JP2015076123A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付け時の電気的接続作業が容易な照明装置を提供する。【解決手段】半導体発光素子22と、電源回路ユニット60と、筐体10と、端子台70とを有する照明装置1である。電源回路ユニット60は、回路基板61と、回路基板61に立設された導電性のコネクタ64とを有する。筐体10は、筒状であって、内部に電源回路ユニット60を収容する。端子台70は、筐体10に固定された蓋体75と、蓋体75に固定され、外部電源線3とコネクタ64との間の電気的接続を仲介する接続端子71bとを有する。接続端子71bは、コネクタ64に接続されたコネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線3に接続される外部電源線側接続端子部分71b2とを有する。コネクタ64およびコネクタ側接続端子部分71b1の、一方は剛性を有し、端子台70と電源回路ユニット60との組付方向に沿って他方側に突出しており、他方は一方に弾性接触している。【選択図】図5

Description

本発明は、天井等に取り付けて使用される照明装置に関し、特に照明装置内部の電気的接続構造に関する。
近年、光源として高発光効率かつ長寿命なLED(Light Emitting Diode)などの半導体発光素子を用いた照明装置が普及しつつある。このような照明装置においては、半導体発光素子を点灯させるための電力を供給する電源回路ユニットが必要となる。
また、天井等に取り付けて使用される照明装置には、円筒状の筐体の下端側に光源が配置され、筐体内部における光源よりも上端側に電源回路ユニットが収容されて、電源回路ユニットと光源とが一体的に構成されたものが従来から知られている(例えば、特許文献1)。
このような照明装置においては、天井裏等に配設され、外部電力(商用電力)を配電するための外部電源線と電源回路ユニットとを接続する必要がある。施工業者等が外部電源線を接続する際には、筐体の上側の開口を閉塞する蓋が取り外され、内部の電源回路ユニットが露出した状態で外部電源線を電源回路ユニットに接続した後、再び蓋を被せて開口を塞ぐ方法が、従来採用されている。
上記の場合、外部電源線を接続する際に、電源回路ユニットが外部に露出しているため、電源回路ユニットを構成する電子部品に施工業者等が誤って触れて電子部品が損傷したり、異物が混入して電子部品の動作不良の原因となったりといった問題が発生する虞がある。また、安全性の面からも好ましくない。
そこで、蓋に速結端子等の接続端子を設けて端子台とし、接続端子を介して電源回路ユニットと外部電源線とを電気的に接続する構成が考えられる。このような構成の場合、外部電源線は蓋(端子台)に設けられた接続端子に接続すればよいため、蓋を取り外す必要が無い。
特開2011−243510号公報
上記の構成の場合、組付けの際には、筐体内部において、接続端子と電源回路ユニットとを電気的に接続した後に、蓋が被せられることとなる。従って、組付け作業効率の向上を図るために、接続端子と電源回路ユニットとの電気的接続作業における効率の向上が求められている。
本発明は、上記の課題に鑑み、組付けの際の電気的接続作業の効率が向上した照明装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明装置は、半導体発光素子と、回路基板および前記回路基板に立設された導電性のコネクタを有し、前記コネクタを介して受電した電力を、前記半導体発光素子を点灯させるための電力に変換する電源回路ユニットと、筒状で、前記半導体発光素子からの光の主出射方向を下方とした場合に、前記半導体発光素子が下端に取り付けられ、前記電源回路ユニットを内部に収容する筐体と、前記筐体に固定された蓋体および、前記蓋体に固定され、外部電力を配電する外部電源線と前記コネクタとの間の電気的接続を仲介する導電性の接続端子を有する端子台とを有し、前記接続端子は、前記コネクタに接続されたコネクタ側接続端子部分および、前記外部電源線に接続するための外部電源線側接続端子部分を有し、前記コネクタおよび前記コネクタ側接続端子部分のうち、一方は、剛性を有し、前記端子台と前記電源回路ユニットとが組付けられる際の組付方向に沿って他方側に突出しており、前記他方は、前記一方に弾性接触していることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記蓋体が、上面を有し、前記上面には、開口が設けられており、前記接続端子は、前記外部電源線側接続端子部分が前記上面の開口に臨んだ状態で、前記蓋体に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記蓋体が、上面および前記上面から下方に凹入する凹部または上下方向に貫通する貫通孔である接続用空間を有し、前記接続用空間の側面には、開口が設けられており、前記接続端子は、前記外部電源線側接続端子部分が前記側面の開口に臨んだ状態で、前記蓋体に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記蓋体が、前記電源回路ユニットを覆う態様で前記筐体の内部に収容されている、または、前記筐体の上端側開口を閉塞していることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記接続端子が、前記外部電源線側接続端子部分と前記コネクタ側接続端子部分とが平面視において互いにずれた位置関係となる状態で、前記蓋体に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記外部電源線側接続端子部分および前記コネクタ側接続端子部分が、一体的に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記回路基板が、その周縁の一部が切り欠かれた切欠き部を有し、前記蓋体は、下端が開口した有底筒状であって、その筒壁の一部が前記回路基板の前記切欠き部の形状と適合するように内側に凹入した凹入側面部分を有し、前記回路基板の前記切欠き部と前記蓋体の前記凹入側面部分とが適合した状態において、前記コネクタと前記コネクタ側接続端子部分とは、平面視で重なり合う位置に配されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記接続端子が、平面視において前記蓋体の中央部に固定されていることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、柱状であることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、円柱状であることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、多角柱状であることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、板状であることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、柱軸に直交する平面による断面がX字状であることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記他方が、前記一方を挟持するように弾性接触していることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、前記コネクタであることを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る照明装置は、前記一方が、前記コネクタ側接続端子部分であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る照明装置は、コネクタおよびコネクタ側接続端子部分のうち、一方は、剛性を有し、端子台と電源回路ユニットとが組付けられる際の組付方向に沿って他方側に突出している。そして、他方は、一方に弾性接触している。このように、一方が剛性を有し、他方が一方に対して弾性的に接触することができるため、電源回路ユニットと端子台とを組付ける際に、一方と他方とを位置合わせして組付けるだけで電気的接続を行うことができ、作業が容易である。従って、組付けの際の電気的接続作業の効率の向上を図ることが可能である。
また、組付けられた状態において、他方は一方に対して弾性接触しているため、一方と他方との間の安定的な電気的接続を確保することが可能である。
