JP2015064193A - 燃焼促進器 - Google Patents

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Abstract

【課題】火炎における燃焼を促進させることができる燃焼促進器を提供する。
【解決手段】本発明では、火炎(3)が形成される燃焼空間(4)の周囲に配置して燃焼を促進させるための燃焼促進器(1)において、火炎(3)が形成される燃焼空間(4)の周囲に、外方から流入する空気を燃焼空間(4)の内部で右回り又は左回りに旋回させる旋回流入部(5)を形成することにした。また、前記旋回流入部(5)に隣接させて、燃焼空間(4)の内部で旋回する空気を燃焼空間(4)の内部から外方に前記旋回流入部(5)による旋回方向と同一方向に旋回させながら排出させる旋回流出部(6)を形成することにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、火炎が形成される燃焼空間の周囲に配置して燃焼を促進させるための燃焼促進器に関するものである。
火炎は、燃料と酸素との化学反応により空間内に形成される。そして、燃料と酸素とが継続的に供給されるとともに、燃焼によって生成された燃焼ガスが継続的に排出されることで、空間内の所定位置に火炎が保持される。
そのため、火炎は、外気の影響によって燃料や酸素の供給や燃焼ガスの排出が乱されると、不完全燃焼による温度低下や煙の発生が生じたり、燃焼が継続できずに消炎してしまう。
そこで、火炎が形成される燃焼空間の周囲に筒状のカバーを設けて、火炎が外気の影響を受けずに継続して燃焼できるようにしている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平8−235930号公報
ところが、燃焼空間の周囲に筒状のカバーを設けただけでは、外気の影響を受けることがなくなるものの、燃焼自体を促進させることはできない。
そこで、本発明者は、鋭意研究を重ね、燃焼空間の周囲に設けるカバーの構造を改良することで、燃焼自体を促進させることができるようにした。
請求項1に係る本発明では、燃焼促進器において、火炎が形成される燃焼空間の周囲に、燃焼空間の外側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる旋回流入部を形成することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る燃焼促進器において、前記旋回流入部に隣接させて、燃焼空間の内部で旋回する空気を燃焼空間の内部から外方に前記旋回流入部による旋回方向と同じ向きに旋回させながら排出させる旋回流出部を形成することにした。
また、請求項3に係る本発明では、燃焼促進器において、火炎が形成される円環状の燃焼空間の中央部側に、燃焼空間の中央部側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる旋回流入部を形成することにした。
また、請求項4に係る本発明では、燃焼促進器において、火炎が形成される円環状の燃焼空間の中央部側に、燃焼空間の中央部側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる中央部側の旋回流入部を形成するとともに、火炎が形成される円環状の燃焼空間の外側に、燃焼空間の外側から流入する空気を燃焼空間の内部で前記中央部側の旋回流入部と同一方向に旋回させる外側の旋回流入部を形成することにした。
さらに、請求項5に係る本発明では、前記請求項1〜請求項4のいずれかに係る本発明において、前記旋回流入部又は旋回流出部に通過する空気を加速させる整流板を設けることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、燃焼促進器において、火炎が形成される燃焼空間の周囲に、燃焼空間の外側又は中央部側から流入する空気を燃焼空間の内部で右回り又は左回りに旋回させる旋回流入部を形成することにしているために、燃焼空間の内部で旋回流が生じ、この旋回流の作用で火炎の表面に螺旋状の凹凸が形成され、火炎の表面積を増大させることができる。これにより、火炎の燃焼が促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。
特に、前記旋回流入部に隣接させて、燃焼空間の内部で旋回する空気を燃焼空間の内部から外方に前記旋回流入部による旋回方向と同一方向に旋回させながら排出させる旋回流出部を形成することにした場合には、旋回流入部から流入して燃焼空間の内部で旋回する外気を燃焼空間の内部から外方へ円滑に排出させることができ、これによって、火炎の燃焼が一層促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。
