JP2006134260A - モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法 - Google Patents

モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006134260A
JP2006134260A JP2004325597A JP2004325597A JP2006134260A JP 2006134260 A JP2006134260 A JP 2006134260A JP 2004325597 A JP2004325597 A JP 2004325597A JP 2004325597 A JP2004325597 A JP 2004325597A JP 2006134260 A JP2006134260 A JP 2006134260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
facility
model course
time
course
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004325597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Nagayama
容子 長山
Chiharu Shimizu
千春 清水
Takashi Iguchi
貴史 井口
Yuji Suzuki
祐二 鈴木
Hirohide Yamamoto
洋秀 山本
Ikuyo Suzuki
育代 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2004325597A priority Critical patent/JP2006134260A/ja
Publication of JP2006134260A publication Critical patent/JP2006134260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】特定エリア内の入場定員の規定された複数の施設を各種要因にかかわらず効率的に訪れることのできるモデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法を得ること。
【解決手段】ユーザ103はアミューズメントパーク101に入場するとき無線タグ122の取り付けられた入場券123を購入する。そして、希望する施設等をユーザ端末117から入力する。園内ユーザ情報管理サーバ104は待ち行列集計端末108等と協働して各アトラクション会場111の入場時間と入場の順序を定めたモデルコースを算出し、ユーザ端末117の承認を経て、これらの施設を予約する。待ち行列に直接参加しないので、複数の施設を効率的に訪れることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アミューズメントパーク、イベント会場、展示会場、複数の診療科目を備えた総合病院、複数の映画館を備えた映画施設のように特定エリア内の複数の施設を訪れる可能性のある者としてのユーザに対して、これらの施設を順に訪れるコースを知らせるモデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法に係り、特に、それぞれの施設が一度に入場する入場者数を定員という形で制限する場合に有効なモデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法に関する。
アミューズメントパークや複数の映画館を備えた映画施設等のような特定エリア内に、訪れるべき場所あるいは施設あるいは会場(以下、単に施設という。)が数多く存在する場合、あらかじめ幾つかの代表的な施設を経由するモデルコースをユーザに示して、この中から希望のモデルコースを選択させることが広く行われている(たとえば特許文献1参照)。
また、このような第1の提案を更に進化させた形で、ユーザが自分の興味を示す分野等の個人情報を登録することで、その本人に適したモデルコースを指示させる第2の提案も行われている(たとえば特許文献2参照)。この第2の提案では、ユーザの個人端末に各種情報入力フォームが送られてくる。ユーザが「興味分野」を入力して登録すると、これを基にしてコースが決定されることになる。
ところで、複数の人気施設を備えたアミューズメントパークを特定エリアの例にとって説明すると、行楽シーズンのような大量の入場者が訪れる時期に、これらの人気施設に多くの利用客が集中し、これらの場所にかなり長い待ち時間が発生する場合が多い。そこで、アミューズメントパーク側では、待ち時間の長い人気施設については、待ち行列の最後尾におおよその待ち時間を示した案内板を設置したり、放送で各施設の待ち時間をアナウンスして、特定の施設にユーザが集中することによるユーザの総待ち時間の軽減を図っている。
アミューズメントパークのユーザは、先の第1の提案に示したモデルコースを単に選択して示された施設を順に訪れるのではなく、訪れたい施設を追加したり変更すると共に、待ち時間についての情報を入手して、所定の時間内で最も待ち時間の総計を少なくできるようにコースを決めることが多い。しかしながら、すでに説明したような利用者が集中する時期では、1つの施設に思わぬような長い待ち時間が発生し、全体のスケジュールが大きく狂ってしまう事態の発生も多い。
そこで、ユーザがGPS(Global Positioning System)衛星を用いた位置検出機能を備えた通信端末を使用して、センタ側から各施設を効率的に訪れる指示を受けるようにする第3の提案が行われている(たとえば特許文献3参照)。この第3の提案では、ユーザが通信端末を使用して訪れる予定の複数の施設をこれらの優先順位と共にセンタ側に送信するようになっている。センタ側では、ユーザの現在の位置データを基にして、それぞれの施設までの移動時間とこれらの施設における待ち時間を算出して入場までに要する所用時間を推定することにしている。そして、最も早く該当施設から出ることのできる経路を2つ選択し、この選択動作をユーザが指示した各施設を全部訪れることになるまで繰り返す。このようにして決定した経路を表わした経路データをそのユーザに送信する。ユーザはセンタ側から送られてきた経路データを基にしてアミューズメントパークの各施設を順に訪れることになる。
この提案では、過去の利用時間の平均値を月、日、曜日、祝祭日、天気等の状況ごとに集計し、現在の日付、時刻、祝祭日、天候などのデータを基に推奨経路データを算出するようにしている。
特開2003−256599号公報(第0033〜第0035段落、図2) 特開2001−273324号公報(第0018〜第0022段落、図3) 特開2003−315435号公報(第0030段落、図2、図8)
以上説明したように、従来のモデルコース配信システムでは、ユーザが特定エリア内の複数の施設の中からいくつかの施設を選択して回っていく場合、自分の嗜好情報をセンタ側に与えて、モデルコースを選択してもらうことが行われていた。そして、コースの選択時点にそれぞれの施設までのアクセス時間やそれぞれの施設の待ち時間を予測してモデルコースの選択を行うようにしていた。
しかしながら、このような従来技術によると、コースの選択からさほど時間の経過していない最初に訪れる施設では入場までの時間を効率的に処理できるものの、時間が経過するに従って各施設の待ち時間等の信頼性が低下するといった問題があった。たとえば、当日の天候が急に悪化し、雨が降り出したような場合、混むはずのなかった屋内の施設に長い待ち行列が発生するといった具合である。また、ユーザ自身の都合でコースを途中で変更したような場合は、それ以後の施設を効率的な順路で回ることができるという保証はなかった。
そこで本発明の目的は、特定エリア内の入場定員の規定された複数の施設を各種要因にかかわらず効率的に訪れることのできるモデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)特定のエリア内で1回の入場者数に定員が定められ、かつ1日の入場時刻が予め1または複数回設定されているそれぞれの施設の中で入場を希望する施設を複数指定する希望施設指定手段と、(ロ)この希望施設指定手段で指定を行ったときの施設入場希望者の位置および時刻を測定する位置時刻測定手段と、(ハ)この位置時刻測定手段の測定した位置と希望施設指定手段で指定した残りのそれぞれの施設へのアクセス時間およびこれらの施設の入場までの待ち行列数との関係から最も早く入場できる施設を判別する第1の施設判別手段と、(ニ)1つの施設に入場した後、その施設から退出する予想時刻と、退出したその施設から残りの希望施設の1つまでのアクセス時間およびその施設の待ち行列数との関係から次々と希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定するスケジュール設定手段と、(ホ)第1の施設判別手段によって判別された施設を最初の施設として、スケジュール設定手段で設定したスケジュールに沿って施設入場希望者が希望する施設にそれぞれ入場できる時刻と入場の順序を表わしたモデルコースを算出するモデルコース算出手段と、(へ)このモデルコース算出手段で算出したモデルコースを施設入場希望者の所持する通信端末に配信する配信手段とをモデルコース配信システムに具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、特定のエリア内の複数の施設に入場を希望する者に対して、その者の現在位置と現在時刻とから、最初に入場できる施設をアクセスに要する時間と施設側に最も早く入場できる時間との関係から判別する。そして、残りの施設については、1つの施設の退出予想時刻と次の施設までのアクセス時間およびその施設の入場できる時間との関係から、希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定し、これによりモデルコースを算出する。算出されたモデルコースは、施設入場希望者の所持する通信端末に配信するようになっている。このように各施設を入場時間との関係で示したモデルコースが施設入場希望者に提示されるので、施設入場希望者はこれを基にして各施設を効率的に回る手法を検討することができる。また、その時点でモデルコースの予約を行えば、各施設の現実の待ち行列とは無関係にコースを辿ることができる。
