JP2016122557A - Led照明装置 - Google Patents

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智子 小倉
昇 飯澤
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Abstract

【課題】より薄型化を図ることが可能なLED照明装置を得る。【解決手段】LED素子22を光源として用いたLED照明装置1は、筐体10と、筐体10内に配置され、電子部品が取り付けられる基板61と、を備えている。そして、電子部品は、本体部62bと、当該本体部62bから突出する脚部62aとを有する脚部付電子部品62を有している。脚部付電子部品62は、本体部62bが基板61の一面61a側に配置されるとともに脚部62aの先端62cが基板61の他面61b側から突出した状態で、基板61に取り付けられている。一方、筐体10における基板61の他面61bと対向する壁部11には、孔部13が形成されている。そして、基板61の厚さ方向から視た状態で、脚部62aの先端62cが孔部13に位置している。【選択図】図5

Description

本発明は、LED照明装置に関するものである。
従来、LED照明装置として、筐体と、筐体の下部に配置される複数のLED素子と、LED素子を点灯させる点灯回路等を構成する各種電子部品が取り付けられた基板と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、基板の下部に電子部品が取り付けられた状態で、当該基板を筐体内に配置している。
また、基板の上部に電子部品が取り付けられた状態で、当該基板を筐体内に配置するようにした照明装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−112519号公報 特開2014−086211号公報
ところで、点灯回路等を構成する各種電子部品の中には、脚部を有するものがある。そして、このような脚部を有する電子部品は、一般的に、基板の一方側から他方側に脚部を貫通させた状態で半田付け等により固定することで、基板に取り付けられるものである。
したがって、特許文献1のように基板の下部に電子部品を取り付けた構造であっても、特許文献2のように基板の上部に電子部品を取り付けた構造であっても、基板と筐体との間に所定厚さの空間を確保して、脚部が筐体と干渉しないようにする必要があった。
このように、従来の構造では、基板と筐体との間に所定厚さの空間を確保する必要があり、筐体の薄型化を図ることが難しかった。
そこで、本発明は、より薄型化を図ることが可能なLED照明装置を得ることを目的とする。
本発明のLED照明装置は、LED素子を光源として用いたものである。そして、LED照明装置は、筐体と、前記筐体内に配置され、電子部品が取り付けられる基板と、を備えている。また、前記電子部品は、本体部と、当該本体部から突出する脚部とを有する脚部付電子部品を有している。そして、前記脚部付電子部品は、前記本体部が前記基板の一面側に配置されるとともに前記脚部の先端が前記基板の他面側から突出した状態で、前記基板に取り付けられている。また、前記筐体における前記基板の他面と対向する壁部に孔部が形成されている。そして、前記基板の厚さ方向から視た状態で、前記脚部の先端が前記孔部に位置している。
本発明によれば、より薄型化を図ることが可能なLED照明装置を得ることができる。
本発明の第1実施形態にかかるLED照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるLED照明装置を一部分解して示す斜視図であって、(a)は正面側から見た図、(b)は背面側から見た図である。 本発明の第1実施形態にかかるLED照明装置を正面側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるLED照明装置を背面側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるLED照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるLED照明装置が天井板に取り付けられた状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるLED照明装置の筐体および基板を模式的に示す図であって、筐体および基板をLED素子が配置された側から視た図である。 筐体および基板の変形例を模式的に示す図であって、筐体および基板をLED素子が配置された側から視た図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、LED照明装置として、高発光効率かつ長寿命なLED(Light Emitting Diode)を光源として用い、天井に取り付けられた状態で使用されるシーリングライトを例示する。
また、以下の説明においては、LED照明装置から見て天井側を上側、その反対側を下側として説明する。したがって、以下の説明では、LED照明装置の上側の面が背面、下側の面が正面となり、LED照明装置からの光の主出射方向は下方となる。
また、以下の複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
本実施形態にかかるLED照明装置1は、図1および図5に示すように、天井2に設置されるシーリングライトであり、外部電源線3によって直接商用交流電源と接続される電源回路内蔵型のLED照明装置である。なお、LED照明装置1の構成を、ダウンライトなどの建築物用照明装置に適用してもよいし、バックライトなどの建築物用照明装置以外の照明装置に適用してもよい。
