JP2015064182A - 空気調和機 - Google Patents

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剛志 横溝
遼太 須原
Ryota Suhara
遼太 須原
高幹 山本
Takamoto Yamamoto
高幹 山本
智雄 桝田
Tomoo Masuda
智雄 桝田
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Abstract

【課題】冷媒回路に異常が発生した際に、冷媒回路に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させる。【解決手段】室外機(11)及び室内機(12)が設けられた冷媒回路(20)と、室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられ、表示画面(31)を有するリモートコントローラ(30)とを備えた空気調和機であって、室外機(11)及び室内機(12)には、使用可能な冷媒を示す冷媒情報がそれぞれ記憶され、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、室外機(11)及び室内機(12)から冷媒情報を収集し、収集した冷媒情報に基づいて冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めて表示画面(31)に表示させるように構成された制御部(32)を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、室外機及び室内機を備えて冷凍サイクルを行う空気調和機に関するものである。
近年、冷媒回路を備えた空気調和機では、冷媒回路を循環するHFC(ハイドロフルオロカーボン)系の冷媒として、従前より使用されてきたR410Aの代わりに、地球温暖化係数のより小さいR32単体が使用され始めている。そのため、空気調和機の市場では、R410Aを使用する空気調和機と、R32単体を使用する空気調和機とが混在している。
例えば、特許文献1には、室内機及び室外機において使用できる冷媒の種類をそれぞれ記憶している室内メモリ及び室外メモリを備えた空気調和機が開示されている。そして、これによれば、表示ラベルがなくても使用冷媒を容易且つ確実に確認することができ、室内機と室外機との間の使用冷媒の不一致、又は残留冷媒と注入冷媒との不一致を防止することができる、と記載されている。
特開平10−38354号公報
上述したように、空気調和機の市場では、R410Aを使用する空気調和機と、R32単体を使用する空気調和機とが混在しているので、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R410A及びR32の両方の冷媒に対応する必要がある。
しかしながら、修理を行う現場に保守作業者が着いてから、使用冷媒が判明するのでは、修理作業の効率が低下してしまう。そのため、空気調和機の冷媒回路に異常が発生して、サービスセンター等にユーザーが連絡する際に、異常が発生した空気調和機に使用されている冷媒をユーザーから知らせてもらうのが望ましい。
ここで、特許文献1に開示された空気調和機では、リモコンの液晶表示部に使用冷媒を表示させることができるものの、空気調和機の据付時における使用冷媒の初期確認を主な目的としているので、修理作業が必要になった際には、リモコンの液晶表示部に使用冷媒を表示させるまでに所定の操作が必要になり、改善の余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷媒回路に異常が発生した際に、冷媒回路に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させる制御部(32)を備えるようにしたものである。
具体的に第1の発明は、室外機(11)及び室内機(12)が設けられた冷媒回路(20)と、上記室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられ、表示画面(31)を有するリモートコントローラ(30)とを備えた空気調和機であって、上記室外機(11)及び室内機(12)には、使用可能な冷媒を示す冷媒情報がそれぞれ記憶され、上記冷媒回路(20)に異常が発生した際に、上記室外機(11)及び室内機(12)から上記冷媒情報を収集し、収集した該冷媒情報に基づいて上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めて上記表示画面(31)に表示させるように構成された制御部(32)を備えていることを特徴とするものである。
上記第1の発明では、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)からそれぞれに記憶された冷媒情報を収集し、その冷媒情報に基づいて冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めてリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させるように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された冷媒の種類を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
ここで、従来の空気調和機のリモートコントローラでは、冷媒回路に使用されている冷媒を表示させるまでに、例えば、表示画面上でカーソルを移動させることにより、階層構造のメニューにおける項目を適宜選択する操作が必要である。これに対し、上記第1の発明では、ユーザーは、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
したがって、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記制御部(32)は、上記室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒と共に上記表示画面(31)に表示するように構成されていることを特徴とするものである。
上記第2の発明では、制御部(32)は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とをリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示するように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された情報を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒の種類と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを同時に把握することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれていることを特徴とするものである。
上記第3の発明では、表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれているので、ユーザーは、例えば、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410A(従前より一般的に使用されてきた冷媒)でなくR32単体(近年、使用され始めた冷媒)であることを把握することができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
第4の発明は、上記第1〜第3の何れか1つの発明において、上記表示画面(31)は、ドットマトリクス方式であり、上記表示画面(31)には、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられていることを特徴とするものである。
