JP6296460B2 - ビーコンを利用した匿名通信とユーザ認証通信で情報を収集/提供する情報システム、施設利用情報管理サーバ及びプログラム - Google Patents

ビーコンを利用した匿名通信とユーザ認証通信で情報を収集/提供する情報システム、施設利用情報管理サーバ及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ビーコンを利用して、情報収集及び情報提供を行うための情報システム、サーバ及びプログラムに関する。
昨今、ビーコンの利用が拡大している。ビーコン(Beacon)とは、発信機から発信される電波や電磁波を、携帯端末や自動車などの移動体に搭載された機器で受信することにより、位置をはじめとした各種情報を取得するための設備又は技術をいう。ビーコンは、ユーザの位置情報(特に屋内の位置情報)に応じた情報を提供する様々なサービスに利用可能である。そのため、特許文献においてもビーコンを利用した情報を管理/制御する技術が多数開示されている。
例えば、特許文献1には、ビーコン装置の状態を示す状態情報を、携帯端末に負荷をかけることなく蓄積するビーコン装置管理システムが開示されている。このシステムでは、ビーコン装置がビーコン信号を送信し、そのビーコン信号を受信した携帯端末が、ビーコン信号に含まれる状態情報と、ビーコン装置の識別情報とをサーバに送信し、ビーコン装置の識別情報を受信したサーバは、受信した識別情報に対応する情報を携帯端末に送信する。そして、携帯端末は、サーバから受信した情報を処理し、サーバは、携帯端末から受信した状態情報を管理する。
また、特許文献2には、携帯情報端末が、発信源から発信されるビーコンを受信している間、その信号から特定されるサイトへのアクセスが許可されているか否かを識別情報から判断し、許可されていると判断すると前記端末は識別情報を許可しない状態に変更後、サイトにアクセスする。アクセスが許可されていないと判断すると、信号を受信している間、サイトへのアクセス指示を受け付けるアクセスボタンを表示し、アクセスボタン入力によるアクセス指示を受け付けると、そのサイトにアクセスする携帯情報端末が開示されている。
特開2015−149526号公報 特開2015−210666号公報
ビーコンを利用した情報システムでは、ユーザが自らの属性情報(個人情報)を開示して、自分に最適な個別の情報の提供を受けたい場合と、自らの属性情報は開示せずに、位置のみに関する情報の提供を受けたり、その位置から情報を発信したりする場合がある。上記の特許文献のようなシステムではこのような観点は考慮されていない。
したがって、本発明では、上記の観点に鑑み、ビーコンを利用した匿名通信とユーザ認証通信によって、情報の収集/提供を行う新たな情報システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような解決手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様は、施設に設置されたビーコンのIDと前記施設の情報とを紐づけて格納するビーコン状況管理テーブルと、前記施設に設置されたビーコンが発信するビーコンIDをネットワークから受信するビーコンID受信部と、を備え、前記ビーコンID受信部による前記ビーコンIDの受信の有無によって前記ビーコン状況管理テーブルのビーコンのオン/オフ情報を更新し、前記施設の利用状況を管理することを特徴とする。
(2)また、上記(1)の構成において、前記ビーコン状況管理テーブルのオン/オフ情報がオンのビーコンIDについてのみ、前記ビーコンIDを識別子として匿名ユーザの端末との間でメッセージの送受信の処理を行う匿名ユーザ通信部と、登録ユーザのログイン認証を行い、前記登録ユーザの端末からのサービス要求に応じたサービス情報を、前記匿名ユーザ通信部とは別の経路で前記オン/オフ情報に関わらず、前記登録ユーザの端末に送信する登録ユーザ通信部と、を備えるようにしてもよい。
(3)また、本発明の第2の態様は、上記(1)の構成において、施設の情報を収集及び提供するサーバと前記施設の利用者のユーザ端末とが接続された情報システムであって、前記施設は、電波を発信するビーコンと、前記ビーコンと連動し、ユーザが前記施設の利用を検出する施設利用検出手段と、前記施設利用検出手段が前記施設の利用を検出したときに、前記ビーコンのIDを発信するビーコン発信機と、を備え、前記ユーザ端末は、前記ビーコンのIDを近距離無線通信によって受信する手段と、当該受信したビーコンのIDを識別子として前記サーバに匿名で送信し、前記ビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報をサーバから受信する匿名通信部と、ユーザの認証要求及びサービス要求を前記サーバに送信するユーザ認証通信部と、を備え、前記サーバは、前記ビーコン発信機によって発信されたビーコンのIDを識別子として、当該ビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報を前記ユーザ端末と送受信する手段と、前記ユーザ端末から前記認証要求及び前記サービス要求を受信したときに、当該ユーザを認証し、前記サービス要求に応じたサービス情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、を備えることを特徴とする。
(4)また、上記(3)の構成において、前記サーバは、前記ユーザの属性と前記施設の属性に応じて、前記施設の情報の送信を制御するようにしてもよい。
(5)また、上記(3)又は(4)の構成において、前記サーバは、時間帯に応じて、前記施設の情報の送信を制御するようにしてもよい。
(6)また、上記(3)〜(5)のいずれか1つの構成において、前記サーバは、前記施設及び設備ごとの利用パターンの情報を蓄積し、前記施設及び前記設備の利用パターンに応じて、使用中の設備が空くまでの時間を予測するようにしてもよい。
(7)また、上記(3)〜(6)のいずれかの1つの構成において、前記サーバは、前記施設のビーコンから受信したユーザ端末の数が施設内の設備の数を所定数上回ったときに、前記施設に待ち行列が発生していると判断し、前記ユーザ端末に通知するようにしてもよい。
(8)また、上記(3)〜(7)のいずれか1つの構成において、前記施設はトイレ施設であって、前記施設利用検出手段は、前記トイレ施設の個室のドアの開閉を検出するドア開閉検出機構を備え、前記サーバは、前記ビーコンのIDからトイレの個室ごとの利用状況を判断し、前記ユーザの登録情報及び前記トイレの利用状況に応じて、前記ユーザごとに提供すべきトイレ情報を判断し、前記ユーザ端末に送信するようにしてもよい。
