JP2012023078A - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの固定および基板の固定作業を簡素化し、製造性を向上させることが可能な発光装置および照明装置を提供する。
【解決手段】発光装置10は、一面側に固体発光素子11cと給電端子11eが配設され、放熱部材14に固定される基板11を有し、導電性のコネクタ部材12は、押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体12aとコネクタ本体に設けられた電気接続部12bおよび電線接続部12cを有する。固定部材13は、コネクタ部材と放熱部材との間に基板を介在させ、コネクタ本体を押圧し、その弾性力によって基板を放熱部材に固定するとともに、電気接続部を給電端子に接続させる。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、発光ダイオード等の固体発光素子を光源とした発光装置および照明装置に関する。
近年、固体発光素子、特に、発光ダイオードを用いた発光装置は、白熱電球に代替可能な電球形のLEDランプやダウンライト、スポットライト等の各種照明器具の光源として、また、薄型テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、各種情報端末のバックライト、さらには屋内外の看板広告等、多方面への展開が進んでいる。また、その長寿命、低消費電力、耐衝撃性、高速応答性、高純度表示色、軽薄短小化等を実現できることから、一般照明用のみならず、各種産業分野での応用が進んでいる。
特開2010−033959号公報
一方、これら発光装置において、発光素子を実装した基板の本体への取り付けは、一般的にはネジによって固定している。また、発光装置に給電するための電線はコネクタを介して接続され、コネクタは基板上の配線パターンに対して半田付けによって固定されている。このため、その製造にあたっては、コネクタを基板に固定する工程と、基板を本体に固定するための2工程が必要となり、製造性が悪くコスト上昇の一因になっている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、コネクタの固定および基板の固定作業を簡素化し、製造性を向上させることが可能な発光装置および照明装置を提供しようとするものである。
本発明の実施形態における発光装置の発明は、一面側に固体発光素子と給電端子が配設され、放熱部材に固定される基板を有し、導電性のコネクタ部材は、押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体とコネクタ本体に設けられた電気接続部および電線接続部を有する。固定部材は、コネクタ部材と放熱部材との間に基板を介在させてコネクタ本体を押圧し、その弾性力によって基板を放熱部材に固定するとともに、電気接続部を給電端子に接続させる。
本発明の実施形態によれば、コネクタの固定および基板の固定作業を簡素化し、製造性を向上させることが可能な発光装置および照明装置を提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態である発光装置を示し、(a)は斜視図、(b)はコネクタ部材を示す斜視図。 同じく発光装置を示し、(a)はコネクタ部材を押圧した状態を示す断面図、(b)はコネクタ部材を押圧する前の状態を示す断面図。 同じく発光装置を装着した照明装置を示す縦断面図。 同じく発光装置におけるコネクタ部材の変形例を示し、(a)は第1の変形例を示す斜視図、(b)は第2の変形例を示す斜視図、(c)は第3の変形例を示す斜視図。 同じく発光装置の第4の変形例を示す斜視図。 同じく発光装置を装着した照明装置の第1の変形例を示す斜視図。 同じく照明装置の第1の変形例を示し、(a)は発光装置を装着した光学ユニットを一部断面して示す断面図、(b)は発光装置の斜視図。
以下、本発明の発光装置および照明装置の実施形態について説明する。
実施形態1
本実施形態は、ミニクリプトン電球に代替可能な口金付ランプの光源として用いられる発光装置10を構成するもので、図1に示すように、一面側に固体発光素子11cと給電端子11eが配設され、放熱部材に固定される基板11、押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体12aとコネクタ本体に一体に設けられた電気接続部12bおよび電線接続部12cを有する導電性のコネクタ部材12、コネクタ部材と放熱部材との間に基板11を介在させてコネクタ本体12aを押圧し、その弾性力によって基板11を放熱部材に固定するとともに、電気接続部12bを給電端子11eに接続させる固定部材13で構成する。図中14は、発光装置10を支持するための放熱部材である。
