JP2015075445A - 流量測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被計測流体に含まれるダストの衝突エネルギーを十分に低下させ、該ダストが流量検出素子に高速で衝突することを防ぎ、ダスト耐量と流量検出精度を両立させる。
【解決手段】バイパス通路7に侵入した様々な粒径のダスト、特に粒径100μm〜200μm程度の比較的大きなダストを、第1段形状部731、第2段形状部751、および板状部材9に確実に衝突させることにより、その速度を十分に低下させ、衝突エネルギーの低い状態で流量検出素子3に到達させる。これにより、ダストの衝突による流量検出素子3の破損を防ぐことができる。また、板状部材9の設置位置を最適化し、流量検出部33における空気の乱れを抑制することにより、流量検出精度とダスト耐量を両立させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、流量測定装置に関し、特に内燃機関における吸入空気の流量を測定するための流量測定装置に関する。
内燃機関の吸気配管に搭載され吸入空気の流量を測定する流量測定装置として、吸入空気の一部を取り込むバイパス通路内に流量検出素子が配置されたものが知られている。流量検出素子には、流量検出部が数ミクロンの薄膜で構成された半導体素子が用いられる。
通常、内燃機関の吸気配管には、空気清浄のためのエアクリーナが設置されているが、例えば粒径100μm以下の比較的小さなダストはエアクリーナ内の清浄フィルタでは除去できず、吸入空気に混入する。また、清浄フィルタの劣化や使用環境の過酷な地域での使用、あるいは正規品以外の粗悪フィルタの使用等によって、粒径100μmから200μm程度の比較的大きなダストが吸入空気に混入することがある。
これらのダストが吸入空気で加速され高速で流量検出素子に衝突すると、ダストの粒径や速度によっては、流量検出部が破損することがある。このため、特許文献1−7には、半導体式の流量検出素子を備えた流量測定装置において、吸入空気に混入して侵入したダストによる流量検出部の破損を防ぐために、以下のような構造が提示されている。
特許文献1および特許文献2では、吸入空気流量の一部を取り込むバイパス通路を複数回屈曲させ、その下流のバイパス通路内に流量検出素子を配置している。このような構造により、主流で加速されたダストが直接流量検出素子に衝突するのを防止している。また、バイパス通路内に侵入したダストは、バイパス通路の壁面に複数回衝突して速度が低減されるため、流量検出素子への衝突エネルギーが低減される。
また、特許文献3では、バイパス通路内の壁面が、50μm〜1mmのピッチの連続した凹凸からなる粗面に形成されている。これにより、バイパス通路内に侵入したダストが壁面に衝突した際の反発性が低下し、ダストの速度が低減されるため、流量検出素子への衝突エネルギーが低減される。
また、特許文献4では、バイパス通路の入口開口面から投影した範囲の壁面に、鋸歯状の凹凸形状が成形されている。これにより、吸入空気で加速されたダストは、この鋸歯状の壁面に直線的に複数回衝突して速度が低減され、流量検出素子への衝突エネルギーが低減される。
また、特許文献5では、U字状に湾曲されたバイパス通路内に、流れを分岐させる仕切り板を形成している。これにより、バイパス通路内に導入された被計測流体が、流量検出素子の配置された副バイパス通路入口に至るまでに大きく方向転換され、慣性の大きなダストが副バイパス通路へ侵入することを防いでいる。
また、特許文献6では、流量検出素子の上流側に、バイパス通路部の壁面に当たって跳ね返ったダストを止めるガイドルーバーを配設し、ガイドルーバーの内側に配置された流量検出素子にダストが衝突することを防止している。これにより、流量検出素子の破損や汚損物質の付着が低減される。
さらに、特許文献7では、流量検出素子の直上流側に、板面がバイパス通路の流路方向
に平行な板状部材を設けている。この板状部材により、被計測流体が整流されると共に、被計測流体に含まれるダストもその流れに乗り、流量検出素子の検出面に対して直交する方向に大きな運動量を持たなくなる。これにより、流量検出素子の破損や汚染物質の付着が低減される。
特許第4161077号公報 特許第3602762号公報 特許第4553898号公報 特許第4929335号公報 特許第3681627号公報 特許第3797210号公報 特開2003−315116公報
このように、従来の流量測定装置においては、被計測流体である空気に混入したダストによる素子の破損を防ぐための様々な構造が提案されている。一方、ダストの粒径によりその飛散の軌跡は異なることから、様々な粒径のダストに対して耐量の高い構造とすることが求められる。また、ダスト耐量を向上させる上で、流量検出精度を低下させない構造とすることが必要である。
しかしながら、特許文献1および特許文献2の流量測定装置では、バイパス通路の屈曲回数を増やすことにより、バイパス通路内に生じる圧力損失が大きくなり、偏流が発生する。このため、流量検出素子に向かう空気に乱れが生じ、流量検出精度が低下する。すなわち、バイパス通路を屈曲させるだけでは、ダストの衝突エネルギーを十分に低下させ、且つ、流量検出精度を確保することの両立が困難であった。
また、特許文献3の流量測定装置では、粒径100μm〜200μm程度の比較的大きなダストの衝突エネルギーを十分に低下させることができないという問題があった。また、バイパス通路内の壁面に細かい凹凸形状を設けることで、数μmのダストが付着し易くなり、汚損による特性変化が大きくなるという問題や、汚損により凹凸形状が埋まってしまい所望の効果が得られないという問題があった。
また、特許文献4の流量測定装置においても、上記特許文献3と同様に、粒径100μm〜200μm程度のダストの衝突エネルギーを十分に低下させることができないという問題があった。また、90度より小さい角度の鋸歯状の凹凸形状では、空気の淀みが発生しやすく、圧力損失が増大するという問題や、空気の乱れにより流量検出精度が低下するという問題があった。また、小さなダストが凹凸形状部分に堆積しやすく、凹凸形状が埋まってしまうと所望の効果が得られないという問題があった。
さらに、特許文献5の流量測定装置では、U字状の副バイパス通路の最深部に流量検出素子が配置されており、副バイパス通路にダストを含む空気が導入されると、空気の流れに乗ったダストが副バイパス通路に沿って飛散し、流量検出素子へ略垂直に衝突するという問題があった。
