JP2015063949A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン吸気系まわりの部品の効果的な配設構造を実現する自動二輪車を提供する。【解決手段】スロットルボディ20及びサージタンク29はシリンダヘッド14の後方に配置されると共に、インタークーラ28はシリンダヘッド14及びスロットルボディ20よりも後方に位置してサージタンク29に隣接して配置される。過給機30はインタークーラ28の前方に設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は自動二輪車、特にはそのエンジンの吸気系まわりの部品の配設構造に関するものである。
自動二輪車等の車両において、エンジンの燃費改善と出力向上を図るために、エンジンの排気量ダウン及び過給機の組合せを用い、即ちエンジンの小排気量化と過給機による吸気効率の向上を同時に行う場合がある。
過給機を用いると、過給機により加圧された空気が高温になるため、そのままでは吸気効率低下の原因になる。吸気効率を犠牲しないように吸気を冷却すべくインタークーラが追加される。このように過給機を使用する場合には通常、インタークーラが併用される。
特開2010−163891号公報
上記のように過給機及びインタークーラを併用するエンジンにおいて、インタークーラによって吸入空気を効率よく冷却することと、ターボラグ(応答遅れ)を減少させるための効果的な部品配置、配管とが要請される。従来より自動二輪車等にあっては限られた狭小スペース内でこの種の要請に対応するのは容易ではなかった。
なお、特許文献1にはエンジンのシリンダヘッドから後方にスロットルボディ、インタークーラ及びエアクリーナの順で、それらをシートのレールの間に配置した構造が開示されている。
本発明はかかる実情に鑑み、特にエンジン吸気系まわりの部品の効果的な配設構造を実現する自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明の自動二輪車は、シリンダヘッドの前側にてエキゾーストパイプが接続される排気口とその後側にてスロットルボディが接続される吸気口とを備えるエンジンと、このエンジンの前側に配置されて吸入した燃焼用の空気を圧縮する過給機と、この過給機によって圧縮された空気を冷却するためのインタークーラと、このインタークーラからの空気をスロットルボディに流すサージタンクと、を備える自動二輪車において、前記スロットルボディ及び前記サージタンクは前記シリンダヘッドの後方に配置されると共に、前記インタークーラは前記シリンダヘッド及び前記スロットルボディよりも後方に位置して前記サージタンクに隣接して配置され、前記過給機は前記インタークーラの前方に設けられることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記インタークーラは、空気の流入口と流出口とが一方側に設定され、内部の空気流路が略U字形状となることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記インタークーラは着座シート下方に配置され、車体平面視において少なくともその一部が前記着座シート前端に対して後方に位置することを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記インタークーラは、その放熱面側が後輪上方の空間に臨む態様で配置されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記インタークーラは、その一部が前記サージタンクと上下方向に重なることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記インタークーラは、その長手方向が車体前後方向に延びて配置されることを特徴とする。
本発明によれば、インタークーラをサージタンクに隣接配置することで、両者間の空気経路を短縮できてスロットルレスポンスが向上する。また、配管類を減らすことができるため軽量化、部品点数減にも繋がる。また、インタークーラをエンジンの後方に配置することで、ラジエータや排気管、及び過給機が配置されるエンジンの前方のレイアウトを容易にできる。
また、過給機をインタークーラの前方に配置することで、過給機がエンジン付近に配置されることになり、吸気系部品を集約できるため配管を短縮、簡略化できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の前方斜視図である。 本発明の実施形態に係る自動二輪車の後方斜視図である。 本発明の実施形態に係るエンジンユニットまわりの側面図である。 本発明の実施形態に係るエンジンユニットまわりの上面図である。 本発明の実施形態に係るエンジンユニットまわりの底面図である。 本発明の実施形態に係るエンジンユニットの吸気系まわりを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る吸気系まわりを含めたエンジンの左側面図である。 本発明の実施形態に係る吸気系まわりを含めたエンジンの右側面図である。 本発明の実施形態に係る吸気系まわりを含めたエンジンの上面図である。 本発明の実施形態に係る吸気系における吸気の流通経路を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るインタークーラを示す斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明における自動二輪車における好適な実施の形態を説明する。