基板11は、略正方形をなし、熱伝導性を有し電気絶縁性を有する部材、本実施形態では、アルミナからなるセラミックス製の薄い平板で構成する。基板11の一面側(表面側)には、内周面が略正方形をなす土手部11aを形成することにより、浅い略正方形の収容凹部11bを形成し、この収容凹部の底面、すなわち、基板11の表面に銅箔等からなる配線パターンを形成する。この際、基板11はセラミックスで構成されており電気絶縁性を有しているので、配線パターンとの間には電気絶縁処理を施す必要がなくなり、コスト的に有利となる。
この基板11には、収容凹部11bにおける配線パターンに対して、複数の固体発光素子11c、本実施形態では発光ダイオード(以下「LED」と称す)を略マトリックス状に実装する。また、略マトリックス状に規則的に配置された各LED11cは、隣接する配線パターンとボンディングワイヤによって直列に接続される。本実施例のLED11cは、高輝度、高出力の青色LEDチップで構成する。
上記に構成された基板11の収容凹部11bには、黄色蛍光体を分散・混合した封止部材11dが塗布または充填されて発光面が構成され、上述した青色LEDチップから放射される青色光を透過させると共に、青色光によって黄色蛍光体を励起して黄色光に変換し、透過した青色光と黄色光が混光して白色の光が発光面から放射される。
また、基板11の対向する側縁部に対し、配線パターンをそれぞれ延長して入力端子部を構成する一対の給電端子11eが設けられる。この各給電端子11eは、セラミックス製の基板11上に銀(Ag)層が形成され、この銀層の上にニッケル(Ni)層が設けられ、最上部に金(Au)層がメッキされている。また、一方が+側の給電端子、他方が−側の給電端子を構成する。
また、図2に示すように、各給電端子11eに隣接して基板11を貫通した孔からなる一対の支持孔11fを形成する。支持孔11fは、基板11を放熱部材14に対して固定するための孔で、固定するためのボルトの直径より大きな径の孔で構成し、セラミックス基板とボルトとの熱膨張差等によるワレを防止するように構成する。上記により、一面側に固体発光素子であるLED11cと給電端子11eが配設された発光モジュールAからなる基板11が構成される。
ここで、上記に構成された基板11が支持される放熱部材14の構成につき説明する。放熱部材は、発光装置10が支持されて照明装置を構成するための部材で、発光装置10から発生する熱を放熱させるために熱伝導性の良好な金属、本実施形態では、アルミニウム等の肉厚の金属板で構成されてヒートシンクとしての作用を行う。その形状は、基板11より大きな円板状をなし、基板11の支持孔11fに対応して一対のネジ孔14aを形成する。ネジ孔は、後述する固定部材13、本実施形態では、ボルト13aによって基板11を、コネクタ部材12を介して放熱部材14に固定するための孔である。
コネクタ部材12は、図1(b)および図2に示されるように、導電性を有し、一定の剛性とバネ性を有する金属、本実施形態ではリン青銅板で、押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体12aを構成する。本実施形態では、1枚の短冊状をなすリン青銅板を、全体形状が略X字状をなすように折曲して、底面に支持部12a1を、上面に押圧部12a2を、両側面に「く」の字状に折り曲げた弾性部12a3をそれぞれ一体に形成して構成した。この構成により、上面の押圧部12a2を、図2中、矢印aの方向に押圧することによって両側面の弾性部12a3が圧縮され、その反発力によってコネクタ本体12aに弾性力が付与される。
コネクタ本体12aは、支持部12a1の一端部側の底面が電気接続部12bを構成し、基板の各給電端子11eに接触して電気的に接続される。また、上面の押圧部12a2の一端部に電線w1を接続するための電線接続部12cが一体に形成される。電線接続部は、板面を一体に切り起こして形成した固着部12c1が形成され、この固着部に電線w1の先端を挿入し、半田レスによるカシメによって接続される。