このLED照明装置1は、図3および図4に示すように、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、カバー50、電源回路ユニット60、端子台70、取付部材80を備えている。そして、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、およびカバー50により本体部5が構成されており、本体部5および電源回路ユニット60により装置本体4が構成されている(図2(a)および図2(b)参照)。
次に、各部材の構成について説明する。
a.筐体10
筐体10は、例えば、放熱性の高いアルミダイキャストなどの金属材料からなり、円形平板状の基台部11と、基台部11の上面11a上から円筒状に立ち上がる回路収容部12とを有している。そして、回路収容部12の上端には、上端側開口12aが形成されている。なお、本実施形態では、基台部11が、筐体10における回路基板61の下面(他面)61bと対向する壁部に相当している。
この基台部11の中央には、円形の開口部(孔部)13が形成されており、間隔をあけて開口部13を挟む位置には、小ねじ孔14が形成されており、開口部13を中心とする正三角形の頂点に相当する位置には、貫通孔15が形成されている。また、基台部11の上面11a上には、開口部13を中心に各貫通孔15から約30度回転した位置にボス16が形成されている。そして、小ねじ孔14、貫通孔15およびボス16はすべて回路収容部12の内部側に配置されており、LED照明装置1の組立後の状態では、これらが露出しないようになっている。
回路収容部12には、円筒の側面に相当する外周面12bの上下方向中央付近において外方へ突出して円環状をなす外鍔部17が形成されている。
なお、図2(b)、図4および図5に記載されている符号90は、基台部11と電源回路ユニット60との間に介在し、電源回路ユニット60で生じた熱を外部に逃がすための伝熱部である。この伝熱部90については後述する。
b.発光ユニット20
発光ユニット20は、基板21と、複数の発光部(LED素子)22と、電源端子23と、を有している。
基板21は、基台部11より小さく、回路収容部12の外径より大きい直径を有する円形平板状であって、例えば、セラミックや熱伝導性樹脂などからなる電気絶縁層に、アルミや銅などからなる金属層をパターニングしたものである。
金属層は、複数の役割を持つものであり、その役割に適した材料がそれぞれ必要な箇所にパターニングされている。具体的には、金属層は、各発光部22と電源端子23を電気的に接続する配線、各発光部22が発する光を効率良くLED照明装置1の正面側へ導くための光反射部、各発光部22が発する熱を効率良く発散させるための放熱部などの役割を持っている。
また、基板21は、基台部11に対応して、中央に円形の開口部24が形成されており、小ねじ孔14に対応する位置に小貫通孔25が形成されており、貫通孔15に対応する位置に貫通孔26が形成されている。
発光部22は、LED素子を光源とするものであって、例えば、白色光を発する表面実装型のLEDを用いることができる。また、発光部22は、複数存在し、基板21の下面上において円環状に配置されている。さらに、各発光部22は、その光の主出射方向が、下側、すなわちLED照明装置1の正面側となるように、基板21に実装されている。
電源端子23は、各発光部22に供給する電力の入力部であり、例えばソケットのように電源線を着脱可能とするものであってもよいし、例えば、金属ランドのように電源線をはんだ付けするものであってもよい。この電源端子23は、基板21の下面上の開口部24付近に配置されている。
c.反射板30
反射板30は、基台部11より小さく、基板21より大きい直径を有する円形平板状であって、例えば、高反射ポリカーボネート樹脂、高反射ナイロン樹脂、高反射ポリブチレンテレフタレート樹脂、高反射発泡樹脂などの光反射率の高い材料からなるものである。反射板30の中央には、小孔31が形成されており、各発光部22に対応する位置には、窓孔32が形成されている。また、反射板30には、窓孔32を含んで円環状に上側へ凹む窪み部33が形成されており、周縁部において小孔31を中心とする略正六角形の頂点に相当する位置に貫通孔34が形成されている。
また、反射板30の上面には、小孔31を取り囲むように開口部24の開口端に対応する位置に突起部35が設けられており、貫通孔15に対応する位置にボス36が形成されている。さらに、反射板30の上面には、貫通孔34同士の間を反射板30の外周に沿って円弧状に走る隆起部37が形成されている。この隆起部37がなす円弧の直径は基板21の直径とほぼ同じである。
なお、反射板30は、少なくとも窓孔32の側面及び窪み部33を含む下面が光反射率の高い材料で構成されていればよく、突起部35、ボス36、隆起部37及び上面は、光反射率の低い樹脂などの材料で構成されていてもよい。
d.導光板40
導光板40は、反射板30と同等の大きさを持つ円形平板状であって、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ガラスなどの透光性材料からなるものである。導光板40は、発光部22がなす円環に対応する位置において上側へ凹む窪み部41と、貫通孔34に対応する位置に形成された貫通孔42とを有している。また、導光板40の上面40aの中央には、突起部43が形成されている。
e.カバー50
