JP2015076420A - 分極方向検査方法、分極方向検査装置及び圧電素子の製造方法 - Google Patents

分極方向検査方法、分極方向検査装置及び圧電素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、分極処理された素子の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる分極方向検査方法を提供する。【解決手段】圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、圧電素子の静電容量を測定する第1ステップと、圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、圧電素子の静電容量を測定する第2ステップと、第1ステップで得られた第1測定値と、第2ステップで得られた第2測定値とを比較し、第1測定値に対する第2測定値の高低に基づいて、圧電素子の分極方向を判別する。【選択図】図4

Description

本発明は、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の分極方向を判別する分極方向検査方法及び分極方向検査装置、並びに圧電素子の製造方法に関する。
従来、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の分極方向を判別する方法として、以下の方法が採用されてきた。
一般に、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子である、分極処理された圧電素子に分極方向と同じ方向に電界を印加すると、圧電素子のd31方向(電界の方向と直交する方向)は逆圧電効果によって収縮し、逆方向に電界を印加すると、d31方向は伸張する。そこで、分極処理された圧電素子に対して、任意の方向に矩形あるいはサイン波等の交流電界を印加し、その電界の方向に対する圧電素子の歪み状態を測定することで、分極方向を判別するようにしている。なお、圧電トランスの分極方向を検査する方法として、特許文献1に記載がある。
特開2003−051628号公報
しかしながら、従来の方法は、その前提として、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の歪量を測定するために、レーザードップラー振動計等の大掛かりな装置が必要になる。また、正確に歪量を測定するために、素子を基台等に接着剤で固定する必要があり、結果的に破壊検査になる。破壊検査の場合は、抜取り検査方式を採用するしかなく、全数保証を確保できないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる分極方向検査方法及び分極方向検査装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、分極方向が判明した圧電効果(逆圧電効果)を有する素子、あるいは分極方向がそれぞれ同じ方向とされた圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を製造することができ、分極方向が保証された圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を市場に供給することができる圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の製造方法を提供することができる。
[1] 第1の本発明に係る分極方向検査方法は、素子の分極方向を判別する分極方向検査方法であって、前記素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定ステップと、得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記素子の分極方向を判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
これにより、精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる。
[2] 第1の本発明において、前記測定ステップは、少なくとも2条件での前記測定を連続して行ってもよい。
[3] 第1の本発明において、少なくとも前記測定ステップは、10℃以上の温度変化がない環境で行うことが好ましい。
[4] 第1の本発明において、前記素子は、分極処理された圧電素子であってもよい。
[5] [4]において、前記測定ステップは、前記圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第1ステップと、前記圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第2ステップと、を有し、前記判別ステップは、前記第1ステップで得られた第1測定値と、前記第2ステップで得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記圧電素子の分極方向を判別することを特徴とする。