実施例1に係る燃焼促進器を示す正面図。 同平面図。 同正面断面図。 同平面断面図。 旋回流入部を示す平面断面説明図。 旋回流出部を示す平面断面説明図。 実施例2に係る燃焼促進器を示す説明図。 実施例3に係る燃焼促進器を示す説明図。 実施例4に係る燃焼促進器を示す説明図。
以下に、本発明に係る燃焼促進器の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1〜図4に示すように、実施例1に係る燃焼促進器1は、燃焼器具2の上方に配置され、燃焼器具2で形成した火炎3の周囲を覆って、火炎3における燃焼を促進させるものである。
この燃焼促進器1は、火炎3が形成される燃焼空間4を中央部に形成し、その燃焼空間4の周囲(火炎3の側部)に旋回流入部5を形成するとともに、燃焼空間4の周囲であって旋回流入部5の上方に隣接する位置(火炎3の上方側部)に旋回流出部6を形成している。
燃焼空間4は、上下に貫通する筒型空洞状に形成される。燃焼空間4の内部では、燃焼器具2から燃料と空気(酸素)とが上方に向けて供給され、上下に伸延する火炎3が形成され、燃焼によって生成された燃焼ガスが上方から排出される。また、燃焼空間4の内部では、旋回流入部5から外気(燃焼促進器1よりも外方の空気)が流入され、その外気が旋回流出部6から排出される。
旋回流入部5は、燃焼空間4の周囲に火炎3の伸延方向と同じ上下に伸延する複数枚(ここでは、24枚)の板状の流入側整流板7を設け、複数枚の流入側整流板7を上下の椀型板状の連結板8,9で連結している。
各流入側整流板7は、図5に示すように、外側端部を燃焼空間4の中心から同一半径の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置している。また、各流入側整流板7は、内側端部を燃焼空間4の中心から同一半径(外側端部を配置した円の半径よりも小さい半径)の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置するとともに、外側端部から見て燃焼空間4の半径方向に対して燃焼空間4の円周方向に向けて一方側(ここでは、左側。なお、右側でもよい。)にずらして配置している。
これにより、旋回流入部5は、燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた流入側整流板7の作用で、外気を燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた状態で燃焼空間4の内部に流入させることができ、燃焼空間4の内部で外方から流入する空気を一方側(ここでは、右回り側。なお、左回り側でもよい。)に旋回させている。
また、各流入側整流板7は、平面視で逆S字状に湾曲させている。
これにより、旋回流入部5は、外気を逆S字状に湾曲する各流入側整流板7の表面(湾曲面)に沿って流入させることができ、外気を整流しながら円滑に流入させることができる。
各流入側整流板7は、上端部が上側の連結板8の下面に取付けられ、下端部が下側の連結板9の上面に取付けられている。
上側の連結板8は、円板の中央を下方に向けて凸状に成型した椀型形状となっており、中央部に貫通孔10が形成されている。
一方、下側の連結板9は、円板の中央を上方に向けて凸状に成型した椀型形状となっており、中央部に貫通孔11が形成されている。
これにより、上下の連結板8,9の上下の間隔は、流入側整流板7の外側端部よりも内側端部の方が狭くなっている。また、隣り合う流入側整流板7の左右の間隔も流入側整流板7の外側端部よりも内側端部の方が狭くなっている。そのため、旋回流入部5は、外気の速度を増加(加速)させて燃焼空間4の内部に円滑に供給することができる。
旋回流出部6は、燃焼空間4の周囲に火炎3の伸延方向と同じ上下に伸延する複数枚(ここでは、24枚)の板状の流出側整流板12を設け、複数枚の流出側整流板12を上側の連結板8で連結している。
各流出側整流板12は、図6に示すように、外側端部を燃焼空間4の中心から同一半径の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置している。また、各流出側整流板12は、内側端部を燃焼空間4の中心から同一半径(外側端部を配置した円の半径よりも小さい半径)の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置するとともに、外側端部から見て燃焼空間4の半径方向に対して燃焼空間4の円周方向に向けて流入側整流板7とは逆側の一方側(ここでは、右側。なお、左側でもよい。)にずらして配置している。