また、上面の押圧部12a2と底面の支持部12a1に、対向して貫通するガイド孔12a4、12a5をそれぞれ形成する。このガイド孔は、固定部材13を挿通させるとともに、コネクタ部材12が圧縮される際に、固定部材13との間で、コネクタ部材12が円滑に圧縮されるようにガイドするための孔である。図中12a6は、支持部12a1の底面側に突出して形成された係止部で、基板11に形成された係止凹部11gに係合される。また、コネクタ部材12は、異材質間腐食を防止するために、給電端子11eの最上層に形成された金(Au)と同材質である金を、電気接続部12bの表面にメッキをして構成した。上記に構成したコネクタ部材12は、±の両極をなす一対の給電端子11eに対応して、同様構成のものが一対2個構成される。
固定部材13は、図2に示すように、ボルト13aと絶縁スリーブ13bからなる。ボルトは、鉄(Fe)等の金属からなり、コネクタ部材12のガイド孔12a4、12a5を貫通し、放熱部材14のネジ孔14aにねじ込むことによって、コネクタ本体12の押圧部12a2を押圧して弾性部12a3を圧縮し、その弾性力によって基板11を放熱部材14に固定するとともに、電気接続部12bを給電端子11eに接続させる。
ボルト13aによりコネクタ部材12を圧縮する量(押圧する量)は、ボルトの長さと、放熱部材14のネジ孔14aの深さ寸法によって決定する。すなわち、ネジ孔14aは貫通させない孔として形成し、ボルトの先端がネジ孔の底面に当接したときに、ボルトによってコネクタ部材が押圧される長さ寸法に設定する。この寸法は、その押圧によって生じる弾性力によって、基板11を放熱部材14に確実に固定するとともに、電気接続部12bを給電端子11eに確実に接続させることができるように、設計上で適宜選択される。
絶縁スリーブ13bは、金属性のボルト13aと導電性を有するコネクタ部材12との電気絶縁を図るための部材で、電気絶縁性を有する合成樹脂、本実施形態では、PBT樹脂によって、固定側スリーブ13b1と可動側スリーブ13b2を構成する。固定側スリーブ13b1は、コネクタ部材12のガイド孔12a4、12a5をそれぞれ貫通し、基板の支持孔11fに対向させて設置される。可動側スリーブ13b2にはボルト13aが挿通され、固定側スリーブ13b1内に上下に摺動できるように設けられる。固定側スリーブ13b1の高さ寸法は、ボルト13aを放熱部材14のネジ孔14aにねじ込んで固定した際に、ボルトによってコネクタ部材12の押圧部12a2を十分に押圧することができる高さ寸法に構成する。上記条件を満足できるものであれば、可動側スリーブ13b2は固定側スリーブ13b1内に摺動させることなく、固定側スリーブと同一径のもので構成してもよい。上記に構成した固定部材13は、一対のコネクタ部材12に対応して、同様構成のものが一対2個構成される。
上記に構成された基板11は、コネクタ部材12と固定部材13により、次の作業手順で放熱部材14に固定され、同時に基板11の給電端子11eに対する電気的な接続がなされる。なお、この作業手順は、±の両極をなす一対の給電端子11eに対応して同様に行われるものであり、+極側を代表例にして説明する。
先ず、発光モジュールA側を上面にして、基板11を放熱部材14に載置する。この際、図2(b)に示すように、支持孔11fと放熱部材のネジ孔14aを合致させる。
次に、固定側スリーブ13b1を基板11の支持孔11fに合致させて載置し、固定側スリーブの外側にコネクタ部材12のガイド孔12a4、12a5を貫通させ、コネクタ部材12を基板11の上面に載置する。この際、支持部12a1に形成された係止部12a6を、基板11の係止凹部11gに嵌合させる。なお、コネクタ部材12の電線接続部12cには、予め放熱部材等から引き出された給電用の電線w1が、固着部12c1に挿入されカシメによって接続されている。
この状態で、ボルト13aを予め挿通した可動側スリーブ13b2を、固定側スリーブ13b1内に挿入し、ボルト13aの先端を放熱部材のネジ孔14aにねじ込む。このねじ込みにより、コネクタ本体12a上面の押圧部12a2が、図2中、矢印aの方向に押圧され、両側面の弾性部12a3が圧縮される(図2(a))。本実施形態によれば、図2(b)→図2(a)に示されるように、コネクタ部材12は常態時(圧縮されないとき)の高さ寸法h1が、圧縮時にh2の寸法まで圧縮される(h1>h2)。この圧縮による反発力によって、コネクタ本体12aに弾性力が付与されて基板11が放熱部材14に強固に固定される。同時に、コネクタ本体12aの弾性力によって、支持部12a1の底面に設けられた電気接続部12bが基板11の給電端子11eに圧接されて電気的に接続される。