カバー50は、下側に凹んだドーム状であって、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラスなどの透光性材料からなるものである。このカバー50の上面側には、貫通孔34に対応する位置に突起部51が形成されている。また、カバー50の外径は、基台部11の直径とほぼ同一である。
f.電源回路ユニット60
電源回路ユニット60は、回路基板(基板)61、脚部付電子部品(電子部品)62、発熱電子部品(電子部品)63、コネクタ64、リード線(図示せず)などを有している。
回路基板61は、その直径が回路収容部12の内径よりも小さい略円形平板状であって、例えば、紙フェノールやガラスエポキシなどの電気絶縁性材料からなるものである。この回路基板61には、金属などの導電性材料でパターニングされた配線が形成されており、この配線が、脚部付電子部品(電子部品)62、発熱電子部品(電子部品)63,コネクタ64、リード線(図示せず)を電気的に接続している。なお、配線は、本実施形態では図示省略しているが、第2実施形態の図6の配線61cと同様の配線が、少なくとも回路基板61の上面(一面)61aに形成されている。したがって、本実施形態では、回路基板(基板)61として、上面(一面)61aおよび下面(他面)61bのうち上面(一面)61aのみに配線が形成された回路基板を用いることができる。また、回路基板(基板)61として、上面(一面)61aおよび下面(他面)61bの両方に配線が形成された回路基板を用いることもできる。
また、電子部品としては、例えば、制御用IC、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コイル類、電解コンデンサ類などがあげられる。そして、これらの電子部品の少なくとも一部が、回路基板61に形成された配線に電気的に接続された状態で当該回路基板61に実装されている。なお、図2(b),図3,図4,図5においては、一部の電子部品のみ開示し、そのうちの一部の電子部品にのみ符号を付している。そして、図2(b),図3,図4,図5において開示された電子部品は、全て、回路基板61の上面(一面)61aに実装されている。
しかしながら、回路基板61の下面(他面)61bにも配線が形成されている回路基板を用いれば、回路基板61の下面(他面)61bに電子部品を実装することもできる。
このとき、回路基板61の下面(他面)61bにおける筐体10の開口部(孔部)13と対向する部位に電子部品を実装するようにするのが好ましい。こうすれば、伝熱部90と干渉することなく、電子部品を回路基板61の下面(他面)61bに実装することができる。回路基板61の下面(他面)61bにおける筐体10の開口部(孔部)13と対向する部位に配置される電子部品としては、発熱量が小さく、脚部を有していない電子部品があげられるが、これに限られるものではない。
なお、回路基板61の下面(他面)61bにおける開口部13と対向しない部位に電子部品を配置することも可能である。このとき、電子部品と伝熱部90とが干渉しないようにするのが好ましい。ただし、回路基板61の下面(他面)61bにおける開口部13と対向しない部位に電子部品を配置しないようにすれば、筐体10と回路基板61との距離を伝熱部90の厚さとすることができるため、LED照明装置1の薄型化を図ることが可能となる。また、伝熱部90の厚さも薄くすることが可能となり、LED照明装置1のより一層の薄型化を図ることが可能になる上、低熱抵抗化を図ることも可能となる。
また、電子部品は、全て回路基板61に配置されている必要はなく、電子部品の一部を基板21に配置させるようにすることも可能である。
このように、電子部品は、回路基板61や基板21に配置されるものである。そして、これらの電子部品は、それぞれの特性や形状に応じて、回路基板61や基板21の適宜箇所に配置するのが好ましい。
また、本実施形態では、上述したように、電子部品として、脚部付電子部品62および発熱電子部品63を有している。
脚部付電子部品62は、脚部62aが本体部62bから突出した電子部品であり、コイル類、電解コンデンサ類等が脚部付電子部品62に相当するものである。
そして、この脚部付電子部品62の脚部62aは、図5に示すように、先端62cが回路基板61の下面(他面)61b側に突出するように、回路基板61を貫通している。すなわち、脚部付電子部品62は、本体部62bが回路基板61の上面(一面)61a側に配置されるとともに、脚部62aの先端62cが回路基板61の下面(他面)61b側に突出した状態で、回路基板61に取り付けられている。
なお、本実施形態では、脚部62aを屈曲させた状態で回路基板61に取り付けられるようにした脚部付電子部品62を例示しているが、屈曲していない脚部62aを回路基板61に貫通させるようにしてもよい。例えば、脚部62aを屈曲させた状態で本体部62bを回路基板61に配置すると、上下方向(Z軸方向)の高さが大きくなってしまうような脚部付電子部品62の場合には、脚部62aを屈曲させない状態で回路基板61に取り付けられるようにするのが好ましい。
また、発熱電子部品63は、発熱量が比較的大きい電子部品であって、制御用IC、トランジスタ、ダイオード、抵抗等が発熱電子部品63に相当するものである。
コネクタ64は、電源回路ユニット60に供給する電力の入力部であり、例えば四角柱状のピンで形成することができる。そして、コネクタ64は、剛性を有する導電性の材料により形成されている。コネクタ64を形成する導電性の材料としては、例えば、銅やニッケルなどの金属やカーボンなどを用いることができる。