請求項7記載の発明では、(イ)特定のエリア内で1回の入場者数に定員が定められ、かつ1日の入場時刻が予め1または複数回設定されているそれぞれの施設の中で入場を希望する施設を施設入場希望者の所持する通信端末で複数指定する希望施設指定ステップと、(ロ)この希望施設指定ステップで指定を行ったときの施設入場希望者の位置および時刻を測定する位置時刻測定ステップと、(ハ)この位置時刻測定ステップで測定した位置と希望施設指定ステップで指定した残りのそれぞれの施設へのアクセス時間およびこれらの施設の入場までの待ち行列数との関係から最も早く入場できる施設を判別する第1の施設判別ステップと、(ニ)1つの施設に入場した後、その施設から退出する予想時刻と、退出したその施設から残りの希望施設の1つまでのアクセス時間およびその施設の待ち行列数との関係から次々と希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定するスケジュール設定ステップと、(ホ)第1の施設判別ステップで判別された施設を最初の施設として、スケジュール設定ステップで設定したスケジュールに沿って施設入場希望者が希望する施設にそれぞれ入場できる時刻と入場の順序を表わしたモデルコースを算出するモデルコース算出ステップと、(へ)このモデルコース算出ステップで算出したモデルコースを通信端末に配信する配信ステップと、(ト)通信端末から配信ステップで配信したモデルコースを可とする返答があったとき施設入場希望者用にモデルコースを構成するそれぞれの施設を予約する施設予約ステップとをモデルコース配信方法に具備させる。
すなわち請求項7記載の発明では、特定のエリア内の複数の施設に入場を希望する者に対して、その者の現在位置と現在時刻とから、最初に入場できる施設をアクセスに要する時間と施設側に最も早く入場できる時間との関係から判別する。そして、残りの施設については、1つの施設の退出予想時刻と次の施設までのアクセス時間およびその施設の入場できる時間との関係から、希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定し、これによりモデルコースを算出する。算出されたモデルコースは、施設入場希望者の所持する通信端末に配信するようになっている。配信を受けた通信端末から配信ステップで配信したモデルコースを可とする返答があれば、そのモデルコースの予約が行われる。このように各施設を入場時間との関係で予約していくので、各施設の現実の待ち行列とは無関係にコースを辿ることができ、正確かつ効率的に施設を回ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の施設を有する特定エリアに入場した段階で入場を希望する複数の施設の回り方が、施設の入場時間と共に具体的に示されるので、この時点で予約を行うことで、個々の施設で待ち行列に参加するといった時間の無駄がなくなる。しかも、個々の施設をエリアの入場時点で予約できるので、入場者が殺到する施設を時間的に繰り下げて予約する等の手法を採ることで、予約できる施設の数を増加させることができる。しかも、各施設には入場時間あるいはこれから事前に定められた約束の時間までに到達すればよいので、施設間で生じた余り時間を土産物の購買等のように店舗で費やす時間に割り当てることができ、施設以外の残り時間の大半を待ち行列で消費した従来の施設の回り方に比べて、疲労の少ない効率的なコース設定を行うことができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例におけるモデルコース配信システムの概要を表わしたものである。このモデルコース配信システム100は、アミューズメントパーク101に本発明を適用したものである。アミューズメントパーク101は、その園内独自の通信網として、本実施例ではバーチャルプライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Network)102を用意している。バーチャルプライベートネットワーク102は、アミューズメントパーク101内でのユーザ103に関するユーザ情報を管理する園内ユーザ情報管理サーバ104や、ユーザ103のコースを選定するコース選定サーバ105や、各種統計情報を管理する統計情報サーバ106や、アミューズメントパーク101内での各種アトラクションに関する情報を管理する園内アトラクション情報サーバ107および待ち行列集計端末108を接続している。待ち行列集計端末108は、アミューズメントパーク101内でそれぞれアトラクションが行われる場所としての第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nの出入口としてのゲートに設けられた第1〜第nのRFID(Radio Frequency Identification)リーダ1121〜112nと通信ケーブル113によって接続されている。
また、園内ユーザ情報管理サーバ104は、インターネット115を介して携帯電話網116と接続されている。ユーザ103は、GPSの機能を備えた携帯電話機等のユーザ端末117を所持している。この図ではユーザ103を1名しか示していないが、家族連れ等で複数名が同一行動をとる組あるいは団体としてアミューズメントパーク101に訪れる場合には、その中の少なくとも1名がユーザ端末117を所持していればよい。
ユーザ端末117は携帯電話網116に接続された基地局118と無線通信を行うことができる他、GPS衛星119から測位データ121を受信することでユーザ103の位置を測定できるようになっている。また、ユーザ端末117は、ユーザ103の作成した電子メールを送信したり、外部から電子メールを受信する機能も有している。ユーザ103は、アミューズメントパーク101内で、無線タグ122を取り付けた入場券123を所持している。無線タグ122は、IC(Integrated Circuit)タグとも呼ばれており、内蔵の所定のデータを第1〜第nのRFIDリーダ1121〜112nの中で所定の距離範囲にあるものに対して無線で出力するようになっている。
ユーザ端末117を使用して入場を行う以外の者も無線タグ122が取り付けられた入場券123を購入して使用する。ただし、その無線タグ122には性別、身長といった入場券売り場のスタッフや図示しない身長自動測定装置のような簡単に測定できるような情報しか入力されない。したがって、本実施例のモデルコース配信システム100では、ユーザ端末117を使用して入場しユーザ情報の入力を行ったユーザ103と比較すると、アトラクションの予約を行えない等のように幾つかの特典を得ることができない。
図2は、園内ユーザ情報管理サーバの構成を表わしたものである。園内ユーザ情報管理サーバ104は、CPU(中央処理装置)131を備えている。CPU131はデータバス等のバス132を介して、図1に示すインターネット115を介した通信を行うインターネット通信部133と、バーチャルプライベートネットワーク102を介した通信を行うバーチャルプライベートネットワーク通信部134と、ユーザ情報を格納するユーザ情報データベース135と接続されている。
図3は、ユーザ情報データベースの格納領域を示したものである。ユーザ情報データベース135は、図1に示した入場券123の番号をユーザ103の識別情報として扱う入場券番号情報141と、ユーザ103の電子メールのアドレス、年齢、性別、出身地等の個人的な特徴、嗜好、目的のアトラクション等を記したユーザ情報142と、ユーザ103の所持するユーザ端末117がGPSの機能によって検出した位置情報143およびユーザ103に対して設定されるモデルコースを表わしたモデルコース情報144およびユーザ103の少なくとも一部が所持するユーザ端末117と入場券の対応関係を示した入場券端末対応情報145から構成されている。ユーザ103が一人でアミューズメントパーク101を移動する場合には、入場券番号情報141とユーザ端末117は1対1の関係を示すが、たとえば親子連れの場合には1台のユーザ端末117に複数の入場券番号情報141を対応付けることができる。もちろん、家族連れや団体であっても、それぞれがユーザ端末117を個別に所持していれば、これらの間で1つのグループに属することを表わすグループ情報を入場券端末対応情報145に設定しておくことで、アトラクションの予約やレストラン等で同一グループとしての扱いを受けることができる。
入場券番号情報141は、ユーザ103が入場券123に表示された入場券番号をユーザ端末117に入力したもので、園内ユーザ情報管理サーバ104に送信されたものである。入場券123に入場券番号を表わした二次元コード等の情報が記憶されていれば、ユーザ端末117でこれを読み取ることでユーザ103の直接的な入力操作を省略することができる。