また、特許文献6の流量測定装置では、ガイドルーバーの内側に侵入したダストはガイドルーバーに衝突後、流量検出素子へ向かうため、流量検出素子への衝突を回避することができない。また、流量検出素子の近傍に設置されるガイドルーバーにより空気の乱れが発生し、流量検出精度が著しく低下するという問題があった。
さらに、特許文献7の流量測定装置では、流量検出素子の直上流に板状部材を設けることにより、偏流に対して流速ベクトルを整える効果はあるが、圧力損失が大きくなりバイパス通路内の空気の流速が大幅に低下するという問題や、板状部材の直下流では空気の乱れが大きく、流量検出精度が低下するという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、被計測流体に含まれるダストの中でも特に粒径100μm〜200μm程度の比較的大きなダストの衝突エネルギーを十分に低下させ、該ダストが高速で衝突することによる流量検出素子の破損を防止し、ダスト耐量と流量検出精度を両立させた信頼性の高い流量測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る流量測定装置は、配管に形成された貫通孔に配管の外部から挿入され、貫通孔への挿入方向と配管を通過する被計測流体の主流の方向が略直交するように配管に設置される流量測定装置であって、矩形の通路断面を有し被計測流体の一部を通過させるバイパス通路と、バイパス通路内に設置される平板形状の流量検出素子を備えている。バイパス通路は、主流の方向の上流側に向いて開口し被計測流体の一部を取り込む流入口と、流入口から主流の方向に沿って第1屈曲部まで延びる第1通路部と、第1屈曲部から主流の方向と直交する方向に沿って挿入方向の反対方向に向かって第2屈曲部まで延びる第2通路部と、第2屈曲部から主流の方向に沿って第3屈曲部まで延びる第3通路部とを有し、この第3通路部の一壁面と流量検出素子の一主面が同一面位置となるように流量検出素子が設置される。第1屈曲部の外周側内壁面に、主流の方向に対して略垂直な面を含む二つの面からなる段形状を複数有する第1段形状部が配置され、第2屈曲部の外周側内壁面に、挿入方向の反対方向に対して略垂直な面を含む二つの面からなる段形状を複数有する第2段形状部が配置されると共に、バイパス通路の通路断面を挿入方向側とその反対方向側とに二分する板状部材が、バイパス通路内の形状に沿って流入口から第2通路部の下流側端部まで配置されるものである。
本発明に係る流量測定装置によれば、バイパス通路に侵入した様々な粒径のダスト、特に、粒径100μm〜200μm程度の比較的大きなダストを、第1段形状部、第2段形状部、および板状部材に確実に衝突させることにより、その速度を十分に低下させ、衝突エネルギーの低い状態で流量検出素子に到達させるようにしたので、ダストが高速で衝突することによる流量検出素子の破損を防止することができる。さらに、板状部材の設置位置を最適化し、流量検出素子へ向かう空気の乱れを抑制しているので、流量検出精度とダスト耐量を両立させた信頼性の高い流量測定装置が得られる。
本発明の実施の形態1に係る流量測定装置の一部を切り欠いた正面図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図および側面図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置の第1段形状部と第2段形状部を説明する図である。 従来の流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。 従来の流量測定装置のバイパス通路内に侵入したダスト(100μm)の軌跡を示す図である。 従来の流量測定装置のバイパス通路内に侵入したダスト(200μm)の軌跡を示す図である。 従来の流量測定装置のバイパス通路において板状部材のみを設置した場合の効果を説明する図である。 流量検出部の空気の乱れおよびダスト耐量と板状部材の設置位置との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置における第1段形状部による効果を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置における第1段形状部と板状部材による効果を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置における第2段形状部と板状部材による効果を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置において板状部材と第2段形状部を同時に配置しない場合の問題点を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る流量測定装置において板状部材を配置しない場合の問題点を説明する図である。 本発明の実施の形態2に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。 板状部材の板厚のバイパス通路高さに対する比率と流量検出部の空気の乱れとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。 本発明の実施の形態4に係る流量測定装置のバイパス通路周辺および第3段形状部を拡大した正面図である。 本発明の実施の形態5に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。 本発明の実施の形態6に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。 本発明の実施の形態7に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図および断面図である。 本発明の実施の形態7に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図および断面図である。 本発明の実施の形態7に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図および断面図である。
実施の形態1.