実施の形態1に係る照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す斜視図 実施の形態1に係る照明装置を示す一部分解斜視図であって、(a)は正面側から見た図、(b)は背面側から見た図 実施の形態1に係る照明装置を正面側から見た分解斜視図 実施の形態1に係る照明装置を背面側から見た分解斜視図 実施の形態1に係る照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す断面図 実施の形態1に係る照明装置におけるコネクタと接続端子との接続方法および、接続端子と外部電源線との接続方法を示す斜視断面図であって、(a)はコネクタおよび外部電源線が接続端子と接続される前の状態を示す図、(b)はコネクタおよび外部電源線が接続端子と接続された状態を示す図 実施の形態2に係る照明装置を示す一部分解斜視図であって、(a)は正面側から見た図、(b)は背面側から見た図 実施の形態2に係る照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す断面図 実施の形態2に係る照明装置におけるコネクタと接続端子との接続方法を示す一部切欠き斜視図であって、(a)はコネクタが接続端子と接続される前の状態を示す図、(b)はコネクタが接続端子と接続された状態を示す図 実施の形態2に係る照明装置における外部電源線と接続端子との接続方法を示す一部切欠き斜視図であって、(a)は外部電源線が接続端子と接続される前の状態を示す図、(b)は外部電源線が接続端子と接続された状態を示す図 (a)は変形例1に係るコネクタを示す斜視図、(b)は変形例2に係るコネクタを示す斜視図、(c)は変形例3に係るコネクタを示す斜視図、(d)は変形例4に係るコネクタを示す斜視図、(e)は変形例5に係るコネクタを示す斜視図
<本発明の構成に至った経緯>
筐体内においてコネクタと接続端子とを、例えばリード線を用いて接続する場合、リード線が撓んで接続しづらい場合があり、組み付けの際の作業効率低下の要因となっている。
そこで、作業効率向上のために、簡単な作業でコネクタと接続端子とを接続することができる構成を備えた照明装置が望まれている。
以下、本発明の一態様に係る照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面は模式図であり、各図面における部材の縮尺は、実際のものとは異なる場合がある。
<実施の形態1>
1.照明装置1の構成
照明装置1の構成について、図1から図5を用いて説明する。図1は、照明装置1の外観を示す斜視図である。図2(a)は、照明装置1を示す正面側から見た一部分解斜視図である。図2(b)は、照明装置1を示す背面側から見た一部分解斜視図である。図3は、照明装置1を示す正面側から見た分解斜視図である。図4は、照明装置1を示す背面側から見た分解斜視図である。図5は、照明装置1を示す断面図である。
図1および図5に示すとおり、照明装置1は、例えば、天井2に設置されるシーリングライトであり、外部電源線3によって直接商用交流電源と接続される電源回路内蔵型の照明装置である。ただし、照明装置1の構成を、ダウンライトなどの建築物用照明装置に適用してもよいし、バックライトなどの建築物用照明装置以外の照明装置に適用してもよい。
なお、以下の説明においては、照明装置1から見て天井2側を上側、その反対側を下側とする。したがって、照明装置1の上側の面が背面、下側の面が正面となる。照明装置1からの光の主出射方向は下方である。
図3および図4に示すとおり、照明装置1は、例えば、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、カバー50、電源回路ユニット60、端子台70、取付部材80を備える。そして、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、カバー50、および電源回路ユニット60により装置本体4が構成されている(図2(a)および図2(b)参照)。
(1)各部材の構成
以下、各部材の構成について説明する。
a.筐体10
筐体10は、例えば、アルミダイキャストなどの金属材料からなり、円形平板状の基台部11と、基台部11の上側主面11a上から円筒状に立ち上がる回路収容部12とを有する。回路収容部12は、上端に上端側開口12aを有している。
基台部11は、その中央に形成された円形の開口部13と、間隔をあけて開口部13を挟む位置に形成された小ねじ孔14と、開口部13を中心とする正三角形の頂点に相当する位置に形成された貫通孔15とを有する。また、基台部11の上側主面11a上には、開口部13を中心に各貫通孔15から約30度回転した位置にボス16が形成されている。小ねじ孔14、貫通孔15及びボス16はすべて回路収容部12の内部側に配置されており、照明装置1の組立後の状態では、これらが露出しないようになっている。
回路収容部12には、円筒の側面に相当する外周面12bの上下方向中央付近において外方へ突出して円環状をなす外鍔部17が形成されている。また、回路収容部12の内部には、上側主面11a上に、例えばグラスウール、セラミックファイバー、フェノールフォーム、ウレタンフォームなどの繊維系断熱材や発泡系断熱材などからなる断熱板18が配置されている。断熱板18は、その中央に円形の開口部を有する平板状であって、上側主面11aを覆いながら貫通孔15及びボス16を露出するよう、例えば六角形となっている。断熱板18はまた、電気絶縁性を有する材料から形成されており、基台部11と電源回路ユニット60との間の電気的絶縁性を確保する役割も果たしている。
b.発光ユニット20
発光ユニット20は、基板21と、複数の発光部(半導体発光素子)22と、電源端子23とを有する。
基板21は、基台部11より小さく、回路収容部12の外径より大きい直径を有する円形平板状であって、例えば、セラミックや熱伝導性樹脂などからなる電気絶縁層に、アルミや銅などからなる金属層をパターニングしたものである。金属層は、各発光部22と電源端子23を電気的に接続する配線、各発光部22が発する光を効率良く照明装置1の正面側へ導くための光反射部、各発光部22が発する熱を効率良く発散させるための放熱部などの役割を持ち、その役割に適した材料がそれぞれ必要な箇所にパターニングされている。また、基板21は、基台部11に対応して、その中央に形成された円形の開口部24と、小ねじ孔14に対応する位置に形成された小貫通孔25と、貫通孔15に対応する位置に形成された貫通孔26とを有する。
発光部22は、半導体発光素子を光源とするものであって、例えば白色光を発する表面実装型のLEDである。また、発光部22は、複数存在し、基板21の下側主面上において円環状に配置されている。さらに、各発光部22は、その光の主出射方向が、下側、すなわち照明装置1の正面側となるように、基板21に実装されている。
電源端子23は、各発光部22に供給する電力の入力部であり、例えばソケットのように電源線を着脱可能とするものであってもよいし、例えば金属ランドのように電源線をはんだ付けするものであってもよい。電源端子23は、基板21の下側主面上の開口部24付近に配置されている。
c.反射板30
反射板30は、基台部11より小さく、基板21より大きい直径を有する円形平板状であって、例えば、高反射ポリカーボネート樹脂、高反射ナイロン樹脂、高反射ポリブチレンテレフタレート樹脂、高反射発泡樹脂などの光反射率の高い材料からなる。反射板30は、その中央に形成された小孔31と、各発光部22に対応する位置に形成された窓孔32と、窓孔32を含んで円環状に上側へ凹む窪み部33と、周縁部において小孔31を中心とする略正六角形の頂点に相当する位置に形成された貫通孔34とを有する。
また、反射板30の上側主面には、小孔31を取り囲むように開口部24の開口端に対応する位置にある突起部35と、貫通孔15に対応する位置にあるボス36と、貫通孔34同士の間を反射板30の外周に沿って円弧状に走る隆起部37とが形成されている。隆起部37がなす円弧の直径は基板21の直径とほぼ同じである。
なお、反射板30は、少なくとも窓孔32の側面及び窪み部33を含む下側主面が光反射率の高い材料で構成されていればよく、突起部35、ボス36、隆起部37及び上側主面は、光反射率の低い樹脂などの材料で構成されていてもよい。
d.導光板40
導光板40は、反射板30と同等の大きさを持つ円形平板状であって、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ガラスなどの透光性材料からなる。導光板40は、発光部22がなす円環に対応する位置において上側へ凹む窪み部41と、貫通孔34に対応する位置に形成された貫通孔42とを有する。また、導光板40の上側主面40aの中央には、突起部43が形成されている。
e.カバー50
カバー50は、下側に凹んだドーム状であって、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなどの透光性材料からなる。カバー50の上面側には、貫通孔34に対応する位置に突起部51が形成されている。カバー50の外径は、基台部11の直径とほぼ同一である。
