JP2003176740A - 流体測定装置 - Google Patents

流体測定装置

Info

Publication number
JP2003176740A
JP2003176740A JP2001377784A JP2001377784A JP2003176740A JP 2003176740 A JP2003176740 A JP 2003176740A JP 2001377784 A JP2001377784 A JP 2001377784A JP 2001377784 A JP2001377784 A JP 2001377784A JP 2003176740 A JP2003176740 A JP 2003176740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow passage
dust
bypass
inlet
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001377784A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Kono
泰 河野
Hiroyuki Wado
弘幸 和戸
Yasushi Goko
康士 五箇
Makoto Tsunekawa
誠 恒川
Toshiro Goto
敏朗 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001377784A priority Critical patent/JP2003176740A/ja
Priority to DE10262337.6A priority patent/DE10262337B4/de
Priority to DE10253691A priority patent/DE10253691A1/de
Priority to US10/298,230 priority patent/US6938473B2/en
Publication of JP2003176740A publication Critical patent/JP2003176740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】バイパス流路に流体が流入する前に流体中から
ダストを分離することにより、バイパス流路に流入する
ダストの比率を十分に低下させることができ、測定素子
をダストから十分に保護することを可能にすること。 【解決手段】エアフロメータ1は、吸気管100内にバ
イパス流路21を形成する本体部2と、バイパス流路2
1内に配置される測定素子3とを備える。本体部2に
は、吸気管100の上流側から見てバイパス流路21の
入口21dの一部または全部を隠すようルーバー5が設
けられ、ルーバー5は入口21dの前方に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体測定装置、特
に、内燃機関の吸気流路、ガスメータのガス流路、給湯
器の燃焼空気流路などに配置可能で、流体の流量、温
度、圧力または湿度などを検出するための測定素子を備
える流体測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸気流路など主流路内に設置
され、吸入空気の流量など流体に関する諸量を測定する
エアフロメータなど流体測定装置においては、流体中に
含まれるダスト(パーティクル、異物、汚染物質など)
が原因とされる測定精度の低下や破壊などから測定素子
を保護する対策が必要であり、特にエアフロメータの測
定素子は薄膜式でありそのメンブレン厚さが数μm程度
ときわめて薄いため十分な対策が不可欠である。
【0003】従来、測定素子をダストから保護するため
の対策として、DE19815654A1または特開2
001−174305などに開示されるように、流体測
定装置の本体部内のバイパス流路を計測流路とダスト流
路に分岐し、計測流路内に測定素子を設置するようにし
たものや、特開2001−33288などに開示される
ように、バイパス流路の隔壁に異物通過口及び案内壁を
設けるようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
各従来技術は、いずれも本体部内のバイパス流路に流入
した流体の中からダストを分離しようとする技術思想に
基づくものであり、主流路内を流れる流体中のダストと
同じ比率のダストがバイパス流路内に流入するようにな
るため、その後にダストを分離させようとしても十分な
効果を得ることが難しいと考えられる。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の問題点
にかんがみなされたものであり、バイパス流路に流体が
流入する前に流体中からダストを分離することにより、
バイパス流路に流入するダストの比率を十分に低下させ
ることができ、測定素子をダストから十分に保護するこ
とが可能な流体測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の流体測定装置