以下に、本発明の実施の形態1に係る流量測定装置について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態1に係る流量測定装置の一部を切り欠いた正面図、図2は、本実施の形態1に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した(a)正面図、(b)側面図である。なお、以下の説明で用いる全ての図面において、同一、相当部分には同一符号を付している。
本実施の形態1に係る流量測定装置は、配管を通過する被計測流体の流量を測定するものである。例えば図1に示すように、内燃機関の吸気配管1を通過する吸入空気を被計測流体とする場合、吸気配管1には、流量測定装置を挿入するための貫通孔である挿入孔2が設けられる。
なお、図1において、矢印Aは、流量測定装置の挿入方向(以下、挿入方向Aと記す)を示し、矢印Bは挿入方向Aと反対方向(以下、反挿入方向Bと記す)を示し、矢印Cは吸気配管1を通過する吸入空気の主流の方向(以下、主流方向Cと記す)を示している。
流量測定装置は、吸気配管1に形成された挿入孔2に配管の外部から挿入され、挿入孔2への挿入方向Aと主流方向Cが略直交するように吸気配管1に設置される。流量検出素子3の反挿入方向B側には、流量検出素子3を駆動する回路基板4が設けられている。ベース5は、回路基板4を保持するとともに、流量検出素子3を支持している。
ベース5と重ねてカバー6が設けられ、ベース5と共同して吸入空気の一部を取り込むバイパス通路7を形成している。バイパス通路7は、図2(b)に示すように、矩形の通路断面を有しており、このバイパス通路7内に平板形状の流量検出素子3が設置される。バイパス通路7の流入口71は、カバー6の挿入方向A側の先端近傍に設けられる。
ベース5は、吸気配管1の挿入孔2側から挿入方向Aへ、コネクタ51、フランジ52、ケース部53、溝部54、およびバイパス通路構成部55の順に構成され、これらはモールド成形により一体化されている。防水型のコネクタ51は、吸気配管1の外側に配置される。コネクタターミナル8の一端は、コネクタ51側が外部と信号を授受するための端子であり、他端はワイヤボンディング等で回路基板4と電気的に接続される。
フランジ52は、ねじ(図示省略)等により吸気配管1に取り付けられる。ケース部53は、回路基板4を支持および収納し、溝部54は流量検出素子3を収納している。バイパス通路構成部55には、流量検出素子3が配置され、流量検出素子3の検出面がバイパス通路7の壁面の一部を構成している。これについては後に詳細に説明する。
カバー6は、例えばPBT樹脂で成形されている。カバー6の反挿入方向B側は、ベース5に収納された回路基板4を覆う回路基板保護部61を構成している。また、カバー6の挿入方向A側は、ベース5と共同して吸気配管1内を流れる空気の一部を取り込むバイパス通路7を構成している。
半導体式の流量検出素子3は、シリコンやPolyシリコン、あるいはセラミック等からなる絶縁板の裏面にエッチングを施すことにより薄肉部を形成し、この薄肉部上に流量検出抵抗体31および温度補償抵抗体32からなる流量検出部33を形成したものである。流量検出素子3は、発熱抵抗体の熱容量が小さく、支持体との熱絶縁性に優れていることから、低消費電力、高速応答性である。
一方、薄肉部に形成された流量検出部33は、外部からの衝撃に弱く、特に、被計測流体によって加速されたダストが高速で流量検出部33に衝突すると、流量検出抵抗体31および温度補償抵抗体32に破損を生じることがある。その結果、流量検出精度の低下、さらには測定機能を失う可能性がある。
このような問題点を解決するため、本実施の形態1に係る流量測定装置は、流量検出素子3が設置されるバイパス通路7内に、第1の段形状部731、第2の段形状部751、および板状部材9を設けたものである。以下に、これらの構造および作用について、図2から図13を用いて詳細に説明する。
なお、平板形状の流量検出素子3は、その一主面が、矩形の通路断面を有するバイパス通路7の一壁面と同一面位置になるように設置される。本実施の形態1では、図2(b)に示す矢印Eで示す方向が流量検出素子3の厚さ方向である。
以下の説明では、図2(b)に示すバイパス通路7の矩形の通路断面において、流量検出素子3の厚さ方向Eに平行な二辺間の距離(図2(b)中、Hで示す)を、バイパス通路高さと呼ぶ。また、流量検出素子3の厚さ方向Eに垂直な二辺間の距離(図2(b)中、Wで示す)を、バイパス通路幅と呼ぶ。
バイパス通路7の流入口71は、主流方向Cの上流側に向いて開口し、吸気配管1を通過する吸入空気の一部を取り込む。バイパス通路7は、図2(a)に示すように、第1通路部72、第1屈曲部73、第2通路部74、第2屈曲部75、第3通路部76、および第3屈曲部77から構成される。
第1通路部72は、流入口71から主流方向Cに沿って第1屈曲部73まで延びている。第1屈曲部73は、第1通路部72での流れの方向(主流方向C)が、第2通路部74で略90度変化するように構成されている。第2通路部74は、第1屈曲部73から主流方向Cと直交する方向に沿って反挿入方向Bに向かって第2屈曲部75まで延びている。
第2屈曲部75は、第2通路部74での流れの方向が、第3通路部76で略90度変化するように構成されている。さらに、第3通路部76は、第2屈曲部75から主流方向Cに沿って第3屈曲部77まで延びている。平板形状の流量検出素子3は、その一主面が第3通路部76の一壁面と同一面位置となるように設置されている。
また、バイパス通路7の通路断面を挿入方向A側と反挿入方向B側とに二分する板状部材9が、バイパス通路7内の形状に沿って、流入口71から第2通路部74の下流側端部まで設けられている。
さらに、第1屈曲部73の外周側内壁面には、第1段形状部731が設けられている。第1段形状部731は、図3(a)に示すように、主流方向Cに対して略垂直な面732を含む二つの面からなる段形状を複数有している。この第1段形状部731は、各々の段形状をなす二つの面が、互いに略90度の角度θで配置されている
さらに、第2屈曲部75の外周側内壁面には、第2段形状部751が設けられている。第2段形状部751は、図3(b)に示すように、反挿入方向Bに対して略垂直な面752を含む二つの面からなる段形状を複数有している。この第2段形状部751は、各々の段形状をなす二つの面が、互いに略90度の角度θで配置されている。