上記第4の発明では、表示画面(31)がドットマトリクス方式であるので、表示画面(31)上に種々の情報を表示することができる。しかし、この発明では、表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。そのため、表示画面(31)上で他の種々の情報と競合することなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を明確に表示することができる。
第5の発明は、上記第1〜第4の何れか1つの発明において、上記制御部(32)は、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が1種類であり、上記室内機(12)で使用可能な冷媒が複数種類である場合、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が上記室内機(12)で使用可能な冷媒の何れか1つと一致するとき、上記室外機(11)で使用可能な冷媒を上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒とするように構成されていることを特徴とするものである。
上記第5の発明では、室外機(11)で使用可能な冷媒が1種類であり、室内機(12)で使用可能な冷媒が複数種類である場合、制御部(32)は、室外機(11)で使用可能な冷媒が室内機(12)で使用可能な冷媒の何れか1つと一致するとき、室外機(11)で使用可能な冷媒を冷媒回路(20)に使用されている冷媒とするように構成されている。そのため、冷媒回路(20)に異常が発生すると、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)から収集した冷媒情報、例えば、室外機(11)で使用可能な冷媒がR32であり、室内機(12)で使用可能な冷媒がR32及びR410Aであるという冷媒情報に基づいて、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR32と決定することになる。
本発明によれば、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させる制御部(32)を備えているので、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。
実施形態1に係る空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施形態1に係る空気調和機を構成するリモートコントローラの第1の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラの第2の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラの第3の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラを構成する制御部での冷媒の決定方法を示す表である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図5は、本発明に係る空気調和機の実施形態1を示している。ここで、図1は、本実施形態の空気調和機(10)の概略構成を示す冷媒回路図である。
本実施形態の空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。
<空気調和機の構成>
空気調和機(10)は、室外機(11)と、室外機(11)に液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して接続された室内機(12)と、室内機(12)に電気的に接続され、室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられたリモートコントローラ(30)とを備えている。ここで、空気調和機(10)では、室外機(11)、室内機(12)、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)により冷媒回路(20)が構成されている。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が設けられている。ここで、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)及び膨張弁(24)は、室外機(11)に収容されている。そして、室外機(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内機(12)に収容されている。そして、室内機(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。ここで、冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに接続されていると共に、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型又はロータリ型の全密閉型圧縮機である。また、四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。ここで、膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。一方、室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。
室外機(11)及び室内機(12)は、図示しないが、マイコン等の電子部品が取り付けられた制御基板をそれぞれ備えている。ここで、室外機(11)の制御基板に取り付けられたマイコン内のメモリは、室外機(11)で使用可能な冷媒を冷媒情報として記憶する。また、室内機(12)の制御基板に取り付けられたマイコン内のメモリは、室内機(12)で使用可能な冷媒を冷媒情報として記憶する。
<空気調和機の冷房運転>
空気調和機(10)は、冷房運転を行う。ここで、冷房運転中には、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。また、冷房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内機(12)は、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ供給する。
<空気調和機の暖房運転>
空気調和機(10)は、暖房運転を行う。ここで、暖房運転中には、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。また、暖房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気へ放熱して凝縮する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内機(12)は、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ供給する。
−リモートコントローラ−
リモートコントローラ(30)について、図2〜図4を参照しながら説明する。ここで、図2は、リモートコントローラ(30)の基本画面(51)を示す正面図である。また、図3は、リモートコントローラ(30)のメニュー画面(52)を示す正面図である。また、図4は、リモートコントローラ(30)のサービス画面(53)を示す正面図である。
<リモートコントローラの構成>
リモートコントローラ(30)は、図2〜図4に示すように、平面視で略矩形状に形成され、表示画面(31)と、制御部(32)と、カーソル移動ボタン(34)と、確定ボタン(35)と、運転切換ボタン(36)と、運転/停止ボタン(37)と、風量調節ボタン(38)と、キャンセルボタン(39)とを備えている。
