携帯情報端末1(#1)は、制御・記憶部103にその施設の「利用」を記録する。即ち、顧客管理装置4(#A)の近傍通信部402を介して「利用」信号が送信される場合は、携帯情報端末1(#1)の近傍通信部102を介して受信し、制御・記憶部103にその施設の「利用」を記録する。
【0101】
更に、アトラクション施設10が空き状態である場合(図6のステップs43がYesの場合)は、予約の有無に拘らずそのアトラクション施設10の利用が可能な様に対応する。
【0102】
ここで、この「利用」情報がホスト装置3で受信されると携帯情報端末1(#1)のアトラクション施設10(#A)における利用料金が精算される(図6のステップs44)。
【0103】
また、この様に各アトラクション施設10を利用する度に精算処理が行われ、テーマパークを退場し、携帯情報端末1(#1)を返却する時に最終的な精算が行われ、支払い手続きが完了する。
【0104】
また、本発明は、携帯情報端末1を有しない利用客についても、各顧客管理装置4(#A、#B…)からアトラクション施設の予約が可能であり、また、アトラクション施設10で行列待ちしている利用客も、その行列待ちの順番を、これらの予約と合わせてホスト装置3による一元管理を可能とし、携帯情報端末1の利用客とそれ以外のテーマパークの利用客が公平性を持った予約を可能とする。以下その概要を説明する。
【0105】
各アトラクション施設10(#A〜#N)に設置された顧客管理装置4(#A、#B…)では、表示器48に、当該アトラクション施設の発券データ、スケジュール、予約状況等が表示され、それらのデータはホスト装置3から供給されている。
【0106】
そして、当該アトラクション施設の混雑、発券状況ほか利用客の利用状況および予約の受付情報が顧客管理装置4の入出力制御部47に接続されたキーボード409から表示器48の表示に従って入力され、その情報を受取ったデータ処理部46は、その内容を通信インタフェース45およびネットワーク5を介してホスト装置3に通知する。
【0107】
また、各顧客管理装置4(#A、#B…)のデータ処理部46は、利用客から受取ったチケットや整理券の記録内容を各種読取り装置410で読取ったデータ、また、各入場ゲート6(#A、#B…)を通過した利用客のデータを受信して、その内容を予約管理情報として通信インタフェース45およびネットワーク5を介してホスト装置3に通知している。
【0108】
例えば、各入場ゲート6(#A、#B…)ではその施設の入場ゲートを通過した利用客のチケットを受取って、そのチケットに付与されている整理番号又はチケット番号を読取り、入場者数をカウントすると共にそのチケットの受取り時刻を顧客管理装置4(#A、#B…)およびネットワーク5を経由しホスト装置3に通知する。
【0109】
従って、ホスト装置3では、各携帯情報端末1(#1〜#m)および、各顧客管理装置4(#A、#B…)からの予約情報、ならびに各入場ゲート6(#A、#B…)で待っている利用客の情報から予約待ち行列を生成して予約リスト3aに記憶して管理している。
【0110】
また、顧客管理装置4において、利用客から予約希望があると、係員は、キーボード409等を操作しアトラクション施設10の名称、開催時刻、人数等の情報を入力する。同様にして、それらの予約情報が顧客管理装置4からホスト装置3に送信される(図5のステップs23に相当)。すると、ホスト装置3は、アトラクション施設10の予約リスト3aと比較・参照をする(図5のステップs24に相当)。
【0111】
即ち、ホスト装置3はアトラクション施設10(#A〜#N)に対する携帯情報端末1(#1〜#m)からの予約申請が行われた時刻、および各顧客管理装置4(#A、#B…)からの予約申請が行われた時刻、ならびに各入場ゲート6(#A、#B…)から通知された行列待ちの時刻を予約情報リスト3aと比較、照合して、早いものから順に統一した予約番号を付与し、その予約番号それぞれに利用予定時刻を設定する。
【0112】
そして、ホスト装置3からその予約の確認結果が、顧客管理装置4(#A、#B…)に送信される(図2のステップs25に相当)。そして、各入場ゲート6(#A、#B…)の係員が予約希望客と予約内容を確認し、更に予約確定を行う(図5のステップs26及びs28)手順を実施する。これによって顧客管理装置4の発券装置411からチケットもしくは整理券が発行され行列待ちの利用者に手渡される。
【0113】
各予約番号に対応した施設の利用予定時刻は、チケットまたは整理券に印刷表示されるか、もしくは顧客管理装置4の表示器48に表示される等の方法で利用客に通知される。
【0114】
なお、各顧客管理装置4(#A、#B…)は、ネットワーク5を介したホスト装置3との送受信によって設置されている場所以外のアトラクション施設10の予約やチケット発行が可能である。
【0115】
図9は、予約リスト3aの一例である。
【0116】
図9の予約リスト3aは、アトラクション施設10(ここでは施設#Eを想定)の予約の待ち行列を示している。例えば、8時30分の開門と同時に整理券E−11を入場ゲート6(#E)で受取った利用客が最初の予約番号21ー1が付与され、2番目は、チケット番号3455の予約客が予約番号21ー2が付与され、そして3番目は携帯情報端末1(#5)からの予約に対して予約番号21ー3が付与されている状況を示している。
【0117】
この様に、各携帯情報端末1(#1〜#m)および各顧客管理装置4(#A、#B…)からの情報と合わせて、ホスト装置3が管理している各アトラクション施設10の予約リスト3aは常に更新されている。