この圧縮時において、コネクタ本体12aの支持部12a1に形成された係止部12a6が、基板11の係止凹部11gに嵌合されて係合されているため、コネクタ本体12aが、圧縮に伴って、圧縮方向aと直交する方向(図2(a)中、矢印bの方向)にずれることがなく、圧縮力が分散しないためより強い反発力を発生させることができ、より強固に固定できるとともに確実な電気接続をなすことができる。上記により、基板11は、放熱部材14に固定されるとともに電気的な接続がなされる。しかもこの作業は、固定部材13のボルト13aをねじ込む単一の工程により同時に行うことができる。
なお、本実施形態において、コネクタ部材12の常態時の高さ寸法h1は約4mmとし、圧縮時の寸法h2は約2mmになるように構成した。この高さ寸法h2は、LED11cを実装した発光モジュールAにおける収容凹部11bの土手部11aの高さ寸法(約2mm)と略同等の寸法である。これにより、半田レスの電気接続手段において、基板11の発光モジュールAから放射される光によって、基板11の表面側にコネクタ部材12の影が出難くなり、光の吸収が防止されて発光効率の低下が抑制され、さらに配光を乱す問題を解消または改善することが可能になる。
また、コネクタ部材12は、その弾性力による所定の接触面積と接触圧をもって基板11を放熱部材14に対して固定することができるので、特に、セラミックスからなる基板11に対し、過度に偏位した締め付け力が加わることがなく、ワレを防止することが可能になる。これは、基板11の支持孔11fの孔径がボルト径より大きく形成されることと相まって、より確実にワレを防止することが可能になる。
上記に構成された発光装置10は、照明装置20、本実施形態ではミニクリプトン電球に代替が可能な口金付ランプの光源として用いられる。この口金付ランプ20は、図3に示すように、器具本体21、器具本体に装着される上記構成の発光装置10、発光装置を点灯する点灯装置22、点灯装置に電力を供給する口金部材23、グローブを構成するカバー部材24で構成する。
器具本体21は、熱伝導性の良好な金属、本実施形態ではアルミニウムで構成された横断面形状が略円形の円柱状をなし、一端部に径の大きな開口部21aを他端部に径の小さな開口部21bを有する収納凹部21cを一体に形成する。また、外周面は一端部から他端部に向かい順次直径が小さくなる略円錐状のテーパー面をなすように形成し、外観がミニクリプトン電球におけるネック部のシルエットに近似させた形状に構成する。外周面には一端部から他端部に向かい放射状に突出する多数の放熱フィン21dを一体に形成する。器具本体21の一端部の開口部21aには、円形の凹部が形成されるように表面を平坦な面に形成した段部からなる基板支持部21eが一体に形成され、この凹部の周囲にリング状をなす凸条部21fを一体に形成する。
上記に構成された発光装置10は、予め基板11を放熱部材14に取り付けることによって、基板11と放熱部材14が一体化され、基板11は、一体化された放熱部材14を介して、器具本体21の基板支持部21eに密着するように装着される。すなわち、基板11の発光モジュールAが外側に面するようにして、放熱部材14の裏面側を平坦な面からなる基板支持部21eに載置し、3本のネジ(図示せず)によって固定する。なお、放熱部材14を省略して、器具本体21の基板支持部21e自体を放熱部材となし、基板11を器具本体21に直接支持するように構成してもよい。
上記により、基板11が基板支持部21eに確実に密着され、基板11が熱伝導性の良好なセラミックスで構成されていることと相まって、LED11cから発生する熱を効果的にアルミニウム製の器具本体21に伝達し放熱させることができる。なお、基板11はセラミックスで構成されており電気絶縁性を有しているので、アルミニウム製の放熱部材14や器具本体21との間には電気絶縁を図るための格別の絶縁シート等は不要となり、コスト的にも有利となる。
発光装置10を点灯する点灯装置22は、基板11に実装されたLED11cの点灯回路を構成する回路部品を実装した平板状の回路基板22aからなる。点灯回路は、交流電圧100Vを直流電圧に変換してLED11cに供給するように構成される。上記に構成された回路基板22aが、器具本体21の収納凹部21cに対し、絶縁ケース25等によって電気絶縁をなすようにして収容される。また、回路基板22aの出力端子にはLED11cへ給電するための給電用の電線w1が接続され、入力端子には入力線(図示せず)が接続される。
LED11cへ給電するための電線w1は、器具本体21に形成された貫通孔21gおよびガイド溝21hを介して器具本体21の一端部の開口部21aに導出され、絶縁被覆が剥がされた給電用の電線w1の先端を、コネクタ部材12における電線接続部12cの固着部12c1に挿入しカシメによって接続する。この接続作業は、基板11を器具本体21に支持する前に、事前の作業として行われる。