f.電源回路ユニット60
電源回路ユニット60は、回路基板61、回路部品62、リード線63、コネクタ64などを有する。
回路基板61は、その直径が回路収容部12の内径よりも小さい略円形平板状であって、例えば、紙フェノールやガラスエポキシなどの電気絶縁性材料からなる。回路基板61の中央には、略半円形の開口部61aが形成されている。また、回路基板61には、その周縁部分の一部を直線的に切り取ったような切欠き部61bが形成されている。回路基板61には、金属などの導電性材料でパターニングされた配線が形成されており、この配線は、回路部品62、リード線63及びコネクタ64を電気的に接続している。
回路部品62は、例えば、制御用IC、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コイル、コンデンサなどの電子部品であって、回路基板61の両主面上に実装されている。なお、図2(b),図3,図4,図5においては、一部の回路部品62にのみ符号を付している。以下、実施の形態2においても同様である。
リード線63は、発光ユニット20の電源端子23に接続されて発光ユニット20と電源回路ユニット60とを電気的に接続するものであり、その先端は、電源端子23の種類に応じて、例えばプラグや被覆からむき出した導線などになっている。
コネクタ64は、電源回路ユニット60に供給する電力の入力部であり、導電性の材料により形成され、例えば四角柱状のピンである。コネクタ64を形成する導電性の材料としては、例えば、銅などの金属やカーボンなどを用いることができる。コネクタ64は、回路基板61に一対立設されている。
g.端子台70
端子台70は、有底円筒状であって、円形平板状の底面部70aと、底面部70aの下側主面上から円筒状に立ち上がる側面部70bと、底面部70aの中心部分を貫通する円筒状の端子部71とを有する。端子台70は、例えば、セラミックや樹脂などの電気絶縁性材料からなり、電源回路ユニット60を覆うようにして筐体10の回路収容部12内に収容されている。
底面部70aには、ボス16に対応する位置にある貫通孔72が形成されている。
側面部70bには、筒の内側に突出する爪部73が形成されている。また、側面部70bの一部には、内側に直線的に凹入したような形状の凹入側面部分70b1が形成されており、凹入側面部分70b1の一部は切り欠かれて切欠き部分70b2が形成されている。凹入側面部分70b1の形状は、回路基板61の切欠き部61bの形状と対応しており、切欠き部分70b2は、リード線63に対応した位置に形成されている。
端子部71は、セラミックや樹脂などの電気絶縁性材料により形成された円筒状の接続端子保持部分71aと、銅や鉄といった金属等の導電性の材料から形成され、接続端子保持部分71aの内部に保持された接続端子71bとからなる。接続端子71bは、コネクタ側接続端子部分71b1、外部電源線側接続端子部分71b2、およびコネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線側接続端子部分71b2とを連結している連結部分71b3から一体的に構成されている。
端子台70の接続端子71b以外の部分、即ち、底面部70a、側面部70b、および接続端子保持部分71aにより、蓋体75が構成される。蓋体75の上面75aは、底面部70aの上面70a1および端子部71の上面71a2からなる。
図5に示すように、コネクタ64は、端子部71内部において接続端子71bのコネクタ側接続端子部分71b1と接触して電気的に接続されている。また、外部電源線3の先端部分3b1は、端子部71内部において接続端子71bの外部電源線側接続端子部分71b2と接触して電気的に接続されている。これにより、コネクタ64と外部電源線3とが接続端子71bを介して電気的に接続されている。
なお、端子部71の構成、コネクタ64と接続端子71bとの電気的接続方法、外部電源線3と接続端子71bとの電気接続方法については、詳しくは後述する。
また、接続端子保持部分71aの下側の先端部分には、略半円環状の突出部71a3が形成されている。
ここで、電源回路ユニット60は、端子台70内に収容され、端子台70は、回路収容部12内に収容されている。
h.取付部材80
取付部材80は、上側に円形平板状の底部を有し、側部が円筒状である有底円筒状であって、例えば、アルミニウムや鉄のような金属材料、セラミック又は熱伝導性を有する樹脂材料からなる。取付部材80は、その底部中央に形成された円形の開口部81と、底部において間隔をあけて開口部81を挟む位置に形成された貫通孔82と、側部の内周面の上下方向中央付近において内方へ突出して円環状をなす内鍔部83とを有する。また、取付部材80の内径は、回路収容部12の外径より大きい。
以上、各部材の構成を説明したが、上記構成はあくまで照明装置1の一例であって、これに限られない。照明装置1では、上記各部材について、追加、変更、削除を適宜行うことが可能であり、例えば、各部材中の開口や突起などの数又は位置の変更、放熱部材・補強部材などの追加、反射板30や導光板40などの削除を行ってもよい。また、複数の部材を一体化してもよく、例えば、導光板40とカバー50とを一体化してもよいし、筐体10上に各発光部22と電源回路ユニット60とが直接配置された構成などであってもよい。
i.外部電源線3
外部電源線3は、照明装置1を構成する部材ではないが、本実施の形態に係る照明装置1の構成についての説明において重要であるので、ここでその構成について説明する。
外部電源線3は、天井裏などに配設され、商用外部電力を照明装置や電気機器等に個別に配電するための電線である。外部電源線3は、可撓性を有する一本の線として形成された外部電源線本体部3aと、その先端の二股に分かれた部分である二股部3bとで構成されている。二股部3bの先端部分3b1は、剛性を有する銅などの金属製のピンにより構成されている。二股部3bの先端部分3b1以外の部分は、可撓性を有する。外部電源線3の先端部分3b1以外の部分は、樹脂などの電気絶縁性の被覆部材により被覆されている。
(2)照明装置1の組立及び設置方法
以下、照明装置1の組立及び設置方法について説明する。ただし、以下は一例であって、照明装置1の組立及び設置方法はこれに限定されない。
まず、基台部11の下側主面11b上に、各発光部22が露出するように発光ユニット20を積載し、発光ユニット20側から小貫通孔25に挿入した小ねじ27を、小ねじ孔14に螺合する。これによって、発光ユニット20が基台部11の下側主面11b上に固定される。また、このとき、下側主面11bには、環状に複数の発光部22が配置される。なお、基板21の直径は基台部11の直径よりも小さいため、発光ユニット20の周囲には下側主面11bが露出する。
次に、リード線63を回路収容部12側から断熱板18の開口部、開口部13、開口部24の順に挿入し、電源端子23に接続する。これにより、各発光部22と電源回路ユニット60とが電気的に接続される。また、このとき、電源回路ユニット60と、基台部11の上側主面11aとの間に断熱板18が配置される。
次に、導光板40の窪み部41、突起部43を、それぞれ反射板30の窪み部33、小孔31に挿入した状態で、カバー50の突起部51を導光板40側から、貫通孔42及び貫通孔34に挿入する。そして、貫通孔34から突出する突起部51の先端をレーザ光などによって、貫通孔34から抜けない形状に塑性変形させる。これによって、反射板30及び導光板40がカバー50の内部に固定される。なお、導光板40は、反射板30に挿入された窪み部41と突起部43とによって、反射板30との位置関係を固定した状態で、反射板30に対して回転できる。したがって、突起部51を挿入する際の貫通孔34と貫通孔42の位置合わせが容易である。
次に、隆起部37で発光ユニット20を基台部11に押えつけた状態で、回路収容部12側から貫通孔15及び貫通孔26に挿入したねじ19を、ボス36に螺合する。これにより、反射板30、導光板40及びカバー50が筐体10に固定される。また、このとき、導光板40は、基台部11の下側主面11bを覆う位置に配置される。さらに、カバー50の側面の先端が、発光ユニット20の周囲から露出する下側主面11bに密着することで、発光ユニット20、反射板30、導光板40は、カバー50により覆われて外部に露出しない。
なお、反射板30は、開口部24の端部に沿う位置にある突起部35を有しており、発光ユニット20との位置関係を固定した状態で発光ユニット20に対して回転することができるため、貫通孔15及び貫通孔26と、ボス36との位置合わせは容易である。また、このとき、反射板30の各窓孔32から各発光部22が露出するため、各発光部22の出射する光は反射板30に妨げられない。さらに、窓孔32の側面が基板21の下側主面と接しながら、各発光部22を囲繞することで、各発光部22の発した光が発光ユニット20と反射板30との間に入り込むことを防いでいる。