表示画面(31)は、空気調和機(10)の運転状態を表示するものであり、例えば、ドットマトリクス方式の液晶表示パネルにより構成されている。また、表示画面(31)には、図2〜図4に示すように、冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。また、表示画面(31)には、図2〜図4に示すように、基本画面(51)、メニュー画面(52)及びサービス画面(53)等が適宜表示される。
カーソル移動ボタン(34)は、メニュー画面(52)中の任意の項目を指示するカーソル(13)を移動させるときに操作するボタンである。また、カーソル移動ボタン(34)は、上下左右の各方向を示す4つのマークが表示されており、マークを押圧することにより、そのマークに対応した方向にカーソル(33)が移動するように構成されている。
確定ボタン(35)は、カーソル(33)が指示するメニューの項目を決定するときに操作するボタンである。また、確定ボタン(35)には、「メニュー/確定」と印字されており、確定ボタン(35)が押圧されるとメニュー画面(52)が表示され、メニュー画面(52)から項目を選択して再び確定ボタン(35)を押圧するとその項目が実行される。
運転切換ボタン(36)は、空気調和機(10)の運転モードを切り替えるときに操作するボタンである。
運転/停止ボタン(37)は、空気調和機(10)の運転を開始させ、又はその運転を停止させるときに操作するボタンであり、押圧する毎に開始と停止とを繰り返す。
風量調節ボタン(38)は、室内機(12)から吹出される空気量を調節するときに操作するボタンである。
キャンセルボタン(39)は、確定ボタン(35)等で設定した内容を無効にするときに操作するボタンである。
<制御部の動作>
制御部(32)は、異常発生時に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を表示画面(31)に表示するように構成されている。具体的に、制御部(32)は、空気調和機(10)の冷房運転や暖房運転を行っている間に、例えば、圧縮機(21)に過電流が流れる等の異常が発生すると、室外機(11)及び室内機(12)から冷媒情報を収集する。制御部(32)は、収集した冷媒情報に基づいて、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決定する。そして、制御部(32)は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを表示画面(31)のサービス画面(53)に表示させる。
制御部(32)の動作について、図5を参照しながら詳細に説明する。ここで、図5は、制御部(32)での冷媒の決定方法を示す表である。
図5の接続例1の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報(R410A)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR410Aと決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類を表示させない。
ここで、R410Aは、空気調和機用の冷媒として一般的に使用されている。そのため、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R410Aに対応する器材を携行しているのが通常である。したがって、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合は、冷媒回路(20)の使用冷媒が予め保守作業者に伝わっていなくても、保守作業者は、すぐに修理作業に着手できる。そのため、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、本実施形態の制御部(32)は、冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR410A)を表示させない。
図5の接続例2の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410A及びR32を冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室内機(12)が複数の冷媒情報を記憶しているので、その記憶されている複数の冷媒情報のうち室外機(11)の冷媒情報と一致する冷媒を室内機(12)で使用されている冷媒と判断する。この接続例2の場合、制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報の一方(R410A)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR410Aと決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR410A)を表示させない。
図5の接続例3の場合、室外機(11)は、R32だけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410A及びR32を冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室内機(12)が複数の冷媒情報を記憶しているので、その記憶されている複数の冷媒情報のうち室外機(11)の冷媒情報と一致する冷媒を室内機(12)で使用されている冷媒と判断する。この接続例3の場合、制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R32)と室内機(12)の冷媒情報の一方(R32)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR32と決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR32)を表示させる。
ここで、R32単体は、近年、空気調和機用の冷媒として使用され始めている。そのため、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材を携行していない可能性がある。したがって、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合は、冷媒回路(20)の使用冷媒が予め保守作業者に伝わっていないと、保守作業者は、すぐに修理作業に着手できないおそれがある。そのため、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合、本実施形態の制御部(32)は、冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR32)を表示させる。
図5の接続例4の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R32だけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報(R32)とが一致しないので、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない旨(例えば、「冷媒不一致」の文字)を表示画面(31)に表示させる。なお、表示画面(31)には、「冷媒不一致」の文字の代わりに、エラーコード等を表示させてもよい。
図5の接続例5の場合、室外機(11)は、R32だけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R32)と室内機(12)の冷媒情報(R410A)とが一致しないので、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない旨(例えば、「冷媒不一致」の文字)を表示画面(31)に表示させる。なお、表示画面(31)には、「冷媒不一致」の文字の代わりに、エラーコード等を表示させてもよい。