これらの板状部材9、第1段形状部731、および第2段形状部751は、バイパス通路7の内壁面、すなわちベース5またはカバー6の一部として同じ樹脂材料、例えばPBT樹脂で構成され、バイパス通路7と一体成形されている。
次に、板状部材9、第1段形状部731、および第2段形状部751の作用について説明する。まず、比較例として、従来の流量測定装置のバイパス通路7に侵入したダストの挙動について、図4から図6を用いて説明する。
図4は、従来の流量測定装置のバイパス通路7周辺を拡大した正面図であり、本実施の形態1に係るバイパス通路7(図2参照)との違いは、板状部材9、第1段形状部731および第2段形状部751を設けていない点のみである。従来のバイパス通路7において、第1屈曲部73および第2屈曲部75の外周側内壁面は、傾斜した平坦部あるいは所定の曲率半径の円弧状に形成されている。
図4に示す従来構造においても、第1屈曲部73、第2屈曲部75によりバイパス通路7内の空気の流れを略90度変化させ、バイパス通路7内に侵入したダストが直接流量検出素子3に衝突するのを防止している。しかし、バイパス通路7内に侵入したダストが内部へ進行し、流量検出素子3に衝突することがある。
従来構造のバイパス通路7内に侵入したダストの軌跡を確認するため、CAE解析を実施した結果を図5および図6に示す。なお、以下の全ての図において、Dはダスト、Lはダストの軌跡を示している。
市場での調査結果から、吸気配管1内を流れる空気に含まれるダストの粒径は、通常100μm以下であるが、使用環境の過酷な地域やユーザの使用状況によっては、粒径200μm程度の大きなダストが吸気配管1内に混入する可能性があることがわかっている。
そこで、CAE解析条件として、高速で衝突すると流量検出部33が破損する可能性のある粒径100μmと200μmのダストを対象とし、主流の速度が一定である定常状態での所定時間経過後のダストの軌跡を解析した。
図5(a)〜図5(c)は、粒径100μmのダストを飛散させ、所定時間経過後のダストの軌跡を示している。粒径100μmのダストは、バイパス通路7内の空気の流れに乗って飛散する傾向にあり、バイパス通路7内に侵入したダストは、角度を持って第1屈曲部73の外周側内壁面に衝突後、第2屈曲部75の外周側内壁面に衝突し、流量検出素子3方向へ飛散することが確認された。
また、図6(a)〜図6(c)は、粒径200μmのダストを飛散させ、所定時間経過後のダストの軌跡を示している。粒径200μmのダストは、バイパス通路7内に侵入後、空気の流れにはほとんど乗らず、主流で加速された状態で慣性力を持って、壁面内を衝突しながら進んでいくことが確認された。
上記の解析結果から、屈曲したバイパス通路7内に流量検出素子3を設置することで、主流で加速されたダストが直接流量検出素子3に衝突することはないが、粒径の比較的大きなダストは主流で加速され、ほとんど速度が低下することなく流量検出素子3に到達することが明らかとなった。
次に、図4に示す従来構造のバイパス通路7に、板状部材9を設置した場合の効果について、図7および図8を用いて説明する。板状部材9は、バイパス通路7の流入口71から第2通路部74の下流側端部に亘って、バイパス通路7形状に沿って配置される。バイパス通路7内は、板状部材9により、反挿入方向側副バイパス通路701と挿入方向側副バイパス通路702に二分されている。
図7は、反挿入方向側副バイパス通路701に侵入したダストDの軌跡Lと、挿入方向側副バイパス通路702に侵入したダストDの軌跡Lを示している。バイパス通路7内に侵入したダストD、Dは、主流で加速されているため、バイパス通路7の壁面に衝突すると跳ね返り、板状部材9に衝突する。このため、板状部材9が設置されていない場合に比べて、ダストがバイパス通路7内の壁面に衝突する回数が格段に増え、ダストの速度が低減される。
図8(a)は、板状部材9の設置位置と流量検出部33の空気の乱れとの関係を示している。流量検出部33の空気の乱れの評価方法について簡単に説明する。流量測定装置に所定流量で空気を流すことが可能な評価装置を用い、段階的に流量を増加させた時の出力値(電圧値)を測定し、流量と電圧の関係を得る。この時、空気の乱れにより出力値に発生する出力乱れの標準偏差(%)を「流量検出部の空気の流れ」と定義している。
上記のような評価装置において、板状部材9の設置位置をバイパス通路7内の流入口71から第3通路部76まで徐々に長くしたカバー6を数種類用意し、図8(a)に示す板状部材9の設置位置と流量検出部33の空気の乱れの関係を得た。
図8(a)より、板状部材9が第2屈曲部75を越えて流量検出素子3側へ設置されると、板状部材9の下流側で発生した渦や循環流を含む剥離せん断層内に流量検出部33が晒されるため、流量検出部33近傍の空気の乱れが著しく増大することがわかる。
すなわち、板状部材9の設置位置を、第2屈曲部75直前、すなわち第2通路部74の下流側端部までとすることで、板状部材9により発生する剥離せん断層内に流量検出部33が晒されて空気の乱れが急激に増大することを防ぎ、空気の乱れが流量検出部33に与える影響を小さくすることができる。
また、図8(b)は、板状部材9の設置位置と流量検出部33のダスト耐量との関係をダスト粒径(100μm、200μm)別に示している。流量検出部33のダスト耐量の評価方法について簡単に説明する。流量測定装置に所定流量で空気を流すことが可能な評価装置を用い、バイパス通路7の流入口71から粒径100μmまたは粒径200μmのダストを投入する。
この時、流量測定装置の出力をモニターしながら、段階的に流量を増加させ、出力異常が発生した時点で流量検出部33がダストにより破損したと判断する。このダストによる破壊流量値(g/s)をダスト耐量と定義している。すなわち、ダストが流量検出部33に衝突しにくく、また衝突してもダストの速度が十分に低下していれば、ダスト耐量が高くなる。
図8(b)より、板状部材9を第2通路部74より下流側に伸ばして設置することで、ダスト耐量が大幅に増加することがわかる。これらの解析と実試験結果から、空気の乱れを最小限に抑え、且つダスト耐量を最大限に確保するためには、板状部材9の下流側端部を第2通路部74と第2屈曲部75の境目とする必要があり、この設置位置であれば空気の乱れの抑制とダスト耐量向上の両立が可能なものである。