このコネクタ64は、回路基板61上においてコネクタ側接続端子孔71a1aに対応した位置に立設されている。具体的には、コネクタ64は、電源回路ユニット60と端子台70との組み付け方向(上下方向:Z軸方向)に沿って上側(端子台70側)に突出する態様で、回路基板61の周縁部近傍に一対立設されている。さらに、本実施形態では、コネクタ64は、回路基板61上に設けられたコネクタベース65を貫通して設けられている。
コネクタベース65は、コネクタ64の抜けや倒れを防止するための補強部材としての機能を果たすものであり、樹脂等の電気絶縁性の材料からなるものである。
なお、本実施形態では、コネクタ64として、回路基板61を貫通しないで回路基板61上に立設されているものを例示しているが、コネクタ64の態様はこれに限られるものではない。例えば、回路基板61上に設けられたコネクタベース65および回路基板61を貫通するようにコネクタ64を設けてもよい。また、コネクタベース65を備えない構成としてもよい。
リード線(図示せず)は、発光ユニット20の電源端子23に接続されて発光ユニット20と電源回路ユニット60とを電気的に接続するものであり、その先端は、電源端子23の種類に応じて、例えばプラグや被覆からむき出した導線などにすることができる。
g.端子台70
端子台70は、セラミックや樹脂などの電気絶縁性材料からなり、有底筒状であって、略円盤状の底面部70a、底面部70aの周縁から下方に円筒状に立ち上がる側面部70b、および底面部の下側に設けられた端子部71を有する。
底面部70aには、その中央部に、上面70a1から下方に凹入する凹部である接続用空間70a2が形成されている。接続用空間70a2の側面70a2aには、外部電源70a2a1が形成されている。底面部70aの下側であって、外部電源線側接続端子孔70a2a1に連通して側面部70bとの間に、端子部71が設けられている。端子部71の下面71a1には、コネクタ側接続端子孔71a1aが形成されている。
側面部70bの一部には、内側に直線的に凹入したような形状の凹入側面部分70b1が形成されており、凹入側面部分70b1の一部は切り欠かれて切欠き部分70b2が形成されている。
なお、電源回路ユニット60は、端子台70内に収容され、端子台70は、回路収容部12内に収容されている。
端子部71は、底面部70aの下側において、側面70a2aの外部電源線側接続端子孔70a2a1が設けられている部分と側面部70bとの間に配されており、樹脂などの電気絶縁性の材料からなる接続端子保持部分71aと、金属等の導電性の材料から形成され、接続端子保持部分71aに保持された接続端子71bとからなる。
接続端子保持部分71aは、平板領域71aaと、平板領域71aaの一部が下方に凹入した下方凹入領域71abと、平板領域71aa上に立設された横断面C形状の柱状部材である柱状領域71acと、を備えている。
柱状領域71acは、一対の接続端子71bの間に配され、双方を分離するセパレータの役割を果たしている。すなわち、柱状領域71acは、各接続端子71bを固定する役割に加え、一対の接続端子71b間の電気的絶縁性を確保する役割も果たしている。
なお、端子台70の接続端子71b以外の部分、すなわち、底面部70a、側面部70b、および接続端子保持部分71aにより蓋体75が構成されている。蓋体75の上面75aは、底面部70aの上面70a1である。なお、上面75aに、接続用空間70a2の底面70a2bを含めてもよい。
本実施形態において、端子部71は、一対の接続端子71bを有している。各接続端子71bは、例えば銅板等の1枚の金属板を加工して形成されている。
なお、側面70a2aの外部電源線側接続端子孔70a2a1が設けられている部分、並びに、当該部分に対応する底面部70aの部分(突出部70a3を含む)および側面部70bの部分は、接続端子保持部分71aの一部を構成すると捉えることも可能である。
そして、電源回路ユニット60と端子台70とが組み付けられる際には、コネクタ64がコネクタ側接続端子孔71a1aから端子部71内部に挿入されて、コネクタ64がコネクタ側接続端子部分71b1と接触し、双方が電気的に接続される(図5参照)。
h.外部電源線3
外部電源線3は、LED照明装置1を構成する部材ではないが、ここで外部電源線3の構成について説明する。
外部電源線3は、天井裏などに配設され、商用外部電力をLED照明装置や電気機器等に個別に配電するための電線である。外部電源線3は、可撓性を有する一本の線として形成された外部電源線本体部3aと、その先端の二股に分かれた部分である二股部3bとで構成されている。二股部3bの先端部分3b1は、剛性を有する銅などの金属製のピンにより構成されている。二股部3bの先端部分3b1以外の部分は、可撓性を有する。外部電源線3の先端部分3b1以外の部分は、樹脂などの電気絶縁性の被覆部材により被覆されている。
そして、外部電源線3の先端部分3b1が外部電源線側接続端子孔70a2a1から端子部71内部に挿入されると、先端部分3b1が外部電源線側接続端子部分71b2と接触し、外部電源線3と端子部71とが電気的に接続されることとなる。
このとき、端子台70が接続用空間70a2を有していることにより、先端部分3b1と外部電源線側接続端子部分71b2とを接続する際の作業スペースとして接続用空間70a2が機能し、接続作業を容易に行うことが可能である。
このように、本実施形態では、接続端子71bを介して、外部電源線3とコネクタ64とが電気的に接続されるようになっている。
i.取付部材80
取付部材80は、上側に円形平板状の底部を有し、側部が円筒状である有底円筒状であって、例えば、アルミニウムや鉄のような金属材料、セラミック又は熱伝導性を有する樹脂材料で形成することができる。取付部材80の底部中央には、円形の開口部81が形成されており、底部において間隔をあけて開口部81を挟む位置には、貫通孔82が形成されている。そして、取付部材80の側部の内周面の上下方向中央付近には、内方へ突出して円環状をなす内鍔部83が形成されている。また、取付部材80の内径は、回路収容部12の外径より大きい。