これにより、精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、分極処理された圧電素子の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる。しかも、実質的にバイアス電界を1回だけ印加した静電容量測定を追加するだけであるため、短時間で判定することができる。
[6] この場合、前記第2ステップで前記圧電素子に印加する前記バイアス電界は、前記圧電素子の抗電界の80%以下であることが好ましい。圧電素子の分極状態に影響を与えることがなく、バイアス電界の印加を止めた段階で、バイアス電界が0kV/mmの時点の分極状態に戻る。圧電素子に抗電界の80%以上のバイアス電界を印加すると、圧電素子が再分極あるいは脱分極する等して、バイアス電界が0kV/mmで測定した時の分極状態から大きく変化するため、バイアス電界方向に対する分極方向を判別することができない。
[7] また、前記測定ステップは、前記第1ステップを行った後に前記第2ステップを行うようにしている。従来、第1ステップのみで圧電素子が分極処理されたかどうかを判定していた工程で、連続して第2測定値を確認することができるため、大掛かりな工程変更を必要としない。
[8] [5]において、前記測定ステップは、前記圧電素子を分極処理した後に、前記圧電素子が分極処理されたかどうかを判定するための静電容量測定装置を兼用して行ってもよい。
[9] 第2の本発明に係る分極方向検査装置は、分極処理された圧電素子の分極方向を判別する分極方向検査装置であって、前記圧電素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定部と、得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記圧電素子の分極方向を判別する判別部とを有することを特徴とする。
[10] この場合、さらに、静電容量測定手段と、電界印加手段とを有し、前記測定部は、前記静電容量測定手段及び前記電界印加手段を制御して、前記圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第1静電容量測定部と、前記静電容量測定手段及び前記電界印加手段を制御して、前記圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第2静電容量測定部と、を有し、前記判別部は、前記第1静電容量測定部にて得られた第1測定値と、前記第2静電容量測定部で得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記圧電素子の分極方向を判別してもよい。
[11] さらに、前記圧電素子の一対の電極のうち、特定の電極を検出する電極検出部を有し、前記第2静電容量測定部は、前記特定の電極を基準に、前記一対の電極間に一定方向の前記バイアス電界を印加してもよい。
[12] この場合、前記一対の電極のうち、一方の電極に方向識別マークが施され、前記電極検出部は、前記方向識別マークを画像認識し、認識した前記方向識別マークに対応した電極を前記特定の電極として検出してもよい。
[13] あるいは、前記圧電素子の上面に形成された電極と、前記圧電素子の下面に形成された電極とで前記一対の電極とされ、前記電極検出部は、検査工程に投入された前記圧電素子の上面に位置する電極を、前記特定の電極として検出してもよい。
[14] 第3の本発明に係る圧電素子の製造方法は、圧電素子を作製する工程と、前記圧電素子を分極処理する工程と、分極処理された前記圧電素子の分極方向を判別する分極方向検査工程とを有する圧電素子の製造方法であって、前記分極方向検査工程は、前記圧電素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定ステップと、得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記圧電素子の分極方向を判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
これにより、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子、あるいは分極方向がそれぞれ同じ方向とされた圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を製造することができ、分極方向が保証された圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を市場に供給することができる。
[15] 第3の本発明において、前記測定ステップは、前記圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第1ステップと、前記圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第2ステップと、を有し、前記判別ステップは、前記第1ステップで得られた第1測定値と、前記第2ステップで得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記圧電素子の分極方向を判別してもよい。