しかし、図8(b)に示すように、粒径200μmのダストについては、板状部材9の設置のみでは、十分なダスト耐量を確保できていない。これは、粒径200μmの比較的大きいダストは、粒径100μm以下のダストに比べてバイパス通路7内に侵入した際の初期的な衝突エネルギーが大きく、板状部材9の設置のみでは十分な速度低下が得られないためである。
そこで、本実施の形態1に係る流量測定装置では、板状部材9に加えて、第1屈曲部73の外周側内壁面に、主流方向Cに対して略垂直な面732を含む二つの面からなる段形状を複数有する第1段形状部731を配置している。この第1段形状部731の効果について、図9を用いて説明する。
一般に、バイパス通路7を構成する部材は、反発係数が比較的高いガラスフィラー含有の熱可塑性樹脂であり、バイパス通路7内に侵入したダストは、バイパス通路7の壁面に衝突してもほとんど速度低下が見込めない。
一方、第1段形状部731は、バイパス通路7壁面の高い反発係数を利用したものである。図9に示すように、バイパス通路7内に侵入したダストは、第1段形状部731の主流方向Cに対して略垂直な面732に略垂直に衝突する。これにより、ダストの速度は大幅に低減される。また、跳ね返ったダストは、バイパス通路7の流入口71からバイパス通路7外に排出されることもあり、バイパス通路7内に侵入するダストを低減することができる。
次に、第1段形状部731と板状部材9の両方を設けることによる効果について、図10を用いて説明する。図10に示すように、ダストが角度を持ってバイパス通路7内に侵入し、第1段形状部731の面に垂直に衝突しない場合においても、ダストは板状部材9と第1段形状部731に衝突しながら第2通路部74へ飛散する。すなわち、第1段形状部731によりダストを確実に板状部材9に衝突させることができ、ダストの速度を大幅に低減することができる。
このように、板状部材9と第1段形状部731の両方を設置することにより、ダストの速度は十分に低減される。粒径100μm以下のダストは、板状部材9の終点である第2屈曲部75付近では十分に速度低下しているため、流量検出素子3方向へ飛散したとしても衝突エネルギーが小さく、流量検出部33が破損することはない。
しかし、粒径200μm程度の比較的大きなダストについては、速度が低下した状態であっても、流量検出部33に衝突すると流量検出部33を破損させる可能性がある。また、粒径100μm以下であっても、板状部材9とバイパス通路7の壁面にほとんど衝突することなく鋭角にバイパス通路7内を飛散してきたダストは、流量検出部33に衝突すると流量検出部33を破損させる可能性がある。
そこで、本実施の形態1に係る流量測定装置では、板状部材9と第1段形状部731に加え、第2屈曲部75の外周側内壁面に、反挿入方向Bに対して略垂直な面752を含む二つの面からなる段形状を複数有する第2段形状部751を配置している。
板状部材9と第2段形状部751の両方を設けることによる効果について、図11を用いて説明する。図11に示すように、ダスト(D、D)は、板状部材9により、第2屈曲部75に設けられた第2段形状部751へ向かうよう誘導される。第2段形状部751の面752に略垂直に衝突したダストは、流量検出素子3から離れた方向へ飛散するため、流量検出部33への衝突を確実に回避させることができる。
板状部材9と第2段形状部751を同時に配置しない場合の問題点について、図12を用いて説明する。図12に示すように、第1段形状部731と板状部材9のみを配置し、第2屈曲部75の外周側内壁面が平坦部で構成されている場合、反挿入方向側副バイパス通路701を通過するダスト(D)は、第2屈曲部75の外周側内壁面に衝突した後、流量検出素子3方向に向かう可能性がある(軌跡L)。
また、挿入方向側副バイパス通路702を通過するダスト(D)においても、第1段形状部731に衝突せずにバイパス通路7内を進行し、第2屈曲部75の外周側内壁面に衝突した後、流量検出素子3方向に向かう可能性がある(軌跡L)。
次に、第1段形状部731と第2段形状部751を配置し、板状部材9を設置しない場合の問題点について、図13を用いて説明する。板状部材9を設置しない場合、第1段形状部731と第2段形状部751の両方に衝突しないダストが発生する可能性がある。このようなダストは、壁面に衝突した回数が少ないため、十分に速度が低下しておらず、衝突エネルギーの高い状態で流量検出素子3へ到達する。
これらのことから、ダストのあらゆる粒径や飛散状態に対応するには、第1段形状部731と第2段形状部751、および板状部材9をすべて設置することが重要である。また、第1段形状部731および第2段形状部751の各々の段形状が、略90度の角度を有していることも重要である。
各々の段形状が90度より小さい角度で構成された場合、空気の流れに淀みを発生させやすく、粒径100μm以下の微小なダストが段形状の窪みに堆積するという問題が発生する。また、成形部品として鋭角な形状は、ショートショットの発生し易い箇所となり、所望の形状を安定して得ることが難しい。さらに、成形金型に関しても、鋭角な形状は金型磨耗等により経時的な形状変化を起こしやすい。
また、各々の段形状が90度より大きい角度で構成された場合、主流方向Cに対して略垂直な面を形成することが難しく、所望の効果が得られない。これらの理由から、第1段形状部731および第2段形状部751は、各々の段形状をなす二つの面が、互いに略90度の角度で配置されることが望ましい。
以上のように、本実施の形態1によれば、バイパス通路7に侵入した様々な粒径のダスト、特に、粒径100μm〜200μm程度の比較的大きなダストを、第1段形状部731、第2段形状部751、および板状部材9に確実に衝突させることにより、その速度を十分に低下させ、衝突エネルギーの低い状態で流量検出素子3に到達させるようにした。これにより、ダストが高速で衝突することによる流量検出素子3の破損および破壊を防ぐことができる。