また、ねじ19のボス36への螺合の際、カバー50の側面と反射板30の隆起部37との間にパッキン52を配置し、基台部11と、反射板30及びカバー50との間の空間を埋めることで、筐体10とカバー50との密着性を向上させることができる(図2参照)。この構成により、カバー50内部へのほこり、虫、水分などの異物の侵入を防止することができる。なお、パッキン52は、伸縮性を有し撥水性を有する材料、例えばシリコーンなどの樹脂からなることが好ましい。
次に、電源回路ユニット60と端子台70との組み付け方法について説明する。回路基板61の切欠き部61bが端子台70の凹入側面部分70b1に嵌る向きに、電源回路ユニット60と端子台70とを対向配置させる。そして、突出部71a3を開口部61aに挿入しつつ、回路基板61の周部を側面部70bの内側に嵌め込み、回路基板61の周部と爪部73とを嵌合させる。このとき、コネクタ64がコネクタ側接続端子孔71a1aに挿入される。上記のように、回路基板61の切欠き部61bが端子台70の凹入側面部分70b1に嵌る向きにした場合に、コネクタ64とコネクタ側接続端子孔71a1aとが一致する位置にそれぞれ配設されている。
これにより、電源回路ユニット60が端子台70の内部に固定されると共に、コネクタ64と端子部71とが電気的に接続される。またこのとき、切欠き部分70b2内にリード線63が位置している。これにより、リード線63が側面部70bにより押し曲げられて、リード線63と回路基板61との接続部分に不必要な応力がかかることによる当該接続部分の損傷を防止することができる。コネクタ64と端子部71との電気的接続については、詳しくは後述する。
なお、電源回路ユニット60と端子台70との位置決めは、上記のように、回路基板61に形成された切欠き部61bと端子台70の凹入側面部分70b1とによって行われる構成に限定されない。例えば、回路基板61の周部に突起が形成され、端子台70の側面部70bに突起に対応した切り欠きやノッチ、溝などが形成されていてもよいし、側面部70bに内方に突出するレール状の突起が形成され、回路基板61の周部に突起に対応する切欠きやノッチが形成されていてもよい。
次に、端子台70の底面部70aが上側となるように、端子台70の側面部70bを回路収容部12の内部に挿入し、底面部70a側から貫通孔72に挿入したねじ74を、ボス16に螺合する。これにより、端子台70が筐体10の回路収容部12内に固定され、電源回路ユニット60が回路収容部12に収容される。
なお、電源回路ユニット60が回路収容部12に収容されるとは、電源回路ユニット60の主要部が、回路収容部12の内部側に位置することを意味する。したがって、電源回路ユニット60の一部、例えば回路部品62のうち挿入型筐体を有するなど背が高い部品、リード線63、コネクタ64などが、回路収容部12から上側にはみ出ていてもよい。また、端子台70の底面部70aが回路収容部12より上側に露出していてもよい。
次に、外部電源線3を開口部81から露出させた状態で、取付部材80の底部を天井2に密着させ、下側から貫通孔82に挿入した木ねじ84によって、取付部材80を天井2の所定の位置に固定する。さらに、開口部81から露出する外部電源線3の先端部分3b1を底面部70a側から端子部71の外部電源線側接続端子孔71a2aに挿入する。これにより、端子部71を通じて、外部電源線3と電源回路ユニット60とが電気的に接続される。これについても、詳しくは後述する。
続いて、筐体10を下側から取付部材80に挿入し、筐体10の外鍔部17と、取付部材80の内鍔部83とを嵌合させ(図5参照)、筐体10を天井2の所定の位置に固定する。このとき、取付部材80により回路収容部12の上端側開口12aが閉塞される。
外鍔部17と内鍔部83との嵌合方法は、例えば、回路収容部12と取付部材80とのいずれか又は両方を弾性変形させることによってもよいし、外鍔部17と内鍔部83とをねじ状に形成して螺合させてもよい。
以上の方法によって、照明装置1の組立・設置が完了する。
2.電気的接続
続いて、コネクタ64および端子部71の構成、コネクタ64と端子部71との電気的接続方法、外部電源線3と端子部71との電気的接続方法について、以下により詳しく説明する。
図6(a)は、コネクタ64および外部電源線3が端子部71に接続される前の状態を示す、照明装置1の要部拡大断面図である。図6(b)は、コネクタ64および外部電源線3が端子部71に接続された状態を示す、照明装置1の要部拡大断面図である。なお、図6(a),(b)においては、わかりやすく図示するために、端子台70、電源回路ユニット60、および外部電源線3のみを示し、筐体10、取付部材80、および発光ユニット20などのその他の構成部材については図示を省略している。
図6(a)に示すように、コネクタ64は、金属等の剛性を有する導電性の材料からなる四角柱状のピンであり、電源回路ユニット60と端子台70との組み付け方向(図6(a)において矢印Aで示す方向であり、上下方向またはZ軸方向)に沿って上側(端子台70側)に突出する態様で、回路基板61に一対立設されている。コネクタ64が形成される金属材料としては、例えば、銅やニッケル等を用いることができる。コネクタ64は、回路基板61上に設けられたコネクタベース65および回路基板61を貫通して設けられている。コネクタベース65は、コネクタ64の抜けや倒れを防止するための補強部材としての機能を果たすものであり、樹脂等の電気絶縁性の材料からなる。本実施の形態においては、コネクタ64は、回路基板61を貫通して設けられているが、これに限られない。コネクタ64が、回路基板を貫通しないで、回路基板61上に立設されていてもよい。また、コネクタベース65を備えない構成としてもよい。
端子部71は、樹脂などの電気絶縁性の材料からなる円筒状の接続端子保持部分71aと、接続端子保持部分71aに保持された接続端子71bとからなる。接続端子保持部分71aは、下面71a1に設けられた開口であるコネクタ側接続端子孔71a1aと、上面71a2に設けられた開口である外部電源線側接続端子孔71a2aとを有する。
なお、本実施の形態においては、端子部71の上端部が底面部70aよりも上方に突出しているが、これに限られない。端子部71の上端部が、底面部70aよりも突出しておらず、端子部71の上面71a2が底面部70aの上面70a1と面一であってもよいし、上面70a1よりも下方に凹入していてもよい。
接続端子71bは、金属等の導電性の材料からなり、接続端子保持部分71aの内部空間71a4内に保持されている。内部空間71a4は、コネクタ側接続端子孔71a1aおよび外部電源線側接続端子孔71a2aを介して、外部の空間と連通している。接続端子71bは、コネクタ側接続端子孔71a1aに臨む位置に保持された部分であるコネクタ側接続端子部分71b1、外部電源線側接続端子孔71a2aに臨む位置に保持された部分である外部電源線側接続端子部分71b2、およびコネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線側接続端子部分71b2とを連結する連結部分71b3からなり、これらは一体的に形成されている。本実施の形態においては、端子部71は、一対の接続端子71bを有する。各接続端子71bは、例えば銅板等の1枚の金属板を加工して形成されている。
コネクタ側接続端子部分71b1は、弾性を有する板ばね状のコネクタ側板ばね領域71b1aおよび、コネクタ側板ばね領域71b1aに対向配置されたコネクタ側受け領域71b1bを有する。本実施の形態においては、コネクタ側受け領域71b1bも板状の金属板を曲げて板ばね状に形成されており、弾性を有する。
また、外部電源線側接続端子部分71b2は、弾性を有する板ばね状の外部電源線側板ばね領域71b2aおよび、外部電源線側板ばね領域71b2aに対向配置された外部電源線側受け領域71b2bを有する。
図6(a)に示すように、コネクタ64および外部電源線3の先端部分3b1が挿入されていない状態においては、外部からコネクタ側接続端子孔71a1aをまっすぐ覗き込んだ場合に、コネクタ側板ばね領域71b1aの少なくとも一部がコネクタ側接続端子孔71a1aにはみ出して見えるようになっている。また、外部から外部電源線側接続端子孔71a2aをまっすぐ覗き込んだ場合に、外部電源線側板ばね領域71b2aの少なくとも一部が外部電源線側接続端子孔71a2aにはみ出して見えるようになっている。
ここで、接続端子71bが開口(例えば、コネクタ側接続端子孔71a1aおよび外部電源線側接続端子孔71a2a)に「臨む」とは、このように、外部から開口をまっすぐ覗きこんだ場合に、接続端子71bの少なくとも一部が開口にはみ出して見える状態を指す意味で用いている。以下、実施の形態2においても、同様である。