(9)また、上記(8)の構成において、前記サーバは、前記トイレ施設の個室を使用中のユーザの端末に対して、当該トイレを利用したい利用希望者の数と当該トイレ施設の個室数に基づいて、前記個室のリリースを催促するためのリリース督促を送信するようにしてもよい。
(10)また、上記(7)又は(9)の構成において、前記ユーザ端末は、腹痛の発生を予測可能なウェアラブルデバイスと接続され、前記ウェアラブルデバイスから腹痛の発生の通知があったときに、前記サーバと自動で接続し、最寄のトイレ施設の情報を取得して表示するようにしてもよい。
(11)また、上記(3)〜(7)のいずれか1つの構成において、前記施設は食堂であって、前記施設利用検出手段は、前記食堂で用いられるトレイに備えられた磁気センサーと、前記食堂のテーブルに設置された前記ビーコンを有するようにしてもよい。
(12)また、上記(3)〜(7)のいずれか1つの構成において、前記施設は会議室であって、前記施設利用検出手段は、前記会議室のドアに設置された磁気センサー又は前記会議室に設置された人体感知センサーと、前記ビーコンを有するようにしてもよい。
(13)また、上記(12)の構成において、前記サーバは、前記会議室の予約時間を所定時間過ぎても当該会議室が空の場合、当該会議室の予約を削除するようにしてもよい。
(14)また、上記(12)又は(13)の構成において、前記サーバは、前記会議室の予約時間の所定時間前になっても前記会議室が使用中の場合、当該会議室を使用中のユーザの端末に対して、当該会議室のリリースを催促するためのリリース督促を送信するようにしてもよい。
(15)また、本発明の第3の態様は、施設の情報を収集及び提供するサーバと接続された前記施設の利用者のユーザ端末のプログラムであって、前記施設は、電波を発信するビーコンと、前記ビーコンと連動し、ユーザが前記施設の利用したことを検出する施設利用検出手段と、前記施設利用検出手段が前記施設の利用を検出したときに、前記ビーコンのIDを発信するビーコン発信機と、を備えており、前記ユーザ端末に、前記ビーコン発信機によって発信されたビーコンのIDを近距離無線通信によって受信するステップと、前記受信したビーコンのIDを前記サーバに匿名で送信するステップと、前記送信したビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報をサーバから受信するステップと、前記ユーザの認証要求及びサービス要求を前記サーバに送信するステップと、前記サービス要求に対応付けられたサービス情報を前記サーバから受信するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ビーコンを利用した匿名通信とユーザ認証通信によって、情報の収集/提供を行う新たな情報システムを提供することができる。
本発明の情報システムの基本概念を示す図である。 施設利用検出手段の一例として施設の個室のドア開閉検出機構を示す図である。 本発明の第1の実施形態としてトイレ利用状況確認システムの概略を示す図である。 トイレ利用状況確認システム機能構成の一例を示す図である。 トイレ利用状況確認システムのデータベース(DB)に格納されるデータの具体例を示す図である。 トイレ利用状況確認システムの時間制御機能を説明するための図である。 トイレ利用状況確認システムのマップ機能の利用イメージを示す図である。 トイレ利用状況確認システムのマップ機能の処理フローを示す図である。 トイレ利用状況確認システムのリリース催促機能の利用イメージを示す図である。 トイレ利用状況確認システムのリリース催促機能の処理フローを示す図である。 本発明の第2の実施形態として食堂利用状況確認システムの概略を示す図である。 本発明の第3の実施形態として会議室利用状況確認システムの概略を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。機能構成の図においては、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表す。また、処理フロー図(フローチャート)においては、各ステップの入力と出力の関係を損なわない限り、各ステップの処理順序を入れ替えてもよい。
<基本概念>
図1は、本発明の情報システムの基本概念を示した図である。本情報システムは、ユーザが利用したい又は情報を得たい施設内に、その施設が利用中であることを検出する施設利用検出手段を備える。以下、「施設」とは、施設全体(建物や場所)、又は、その施設内の個室若しくは設備を意味する。施設利用検出手段とは、例えば、施設に備えられたビーコン発信機とスイッチ機構とを組み合わせた装置である。ビーコン発信機(単にビーコンと言うことがある)は、近距離無線通信手段であり、数センチから10メートル程度の無線到達範囲のものを想定している。スイッチ機構とは、ユーザ(利用者とも呼ぶ)がその施設を使用中であることを検知できる各種のセンサーであり、例えば、施設が個室を有する場合は、各個室のドア開閉検出機構や個室内の人体を感知する人体検出機構であってもよいし、個室がない場合は、各設備に備えた非接触型センサーや物理スイッチであってもよい。スイッチ機構はその個室や設備が使用中であるか使用中でないかによって、電源のオンとオフが切り替わるよう設計される。ビーコン発信機は、スイッチがオンのときのみ当該ビーコン発信機のビーコンIDを発信する。このとき、ビーコンIDは、施設内のビーコン受信機を介してネットワーク経由でビーコンを管理するサーバ(施設利用情報管理サーバ)に送信される。
施設に設置されたビーコン発信機は、ネットワーク経由でサーバと通信するだけでなく、近接しているユーザ端末と直接、近距離無線通信が可能である。ユーザ端末は、近接ビーコン受信部によってビーコンのIDを受信し、ビーコンID記憶部にビーコンIDを記憶する。施設の利用を終え、近接するビーコンがオフとなり、そのビーコンIDが受信できなくなった場合には、ビーコンID記憶部に記憶されたビーコンIDはクリアされる。
サーバは、ビーコンID受信部を備え、施設側から受信したビーコンのID(ビーコンID)に対応付けられた施設情報(施設の属性とメッセージ)を管理するビーコン状況管理テーブルと、施設を利用中のユーザとビーコンIDを識別子として通信を行う匿名ユーザ通信部と、ビーコン状況管理テーブルから施設情報サービスを提供する登録ユーザ通信部と、を備えている。
ビーコン状況管理テーブルは、ビーコンごとに、ビーコンID、オン/オフ情報、施設属性、メッセージを格納している。ビーコンIDは、ビーコン発信装置固有の識別子である。オン/オフ情報は、そのビーコンと連動したスイッチがオンであるかオフであるかを示し、オンである場合はその施設が利用中であることを意味し、施設を利用しているユーザとの当該ビーコンIDを識別子とした匿名通信が可能になる。