は、主流路内にバイパス流路を形成する本体部と、前記
バイパス流路内に配置される測定素子とを備える流体測
定装置において、前記本体部に、前記主流路の上流側か
ら見て前記バイパス流路の入口の一部または全部を隠す
ようダスト遮断手段を設け、該ダスト遮断手段は前記入
口の前方に位置することを特徴とする。
【0007】前記ダスト遮断手段は、流体の流れの向き
を変えるルーバー、あるいは、カバーである。
【0008】前記本体部は、前記バイパス流路を上流側
流路と下流側流路とを分離する隔壁を有しており、前記
ダスト遮断手段が前記主流路の上流側から見て前記バイ
パス流路の入口の一部を隠すものである場合、前記隔壁
は、前記ダスト遮断手段の下端に対応する水平位置から
下方が垂直壁によって構成されている。
【0009】前記バイパス流路の前記隔壁に、入口近傍
から出口近傍へ向かう貫通孔が形成されている。
【0010】また、本発明の流体測定装置は、主流路内
にバイパス流路を形成する本体部と、前記バイパス流路
内に配置される測定素子とを備える流体測定装置におい
て、前記バイパス流路の入口及び出口を、それぞれ、前
記主流路内の流体の流れの方向と略直交する垂直方向へ
開口するよう設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、第1実施形態に係る流体測定装置
の部分断面図及び側面図、図2は、同流体測定装置の吸
気管への取付状態図、図3は、同流体測定装置の効果を
説明するためのグラフ、図4は、第2実施形態に係る流
体測定装置の部分断面図及び側面図、図5は、同流体測
定装置の効果を説明するためのグラフ、図6は、第3実
施形態に係る流体測定装置の部分断面図及び側面図、図
7は、同流体測定装置の効果を説明するためのグラフ、
図8は、第4実施形態に係る流体測定装置の部分断面図
及び側面図、図9は、同流体測定装置の効果を説明する
ためのグラフ、図10は、第5実施形態に係る流体測定
装置の部分断面図及び側面図、図11は、第6実施形態
に係る流体測定装置の部分断面図及び側面図、図12
は、同流体測定装置の効果を説明するためのグラフ、図
13は、第7実施形態に係る流体測定装置の部分断面図
及び側面図、図14は、同流体測定装置の効果を説明す
るためのグラフ、図15は、本発明の比較例としての流
体測定装置の部分断面図及び側面図をそれぞれ示す。
【0013】第1〜第7実施形態に係る流体測定装置
は、第1実施形態に係るエアフロメータ1を代表例とし
て図2に示すように、それぞれ内燃機関の吸気管(主流
路)100に取り付けられ、吸気管100内を流れる空
気(流体)の流量を測定するためのエアフロメータであ
り、吸気管100内にバイパス流路21を形成する本体
部2と、バイパス流路21内に配置される測定素子3と
を備える。
【0014】本体部2のバイパス流路21は、吸気管1
00内の空気の流れの方向と直交する隔壁22によって
上流側流路21aと下流側流路21bとに分離され、上
流側流路21aと下流側流路21bとが曲がり部21c
で連通され、全体として略逆U字状の流路を形成してい
る。なお、このように逆U字状の流路を形成させること
により、バイパス流路21の全長が長くなり、吸気管1
00内の空気の流れの脈動によるバイパス流路21内の
空気の流れの脈動を低減させることができる。
【0015】測定素子3は、保持部材4を介して本体部
2に保持されている。測定素子3は、公知の薄膜式の測
定素子によって構成されており、少なくとも発熱抵抗
体、流量検出用抵抗体を備える。本体部2の上部には、
測定素子3の発熱抵抗体、流量検出用抵抗体などと電気
的に接続された制御回路が内蔵されている。制御回路
は、発熱抵抗体の温度を基準温度に制御するとともに、
発熱抵抗体の発熱によって作り出される温度環境下にお
ける流量検出用抵抗体の検出温度などに基づいて空気流
量及び空気流れ方向を検出する動作などを行う。
【0016】第1実施形態に係るエアフロメータ1は、
図1(A)、(B)に示すように、バイパス流路21の
入口21dの前方にルーバー5を設けている。ルーバー
5は、本体部2と共に一体成形され、あるいは、本体部
2とは別体で本体部2に接着剤など固着手段を用いて一
体化されている。ルーバー5は、上下方向に所定の間隔
を置いた複数枚の傾斜板51によって構成され、図示す
るように、吸気管100の上流側から見てバイパス流路
21の入口21dの全部を隠すように形成されている。
各傾斜板51は、吸気管100内の空気の流れの向きを
下方へ変える作用を発揮し、このため、空気中に含まれ
るダスト200の流れの向きは、各傾斜板51によって
斜め下方へと変えられ、バイパス流路21の入口21d
に殆ど流入しなくなる。また、各傾斜板51に衝突した
ダスト200の運動エネルギーは低減するため、このダ
スト200が測定素子3まで到達したとしても測定素子
3が破壊されるおそれが少なくなる。
【0017】第1実施形態に係るエアフロメータ1によ
ると、図3に示すように、所定レベルの耐ダスト強度
(測定素子3が耐えることができる空気の最大流速で表
される。)が要求される場合に、比較例では規格の約半
分の耐ダスト強度しか得られなかったのに対し、規格の