上述したように、本発明に係る分極方向検査方法及び分極方向検査装置によれば、精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる。
また、本発明に係る圧電素子の製造方法によれば、圧電効果(逆圧電効果)を有する素子、あるいは分極方向がそれぞれ同じ方向とされた圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を製造することができ、分極方向が保証された圧電効果(逆圧電効果)を有する素子を市場に供給することができる。
図1Aは円盤状の圧電素子を示す斜視図であり、図1Bは矩形状の圧電素子を示す斜視図であり、図1Cは、一方の電極に方向識別マークを形成した圧電素子を示す斜視図である。 図2Aはセラミックス強誘電体で代表的な結晶構造であるペロブスカイト構造を有する結晶の単位格子(結晶格子)を模式的に示す斜視図であり、図2Bは図2Aの結晶格子を正面からみた図である。 図3Aは分極処理されていない圧電素子を示す模式図であり、図3Bは分極処理された圧電素子の分極方向を示す模式図であり、図3Cは分極方向と同方向にバイアス電界を印加した状態を示す模式図であり、図3Dは分極方向と逆方向にバイアス電界を印加した状態を示す模式図である。 本実施の形態に係る分極方向検査方法を示すフローチャートである。 圧電素子に印加するバイアス電界に対する静電容量値の変化を示すグラフである。 本実施の形態に係る分極方向検査装置を示すブロック図である。 分極方向検査装置の処理動作を示すフローチャートである。 分極方向検査装置の変形例を示すブロック図である。 図1A及び図1Bに示す圧電素子の分極方向を判別する場合の使用例を示す説明図である。 本実施の形態に係る圧電素子の製造方法を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る分極方向検査方法、分極方向検査装置及び圧電素子の製造方法の実施の形態例を図1A〜図10を参照しながら説明する。なお、本明細書において数値範囲を示す「〜」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味として使用される。
本実施の形態に係る分極方向検査方法は、分極処理された圧電素子の分極方向を判別する。
先ず、図1A〜図1Cに示すように、圧電素子10は、ペロブスカイト構造等から構成された素子本体12と、素子本体12の例えば上面及び下面に形成された一対の電極14a及び14bとを有する。形状としては、図1Aに示す円盤形状や図1Bに示す矩形形状等が挙げられる。もちろん、図1Cに示すように、素子本体12を積層構造にして、一対の電極14a及び14bをくし歯状に形成してもよい。この場合、素子本体12の上面に一対の電極14a及び14bが現れるように形成し、そのうちの一方の電極14aに方向識別マーク16を形成してもよい。
素子本体12を構成するペロブスカイト構造は、一般に、ABX3という組成式で表され、BaTiO3等の酸化物が挙げられる。
ペロブスカイト構造を有する結晶の単位格子(以下、単に結晶格子18という)は、図2A及び図2Bに示すように、立方晶系の単位構造を持ち、8つの頂点にAサイトの陽イオン(Aサイトイオン100と記す)が存在し、6つの面の中心にXサイトの陰イオン(Xサイトイオン102と記す)が存在し、結晶格子18のほぼ中心にBサイトの陽イオン(Bサイトイオン104と記す)が存在する。Aサイトイオン100とXサイトイオン102は同程度の大きさを有し、Bサイトイオン104はAサイトイオン100よりも小さなサイズを有する。BaTiO3を例にすると、Aサイトイオン100がBa2+イオンであり、Xサイトイオン102がO2-イオンであり、Bサイトイオン104がTi4+イオンである。そして、Bサイトイオン104は、Aサイトイオン100よりもサイズが小さいため、温度や電界の影響を受けて、中心106からずれた位置に存在し得ることになる。そして、結晶格子18のうち、Bサイトイオン104(陽イオン)が存在する側(図2Bでは上側)の電荷が“+”リッチ側となり、反対側(図2Bでは下側)の電荷が“−”リッチ側となる。図2Aに示すように、結晶格子18の長軸方向がc軸、短軸方向がa軸と称されている。以下の説明では、c軸の長さとa軸の長さの比をc/aと記す。
ここで、本実施の形態に係る分極方向検査方法について図3A〜図5を参照しながら説明する。なお、図3A〜図3Dにおいて、結晶格子18中の「+」は“+”リッチ側を示し、「−」は“−”リッチ側を示す。
先ず、図3Aに模式的に示すように、分極処理されていない圧電素子10は、各結晶格子18の例えば“+”リッチ側の向きがばらばらとなっている。この状態から、図3Bに示すように、圧電素子10の例えば一方の電極14aに正電位、他方の電極14bに負電位を印加して圧電素子10を分極処理すると、各結晶格子18は一方の電極14a側に“−”リッチ側が揃い、他方の電極14b側に “+”リッチ側が揃うこととなる。このときの分極方向は他方の電極14bから一方の電極14aに向かう方向である。