施設属性は、施設の属性情報であり、例えば、施設がトイレであれば、男性用/女性用の区別、個室の数、各個室の、車椅子対応の可否、洋式/和式の区別、オムツ交換台の有無などの情報である。また、メッセージとは、その施設に関する任意の情報であり、施設の管理者から提供される情報と、ユーザからが提供された情報を含む。また、システムが生成する情報を含んでいてもよい。メッセージには、例えば、施設自体の情報だけでなく、その施設に関連する情報や広告、ユーザからの評価情報、ユーザからユーザへの匿名の伝文を含んでもよい。また、サーバには、後述するユーザ端末側の匿名通信部と通信する匿名ユーザ通信部、ユーザ端末側のユーザ認証部と通信する登録ユーザ通信部、及び施設情報やユーザ登録情報を格納するデータベースを備えている。
匿名ユーザ通信部は、ビーコン状況管理テーブルのオン/オフ情報がオンとなっている施設、すなわち利用中の施設について、登録ユーザIDに依ることなく、当該施設に備えられたビーコンのIDを識別子として、当該施設の利用者との匿名通信を行うことを可能にするものである(ルートA)。匿名ユーザ通信部を通して、サーバは、施設を利用しているユーザに向けて、その施設に紐付くビーコンIDを識別子とするメッセージ配信や、そのビーコンIDを識別子にもつメッセージを受け付けてリクエストに応じた処理を行う。メッセージの配信に際しては、メッセージの属性情報を付加することによって、その属性情報と施設の利用者の属性をマッチングさせることが可能となり、施設の利用者により効果的に情報を伝えることができる。これらの通信は、オン/オフ情報がオンの施設のビーコンのIDに対してのみ有効であり、サーバは、オフとなったビーコンのIDを識別子とする通信は処理しない。
登録ユーザ通信部は、施設情報サービスを利用すべく登録されたユーザとの、ユーザ認証に基づく(匿名でない)通信を提供する(ルートB)。登録ユーザ通信部は、施設利用状況の照会、施設利用の予約、施設情報の提供、施設の評価、施設に付与されたメッセージの参照や施設利用者へのメッセージの投稿といった機能を提供することに利用される。すなわち、登録ユーザ通信部は、登録ユーザのログイン認証を行い、登録ユーザの端末からのサービス要求に応じたサービス情報を、匿名ユーザ通信部とは別の経路でビーコン状況管理テーブルのオン/オフ情報に関わらず、登録ユーザの端末に送信する。
ユーザ端末は、サーバにログインすることなく(ユーザIDを開示することなく匿名で)サーバの匿名ユーザ通信部と通信する匿名通信部と、サーバにログインして登録ユーザ通信部のユーザ認証を受けた上でサービスにアクセスするユーザ認証通信部を備えている。匿名通信部は、ユーザが利用する施設に設置されたビーコンのIDを識別子とする通信(ルートA)で、サーバは、そのビーコンIDとメッセージと属性情報を配信し、ユーザ端末は、受信したメッセージのビーコンIDや属性情報をユーザのものと突合し、マッチングしたメッセージを表示する。匿名通信部は、施設からの情報を受取りユーザに伝えるプッシュ型の通知手段に用いられるだけでなく、ユーザの操作によってビーコンIDとユーザの要求内容や属性情報をサーバに送信し、利用者としてのメッセージを匿名でポストしたり、サーバから必要な情報を引き出したりする手段としても用いることが可能である。一方、ユーザ認証通信部は、ルートAとは異なる別のルートBで、ユーザIDとパスワードなどの認証要求を送信し、認証が正常に完了すると、求めるサービスの情報を要求するサービス要求をサーバに送信し、サーバからそのサービス情報を受信する。ユーザ認証通信部は、主に、ユーザと施設側の双方向通信に用いられる。
ユーザ属性記憶部は、ユーザの属性情報を記憶するもので、性別、年齢、その他の個人情報を記憶する。ユーザ属性記憶部には、ユーザの指示により、ユーザIDやパスワードを記憶してもよい。なお、ユーザ端末自体は、一般的なスマートフォンや携帯型PCでよいが、ユーザ端末の機能は、専用のアプリケーション(アプリ)をインストールすることで実現される。このアプリは、ユーザが起動するようにしてもよいし、通信機能がオンになっていれば、なんらかの情報を受信すると自動的に起動するようにしておいてもよい、
前述のスイッチ機構は、原理的には様々な手段を用いてよいが、磁気近接スイッチと、ビーコンとしてiBeacon(登録商標)とを組み合わせてもよい。磁気近接スイッチは、永久磁石を用いたマグネット素子とコンタクト素子の組み合わせで使用されるドアの開閉を検出するのに適した近接スイッチである。iBeacon(登録商標)は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下「BLE」)を使った近距離の無線通信技術であり、一般的には、発信側のビーコンとビーコンからの電波の受信に対応したスマートフォンなどの携帯端末のアプリの組み合わせによって構成される。ここで、ビーコンは、あらかじめ設定された固有のID情報を含む電波を発信しており、利用者の携帯端末が発信された電波の受信距離に近付くと、そのID情報をキャッチする。利用者の端末は、ビーコンのID情報をキャッチしている間はそのID情報を保持し、そのID情報を、サービスを提供するクラウドやサーバなどに送信することで、そのID情報に紐付けられた情報をサーバから受信し、携帯端末の画面に表示することができる。
図2は、上記スイッチ機構の一例として、施設が個室を有する場合の個室のドア開閉検出機構110の概略を示したものである。この機構は、施設の個室の鍵の部分に、磁石と磁気近接スイッチ(磁気センサー)を設置し、その個室が空きか使用中かを検出し、その情報をビーコン受信機を介して、サーバ(クラウド)側に送信するものである。図の設置例で示すように、個室の施錠には、例えば、かんぬき施錠方式と、あおり止め施錠方式とがあるが、いずれの場合も、鍵部である磁性体111aが磁気近接スイッチ111bに近接すると、ドアの鍵の閉め状態(個室使用中状態)となりビーコンの電源がオンとなる。これによりビーコン発信部112(ビーコン発信機)が、ビーコンのID情報を含む電波を発信し、ドアの鍵が開状態(個室空き状態)となるまで電波を発信し続ける。ドア開閉検出機構110は、このようなシンプルな構造なので多くの個室ドアに設置可能である。また、磁気近接スイッチを用いることにより可動部が少なくなり、故障が少なくなる。また、通信に無線デバイスを用いることにより配線工事などが必要なく設置も容易である。
<トイレ情報システム(第1の実施形態)>
以下では、本発明の情報システムの第1の実施形態として、対象とする施設が、不特定多数が使用するトイレであるトイレ情報システムについて詳しく説明する。