図4は、コース選定サーバの構成を表わしたものである。コース選定サーバ105は、CPU151を備えている。CPU151は、データバス等のバス152を介して、コース選定のための情報収集を行う情報収集用通信部153と、収集した情報を基にしてモデルコースを判別するモデルコース判別部154と、判別されたモデルコースをユーザ端末117に通知するモデルコース通知部155のそれぞれと接続されている。
図5は、統計情報サーバの構成を表わしたものである。統計情報サーバ106は、CPU161を備えている。CPU161は、データバス等のバス162を介して、バーチャルプライベートネットワーク102と通信を行う通信部163と、図1に示した第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nでのアトラクションの待ち行列や入場者数を集計し、統計的に時系列で保持するアトラクション集計部164と、天候、気温、風速等の最新の気象情報を収集して格納する気象情報収集格納部165と、過去の気象状況や平日、祝日の配置状態および一日の時間帯による入場者数の推移とアトラクションの待ち行列の関係を表わした待ち行列解析用データベース166のそれぞれと接続されている。
統計情報サーバ106は、気象情報収集格納部165が収集の対象となる気象情報を検出するセンサを内蔵していてもよいし、インターネット115に接続されていて、これを経由して気象観測用の図示しないサーバに接続されていてもよい。統計情報サーバ106への気象情報等は図示しないオペレータによって、図示しないキーボードやタッチパネルによって手で入力するようになっていてもよい。この場合には、後に説明する待ち行列集計端末108と同様にキーボードやディスプレイ等の入出力機器を備えると共に、GUI(Graphical User Interface)を備えて、オペレータの操作しやすい入力環境を実現していることが望ましい。アミューズメントパーク101内の作業員が所持する図示しない携帯端末から気象情報が無線を介して入力されるようになっていてもよい。
ところで本実施例のモデルコース配信システム100では、アトラクションの待ち行列について2種類の待ち行列を設定している。1つはユーザ端末117を使用してアトラクションを予約した際の予約における待ち行列(以下、予約待ち行列という。)である。もう1つは、ユーザ端末117を使用せずにそれぞれのアトラクション会場1111〜111nに並んで予約を行う場合の待ち行列(以下、非予約待ち行列という。)である。
ただし、予約待ち行列は仮想のものであり、ユーザ103は非予約待ち行列の場合と異なり現実に第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nで長時間列を成して待っている訳ではない。実際にはその予約待ち行列に対応した時間だけ繰り下がった時間に開始するアトラクションへの予約が可能である。したがって、本実施例では予約待ち行列の計算は行わず、予約待ち行列に対応した予約が行われることになる。
第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nでは、本実施例の場合、1回のアトラクションの入場定員の80パーセントを予約用の定員に割り振っている。残りの20パーセントを非予約用の定員に割り振っている。ただし、該当するアトラクションが催される会場への入場開始時刻あるいはこれよりもあらかじめ定めた所定時間早い時刻になっても、予約用と非予約用の入場定員の一方が欠員を生じている場合がある。このような場合には、他方の予約待ちのユーザを先着順に予約させることにしている。また、入場定員の何パーセントをユーザ端末117を使用して予約を行うユーザに割り当てるかは、モデルコース配信システム100の管理者が適宜変更できるようになっている。
図6は、園内アトラクション情報サーバの構成を表わしたものである。園内アトラクション情報サーバ107は、CPU171を備えている。CPU171は、データバス等のバス172を介して、バーチャルプライベートネットワーク102と通信を行う通信部173と、アトラクションの待ち行列を予約待ち行列と非予約待ち行列の双方について収集するアトラクション待ち行列収集部174と、ユーザ端末117を使用してアトラクションの予約を行うアトラクション予約部175と、図1に示したアミューズメントパーク101内の各アトラクションについての固定データを格納したアトラクションデータベース176のそれぞれと接続されている。各アトラクションについての固定データとは、第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nの位置情報、定員、年齢や身長等のアトラクションの利用条件、運転時間、ユーザ103の平均滞在時間、営業時間等のデータから構成されている。
図7は、待ち行列集計端末の構成を表わしたものである。待ち行列集計端末108は、制御部本体108Aと、表示部としてのディスプレイ108Bおよびデータ入力手段としてのキーボード108Cならびにマウス108Dから構成されている。制御部本体108Aは、CPU181を備えている。CPU181は、データバス等のバス182を介して、図1に示すバーチャルプライベートネットワーク102と通信を行う通信部183と、同じく図1に示す通信ケーブル113を介して第1〜第nのRFIDリーダ1121〜112nの読取情報をリアルタイムあるいはこれに近い時間間隔で入力する読取情報入力部184と、ユーザ103別のアトラクション会場の入場履歴を記憶するユーザ別入場履歴記憶部185と、ディスプレイ108Bの表示制御を行う表示制御部186と、キーボード108Cならびにマウス108Dからデータを入力するデータ入力部187のそれぞれと接続されている。読取情報入力部184によって読み取られた情報は、リアルタイムあるいはこれに近い時間間隔で、通信部183によって統計情報サーバ106および園内アトラクション情報サーバ107に送信されるようになっている。
次に、以上のような構成のモデルコース配信システム100における各種制御を、図1〜図7と共に説明する。
図8は、本実施例のアミューズメントパークに入場した際のユーザ端末の操作の流れを表わしたものである。ユーザ103は、アミューズメントパーク101の図示しない入場券売り場で入場券123を購入すると、ユーザ端末117から所定のユーザ情報を入力する(ステップS201)。ユーザ情報の入力は、たとえばこのアミューズメントパーク101のURL(Uniform Resource Locator)にアクセスして、表示されたユーザ情報入力フォームからプルダウン式等で表示される項目を選択する等によって簡易に入力することができる。入力項目は、電子メールのアドレス、年齢、性別、出身地等の個人的な特徴、嗜好、目的のアトラクション等のうちそのアミューズメントパーク101がユーザ103側に入力を希望したものである。これらのデータは予めユーザ103が自宅の図示しないパーソナルコンピュータを使用してアミューズメントパーク101側に送信しておき、会員登録を行っておくことでも実現できる。
また、ユーザ103は、たとえば家族連れで入場する等のグループで入場する場合に、1台のユーザ端末117で予約等を制御する各家族のユーザ情報を入力する。同一の行動をとる家族等のグループが複数のユーザ端末117を所持する場合には、これらを1つのグループ内のユーザ端末117であるとして連携関係を登録することもできる。後者の場合には、途中で別行動を採る者がいる場合に、その時点あるいは該当するアトラクション等で連携関係を解除することができる。
図9は、ユーザ情報入力フォームをユーザ端末でスクロールした場合の幾つかの表示画面を表わしたものである。ユーザ103はユーザ端末117の表示画面をスクロールすることで、この図で(a)〜(c)で示された表示画面を呼び出して、必要な情報を入力することになる。同図(c)に示すアトラクションやレストランおよび店舗のうちでユーザ103が立ち寄ることを希望しているものに対して、最も効率的に立ち寄るためのコースがモデルコース配信システム100によって選択されることになる。
ユーザ情報の入力が終了したら、ユーザ103は、次にユーザ端末117からGPS機能を使用して、入場を行った地点の位置情報を取得し(ステップS202)、この位置情報とすでに作成したユーザ情報を園内ユーザ情報管理サーバ104に送信する(ステップS203)。これで、ユーザ端末117を用いたユーザ情報等の送信処理が終了する(エンド)。ユーザ103は、この後、このモデルコース配信システム100からモデルコースについての返答が電子メールで受信されるかを待機することになる。
図10は、園内ユーザ情報管理サーバの処理の流れを表わしたものである。園内ユーザ情報管理サーバ104は、ユーザ端末117から送信されたユーザ情報等の受信(ステップS221)と、コース選定サーバ105からモデルコースの返答(ステップS222)およびユーザ端末117からのモデルコースを承諾する旨の返答(ステップS223)のいずれかが来るのを待機している。図8のステップS203でユーザ端末117から送信されたユーザ情報等がインターネット115を経由して受信された場合には(ステップS221:Y)、コース選定サーバ105に対してモデルコースの算出を依頼する(ステップS224)。このとき、該当するユーザ103についてコース選定サーバ105に必要なユーザ情報等を送信することになる。