また、板状部材9の設置位置を最適化し、流量検出部33における空気の乱れを抑制しているので、流量検出精度とダスト耐量を両立させることが可能となり、ロバスト性、信頼性の高い流量測定装置が得られる。さらに、第1段形状部731、第2段形状部751、および板状部材9は、バイパス通路7と同じ樹脂材料で一体成形されているため、設置位置のばらつきは殆どなく、位置決めや取り付け等の作業が増えることもない。
実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。本実施の形態2では、板状部材9の板厚tを、バイパス通路高さHに対して略0.2以下の比率(t/H≦0.2)となるように形成している。なお、その他の構成は、上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図15は、バイパス通路高さHと板状部材9の板厚tの比率(t/H)と流量検出部33の空気の乱れとの関係を示している。なお、流量検出部33の空気の乱れの定義については、上記実施の形態1で説明した図8(a)と同様であるので説明を省略する。
図15より、板状部材9を設置することで、流量検出部33の空気の乱れが一旦大きくなる。さらに、板厚tを大きくしていくとバイパス通路7内の圧力損失が増大し、t/H≧0.3では空気の乱れが増大する傾向にあることがわかる。
このため、本実施の形態2では、板状部材9の板厚tを、バイパス通路高さHに対して略0.2以下の比率とすることにより、バイパス通路7内の圧力損失を考慮しながら上記実施の形態1と同等のダスト耐性を確保しつつ、流量検出素子3へ向かう空気の乱れや速度低下を抑制することが可能である。
実施の形態3.
図16は、本発明の実施の形態3に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。本実施の形態3では、バイパス通路7は、第1通路部72が省略され、流入口71近傍に第1屈曲部73aが配置されている。なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態3では、上記実施の形態1に比べ、第1屈曲部73aに設けられる第1段形状部731aの位置が流入口71に近くなる。このため、図16に示すように、バイパ
ス通路7内に侵入したダストが第1段形状部731aに衝突して跳ね返った際に、跳ね返った位置や角度に依存されずにバイパス通路7外に排出されやすくなる。従って、バイパス通路7内に侵入するダストの総量を大幅に減少させることができる。
このように、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、バイパス通路7内に設置された流量検出素子3へ到達するダスト総量を低減することができるため、ダストによる流量検出部33の破損をより確実に防止することができる。
実施の形態4.
図17(a)は、本発明の実施の形態4に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図、図17(b)は、本実施の形態4に係る流量測定装置の板状部材に設けられた第3段形状部を説明する図である。
本実施の形態4では、板状部材9aの挿入方向A側の面に、主流方向Cに対して略垂直な面902を含む二つの面からなる段形状を複数有する第3段形状部901が配置される。なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
第3段形状部901は、図17(b)に示すように、各々の段形状をなす二つの面が、互いに略90度の角度θで配置される。第3段形状部901の各々の段形状が、略90度で構成される理由は、第1段形状部731および第2段形状部751と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態4において、バイパス通路7の流入口71から挿入方向側副バイパス通路702に侵入したダストは、第1屈曲部73に設けられた第1段形状部731に衝突し、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
一方、反挿入方向側副バイパス通路701に侵入したダストは、板状部材9aに設けられた第3段形状部901の面902に略垂直に衝突し、流入口71から吸気配管1へ排出される。また、第3段形状部901の面902に角度をもって衝突したダストは、バイパス通路7の壁面に向かって飛散し、衝突エネルギーが低減される。
このように、本実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、さらに、反挿入方向側副バイパス通路701に侵入したダストを吸気配管1に排出する効果や、同ダストの衝突エネルギーをより低減する効果が得られる。なお、本実施の形態4に係る板状部材9aを備えた流量測定装置において、上記実施の形態2および実施の形態3の構成を適用してもよい。
実施の形態5.
図18は、本発明の実施の形態5に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。本実施の形態5では、上記実施の形態4と同様に、板状部材9bに第3段形状部901aを設けている。さらに、第1〜第3全ての段形状部731a、751a、901aは、各々の段形状をなす二つの面の面積が、バイパス通路7の下流側ほど小さくなっている。なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態5では、第1〜第3の段形状部731a、751a、901aの各々の段形状の面積(高さと奥行)を、流量検出素子3に近づくほど小さくすることにより、流量検出素子3へ向かう空気の乱れを抑制する効果が得られる。従って、本実施の形態5によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、さらに流量検出部33の空気の乱れを抑制することができ、流量検出素子3の流量検出精度の低下を抑制することができる。
なお、図18では、第1〜第3の段形状部731a、751a、901aにおいて、段形状をなす二つの面の面積が下流側ほど小さくなっているが、必ずしも全ての段形状部でなくてもよい。また、各々の段形状をなす二つの面のうち、一つの面の面積を小さくしてもよい。また、本実施の形態5における段形状部の構成は、上記実施の形態1〜実施の形態3に係る流量測定装置に適用することができる。
実施の形態6.