約1.5倍の耐ダスト強度を得ることができた。ここ
で、比較例としては、図15に示すように、第1実施形
態に係るエアフロメータ1からルーバー5を除去して構
成されるエアフロメータ1を用いた。
【0018】第2実施形態に係るエアフロメータ1は、
図4(A)、(B)に示すように、第1実施形態と同
様、バイパス流路21の入口21dの前方にルーバー5
を設けている。ルーバー5は、本体部2と共に一体成形
され、あるいは、本体部2とは別体で本体部2に接着剤
など固着手段を用いて一体化されている。ルーバー5
は、1枚の傾斜板51によって構成され、図示するよう
に、吸気管100の上流側から見てバイパス流路21の
入口21dの一部を隠すように形成されている。傾斜板
51は、吸気管100内の空気の流れの向きを下方へ変
える作用を発揮し、このため、空気中に含まれるダスト
200の流れの向きは、傾斜板51によって斜め下方へ
と変えられ、バイパス流路21の入口21dに殆ど流入
しなくなる。また、傾斜板51に衝突したダスト200
の運動エネルギーは低減するため、このダスト200が
測定素子3まで到達したとしても測定素子3が破壊され
るおそれが少なくなる。
【0019】このようなバイパス流路21の入口21d
の一部を隠すルーバー5を設けた場合、入口21dの開
口率つまりルーバー5で隠れていない面積比((1−S
2/S1 )×100(%))を変化させることによって、
耐ダスト強度は図5に示すように変化することが分かっ
た。ここで、S1 は入口21dの面積、S2 はルーバー
5によって隠れる入口21dの面積を表しており、図5
から、開口率が80%以下で効果が得られることが分か
る。
【0020】第3実施形態に係るエアフロメータ1は、
図6(A)、(B)に示すように、第1実施形態及び第
2実施形態と同様、バイパス流路21の入口21dの前
方にルーバー5を設けている。ルーバー5は、本体部2
と共に一体成形され、あるいは、本体部2とは別体で本
体部2に接着剤など固着手段を用いて一体化されてい
る。ルーバー5は、上下方向に所定の間隔を置いた複数
枚の傾斜板51または1枚の傾斜板51によって構成さ
れ、吸気管100の上流側から見てバイパス流路21の
入口21dの全部または一部を隠すように形成されてい
る。傾斜板51は、吸気管100内の空気の流れの向き
を下方へ変える作用を発揮し、このため、空気中に含ま
れるダスト200の流れの向きは、各傾斜板51によっ
て斜め下方へと変えられ、バイパス流路21の入口21
dに殆ど流入しなくなる。また、傾斜板51に衝突した
ダスト200の運動エネルギーは低減するため、このダ
スト200が測定素子3まで到達したとしても測定素子
3が破壊されるおそれが少なくなる。
【0021】さらに、第3実施形態では、バイパス流路
21の上流側流路21aと下流側流路21bとを分離す
る隔壁22の下端部に貫通孔22aを形成している。こ
の貫通孔22aは、ルーバー5によって流れの向きが変
えられたダスト200をバイパス流路21の入口21d
近傍から出口21e近傍へ直接的に導くことによって、
バイパス流路21へ流入するダスト200を一層低減す
る作用を発揮する。
【0022】第3実施形態に係るエアフロメータ1によ
ると、図7に示すように、所定レベルの耐ダスト強度が
要求される場合に、規格の約1.6倍の耐ダスト強度を
得ることができた。
【0023】第4実施形態に係るエアフロメータ1は、
図8(A)、(B)に示すように、バイパス流路21の
入口21dの前方にカバー6を設けている。カバー6
は、本体部2と共に一体成形されている。カバー6は、
吸気管100の上流側から見てバイパス流路21の入口
21dの全部または一部(入口21dの下端部を除いた
部分)を隠すように形成されており、その前面6aは、
吸気管100内の空気の流れの方向と略直交する垂直面
によって構成されている。カバー6は、吸気管100内
の空気中のダスト200を前面6aに衝突させることに
よって、ダスト200の流れの向きを下方へ変えてダス
ト200が殆どバイパス流路21の入口21dに流入し
なくするとともにダスト200の運動エネルギーを低減
させダスト200が測定素子3まで到達したとしても測
定素子3が破壊されるおそれを少なくする。
【0024】さらに、第4実施形態では、バイパス流路
21の上流側流路21aと下流側流路21bとを分離す
る隔壁22の下端部に貫通孔22aを形成している。こ
の貫通孔22aは、カバー6によって流れの向きが変え
られたダスト200をバイパス流路21の入口21d近
傍から出口21e近傍へ直接的に導くことによって、バ
イパス流路21へ流入するダスト200を一層低減する
作用を発揮する。
【0025】第4実施形態において、カバー6がバイパ
ス流路21の入口21dの一部を隠す場合、入口21d
の開口率つまりカバー6で隠れていない面積比((1−
S2/S1 )×100(%))を変化させることによっ
て、耐ダスト強度は図9に示すように変化することが分
かった。ここで、S1 は入口21dの面積、S2 はカバ
ー6によって隠れる入口21dの面積を表しており、図
9から、開口率が85%以下で効果が得られることが分
かる。
【0026】第5実施形態に係るエアフロメータ1は、