口金部材23は、図3に示すように、エジソンタイプのE17形を構成する口金で、ねじ山を備えた銅板製の筒状のシェル部23aと、このシェル部の下端の頂部に電気絶縁部23bを介して設けられた導電性のアイレット部23cを備えている。シェル部23aの開口部が、器具本体21の他端側の開口部21bに電気絶縁をなして固定される。シェル部23aおよびアイレット部23cには、点灯装置22における回路基板22aの入力端子から導出された入力線が接続される。
カバー部材24は、グローブを構成するもので、乳白色のポリカーボネートで一端部に開口24aを有するミニクリプトン電球のシルエットに近似させた滑らかな球面状に形成する。カバー部材24は開口24aの開口端部を、発光装置10の発光モジュールAを覆うようにして基板支持部21eの凸条部21fに嵌め込み、接着剤等の固定手段によって固定される。これにより、一端部にカバー部材24であるグローブを有し、他端部にE17形の口金部材23が設けられ、全体の外観形状がミニクリプトン電球のシルエットに近似し、ミニクリプトン電球に代替が可能な口金付ランプ、すなわち、本発明の発光装置10を光源とした照明装置20が構成される。
上記に構成された口金付ランプに電源を投入すると、口金部材23を介して電源が供給され、点灯装置22が動作し43Vの直流電圧が出力される。この直流電圧は点灯装置22の出力端子に接続された給電用の電線w1から、コネクタ部材12、給電端子11eを介してLED11cに印加される。これにより、全てのLEDが同時に点灯して発光モジュールAから白色の光が放射される。この際、コネクタ部材12は、基板11の一面側(表面側)の板面から約2mmの高さに設けられるので、コネクタ部材12の影が出ることがなく、発光効率の低下が抑制され、さらに配光を乱すことがない。
同時に、口金付ランプ20が点灯すると、LED11cの温度が上昇し熱が発生する。その熱は、熱伝導性の良好なセラミックスからなる基板11から、基板が密着して固定された器具本体21の基板支持部21eに伝達され、アルミニウム製の器具本体21から放熱フィン21dを介して外部に効果的に放熱される。
以上、本実施形態によれば、導電性のコネクタ部材12は、押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体12aとコネクタ本体に設けられた電気接続部12bおよび電線接続部12cを有し、固定部材13は、コネクタ部材12と放熱部材14との間に基板11を介在させてコネクタ本体12aを押圧し、その弾性力によって基板11を放熱部材14に固定するとともに、電気接続部12bを給電端子11eに接続させるようにした。これにより、コネクタ部材12の固定と基板11の固定作業が、固定部材、本実施形態では、ボルト13aによる1回のねじ込み作業で行うことができ作業が簡素化され、製造性を向上させることが可能になる。また、これら作業を自動化することも可能であり、自動機械を使用して行うことにより有効なコストダウンを図ることも可能となる。
また、コネクタ本体12aの支持部12a1に係止部12a6を形成し、基板11の係止凹部11gに係合するように構成した。これにより、強い反発力を発生させることができ、より強固に固定できるとともに確実な電気接続をなすことが可能になる。
また、コネクタ部材12の基板11への固定とコネクタ部材への給電用の電線の電気接続を、半田を用いることなく行うことができるので、半田部分における信頼性確保のための温度制限がなくなりジャンクション温度を上げることが可能となる。これにより、基板材料として有効なセラミックスを採用することが可能となり、耐熱性に優れた発光装置を提供することができ、例えば、火災等の非常時に用いられる各種電球の光源として、また誘導灯や非常灯などの光源に、この発光装置を用いることによって必要な耐熱性を持たせた各種の照明装置を提供することができる。同時に、ジャンクション温度を上げることが可能となるので、より高輝度・高出力のLEDの採用を可能にすることができる。また、半田レスの安価なコネクタ部材12により電気接続が行えるようにしたので、コストを抑えた発光装置および照明装置を提供することができる。
また、本実施例では、コネクタ部材12は、基板11の一面側(表面側)の板面から約2mmの高さに設けられるので、コネクタ部材12の影が出難くなる。これら有効な構成によって、光の吸収が防止され発光効率の低下が抑制され、さらに配光を乱す問題を解消若しくは改善することができる。同時に、基板11の表面には多数のLED11cがCOBによって、略マトリックス状に規則的に配置されて実装されているので、各LED12から放射される光は、カバー部材24の内面全体に向かって略均等に放射され、乳白色のグローブで光が拡散され、ミニクリプトン電球に近似した配光特性をもった照明を行うことができる。