図19は、本発明の実施の形態6に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図である。本実施の形態6では、板状部材9cは、第2通路部74において、その板厚方向に貫通するスリット91を有している。図19では、スリット91を板状部材9cの2箇所に設けているが、スリット91の数はこれに限定されるものではない。なお、その他の構成は実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
図19において、矢印は空気の流れを示している。バイパス通路7内を流れる空気は、第1屈曲部73で直角に曲げられ、さらに第1通路部72から第2通路部74間でバイパス通路高さが絞られることにより、第2通路部74付近で圧力損失が局所的に増大する。
そこで、本実施の形態6では、第1屈曲部73より下流側の第2通路部74に、空気の抜け道となるスリット91を設けたものである。これにより、反挿入方向側副バイパス通路701を通過する空気が、挿入方向側副バイパス通路702へ流れ込み、第2通路部74付近の局所的な圧力損失の増加が抑制される。
本実施の形態6によれば、上記実施の形態1と同様の効果に加え、さらに、流量検出素子3へ向かう空気の乱れや速度低下を抑制することが可能である。なお、本実施の形態6における板状部材9cのスリット91は、上記実施の形態2〜実施の形態5に係る流量測定装置にも適用することができる。
実施の形態7.
上記実施の形態1〜実施の形態6に係る流量測定装置では、バイパス通路7に侵入したダストが高速で流量検出部33に衝突し、流量検出部33が破損することを防止するための構造として、バイパス通路7内に、板状部材9(9a、9b、9c)、第1段形状部731(731a)、第2段形状部751(751a)、および第3段形状部901(901a)を配置している。
また、これらの設置位置や形状を最適化することにより、流量検出素子3のダスト耐性を向上させると共に、流量検出素子3へ向かう空気の乱れや速度低下を最小限に抑制するようにしている。
しかし、バイパス通路7内に板状部材9を設置することによる圧力損失の影響を無視できない場合がある。具体的には、バイパス通路7内に取り込まれた空気の速度がもともと小さい場合、流量検出素子3に到達した時にはさらにその速度が低下し、検出困難となることが考えらえる。このように、板状部材9の設置による圧力損失で流量検出素子3の検出可能な流量範囲が狭くなり、検出精度が低下する場合があることは否めない。
そこで、本実施の形態7では、流量検出素子3へ向かう空気の速度を大きくするための構造として、バイパス通路7に縮流部703と拡流部704を有する流量測定装置を提案する。なお、本実施の形態7は、上記実施の形態1〜実施の形態6に係る流量測定装置に適用することができる。
縮流部703は、流量検出素子3の上流側のバイパス通路7において、バイパス通路幅Wを連続的に小さくすることにより、通路断面積を徐々に小さくした部分である。また、拡流部704は、流量検出素子3の下流側のバイパス通路7において、バイパス通路幅Wを連続的に大きくすることにより、通路断面積を徐々に大きくした部分である。
なお、バイパス通路7は、拡流部704の下流側の少なくとも一部のバイパス通路高さが、縮流部703の上流側のバイパス通路高さよりも高くなるように形成されることが望ましい。これにより、流量検出素子3下流の圧力損失を低減させ、流量検出素子3へ向かう空気の速度をさらに大きくすることができる。
また、縮流部703と拡流部704の設置位置は、流量検出素子3の上流または下流であること以外は、特に限定されるものではないが、流量検出素子3に近いほどその効果は大きくなる。
縮流部703と拡流部704の設置位置の例を図20〜図22に示す。図20〜図22において、(a)は、本実施の形態7に係る流量測定装置のバイパス通路周辺を拡大した正面図であり、(b)は、(a)においてA−A(B−B、C−C)で示される部分で切断した時のバイパス通路の断面図である。なお、(a)において、斜線部は、縮流部と拡流部の範囲を示している。
図20に示す例では、バイパス通路7は、第3屈曲部77から主流方向Cと直交する方向に沿って挿入方向Aに延びる第4通路部78を有しており、縮流部703は第2通路部74に設けられ、拡流部704は第4通路部78に設けられている。図20(b)に示すように、流量検出素子3が設置される第3通路部76のバイパス通路幅Wは、縮流部703より上流のバイパス通路幅Wよりも小さくなっている。
図21に示す例では、縮流部703aは第2屈曲部75に設けられ、拡流部704aは第3屈曲部77に設けられている。また、図21(a)に示すように、第2通路部74のバイパス通路高さHよりも、第4通路部78のバイパス通路高さHの方が高く形成されている。
この例では、図20に示す例よりも流量検出素子3近傍に縮流部703aを設けているため、縮流されたバイパス通路7内の流速ベクトルが流量検出素子3へ向かう流速分布となる。これにより、流量検出部33に当たる空気の速度を大きくすることができる。
また、図22に示す例では、縮流部703bは、流量検出素子3の上流側の第3通路部76に設けられ、拡流部704bは、流量検出素子3の下流側の第3通路部76に設けられている。また、図22(a)に示すように、第2通路部74のバイパス通路高さHよりも、第4通路部78のバイパス通路高さHの方が高く形成されている。
この例では、図21に示す例よりもさらに、流量検出素子3近傍に縮流部703bを設けているため、縮流されたバイパス通路7内の流速ベクトルが直接、流量検出素子3へ向かう流速分布となる。これにより、流量検出部33に当たる空気の速度をさらに大きくすることができる。
本実施の形態7によれば、上記実施の形態1〜実施の形態6に係る流量測定装置において達成されるダスト耐量を確保すると共に、板状部材9による圧力損失の影響で流量検出素子3の検出可能な流量範囲が狭くなるのを防止することができる。なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は、内燃機関の吸気配管を通過する吸入空気の流量を測定する流量測定装置として利用することができる。
1 吸気配管、2 挿入孔形成部、3 流量検出素子、4 回路基板、5 ベース、
6 カバー、7 バイパス通路、8 コネクタターミナル、
9、9a、9b、9c 板状部材、31 流量検出抵抗体、32 温度補償抵抗体、
33 流量検出部、51 コネクタ、52 フランジ、53 ケース部、54 溝部、
55 バイパス通路構成部、61 回路基板保護部、71 流入口、72 第1通路部、73 第1屈曲部、74 第2通路部、75 第2屈曲部、76 第3通路部、
77 第3屈曲部、78 第4通路部、91 スリット、