これにより、旋回流出部6は、燃焼空間4の半径方向に対して流入側整流板7とは逆側に傾斜させた流出側整流板12の作用で、旋回流入部5から流入して燃焼空間4の内部で旋回する外気を燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた状態で燃焼空間4の外部に円滑に流出させることができる。
また、各流出側整流板12は、流入側整流板7とは逆に平面視でS字状に湾曲させている。
これにより、旋回流出部6は、外気をS字状に湾曲する各流出側整流板12の表面(湾曲面)に沿って流出させることができ、外気を整流しながら円滑に流出させることができる。
各流出側整流板12は、上端部が平坦面となっており、上端部に鍋やフライパンなどの調理具を載置できるようになっており、一方、下端部が下向き凸状の上側の連結板8の上面に取付けられている。
これにより、流出側整流板12の上端部に調理具を載置した場合には、調理具の底と上側の連結板8で形成される上下の間隔は、流出側整流板12の内側端部よりも外側端部の方が狭くなっている。そのため、調理具の底に熱束を密着させることができる。また、隣り合う流出側整流板12の左右の間隔は流出側整流板12の外側端部よりも内側端部の方が狭くなっている。そのため、旋回流出部6は、燃焼空間4の外部に円滑に排出させるとともに、低温の外気が流入するのを防ぎ、調理具を底の周辺まで良好に加熱することができる。
以上に説明したように、上記燃焼促進器1では、火炎3が形成される燃焼空間4の周囲に、外方から流入する空気を燃焼空間4の内部で右回り又は左回りに旋回させる旋回流入部5を形成している。
そのため、上記燃焼促進器1では、燃焼空間4の内部で旋回流が生じ、この旋回流の作用で火炎3の表面に螺旋状の凹凸が形成され、火炎3の表面積を増大させることができる。これにより、火炎3の燃焼が促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。なお、燃焼促進器1の上部に調理具を載置して調理を行う場合には、燃焼温度の増加によって調理時間を短縮することができる。
また、上記燃焼促進器1では、旋回流入部5に隣接させて、燃焼空間4の内部で旋回する空気を燃焼空間4の内部から外方に旋回流入部5による旋回方向と同一方向に旋回させながら排出させる旋回流出部6を形成している。
そのため、上記燃焼促進器1では、旋回流入部5から流入して燃焼空間4の内部で旋回する外気を燃焼空間4の内部から外方へ円滑に排出させることができ、これによって、火炎3の燃焼が一層促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。
特に、上記燃焼促進器1において、旋回流入部5は、燃焼空間4の周囲に火炎3の伸延方向に伸延する複数の流入側整流板7を設け、流入側整流板7の外側端部を燃焼空間4の円周方向に間隔をあけて配置するとともに、流入側整流板7の内側端部を燃焼空間4の中心から半径方向に対して円周方向右側又は左側にずらして配置することで、外方から流入する空気を燃焼空間4の内部で右回り又は左回りに旋回させ、旋回流出部6は、燃焼空間4の周囲に火炎3の伸延方向に伸延する複数の流出側整流板12を設け、流出側整流板12の外側端部を燃焼空間4の円周方向に間隔をあけて配置するとともに、流出側整流板12の内側端部を燃焼空間4の中心から半径方向に対して流入側整流板7とは逆側の円周方向左側又は右側にずらして配置することで、燃焼空間4の内部で旋回する空気を燃焼空間4の内部から外方に旋回流入部5による旋回方向と同一方向に旋回させながら排出させている。
そのため、上記燃焼促進器1では、構造を簡素化することができ、燃焼促進器1のコストを低減させることができる。
この燃焼促進器1で用いられる燃焼器具2は、燃焼促進器1の燃焼空間4に火炎3を形成できるものであれば特に限定されるものではない。たとえば、図1〜図4に示す燃焼器具2では、上部中央に円環形状の空気供給口13を形成するとともに、その空気供給口13の周囲に同心円状の円環形状の燃料供給口14を形成し、これら空気供給口13及び燃料供給口14の上方に火炎3を形成するようにしている。
この燃焼器具2は、空気供給口13に通じる空気供給路15の幅を漸次狭めることで、空気を増速させて供給している。また、空気供給口13の中央には、平面視+字状の上下に伸延する予熱安定体16を設けることで、空気供給口13から供給する空気を予熱するとともに整流させている。
また、燃焼器具2は、燃料供給口14に通じる燃料供給路17の幅を漸次狭めることで、燃料を増速させて供給し、逆火の発生を防止している。