そして、電源回路ユニット60と端子台70とが組み付けられる際に、コネクタ64がコネクタ側接続端子孔71a1aから端子部71内部に挿入されると、図6(b)に示すように、コネクタ64が、コネクタ側接続端子部分71b1と接触し、双方が電気的に接続される。このとき、コネクタ64が、コネクタ側接続端子部分71b1のコネクタ側板ばね領域71b1aとコネクタ側受け領域71b1bとの間に、コネクタ側板ばね領域71b1aを押しのけるように挿入されるため、コネクタ側板ばね領域71b1aは、自身の弾性力によりコネクタ64に押圧されて接触している(即ち、弾性接触している)。これにより、コネクタ64とコネクタ側接続端子部分71b1との接触がより確実なものとなり、双方の電気的接続をより確実なものとすることができる。また、このとき、コネクタ側板ばね領域71b1aとコネクタ側受け領域71b1bとにより、コネクタ64が挟持された状態となっている。
なお、本実施の形態においては、コネクタ側受け領域71b1bは、弾性を有しているが、これに限られず、コネクタ側板ばね領域71b1aが弾性を有していれば、コネクタ側受け領域71b1bは弾性を有していなくてもよい。
外部電源線3の先端部分3b1が外部電源線側接続端子孔71a2aから端子部71内部に挿入されると、図6(b)に示すように、先端部分3b1が外部電源線側接続端子部分71b2と接触し、双方が電気的に接続される。このとき、コネクタ64の場合と同様に、先端部分3b1が、外部電源線側接続端子部分71b2の外部電源線側板ばね領域71b2aと外部電源線側受け領域71b2bとの間に、外部電源線側板ばね領域71b2aを押しのけるように挿入されるため、外部電源線側板ばね領域71b2aは、自身の弾性力により先端部分3b1に押圧されて弾性接触している。これにより、外部電源線側接続端子部分71b2と先端部分3b1との電気的接続をより確実なものとすることができる。また、このとき、外部電源線側板ばね領域71b2aと外部電源線側受け領域71b2bとにより、先端部分3b1が挟持された状態となっている。なお、外部電源線側受け領域71b2bが弾性を有してもよい。
このようにして、接続端子71bを介して、外部電源線3とコネクタ64とが電気的に接続される。
3.得られる効果
以上説明したように、本実施の形態に係る照明装置1の構成は、次のようにまとめることができる。即ち、照明装置1は、半導体発光素子22と、電源回路ユニット60と、筐体10と、端子台70とを有する。電源回路ユニット60は、回路基板61と、回路基板61に立設された導電性のコネクタ64とを有し、コネクタ64を介して受電した電力を、半導体発光素子22を点灯させるための電力に変換する。筐体10は、筒状であって、半導体発光素子22からの光の主出射方向を下方とした場合に、半導体発光素子が筐体10の下端に取り付けられ、電源回路ユニット60が筐体10の内部に収容される。端子台70は、筐体10に固定された蓋体75と、外部電源を配電する外部電源線3とコネクタ64との間の電気的接続を仲介する接続端子71bとを有する。接続端子71bは蓋体75に固定されており、コネクタ64に接続されたコネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線3に接続される外部電源線側接続端子部分71b2とを有する。コネクタ64およびコネクタ側接続端子部分71b1の、一方は剛性を有し、端子台70と電源回路ユニット60との組付方向に沿って他方側に突出しており、他方は一方に弾性接触している。
本実施の形態に係る照明装置1の構成においては、コネクタ64は、剛性を有し、端子台70と電源回路ユニット60との組付方向に沿って端子台側に突出している。具体的には、実施の形態1に係るコネクタ64は、銅などの金属材料からなる剛性および導電性を有するピンであり、回路基板61上に立設されている。そして、電源回路ユニット60と端子台70とを組付ける際に、コネクタ64がコネクタ側接続端子孔71a1aに差し込まれると、コネクタ64とコネクタ側接続端子部分71b1とが弾性接触し、コネクタ64と接続端子71bとの電気的接続が行われる。これにより、リード線などを用いて電源回路ユニットと接続端子とを接続する従来の場合と比較して、電気的接続作業が容易であり、作業効率の向上を図ることが可能である。
また、リード線などを用いて接続する場合、リード線が短すぎると作業がしづらいので、リード線にはある程度の長さが必要である。従ってこの場合、接続後のリード線は、曲げられた状態で筐体10の回路収容部12内に収容されているが、回路収容部12内にそのための収容スペースが必要であるため、照明装置の小型化の阻害要因となっている。
本実施の形態の構成によると、リード線を収容するためのスペースが必要ないため、その分、照明装置の小型化に資することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1の構成においては、蓋体75は、上面75aを有し、上面75aには、開口である外部電源線側接続端子孔71a2aが設けられていてもよい。そして、接続端子71bは、外部電源線側接続端子部分71b2が上面75aの開口である外部電源線側接続端子孔71a2aに臨んだ状態で、蓋体75に固定されていてもよい。
上記のような構成にすると、外部電源線側接続端子孔71a2aは、蓋体75の上面75aに設けられており、上方に向けて開口している。従って、外部電源線3の先端部分3b1を上から外部電源線側接続端子孔71a2aに差し込むことができる。また、接続端子71bの外部電源線側接続端子部分71b2が外部電源線側接続端子孔71a2aに臨んだ状態で、蓋体75に固定されている。従って、先端部分3b1が外部電源線側接続端子孔71a2aに差し込まれると、外部電源線側接続端子部分71b2が先端部分3b1と接触し、双方間の電気的接続がなされる。これにより、先端部分3b1を上から外部電源線側接続端子孔71a2aに差し込むだけで、接続端子71bと外部電源線3との電気的接続を容易に行うことができる。
また、接続端子71bは、外部電源線側接続端子部分71b2とコネクタ側接続端子部分71b1とが平面視において互いにずれた位置関係となる状態で、蓋体75に固定されていてもよい。本実施の形態に係る照明装置1においては、具体的には、図6(a),(b)に示すように、コネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線側接続端子部分71b2とは、X軸方向において互いにずれた位置に配されている。上記のような構成にすると、外部電源線3の先端部分3b1とコネクタ64とが差し込まれた際に、互いにぶつかり合うことが無いため、これらが同軸上に直列に配される場合と比較して、端子部71の長さ(上下方向(Z軸方向)の長さ)を低減することができる。即ち、端子台70の厚さ(上下方向(Z軸方向)の長さ)を低減して、照明装置1全体の薄型化に資することができる。
なお、コネクタ側接続端子部分71b1と外部電源線側接続端子部分71b2とのずれは、X軸方向に限られず、平面視において双方がずれた位置に配されていれば、何れの方向にずれていてもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1においては、外部電源線3の先端部分3b1は、上下方向に沿った方向に挿入されて接続される構成について説明した。しかし、外部電源線3の接続態様については、これに限られない。以下、実施の形態2に係る照明装置100について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。以下、各変形例においても、同様である。
1.照明装置100の構成
照明装置100の構成について、図7(a),(b)および図8を用いて説明する。図7(a)は、照明装置100を示す正面側から見た一部分解斜視図である。図7(b)は、照明装置100を示す背面側から見た一部分解斜視図である。図8は、照明装置100を示す断面図である。
図7(a),(b)に示すように、照明装置100は、例えば、本体部5、電源回路ユニット160、端子台170、取付部材80を備える。本体部5は、実施の形態1における装置本体4から電源回路ユニット60を取り除いたのと同じ構成である。即ち、本体部5は、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、カバー50により構成されている。これらの各構成要素については、実施の形態1と同じであるので、図7(a),(b)においては、本体部5の内部構成を示す分解図については図示を省略している。また、筐体10およびカバー50についても、実施の形態1に係る照明装置1と同じであり、照明装置100の外観は、図1に示す照明装置1の外観と同じである。
(1)各部材の構成
照明装置100の各部材のうち、照明装置1の部材とは異なるものについて、以下にその構成を説明する。
j.端子台170