上述したように、制御部(32)は、空気調和機(10)の運転中に異常が発生した場合に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決定する。この場合は、異常が発生するまでに空気調和機(10)が正常に作動していたので、図5の接続例4及び5のような室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない状況は、起こりえない。
ところが、空気調和機(10)の据付時には、室外機(11)と室内機(12)との組み合わせを間違える場合があり、そのような場合には、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない状況が起こりうる。そこで、本実施形態の制御部(32)は、空気調和機(10)の運転中に異常が発生した場合だけでなく、空気調和機(10)の据付時にも、室外機(11)及び室内機(12)の冷媒情報を対比して両者が一致するか否かを判断する動作を行う。
空気調和機(10)の据付時において、制御部(32)は、空気調和機(10)の異常発生時と同様な動作を行って冷媒回路(20)に使用可能な冷媒を決定し、決定した冷媒を表示画面(31)に表示させる。これにより、冷媒回路(20)に適切な冷媒を充填することができる。また、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)の冷媒情報が一致しない場合、その旨を表示画面(31)に表示させる。これにより、室外機(11)と室内機(12)との組み合わせを間違えることなく、トラブルを未然に防止することができる。
―実施形態の効果―
以上説明したように、本実施形態の空気調和機(10)によれば、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)からそれぞれに記憶された冷媒情報を収集し、その冷媒情報に基づいて冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めてリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させるように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、室外機及び室内機に設けられた表示手段(表示ラベルや表示ランプ等)を確認することなく、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された冷媒の種類を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
ここで、従来の空気調和機のリモートコントローラでは、冷媒回路に使用されている冷媒を表示させるまでに、例えば、表示画面上でカーソルを移動させることにより、階層構造のメニューにおける項目を適宜選択する操作が必要である。これに対し、本実施形態の空気調和機(10)によれば、ユーザーは、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
したがって、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、制御部(32)は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とをリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示するように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された情報を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒の種類と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを同時に把握することができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれているので、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410A(従前より一般的に使用されてきた冷媒)でなくR32単体(近年、使用され始めた冷媒)であることを把握することができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、表示画面(31)がドットマトリクス方式であるので、表示画面(31)上に種々の情報を表示することができる。しかし、本実施形態の空気調和機(10)では、表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。そのため、表示画面(31)上で他の種々の情報と競合することなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を明確に表示することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、1台の室外機(11)と、1台の室内機(12)とを備えた空気調和機(10)を例示したが、本発明は、1台の室外機と、複数台の室内機とを備えた空気調和機にも適用することができる。この場合、室外機で使用可能な冷媒と、各室内機で使用可能な冷媒のうち共通する冷媒との間で一致する冷媒を冷媒回路に使用されている冷媒とすればよい。
また、上記実施形態1では、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)にR32を表示する空気調和機(10)を例示したが、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)には、例えば、R32だけでなくR410Aをも表示してもよい。この場合、図3の接続例1及び2では、「R410A」が表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に表示される。
また、上記実施形態1では、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒を表示させる空気調和機(10)を例示したが、リモートコントローラで1回の入力操作を行うことにより、冷媒を表示させてもよい。
なお、上記各実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物又はその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、冷媒回路に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができるので、空気調和機について有用である。
10 空気調和機
11 室外機
12 室内機
20 冷媒回路
30 リモートコントローラ
31 表示画面
32 制御部
40 冷媒表示専用領域
本発明は、室外機及び室内機を備えて冷凍サイクルを行う空気調和機に関するものである。
近年、冷媒回路を備えた空気調和機では、冷媒回路を循環するHFC(ハイドロフルオロカーボン)系の冷媒として、従前より使用されてきたR410Aの代わりに、地球温暖化係数のより小さいR32単体が使用され始めている。そのため、空気調和機の市場では、R410Aを使用する空気調和機と、R32単体を使用する空気調和機とが混在している。
例えば、特許文献1には、室内機及び室外機において使用できる冷媒の種類をそれぞれ記憶している室内メモリ及び室外メモリを備えた空気調和機が開示されている。そして、これによれば、表示ラベルがなくても使用冷媒を容易且つ確実に確認することができ、室内機と室外機との間の使用冷媒の不一致、又は残留冷媒と注入冷媒との不一致を防止することができる、と記載されている。
特開平10−38354号公報
上述したように、空気調和機の市場では、R410Aを使用する空気調和機と、R32単体を使用する空気調和機とが混在しているので、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R410A及びR32の両方の冷媒に対応する必要がある。