【0118】
従って、本発明のテーマパークの予約サービスシステムでは、それぞれのアトラクション施設で、行列をすることなく離れた場所からの予約が可能になり、携帯情報端末1の利用客は、予約始め各種の案内情報が受信できる利便性が得られる。
【0119】
また、各携帯情報端末1(#1〜#m)および各顧客管理装置4(#A、#B…)からの予約情報をホスト装置3が一元管理しているので、行列待ちをしている利用客始め携帯情報端末1の非利用者と利用者の間で不公平を生じることなく予約および施設の利用順番の管理が行われる。
【0120】
次に、この携帯情報端末1の予約再確認方法について説明する。
【0121】
携帯情報端末1(#1〜#m)を携行したテーマパークの利用客は、場内を移動して、予約したアトラクション施設を順次利用するが、ホスト装置3は、携帯情報端末1(#1〜#m)それぞれの予約に対する施設利用等の状況を監視する。そして、予約時間の一定時間前になると、予約再確認を行う。
図10は、ホスト装置3が予約再確認を行う手順を示すフローチャートである。以下、図10を参照してホスト装置3が予約再確認を行う手順を説明する。
【0122】
例えば、携帯情報端末1(例えば#2)を携行する利用客がアトラクション施設10(例えば#B)での施設利用を午後3時から予約していたとする。ホスト装置3は、携帯情報端末1(#2)からの予約が確定された後、受信待機状態にある(図10のステップs111)。
【0123】
そして、ホスト装置3は、現在の時刻と予約リスト3aを参照し(図10のステップs112)、携帯情報端末1(#2)に対して例えば、予約時間の10分前の2時50分に予約再確認を行い(図10のステップs113)、携帯情報端末1(#2)からの回答を待ち、例えば、送信後3分待っても携帯情報端末1(#2)から応答が無ければ、キャンセルを行う(図10のステップs114がYesの場合)。
【0124】
図11は、その予約再確認における携帯情報端末1(#2)の画面の問い合わせの画面を表した図である。
【0125】
携帯情報端末1(#2)の画面には予約再確認する予約のアトラクションの5「月旅行」、予約時刻午後3時00分、予約再確認の確認応答が無いとその予約をャンセルする通知と、キャンセルするかどうかの問合せがが表示されている。
【0126】
その画面には、利用する(「ハイ」の表示)もしくはキャンセル(「変更」の表示)を確認するタッチパネル表示がある。
【0127】
そして、ホスト装置3は、携帯情報端末1(#2)から、「変更」を押したことによるキャンセル通知を受信すると(図10のステップs115がYesの場合)、更にその予約再確認の問合せを行った予約についてキャンセルを行う(図10のステップs116)。
【0128】
又、このキャンセルは、予約時間に到着が間に合わないことを知った携帯情報端末1(#2)から予約変更申請を行ってキャンセルしてもよい。
【0129】
また、携帯情報端末1(#2)から、「ハイ」を押したことによる利用する回答があると(図10のステップs115がNoの場合)、ホスト装置3は、予約再確認によって、予約リスト3aをそのまま、変更せずに上書き更新する。
【0130】
この様に、ホスト装置3が管理している各アトラクション施設10(#A〜#N)の予約情報(図10予約リスト3a)は、その利用結果とおよび各携帯情報端末1(#1〜#m)からの予約変更情報と合わせて常に更新されている。
【0131】
そして更に携帯情報端末へホスト装置から予約時刻に先立ち、予約再確認を行うことにより、予約の不測のキャンセルが発生することを防止できるので、予約の確認また予約変更の対応を円滑に実施することができる。
【0132】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、テーマパーク内でのアトラクション施設の利用を携帯情報端末から予約をホスト装置に行うことにより、利用希望の施設から離れたところからでも予約ができ、携帯情報端末の利用客は、予約始め各種の案内情報が受信できる利便性が得られる。
【0133】
また、各携帯情報端末および各顧客管理装置からの予約情報と、入場ゲートでの行列待ちの情報を合わせて予約情報としてホスト装置が一元管理しているので、行列待ちの人と携帯情報端末の利用者で、不公平を生じることなく予約および施設の利用順番の管理が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの実施の形態の構成を示すブロック図。
【図2】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの携帯情報端末の構成を示すブロック図。
【図3】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの顧客管理装置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの携帯端末とホスト装置との間の受付け手順を示すフローチャート。
【図5】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの携帯端末とホスト装置との間のアトラクション施設利用予約手順を示すフローチャート。
【図6】本発明のテーマパークの予約サービスシステムの携帯端末とホスト装置との間のアトラクション施設利用・精算手順を示すフローチャート。