燃焼器具2は、上記構成のものに限られず、燃料だけを供給し、燃焼促進器1の旋回流入部5から流入する空気との反応で火炎3を形成するようにしたものでもよく、また、火炎3を形成するロクソクを保持するロウソク台でもよい。
また、燃焼促進器1は、燃焼器具2の上部に載置される場合に限られず、燃焼空間4の内部に燃焼器具を収容してもよく、たとえば、流入側整流板7の内側に突起を形成して、その突起で燃焼器具を保持するようにしてもよい。
[実施例2]
実施例1に係る燃焼促進器1では、複数枚の板状の流入側整流板7を間隔をあけて配置することで旋回流入部5を形成し、また、複数枚の板状の流出側整流板12を間隔をあけて配置することで旋回流出部6を形成しているが、図7に示す実施例2に係る燃焼促進器18では、中空円筒状の本体19を陶磁器等で製造し、本体19の周囲に流入側スリット20や流出側スリット21を円周方向に間隔をあけて形成することで、旋回流入部5や旋回流出部6を形成している。なお、以下の説明では、同一の機能を有する部分には同一の符号を用いて説明を省略する。
この燃焼促進器18は、本体18に形成した底に燃焼器具2を載置して使用してもよく、また、本体19に底を形成せずに、燃焼器具2の周囲に載置して使用することもできる。火炎3が形成される燃焼空間4は、本体18の中央部に形成される。
燃焼促進器18は、図7(a)の側面図に示すように、本体19の下側に右上から左下に向けて傾斜させた流入側スリット20を円周方向に間隔をあけて形成している。各流入側スリット20は、図7(c)のII−II断面図に示すように、平面視で本体19の外側から内側に向けて傾斜状に形成している。これにより、各流入側スリット20を通過して燃焼空間4の外側から燃焼空間4に流入する空気を燃焼空間4の内部で一方側(ここでは、右回り側。なお、左回り側でもよい。)に旋回させている。
また、燃焼促進器18は、図7(a)の側面図に示すように、本体19の上側に左上から右下に向けて傾斜させた流出側スリット21を円周方向に間隔をあけて形成している。各流出側スリット21は、図7(b)のI−I断面図に示すように、平面視で本体19の内側から外側に向けて傾斜状に形成している。これにより、燃焼空間4の内部で旋回流入部5によって旋回された空気を、旋回させたまま各流出側スリット21から外方に流出させている。
この燃焼促進器18は、図7(d)の側面図に示すように、本体19の下側に形成した旋回流入部5の周囲に中空円筒状のカバー22を配置し、カバー22の周囲にスリット23を円周方向に間隔をあけて形成することで、火炎3が外気の影響を直接的に受けるのを抑制している。なお、カバー22には、右上から左下に向けて傾斜させたスリット23を円周方向に間隔をあけて形成している。各スリット23は、図7(e)のIII−III断面図に示すように、平面視で本体19の外側から内側に向けて傾斜状に形成している。これにより、各スリット23を通過して外側から内部に流入する空気を旋回流入部5の旋回方向と同一側(ここでは、右回り側。なお、左回り側でもよい。)に旋回させている。
[実施例3]
実施例1及び実施例2に係る燃焼促進器1,18では、燃焼空間4を円柱状に形成し、燃焼空間4の外側だけに旋回流入部5を形成しているが、図8に示す実施例3に係る燃焼促進器24では、ガスコンロなどの火炎3で形成されるような円環状の燃焼空間4の外側だけでなく中央部側にも旋回流入部5を形成している。
この燃焼促進器24は、中央部に貫通孔25を設けた円環板状のプレート26の下部に複数枚(ここでは、12枚)の矩形板状の外部流入側整流板27を円周方向に間隔をあけて取付けることで外側の旋回流入部5aを形成している。各外部流入側整流板27は、図8(b)の側面図及び図8(c)の断面図に示すように、外側端部を燃焼空間4の中心から同一半径の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置している。また、各外部流入側整流板27は、内側端部を燃焼空間4の中心から同一半径(外側端部を配置した円の半径よりも小さい半径)の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置するとともに、外側端部から見て燃焼空間4の半径方向に対して燃焼空間4の円周方向に向けて一方側(ここでは、左側。なお、右側でもよい。)にずらして配置している。これにより、外側の旋回流入部5aは、燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた外部流入側整流板27の作用で、外気を燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた状態で燃焼空間4の内部に流入させることができ、円環状の燃焼空間4に外側から流入する空気を一方側(ここでは、右回り側。なお、左回り側でもよい。)に旋回させている。