図11は、コース選定サーバの処理の流れの概要を表わしたものである。コース選定サーバ105は、図10のステップS224で園内ユーザ情報管理サーバ104からモデルコース算出依頼があると(ステップS241:Y)、統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107に対して、モデルコース算出のための情報の収集を依頼する(ステップS242)。そして、これら2つのサーバ106、107から収集された情報が送られてくるのを待機する(ステップS243)。統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107から情報が送られてきたら(Y)、これらの情報と園内ユーザ情報管理サーバ104から送られてきたユーザ情報等を用いて、該当するユーザについてのモデルコースを算出する(ステップS244)。そして、算出されたモデルコースを園内ユーザ情報管理サーバ104に送信することになる(ステップS245)。コース選定サーバがステップS244で行うモデルコースの算出の具体的な処理については、後に具体的に説明する。
図12は、待ち行列集計端末による待ち行列集計結果の送信処理を表わしたものである。待ち行列集計端末108は、第1〜第nのRFIDリーダ1121〜112nによって入場券123を読み込むか(ステップS261)、あるいはアトラクションの会場の予約が完了した者について会場入場の時間が経過したかどうか(ステップS262)を常にチェックしている。そして、入場券123の読み取りが行われるたびに(ステップS261:Y)、ユーザ端末117を使用して予約処理を行ったユーザ103の所持する入場券123であるかどうかを読み取ったユーザ情報によって判別する(ステップS263)。ユーザ端末117を使用して予約処理を行ったユーザ103の所持する入場券123である場合には、図12の処理で非予約待ち行列の集計は行わないので、そのまま処理を終了する(リターン)。
一方、ユーザ端末117を使用して予約処理を行ったユーザ103の所持する入場券123ではないことが判別された場合には(ステップS263:N)、現時点で該当するアトラクション会場111で待ち行列が発生しているかどうかを判別する(ステップS264)。ユーザ端末117を使用しないでアトラクション会場111に来たが幸いにも次のアトラクションの定員が満員となっておらず待ち行列が発生していない場合には(N)、同様に非予約待ち行列の集計は行わないので、そのまま処理を終了する(リターン)。
次のアトラクションの定員が満員となっていて待ち行列が発生している場合には(ステップS264:Y)、入場券1枚が入場者1名に対応しているので、数値“1”を待ち行列に加算する(ステップS265)。そして、これによってそのアトラクションについて得られた非予約待ち行列数を統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107に送信する(ステップS266)。複数人のグループが相次いで入場券123をRFIDリーダ112で読み取らせた場合には、ステップS261から始まる同様の処理が繰り返されるので、非予約待ち行列数が順に増加して統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107に送信されることになる。
一方、次のアトラクションのための会場入場の時間が到来すると、非予約待ち行列としてカウントされている各入場券123の所持者の中で次のアトラクションに参加できる者は会場に入場することが許される。そこで、該当するアトラクションの会場の入場時間が経過すると(ステップS262:Y)、その時点の非予約待ち行列数から、ユーザ端末117を使用してアトラクション会場に入場できる予約処理を行ったユーザ103以外の入場者の数を減算する(ステップS267)。たとえば非予約待ち行列としてカウントされている数が100名であり、1回のアトラクションでユーザ端末117を使用してアトラクション会場に入場できる予約処理を行ったユーザ103以外の入場定員が20名であれば、前者から後者を差し引いた80名が非予約待ち行列数となる。このようにしてステップS267で算出された非予約待ち行列数は、統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107に送信される(ステップS266)。
以上説明したステップS261〜S267の処理は、アミューズメントパーク101が開園している期間中、比較的短い時間間隔で繰り返し行われる。したがって、第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nごとの非予約待ち行列数は、リアルタイムに近い状態で、統計情報サーバ106と園内アトラクション情報サーバ107に伝達されることになる。
図13は、統計情報サーバの処理を表わしたものである。統計情報サーバ106は、現在の気象情報を収集し(ステップS281)、待ち行列集計端末108からステップS263でリアルタイムに近い頻度で送られてくる第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nごとの非予約待ち行列数を収集する(ステップS282)。そして、待ち行列解析用データベース166から、現在の気象、カレンダの日付の状態と現在の時刻、現時点のそれぞれのアトラクションにおける待ち行列数と当日における待ち行列数の推移を基にして、過去の同様のパターンを参照しながら当日の閉園までの第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nの待ち行列の推移を予測演算する(ステップS283)。
そして、前回のステップS283の処理が行われてから今回の処理が行われるまでに情報収集要求がコース選定サーバ105からあった場合には(ステップS284:Y)、該当するアトラクションについての閉園までの当日の待ち時間の推移を表わした統計的なデータをコース選定サーバ105に送信する(ステップS285)。ステップS284で、情報収集要求が到来していないと判別された場合には(ステップS284:N)、ステップS285による処理は省略され、再びステップS281の処理に戻ることになる(リターン)。
なお、当日の入場者数が多く、図12のステップS263による情報収集要求が頻発する場合には、ステップS283の処理が行われた時点で第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nごとの閉園までの当日の待ち時間の推移を表わした統計的なデータを画一的にコース選定サーバ105に送信するようにしてもよい。また、統計情報サーバ106から送信するデータは「待ち時間」ではなく、「待ち行列数」であってもよい。
図14は、統計情報サーバに気象情報を作業員によって手入力あるいは前記した携帯端末によって入力する場合の入力用画面の一例を示したものである。すでに説明したように、統計情報サーバ106は各種の手法によってこれらの気象情報をリアルタイムに入手することができる。
図15は、園内アトラクション情報サーバの処理を表わしたものである。園内アトラクション情報サーバ107は、待ち行列集計端末108からステップS266で送られてくる非予約待ち行列数の受信(ステップS301)と、園内ユーザ情報管理サーバ104からのモデルコースの予約(ステップS302)と、コース選定サーバ105によるステップS242の情報収集(ステップS303)のいずれかが行われるのを待機している。非予約待ち行列数の受信が行われた場合には(ステップS301:Y)、第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nに関する非予約待ち行列数を最新のものに更新する(ステップS304)。
また、モデルコースの選定に伴ってアトラクションの予約が行われた場合には(ステップS302:Y)、該当するアトラクションの予約が行われる(ステップS305)。アトラクションの予約が行われると、ユーザ端末117を使用して予約処理を行ったもののそのアトラクションに参加できなかったユーザ103について待ち行列が潜在的に発生することになる。ただし、すでに説明したようにこの場合には予約が行われるアトラクションの時間が遅い方に移動していくだけであり、ユーザ103は待ち行列に参加する必要がない。レストランや土産店等で、予約の行われたアトラクションの時間まで時間を潰すことが可能である。
そこで、本実施例では無線タグ122から発せられる情報を用いることで予約待ち行列と非予約待ち行列を区別し、待ち行列から予約を行った者を除外している。そして、このようにして算出された第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nごとの非予約待ち行列数と、ユーザ端末117を使用して予約を行う際の各アトラクションごとの予約可能数を算出しており、ステップS303で情報収集の要求があった場合には(Y)、各アトラクションごとの非予約待ち行列数とユーザ端末117を使用して予約を行う際の各アトラクションごとの予約可能数をコース選定サーバ105に送信する(ステップS306)。
図16は、コース選定サーバによるモデルコースの算出処理を具体的に表わしたものであり、図11のステップS244の処理の具体化である。コース選定サーバ105は、まず、ユーザ端末117を所持したユーザ103についての個人情報およびそのユーザ103と一緒に行動する家族等の各個人情報を基にして、ユーザ103単独、あるいは一緒に行動するグループを構成する者について、図9(c)で希望したアトラクション、レストラン、店舗の中から不適切なものがあればこれらをコースの対象から除外する(ステップS321)。たとえば小学生同士のグループで、身長や年齢制限によって特定のアトラクションへの参加がグループ全員について適さないとされるような場合には、そのようなアトラクションがモデルコースを構成するアトラクションから除外されることになる。