しかしながら、修理を行う現場に保守作業者が着いてから、使用冷媒が判明するのでは、修理作業の効率が低下してしまう。そのため、空気調和機の冷媒回路に異常が発生して、サービスセンター等にユーザーが連絡する際に、異常が発生した空気調和機に使用されている冷媒をユーザーから知らせてもらうのが望ましい。
ここで、特許文献1に開示された空気調和機では、リモコンの液晶表示部に使用冷媒を表示させることができるものの、空気調和機の据付時における使用冷媒の初期確認を主な目的としているので、修理作業が必要になった際には、リモコンの液晶表示部に使用冷媒を表示させるまでに所定の操作が必要になり、改善の余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷媒回路に異常が発生した際に、冷媒回路に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることにある。
上記目的を達成するために、本発明は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させる制御部(32)を備えるようにしたものである。
具体的に第1の発明は、室外機(11)及び室内機(12)が設けられた冷媒回路(20)と、上記室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられ、表示画面(31)を有するリモートコントローラ(30)とを備えた空気調和機であって、上記室外機(11)及び室内機(12)には、使用可能な冷媒を示す冷媒情報がそれぞれ記憶され、上記冷媒回路(20)に異常が発生した際に、上記リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、上記室外機(11)及び室内機(12)から上記冷媒情報を収集し、収集した該冷媒情報に基づいて上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めて上記表示画面(31)に表示させるように構成された制御部(32)を備えていることを特徴とするものである。
上記第1の発明では、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、制御部(32)は、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、室外機(11)及び室内機(12)からそれぞれに記憶された冷媒情報を収集し、その冷媒情報に基づいて冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めてリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させるように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された冷媒の種類を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
ここで、従来の空気調和機のリモートコントローラでは、冷媒回路に使用されている冷媒を表示させるまでに、例えば、表示画面上でカーソルを移動させることにより、階層構造のメニューにおける項目を適宜選択する操作が必要である。これに対し、上記第1の発明では、ユーザーは、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
したがって、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記制御部(32)は、上記室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒と共に上記表示画面(31)に表示するように構成されていることを特徴とするものである。
上記第2の発明では、制御部(32)は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とをリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示するように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された情報を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒の種類と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを同時に把握することができる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれていることを特徴とするものである。
上記第3の発明では、表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれているので、ユーザーは、例えば、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410A(従前より一般的に使用されてきた冷媒)でなくR32単体(近年、使用され始めた冷媒)であることを把握することができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
第4の発明は、上記第1〜第3の何れか1つの発明において、上記表示画面(31)は、ドットマトリクス方式であり、上記表示画面(31)には、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられていることを特徴とするものである。
上記第4の発明では、表示画面(31)がドットマトリクス方式であるので、表示画面(31)上に種々の情報を表示することができる。しかし、この発明では、表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。そのため、表示画面(31)上で他の種々の情報と競合することなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を明確に表示することができる。
第5の発明は、上記第1〜第4の何れか1つの発明において、上記制御部(32)は、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が1種類であり、上記室内機(12)で使用可能な冷媒が複数種類である場合、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が上記室内機(12)で使用可能な冷媒の何れか1つと一致するとき、上記室外機(11)で使用可能な冷媒を上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒とするように構成されていることを特徴とするものである。
上記第5の発明では、室外機(11)で使用可能な冷媒が1種類であり、室内機(12)で使用可能な冷媒が複数種類である場合、制御部(32)は、室外機(11)で使用可能な冷媒が室内機(12)で使用可能な冷媒の何れか1つと一致するとき、室外機(11)で使用可能な冷媒を冷媒回路(20)に使用されている冷媒とするように構成されている。そのため、冷媒回路(20)に異常が発生すると、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)から収集した冷媒情報、例えば、室外機(11)で使用可能な冷媒がR32であり、室内機(12)で使用可能な冷媒がR32及びR410Aであるという冷媒情報に基づいて、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR32と決定することになる。
本発明によれば、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させる制御部(32)を備えているので、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。