j.伝熱部90
伝熱部90は、筐体10と回路基板61との間に設けられるものであり、電源回路ユニット60から生じた熱を外部に逃がすためのものである。本実施形態では、伝熱部90は、中央に円形の開口部90aを有する六角形の平板状をしており、上面11aを覆いながら貫通孔15およびボス16を露出させることができるようになっている。さらに、この伝熱部90は、基台部11と電源回路ユニット60との間の電気的絶縁性を確保する役割も果たすものである。このような伝熱部90は、樹脂組成物により形成することが可能である。
なお、図2(b)や図4等に示すように、伝熱部90を基台部11の上面11aに予め配置するのではなく、伝熱部90を、回路基板61の下面(他面)61bに予め取り付けられるようにすることも可能である。
例えば、シート状の部材を回路基板61の下面(他面)61bに貼り付けることで伝熱部90を形成することも可能である。また、ポッティング材をポッティング加工により回路基板61の下面(他面)61bに貼り付けることで、伝熱部90を形成することも可能である。さらに、テープ状の部材を回路基板61の下面(他面)61bに貼り付けることで、伝熱部90を形成することも可能である。
ところで、伝熱部90の熱伝導率が1W/mKよりも小さくなると、電源回路ユニット60から生じた熱を効率的に外部に逃がすことができなくなってしまう。一方、伝熱部90の熱伝導率が6W/mKよりも大きくなると、基台部11と電源回路ユニット60との間の電気的絶縁性を確保することが難しくなってしまう。
したがって、伝熱部90は、熱伝導率が1W/mK以上かつ6W/mK以下となるようにするのが好ましい。
例えば、熱伝導率が1W/mK以上、6W/mK以下となる樹脂組成物として、以下のものを用いることができる。
シート状の樹脂組成物としては、信越シリコーン社製のTC-CAS(熱伝導率1.8W/mK)、TC-CAT(熱伝導率4.5W/mK)、ポリマテック社製のFEATHER-S3S(熱伝導率2W/mK)、富士高分子社製のサーコンシリーズのサーコンGR45A(熱伝導率6W/mK)等を用いることができる。
また、ポッティング材としては、サンユレック社製のSU-3607(熱伝導率1.6W/mK)、第一工業製薬社製のエイムフレックスEF-1016(熱伝導率1.6W/mK)等を用いることができる。
そして、テープ状の樹脂組成物としては、日東電工社製のHT-250(熱伝導率1W/mK)等を用いることができる。
以上、各部材の構成を説明したが、上記構成はあくまでLED照明装置1の一例であって、これに限られるものではない。LED照明装置1では、上記各部材について、追加、変更、削除を適宜行うことが可能であり、例えば、各部材中の開口や突起などの数または位置の変更、放熱部材・補強部材などの追加、反射板30や導光板40などの削除を行ってもよい。また、複数の部材を一体化してもよく、例えば、導光板40とカバー50とを一体化してもよいし、筐体10上に各発光部22と電源回路ユニット60とが直接配置された構成などであってもよい。
次に、LED照明装置1の組立および設置方法について説明する。ただし、以下で説明する方法は一例であって、LED照明装置1の組立および設置方法はこれに限定されるものではない。
まず、基台部11の下面11b上に、各発光部22が露出するように発光ユニット20を積載し、発光ユニット20側から小貫通孔25に挿入した小ねじ27を、小ねじ孔14に螺合する。これによって、発光ユニット20が基台部11の下面11b上に固定される。このとき、下面11bには、環状に複数の発光部22が配置される。なお、基板21の直径は基台部11の直径よりも小さいため、発光ユニット20の周囲には下面11bが露出することとなる。
次に、図示せぬリード線を電源端子23に接続し、各発光部22と電源回路ユニット60とを電気的に接続する。このとき、電源回路ユニット60の回路基板61の下面61bと基台部11の上面11aとの間には、伝熱部90が介在している。
次に、導光板40の窪み部41、突起部43を、それぞれ反射板30の窪み部33、小孔31に挿入した状態で、カバー50の突起部51を導光板40側から、貫通孔42及び貫通孔34に挿入する。そして、貫通孔34から突出する突起部51の先端をレーザ光などによって、貫通孔34から抜けない形状に塑性変形させる。これによって、反射板30および導光板40がカバー50の内部に固定される。なお、導光板40は、反射板30に挿入された窪み部41と突起部43とによって、反射板30との位置関係を固定した状態で、反射板30に対して回転できるようになっている。したがって、突起部51を挿入する際の貫通孔34と貫通孔42の位置合わせを容易に行うことができる。
次に、隆起部37で発光ユニット20を基台部11に押えつけた状態で、回路収容部12側から貫通孔15及び貫通孔26に挿入したねじ19を、ボス36に螺合する。これにより、反射板30、導光板40及びカバー50が筐体10に固定される。このとき、導光板40は、基台部11の下面11bを覆う位置に配置される。さらに、カバー50の側面の先端が発光ユニット20の周囲から露出する下面11bに密着することで、発光ユニット20、反射板30、導光板40がカバー50によって覆われて外部に露出しないようになっている。