端子台170は、セラミックや樹脂などの電気絶縁性材料からなり、有底筒状であって、略円盤状の底面部170a、底面部170aの周縁から下方に円筒状に立ち上がる側面部170b、および底面部の下側に設けられた端子部171を有する。
底面部170aには、その中央部に、上面170a1から下方に凹入する凹部である接続用空間170a2が形成されている。接続用空間170a2の側面170a2aには、外部電源z70a2a1が形成されている。底面部170aの下側であって、外部電源線側接続端子孔170a2a1に連通して側面部170bとの間に、端子部171が設けられている。端子部171の下面171a1には、コネクタ側接続端子孔171a1aが形成されている。
側面部170bの一部には、実施の形態1における端子台70の側面部70bと同様に、内側に直線的に凹入したような形状の凹入側面部分170b1が形成されており、凹入側面部分170b1の一部は切り欠かれて切欠き部分170b2が形成されている。
k.電源回路ユニット160
電源回路ユニット160は、回路基板161、回路部品62、リード線63、コネクタ64などを有する。
回路基板161は、主に以下の3点において、実施の形態1に係る回路基板61とは異なっている。即ち、コネクタ64が回路基板161の中央部近傍ではなく周縁部近傍に立設されている点、開口部61aに相当する開口を有していない点、およびこれらに伴い、回路基板161上の回路部品62の配置や配線パターンが異なる点の3点である。これら3点において異なる以外は、基本的な構成は、回路基板61と同じである。回路基板161は、回路基板61の切欠き部61bに相当する切欠き部161bを有する。コネクタ64は、切欠き部161bおよび端子台170の凹入側面部分170b1により位置決めがなされた場合に、回路基板161上においてコネクタ側接続端子孔171a1aに対応した位置に立設されている。
l.外部電源線103
外部電源線103は、照明装置100を構成する部材ではないが、その概略構成について説明する。
外部電源線103は、外部電源線本体部3aおよび二股部103bからなる。二股部103bは、およそ90度曲げられた形状をしており、その先端には、露出した金属ピンである先端部分103b1が設けられている。先端部分103b1の先端部分103b1以外の部分は、ある程度の可撓性を有する。外部電源線本体部3aおよび、二股部103bの先端部分103b1以外の部分は、樹脂などの電域絶縁性の被覆部材により被覆されている。
2.電気的接続
続いて、端子部171の構成、コネクタ64と端子部171との電気的接続方法、外部電源線103と端子部171との電気的接続方法について、以下に説明する。
図9(a)は、コネクタ64が端子部171に接続される前の状態を示す、照明装置100の一部切欠き斜視断面図である。図9(b)は、コネクタ64が端子部171に接続された状態を示す、照明装置100の一部切欠き斜視断面図である。図10(a)は、外部電源線103が端子部171に接続される前の状態を示す、照明装置100の一部切欠き斜視断面図である。図10(b)は、外部電源線103が端子部171に接続された状態を示す、照明装置100の一部切欠き斜視断面図である。なお、図9(a),図9(b),図10(a),図10(b)においては、電源回路ユニット160、外部電源線103、および端子部171については、断面としていない。また、わかりやすくするために、回路部品62については、主要なもののみを示している。
端子部171は、底面部170aの下側において、側面170a2aの外部電源線側接続端子孔170a2a1が設けられている部分と側面部170bとの間に配されており、樹脂などの電気絶縁性の材料からなる接続端子保持部分171aと、金属等の導電性の材料から形成され、接続端子保持部分171aに保持された接続端子71bとからなる。
接続端子保持部分171aは主に、平板領域171aa、平板領域171aaの一部が下方に凹入した下方凹入領域171abおよび、平板領域171aa上に立設された横断面C形状の柱状部材である柱状領域171acからなる。下方凹入領域171abの底面には、コネクタ側接続端子孔171a1aが設けられており、コネクタ側接続端子孔171a1aに臨む状態で、接続端子171bのコネクタ側接続端子部分171b1が下方凹入領域171ab内に保持されている。そして、外部電源線側接続端子孔170a2a1に臨む位置に外部電源線側接続端子部分171b2が配される態様で柱状領域171acにより固定され、平板領域171aaと底面部170aとの間に外部電源線側接続端子部分171b2が保持収容されている。なお、底面部170aの外部電源線側接続端子部分171b2が保持されている部分の一部が下方に突出して突出部170a3が形成されており、突出部170a3が柱状領域171acのCの内側に嵌り込むことにより、柱状領域171acが固定されている。
なお、端子台170の接続端子171b以外の部分、即ち、底面部170a、側面部170b、および接続端子保持部分171aにより蓋体175が構成される。蓋体175の上面175aは、底面部170aの上面170a1である。なお、上面175aに、接続用空間170a2の底面170a2bを含めてもよい。
接続端子171bは、コネクタ側接続端子部分171b1、外部電源線側接続端子部分171b2、およびコネクタ側接続端子部分171b1と外部電源線側接続端子部分171b2とを連結している連結部分171b3から一体的に構成されている。
本実施の形態において、端子部171は、一対の接続端子171bを有する。各接続端子171bは、例えば銅板等の1枚の金属板を加工して形成されている。
コネクタ側接続端子部分171b1は、弾性を有する板ばね状のコネクタ側板ばね領域171b1aおよび、コネクタ側板ばね領域171b1aに対向配置されたコネクタ側受け領域171b1bを有する。
また、外部電源線側接続端子部分171b2は、弾性を有する板ばね状の外部電源線側板ばね領域171b2aおよび、外部電源線側板ばね領域171b2aに対向配置された外部電源線側受け領域171b2bを有する。
柱状領域171acは、一対の接続端子171bの間に配され、双方を分離するセパレータの役割を果たしている。即ち、柱状領域171acは、各接続端子171bを固定する役割に加え、一対の接続端子171b間の電気的絶縁性を確保する役割も果たしている。
なお、側面170a2aの外部電源線側接続端子孔170a2a1が設けられている部分、並びに、当該部分に対応する底面部170aの部分(突出部170a3を含む)および側面部170bの部分は、接続端子保持部分171aの一部を構成すると捉えることも可能である。
電源回路ユニット60と端子台70とが組み付けられる際に、コネクタ64がコネクタ側接続端子孔171a1aから端子部171内部に挿入されると、図9(b)に示すように、コネクタ64が、コネクタ側接続端子部分171b1と接触し、双方が電気的に接続される。このとき、コネクタ64が、コネクタ側接続端子部分171b1のコネクタ側板ばね領域171b1aとコネクタ側受け領域171b1bとの間に、コネクタ側板ばね領域171b1aを押しのけるように挿入されるため、コネクタ側板ばね領域171b1aは、自身の弾性力によりコネクタ64に弾性接触している。これにより、コネクタ64とコネクタ側接続端子部分171b1との接触がより確実なものとなり、双方の電気的接続をより確実なものとすることができる。また、このとき、コネクタ側板ばね領域171b1aとコネクタ側受け領域171b1bとにより、コネクタ64が挟持された状態となっている。なお、コネクタ側受け領域171b1bが弾性を有してもよい。
次に、外部電源線103と外部電源線側接続端子部分171b2との接続について説明する。図10(a),(b)に示すように、外部電源線103の先端部分103b1が外部電源線側接続端子孔170a2a1から端子部171内部に挿入されると、先端部分103b1が外部電源線側接続端子部分171b2と接触し、双方が電気的に接続される。このとき、コネクタ64の場合と同様に、先端部分103b1が、外部電源線側接続端子部分171b2の外部電源線側板ばね領域171b2aと外部電源線側受け領域171b2bとの間に、外部電源線側板ばね領域171b2aを押しのけるように挿入されるため、外部電源線側板ばね領域171b2aは、自身の弾性力により先端部分103b1に弾性接触している。これにより、双方の電気的接続をより確実なものとすることができる。またこのとき、外部電源線側板ばね領域171b2aと外部電源線側受け領域171b2bとにより、先端部分103b1が挟持された状態となっている。なお、外部電源線側受け領域171b2bが弾性を有してもよい。
さらにこのとき、端子台170が接続用空間170a2を有していることにより、先端部分103b1と外部電源線側接続端子部分171b2とを接続する際の作業スペースとして接続用空間170a2が機能し、接続作業を容易に行うことが可能である。