次にコース選定サーバ105は、ユーザ端末117の現在位置から、ステップS321で除外後の各アトラクション会場111までのアクセス時間を、個人情報の中の最も長く掛かる要因を基準として算出する(ステップS322)。たとえば図9(a)に示した表示画面で「年齢10歳未満70歳以上」、「心臓が弱い」あるいは「妊娠中」等のチェックボックスにチェックがされていたような場合には、平均的なアクセス時間に所定の割合で時間を加算し、これによって得られた長めのアクセス時間で計算を行う。
次にコース選定サーバ105は、現在の時刻が食事に適当な時刻であるかどうかをチェックする(ステップS323)。ユーザ103がアミューズメントパーク101に到着した時刻によっては、まず食事を済ます場合があるからである。食事時刻であれば(Y)、モデルコースとしてアミューズメントパーク101内のレストランの予約が希望されているかどうかをチェックする(ステップS324)。これは、弁当を持参する等でレストランに食事に行く必要がない場合があるからである。
レストランの予約が希望されている場合には(Y)、レストランの予約を行う(ステップS325)。このときは、現在地の位置情報から該当のレストランまでのアクセス時間を考慮してそのレストランの予約が行われる。
ステップS323で食事時刻でないと判別された場合(N)や、ステップS324でレストランの予約が必要でないとされた場合(N)には、その時点でアミューズメントパーク101内の他のアトラクション会場111を更に回る時間が残っているかどうかのチェックが行われる(ステップS326)。ステップS325でレストランの予約を行った場合にはと、そのレストランで食事が終了する時刻を基にして残時間の有無が判別される。
ステップS326でアミューズメントパーク101の他のアトラクション会場111を更に回る時間が残っていると判別された場合には(Y)、希望していたアトラクションの残りが存在するかどうかのチェックが行われる(ステップS327)。アトラクションの残りがあれば(Y)その位置(レストランで食事をした場合のレストランの位置あるいはアトラクションが終了した場合にはその位置)から残りの各アトラクション会場111までのアクセス時間を考慮して最短に開催時間を予約できるアトラクションを決定する(ステップS328)。そして、再びステップS323に戻る。このようにして、予定していた時間の範囲内で、食事の時間を除いてアトラクションの予約が進行する。
希望するアトラクションが多すぎて全部の予定が組めないうちにアミューズメントパーク101の閉館等の制限時間になったら(ステップS326:N)、その時点までに予約したアトラクション等の開始時刻や終了時刻を時系列に配置したモデルコースの編集を行う(ステップS329)。ユーザ103がお土産店等の店舗を訪れることを希望していた場合には、各アトラクションの予約の間に生じた空き時間にこれらの店舗までのアクセス時間を配慮して、これらの店舗に訪れる時間を挿入する。コース選定サーバ105は、以上のようにして編集したモデルコースの詳細を園内ユーザ情報管理サーバ104に送信する(ステップS330)。
これに対して、制限時間に到達しないうちに希望したすべてのアトラクションの予約が行われた場合には(ステップS327:N)、すべてのアトラクション終了後に夕食等のためにレストランの予約が必要であるかどうかをチェックする(ステップS331)。予約が必要とされている場合には(Y)、最後に予約したアトラクション会場111からのアクセスを考慮してそのレストランを予約する(ステップS332)。そして、ステップS329に進んで各予約を基にしたモデルコースを編集することになる。ステップS331でレストランの予約が必要でない場合も(N)、同様にステップS329に進むことになる。
図10に戻って説明を続ける。園内ユーザ情報管理サーバ104は、コース選定サーバ105からステップS330によるモデルコースの受信があったら(ステップS222:Y)、宛先のユーザ103に対して電子メール文を編集して、モデルコースの返答を送信する(ステップS225)。
ユーザ103はモデルコースに関する電子メールをユーザ端末117で受信する。そして、その電子メールに添付されたURLをアクセスして、送られてきたモデルコースが最適のものであれば、それを承諾(OK)するか、キャンセルする指示を出すことになる。
図17は、ユーザがURLをアクセスすることによって得られるモデルコースに関する表示画面の一例を示したものである。ここには、ユーザ103が現時点からそれぞれのアトラクションを消化する場合のそれぞれのアトラクションの開始時刻やレストランあるいは店舗の到達時刻が示されている。また、ユーザ103と一緒にモデルコースを回る同伴者に一部条件を満たさない場合には、その旨の注記が記される。反対に、あるアトラクションが特定の者にお勧めの場合には、それを強調するような宣伝文も記されてそのモデルコースに期待感を抱かせる工夫もされている。図17に示した例では、モデルコースが1つだけ示されているが、複数示されていてもよい。複数のモデルコースが送られてきた場合には、その中の1つを選択して、承諾することになる。
ユーザ103が「キャンセル」を選択した場合、園内ユーザ情報管理サーバ104がコース選定サーバ105に要求することで、モデルコースについての次の候補が表示されるようになっていてもよいし、新たな条件をユーザ103側から提示して、再度、モデルコースの検索が行われるようになっていてもよい。該当のモデルコースが存在しないとされた場合も同様である。
図10に再び戻って説明を続ける。ユーザ端末117から特定のモデルコースを承諾する旨の返答がきたら(ステップS223:Y)、そのモデルコース情報を一時的に蓄積すると共に(ステップS226)、園内アトラクション情報サーバ107に対して該当するモデルコースに示されたそれぞれのアトラクションの予約を予定時刻を示して行うことになる(ステップS227)。
図15ですでに説明したように、園内アトラクション情報サーバ107は予約があると(ステップS302:Y)、該当するアトラクションを該当する人数分だけ予約する(ステップS305)。
なお、ユーザ103がモデルコースをキャンセルして新たなユーザ情報を示した場合(図10ステップS221:Y)、園内ユーザ情報管理サーバ104は、コース選定サーバ105に再び、モデルコースの算出を依頼することになる(ステップS224)。
このように本実施例では、ユーザ103の提示したユーザ情報や位置情報を基にして、各アトラクションの予約を入場時にユーザ端末117を使用して先取りするので、効率的にアミューズメントパーク101内の各アトラクションを回ることができる。しかも、予約を行わないで個々のアトラクション会場に行って待ち行列に加わる従来型の利用者と、アトラクションの定員を割り振ることにしたので、ユーザ端末117を使用しないでアミューズメントパーク101を利用する者との調和を図ることができる。更に、本実施例でモデルコースを設定したとき、2つのアトラクションの間にある程度の長さの空き時間が発生したような場合には、モデルコースに組み込まれていないアトラクションを従来と同様の手法で予約したり、そのアトラクションの待ち行列に加わるといったことが可能になる。
更に本実施例によれば、モデルコースに従ってアミューズメントパーク101内を回るときに、それぞれのアトラクション会場111で待ち行列に加わる必要がない。したがって、次のアトラクション会場111の近くの店舗でお茶を飲んだりショッピングを行って予約したアトラクションの開演を待つことができ、ユーザ103の疲労を軽減することができるだけでなく、アミューズメントパーク101側も時間当たりの売り上げを増加させることができる。
<発明の第1の変形例>
本発明の第1の変形例では、図1に示したモデルコース配信システム100で、入場券123に取り付けられた無線タグ122がそれぞれのアトラクション会場111のRFIDリーダ112で検出されることによって、ユーザ103が当初設定したモデルコースの順にアトラクションを消化しているかどうかをチェックするようになっている。そして、ユーザ103側の都合でコースの変更が必要である場合には、これに対応する制御を行うようにしている。なお、この変形例でも図1に示したモデルコース配信システム100をそのまま使用して説明を行う。
図18は、この変形例による園内ユーザ情報管理サーバの制御の様子の前半部分を表わしたものである。園内ユーザ情報管理サーバ104は、待ち行列集計端末108から送られてくる各ユーザ103の入場券123に取り付けられた無線タグ122がRFIDリーダ112で検出された結果の受信を待機している(ステップS401)。園内ユーザ情報管理サーバ104がRFIDリーダ112の検出結果を受信すると(Y)、その情報を基にして該当するユーザ端末を判別する(ステップS402)。そして、判別されたユーザ端末117を使用した者、すなわちモデルコースの設定を行っている者であるかどうかを判別する(ステップS403)。モデルコースの設定を行っている者でなければ(N)、コースの管理を行う必要がないので、処理を再度、ステップS401に戻して次の受信動作を待機する(リターン)。
一方、モデルコースの設定を行っている者であれば(ステップS403:Y)、そのユーザ103についての設定されているモデルコースを読み出す(ステップS404)。そして、RFIDリーダ112で検出された結果としてのアトラクション会場111の位置が現在のモデルコースの位置に一致していれば(ステップS405:Y)、特に訂正を行う必要がない。そこで、この場合も処理を再度、ステップS401に戻して次の受信動作を待機する(リターン)。