以上、本実施形態において、コネクタ部材12は、1枚の短冊状をなすリン青銅板を全体形状が略X字状をなすように折曲して構成したが、図4に示すように、略Z形(図4(a))、略U字形(図4(b))、さらには、略V字形(図4(c))に構成してもよい。これら構成によれば、略X字形をなすコネクタ部材12と同様に、押圧することにより弾性を付与することができるとともに、構成をより簡素化しコネクタ部材における製造性を一層向上させることができ、同時に材料費を低減させることが可能になる。
固定部材13として、金属からなるボルト13aを用いたが、合成樹脂製のボルトを用いることにより、絶縁スリーブを用いることなく、コネクタ部材12と固定部材13との電気絶縁を図ることができる。これにより、構成をより簡素化し製造性を一層向上させることが可能になる。
また、コネクタ本体12aの支持部12a1に係止部12a6を形成し、基板11の係止凹部11gに係合するようにしたが、逆にコネクタ本体12aに係止凹部を形成し、基板11に突起からなる係止部を形成するようにしてもよい。さらに、コネクタ本体12aの係止部は格別に形成することなく、例えば、支持部12a1の片側の端部若しくは両端部を基板11の突起等に係止することによって係合させるようにしてもよい。また、コネクタ部材12と電線w1の接続をカシメによる半田レス方式で行うようにしたが、半田や溶接等の手段によって接続するようにしてもよい。
また、+側の給電端子11eと−側の給電端子11eを、基板11の対向する側縁部からそれぞれ導出し、コネクタ部材12をそれぞれに設けるように構成したが、図5に示すように、+側の給電端子11eと−側の給電端子11eを同一の方向から導出し、両極のコネクタ部材12を同じ側縁部に設けるようにしてもよい。本構成によれば、+側、−側の各電線w1の接続を同一の方向から行うことができ、製造性を一層向上させることができ、さらにコスト的にも一層有利となる。なお、変形例を示す図4、図5には、図1〜図3と同一部分に同一符号を付し、詳細な説明は省略した。
また、本実施形態において、発光装置10における基板11としてセラミックスを用いたが、熱伝導性の良好なアルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金等の金属で構成したものであってもよい。以下、アルミニウムを基板とした発光装置および照明装置の構成を説明する。なお、上述した発光装置10および照明装置である口金付ランプ20と同一部分には同一の符合を付し、共通な部分は省略して説明する。
図6に示すように、10はアルミニウム製の基板を用いた発光装置、20はこの発光装置10を光源として用いた道路灯である。発光装置としては、上述した図5に示されている両極のコネクタ部材12を同じ側縁部に設けるようにした発光装置10を用い、基板11をアルミニウムで構成し、放熱部材14を略正方形をなす形状に構成した(図7(b))。それ以外は、上述した発光装置10と同一の構成を有している。なお、アルミニウムは導電性を有しているため、基板の表裏両面にエポキシ樹脂をコーティングすることによって、セラミックスと同様に電気絶縁性を有する基板11となるように構成する。
上記に構成された発光装置10は、図7に示すように、アルミニウムからなる放熱部材に相当するユニット支持板14に密着して支持され、さらに発光装置10を中心にして周囲を囲むように反射板30が設けられ光学ユニット31が構成される。図中21dは、ユニット支持板14の裏面側に一体に設けられた放熱フィンである。上記に構成された光学ユニット31は、同様構成のものが複数台用意され、ステンレス等の熱伝導性を有する金属板からなるユニット取付板32に設置される。ユニット取付板32に設置された複数の発光装置10は、道路灯20の器具本体21内に、目的とする配光が得られるように配設され、器具本体21がポール33に支持されることにより道路灯20が構成される。本例においても、上述した発光装置10および照明装置20と同様の作用効果を奏することができると共に、特に、基板としてセラミックスより安価なアルミニウム等の金属を用いることができるので、道路灯のような大形のコストが嵩む照明器具に用いる発光装置としては、コスト的に有利な発光装置を提供することが可能となる。
