JP2013243464A - ワイヤレスリモコン - Google Patents

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Abstract

【課題】異常な運転情報が空気調和装置へ送られることを回避すること。
【解決手段】リモコン(40)は、ユーザーによって入力された運転情報を更新して記憶するRAM(47)と、RAM(47)の運転情報を空気調和装置へ送信する送信部(46)と、運転情報の初期情報が予め記憶され、RAM(47)の運転情報を更新して記憶するEEPROM(48)と、電池によってRAM(47)を駆動する電源部(44)と、電源部(44)が停止して復帰すると、EEPROM(48)に記憶されている運転情報をRAM(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、EEPROM(48)に記憶されている運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、EEPROM(48)において異常と判定された運転情報を初期情報に変換する情報変換部(51)とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、空調機のワイヤレスリモコンに関するものである。
従来より、例えば特許文献1に開示されているように、不揮発性メモリを備えたリモコンが知られている。このリモコンでは、ユーザーによって入力された室内機の設定情報(運転情報)が室内機へ送信されると共に、不揮発性メモリに格納される。そして、リモコンでは、電力供給が遮断されても不揮発性メモリの設定情報は消去されないので、電力供給が復帰したときには、不揮発性メモリに格納されている設定情報を取得して室内機へ送信する。これにより、電力供給が遮断される前と同じ運転状態で運転が再開される。
特開2008−138897号公報
ところで、不揮発性メモリは静電気等によって破壊されやすく、これによって、格納されている情報が異常となるおそれがある。不揮発性メモリから異常な情報が取得されて室内機へ送信されると、ユーザーが意図した運転内容とは著しく異なる運転が再開されるおそれがある。そうすると、快適性が著しく損なわれるという問題があった。特に、電池によって駆動されるワイヤレスリモコンの場合、定期的に電池交換を行う必要があることから、電源が一時的に途絶えることが多くなり、不揮発性メモリの情報を室内機へ送信することが頻繁に生じるため、より深刻な問題となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転情報が記憶される不揮発性メモリを有し、電池によって駆動されるワイヤレスリモコンにおいて、異常な運転情報が空気調和装置へ送られることを回避することにある。
第1の発明は、ユーザーによって空気調和装置の運転情報が入力され、該運転情報を該入力の度に更新して記憶する揮発性メモリ(47)と、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を空気調和装置へ送信する送信部(46)と、上記運転情報の初期情報が予め記憶されると共に、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を更新して記憶する不揮発性メモリ(48)と、電池によって上記揮発性メモリ(47)を駆動する電源部(44)と、上記電源部(44)が停止して復帰すると、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報を上記揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、上記不揮発性メモリ(48)において上記異常判定部(50)が異常と判定した運転情報を該運転情報に対応する初期情報に変換する情報変換部(51)とを備えていることを特徴とするワイヤレスリモコンである。
上記第1の発明では、電源部(44)が停止すると、揮発性メモリ(47)の運転情報が消滅する。電源部(44)が復帰すると、異常判定部(50)によって、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報が異常か否かが判定される。異常と判定された運転情報は、情報変換部(51)によって、初期情報に変換される。そして、情報復帰部(49)によって、不揮発性メモリ(48)の運転情報が揮発性メモリ(47)に記憶(再記憶)される。この揮発性メモリ(47)に記憶された運転情報は、送信部(46)によって空気調和装置(10)へ送信される。
第2の発明は、ユーザーによって空気調和装置の運転情報が入力され、該運転情報を該入力の度に更新して記憶する揮発性メモリ(47)と、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を空気調和装置へ送信する送信部(46)と、上記運転情報の初期情報が予め記憶されると共に、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を更新して記憶する不揮発性メモリ(48)と、電池によって上記揮発性メモリ(47)を駆動する電源部(44)と、上記電源部(44)が停止して復帰すると、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報を上記揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、上記異常判定部(50)が異常と判定した運転情報についてユーザーの再入力を要求する入力要求部(52)とを備えていることを特徴とするワイヤレスリモコンである。