このようにして、接続端子171bを介して、外部電源線103とコネクタ64とが電気的に接続される。
3.得られる効果
以上説明したように、実施の形態2に係る照明装置100の構成によっても、実施の形態1に係る照明装置1の場合と同様の効果が得られる。即ち、ピン状のコネクタ64をコネクタ側接続端子孔171a1aに差し込むだけで、コネクタ64と接続端子171bとの電気的接続を行うことができる。これにより、リード線などを用いて接続する場合と比較して、作業が容易で作業効率の向上を図ることが可能である。
また、実施の形態1に係る照明装置1と同様に、接続後のリード線を収容するためのスペースが不要であるため、その分、照明装置100の小型化に資することができる。
さらに、蓋体175は、上面175aおよび上面175aから下方に凹入する凹部または上下方向に貫通する貫通孔である接続用空間170a2(実施の形態2においては、接続用空間170a2は、凹部である。)を有してもよい。接続用空間170a2の側面170a2aには、開口である外部電源線側接続端子孔170a2a1が設けられていてもよい。接続端子171bは、外部電源線側接続端子部分171b2が側面170a2aの開口である外部電源線側接続端子孔170a2a1に臨んだ状態で、蓋体175に固定されていてもよい。
本実施の形態に係る照明装置100においては、外部電源線側接続端子孔170a2a1は、接続用空間170a2の側面170a2aに設けられており、横方向(上下方向と略直交する方向)に向けて開口している。従って、外部電源線103の先端部分103b1は外部電源線側接続端子孔170a2a1に横方向に挿入される。そしてこのとき、先端部分103b1と外部電源線側接続端子部分171b2とが接触して、接続端子171bと外部電源線103との間の電気的接続がなされる。
先端部分103b1と外部電源線側接続端子部分171b2とが接触した状態において、先端部分103b1は、横に寝た状態で端子台170内部に収容されている。これにより、実施の形態1に係る照明装置1のように、先端部分3b1が縦になった状態で端子台70内部に収容される構成と比較して、端子台170の厚さ(上下方向(Z軸方向)の長さ)をさらに低減して、照明装置100の薄型化により資することができる。
さらに、本実施の形態においては、端子台170が接続用空間170a2を有しており、先端部分103b1を外部電源線側接続端子孔170a2a1に挿入する際に、接続用空間170a2をその作業スペースとして利用することができるため、作業が容易である。
またさらに、端子台170が接続用空間170a2を有していることにより、照明装置100を天井に取り付ける際に、外部電源線103の天井2から露出している部分を収納するスペースとしても接続用空間170a2が機能することができる。これにより、照明装置100を天井2にぴったりくっつけて設置することができ、昆虫や異物の侵入を防ぐことができるとともに、美観の面でも良好である。
<変形例>
以上、本発明の一態様である実施の形態1および実施の形態2を説明したが、本発明はこれらに限られない。以下に、本発明の一態様に係る照明装置の変形例について図面を参照しながら説明する。なお、既に説明した部材と同じ部材が使用されている場合は、その部材と同じ符号を付して説明を簡略又は省略している。また、各図面における部材の縮尺は実際のものとは異なる場合がある。
上記実施の形態1に係る照明装置1及び実施の形態2に係る照明装置100では、コネクタ64が四角柱状のピンであったが、本発明はこれに限られない。
1.変形例1
図11(a)は、変形例1に係るコネクタ264を示す模式斜視図である。コネクタ264は、円柱状のピンであり、形状が異なる点以外は、材料など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタ64と同じである。
なお、図11(a)においては、回路基板については図示を省略している。以下、図11(b)〜(e)においても、同様である。
2.変形例2
図11(b)は、変形例2に係るコネクタ364及びコネクタベース365を示す模式斜視図である。コネクタ364は、板状の部材であり、形状が異なる点以外は、材料など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタ64と同じである。
コネクタベース365は、サイズが異なる点以外は、材料や機能など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタベース65と同じである。
3.変形例3
実施の形態1,2および変形例1,2においては、コネクタは回路基板に一対立設されていたが、これに限られない。
図11(c)は、変形例3に係るコネクタ464及びコネクタベース465を示す模式斜視図である。コネクタ464は、柱軸(ここでは、上下方向であって、回路基板と直交する方向である)に直交する平面による断面がX字状の柱状部材であり、1本の柱状部材が回路基板(不図示)に立設されている。コネクタ454は、金属等の導電性の材料からなる角柱状の一対の導電性部分464aと、樹脂等の電気絶縁性の材料からなり、一対の導電性部分464a間に介在する板状の電気絶縁性部分464bとから構成されている。
コネクタベース465は、サイズが異なる点以外は、材料や機能など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタベース65と同じである。
4.変形例4
図11(d)は、変形例4に係るコネクタ564及びコネクタベース565を示す模式斜視図である。コネクタ564は、四角柱状のピンであり、3本のピンが回路基板(不図示)に立設されている。
コネクタベース565は、サイズが異なる点以外は、材料や機能など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタベース65と同じである。
なお、3本のピンのうち、1つはアース用であってもよいし、何ら電気的な機能を果たさなくてもよい。
5.変形例5
図11(e)は、変形例5に係るコネクタ664及びコネクタベース665を示す模式斜視図である。コネクタ664は、一本の円柱状の部材であり、回路基板(不図示)に立設されている。コネクタ664は、金属箔等の導電性の材料からなる一対の導電性部分664aと、樹脂等の電気絶縁性の材料からなる円柱状の電気絶縁性部分664bとから構成されている。導電性部分664aは、互いに離間した状態で、電気絶縁性部分664bの周面に貼付されている。
コネクタベース565は、サイズが異なる点以外は、材料や機能など基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るコネクタベース65と同じである。
6.その他の変形例
上記実施の形態2に係る照明装置100では、接続用空間170a2は、凹部であったが、これに限られず、貫通孔であってもよい。この場合においても、先端部分103b1と外部電源線側接続端子部分171b2とを接続する際の作業スペースとして貫通孔が機能し、接続作業を容易に行うことが可能である。また、貫通孔の側面に外部電源線側接続端子孔が設けられることにより、照明装置の薄型化に資することができる。
上記実施の形態1及び2、変形例1〜5に係る照明装置では、コネクタベースの外観形状は、直方体であったが、これに限られず、立方体、円柱、楕円柱、円柱または楕円柱を軸に沿って半分に切断した形状、半球、ドーム状などであってもよい。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、コネクタ側接続端子部分71b1,171b1は、コネクタ側板ばね領域71b1a,171b1aを有し、コネクタ側板ばね領域71b1a,171b1a自身の弾性力により、コネクタ64に弾性接触していた。また、外部電源線側接続端子部分71b2,171b2は、外部電源線側板ばね領域71b2a,171b2aを有し、外部電源線側板ばね領域71b2a,171b2a自身の弾性力により、先端部分3b1,103b1に弾性接触していた。しかし、これらに限られない。
コネクタ側接続端子部分および外部電源線側接続端子部分が、外部の付勢力を受けてそれぞれコネクタおよび外部電源線の先端部分と密に接触する構成であってもよい。外部の付勢力は、例えば、つるまきばねなどによる付勢力であってもよい。
また、上記実施の形態1及び2、変形例1〜7においては、コネクタは回路基板に立設された柱状の突起であって、接続端子側に挿入されてコネクタ側接続端子部分と接続される構成であったが、これに限られない。コネクタ側接続端子部分が突起であって、コネクタ側に挿入されて接続される構成であってもよい。さらに、突起の形状も柱状に限られず、円錐や角錐、半球、ドーム状などであってもよい。