さらに、本実施形態において、固体発光素子11cは、例えば、青色を発光する窒化ガリウム(GaN)系半導体からなる発光ダイオードチップで構成されることが好適であるが、半導体レーザ、有機ELなどを発光源とした発光素子が許容される。発光素子は、COB(Chip on Board)技術を用いて、マトリックス状や千鳥状または放射状など、規則的に一定の順序をもって一部または全体が配列されて実装されたものでも、SMD形(Surface Mount Device)で構成されたものであってもよく、SMD形の場合、発光素子は複数個で構成されていることが好ましいが、照明の用途に応じて必要な個数は選択され、例えば、4個程度の素子群を構成し、この群1個、若しくは複数の群をなすように構成してもよい。さらには、1個の発光素子で構成されたものであってもよい。さらに、白色で発光するように構成することが好ましいが、照明装置の用途に応じ、赤色、青色、緑色等でも、さらには各種の色を組み合わせて構成してもよい。
基板11は、電気絶縁性を有する窒化アルミニウム、窒化珪素、アルミナ、アルミナとジルコニア等の化合物などの焼結体からなるセラミックスが許容される。基板の材質、構成および実装するための手段は特定のものに限定されない。例えば、材質は、セラミックスに限らず、エポキシ樹脂等で電気絶縁を施したアルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金等の金属で構成したものであってもよい。または、エポキシ樹脂等の合成樹脂やガラスエポキシ材、紙フェノール材等の電気絶縁性を有する部材で構成してもよい。また、基板の形状は、点または面モジュールを構成するために板状の円形、四角形、六角形などの多角形状、さらには楕円形状等をなすものであってもよく、目的とする配光特性を得るための全ての形状が許容される。
コネクタ部材12は、導電性を有し、一定の剛性とバネ性を有する例えばリン青銅で構成されることが好ましいが、弾性を有するステンレス鋼等からなる導電性の金属薄板で構成されたものであってもよい。また、基板11の給電端子11eに接触する電気接続部12bは、接触する部分の形状をポンチによって形成された凸部等を形成するようにしてもよい。また、コネクタ部材12は、発光効率を向上させるために、その表面(電気接続部12bを除き)を白色やシルバー色等に塗装やメッキをしてもよい。
本実施形態において、照明装置は、一般白熱電球に代替可能な電球形の照明装置、ダウンライトやスポットライト等の住宅用など一般照明用の小形の照明装置、さらには、天井等から全般照明を行うオフィス等、施設・業務用などの比較的大きな照明装置、さらに、高速道路や一般道路等の道路灯、公園等屋外の照明をなす防犯灯などの大形の照明装置、さらに、これら照明装置に限らず、薄型テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、各種情報端末のバックライトさらには屋内外の看板広告用の照明装置等、各種、多様な照明装置に適用することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、例えば、薄型テレビなどのバックライトを構成する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 発光装置
11 基板
11c 固体発光素子
11e 給電端子
12 コネクタ部材
12a コネクタ本体
12b 電気接続部
12c 電線接続部
12a6 係止部
13 固定部材
14 放熱部材
20 照明装置
21 器具本体

Claims (3)

  1. 一面側に固体発光素子と給電端子が配設され、放熱部材に固定される基板と;
    押圧することにより弾性が付与されるコネクタ本体とコネクタ本体に設けられた電気接続部および電線接続部を有する導電性のコネクタ部材と;
    コネクタ部材と放熱部材との間に基板を介在させてコネクタ本体を押圧し、その弾性力によって基板を放熱部材に固定するとともに、電気接続部を給電端子に接続させる固定部材と;
    を具備していることを特徴とする発光装置。
  2. 前記コネクタ部材は、固定部材によりコネクタ本体を押圧した際に、コネクタ本体を基板に係止する係止部を形成したことを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 器具本体と;
    器具本体に装着される請求項1または2記載の発光装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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