これに対して、来るべきでないアトラクション会場111にそのユーザ103が来てRFIDリーダ112がこれを検出した場合には(ステップS405:N)、モデルコースを訂正するかどうかを確認するモデルコース訂正確認のメッセージを作成してこれを該当のユーザ端末117に送信する(ステップS406)。
図19は、このモデルコース訂正確認のメッセージを受信したユーザ端末側の処理を表わしたものである。ユーザ端末117は、モデルコース訂正確認のメッセージを受信したら(ステップS421:Y)、その図示しないディスプレイにそのメッセージを表示する(ステップS422)。そして、アトラクションを変更したことによるモデルコースの訂正を依頼する旨の操作が行われた場合(ステップS423:Y)、ユーザ端末117は、モデルコースの訂正依頼を園内ユーザ情報管理サーバ104に送信して(ステップS424)、処理を終了する(エンド)。
一方、前記したように次のアトラクションまで時間が空いているために、そのユーザ103が予定にないアトラクション会場111に出向く可能性がある。このような場合、ユーザ103は空き時間を利用していること、すなわちモデルコース自体の予約を変更するものではないことを操作入力して、ユーザ端末117がこれを検出することになる(ステップS425:Y)。この場合、ユーザ端末117はモデルコースの訂正不要の旨を園内ユーザ情報管理サーバ104に送信して(ステップS426)、処理を終了する(エンド)。
図18に戻って説明を続ける。園内ユーザ情報管理サーバ104はモデルコースの訂正依頼をユーザ端末117から受信する(ステップS407:Y)か、訂正不要の返答を受信する(ステップS408:Y)ことになる。訂正不要の返答を受信した場合、園内ユーザ情報管理サーバ104は処理を再度、ステップS401に戻して次の受信動作を待機する(リターン)。
図20は、園内ユーザ情報管理サーバの制御の様子の後半部分を表わしたものである。図18のステップS407でモデルコースの訂正依頼をユーザ端末117から受信した場合、園内ユーザ情報管理サーバ104は、そのユーザ103のそれ以後の予定が狂うことになるので、それ以後のそのユーザ103のモデルコースについての予約解除要求を園内アトラクション情報サーバ107に送信することになる(ステップS409)。
図21は、園内アトラクション情報サーバのこれに対応する処理の流れを表わしたものである。園内アトラクション情報サーバ107は、園内ユーザ情報管理サーバ104からモデルコースについての予約解除要求を受信すると(ステップS441:Y)、該当するユーザ103の予約しているアトラクションについて予約解除を行う(ステップS442)。グループで予約が行われている場合には、その数だけの予約解除が行われることになる。
次に、園内アトラクション情報サーバ107は、予約解除を行ったアトラクションが開演に近い時刻であるかどうかを判別する(ステップS443)。開演に近ければ、ユーザ端末117を使用して予約を行う他の者にそのアトラクションの予約を譲り渡すことができない。なぜなら、ユーザ端末117を使用して予約を行うユーザは、該当するアトラクション会場の傍に、予約を決めていないときに居る確率は低いからである。
そこで、そのアトラクションの開演に近い時刻である場合(ステップS443:Y)、園内アトラクション情報サーバ107は該当するアトラクション会場111に連絡して、該当するアトラクションに非予約待ち行列があれば、その最前列の者から今回生じた解除数に相当する数の者をアトラクションに参加できるように入場を指示する(ステップS444)。
ステップS443で開演に近い時刻でないと判別した場合には(N)、そのまま何の処理も行わずに園内アトラクション情報サーバ107の処理は終了する(エンド)。この場合には、もともとユーザ端末117を使用して予約を行う側の者に割り当てられた入場定員の枠(本実施例では全入場定員の80パーセント)を、そのアトラクション会場111の近くで予約を行うユーザ103に与える可能性を確保するためである。
図20に戻って説明を続ける。園内ユーザ情報管理サーバ104は、ステップS409の処理を行ったら、続いて変更後のモデルコースの算出依頼をコース選定サーバ105に送信する(ステップS410)。そして、コース選定サーバ105から先の実施例と同様の処理を行った結果としてのモデルコースが送られてくるのを待機する(ステップS411)。該当するモデルコースが受信されたら(Y)、その新モデルコースを該当するユーザ端末117に送信する(ステップS412)。
図19に戻って、ユーザ端末の処理を説明する。ユーザ端末117は園内ユーザ情報管理サーバ104から新モデルコースを受信すると(ステップS427:Y)、そのディスプレイに変更後のそのモデルコースを表示して(ステップS428)、ユーザ103がOK(肯定)を受信したら(ステップS429:Y)、これを園内ユーザ情報管理サーバ104に送信する(ステップS430)。
再び図20に戻ってその後の処理を説明する。園内ユーザ情報管理サーバ104は、該当するユーザ端末117からOKを受信したら(ステップS413:Y)、該当するユーザ103のモデルコース情報を書き換える(ステップS414)。そして、これにより確定したモデルコース変更後の個々のアトラクションの予約(レストラン等の他の予約も含む)を園内アトラクション情報サーバ107に送信し(ステップS415)、図18のステップS401に戻して次の受信動作を待機することになる(リターン)。
<発明の第2の変形例>
本発明の第2の変形例では、ユーザ103がモデルコースを回っているときに、何らかの理由で予約したアトラクションに間に合わなくなった場合の対応を扱っている。この第2の変形例で、モデルコースを設定した各ユーザ103は、モデルコース上のそれぞれのアトラクション会場111のRFIDリーダ112で、予約したアトラクションの入場が開始する10分前までに無線タグ122のユーザ情報の読み取りを完了させることが事前に取り決められている。
図22は、この第2の変形例における園内ユーザ情報管理サーバの処理の流れを表わしたものである。なお、この第2の実施例でも図1等の先の実施例で示した図を適宜援用することにする。園内ユーザ情報管理サーバ104は、第1〜第nのアトラクション会場1111〜111nの第1〜第nのRFIDリーダ1121〜112nから、該当するアトラクションの入場が開始する10分前のそれぞれの時点で、アトラクション入場報告を受信する(ステップS501)。このアトラクション入場報告とは、ユーザ端末117を使用してモデルコースを予約したユーザ103の一覧である。
園内ユーザ情報管理サーバ104は、アトラクション入場報告を受けると、モデルコースの各ユーザ103と該当するアトラクションの照合を行って(ステップS502)、そのアトラクションでモデルコースを予約したユーザ103の中にRFIDリーダ112で読み取っていない者としての未入場者がいるかどうかを判別する(ステップS503)。この結果、未入場者がいなければ(N)、処理を終了して再び次のアトラクションの入場報告を待機する(リターン)。
これに対して、そのアトラクションについてモデルコースの設定で予約が行われているにもかかわらず、RFIDリーダ112で読み取りが行われていないユーザ103が存在した場合には(ステップS503:Y)、その該当者のユーザ端末117に対してそのアトラクションに参加するかどうかを確認するための送信を行う(ステップS504)。そして、そのユーザ端末からアトラクションに参加をするか(ステップS505)、アトラクションへの参加をキャンセルするか(ステップS506)の返信を待つ。
参加の返信が受信された場合には(ステップS505:Y)、入場が多少遅れるだけで参加することに変わりないので、処理を終了して再び次のアトラクションの入場報告を待機する(リターン)。ユーザ103がキャンセルを選択したり(ステップS506:Y)、あるいは返答に許される時間t1以内に返答を返さなかった場合には(ステップS507:Y)、予約解除要求を園内アトラクション情報サーバ107に送信する(ステップS508)。これ以後は先の第1の変形例のステップS410〜S415の処理が行われることになる(ステップS509)。すなわち、モデルコースの変更等の処理が行われる。この後、ステップS501の処理の待機状態となる(リターン)。
以上説明した実施例では本発明をアミューズメントパーク101に適用した場合を示したが、前記したように本発明の適用はこれに限定されないことは当然である。
また、実施例では、アトラクションの入場定員の80パーセントを予約用の定員に割り振っており、非予約用の定員とのこの割合をモデルコース配信システム100の管理者が適宜変更できるようにしたが、これに限るものではない。たとえば非予約待ち行列の最後尾の者がアトラクションに入場できる時刻と最後尾の者が待ち行列に並んだ時刻にモデルコースの設定を行ったユーザ103が予約でアトラクションに入場できる時刻を比較して、これらの間に大きな違いが生じないように予約用の定員と非予約用の定員の割合を自動的に調整するようにしてもよい。
更に実施例ではバーチャルプライベートネットワーク102にアミューズメントパーク101の各サーバを接続したが、これらが他のネットワークを介してインターネット115に接続されていてもよいし、インターネット115に直接接続されていてもよい。