図10(A)、(B)に示すように、カバー6を、本体
部2とは別体で本体部2に接着剤など固着手段を用いて
一体化させて構成しており、その他の構成は第4実施形
態と同様であり、第4実施形態と同様な効果が得られ
る。
【0027】第6実施形態に係るエアフロメータ1は、
図11(A)、(B)に示すように、バイパス流路21
の入口21dの前方にカバー6を設けている。このカバ
ー6は、本体部2と共に一体成形され、あるいは、本体
部2とは別体で本体部2に接着剤など固着手段を用いて
一体化されている。カバー6は、吸気管100の上流側
から見てバイパス流路21の入口21dの一部(入口2
1dの下端部を除いた部分)を隠すように形成されてお
り、その前面6aは、吸気管100内の空気の流れの方
向と略直交する垂直面によって構成されている。カバー
6は、吸気管100内の空気中のダスト200を前面6
aに衝突させることによって、ダスト200の流れの向
きを下方へ変えてダスト200が殆どバイパス流路21
の入口21dに流入しなくするとともにダスト200の
運動エネルギーを低減させダスト200が測定素子3ま
で到達したとしても測定素子3が破壊されるおそれを少
なくする。
【0028】さらに、第6実施形態では、バイパス流路
21の上流側流路21aと下流側流路21bとを分離す
る隔壁22の下端部に貫通孔22aを形成している。こ
の貫通孔22aは、カバー6によって流れの向きが変え
られたダスト200をバイパス流路21の入口21d近
傍から出口21e近傍へ直接的に導くことによって、バ
イパス流路21へ流入するダスト200を一層低減する
作用を発揮する。
【0029】さらに、第6実施形態では、隔壁22を略
L字状に形成しており、隔壁22の上流側壁面22b
は、バイパス流路21の入口21dの下端から水平方向
へ伸びた後上方へ垂直に伸びるように形成されている。
したがって、隔壁22の、少なくともカバー6の下端に
対応する水平位置から下方は、垂直壁22cによって構
成されている。このため、カバー6に衝突せずバイパス
流路21の入口21dに流入してきたダスト200は、
垂直壁22cへ衝突しその反発でバイパス流路21の外
へ抜け出るようになる。また、ダスト200は垂直壁2
2cへ衝突することによってその運動エネルギーが低減
するようになり、このダスト200による測定素子3の
破壊のおそれが少なくなる。また、垂直壁22cへ衝突
したダスト200は、L字状の隔壁22のコーナー部2
2dに捕捉される。
【0030】第6実施形態に係るエアフロメータ1によ
ると、図12に示すように、所定レベルの耐ダスト強度
が要求される場合に、規格の約1.7倍の耐ダスト強度
を得ることができた。なお、第6実施形態において、カ
バー6をルーバー5へと置換してもカバー6の場合と同
様な効果を発揮しうる。
【0031】第7実施形態に係るエアフロメータ1は、
図13(A)、(B)に示すように、バイパス流路21
の入口21d及び出口21eを、それぞれ、吸気管10
0内の空気の流れの方向と略直交する垂直方向へ開口す
るよう設けており、本体部2の前面23によってバイパ
ス流路21の入口21d及び出口21eが隠れる。吸気
管100内の空気中のダスト200は本体部2の前面2
3に衝突して方向が下方へ変えられるため、バイパス流
路21の入口21dに殆ど流入しなくなる。また、本体
部2の前面23に衝突したダスト200は、その運動エ
ネルギーが低減し、バイパス流路21に流入しても測定
素子3を破壊するおそれが少なくなる。
【0032】第7実施形態に係るエアフロメータ1によ
ると、図14に示すように、所定レベルの耐ダスト強度
が要求される場合に、規格の約2.25倍の耐ダスト強
度を得ることができた。
【0033】以上説明したように、第1〜第6実施形態
に係るエアフロメータ(流体測定装置)1は、吸気管
(主流路)100内にバイパス流路21を形成する本体
部2と、バイパス流路21内に配置される測定素子3と
を備えるエアフロメータ(流体測定装置)1において、
本体部2に、吸気管(主流路)100の上流側から見て
バイパス流路21の入口21dの一部または全部を隠す
ようルーバー5またはカバー6(ダスト遮断手段)を設
け、ルーバー5またはカバー6(ダスト遮断手段)は入
口21dの前方に位置する。このため、空気中に含まれ
るダスト200は、ルーバー5またはカバー6によって
流れの向きが変えられ、バイパス流路21の入口21d
に殆ど流入しなくなる。また、ダスト200は、ルーバ
ー5またはカバー6に衝突することによってその運動エ
ネルギーが低減し、ダスト200が測定素子3まで到達
したとしても測定素子3が破壊されるおそれが少なくな
る。
【0034】また、バイパス流路21の隔壁22に、入
口21d近傍から出口21e近傍へ向かう貫通孔22a
を形成したことにより、バイパス流路21の入口21d
に流入するダスト200をより一層低減させることがで
きる。
【0035】また、第7実施形態に係るエアフロメータ
(流体測定装置)1は、吸気管(主流路)100内にバ
イパス流路21を形成する本体部2と、バイパス流路2
1内に配置される測定素子3とを備えるエアフロメータ
