JP2015066235A - 椅子の脚端具 - Google Patents
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Abstract
Description
椅子に関する米国試験規格(ANSI BIFMA)では、座11の前端縁から60mmの位置を中心に600Nの垂直荷重をかけても転倒しないことが求められる。座11の前端縁から60mmの位置から前方へ2mmの位置に前側脚端具7の延出部10の先端を位置させた図1に示す本実施形態の椅子について上述の実験を行った結果、転倒を防止することができた。因みに、脚フレーム1の前側の湾曲部6の曲げの曲率半径は30mm程度とした。
また、前後左右の4つの脚端具・部品を各々延出部10と連結片9とを有しながら全て異なる形態にすることも可能である。例えば、図4に示す配置・形態の前後の脚端具7,8において、後側の脚端具8にも後方へ突出する延出部10を設けるようにしても良い(図示省略)。この場合、延出部10は、下フレーム部4の外側にはみ出るようにオフセットすることが後方への安定性並びに左右方向への安定性を向上させる上で好ましいが、場合によっては下フレーム部4の内側にはみ出るようにオフセットさせても良い。延出部10を内側へ突き出させる場合には、延出部10による脚フレームの支持幅が広がらないため、外側に延出部10を配置する場合よりも左右方向への安定性の向上には劣るが、依然として後方への安定性は確保できる。ここで、後方へ延びる延出部10の長さ(脚端具本体17の後端面からの後方への突出量)は、特定の値に限定されるものではないが、前側脚端具7のものと同様に、スタッキング効率に影響を与えない上に、後方へ向けて突出しているほどに下フレーム部4の後端側の下支えにおいて効果的であるが、その反面、延出部10を極端に延ばし過ぎると、下支え部材としての強度が低下する(強度面での不安要素となる)と共に椅子を後方にロッキングする際の邪魔な要因ともなってくることから、例えば10数mm程度に収めることが好ましい。
2 前脚部
4 後脚部
5 上フレーム部
6 前側湾曲部
7 前側脚端具
9 連結片
10 延出部
14 脚端具の底面
Claims (9)
- 床に沿って延びる下フレーム部と座を受け支える上フレーム部とこれらを連結する少なくとも1つの脚部とが1本の鋼材を曲げて作られた上下に積み重ね可能な構造の脚フレームを有し、前記下フレーム部よりも下に突出し前記下フレーム部を前記床から浮き上がらせる脚端具を前後に備えるスタッキング可能な椅子において、
前記脚端具は前記下フレーム部に宛がわれる部分より前記下フレーム部からはみ出して延びる延出部を有することを特徴とするスタッキング椅子。 - 前側の前記脚端具は、前記下フレーム部の直下で前記下フレーム部を受け支える脚端具本体と、該脚端具本体の前端よりも前方側へ向けて突出する延出部とを有し、前記延出部が前記脚端具本体に対してオフセットして前記下フレーム部より外側にはみ出た位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のスタッキング椅子。
- 後側の前記脚端具は、前記下フレーム部の直下で前記下フレーム部を受け支える脚端具本体と、該脚端具本体の後端よりも後方側へ向けて突出する延出部とを有し、前記延出部が前記脚端具本体に対してオフセットして前記下フレーム部より外側または内側にはみ出た位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のスタッキング椅子。
- 前記脚端具は、椅子を横に並べたときに、互いに少なくとも横方向に係合して隣り合う椅子の下フレーム部同士を連結する連結片を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のスタッキング椅子。
- 前記脚フレームは、前記脚部として少なくとも前脚部を備え、前記下フレーム部に対し前記前脚部が内側に漸次狭まりながら湾曲しつつ立ち上がる前側湾曲部を有し、前記前脚部及び前記上フレーム部が前記下フレーム部よりも内側にオフセットすることにより、他のスタッキング椅子を座の上に積み重ねようとするときに下のスタッキング椅子の脚フレームの外側に上のスタッキング椅子の脚フレームが配置されて積み重ねを可能とするように設けられていることを特徴とする請求項1記載のから4のいずれか1つに記載のスタッキング椅子。
- 前記脚端具は、椅子をスタッキングさせる時に前記脚端具本体の前端側あるいは後端側が下の椅子の脚フレームの湾曲部に乗り上げないでかつ最も湾曲部に接近した位置に設置されることを特徴とする請求項5記載のスタッキング椅子。
- 前記前側脚端具は、スタッキング時に脚端具本体の前端側が下の椅子の脚フレームの前側湾曲部に乗り上げないでかつ最も接近した位置となるように下フレーム部に前側脚端具が固定された状態で、前記延出部の先端が平面視において座の前端から少なくとも60mmの位置あるいはそれより僅かに前端寄りの位置まで突出し、前記下フレーム部が前記延出部で下支えされるように設けられていることを特徴とする請求項5または6記載のスタッキング椅子。
- 前記座は前下がりの湾曲した前端縁を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のスタッキング椅子。
- 前記脚端具の底面はねじ止めの孔を除いて平面形状を成していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載のスタッキング椅子。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017000205A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | タカノ株式会社 | スタッキング椅子のパイプフレーム構造及びスタッキング椅子並びにスタッキング椅子のパイプフレーム構造の製作方法 |
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2013
- 2013-09-30 JP JP2013204027A patent/JP6193706B2/ja active Active
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