上記第2の発明では、電源部(44)が停止すると、揮発性メモリ(47)の運転情報が消滅する。電源部(44)が復帰すると、異常判定部(50)によって、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報が異常か否かが判定される。異常と判定された運転情報については、入力要求部(52)が、ユーザーに再入力するよう要求する。ユーザーによって再入力された運転情報は、揮発性メモリ(47)に記憶される。不揮発性メモリ(48)では、異常と判定された運転情報が、ユーザーの再入力によって揮発性メモリ(47)に記憶された運転情報に更新される。そして、情報復帰部(49)によって、不揮発性メモリ(48)の運転情報が揮発性メモリ(47)に記憶(再記憶)される。この揮発性メモリ(47)に記憶された運転情報は、送信部(46)によって空気調和装置(10)へ送信される。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記異常判定部(50)および情報変換部(51)が、上記電池の交換時に実行するものである。
上記第3の発明では、電源部(44)における電池の交換時に、異常判定部(50)による判定動作と、情報変換部(51)による初期情報への変換動作とが実行される。
第4の発明は、上記第2の発明において、上記異常判定部(50)および入力要求部(52)が、上記電池の交換時に実行するものである。
上記第4の発明では、電源部(44)における電池の交換時に、異常判定部(50)による判定動作と、入力要求部(52)による要求動作とが実行される。
以上説明したように、第1の発明によれば、電源部(44)が停止して復帰すると、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報を揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、不揮発性メモリ(48)において異常と判定された運転情報を該運転情報に対応する初期情報に変換する情報変換部(51)とを備えるようにした。
また、第2の発明によれば、電源部(44)が停止して復帰すると、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報を揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、不揮発性メモリ(48)に記憶されている運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、異常と判定された運転情報についてユーザーに再入力を要求する入力要求部(52)とを備えるようにした。
したがって、第1および第2の発明によれば、不揮発性メモリ(48)から揮発性メモリ(47)に異常状態の運転情報が記憶されることはなく、揮発性メモリ(47)から空気調和装置(10)へ異常状態の運転情報が送られることがなくなる。これにより、空気調和装置(10)がユーザーの意図と著しく異なる内容で運転を行うことを回避することができる。その結果、ユーザーの快適性を向上させることができる。
また、第3の発明によれば、電源部(44)の電池交換時に、異常判定部(50)による判定動作と情報変換部(51)による初期情報への変換動作を実行するようにし、第4の発明によれば、電源部(44)の電池交換時に、異常判定部(50)による判定動作と入力要求部(52)によるユーザーへの要求動作を実行するようにした。
本発明に係るワイヤレスリモコンは、電池によって駆動されるものであるところ、電池交換を定期的に行う必要があるため、商用電源と接続されるワイヤードリモコンのように駆動電力が安定して供給されるものとは異なり、駆動電力が一時的に途絶えてしまうことが頻繁に生じる。つまり、電池によって駆動されるワイヤレス型のリモコンの場合、不揮発性メモリ(48)の運転情報が揮発性メモリ(47)に記憶されるという動作が頻繁に生じる。そのため、異常状態の運転情報が空気調和装置(10)へ送られる頻度が高くなるが、本発明ではこれを確実に防止することが可能である。
図1は、実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 図2は、実施形態に係るワイヤレスリモコンの正面図である。 図3は、実施形態に係るリモコン制御部の構成を示す図である。 図4は、実施形態の変形例に係るリモコン制御部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置(10)は、室外ユニット(11)と、室内ユニット(12)と、ワイヤレスリモコン(40)とを備えている。室外ユニット(11)と室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)およびガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。空気調和装置(10)では、室外ユニット(11)、室内ユニット(12)、液側連絡配管(13)およびガス側連絡配管(14)によって、冷媒回路(20)が形成されている。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが設けられている。圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)および膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに、それぞれ接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)と、膨張弁(24)と、室内熱交換器(25)とが配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型またはロータリ型の全密閉型圧縮機である。圧縮機(21)は、その回転速度が可変となっている。具体的に、圧縮機(21)の電動機は、インバータを介して商用電源に接続している。インバータの出力周波数を変更すると、電動機の回転速度が変化し、その結果、圧縮機(21)の回転速度が変化する。そして、圧縮機(21)の回転速度を上昇させると圧縮機(21)の運転容量が増加し、圧縮機(21)の回転速度を低下させる圧縮機(21)の運転容量が減少する。
四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。室外熱交換器(23)および室内熱交換器(25)は、いわゆるクロスフィン型の熱交換器である。室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
室外ユニット(11)には室外制御部(31)が、室内ユニット(12)には室内制御部(32)がそれぞれ設けられている。室外制御部(31)および室内制御部(32)は、空気調和装置(10)の運転制御を行うものであり、互いに運転情報の送受信を行うように配線接続されている。室外制御部(31)は、圧縮機(21)や膨張弁(24)等を制御し、室内制御部(32)は、後述するワイヤレスリモコン(40)の受光部(41)と配線接続され、室内ファン(16)等を制御する。
ワイヤレスリモコン(40)(以下、単にリモコン(40)という。)は、受光部(41)と送信器(42)とを備えている。なお、リモコンとはリモートコントローラの略称である。送信器(42)は、ユーザーによって運転情報が入力され、該運転情報が赤外線通信によって受光部(41)へ送るものである。つまり、リモコン(40)では、受光部(41)と送信器(42)との間でワイヤレス通信が行われる。受光部(41)は、送信器(42)より送られた運転情報を室内制御部(32)へ送るものである。
図2に示すように、送信器(42)は、ケース(43)に液晶表示部(55)およびユーザーの操作ボタン(56)が設けられている。液晶表示部(55)は、操作ボタン(56)によってユーザーが入力した設定温度や風向等の運転情報が表示される。操作ボタン(56)としては、運転/停止ボタン(57)、運転切換ボタン(58)、風量ボタン(59)、風向ボタン(60)、メニューボタン(61)、節電ボタン(62)、確定ボタン(63)、戻るボタン(64)、カーソルボタン(65)が設けられている。カーソルボタン(65)は、上ボタン(65a)と下ボタン(65b)に区分されており、例えば設定温度を入力する場合に用いられる。節電ボタン(62)は、空気調和装置(10)の消費電力を抑えた節電モードでの運転を行う場合に用いられる。
また、送信器(42)のケース(43)には、電源部(44)とリモコン制御部(45)が内蔵されている。電源部(44)は、電池によってリモコン制御部(45)を駆動するものである。図3に示すように、リモコン制御部(45)は、送信部(46)、RAM(47)、EEPROM(48)、情報復帰部(49)、異常判定部(50)および情報変換部(51)が設けられている。
RAM(47)は、操作ボタン(56)によって入力された運転情報を、該入力の度に更新して記憶する揮発性メモリである。送信部(46)は、RAM(47)に記憶された運転情報を受光部(41)へ送信するものである。EEPROM(48)は、RAM(47)に記憶された運転情報を更新して記憶すると共に、該運転情報の初期情報が予め記憶されている不揮発性メモリである。情報復帰部(49)は、例えば電池の交換等によって電源部(44)が一旦停止して復帰すると、EEPROM(48)に記憶されているRAM(47)の運転情報をRAM(47)に再び記憶させるものである。つまり、電源部(44)が停止すると、RAM(47)では記憶されていた運転情報が消去されるが、電源部(44)が復帰すると、情報復帰部(49)によってEEPROM(48)に記憶されている運転情報がRAM(47)に再記憶される。
異常判定部(50)は、EEPROM(48)に記憶されているRAM(47)の運転情報が異常か否かを判定するものである。例えば、EEPROM(48)では次のような態様で運転情報が記憶される。EEPROM(48)は、所定のbit数ごとに運転情報のバックアップデータを持ち、そのバックアップデータは元データ(運転情報)の反転データとして表される。例えば、8bitごとにバックアップデータを持つとすれば、元データ(運転情報)が「10110011」で表される場合、バックアップデータは「01001100」で表される。異常判定部(50)は、EEPROM(48)における元データ(運転情報)とバックアップデータ(反転データ)とから、SUM値を算出し、そのSUM値から運転情報が異常か否かを判定する。上記の例の場合、SUM値は「10110011」+「01001100」=「11111111」となる。つまり、元データとバックアップデータのSUM値は、何れのデータであっても「11111111」となる。しかしながら、静電気等でデータが破壊され、元の値とは異なる値でデータが保存された場合、SUM値は「11111111」とはならない。SUM値が「11111111」にならなかった場合、データ(運転情報)に異常が発生していると判定される。