(流体測定装置)1において、バイパス流路21の入口
21d及び出口21eを、それぞれ、吸気管(主流路)
100内の空気(流体)の流れの方向と略直交する垂直
方向へ開口するよう設けている。このため、空気中のダ
スト200は本体部2の前面23に衝突して方向が下方
へ変えられるため、バイパス流路21の入口21dに殆
ど流入しなくなり、また、本体部2の前面23に衝突し
たダスト200は、その運動エネルギーが低減し、バイ
パス流路21に流入しても測定素子3を破壊するおそれ
が少なくなる。また、本体部2、ルーバー5またはカバ
ー6の材質は、例えばガラス繊維入りPBT、PPS等
の合成樹脂または軟質合成樹脂、発泡樹脂等のはねかえ
り係数の小さい材料で形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によると、バイパス流路に流体が
流入する前に流体中からダストが分離されるようになる
ため、バイパス流路に流入するダストの比率を十分に低
下させることができ、測定素子をダストから十分に保護
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエアフロメータの
部分断面図及び側面図である。
【図2】同エアフロメータの吸気管への取付状態図であ
る。
【図3】同エアフロメータの効果を説明するためのグラ
フである。
【図4】本発明の第2実施形態に係るエアフロメータの
部分断面図及び側面図である。
【図5】同エアフロメータの効果を説明するためのグラ
フである。
【図6】本発明の第3実施形態に係るエアフロメータの
部分断面図及び側面図である。
【図7】同エアフロメータの効果を説明するためのグラ
フである。
【図8】本発明の第4実施形態に係るエアフロメータの
部分断面図及び側面図である。
【図9】同エアフロメータの効果を説明するためのグラ
フである。
【図10】本発明の第5実施形態に係るエアフロメータ
の部分断面図及び側面図である。
【図11】本発明の第6実施形態に係るエアフロメータ
の部分断面図及び側面図である。
【図12】同エアフロメータの効果を説明するためのグ
ラフである。
【図13】本発明の第7実施形態に係るエアフロメータ
の部分断面図及び側面図である。
【図14】同エアフロメータの効果を説明するためのグ
ラフである。
【図15】本発明の比較例としてのエアフロメータの部
分断面図及び側面図である。
【符号の説明】
1 エアフロメータ(流体測定装置) 2 本体部 21 バイパス流路 21a 上流側流路 21b 下流側流路 21d 入口 21e 出口 22 隔壁 22a 貫通孔 22c 垂直壁 23 前面 3 測定素子 5 ルーバー(ダスト遮断手段) 6 カバー(ダスト遮断手段) 100 吸気管(主流路) 200 ダスト
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 15/12 F02D 35/00 366N 33/00 318J (72)発明者 五箇 康士 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 恒川 誠 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 後藤 敏朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CC14 CF02 CF09 2F035 AA02 EA03 EA05 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主流路内にバイパス流路を形成する本体
    部と、前記バイパス流路内に配置される測定素子とを備
    える流体測定装置において、 前記本体部に、前記主流路の上流側から見て前記バイパ
    ス流路の入口の一部または全部を隠すようダスト遮断手
    段を設け、該ダスト遮断手段は前記入口の前方に位置す
    ることを特徴とする流体測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ダスト遮断手段は、流体の流れの向
    きを変えるルーバーであることを特徴とする請求項1記
    載の流体測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ダスト遮断手段は、カバーであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の流体測定装置。
  4. 【請求項4】 前記本体部は、前記バイパス流路を上流
    側流路と下流側流路とを分離する隔壁を有しており、前
    記ダスト遮断手段が前記主流路の上流側から見て前記バ
    イパス流路の入口の一部を隠すものである場合、前記隔
    壁は、前記ダスト遮断手段の下端に対応する水平位置か
    ら下方が垂直壁によって構成されていることを特徴とす
    る請求項1、2、3のいずれか記載の流体測定装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス流路の前記隔壁に、入口近