図3は、本トイレ情報システムの基本イメージを示す図である。本システムが対象とするトイレは、空港、駅、高速道路のパーキングエリア、ショッピングモール、デパート、劇場、競技場、テーマパーク、観光地、公園、公共施設、オフィスビルなど、人が多く集まる場所に設置されるトイレであり、常設トイレだけでなく、仮設トイレなど非常設トイレも含む。対象となるトイレ施設は、個室(ブース)を備えているものとし、各個室のドアには、スイッチ機構としてドアの開閉を検出するドア開閉検出機構が設置される。また、トイレ情報とは、トイレ施設や設備等に関する情報の他、そのトイレの利用に関係するその他の情報を含むものとする。
トイレ情報システムでは、図2で示したドア開閉検出機構よりも更に簡便な、トイレの各個室のドアに設置された磁気近接スイッチによってドアの開閉を検出しビーコンのオン/オフを行う機構を採用している。この構成により、利用者がトイレに入りドアが閉められたときにビーコン発信機のスイッチがオンとなり、ビーコン発信機のID情報をインターネットに接続されたビーコン受信機に無線で送信し、ビーコン受信機がそのID情報をインターネット上のクラウドサーバに送信し、クラウド上のアプリケーションが、受信したID情報にマッチングしたトイレのオン/オフ情報(利用中か空き状態か)を更新し、情報をトイレ利用者の携帯端末(ユーザ端末)との匿名通信が可能となる。
クラウド(クラウドコンピューティング)とは、ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービスなどの構成可能なコンピューティングリソースの共用プールに対して、便利かつオンデマンドにアクセスでき、最小の管理労力又はサービスプロバイダ間の相互動作によって迅速に提供され利用できるサービス提供モデルの一つである。クラウドの代わりに、専用サーバ又はレンタルサーバを用いても同様のことが実現可能であるが、クラウドを利用することにより、柔軟に低コストでシステムが構築できる。
なお、ここでいうトイレ情報とは、トイレの各個室の利用状況(空き/使用中など)の情報の他、清掃中やトイレを設置している施設の営業時間外などで、トイレの利用ができない状態にある場合の情報も含む。また、トイレの設置場所、種別(男性用、女性用、身障者用など)、設備に関する詳細な情報(洋式、和式、ウォシュレット(登録商標)付など)の情報も含む。
(機能構成)
図4は、トイレ情報システムの機能構成の一例を示す図である。このシステムは、トイレ施設100と、トイレを利用したい人又はトイレを使用中の人が携帯している端末であるユーザ端末200と、インターネット上の仮想サーバであるクラウド300(「クラウドサーバ」とも呼ぶ)と、クラウドの構成や各種データベースを管理するための管理者端末350と、で構成される。ただし、これらの構成要素だけに限定されるものではない。なお、図1で説明した構成要素は、重複になるので図示を省略している。以下、各構成要素について順に説明する。
トイレ施設100には、トイレとして機能するための設備はもちろんのこと、既に述べたように、各個室にはドア開閉検出機構110が設置され、施錠機構111と連動したビーコン発信部112とを含む。また、ビーコン受信機120が、ビーコン発信部112からのBLEの電波を受信可能な距離(例えば天井など)に設置される。ビーコン受信機120は、インターネットに接続するためのネットワーク通信部121と、ビーコン発信部112からのBLEの電波を受信するビーコン受信部122とを含む。
ユーザ端末200(以下、単に「端末」と呼ぶことがある)は、一般的なスマートフォンなどの高機能携帯端末であり、BLEの電波を受信するBLE受信部201と、GPS電波を受信し、端末の位置情報を測位するGPS受信部202と、ネットワーク通信部203とが標準装備されているものとする。また、本システムが提供するトイレ情報を端末側で表示するための専用アプリケーションであるトイレ情報アプリ204があらかじめインストールされているものとする。
クラウド300は、情報処理部として、利用者位置情報取得部301と、最寄トイレ抽出部302と、トイレ利用状況制御部303と、トイレ情報送信部304とを備え、データベースとして、利用者情報DB311と、施設マスタDB312と、構内地図DB313と、地域地図DB314と、利用パターン情報蓄積DB315とを備える。
まず、上記の各データベースについて説明する。図5は、本システムにおけるデータベース(DB)に格納されるデータの具体例を示す図である。
利用者情報DB311は、本システムが提供するサービスに登録する利用者の情報を格納したデータベースである。利用者の登録情報は、具体的には、図示するように、氏名、ニックネーム、性別、年齢、トイレに関するこだわり条件(例えばウォシュレット(登録商標)付トイレを希望するなど)などであるが、ニックネーム(ユーザ識別子)と性別以外の情報の登録は任意である。
施設マスタDB312は、トイレ施設を設置している施設、及びトイレ施設内のトイレに関する詳細情報を格納するデータベースである。例えば、施設がビルであれば、各階ごとの男女別トイレ個室数、トイレ全体の設備(例えばオムツ交換台やパウダールームの有無)、新設又は改装年月日、壁の色彩、個室ごとの設備情報(和式/洋式、ウォシュレット(登録商標)の有無、車椅子対応の可否、便器の色など)が、その個室のビーコンのID情報とともに格納される。また、施設マスタDB312には、トイレに関する情報だけでなく、その施設の営業時間、利用可能時間、又は施設の出入口が閉まる時間などを格納するようにしてもよい。なお、ビーコンのID情報は、128ビットのUUID(Universally Unique Identifier)、各16ビットのメジャーコード、マイナーコードで構成される。特にメジャーコード、マイナーコードは、施設側で設定できるので、トイレが設置されているビルや階、トイレの種別などを識別することができる。
構内地図DB313は、施設構内の地図データを格納した地図データベースである。また、地域地図DB314は、地域全体や施設の周辺地域の地図データを格納した地図データベースである。いずれもトイレの位置や移動ルートを案内するために用いられるが、具体的には公知の地図情報の技術を用いるものとし、詳細は省略する。
利用パターン情報蓄積DB315は、トイレ施設ごとに、曜日や時間帯ごとの利用パターン、各トイレ施設内の個室ごとの利用パターン、個室内の設備、トイレ施設ごとの新設/改装の年月日、壁や設備の色彩など、様々な情報を蓄積するためのデータベースである。
図4のクラウド300の説明に戻る。利用者位置情報取得部301は、屋外などではGPS衛星から電波を受信し、ユーザ端末200の位置情報を測位する。GPSの電波が届かない屋内では、ビーコンからの位置情報、WiFiアクセスポイント、可視光を利用した技術、SiRFusionなどの屋内位置測定技術を併用してもよい。
最寄トイレ抽出部302は、ユーザ端末200の位置情報を参照して、最寄のトイレ又は所定距離内(例えば半径100m以内など)の周辺トイレを探索し、適切なトイレの情報を1以上抽出し、各トイレの位置や現在地からの移動ルートを案内する。端末の位置情報は、必ずしも現在位置とは限らず、利用者が指定した特定の場所を基準にトイレを探索してもよい。