情報変換部(51)は、EEPROM(48)において異常判定部(50)が異常と判定した運転情報のみを該運転情報に対応する初期情報に変換するものである。つまり、EEPROM(48)では、異常判定部(50)によって異常と判定された運転情報に代わって、それに対応する初期情報が運転情報として用いられる。
そして、異常判定部(50)および情報変換部(51)は、電源部(44)における電池の交換時に実行するように構成されている。つまり、ユーザーによる電池の交換によって電源部(44)が一旦停止して復帰すると、EEPROM(48)に記憶されている運転情報について異常か否かが判定され、異常と判定された運転情報が初期情報に変換される。
−空気調和装置の運転動作−
空気調和装置(10)は、主要な運転モードとして、冷房運転と、暖房運転と、除霜運転とを行う。
〈冷房運転〉
冷房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第1状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)、室内熱交換器(25)の順に冷媒が循環し、室外熱交換器(23)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(25)が蒸発器として機能する。室外熱交換器(23)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が、室外空気へ放熱して凝縮する。一方、室内熱交換器(25)では、膨張弁(24)を通過する際に膨張した冷媒が、室内空気から吸熱して蒸発する。室内ユニット(12)は、吸い込んだ室内空気を室内熱交換器(25)へ供給し、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ吹き出す。
〈暖房運転〉
暖房運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)を第2状態に設定した状態で、冷凍サイクルが行われる。この状態では、室内熱交換器(25)、膨張弁(24)、室外熱交換器(23)の順に冷媒が循環し、室内熱交換器(25)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室内熱交換器(25)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が、室内空気へ放熱して凝縮する。室内ユニット(12)は、吸い込んだ室内空気を室内熱交換器(25)へ供給し、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ吹き出す。一方、室外熱交換器(23)では、膨張弁(24)を通過する際に膨張した冷媒が、室外空気から吸熱して蒸発する。
〈除霜運転〉
除霜運転は、暖房運転中に室外熱交換器(23)に付着した霜を融かすための運転であって、暖房運転中に必要に応じて実行される。除霜運転中の冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)が第1状態に設定され、圧縮機(21)が作動する。また、除霜運転中には、室外ファン(15)および室内ファン(16)が停止する。そして、冷媒回路(20)では、圧縮機(21)から吐出された冷媒が室外熱交換器(23)へ供給され、室外熱交換器(23)に付着した霜が冷媒によって暖められて融解する。
−リモコン制御部の動作−
〈通常時の動作〉
先ず、リモコン制御部(45)の通常時の動作について説明する。例えば、空気調和装置(10)の停止時に、ユーザーが、リモコン(40)の運転切換ボタン(58)で冷房運転を設定し、カーソルボタン(65)で設定温度を設定した場合、運転情報として「冷房運転」および「設定温度」がRAM(47)に記憶される。続いて、RAM(47)に記憶された「冷房運転」および「設定温度」がEEPROM(48)にも記憶される。そして、空気調和装置(10)の停止時にユーザーが運転/停止ボタン(57)を押すと、RAM(47)に記憶されている各運転情報(「冷房運転」および「設定温度」)に基づく信号が、送信部(46)によって受光部(41)へ送られる。受光部(41)へ送られた信号は室内制御部(32)および室外制御部(31)へ送られて、室内温度が上記設定温度になるように空気調和装置(10)が冷房運転を開始する。
冷房運転中にユーザーが運転/停止ボタン(57)を押すと、停止信号が送信部(46)によって受光部(41)へ送られて運転(冷房運転)が停止する。運転が停止しても、RAM(47)には「冷房運転」および「設定温度」の運転情報は記憶されたままである。つまり、RAM(47)では、運転停止直前に記憶されていた運転情報が運転停止後も保持される。この運転停止状態で、再びユーザーが運転/停止ボタン(57)を押すと、RAM(47)に記憶されている各運転情報(「冷房運転」および「設定温度」)に基づく信号が、送信部(46)によって受光部(41)へ送られ、再び冷房運転が開始される。つまり、リモコン制御部(45)では、運転停止の状態から運転/停止ボタン(57)を押すと、RAM(47)に記憶されている運転情報が受光部(41)へ送られる。