    傍から出口近傍へ向かう貫通孔が形成されていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4のいずれか記載の流体
    測定装置。
  6. 【請求項6】 主流路内にバイパス流路を形成する本体
    部と、前記バイパス流路内に配置される測定素子とを備
    える流体測定装置において、 前記バイパス流路の入口及び出口を、それぞれ、前記主
    流路内の流体の流れの方向と略直交する垂直方向へ開口
    するよう設けたことを特徴とする流体測定装置。
JP2001377784A 2001-11-19 2001-12-11 流体測定装置 Pending JP2003176740A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377784A JP2003176740A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 流体測定装置
DE10262337.6A DE10262337B4 (de) 2001-11-19 2002-11-18 Gerät zum Messen der Durchflussmenge
DE10253691A DE10253691A1 (de) 2001-11-19 2002-11-18 Gerät zum Messen der Durchflussmenge
US10/298,230 US6938473B2 (en) 2001-11-19 2002-11-18 Apparatus for measuring flow amount

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001377784A JP2003176740A (ja) 2001-12-11 2001-12-11 流体測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003176740A true JP2003176740A (ja) 2003-06-27

Family

ID=19185665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001377784A Pending JP2003176740A (ja) 2001-11-19 2001-12-11 流体測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003176740A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7089788B2 (en) 2003-11-10 2006-08-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Intake air flow rate measuring device of an internal combustion engine
WO2012014632A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 オムロン株式会社 流量測定用構造体および流量測定装置
WO2014203553A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 ガスセンサ装置およびガスセンサ装置の取付け構造
WO2019064933A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
WO2019064908A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
WO2019142565A1 (ja) * 2018-01-22 2019-07-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
CN111504410A (zh) * 2020-06-01 2020-08-07 福建德傲表计有限公司 无磁远传水表

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7089788B2 (en) 2003-11-10 2006-08-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Intake air flow rate measuring device of an internal combustion engine
WO2012014632A1 (ja) * 2010-07-26 2012-02-02 オムロン株式会社 流量測定用構造体および流量測定装置
JP2012026930A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Omron Corp 流量測定用構造体および流量測定装置
US9103706B2 (en) 2010-07-26 2015-08-11 Omron Corporation Flow measurement structure and flow measurement device