また、燃焼促進器24は、中央部に貫通孔28を設けた円環板状のプレート29の下部に複数枚(ここでは、12枚)の矩形板状の内部流入側整流板30を円周方向に間隔をあけて取付けることで中央側の旋回流入部5bを形成している。プレート29は、プレート26と同心円上に同一平面上に配置されており、連結体31で連結されている。各内部流入側整流板30は、外側端部を燃焼空間4の中心から同一半径の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置している。また、各内部流入側整流板30は、内側端部を燃焼空間4の中心から同一半径(外側端部を配置した円の半径よりも小さい半径)の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置するとともに、外側端部から見て燃焼空間4の半径方向に対して燃焼空間4の円周方向に向けて一方側(ここでは、左側。なお、右側でもよい。)にずらして配置している。これにより、中央側の旋回流入部5bは、燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた内部流入側整流板30の作用で、外気を燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた状態で燃焼空間4の内部に流入させることができ、円環状の燃焼空間4に中央部側から流入する空気を一方側(ここでは、右回り側。なお、左回り側でもよい。)に旋回させている。
このように、燃焼促進器24は、円環状の燃焼空間4の中央部側及び外側から流入する外気を同一方向に旋回させている。
さらに、燃焼促進器24は、プレート26の上部に複数枚(ここでは、12枚)の矩形板状の流出側整流板12を円周方向に間隔をあけて取付けることで旋回流出部6を形成している。各流出側整流板12は、図8(a)の平面図及び図8(b)の側面図に示すように、外側端部を燃焼空間4の中心から同一半径の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置している。また、各流出側整流板12は、内側端部を燃焼空間4の中心から同一半径(外側端部を配置した円の半径よりも小さい半径)の円上に円周方向に一定の間隔をあけて配置するとともに、外側端部から見て燃焼空間4の半径方向に対して燃焼空間4の円周方向に向けて流入側整流板27,30とは逆側の一方側(ここでは、右側。なお、左側でもよい。)にずらして配置している。これにより、旋回流出部6は、燃焼空間4の半径方向に対して流入側整流板27,30とは逆側に傾斜させた流出側整流板12の作用で、旋回流入部5a.5bから流入して燃焼空間4の内部で旋回する外気を燃焼空間4の半径方向に対して傾斜させた状態で燃焼空間4の外部に円滑に流出させることができる。
上記燃焼促進器24は、図8(c)の断面図に示すように、ガスコンロ32の五徳の代わりに使用することができ、同一円上に並んだ燃料噴出口33に形成される火炎3による円環状の燃焼空間4に適用される。なお、ここでは、ガスコンロ32の温度センサ34の周囲に空気吸入口35を形成して中央側の旋回流入部5bに空気を供給するようにしている。これにより、温度センサ34の周囲の空気を外方に流すことができ、火炎3が温度センサ34に接触するなどして温度センサ34が誤作動や故障してしまうのを防止することができる。
[実施例4]
実施例3に係る燃焼促進器24では、中央部側の旋回流入部5bの下方から中央部側の旋回流入部5bに外気を供給するようにしているが、実施例4に係る燃焼促進器36では、外側の旋回流入部5aを中央部側の旋回流入部5bよりも下方に伸延させて形成するとともに、外側の旋回流入部5aの外方から中央部側の旋回流入部5bに外気を供給するようにしている。
この燃焼促進器36は、実施例3に係る燃焼促進器24と同様に、図9(a)の側面図及び図9(b)の垂直断面図並びに図9(c)の水平断面図に示すように、円環状のプレート26の下部に外部流入側整流板27を取付けて外側の旋回流入部5aを形成するとともに、プレート26の上部に流出側整流板12を取付けて旋回流出部6を形成している。
また、燃焼促進器36は、図9(b)の垂直断面図並びに図9(d)の水平断面図に示すように、円環状のプレート29を外部流入側整流板27に内接させるとともに、プレート29の上部に内部流入側整流板30を取付けて中央部側の旋回流入部5bを形成している。
さらに、燃焼促進器36は、図9(b)の垂直断面図及び図9(e)の水平断面図に示すように、外部流入側整流板27をプレート29の下方まで伸延させて下側外部旋回流入部5cを形成するとともに、プレート29の下部に下部流入側整流板37を内部流入側整流板30とは逆向きに取付けて下側内部旋回流入部5dを形成している。