なお、反射板30は、開口部24の端部に沿う位置にある突起部35を有しており、発光ユニット20との位置関係を固定した状態で発光ユニット20に対して回転することができるようになっている。そのため、貫通孔15および貫通孔26と、ボス36との位置合わせを容易に行うことができる。このとき、反射板30の各窓孔32から各発光部22が露出するため、各発光部22の出射する光は反射板30に妨げられることがない。さらに、窓孔32の側面が基板21の下面と接しながら、各発光部22を囲繞することで、各発光部22の発した光が発光ユニット20と反射板30との間に入り込むことを防いでいる。
また、ねじ19のボス36への螺合の際、カバー50の側面と反射板30の隆起部37との間にパッキン52を配置している。このように、パッキン52を配置し、基台部11と、反射板30およびカバー50との間の空間を埋めることで、筐体10とカバー50との密着性を向上させることができるようになる(図2参照)。この構成により、カバー50内部へのほこり、虫、水分などの異物の侵入を防止することができる。なお、パッキン52は、伸縮性を有し撥水性を有する材料、例えばシリコーンなどの樹脂からなることが好ましい。
次に、電源回路ユニット60と端子台70とを組み付ける。
具体的には、回路基板61の図示せぬ切欠き部が端子台70の凹入側面部分70b1に嵌るように、電源回路ユニット60と端子台70とを対向配置させる。そして、コネクタ64をコネクタ側接続端子孔71a1aから端子部71内部に挿入させる。こうして、コネクタ64がコネクタ側接続端子部分71b1と接触し、双方が電気的に接続された状態で、電源回路ユニット60が端子台70の内部に固定される。このとき、切欠き部分70b2内にリード線が位置するように構成するのが好ましい。こうすれば、リード線が側面部70bにより押し曲げられて、リード線と回路基板61との接続部分に不必要な応力がかかることが抑制されて、当該接続部分の損傷を防止することができるようになる。
なお、電源回路ユニット60と端子台70との位置決めは、回路基板61に形成された切欠き部と端子台70の凹入側面部分70b1とによって行われる構成に限定されない。例えば、回路基板61の周部に突起が形成され、端子台70の側面部70bに突起に対応した切り欠きやノッチ、溝などが形成されていてもよいし、側面部70bに内方に突出するレール状の突起が形成され、回路基板61の周部に突起に対応する切欠きやノッチが形成されていてもよい。
次に、端子台70の底面部70aが上側となるように、端子台70の側面部70bを回路収容部12の内部に挿入し、底面部70a側から貫通孔72に挿入したねじ74を、ボス16に螺合する。これにより、端子台70が筐体10の回路収容部12内に固定され、電源回路ユニット60が回路収容部12に収容される。
なお、電源回路ユニット60が回路収容部12に収容されるとは、電源回路ユニット60の主要部が、回路収容部12の内部側に位置することを意味する。したがって、電源回路ユニット60の一部、例えば回路部品62のうち挿入型筐体を有するなど背が高い部品、リード線、コネクタ64などが、回路収容部12から上側にはみ出ていてもよい。また、端子台70の底面部70aが回路収容部12より上側に露出していてもよい。
ここで、本実施形態では、電源回路ユニット60が回路収容部12に収容された際に、回路基板61に取り付けられた脚部付電子部品62の脚部62aの先端62cが開口部(孔部)13に位置するようにしている。すなわち、脚部付電子部品62が、回路基板61の厚さ方向(上下方向:Z軸方向)から視た状態で、脚部62aの先端62cが開口部(孔部)13に位置するように、基台部11の下面11b上に回路基板61が収容されるようにしている(図5参照)。このとき、脚部付電子部品62の本体部62bは、一部が開口部(孔部)13上に位置するように回路基板61上に配置されているが、この本体部62bの配置位置は、これに限るものではない。例えば、本体部62bの全てが開口部(孔部)13上に配置されるようにしてもよいし、本体部62bの全てが開口部(孔部)13とはオーバーラップしないように配置されるようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、発熱電子部品63が、回路基板61の上面(一面)61aにおける、開口部(孔部)13と対向しない部位に取り付けられるようにしている。このとき、発熱電子部品63は、回路基板61の厚さ方向(上下方向:Z軸方向)から視た状態で、伝熱部90とオーバーラップするように回路基板61に取り付けられることとなる。
こうすることで、回路基板61から伝熱部90を介して筐体10(基台部11)へと伝達されるヒートパスが形成されることとなり、発熱電子部品63で生じた熱をより効率よく外部へ逃がすことができるようにしている。
次に、外部電源線3を開口部81から露出させた状態で、取付部材80の底部を天井2に密着させ、下側から貫通孔82に挿入した木ねじ84によって、取付部材80を天井2の所定の位置に固定する。さらに、開口部81から露出する外部電源線3の先端部分3b1を底面部70a側から端子部71に挿入する。これにより、端子部71を通じて、外部電源線3と電源回路ユニット60とが電気的に接続される。
次に、筐体10を下側から取付部材80に挿入し、筐体10の外鍔部17と、取付部材80の内鍔部83とを嵌合させ(図5参照)、筐体10を天井2の所定の位置に固定する。このとき、取付部材80により回路収容部12の上端側開口12aが閉塞される。
外鍔部17と内鍔部83との嵌合は、例えば、回路収容部12と取付部材80との少なくともいずれか一方を弾性変形させることによって行ってもよい。また、外鍔部17と内鍔部83とをねじ状に形成して螺合させるようにしてもよい。
以上の方法によって、LED照明装置1の組立・設置が完了する。