トイレ利用状況制御部303は、クラウド側で取得可能な様々なトイレに関する情報を管理し、登録利用者ごとに状況に応じて適切なトイレ情報を提供する中心的な機能を果たす。また、後述の各種サービスの機能を全体的に制御する中核となる。
トイレ情報送信部304は、トイレ利用状況制御部303の制御の元、ユーザ端末200にトイレ情報を送信する。すなわち、トイレ利用状況制御部303が利用者に提供すべきと判断した情報を、各トイレの個室のID情報とマッチングさせ、ID情報にマッチングしたデータをユーザ端末200に送信する。
(提供サービス)
図示は省略するが、本システムは、様々な機能を有し、トイレに関する総合的なサービスを提供する。具体的には、本システムは、マップ機能、リリース催促機能、空き時間予測機能、待ち行列発生通知機能、時間制御機能、属性制御機能(属性マッチング機能)、広告送付機能、腹痛時最寄トイレ表示機能を備えている。これらの機能は、主にトイレ利用状況制御部303によって制御されるが、他の機能部が連動する。
マップ機能とは、利用可能なトイレの位置を地図上に表示し、トイレ施設の情報を提供し、利用者にトイレ施設を利用するための情報を提供する。マップ機能は、本システムの基本機能である。マップ機能の詳細については後述の図で更に説明する。
リリース催促機能とは、個室のリリースを催促する(早期終了を促す)ためのリリース督促を送信する機能である。この機能では、トイレを使用中の利用者(使用者)の端末にそのトイレを利用したい人(利用希望者)又はなんらかの関心のある人の人数を通知し、この通知を受けた使用中の利用者が携帯する端末からなんらかの情報を応答可能とする。なんらかの情報とは、例えば、使用中の個室の使用終了までの予定時間や、関心のある利用者に知らせるための、トイレの施設や個室の設備などに関する評価などが含まれる。個室の中の利用者の端末とは、匿名通信であるルートAを利用し、個室に設置されたビーコンのID情報に紐付けて情報をやりとりするため、個人や端末を特定する情報は必要としない。すなわち、いったんトイレを離れればビーコンとの通信が遮断されるため、トイレを利用した端末のIDの履歴がシステム上に残ることはない。リリース催促機能については、後述の図で詳しく説明する。
空き時間予測機能とは、クラウド側で各種の情報を利用パターン情報蓄積DB315に蓄積することで、曜日や時間帯ごとの利用パターン、個室ごとの利用パターン(例えば、長居をする人は奥の個室に行く傾向があるなど)、その他の諸条件(和式/洋式、ウォシュレット(登録商標)の有無、トイレの新しさ、色彩など)の組み合わせを分析することで、個室が空くまでの時間を予測して通知する機能である。綺麗なトイレは、本来の用途以外にも、読書をしたりスマホをいじったりするなど使用時間が長くなる傾向があるので、このようなトイレほど、前述のリリース催促機能と合わせて、空き時間予測機能が必要となる。
トイレ施設に到着し利用しようとする人は、その人の端末が個室に設置されたビーコンに反応する。待ち行列発生通知機能とは、このことを利用して、個室が満室であって、かつ個室数を大幅に超えた(所定数を上回った)件数のデータが端末から送信されてきたときに、クラウド側でそのトイレ施設に待ち行列が発生していると判断し、その情報を他の利用者の端末に通知する機能である。これによってトイレごとの混雑状況をトイレのある場所まで行かなくても事前に把握できる。例えば、高速道路を走行中に、比較的トイレが空いているサービスステーションやパーキングエリアなどを事前に知ることができるので、最寄のサービスエリアに駐車できたものの、長蛇の列に並ばざるを得なくなるような事態を回避できる。
時間制御機能とは、トイレが設置されている建物など施設の稼働スケジユールと連携し、時間帯ごとに提供する情報を制御する機能である。例えば、トイレの空情報の提供が不要な時間帯はシステムを停止するなどする。また、この機能は、トイレの防犯上も重要である。トイレ情報システムは、施設入口の物理的な鍵の運用と時間の同期をとるようにすることで利用の可不可を利用者に通知する。例えば夜中に女子トイレが使用中であることが不特定多数の人間に知られると防犯上よくないので、そのような場合は、トイレの利用状況が判ってしまうような情報は端末に表示しないように制御する。また、夜間、公衆トイレで鍵が掛かって使えなくなるところは、トイレの閉鎖時間が来れば「利用不可」と表示する。あるいは、清掃時間中は「清掃中」と表示する。このようにすることで、利用可能状態にないトイレの情報を案内してしまうことがなくなる。
図6は、上記の時間制御機能を説明するための図である。例えば、〇〇施設稼働スケジュールにおいて、黒色の矢印で示す時間帯は、利用中の状況が不特定多数の人間に確認できることが防犯上問題である時間帯を示す。また、この時間帯は、施設の入口が施錠する時間や営業時間に合わせて運用することが好ましい。白色の矢印で示す時間帯は、トイレの空情報までは不要であるが、トイレの場所の表示はできるように制御する時間帯である。このようにすることで、閉鎖中の施設であってもトイレの位置は把握できる。
属性制御機能(属性マッチング機能)とは、利用者の属性(プロフィール)に応じて、トイレの種類、場所、時間帯ごとにトイレの空き情報やその他の情報の表示を制御する機能のことである。すなわち、サーバ側で施設の属性とユーザの属性とのマッチングを行い、情報を抽出したり、端末側で施設の属性とユーザの属性でメッセージをフィルタして表示したりする機能のことである。例えば、夜間の女子トイレについては、防犯のために、特定された女子(例えば、その施設内で働いている女子など)に対してのみ、利用状況を表示するように制御することができる。
広告送付機能とは、匿名通信であるルートAにおいて前述の属性制御機能を利用して、トイレ利用者の端末に、その利用者の属性にマッチした広告を表示させる機能である。例えば、トイレが設置されている施設がショッピングモール、デパート、ファッションビルなどの商業施設であれば、女性利用者に限定して女性向け情報の表示、フロア情報、トレンド、特売情報などを広告表示することができる。
腹痛時最寄トイレ表示機能とは、利用者の体に装着し腹痛の発生を予測可能な機能を有したウェアラブルデバイスと端末が接続し、端末がデバイスから腹痛発生予測の通知を受けた場合、端末のアプリが自動で起動し、最寄の空きトイレの情報を端末に取得する機能である。腹痛を予測するウェアラブルデバイスについては、公知技術を利用するものとする。例えば、下記URLを参照されたい。
http://matome.naver.jp/odai/2142508523407166601