そして、図4のステップS1において、圧電素子10にバイアス電界Ebを印加しない状態で、圧電素子10の静電容量を測定して静電容量値C1を得る。つまり、分極処理した状態での圧電素子10の静電容量が測定される。この測定では、圧電素子10を分極処理した後に、圧電素子10が設計どおり分極処理されたかどうかを判定するための静電容量測定装置を使用(兼用)して行うようにしてもよい。
その後、ステップS2において、圧電素子10にバイアス電界Ebを印加した状態で、圧電素子10の静電容量を測定して静電容量値C2を得る。このとき、図3Cに示すように、一方の電極14aに正電位が印加され、他方の電極14bに負電位が印加されることになる。つまり、方向が分極方向と同じ方向(上向き)のバイアス電界Ebが印加される。この場合、結晶格子18中のBサイトイオン104が、結晶格子18の中心106からさらに離れる方向に、バイアス電界Ebの強さに応じた分だけ歪む(逆圧電効果)ことから、結晶格子18内の格子間距離が変化し、c/aが大きくなって、見かけ上、誘電率が下がり、静電容量値が低くなると考えられる。結果的にステップS1で得られた静電容量値C1よりも低い静電容量値C2を得る。このステップS2において、圧電素子10に印加するバイアス電界Ebは、圧電素子10の分極状態に影響を与えない程度のバイアス電界Ebを印加することが好ましい。従って、バイアス電界Ebとしては、圧電素子10の抗電界の80%以下であることが好ましく、例えば0.1〜1kV/mmが挙げられる。
その後、図4のステップS3において、ステップS1で得られた静電容量値C1と、ステップS2で得られた静電容量値C2とを比較し、静電容量値C1に対する静電容量値C2の高低とバイアス電界方向とに基づいて、圧電素子10の分極方向を判別する。この例では、静電容量値C2が静電容量値C1よりも低いことから、分極方向が電界の方向と同じ上向きであるとして判別される。
上述したステップS2において、図3Dに示すように、一方の電極14aに負電位を印加し、他方の電極14bに正電位を印加した場合、つまり、方向が分極方向と反対方向(下向き)のバイアス電界Ebを印加した場合は、結晶格子18中のBサイトイオン104が、結晶格子18の中心106に向かってバイアス電界Ebの強さに応じた分だけ歪む(逆圧電効果)ことから、結晶格子18内の格子間距離が変化し、c/aが小さくなって、見かけ上、誘電率が大きくなり、静電容量値が高くなると考えられる。結果的にステップS1で得られた静電容量値C1よりも高い静電容量値C2を得る。
従って、次のステップS3では、静電容量値C2が静電容量値C1よりも高いことから、分極方向が電界の方向とは反対方向の下向きであるとして判別される。
このように、本実施の形態に係る分極方向検査方法においては、精度向上のために破壊検査を行う必要がなく、分極処理された圧電素子10の分極方向を容易に判別することができ、全数保証を確保することができる。
実質的にバイアス電界Ebを1回だけ印加した静電容量測定を追加するだけであるため、短時間で判定することができる。しかも、バイアス電界Ebは、圧電素子10の抗電界の80%以下であるため、圧電素子10の分極状態に影響を与えることがなく、バイアス電界Ebの印加を止めた段階で、分極処理された時点の分極状態に戻る。また、ステップS1を行った後にステップS2を行うようにしたので、ステップS1において、圧電素子10が設計どおり分極処理されたかどうかを判定する際に、同時に静電容量値C1を確認することができ、工程の簡略化を図ることができる。
さらに、少なくともステップS1及びステップS2において、10℃以上の温度変化がない環境で行うことで、正確に分極方向を判別することができ、好ましい。
[実験例]
ここで、1つの実験例を示す。この実験例では、圧電素子10として、図1Cに示す圧電素子10を用い、この圧電素子10に対して分極方向が他方の電極14bから一方の電極14aに向かう方向の分極処理を行った。その後、分極方向検査装置20を使用して、バイアス電界Ebを以下の[1]、[2]及び[3]の順番で印加したときの静電容量の変化(静電容量値の変化量)を確認した。静電容量の測定結果を図5に示す。
[1]:0.0kV/mm→0.1kV/mm→0.2kV/mm→0.3kV/mm
[2]:0.3kV/mm→0.2kV/mm→0.1kV/mm→0.0kV/mm→−0.1kV/mm→−0.2kV/mm→−0.3kV/mm
[3]:−0.3kV/mm→−0.2kV/mm→−0.1kV/mm→0.0kV/mm
図5から、バイアス電界Ebがプラスの領域の静電容量値C2は、バイアス電界Ebが0.0kV/mmでの静電容量値C1よりも低く、バイアス電界Ebがマイナスの領域の静電容量値C2は、バイアス電界Ebが0.0kV/mmでの静電容量値C1よりも高くなっている。図5の例では、−0.3kV/mm〜+0.3kV/mmの範囲で、C2=(100%+4%〜100%−4%)×C1が成り立ち、分極方向の判別が可能である。