実施形態1に係る空気調和機の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施形態1に係る空気調和機を構成するリモートコントローラの第1の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラの第2の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラの第3の表示状態を示す正面図である。 実施形態1に係るリモートコントローラを構成する制御部での冷媒の決定方法を示す表である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図5は、本発明に係る空気調和機の実施形態1を示している。ここで、図1は、本実施形態の空気調和機(10)の概略構成を示す冷媒回路図である。
本実施形態の空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。
<空気調和機の構成>
空気調和機(10)は、室外機(11)と、室外機(11)に液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して接続された室内機(12)と、室内機(12)に電気的に接続され、室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられたリモートコントローラ(30)とを備えている。ここで、空気調和機(10)では、室外機(11)、室内機(12)、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)により冷媒回路(20)が構成されている。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が設けられている。ここで、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)及び膨張弁(24)は、室外機(11)に収容されている。そして、室外機(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内機(12)に収容されている。そして、室内機(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。ここで、冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに接続されていると共に、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型又はロータリ型の全密閉型圧縮機である。また、四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。ここで、膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。一方、室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。
室外機(11)及び室内機(12)は、図示しないが、マイコン等の電子部品が取り付けられた制御基板をそれぞれ備えている。ここで、室外機(11)の制御基板に取り付けられたマイコン内のメモリは、室外機(11)で使用可能な冷媒を冷媒情報として記憶する。また、室内機(12)の制御基板に取り付けられたマイコン内のメモリは、室内機(12)で使用可能な冷媒を冷媒情報として記憶する。
<空気調和機の冷房運転>
空気調和機(10)は、冷房運転を行う。ここで、冷房運転中には、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。また、冷房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内機(12)は、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ供給する。
<空気調和機の暖房運転>
空気調和機(10)は、暖房運転を行う。ここで、暖房運転中には、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。また、暖房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気へ放熱して凝縮する。室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。室内機(12)は、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ供給する。
−リモートコントローラ−
リモートコントローラ(30)について、図2〜図4を参照しながら説明する。ここで、図2は、リモートコントローラ(30)の基本画面(51)を示す正面図である。また、図3は、リモートコントローラ(30)のメニュー画面(52)を示す正面図である。また、図4は、リモートコントローラ(30)のサービス画面(53)を示す正面図である。
<リモートコントローラの構成>
リモートコントローラ(30)は、図2〜図4に示すように、平面視で略矩形状に形成され、表示画面(31)と、制御部(32)と、カーソル移動ボタン(34)と、確定ボタン(35)と、運転切換ボタン(36)と、運転/停止ボタン(37)と、風量調節ボタン(38)と、キャンセルボタン(39)とを備えている。
表示画面(31)は、空気調和機(10)の運転状態を表示するものであり、例えば、ドットマトリクス方式の液晶表示パネルにより構成されている。また、表示画面(31)には、図2〜図4に示すように、冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。また、表示画面(31)には、図2〜図4に示すように、基本画面(51)、メニュー画面(52)及びサービス画面(53)等が適宜表示される。
カーソル移動ボタン(34)は、メニュー画面(52)中の任意の項目を指示するカーソル(33)を移動させるときに操作するボタンである。また、カーソル移動ボタン(34)は、上下左右の各方向を示す4つのマークが表示されており、マークを押圧することにより、そのマークに対応した方向にカーソル(33)が移動するように構成されている。
確定ボタン(35)は、カーソル(33)が指示するメニューの項目を決定するときに操作するボタンである。また、確定ボタン(35)には、「メニュー/確定」と印字されており、確定ボタン(35)が押圧されるとメニュー画面(52)が表示され、メニュー画面(52)から項目を選択して再び確定ボタン(35)を押圧するとその項目が実行される。
運転切換ボタン(36)は、空気調和機(10)の運転モードを切り替えるときに操作するボタンである。
運転/停止ボタン(37)は、空気調和機(10)の運転を開始させ、又はその運転を停止させるときに操作するボタンであり、押圧する毎に開始と停止とを繰り返す。
風量調節ボタン(38)は、室内機(12)から吹出される空気量を調節するときに操作するボタンである。
キャンセルボタン(39)は、確定ボタン(35)等で設定した内容を無効にするときに操作するボタンである。
<制御部の動作>
制御部(32)は、異常発生時に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を表示画面(31)に表示するように構成されている。具体的に、制御部(32)は、空気調和機(10)の冷房運転や暖房運転を行っている間に、例えば、圧縮機(21)に過電流が流れる等の異常が発生すると、室外機(11)及び室内機(12)から冷媒情報を収集する。制御部(32)は、収集した冷媒情報に基づいて、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決定する。そして、制御部(32)は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを表示画面(31)のサービス画面(53)に表示させる。