701 反挿入方向側副バイパス通路、702 挿入方向側副バイパス通路、
703、703a、703b 縮流部、
704、704a、704b 拡流部、731、731a 第1段形状部、
751、751a 第2段形状部、901、901a 第3段形状部。
このため、本実施の形態2では、板状部材9の板厚tを、バイパス通路高さHに対して略0.2以下の比率とすることにより、バイパス通路7内の圧力損失を考慮しながら上記実施の形態1と同等のダスト耐を確保しつつ、流量検出素子3へ向かう空気の乱れや速度低下を抑制することが可能である。
また、これらの設置位置や形状を最適化することにより、流量検出素子3のダスト耐を向上させると共に、流量検出素子3へ向かう空気の乱れや速度低下を最小限に抑制するようにしている。

Claims (16)

  1. 配管に形成された貫通孔に前記配管の外部から挿入され、前記貫通孔への挿入方向と前記配管を通過する被計測流体の主流の方向が略直交するように前記配管に設置される流量測定装置であって、矩形の通路断面を有し被計測流体の一部を通過させるバイパス通路と、前記バイパス通路内に設置される平板形状の流量検出素子を備え、
    前記バイパス通路は、前記主流の方向の上流側に向いて開口し被計測流体の一部を取り込む流入口と、前記流入口から前記主流の方向に沿って第1屈曲部まで延びる第1通路部と、前記第1屈曲部から前記主流の方向と直交する方向に沿って前記挿入方向の反対方向に向かって第2屈曲部まで延びる第2通路部と、前記第2屈曲部から前記主流の方向に沿って第3屈曲部まで延びる第3通路部とを有し、この第3通路部の一壁面と前記流量検出素子の一主面が同一面位置となるように前記流量検出素子が設置され、
    前記第1屈曲部の外周側内壁面に、前記主流の方向に対して略垂直な面を含む二つの面からなる段形状を複数有する第1段形状部が配置され、前記第2屈曲部の外周側内壁面に、前記挿入方向の反対方向に対して略垂直な面を含む二つの面からなる段形状を複数有する第2段形状部が配置されると共に、
    前記バイパス通路の通路断面を前記挿入方向側とその反対方向側とに二分する板状部材が、前記バイパス通路内の形状に沿って前記流入口から前記第2通路部の下流側端部まで配置されることを特徴とする流量測定装置。
  2. 前記板状部材は、前記バイパス通路内壁面と同じ樹脂材料で構成され、前記バイパス通路と一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の流量測定装置。
  3. 前記バイパス通路の矩形の通路断面において、前記流量検出素子の厚さ方向に平行な二辺間の距離をバイパス通路高さと呼ぶとき、前記板状部材の板厚は、前記バイパス通路高さに対して0.2以下の比率とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流量測定装置。
  4. 前記バイパス通路は、前記第1通路部が省略され、前記流入口近傍に前記第1屈曲部が配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  5. 前記第1段形状部および前記第2段形状部は、各々の段形状をなす二つの面が互いに略90度の角度で配置されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  6. 前記第1段形状部は、各々の段形状をなす二つの面の面積が、前記バイパス通路の下流側ほど小さくなっていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  7. 前記第2段形状部は、各々の段形状をなす二つの面の面積が、前記バイパス通路の下流側ほど小さくなっていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  8. 前記板状部材の前記挿入方向側の面に、前記主流の方向に対して略垂直な面を含む二つの面からなる段形状を複数有する第3段形状部が配置されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  9. 前記第3段形状部は、各々の段形状をなす二つの面が互いに略90度の角度で配置されることを特徴とする請求項8記載の流量測定装置。
  10. 前記第3段形状部は、各々の段形状をなす二つの面の面積が、前記バイパス通路の下流側ほど小さくなっていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の流量測定装置。
  11. 前記板状部材は、前記第2通路部において、その板厚方向に貫通するスリットを有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  12. 前記バイパス通路の矩形の通路断面において、前記流量検出素子の厚さ方向に平行な二辺間の距離をバイパス通路高さと呼び、前記流量検出素子の厚さ方向に垂直な二辺間の距離をバイパス通路幅と呼ぶとき、
    前記バイパス通路は、前記流量検出素子の上流側において前記バイパス通路幅を連続的に小さくすることにより通路断面積を徐々に小さくする縮流部と、前記流量検出素子の下流側において前記バイパス通路幅を連続的に大きくすることにより通路断面積を徐々に大きくする拡流部を有することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の流量測定装置。
  13. 前記バイパス通路は、前記拡流部の下流側の少なくとも一部の前記バイパス通路高さが、前記縮流部の上流側の前記バイパス通路高さよりも高いことを特徴とする請求項12記載の流量測定装置。
  14. 前記バイパス通路は、前記第3屈曲部から前記主流の方向と直交する方向に沿って前記挿入方向に延びる第4通路部を有し、前記縮流部は前記第2通路部に設けられ、前記拡流部は前記第4通路部に設けられることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の流量測定装置。
  15. 前記縮流部は前記第2屈曲部に設けられ、前記拡流部は前記第3屈曲部に設けられることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の流量測定装置。
  16. 前記縮流部は、前記流量検出素子の上流側の前記第3通路部に設けられ、前記拡流部は、前記流量検出素子の下流側の前記第3通路部に設けられることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の流量測定装置。
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