【図7】携帯情報端末の予約申込み画面を説明する図。
【図8】予約ボックスの外観図。
【図9】予約リストの図。
【図10】予約再確認を行う手順を示すフローチャート。
【図11】予約再確認における携帯情報端末の画面を説明する図。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
1a バーコード表示
101 無線通信部
102 近傍通信部
103 制御・記億部
104 表示入出力操作部
2 無線基地局
3 ホスト装置
3a 予約リスト
3b アトラクション情報
3c 施設管理情報
4 顧客管理装置
41 キーボード
42 各種読取り装置
45 通信インタフェース部
46 データ処理部
47 入出力制御部
48 表示器
49 ディスプレイ
401 無線通信部
402 412近傍通信部
409 キーボード
410 各種読取り装置
411 発券装置
5 ネットワーク
6 入場ゲート
7 予約ボックス
8 予約コーナー
10 アトラクション・施設等の区域(アトラクション施設)
Claims (9)
- 固有の端末識別情報を有し、アトラクション施設の予約を無線通信手段を用いて行う複数の携帯情報端末と、
前記アトラクション施設毎に設置され、固有の基地局識別情報を有して前記携帯情報端末と無線通信を行なう複数の無線基地局と、
前記無線基地局とネットワーク接続され、前記アトラクション施設の情報案内、および前記アトラクション施設の予約管理を行うホスト装置と、
前記アトラクション施設に設置され、前記アトラクション施設の予約の情報および、前記アトラクション施設の利用に関する情報を前記ホスト装置と直接又は間接的に送受信する顧客管理装置と、
前記顧客管理装置に接続され、前記アトラクション施設に行列待ちした時刻を含む予約の情報を前記顧客管理装置を介して前記ホスト装置に入力する入場ゲートとからなり、
前記ホスト装置は、更に
前記携帯情報端末から送信された前記アトラクション施設の予約の情報、前記顧客管理装置から送信された前記アトラクション施設の予約情報、および前記入場ゲートから前記顧客管理装置を介して送信された前記アトラクション施設の予約情報に基づき予約時刻の早いものから順に一連の予約整理番号を発行して前記予約の待ち行列を管理することを特徴とするテーマパークの予約サービスシステム。 - 前記入場ゲートは、前記アトラクション施設の利用希望者の行列を計測し、その利用希望客の待ち行列参加時刻及び行列人数を前記予約の情報として送信することを特徴とする請求項1記載のテーマパークの予約サービスシステム。
- 前記顧客管理装置は、前記ホスト装置から予約応答として送信した予約番号を整理券に印刷発行することを特徴とする請求項1記載のテーマパークの予約サービスシステム。
- 前記ホスト装置は、予約確認の案内に対して前記携帯情報端末から予約確認が行われない場合、当該予約を変更することを特徴とする請求項1記載のテーマパークの予約サービスシステム。
- 前記顧客管理装置には、少なくとも前記アトラクション施設の名称、予約時刻の予約条件を表示する表示部と、前記携帯情報端末との局所的な近傍通信手段とを有する予約装置が更に設けられていることを特徴とする請求項1記載のテーマパークの予約サービスシステム。
- 前記顧客管理装置は、前記携帯情報端末との局所的な近傍通信手段を有し、前記アクラクション施設の利用に際し、前記近傍通信手段を介して前記携帯情報端末からの端末識別番号と予約情報を前記ホスト装置へ送信することを特徴とする請求項1記載のテーマパークの予約サービスシステム。
- ホスト装置と、固有の端末識別情報を有する複数の携帯情報端末と、アトラクション施設毎に固有の基地局識別情報を有して設置され前記携帯情報端末と無線通信を行なう複数の無線基地局と、前記アトラクション施設に設置される顧客管理装置と、前記顧客管理装置と接続され前記アトラクション施設の行列待ち情報を入力する入場ゲートとを有するテーマパークの予約サービスシステムの予約方法であって、
前記携帯情報端末からの前記アトラクション施設の予約の情報を前記無線基地局に送信し、
前記携帯情報端末からの前記予約の情報を前記無線基地局からネットワークを介して前記ホスト装置に送信し、
前記顧客管理装置からの前記アトラクション施設の予約の情報、および当該アトラクション施設の利用に関する情報を前記ネットワーク又は前記無線基地局を介して前記ホスト装置に送信し、
前記入場ゲートからの前記行列待ち情報を含む予約情報を前記顧客情報端末を介して前記ホスト装置に送信し、
前記ホスト装置は、前記携帯情報端末、前記顧客管理装置、および前記入場ゲートから送信された前記アトラクション施設の予約の情報に基づき、予約時刻の早いものから順に予約整理番号を発行して予約の待ち行列を管理する
ことを特徴とするテーマパークの予約サービスシステムの予約方法。 - 前記ホスト装置は、予約確認の案内に対して前記携帯情報端末から予約確認が行われない場合、当該予約を変更することを特徴とする請求項7記載のテーマパークの予約サービスシステムの予約方法。
- 前記携帯情報端末と前記顧客管理装置との間を近傍通信手段を用いて通信し、前記顧客管理装置が前記携帯情報端末の前記端末識別情報を判読し、予約条件を前記ホスト装置に通知して予約を行うことを特徴とする請求項7記載のテーマパークの予約サービスシステムの予約方法。
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