制御部(32)の動作について、図5を参照しながら詳細に説明する。ここで、図5は、制御部(32)での冷媒の決定方法を示す表である。
図5の接続例1の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報(R410A)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR410Aと決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類を表示させない。
ここで、R410Aは、空気調和機用の冷媒として一般的に使用されている。そのため、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R410Aに対応する器材を携行しているのが通常である。したがって、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合は、冷媒回路(20)の使用冷媒が予め保守作業者に伝わっていなくても、保守作業者は、すぐに修理作業に着手できる。そのため、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、本実施形態の制御部(32)は、冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR410A)を表示させない。
図5の接続例2の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410A及びR32を冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室内機(12)が複数の冷媒情報を記憶しているので、その記憶されている複数の冷媒情報のうち室外機(11)の冷媒情報と一致する冷媒を室内機(12)で使用されている冷媒と判断する。この接続例2の場合、制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報の一方(R410A)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR410Aと決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410Aである場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR410A)を表示させない。
図5の接続例3の場合、室外機(11)は、R32だけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410A及びR32を冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室内機(12)が複数の冷媒情報を記憶しているので、その記憶されている複数の冷媒情報のうち室外機(11)の冷媒情報と一致する冷媒を室内機(12)で使用されている冷媒と判断する。この接続例3の場合、制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R32)と室内機(12)の冷媒情報の一方(R32)とが一致するので、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をR32と決定する。冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合、制御部(32)は、表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR32)を表示させる。
ここで、R32単体は、近年、空気調和機用の冷媒として使用され始めている。そのため、空気調和機の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材を携行していない可能性がある。したがって、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合は、冷媒回路(20)の使用冷媒が予め保守作業者に伝わっていないと、保守作業者は、すぐに修理作業に着手できないおそれがある。そのため、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR32である場合、本実施形態の制御部(32)は、冷媒表示専用領域(40)に冷媒の種類(この場合はR32)を表示させる。
図5の接続例4の場合、室外機(11)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R32だけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R410A)と室内機(12)の冷媒情報(R32)とが一致しないので、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない旨(例えば、「冷媒不一致」の文字)を表示画面(31)に表示させる。なお、表示画面(31)には、「冷媒不一致」の文字の代わりに、エラーコード等を表示させてもよい。
図5の接続例5の場合、室外機(11)は、R32だけを冷媒情報として記憶し、室内機(12)は、R410Aだけを冷媒情報として記憶している。制御部(32)は、室外機(11)の冷媒情報(R32)と室内機(12)の冷媒情報(R410A)とが一致しないので、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない旨(例えば、「冷媒不一致」の文字)を表示画面(31)に表示させる。なお、表示画面(31)には、「冷媒不一致」の文字の代わりに、エラーコード等を表示させてもよい。
上述したように、制御部(32)は、空気調和機(10)の運転中に異常が発生した場合に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決定する。この場合は、異常が発生するまでに空気調和機(10)が正常に作動していたので、図5の接続例4及び5のような室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない状況は、起こりえない。
ところが、空気調和機(10)の据付時には、室外機(11)と室内機(12)との組み合わせを間違える場合があり、そのような場合には、室外機(11)及び室内機(12)で使用可能な冷媒が一致しない状況が起こりうる。そこで、本実施形態の制御部(32)は、空気調和機(10)の運転中に異常が発生した場合だけでなく、空気調和機(10)の据付時にも、室外機(11)及び室内機(12)の冷媒情報を対比して両者が一致するか否かを判断する動作を行う。
空気調和機(10)の据付時において、制御部(32)は、空気調和機(10)の異常発生時と同様な動作を行って冷媒回路(20)に使用可能な冷媒を決定し、決定した冷媒を表示画面(31)に表示させる。これにより、冷媒回路(20)に適切な冷媒を充填することができる。また、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)の冷媒情報が一致しない場合、その旨を表示画面(31)に表示させる。これにより、室外機(11)と室内機(12)との組み合わせを間違えることなく、トラブルを未然に防止することができる。
―実施形態の効果―