本発明の一実施例におけるモデルコース配信システムの概要を表わしたシステム構成図である。 本実施例で園内ユーザ情報管理サーバの構成を表わしたブロック図である。 本実施例でユーザ情報データベースの格納領域を示した説明図である。 本実施例でコース選定サーバの構成を表わしたブロック図である。 本実施例で統計情報サーバの構成を表わしたブロック図である。 本実施例で園内アトラクション情報サーバの構成を表わしたブロック図である。 本実施例で待ち行列集計端末の構成を表わしたブロック図である。 本実施例でアミューズメントパークに入場した際のユーザ端末の操作の流れを表わした流れ図である。 本実施例でユーザ情報入力フォームをユーザ端末でスクロールした場合の幾つかの表示画面を表わした平面図である。 本実施例で園内ユーザ情報管理サーバの処理を表わした流れ図である。 本実施例でコース選定サーバの処理の概要を表わした流れ図である。 本実施例で待ち行列集計端末による待ち行列集計結果の送信処理を表わした流れ図である。 本実施例で統計情報サーバの処理を表わした流れ図である。 本実施例で気象情報の入力画面の一例を示した平面図である。 本実施例で園内アトラクション情報サーバの処理を表わした流れ図である。 本発明の第1の変形例でコース選定サーバによるモデルコースの算出処理を具体的に表わした流れ図である。 第1の変形例でユーザがURLをアクセスすることによって得られるモデルコースに関する表示画面の一例を示した平面図である。 第1の変形例で園内ユーザ情報管理サーバの制御の様子の前半部分を表わした流れ図である。 第1の変形例でモデルコース訂正確認のメッセージを受信したユーザ端末側の処理を表わした流れ図である。 第1の変形例で園内ユーザ情報管理サーバの制御の様子の後半部分を表わした流れ図である。 第1の変形例で園内アトラクション情報サーバの処理を表わした流れ図である。 本発明の第2の変形例で園内ユーザ情報管理サーバの処理の流れを表わした流れ図である。
符号の説明
100 モデルコース配信システム
101 アミューズメントパーク
102 バーチャルプライベートネットワーク
103 ユーザ
104 園内ユーザ情報管理サーバ
105 コース選定サーバ
106 統計情報サーバ
107 園内アトラクション情報サーバ
108 待ち行列集計端末
111 アトラクション会場
112 RFIDリーダ
115 インターネット
116 携帯電話網
117 ユーザ端末
119 GPS衛星
121 測位データ
122 無線タグ
123 入場券
131、151、161、171、181 CPU
135 ユーザ情報データベース
154 モデルコース判別部
155 モデルコース通知部
174 待ち行列収集部
175 アトラクション予約部

Claims (7)

  1. 特定のエリア内で1回の入場者数に定員が定められ、かつ1日の入場時刻が予め1または複数回設定されているそれぞれの施設の中で入場を希望する施設を複数指定する希望施設指定手段と、
    この希望施設指定手段で指定を行ったときの施設入場希望者の位置および時刻を測定する位置時刻測定手段と、
    この位置時刻測定手段の測定した位置と希望施設指定手段で指定した残りのそれぞれの施設へのアクセス時間およびこれらの施設の入場までの待ち行列数との関係から最も早く入場できる施設を判別する第1の施設判別手段と、
    1つの施設に入場した後、その施設から退出する予想時刻と、退出したその施設から残りの希望施設の1つまでのアクセス時間およびその施設の待ち行列数との関係から次々と希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定するスケジュール設定手段と、
    前記第1の施設判別手段によって判別された施設を最初の施設として、スケジュール設定手段で設定したスケジュールに沿って前記施設入場希望者が希望する施設にそれぞれ入場できる時刻と入場の順序を表わしたモデルコースを算出するモデルコース算出手段と、
    このモデルコース算出手段で算出したモデルコースを前記施設入場希望者の所持する通信端末に配信する配信手段
    とを具備することを特徴とするモデルコース配信システム。
  2. 前記通信端末から前記配信手段で配信したモデルコースを可とする返答があったとき前記施設入場希望者用にモデルコースを構成するそれぞれの施設を予約する施設予約手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載のモデルコース配信システム。
  3. 前記施設予約手段で予約するそれぞれの施設は、施設の入場定員をモデルコース予約用の定員とそれ以外の一般入場者としての定員に所定の割合で割り振っており、前記モデルコース算出手段は、前者のモデルコース予約用の定員を基にしてモデルコースの算出を行うことを特徴とする請求項2記載のモデルコース配信システム。
  4. 前記希望施設指定手段は施設入場希望者の所持する前記通信端末であり、施設入場希望者はこの通信端末から所定の個人情報と入場を希望する施設を複数指定することを特徴とする請求項1記載のモデルコース配信システム。
  5. 前記施設のそれぞれに備えられた、前記エリアの入場券に組み込まれた無線タグを読み取る無線タグ読取手段と、
    これらの無線タグ読取手段の読取結果を前記入場券の所持者のモデルコースと比較する比較手段と、
    この比較手段の比較結果からその時点以降のモデルコースの訂正の要否を前記入場券の所持者の通信端末に問い合わせるコース訂正要否問合せ手段と、
    このコース訂正要否問合せ手段によってモデルコースの訂正が要求されたとき、その時点からモデルコースの再設定を行うモデルコース再設定手段と、
    このモデルコース再設定手段がモデルコースの再設定を行うとき、以前に設定したモデルコースの予約を取り消す予約取消手段
    とを具備することを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載のモデルコース配信システム。
  6. 前記施設のそれぞれに備えられた、前記エリアの入場券に組み込まれた無線タグを読み取る無線タグ読取手段と、
    この無線タグ読取手段によって前記施設の予約を行った者が指定した時刻までに入場しているかどうかをチェックする入場チェック手段と、
    この入場チェック手段によって入場を行っていないとされる者の所持する通信端末に入場を行うか入場をキャンセルするかを問い合わせる入場可否問合せ手段と、
    この入場可否問合せ手段の問い合わせに対して入場をキャンセルする旨の通知が前記通信端末からあったとき、その時点からモデルコースの再設定を行うモデルコース再設定手段と、
    このモデルコース再設定手段がモデルコースの再設定を行うとき、以前に設定したモデルコースの予約を取り消す予約取消手段
    とを具備することを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載のモデルコース配信システム。
  7. 特定のエリア内で1回の入場者数に定員が定められ、かつ1日の入場時刻が予め1または複数回設定されているそれぞれの施設の中で入場を希望する施設を複数指定する希望施設指定ステップと、
    この希望施設指定ステップで指定を行ったときの施設入場希望者の位置および時刻を測定する位置時刻測定ステップと、
    この位置時刻測定ステップで測定した位置と希望施設指定ステップで指定した残りのそれぞれの施設へのアクセス時間およびこれらの施設の入場までの待ち行列数との関係から最も早く入場できる施設を判別する第1の施設判別ステップと、
    1つの施設に入場した後、その施設から退出する予想時刻と、退出したその施設から残りの希望施設の1つまでのアクセス時間およびその施設の待ち行列数との関係から次々と希望する施設を重複せずに回るスケジュールを設定するスケジュール設定ステップと、
    前記第1の施設判別ステップで判別された施設を最初の施設として、スケジュール設定ステップで設定したスケジュールに沿って前記施設入場希望者が希望する施設にそれぞれ入場できる時刻と入場の順序を表わしたモデルコースを算出するモデルコース算出ステップと、
    このモデルコース算出ステップで算出したモデルコースを前記施設入場希望者の所持する通信端末に配信する配信ステップと、
    前記通信端末から前記配信ステップで配信したモデルコースを可とする返答があったとき前記施設入場希望者用にモデルコースを構成するそれぞれの施設を予約する施設予約ステップ
    とを具備することを特徴とするモデルコース配信方法。
JP2004325597A 2004-11-09 2004-11-09 モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法 Pending JP2006134260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004325597A JP2006134260A (ja) 2004-11-09 2004-11-09 モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004325597A JP2006134260A (ja) 2004-11-09 2004-11-09 モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006134260A true JP2006134260A (ja) 2006-05-25

Family

ID=36727722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004325597A Pending JP2006134260A (ja) 2004-11-09 2004-11-09 モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006134260A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013058254A (ja) * 2006-09-28 2013-03-28 Lo-Q Plc 予約管理システム、およびその方法