また、例えば、冷房運転中にユーザーが設定温度を変更すると、RAM(47)に記憶されている「設定温度」の運転情報が変更後の「設定温度」に更新される。つまり、変更後の「設定温度」が上書き保存される。続いて、RAM(47)で更新された「設定温度」の運転情報がEEPROM(48)においても上書き保存される。つまり、リモコン制御部(45)では、RAM(47)において更新された運転情報は、随時、EEPROM(48)においても更新して記憶される。
ここで、RAM(47)やEEPROM(48)に記憶される運転情報としては、運転切換ボタン(58)で設定される運転モード(冷房運転や暖房運転)や、カーソルボタン(65)で設定される設定温度の他に、風量ボタン(59)で設定される風量(室内ユニット(12)における空気の吹き出し量)、風向ボタン(60)で設定される風向(室内ユニット(12)における空気の吹き出し方向)、節電ボタン(62)で設定される節電モード等が挙げられる。
〈電池交換時の動作〉
電池交換時のリモコン制御部(45)の動作について説明する。例えば運転停止時に、ユーザーが電源部(44)の電池を取り出すと、電源部(44)が停止するため、RAM(47)では記憶されていた運転情報が消滅する。一方、EEPROM(48)では記憶されている運転情報およびその初期情報は消滅せずにそのまま保存される。
続いて、ユーザーが新しい電池を電源部(44)に装着すると、異常判定部(50)がEEPROM(48)に記憶されている運転情報(運転モードや設定温度、風向等)が異常か否かを判定する。そして、EEPROM(48)において、正常と判定された運転情報についてはそのまま保存され、異常と判定された運転情報については情報変換部(51)によってその運転情報に対応する初期情報に変換される。つまり、異常と判定された運転情報については、初期情報が新たな運転情報として保存される。例えば、「設定温度」の運転情報が異常であると判定されると、予め記憶されている初期情報の「設定温度(例えば、冷房運転では27℃、暖房運転では22℃)」が運転情報として保存される。
なお、他の運転情報の初期情報について例示すると、「運転モード」の初期情報は送風運転に、「風向」の初期情報はある一定の方向に、「風量」の初期情報は弱に設定されている。
情報変換部(51)による初期情報への変換動作が終了すると、情報復帰部(49)によって、EEPROM(48)に記憶されている各運転情報がRAM(47)に記憶される。そして、ユーザーが運転/停止ボタン(57)を押すと、上述したようにRAM(47)に記憶されている各運転情報に基づく信号が受光部(41)へ送られる。このように、EEPROM(48)からRAM(47)に記憶される運転情報は全て正常なものとなっており、よって、RAM(47)から受光部(41)へは全て正常な運転情報が送られる。
つまり、本実施形態のリモコン制御部(45)では、電源部(44)の電池交換によって全ての運転情報が消滅したRAM(47)に対してEEPROM(48)の運転情報を保存する(復帰させる)前に、EEPROM(48)に記憶されている運転情報が正常であるかを確認して異常である場合は初期情報に変換するようにしている。このため、RAM(47)から受光部(41)へ異常状態の運転情報が送られることはなく、空気調和装置(10)ではユーザーの意図と著しく異なる内容で運転が行われることはない。例えば、EEPROM(48)において、冷房運転時の「設定温度25℃」の運転情報が、それぞれ「暖房運転」および「設定温度50℃」の異常な運転情報となった場合、この異常な運転情報がそのままRAM(47)に記憶されて受光部(41)へ送られることはなく、初期情報の「設定温度(27℃)」に変換されて受光部(41)へ送られるため、ユーザーの意図と著しく異なる内容で運転が行われる状態を回避することができる。
−実施形態の効果−
以上のように、本実施形態のリモコン(40)によれば、電源部(44)が停止して復帰すると、EEPROM(48)に記憶されている運転情報をRAM(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、EEPROM(48)に記憶されている運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、EEPROM(48)において異常と判定された運転情報を該運転情報に対応する初期情報に変換する情報変換部(51)とを備えるようにした。そのため、EEPROM(48)からRAM(47)に異常状態の運転情報が記憶されることはなく、RAM(47)から受光部(41)へ異常状態の運転情報が送られることがなくなる。これにより、空気調和装置(10)がユーザーの意図と著しく異なる内容で運転を行うことを回避することができる。その結果、ユーザーの快適性を向上させることができる。
また、本実施形態のリモコン(40)によれば、電源部(44)の電池交換時に、異常判定部(50)による判定動作と情報変換部(51)による初期情報への変換動作を実行するようにした。本実施形態のリモコン(40)は、電池によって駆動されるものであるところ、電池交換を定期的に行う必要があるため、商用電源と接続されるワイヤードリモコンのように駆動電力が安定して供給されるものとは異なり、駆動電力が一時的に途絶えてしまうことが頻繁に生じる。つまり、電池によって駆動されるワイヤレス型のリモコン(40)の場合、EEPROM(48)の運転情報がRAM(47)に記憶されるという動作が頻繁に生じる。そのため、異常状態の運転情報が受光部(41)へ送られる頻度が高くなるが、本実施形態ではこれを確実に防止することが可能である。