このように、バイアス電界Ebを印加しない状態(バイアス電界Eb=0.0kV/mm)での圧電素子10の静電容量値C1と、圧電素子10にバイアス電界Ebを印加した状態での圧電素子10の静電容量値C2との高低を比較することで、容易に分極方向を測定することができることがわかる。
次に、上述した本実施の形態に係る分極方向検査方法を実現する分極方向検査装置20について図6を参照しながら説明する。なお、圧電素子10として、例えば図1Cに示すように、素子本体12の上面に一対の電極(一方の電極14a及び他方の電極14b)が現れるように形成され、そのうちの一方の電極14aに方向識別マーク16が形成された圧電素子10を使用する場合を想定する。また、圧電素子10に対する分極処理において、正常な分極処理であれば、分極方向が他方の電極14bから一方の電極14aに向かう方向としている。
先ず、分極方向検査装置20は、図6に示すように、図示しない検査台あるいはトレイに載置された圧電素子10を撮像するカメラ22と、圧電素子10の静電容量を測定する静電容量測定装置24(LCRメータ)と、圧電素子10に対してバイアス電界Ebを印加するDC電源26と、少なくともカメラ22、静電容量測定装置24及びDC電源26を制御する制御部28とを有する。
制御部28は、圧電素子10の一対の電極14a及び14bのうち、特定の電極を検出する電極検出部30と、圧電素子10の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定部32と、得られた少なくとも2つの測定値を比較して圧電素子10の分極方向を判別する判別部34とを有する。
電極検出部30は、方向識別マーク16(図1C参照)を画像認識し、認識した方向識別マーク16に対応した電極(この例では、一方の電極14a)を特定の電極として検出する。
測定部32は、圧電素子10をバイアス電界Eb=0kV/mmの状態、すなわち、バイアス電界Ebを印加しない状態で、圧電素子10の静電容量を測定する第1静電容量測定部36Aと、圧電素子10にバイアス電界Eb=0.1〜1kV/mmを印加した状態で、圧電素子10の静電容量を測定する第2静電容量測定部36Bと、第1静電容量測定部36A及び第2静電容量測定部36Bでの測定値を一時的に記憶するメモリ38とを有する。
判別部34は、第1静電容量測定部36Aにて得られた静電容量値C1と、第2静電容量測定部36Bで得られた静電容量値C2とを比較し、静電容量値C1に対する静電容量値C2の高低とバイアス電界方向とに基づいて、圧電素子10の分極方向を判別する。
ここで、分極方向検査装置20での処理動作を図7のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、図7のステップS101において、電極検出部30は、カメラ22を駆動制御して、図示しない検査台あるいはトレイに載置された圧電素子10を撮像し、方向識別マーク16(図1C参照)の位置を画像認識する。電極検出部30は、画像認識した方向識別マーク16に対応した電極(一方の電極14a)を特定の電極として検出する。画像認識は、オペレータが表示装置の画面に表示される画像を見ながら、カメラ22を操作して方向識別マーク16の位置を検出(手動)してもよいし、撮像画像のうち、方向識別マーク16の画像と一致する画像をパターンマッチングを用いて自動的に検出してもよい。
ステップS102において、第1静電容量測定部36Aは、圧電素子10にバイアス電界Ebを印加していない状態で、圧電素子10の静電容量を測定する。具体的には、第1静電容量測定部36Aは、静電容量測定装置24を制御して、一対のプローブピン40a及び40b(図6参照)を、圧電素子10の一対の電極14a及び14bに接触させて、圧電素子10の静電容量を測定する。第1静電容量測定部36Aは、このときの静電容量値を静電容量値C1としてメモリ38に記憶する。
ステップS103において、第2静電容量測定部36Bは、圧電素子10にバイアス電界Ebを印加した状態で、圧電素子10の静電容量を測定する。具体的には、第2静電容量測定部36Bは、DC電源26を駆動制御して、圧電素子10の一対の電極14a及び14b間にバイアス電界Ebを印加する。このとき、例えば方向識別マーク16に対応する一方の電極14aが正電位、他方の電極14bが負電位となるように印加する。そして、第2静電容量測定部36Bは、圧電素子10にバイアス電界Ebが印加されている状態で、ステップS102と同様にして、静電容量測定装置24を使用して圧電素子10の静電容量を測定し、このときの静電容量値を静電容量値C2としてメモリ38に記憶する。
ステップS104において、判別部34は、メモリ38から静電容量値C1及び静電容量値C2を読み出して、これら静電容量値C1と静電容量値C2とを比較し、静電容量値C1に対する静電容量値C2の高低とバイアス電界方向とに基づいて、圧電素子10の分極方向を判別する。判別部34は、上述したように、静電容量値C2が静電容量値C1よりも低ければ、分極方向が他方の電極14bから一方の電極14aに向かう方向として判別し、正常に分極処理がされているものと判定する。