またさらに、安定した電気的接続を確保することができるのであれば、コネクタおよびコネクタ側接続端子部分の双方が突起であってもよいし、双方が板バネ等の弾性を有する部材であってもよい。
また上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、筐体の基台部が円形平板状であったが、円形に限られず、例えば多角形や楕円形などであってもよい。また、基台部は主面が完全に平坦な平板状に限られず、主面に開口や多少の凹凸が存在してもよい。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、筐体の回路収容部が円筒状であったが、これに限られず、基台部の主面から立ち上がる筒状であればよく、例えば内部に空間を有する多角柱状や楕円柱状などであってもよい。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、複数の発光部が、円環状に配置されていたが、これに限られず、例えば多角形の環状や、楕円の環状に配置されていてもよい。さらに、複数の発光部がなす環が複数配置されていてもよい。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、発光部として、白色光を発するLEDを例示したが、これに限られず、例えば、白色光以外の光を発するLEDであってもよいし、複数の発光部が異なる色を発してもよい。さらに、調光回路を追加して、外部からの信号によって、例えば昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色など、発光色を変化することができる構成としてもよい。
また、LEDとして表面実装型のものを例示したが、これに限られず、砲弾型のLEDであってもよいし、基板上にLEDチップを直接実装するもの(COB:Chip On Board)であってもよい。COBタイプのLEDの場合は、複数のLEDを環状やドーム状の樹脂で覆って一体としてもよい。
また、発光部の光源はLED以外に、LD(レーザダイオード)や、EL(エレクトロルミネセンス)素子であってもよい。さらに、これら発光部の数に限定はない。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、断熱部材の一態様として六角形の平板状の断熱板を例示したが、これに限られない。例えば、断熱部材は、六角形ではなく、円形であってもよいし、六角形以外の多角形であってもよい。また、平板状ではなく、開口や表面に凹凸がある形状などであってもよい。また、独立した部材ではなく、筐体又は電源回路ユニットの基板にコーティングされた薄膜などであってもよい。
また、上記実施の形態及び変形例に係る照明装置では、端子台の一態様として底面部が円形かつ側面部が円筒状であって、端子部を備えた構成を例示したが、これに限られない。例えば、底面部が多角形や楕円形などであってもよい。また、例えば、側面部が多角形や楕円形の筒状などであってもよい。
また、上記実施の形態1及び2に係る照明装置では、回路収容部12の上端側開口は、取付部材80により閉塞される構成について例示したが、これに限られない。例えば、端子台70により上端側開口12aが閉塞される構成であってもよい。
以上、本発明の態様を、上記実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態及び変形例に限られない。例えば、上記実施の形態及び変形例の部分的な構成を、適宜組み合わせてなる構成であっても良い。また、上記実施の形態に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それらに限定されることはない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更・追加・削除を加えることは可能である。本発明は、照明用途全般に広く利用可能である。
1,100 照明装置
3,103 外部電源線
4,104 装置本体
10 筐体
12a 上端側開口
20 発光ユニット
22 発光部(半導体発光素子,LED)
60,160 電源回路ユニット
61,161 回路基板
61b,161b 切欠き部
64 コネクタ
70,170 端子台
75,175 蓋体
75a,175a 上面(蓋体の上面)
70b,170b 側面部(筒壁)
70b1,170b1 凹入側面部分
71a,171a 接続端子保持部分
71a2a,171a2a1 外部電源線側接続端子孔(開口)
71b,171b 接続端子
71b1,171b1 コネクタ側接続端子部分
71b2,171b2 外部電源線側接続端子部分
170a2 接続用空間
170a2a 側面

Claims (16)

  1. 半導体発光素子と、
    回路基板および前記回路基板に立設された導電性のコネクタを有し、前記コネクタを介して受電した電力を、前記半導体発光素子を点灯させるための電力に変換する電源回路ユニットと、
    筒状で、前記半導体発光素子からの光の主出射方向を下方とした場合に、前記半導体発光素子が下端に取り付けられ、前記電源回路ユニットを内部に収容する筐体と、
    前記筐体に固定された蓋体および、前記蓋体に固定され、外部電力を配電する外部電源線と前記コネクタとの間の電気的接続を仲介する導電性の接続端子を有する端子台と
    を有し、
    前記接続端子は、前記コネクタに接続されたコネクタ側接続端子部分および、前記外部電源線に接続するための外部電源線側接続端子部分を有し、
    前記コネクタおよび前記コネクタ側接続端子部分のうち、一方は、剛性を有し、前記端子台と前記電源回路ユニットとが組付けられる際の組付方向に沿って他方側に突出しており、前記他方は、前記一方に弾性接触している
    照明装置。
  2. 前記蓋体は、上面を有し、
    前記上面には、開口が設けられており、
    前記接続端子は、前記外部電源線側接続端子部分が前記上面の開口に臨んだ状態で、前記蓋体に固定されている
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記蓋体は、上面および前記上面から下方に凹入する凹部または上下方向に貫通する貫通孔である接続用空間を有し、
    前記接続用空間の側面には、開口が設けられており、
    前記接続端子は、前記外部電源線側接続端子部分が前記側面の開口に臨んだ状態で、前記蓋体に固定されている
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記蓋体は、前記電源回路ユニットを覆う態様で前記筐体の内部に収容されている、または、前記筐体の上端側開口を閉塞している
    請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記接続端子は、前記外部電源線側接続端子部分と前記コネクタ側接続端子部分とが平面視において互いにずれた位置関係となる状態で、前記蓋体に固定されている
    請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記外部電源線側接続端子部分および前記コネクタ側接続端子部分は、一体的に形成されている
    請求項1から5の何れか1項に記載の照明装置。
  7. 前記回路基板は、その周縁の一部が切り欠かれた切欠き部を有し、
    前記蓋体は、下端が開口した有底筒状であって、その筒壁の一部が前記回路基板の前記切欠き部の形状と適合するように内側に凹入した凹入側面部分を有し、
    前記回路基板の前記切欠き部と前記蓋体の前記凹入側面部分とが適合した状態において、前記コネクタと前記コネクタ側接続端子部分とは、平面視で重なり合う位置に配されている
    請求項1から6の何れか1項に記載の照明装置。
  8. 前記接続端子は、平面視において前記蓋体の中央部に固定されている
    請求項1から7の何れか1項に記載の照明装置。
  9. 前記一方は、柱状である
    請求項1から8の何れか1項に記載の照明装置。
  10. 前記一方は、円柱状である
    請求項9に記載の照明装置。
  11. 前記一方は、多角柱状である
    請求項9に記載の照明装置。
  12. 前記一方は、板状である
    請求項9に記載の照明装置。
  13. 前記一方は、柱軸に直交する平面による断面がX字状である
    請求項9に記載の照明装置。
  14. 前記他方は、前記一方を挟持するように弾性接触している
    請求項9から13の何れか1項に記載の照明装置。
  15. 前記一方は、前記コネクタである
    請求項1から14の何れか1項に記載の照明装置。
  16. 前記一方は、前記コネクタ側接続端子部分である
    請求項1から14の何れか1項に記載の照明装置。
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