また、本実施形態のリモコン(40)では、EEPROM(48)において異常と判定された運転情報のみを初期情報に変換するようにしているため、全ての運転情報を初期情報に変換する場合に比べて、空気調和装置(10)はユーザーの意図により近い内容で運転を行うことができる。
−実施形態の変形例−
本変形例は、図4に示すように、上記実施形態に係るリモコン制御部(45)において情報変換部(51)を入力要求部(52)に変更したものである。
入力要求部(52)は、上記異常判定部(50)が異常と判定した運転情報についてユーザーの再入力を要求するものである。入力要求部(52)は、液晶表示部(55)に「入力要求」の指示を表示したり、その表示と共に音声を出力したりして、ユーザーに再入力を要求する。ユーザーは、入力要求を受けると、異常と判定された運転情報について操作ボタン(56)で再入力する。
ユーザーによって再入力された運転情報は、RAM(47)に記憶される。EEPROM(48)では、異常と判定された運転情報が、ユーザーの再入力によってRAM(47)に記憶された運転情報に更新される。そして、情報復帰部(49)によって、EEPROM(48)に記憶されている各運転情報がRAM(47)に記憶される。これにより、RAM(47)に記憶される運転情報は、全てユーザーによって入力された運転情報となる。
以上のように、本変形例では、異常と判定された運転情報をユーザーによって再入力された運転情報に変換するようにしたため、空気調和装置(10)はユーザーが意図した内容の運転を行うことが可能となる。よって、ユーザーの快適性が一層向上する。その他の構成、作用および効果は上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態では、電源部(44)の電池交換時に異常判定部(50)および情報変換部(51)が実行するようにしたが、何らかの原因で抜け落ちた電池を元に戻す際にも実行させるようにしてもよいことは勿論である。つまり、本実施形態のリモコン制御部(45)は、電源部(44)が一旦停止して復帰する際に、異常判定部(50)や情報変換部(51)(入力要求部(52))を実行させるようにすればよい。
本発明は、空調機のワイヤレスリモコンについて有用である。
10 空気調和装置
40 ワイヤレスリモコン
44 電源部
46 送信部
47 RAM(揮発性メモリ)
48 EEPROM(不揮発性メモリ)
49 情報復帰部
50 異常判定部
51 情報変換部
52 入力要求部

Claims (4)

  1. ユーザーによって空気調和装置の運転情報が入力され、該運転情報を該入力の度に更新して記憶する揮発性メモリ(47)と、
    上記揮発性メモリ(47)の運転情報を空気調和装置へ送信する送信部(46)と、
    上記運転情報の初期情報が予め記憶されると共に、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を更新して記憶する不揮発性メモリ(48)と、
    電池によって上記揮発性メモリ(47)を駆動する電源部(44)と、
    上記電源部(44)が停止して復帰すると、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報を上記揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、
    上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、
    上記不揮発性メモリ(48)において上記異常判定部(50)が異常と判定した運転情報を該運転情報に対応する初期情報に変換する情報変換部(51)とを備えている
    ことを特徴とするワイヤレスリモコン。
  2. ユーザーによって空気調和装置の運転情報が入力され、該運転情報を該入力の度に更新して記憶する揮発性メモリ(47)と、
    上記揮発性メモリ(47)の運転情報を空気調和装置へ送信する送信部(46)と、
    上記運転情報の初期情報が予め記憶されると共に、上記揮発性メモリ(47)の運転情報を更新して記憶する不揮発性メモリ(48)と、
    電池によって上記揮発性メモリ(47)を駆動する電源部(44)と、
    上記電源部(44)が停止して復帰すると、上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報を上記揮発性メモリ(47)に記憶させる情報復帰部(49)と、
    上記不揮発性メモリ(48)に記憶されている上記揮発性メモリ(47)の運転情報が異常か否かを判定する異常判定部(50)と、
    上記異常判定部(50)が異常と判定した運転情報についてユーザーの再入力を要求する入力要求部(52)とを備えている
    ことを特徴とするワイヤレスリモコン。
  3. 請求項1において、
    上記異常判定部(50)および情報変換部(51)は、上記電池の交換時に実行する
    ことを特徴とするワイヤレスリモコン。
  4. 請求項2において、
    上記異常判定部(50)および入力要求部(52)は、上記電池の交換時に実行する
    ことを特徴とするワイヤレスリモコン。
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