以上説明したように、本実施形態の空気調和機(10)によれば、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、制御部(32)は、室外機(11)及び室内機(12)からそれぞれに記憶された冷媒情報を収集し、その冷媒情報に基づいて冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めてリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示させるように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、室外機及び室内機に設けられた表示手段(表示ラベルや表示ランプ等)を確認することなく、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された冷媒の種類を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
ここで、従来の空気調和機のリモートコントローラでは、冷媒回路に使用されている冷媒を表示させるまでに、例えば、表示画面上でカーソルを移動させることにより、階層構造のメニューにおける項目を適宜選択する操作が必要である。これに対し、本実施形態の空気調和機(10)によれば、ユーザーは、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を把握することができる。
したがって、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、冷媒回路(20)に使用されている冷媒に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、制御部(32)は、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、冷媒回路(20)に使用されている冷媒と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とをリモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示するように構成されている。そのため、サービスセンター等にユーザーが連絡する際には、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示された情報を見るだけで、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒の種類と、室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを同時に把握することができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれているので、ユーザーは、冷媒回路(20)に使用されている冷媒がR410A(従前より一般的に使用されてきた冷媒)でなくR32単体(近年、使用され始めた冷媒)であることを把握することができる。そして、これにより、空気調和機(10)の修理を行う保守作業者は、R32に対応する器材等を事前に準備することができ、修理作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態の空気調和機(10)によれば、表示画面(31)がドットマトリクス方式であるので、表示画面(31)上に種々の情報を表示することができる。しかし、本実施形態の空気調和機(10)では、表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられている。そのため、表示画面(31)上で他の種々の情報と競合することなく、冷媒回路(20)に使用されている冷媒を明確に表示することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、1台の室外機(11)と、1台の室内機(12)とを備えた空気調和機(10)を例示したが、本発明は、1台の室外機と、複数台の室内機とを備えた空気調和機にも適用することができる。この場合、室外機で使用可能な冷媒と、各室内機で使用可能な冷媒のうち共通する冷媒との間で一致する冷媒を冷媒回路に使用されている冷媒とすればよい。
また、上記実施形態1では、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)にR32を表示する空気調和機(10)を例示したが、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)には、例えば、R32だけでなくR410Aをも表示してもよい。この場合、図3の接続例1及び2では、「R410A」が表示画面(31)の冷媒表示専用領域(40)に表示される。
また、上記実施形態1では、冷媒回路(20)に異常が発生した際に、リモートコントローラ(30)での操作を行うことなく、リモートコントローラ(30)の表示画面(31)に冷媒回路(20)に使用されている冷媒を表示させる空気調和機(10)を例示したが、リモートコントローラで1回の入力操作を行うことにより、冷媒を表示させてもよい。
なお、上記各実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物又はその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、冷媒回路に使用されている冷媒をユーザーに確実に把握させることができるので、空気調和機について有用である。
10 空気調和機
11 室外機
12 室内機
20 冷媒回路
30 リモートコントローラ
31 表示画面
32 制御部
40 冷媒表示専用領域

Claims (5)

  1. 室外機(11)及び室内機(12)が設けられた冷媒回路(20)と、
    上記室外機(11)及び室内機(12)に通信可能に設けられ、表示画面(31)を有するリモートコントローラ(30)とを備えた空気調和機であって、
    上記室外機(11)及び室内機(12)には、使用可能な冷媒を示す冷媒情報がそれぞれ記憶され、
    上記冷媒回路(20)に異常が発生した際に、上記室外機(11)及び室内機(12)から上記冷媒情報を収集し、収集した該冷媒情報に基づいて上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒を決めて上記表示画面(31)に表示させるように構成された制御部(32)を備えていることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1において、
    上記制御部(32)は、上記室外機(11)及び室内機(12)の各機種名と、異常発生時の連絡先とを、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒と共に上記表示画面(31)に表示するように構成されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1又は2において、
    上記表示画面(31)に表示可能な冷媒には、少なくともR32が含まれていることを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1〜3の何れか1つにおいて、
    上記表示画面(31)は、ドットマトリクス方式であり、
    上記表示画面(31)には、上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒だけを表示する冷媒表示専用領域(40)が設けられていることを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1〜4の何れか1つにおいて、
    上記制御部(32)は、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が1種類であり、上記室内機(12)で使用可能な冷媒が複数種類である場合、上記室外機(11)で使用可能な冷媒が上記室内機(12)で使用可能な冷媒の何れか1つと一致するとき、上記室外機(11)で使用可能な冷媒を上記冷媒回路(20)に使用されている冷媒とするように構成されていることを特徴とする空気調和機。
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