この燃焼促進器36では、プレート29の上部に固体燃料などを載置して火炎3を形成することで円環状の燃焼空間4を形成する。この燃焼空間4には、外側の旋回流入部5aから外気が直接流入するとともに、図9(b)の垂直断面図並びに図9(e)の水平断面図に示すように、外側の旋回流入部5aの下部に形成された下側外部旋回流入部5cからプレート29の下側を通過して下側内部旋回流入部5d及び中央部側の旋回流入部5bを通して外気が流入する。これにより、燃焼促進器36でも、円環状の燃焼空間4の中央部側及び外側から流入する外気を同一方向に旋回させている。
この燃焼促進器36では、燃焼空間4の下方を通過して中央部側の旋回流入部5bから燃焼空間4の内部に外気を旋回させながら流入させられればよく、必ずしも外部流入側整流板27をプレート29の下方まで伸延させて形成させなくても、また、下部流入側整流板37を形成させなくてもよいが、これらを設けることで外気を整流させながら良好に方向を変換させるとともに加速させることができ、外気の逆流やそれに伴う一酸化炭素や未燃焼ガスや煙の流出を防止することができる。特に、下側外部旋回流入部5cから中央部側の旋回流入部5bまでの距離が長い場合には有効である。また、上記実施例3に係る燃焼促進器24にも同様に内部流入側整流板30の下部に下部流入側整流板37を設けてもよく、その場合には、ガスコンロ32の空気吸入口35への逆流を防止して事故の発生を防止することができる。
以上に説明したように、本発明では、火炎3が形成される燃焼空間4の外側又は/及び中央部側から流入する空気を燃焼空間4の内部で旋回させているために、燃焼空間4の内部で旋回流が生じ、この旋回流の作用で火炎3の表面に螺旋状の凹凸が形成され、火炎3の表面積を増大させることができる。これにより、火炎3の燃焼が促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。
また、本発明では、燃焼空間4の内部で旋回する空気を旋回させながら排出させているために、外気を燃焼空間4の内部から外方へ円滑に排出させることができ、これによって、火炎3の燃焼が一層促進され、燃焼温度を増大させることができるとともに、不完全燃焼による煙の発生を抑制することができる。
1 燃焼促進器 2 燃焼器具
3 火炎 4 燃焼空間
5,5a,5b,5c,5d 旋回流入部 6 旋回流出部
7 流入側整流板 8,9 連結板
10 貫通孔 11 貫通孔
12 流出側整流板 13 空気供給口
14 燃料供給口 15 空気供給路
16 予熱安定体 17 燃料供給路
18 燃焼促進器 19 本体
20 流入側スリット 21 流出側スリット
22 カバー 23 スリット
24 燃焼促進器 25 貫通孔
26 プレート 27 外部流入側整流板
28 貫通孔 29 プレート
30 内部流入側整流板 31 連結体
32 ガスコンロ 33 燃料噴出口
34 温度センサ 35 空気吸入口
36 燃焼促進器 37 下部流入側整流板

Claims (5)

  1. 火炎が形成される燃焼空間の周囲に、燃焼空間の外側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる旋回流入部を形成したことを特徴とする燃焼促進器。
  2. 前記旋回流入部に隣接させて、燃焼空間の内部で旋回する空気を燃焼空間の内部から外方に前記旋回流入部による旋回方向と同じ向きに旋回させながら排出させる旋回流出部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃焼促進器。
  3. 火炎が形成される円環状の燃焼空間の中央部側に、燃焼空間の中央部側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる旋回流入部を形成したことを特徴とする燃焼促進器。
  4. 火炎が形成される円環状の燃焼空間の中央部側に、燃焼空間の中央部側から流入する空気を燃焼空間の内部で旋回させる中央部側の旋回流入部を形成するとともに、火炎が形成される円環状の燃焼空間の外側に、燃焼空間の外側から流入する空気を燃焼空間の内部で前記中央部側の旋回流入部と同一方向に旋回させる外側の旋回流入部を形成したことを特徴とする燃焼促進器。
  5. 前記旋回流入部又は旋回流出部に通過する空気を加速させる整流板を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の燃焼促進器。
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