以上説明したように、LED素子22を光源として用いたLED照明装置1は、筐体10と、筐体10内に配置され、電子部品が取り付けられる回路基板(基板)61と、を備えている。そして、電子部品は、本体部62bと、当該本体部62bから突出する脚部62aとを有する脚部付電子部品62を有している。この脚部付電子部品62は、本体部62bが回路基板61の上面(一面)61a側に配置されるとともに脚部62aの先端62cが回路基板61の下面(他面)61b側から突出した状態で、回路基板61に取り付けられている。
一方、筐体10における回路基板61の下面(他面)61bと対向する基台部(壁部)11には、開口部(孔部)13が形成されている。そして、回路基板61の厚さ方向(Z軸方向)から視た状態で、脚部62aの先端62cが孔部13に位置するようにしている。
こうすることで、回路基板61に取り付けた脚部付電子部品62の脚部62aを、開口部(孔部)13に逃がすことができるようになる。そのため、回路基板61の下面(他面)61bと基台部(壁部)11の上面11aとの間に、脚部62aを収容するための所定厚さの空間部を形成する必要がなくなり、その分だけ、筐体部10の厚さを薄くすることができるようになる。
その結果、より薄型化を図ることが可能なLED照明装置1を得ることができるようになる。
また、本実施形態では、電子部品として、発熱量が比較的大きい発熱電子部品63を有しており、当該発熱電子部品63が、回路基板61の上面(一面)61aにおける、開口部(孔部)13と対向しない部位に取り付けられている。
そのため、回路基板61から筐体10(基台部11)へと伝達されるヒートパスが形成されることとなり、発熱電子部品63で生じた熱をより効率よく外部へ逃がすことができるようになる。
また、本実施形態では、筐体10における回路基板61の下面(他面)61bと対向する基台部(壁部)11の中央部に開口部(孔部)13が形成されている。
こうすることで、基台部11の外周部に発熱電子部品63が配置されることとなり、発熱電子部品63で生じた熱をより素早く外部(筐体10の外周側)に伝達させることができるようになる。
また、筐体10と回路基板61との間には、熱伝導率が1W/mK以上かつ6W/mK以下となる伝熱部90が設けられている。これにより、発熱電子部品63で生じた熱をより効率的に外部に逃がすことができるようになり、放熱性をより一層高めることができるようになる。さらに、基台部11と電源回路ユニット60との間の電気的絶縁性を確保することもできるようになる。
また、筐体10を放熱性の高い材料であるアルミで形成すれば、LED照明装置1の放熱性をより高めることができるようになる。
(第2実施形態)
本実施形態にかかるLED照明装置1Aは、基本的に上記第1実施形態で示したLED照明装置1とほぼ同様の構成をしている。すなわち、本実施形態にかかるLED照明装置1Aは、図6に示すように、天井2に設置されるシーリングライトであり、筐体10、発光ユニット20、反射板30、導光板40、カバー50、電源回路ユニット60、端子台70、取付部材80を備えている。
そして、図7に示すように、筐体10の基台部11の中央には、円形の開口部(孔部)13が形成されており、基板21には、基台部11に対応して、中央に円形の開口部24が形成されている。また、発光部(LED素子)22が、基板21の下面上において円環状に複数配置されている。
そして、電源回路ユニット60の回路基板61には、金属などの導電性材料でパターニングされた配線61cが形成されており、この配線61cが、脚部付電子部品(電子部品)62、発熱電子部品(電子部品)63,コネクタ64、リード線(図示せず)を電気的に接続している。
さらに、本実施形態においても、回路基板61の厚さ方向(Z軸方向)から視た状態で、脚部62aの先端62cが孔部13に位置するようにしている。
また、電子部品として、発熱量が比較的大きい発熱電子部品63を有しており、当該発熱電子部品63が、回路基板61の上面(一面)61aにおける、開口部(孔部)13と対向しない部位に取り付けられている。
また、筐体10と回路基板61との間には、熱伝導率が1W/mK以上かつ6W/mK以下となる伝熱部90が設けられている。
ここで、本実施形態にかかるLED照明装置1Aでは、回路収容部12の幅(XY平面における回路収容部12の径方向の長さ)が、上記第1実施形態で示したLED照明装置1よりも大きくなっている。
以上の本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
また、本実施形態では、回路収容部12の幅(XY平面における回路収容部12の径方向の長さ)が比較的大きくなるようにしている。こうすることで、上記第1実施形態で示したLED照明装置1と比べて、筐体部10の体積を大きくすることが可能となり、LED照明装置1Aの放熱性をより高めることができるようになる。
なお、開口部(孔部)13は、基台部11の中央に設けられるものに限られるものではない。
例えば、筐体10における回路基板61の下面(他面)61bと対向する基台部(壁部)11が、周縁部11cと、当該周縁部11cに連設された支柱部11dと、を有するようにすることも可能である。このとき、開口部(孔部)13の少なくとも一部が周縁部11cと支柱部11dとで画成されるようになる。
具体的には、図8に示すように、基台部(壁部)11の形状を、周縁部11cと、当該周縁部11cに連設された支柱部11dと、支柱部11dを介して周縁部11cに連設される中央部11eと、を有する形状とすることができる。こうすることで、開口部(孔部)13が基台部11の径方向中間部分に形成されることとなる。このとき、開口部(孔部)13は、周縁部11cと支柱部11dと中央部11eとで画成されることとなる。