上述した分極方向検査装置20では、静電容量測定装置24及びDC電源26を用いた例を示したが、その他、図8の変形例に係る分極方向検査装置20aに示すように、静電容量測定装置24及びDC電源26に代えて、バイアス電界印加手段と静電容量測定手段とを兼ね備えたインピーダンスアナライザ42を用いてもよい。この場合、分極方向検査装置20の装置構成の簡単化と静電容量以外の電気特性、例えば共振周波数での判別もできる。
また、圧電素子10として、図1A及び図1Bに示す圧電素子10を使用する場合は、電極検出部30は、検査工程に投入された圧電素子10の上面に位置する一方の電極14aを、特定の電極として検出してもよい。この場合、図9に示すように、上面に共通電極44が形成された基台46を使用することが好ましい。すなわち、圧電素子10の検査工程への投入の際に、基台46の共通電極44上に、圧電素子10を載置して、圧電素子10の他方の電極14bと共通電極44とを接触させ、共通電極44からDC電源26の例えばマイナス側端子とを配線接続する。また、圧電素子10の静電容量を測定するときは、静電容量測定装置24の一方のプローブピン40aを圧電素子10の一方の電極14aに接触させ、他方のプローブピン40bを共通電極44に接触させればよい。
次に、本実施の形態に係る圧電素子の製造方法について図10を参照しながら説明する。
先ず、図10のステップS201において、素子本体12に一対の電極14a及び14bを形成して圧電素子10を作製する。その後、ステップS202において、一対の電極14a及び14bのうち、例えば一方の電極14aに例えばレーザ等を用いて孔を形成して方向識別マーク16としても良く、上述の一対の電極14a及び14bを形成する際に、スクリーン印刷法を用いる等して、方向識別マーク16を予め形成しても良い。このステップS202は、圧電素子10が図1Aや図1Bのタイプであれば、省略してもよい。
ステップS203において、圧電素子10を分極処理する。この場合、正常な分極処理の分極方向を例えば他方の電極14bから一方の電極14aに向かう方向とする。そして、ステップ204において、上述した本実施の形態に係る分極方向検査方法を用いて分極処理済みの圧電素子10の分極方向を判別する。
その後、ステップS205において、分極方向が正常な圧電素子と正常でない圧電素子を振り分ける。正常でない圧電素子は、ステップS206において、不良品として一旦回収される。そして、不良品として回収された圧電素子を、再度ステップS203において正しい方向で再分極処理した後、ステップS204以降の処理を繰り返す。
このように、本実施の形態に係る圧電素子の製造方法においては、分極方向が判明した圧電素子10、あるいは分極方向がそれぞれ同じ方向とされた圧電素子10を製造することができ、分極方向が保証された圧電素子10を市場に供給することができる。しかも、一旦、NGとされた圧電素子10に対して再度分極処理を行った後、分極方向検査を行うようにしたので、歩留まりの向上も図ることができ、圧電素子10の生産性を上げることができる。
上述の例では、主に圧電素子10の静電容量を2条件で測定し、得られた2つの測定値を比較して圧電素子10の分極方向を判別したが、その他、圧電素子10に限らず、素子の共振周波数を2条件で測定し、得られた2つの測定値を比較して素子の分極方向を判別してもよい。
なお、本発明に係る分極方向検査方法、分極方向検査装置及び圧電素子の製造方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…圧電素子 12…素子本体
14a、14b…一対の電極 14a…一方の電極
14b…他方の電極 16…方向識別マーク
18…単位格子 20…分極方向検査装置
22…カメラ 24…静電容量測定装置
26…DC電源 28…制御部
30…電極検出部 32…測定部
34…判別部 36A…第1静電容量測定部
36B…第2静電容量測定部 42…インピーダンスアナライザ
C1、C2…静電容量値 Eb…バイアス電界

Claims (15)

  1. 素子の分極方向を判別する分極方向検査方法であって、
    前記素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定ステップと、
    得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記素子の分極方向を判別する判別ステップとを有することを特徴とする分極方向検査方法。
  2. 請求項1記載の分極方向検査方法において、
    前記測定ステップは、少なくとも2条件での前記測定を連続して行うことを特徴とする分極方向検査方法。
  3. 請求項1又は2記載の分極方向検査方法において、
    少なくとも前記測定ステップは、10℃以上の温度変化がない環境で行うことを特徴とする分極方向検査方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の分極方向検査方法において、
    前記素子は、分極処理された圧電素子であることを特徴とする分極方向検査方法。
  5. 請求項4記載の分極方向検査方法において、