以上、図4で説明した機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、クラウド上のサーバや端末の装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
以下、本システムが提供するサービスの機能のうち、マップ機能とリリース催促機能について詳しく説明する。
(マップ機能)
図7は、マップ機能の利用イメージを示す図である。利用者は、地図上で現在位置を表示させるか、あるいは目的位置を指定すると、その位置周辺のトイレの位置が地図上に表示される。利用者がこの地図から特定のトイレの位置を選択すると、トイレ施設の情報が表示される。施設の情報として、外観や内部の写真などを表示してもよい。利用者が更に写真をタッチするなどして施設を選択すると、更に個室内の設備情報(和式/洋式、ウォシュレット(登録商標)の有無など)が表示される。個室の詳細情報として、個室内の写真などを表示するようにしてもよい。利用者が施設や個室の設備を確認し、行きたいトイレを決定すると、指定位置(現在位置を含む)からそのトイレまでの移動ルートが表示されるようにしてもよい。
利用者がトイレを決定すると、クラウド側では、施設マスタDBの情報と突合し、施設情報テーブルの利用希望数を希望件数だけ増やす。また、所定時間が経過すれば利用希望数を減らす。ここでの所定時間は、利用者の現在位置から希望トイレまでの所要時間によって個別に決定される。また、利用後にSNSに「いいね!」や感想を投稿できるようにし、トイレの評価を計測するようにしてもよい。
図8は、マップ機能の端末とクラウドの処理フローを示す図である。利用者が端末(ユーザ端末)からアプリ(専用アプリケーション)を起動すると、その起動信号がクラウド側に通知され(S10)、クラウド側は、アプリの起動を検出し(S20)、端末の位置情報(指定位置)を特定する(S21)。
つぎに、利用者がトイレ検索を選択すると(S11)、指定位置から所定範囲のトイレ施設を抽出し(S22)、端末側はそれを表示する(S12)。このとき、トイレまでの距離と所要時間を計測し表示するようにしてもよい。
利用者がその表示画面からトイレを選択すると(S13:Y)、トイレ情報送信要求が出され(S14)、クラウド側では、そのトイレのビーコンのID情報から、トイレ施設ごと、個室ごとの情報を収集し(S23)、トイレ情報として送信する(S24)。トイレ情報には、トイレ施設全体の情報、各個室の利用状況が含まれる。
端末側に表示されたトイレ情報を元に、利用者がトイレを決定すると、指定位置からそのトイレまでの移動ルートを案内する(S25)。その後、利用者がアプリを終了させると(S15:Y)、クラウド側は、アプリの終了を検出するとその端末との接続を終了し(S26:Y)、S20に戻る。
(リリース催促機能)
図9は、リリース催促機能の利用イメージを示す図である。リリース催促機能は、トイレへ行きたい人がトイレを使用中の人にそのこと伝え、個室のリリースを催促する機能である。トイレに行きたい人側(関心があるだけの人も含む)と、トイレを使用中の人側は以下の手順を行い、各利用者の端末とクラウドは、その手順の該当する処理を行う。
トイレに行きたい人側
(図中の番号は以下のステップに対応している。)
(1)トイレ情報が掲載されている地図から自分のいる場所の近辺などの行きたいトイレをチェックする。
(2)トイレ施設の情報(利用者の感想を含んでもよい)を参照し、現在のトイレの空き状態を判断する。このとき、該当場所へ行くための距離と時間が表示される。
(3)利用者がチェックした使いたいトイレの施設情報をクラウドに転送し、施設情報マスタDBのデータと該当するトイレのマッチングを行う。
(4)該当した施設情報のトイレに対して、施設情報テーブルの利用希望数を加算する。
(5)利用希望数は、利用希望者がチェックした時間から当該トイレに到着する時間が経過したときに減算する。このとき、希望したが実際には使用しなかった人数と実際に使用した人数を計算する。
トイレを使用している人側
(1)トイレ使用中の人の端末のアプリが個室に設置のビーコンの電波に反応して自動的に起動され、ビーコンからIDを取得する(図ではトイレ1のID)。ビーコンのIDはビーコンID記憶部に記憶される。
(2)端末のアプリがクラウドへビーコンIDを送信し、メッセージの照会をする。
(3)クラウド上で、転送されたIDと施設マスタDBのIDとをマッチングし、該当のIDに紐付けられたデータを取得する(例えば、「4人の人がこのトイレの利用を希望しています」などのメッセージ)。
(4)施設の個室トイレがすべて使用中であれば、メッセージと該当したIDを端末のアプリへ一斉送信する。
(5)各端末のアプリがクラウドからの送信IDと使用中の個室のビーコンから受信したIDとを突合し、リリース催促のメッセージを表示する(該当する端末にメッセージ「4人の人がこのトイレの利用を希望しています」を表示する)。
上記ステップにおいて、ステップ(2)は必要とせずに、クラウドがビーコン状況管理テーブルを自動的に参照して、オン/オフ情報がオンとなっているビーコンIDのある施設に紐づけられたデータを取り出し、送信する仕組みとしてもよい。
図10は、リリース催促機能の処理フローを示す図である。ユーザ端末1は、トイレに行きたい利用者の端末、ユーザ端末2は、トイレを使用中の利用者の端末である。ユーザ端末1の処理は、図7の場合と同様であるが、クラウド側には、施設情報テーブルの利用希望数からリリース催促が必要かどうかを判断する処理(S26)、そして必要であればリリース催促を送信する処理(S27)が追加されている。
ユーザ端末2は、トイレに設置されたビーコンの電波を検出しアプリを自動起動する(S30)。クラウドからの送信があることを検出すると(S31:Y)、IDのマッチングを判断する(S32)。IDのマッチングは、クラウドから送信されてきたIDが使用中の個室のビーコンのIDと一致しているかどうかを判断する処理である。また、前述したように、ビーコンIDと施設の属性とユーザの属性とのマッチングを行う。このとき、ビーコンの電波到達距離はBLEの場合10m程度あるので、隣の個室など複数のビーコンからの電波をキャッチすることになるが、そのうち電波強度が最も高いビーコンのIDを使用中の個室のIDと判断する。
IDがマッチしていなければ、なにもしないでS31に戻るが、マッチした場合は、リリース催促情報(リリース催促に関連する情報)を受信し、表示する(S33)。催促に応答する場合は(S34:Y)、端末に表示された所定のメニューを選択することによってクラウド側に応答メッセージを送信する(S35)。ここでの選択は、例えば、「もうすぐ出ます」、「あと少し待ってくれ」、「そんなにせかされても」などのボタンや終了予想時間に対応するボタン(例えば3分以内、3〜5分、5分以上など)を押すだけでよい。あるいは、決められたメッセージではなく、ユーザが自由にメッセージを入力し応答できるようにすることでもよい。もちろん、リリース催促に必ず応答する必要はない。