基台部(壁部)11の形状を、図8のようにすることで、基台部(壁部)11の剛性を損なわれてしまうのを極力抑制しつつ、開口部(孔部)13の面積を大きく取ることができるようになる。
なお、基板21の形状も、周縁部21cと、当該周縁部21cに連設された支柱部21dと、支柱部21dを介して周縁部21cに連設される中央部21eと、を有する形状となっている。
また、中央部11eや中央部21eが形成されない形状とすることも可能であるし、中央部11eや中央部21eにさらに開口部(孔部)を設けるようにすることも可能である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、筐体の基台部が円形平板状のものを例示したが、基台部の形状は、これに限られるものではなく、例えば多角形や楕円形などであってもよい。また、基台部は上面や下面が完全に平坦な平板状に限られるものではなく、上面や下面に開口や多少の凹凸が存在してもよい。
また、上記各実施形態では、筐体の回路収容部が円筒状のものを例示したが、回路収容部の形状も、これに限られるものではなく、例えば、基台部の上面から立ち上がる筒状であればよい。すなわち、内部に空間を有する多角柱状や楕円柱状などであってもよい。
また、上記各実施形態では、複数の発光部が円環状に配置されたものを例示したが、例えば多角形の環状や、楕円の環状に配置されていてもよい。さらに、複数の発光部がなす環が複数配置されていてもよい。
また、上記各実施形態では、発光部として、白色光を発するLEDを例示したが、これに限らず、例えば、白色光以外の光を発するLEDであってもよいし、複数の発光部が異なる色を発してもよい。さらに、調光回路を追加して、外部からの信号によって、例えば昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色など、発光色を変化することができる構成としてもよい。
また、LEDとして表面実装型のものを例示したが、これに限らず、砲弾型のLEDであってもよいし、基板上にLEDチップを直接実装するもの(COB:Chip On Board)であってもよい。COBタイプのLEDの場合は、複数のLEDを環状やドーム状の樹脂で覆って一体としてもよい。また、発光部の数も上記各実施形態で示したものに限定されるものではない。
また、上記各実施形態では、伝熱部の一態様として六角形の平板状の伝熱部を例示したが、これに限られるものではない。例えば、伝熱部を、円形にしてもよいし、六角形以外の多角形にしてもよい。また、平板状ではなく、開口や表面に凹凸がある形状などであってもよい。
また、上記各実施形態に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それらに限定されることはない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更・追加・削除を加えることは可能である。本発明は、照明用途全般に広く利用可能である。
1 LED照明装置
10 筐体
11 基台部(壁部)
13 開口部(孔部)
22 発光部(LED素子)
61 回路基板(基板)
61a 上面(一面)
61b 下面(他面)
62 脚部付電子部品(電子部品)
62a 脚部
62b 本体部
62c 先端
63 発熱電子部品(電子部品)
90 伝熱部

Claims (6)

  1. LED素子を光源として用いたLED照明装置であって、
    筐体と、
    前記筐体内に配置され、電子部品が取り付けられる基板と、
    を備え、
    前記電子部品は、本体部と、当該本体部から突出する脚部とを有する脚部付電子部品を有しており、
    前記脚部付電子部品は、前記本体部が前記基板の一面側に配置されるとともに前記脚部の先端が前記基板の他面側から突出した状態で、前記基板に取り付けられており、
    前記筐体における前記基板の他面と対向する壁部に孔部が形成されており、
    前記基板の厚さ方向から視た状態で、前記脚部の先端が前記孔部に位置していることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記電子部品は、発熱量が比較的大きい発熱電子部品を有しており、当該発熱電子部品が、前記基板における前記孔部と対向しない部位に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
  3. 前記筐体における前記基板の他面と対向する壁部の中央部に前記孔部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のLED照明装置。
  4. 前記筐体における前記基板の他面と対向する壁部は、周縁部と、当該周縁部に連設された支柱部と、を有しており、前記孔部は、少なくとも一部が前記周縁部と前記支柱部とで画成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のLED照明装置。
  5. 前記筐体と前記基板との間には、熱伝導率が1W/mK以上かつ6W/mK以下となる伝熱部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のLED照明装置。
  6. 前記筐体が放熱性の高い材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のLED照明装置。
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