    前記測定ステップは、
    前記圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第1ステップと、
    前記圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第2ステップと、を有し、
    前記判別ステップは、前記第1ステップで得られた第1測定値と、前記第2ステップで得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記圧電素子の分極方向を判別することを特徴とする分極方向検査方法。
  6. 請求項5記載の分極方向検査方法において、
    前記第2ステップで前記圧電素子に印加する前記バイアス電界は、前記圧電素子の抗電界の80%以下であることを特徴とする分極方向検査方法。
  7. 請求項5又は6記載の分極方向検査方法において、
    前記測定ステップは、前記第1ステップを行った後に前記第2ステップを行うことを特徴とする分極方向検査方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の分極方向検査方法において、
    前記測定ステップは、前記圧電素子を分極処理した後に、前記圧電素子が分極処理されたかどうかを判定するための静電容量測定装置を兼用して行うことを特徴とする分極方向検査方法。
  9. 分極処理された圧電素子の分極方向を判別する分極方向検査装置であって、
    前記圧電素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定部と、
    得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記圧電素子の分極方向を判別する判別部とを有することを特徴とする分極方向検査装置。
  10. 請求項9記載の分極方向検査装置において、
    さらに、静電容量測定手段と、電界印加手段とを有し、
    前記測定部は、
    前記静電容量測定手段及び前記電界印加手段を制御して、前記圧電素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第1静電容量測定部と、
    前記静電容量測定手段及び前記電界印加手段を制御して、前記圧電素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記圧電素子の静電容量を測定する第2静電容量測定部と、を有し、
    前記判別部は、
    前記第1静電容量測定部にて得られた第1測定値と、前記第2静電容量測定部で得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記圧電素子の分極方向を判別することを特徴とする分極方向検査装置。
  11. 請求項10記載の分極方向検査装置において、
    さらに、前記圧電素子の一対の電極のうち、特定の電極を検出する電極検出部を有し、
    前記第2静電容量測定部は、前記特定の電極を基準に、前記一対の電極間に一定方向の前記バイアス電界を印加することを特徴とする分極方向検査装置。
  12. 請求項11記載の分極方向検査装置において、
    前記一対の電極のうち、一方の電極に方向識別マークが施され、
    前記電極検出部は、前記方向識別マークを画像認識し、認識した前記方向識別マークに対応した電極を前記特定の電極として検出することを特徴とする分極方向検査装置。
  13. 請求項11記載の分極方向検査装置において、
    前記圧電素子の上面に形成された電極と、前記圧電素子の下面に形成された電極とで前記一対の電極とされ、
    前記電極検出部は、検査工程に投入された前記圧電素子の上面に位置する電極を、前記特定の電極として検出することを特徴とする分極方向検査装置。
  14. 圧電素子を作製する工程と、
    前記圧電素子を分極処理する工程と、
    分極処理された前記圧電素子の分極方向を判別する分極方向検査工程とを有する圧電素子の製造方法であって、
    前記分極方向検査工程は、
    前記圧電素子の電気的特性を少なくとも2条件で測定する測定ステップと、
    得られた少なくとも2つの測定値を比較して前記圧電素子の分極方向を判別する判別ステップとを有することを特徴とする圧電素子の製造方法。
  15. 請求項14記載の圧電素子の製造方法において、
    前記測定ステップは、
    前記素子をバイアス電界0kV/mmの状態で、前記素子の静電容量を測定する第1ステップと、
    前記素子にバイアス電界0.1〜1kV/mmを印加した状態で、前記素子の静電容量を測定する第2ステップと、を有し、
    前記判別ステップは、前記第1ステップで得られた第1測定値と、前記第2ステップで得られた第2測定値とを比較し、前記第1測定値に対する前記第2測定値の高低とバイアス電界方向とに基づいて、前記素子の分極方向を判別することを特徴とする圧電素子の製造方法。
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