<食堂利用状況確認システム(第2の実施形態)>)
以下では、本発明の情報システムの第2の実施形態として、対象とする施設が、社員食堂や複数の簡易食堂(セルフサービス型の食堂)を有する地下街などの食堂施設である場合の食堂利用状況確認システムについて説明する。
図11は、食堂利用状況確認システムの概略を示したものである。第2の実施形態は、基本的には第1の実施形態と同様であるが、施設利用検出手段が、ドアの開閉を検出するド開閉検出機構でなく、食堂の配膳用のトレイやお盆の裏に、磁気近接スイッチである磁気シートを貼り、ビーコン発信機をテーブルの裏などに設置する点が異なる。この場合、施設利用検出手段は、食堂のテーブルに、このトレイ等を置くと、磁気シートとビーコンが反応してその席が利用中であることが検知される。したがって、テーブルの席ごとに、利用中か空かが判別できる。
食堂利用状況確認システムにおいても、トイレ情報システムと同様な仕組みで、ユーザの属性と施設の属性に応じて、提供されるべき施設の情報の送信を制御する機能(属性マッチング機能)、時間帯に応じて情報を制御する機能(時間帯制御機能)、利用パターンに応じて、席が空くまでの時間を予測する機能(空き時間予測機能)、待ち行列を検出する機能(待ち行列発生通知)などが実現できる。このような機能により、食堂の席の空き状態をタイムリーに知りたい、混雑する時間帯をずらして食事をしたい、といった食堂の課題を解決することができる。
<会議室利用状況確認(第3の実施形態)>
以下では、本発明の情報システムの第3の実施形態として、対象とする施設が、会社雑居ビルなどの会議室である会議室利用用状況確認システムについて説明する。
図12は、施設利用検出手段として、会議室のドア開閉検出機構を用いた例を示しているが、人体感知センサーを用いてもよい。また、ドア開閉検出機構と、人体感知センサーを併用してもよい。前者の場合、会議室のドアが開いていれば、その部屋は空と判断し、ドアが閉じていれば使用中と判断する。ただし、会議中にも人の出入りが発生するので、所定時間内のドアの開閉は、使用中又は空きと判断しないようにする。人体感知センサーの場合は、所定時間以上、人の気配を感知しない場合に空きと所定時間以上感知する場合は利用中と判断する。この場合、ビーコン発信機は、すべて出席者の端末に電波が届く位置、例えば、会議室のテーブルの真中や天井に1台設置するだけでもよい。このようにすることで、出席者を特定し、出席者の端末に外部からメッセージを送信することも可能である。例えば、会議の進行状況を出席者から直接聞くことができる。
また、会議室利用用状況確認システムは、既存の会議室予約シテムと連携させ、会議室の利用状況を常に把握できるようにし、予約時間になっても(所定時間が過ぎても)空きの状態が続く場合は、その予約を削除するようにしてもよい。また、会議室利用中のユーザの端末に対して、予約した終了時間の所定時間前にアラートを送信して、会議の終了を促す(リリース督促)ようにしてもよい。このような機能により、予約はされているが実際使われていない会議室が多い、予定より早く会議が終わったのにその空き時間を利用できない、現地に行かないと利用状況の変化が分からない、といった会議室の課題を解決することができる。
(実施形態の効果)
以上、第1の実施形態のシステムによれば、トイレを利用しようとする利用者に対して、又は現在トイレを使用している利用者に対して、個人を特定することなく、それぞれの状況に応じた適切な情報を総合的に提供することが可能なトイレ情報システムを簡単に提供することができる。例えば、マップ機能により、トイレを利用したい人に最寄トイレを表示するだけでなく、そのトイレ施設の情報や個室ごとの設備情報などを詳細に提供することができる。また、リリース催促機能により、特定のトイレの利用希望者が多数いる場合は、トイレの回転率や使用効率を高めることができる。特に本来の目的外にトイレを利用する人への対策として有効である。また、空き時間予測機能によって、トイレの利用パターンに応じてトイレが空くまでの時間を予測し、通知することができる。また、待ち行列発生通知機能により、混雑しているトイレの状況をその場に行かなくても把握することができる。また、時間制御機能によって、トイレの施設の閉鎖時間や営業時間に合わせて、その施設内にあるトイレの情報の提供を制御することができるので防犯上も役立つ。また、属性制御機能により、利用者の属性に応じたトイレ情報を提供することができる。また、広告送付機能によって、トイレを使用中の利用者にフロア情報など有用な情報を提供することができる。また、腹痛時最寄トイレ表示機能により、緊急時のトイレの不安を軽減することができる。
また、第2の実施形態の食堂利用状況把握システムによれば、前述の食堂の課題を解決することができる。具体的には、空き時間予測機能により、混雑を避けて食事ができる時間帯を把握することや待ち行列発生通知機能により混雑状況を知ることができる。また、時間制御機能によって、施設内に複数の食堂がある場合は、食堂の営業時間に合わせて、適切な食堂の情報(本日のスペシャルメニューなど)を提供することができる。また、属性制御機能により、利用者の属性に応じた食堂の情報を提供することができる。また、広告送付機能によって、食事中の利用者に近隣の施設の情報などを提供することができる。
また、第3の実施形態の会議室利用状況把握システムによれば、前述の会議室の様々な課題を解決することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として、トイレ情報システムについて説明したが、本発明は、方法の発明又はコンピュータ・プログラムの発明としても捉えることもできる。
100 トイレ施設
110 ドア開閉検出機構
111 施錠機構
111a 磁性体
111b 磁気近接スイッチ
112 ビーコン発信部
120 ビーコン受信機
121 ネットワーク通信部
122 ビーコン受信部
200 ユーザ端末
201 BLE受信部
202 GPS受信部
203 ネットワーク通信部
204 トイレ情報アプリ
300 クラウド
301 利用者位置情報取得部
302 最寄トイレ抽出部
303 トイレ利用状況制御部
304 トイレ情報送信部
311 利用者情報DB
312 施設マスタDB
313 構内地図DB
314 地域地図DB
315 利用パターン情報蓄積DB
350 管理者端末

Claims (14)

  1. 施設に設置されたビーコンのIDと前記施設の情報とを紐づけて格納するビーコン状況管理テーブルと、
    前記施設に設置されたビーコンが発信するビーコンIDをネットワークから受信するビーコンID受信部と、
    を備え、