WO2014203553A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 ガスセンサ装置およびガスセンサ装置の取付け構造
US9976976B2 (en) 2013-06-21 2018-05-22 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Gas sensor apparatus and installation structure of gas sensor apparatus
JPWO2019064933A1 (ja) * 2017-09-29 2020-08-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
WO2019064908A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
JPWO2019064908A1 (ja) * 2017-09-29 2020-04-02 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
CN111183338A (zh) * 2017-09-29 2020-05-19 日立汽车系统株式会社 物理量检测装置
WO2019064933A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 物理量検出装置
CN111183338B (zh) * 2017-09-29 2021-12-14 日立安斯泰莫株式会社 物理量检测装置
US11353350B2 (en) 2017-09-29 2022-06-07 Hitachi Astemo, Ltd. Physical quantity detection device
WO2019142565A1 (ja) * 2018-01-22 2019-07-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
JPWO2019142565A1 (ja) * 2018-01-22 2020-11-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
US11067419B2 (en) 2018-01-22 2021-07-20 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Thermal flowmeter
CN111504410A (zh) * 2020-06-01 2020-08-07 福建德傲表计有限公司 无磁远传水表
CN111504410B (zh) * 2020-06-01 2022-02-25 福建德傲表计有限公司 无磁远传水表

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5178388B2 (ja) 空気流量測定装置
JP5183164B2 (ja) 流量測定装置
JP5178148B2 (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置
JP3716163B2 (ja) 空気流量測定装置
JP2008281581A (ja) 気体流量測定装置
JP6289585B1 (ja) 流量測定装置
JP5168223B2 (ja) 空気流量測定装置
WO2018190069A1 (ja) 物理量計測装置
JP4512499B2 (ja) 空気流量測定装置
KR20060039904A (ko) 관 내에 흐르는 매체의 적어도 하나의 파라미터를 결정하기위한 장치
WO2018190066A1 (ja) 物理量計測装置
JP5826360B1 (ja) 流量測定装置
KR101009271B1 (ko) 라인 내의 유동 매질의 적어도 하나의 파라미터 검출 장치
WO2018190068A1 (ja) 物理量計測装置
JP4106224B2 (ja) 流量測定装置
JP2003176740A (ja) 流体測定装置
JP5779471B2 (ja) 湿度検出装置
WO2018190067A1 (ja) 物理量計測装置
JP6365388B2 (ja) 流量測定装置
JP2004514897A (ja) 流れ媒体の少なくとも1つのパラメータを規定するための装置
JP3848934B2 (ja) 空気流量測定装置
JP2006506625A (ja) 導管内を流れる媒体の少なくとも1つのパラメータを測定する装置
JP2003177045A (ja) 流量測定装置
JP5454655B2 (ja) 空気流量測定装置
JP2003262144A (ja) 流量測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060411

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060417

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060602