JP2015524117A (ja) * 2012-06-07 2015-08-20 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 待ち行列管理システム及び方法
JP2016071515A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 富士通株式会社 順序情報提供プログラム、方法、及び、システム
WO2017179282A1 (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法、並びに移動体
JP2018529958A (ja) * 2015-09-24 2018-10-11 ロケーター アイピー,エルピー ハイパーローカルの気象/環境データ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001331607A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Mitsubishi Electric Information Systems Corp イベント予約管理装置、イベント予約管理方法、及びイベント予約管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002063305A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp サイバーチケットシステム
JP2004102437A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Funai Electric Co Ltd 施設利用者支援システム及び施設利用者支援サーバ
JP2004171108A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 最適スケジュール提供方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001331607A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Mitsubishi Electric Information Systems Corp イベント予約管理装置、イベント予約管理方法、及びイベント予約管理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002063305A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp サイバーチケットシステム
JP2004102437A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Funai Electric Co Ltd 施設利用者支援システム及び施設利用者支援サーバ
JP2004171108A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 最適スケジュール提供方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013058254A (ja) * 2006-09-28 2013-03-28 Lo-Q Plc 予約管理システム、およびその方法
JP2015524117A (ja) * 2012-06-07 2015-08-20 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 待ち行列管理システム及び方法
JP2019071121A (ja) * 2012-06-07 2019-05-09 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 待ち行列管理システム及び方法
US10304276B2 (en) 2012-06-07 2019-05-28 Universal City Studios Llc Queue management system and method
JP2020181597A (ja) * 2012-06-07 2020-11-05 ユニバーサル シティ スタジオズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 待ち行列管理システム及び方法
US11004290B2 (en) 2012-06-07 2021-05-11 Universal City Studios Llc Queue management system and method
JP2016071515A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 富士通株式会社 順序情報提供プログラム、方法、及び、システム
JP2018529958A (ja) * 2015-09-24 2018-10-11 ロケーター アイピー,エルピー ハイパーローカルの気象/環境データ
WO2017179282A1 (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法、並びに移動体
JPWO2017179282A1 (ja) * 2016-04-14 2019-02-21 ソニー株式会社 情報処理装置及び情報処理方法、並びに移動体
US11068965B2 (en) 2016-04-14 2021-07-20 Sony Corporation Information processing device, information processing method, and mobile object

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210264710A1 (en) Queue management system and method
US7895066B2 (en) Assigning and managing patron reservations for distributed services using wireless personal communication devices
US6889900B2 (en) Method and system for electronic route planning and virtual queue handling
US6529786B1 (en) Queue management system
US20140046718A1 (en) Method and system for queue control
JP2007509398A (ja) 群衆が集中する中心地に関する人の流れの無線制御による管理
JP2007509396A (ja) 群衆が集中する中心地に関する人の流れの無線制御による管理
JP2008507790A (ja) 運行設備に対する乗客、手荷物及び貨物の流れの管理
JP2007509393A (ja) 優先制御による群集の混雑中心に関連する人の流れの管理
KR20180038651A (ko) 숙박 예약 시스템 및 방법
JP5003307B2 (ja) 混雑情報提供システム
JP6251840B1 (ja) 情報提供システム
CN103348375B (zh) 终端控制装置
JP2002246976A (ja) 携帯情報端末装置、サービス情報端末装置、情報提供サービスシステム、情報通信方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータ・プログラム
JP2003047783A (ja) アトラクション利用スケジュール構築装置、予約情報入力装置及びそれらを用いたシステム
JP2006134260A (ja) モデルコース配信システムおよびモデルコース配信方法
JP6296460B2 (ja) ビーコンを利用した匿名通信とユーザ認証通信で情報を収集/提供する情報システム、施設利用情報管理サーバ及びプログラム
CN114049181B (zh) 基于ota的旅游住宿动态处理方法、系统和存储介质
JP2004185261A (ja) テーマパークの予約サービスシステムおよびその予約方法
JP2002288526A (ja) 情報収集装置、施設情報提供装置、情報提供装置、情報収集方法、施設情報提供方法、及び情報提供方法
US20170011358A1 (en) Apparatus, system, and method for managing presentation, and recording medium
WO2002095643A1 (fr) Appareil de programmation d'utilisation d'attractions, appareil d'entree d'informations de reservation, et systeme d'utilisation de ces appareils
JPH05324657A (ja) イベント会場運用管理システム
KR20200070051A (ko) 선결제 스터디공간 예약 및 대여 시스템
JP2004171108A (ja) 最適スケジュール提供方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100803