    前記ビーコンID受信部による前記ビーコンIDの受信の有無によって前記ビーコン状況管理テーブルのビーコンのオン/オフ情報を更新し、前記施設の利用状況を管理し、
    前記ビーコン状況管理テーブルのオン/オフ情報がオンのビーコンIDについてのみ、前記ビーコンIDを識別子として匿名ユーザの端末との間でメッセージの送受信の処理を行う匿名ユーザ通信部と、
    登録ユーザのログイン認証を行い、前記登録ユーザの端末からのサービス要求に応じたサービス情報を、前記匿名ユーザ通信部とは別の経路で前記オン/オフ情報に関わらず、前記登録ユーザの端末に送信する登録ユーザ通信部と、
    を備えることを特徴とする、施設利用情報管理サーバ。
  2. 施設の情報を収集及び提供するサーバと前記施設の利用者のユーザ端末とが接続された情報システムであって、
    前記施設は、
    電波を発信するビーコンと、
    前記ビーコンと連動し、ユーザが前記施設の利用を検出する施設利用検出手段と、
    前記施設利用検出手段が前記施設の利用を検出したときに、前記ビーコンのIDを発信するビーコン発信機と、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記ビーコンのIDを近距離無線通信によって受信する手段と、
    当該受信したビーコンのIDを識別子として前記サーバに匿名で送信し、前記ビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報をサーバから受信する匿名通信部と、
    ユーザの認証要求及びサービス要求を前記サーバに送信するユーザ認証通信部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記ビーコン発信機によって発信されたビーコンのIDを識別子として、当該ビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報を前記ユーザ端末と送受信する手段と、
    前記ユーザ端末から前記認証要求及び前記サービス要求を受信したときに、当該ユーザを認証し、前記サービス要求に応じたサービス情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、
    を備えることを特徴とする情報システム。
  3. 前記サーバは、
    前記ユーザの属性と前記施設の属性に応じて、前記施設の情報の送信を制御することを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  4. 前記サーバは、
    時間帯に応じて、前記施設の情報の送信を制御することを特徴とする請求項又はに記載の情報システム。
  5. 前記サーバは、
    前記施設及び設備ごとの利用パターンの情報を蓄積し、前記施設及び前記設備の利用パターンに応じて、使用中の設備が空くまでの時間を予測することを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の情報システム。
  6. 前記サーバは、
    前記施設のビーコンから受信したユーザ端末の数が施設内の設備の数を所定数上回ったときに、前記施設に待ち行列が発生していると判断し、前記ユーザ端末に通知することを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の情報システム。
  7. 前記施設はトイレ施設であって、
    前記施設利用検出手段は、前記トイレ施設の個室のドアの開閉を検出するドア開閉検出機構を備え、
    前記サーバは、
    前記ビーコンのIDからトイレの個室ごとの利用状況を判断し、前記ユーザの登録情報及び前記トイレの利用状況に応じて、前記ユーザごとに提供すべきトイレ情報を判断し、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の情報システム。
  8. 前記サーバは、
    前記トイレ施設の個室を使用中のユーザの端末に対して、当該トイレを利用したい利用希望者の数と当該トイレ施設の個室数に基づいて、前記個室のリリースを催促するためのリリース督促を送信することを特徴とする請求項に記載の情報システム。
  9. 前記ユーザ端末は、
    腹痛の発生を予測可能なウェアラブルデバイスと接続され、前記ウェアラブルデバイスから腹痛の発生の通知があったときに、前記サーバと自動で接続し、最寄のトイレ施設の情報を取得して表示することを特徴とする請求項又はに記載の情報システム。
  10. 前記施設は食堂であって、
    前記施設利用検出手段は、前記食堂で用いられるトレイに備えられた磁気センサーと、前記食堂のテーブルに設置された前記ビーコンを有することを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の情報システム。
  11. 前記施設は会議室であって、
    前記施設利用検出手段は、前記会議室のドアに設置された磁気センサー又は前記会議室に設置された人体感知センサーと、前記ビーコンを有することを特徴とする請求項からまでのいずれか1項に記載の情報システム。
  12. 前記サーバは、前記会議室の予約時間を所定時間過ぎても当該会議室が空の場合、当該会議室の予約を削除することを特徴とする請求項11に記載の情報システム。
  13. 前記サーバは、前記会議室の予約時間の所定時間前になっても前記会議室が使用中の場合、当該会議室を使用中のユーザの端末に対して、当該会議室のリリースを催促するためのリリース督促を送信することを特徴とする請求項11又は12に記載の情報システム。
  14. 施設の情報を収集及び提供するサーバと接続された前記施設の利用者のユーザ端末のプログラムであって、
    前記施設は、
    電波を発信するビーコンと、
    前記ビーコンと連動し、ユーザが前記施設の利用したことを検出する施設利用検出手段と、
    前記施設利用検出手段が前記施設の利用を検出したときに、前記ビーコンのIDを発信するビーコン発信機と、を備えており、
    前記ユーザ端末に、
    前記ビーコン発信機によって発信されたビーコンのIDを近距離無線通信によって受信するステップと、
    前記受信したビーコンのIDを前記サーバに匿名で送信するステップと、
    前記送信したビーコンのIDに対応付けられた前記施設の情報をサーバから受信するステップと、
    前記ユーザの認証要求及びサービス要求を前記サーバに送信するステップと、
    前記サービス要求に対応付けられたサービス情報を前記サーバから受信するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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