図1〜図3は、本発明の適用例としての自動二輪車100の概略構成を示し、図1は側面図、図2は前方斜視図、図3は後方斜視図である。先ず、これらの図を用いて、自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、図1〜図3を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
図1〜図3において鋼製あるいはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101(メインフレーム)の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはステアリングブラケット105を介してハンドルバー104が固定される。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106の上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。
車体フレーム101はステアリングヘッドパイプ102の後部に一体的に結合し、後方に向けて左右一対で二又状に分岐し、ステアリングヘッドパイプ102から後下方に拡幅しながら延設する。本例では高速性能を要求される車両等に好適なものとして採用される所謂、ツインスパータイプのフレームであってよい。なお、図示を省略するが車体フレーム101の後部付近から、後上りに適度に傾斜してシートレールが後方へ延出し、シート108(着座シート)を支持する。また、車体フレーム101はその後端部付近で下方へ湾曲もしくは屈曲し、その下端にて左右が相互に結合し、全体として内側にスペースが形成された立体的構造を有する。
車体フレーム101の後端下方付近にはピボット軸109を介して、スイングアーム110が上下方向に揺動可能に結合する。スイングアーム110の後端には後輪111が回転可能に支持される。この例では後輪111はスイングアーム110の後部側で片持ち式に支持される。車体フレーム101とスイングアーム110の間にはリヤショックアブソーバ112が装架されるが、特にリヤショックアブソーバ112の下端側はリンク機構113を介して車体フレーム101及びスイングアーム110の双方に連結される。後輪111には、後述するエンジンの動力を伝達するチェーン118が巻回されるドリブンスプロケット114が軸着し、後輪111はこのドリブンスプロケット114を介して回転駆動される。後輪111の直近周囲にはその前上部付近を覆うインナフェンダ115が設けられる。
車両外装において、詳細図示を省略するがカウリングあるいはサイドカウルによって車両の主に前部及び左右両側部が覆われる。また、車両後部ではシート108まわりにシートカバーもしくはシートカウル116が被着し、これらの外装部材により所謂、流線型を有する車両の外観フォルムが形成される。なお、シート108の前側には燃料タンク117が搭載される。
自動二輪車100の略車両中央部においてエンジンユニット10が搭載される。次に図4〜図6を参照して、エンジンユニット10はエンジン11を有し、本実施形態では水冷式多気筒の4サイクルガソリンエンジンを使用する。エンジン11は♯1気筒及び♯2気筒が左右(車幅方向)に並設された並列2気筒エンジンとし、左右に水平支持されるクランクシャフトを収容するクランクケース12の上方にシリンダ13、シリンダヘッド14及びシリンダヘッドカバー15が順次重なるように一体的に結合し(図4)、最下部にはオイルパン16が付設される。なお、エンジン11のシリンダ軸線は前方に適度に傾斜し、またオイルパン16は実質的に左方へ偏倚して配置される。かかるエンジン11は複数のエンジンマウントを介して車体フレーム101に懸架されることで車体フレーム101の内側に一体的に結合支持され、それ自体で車体フレーム101の剛性部材として作用する。
クランクケース12の後部にはトランスミッションケース17が結合し、このトランスミッションケース17内には図示しないカウンタシャフトや複数のトランスミッションギアが配設される。エンジンユニット10の動力はクランクシャフトからトランスミッションを経て最終的に、その出力端であるドライブスプロケット18(図4等参照)へ伝達され、このドライブスプロケット18が動力伝達用チェーン118(図1参照)を介してドリブンスプロケット114、従って後輪111を回転駆動するようになっている。
なお、クランクケース12とトランスミッションケース17は相互に一体的に結合し、全体としてエンジンユニット10のケーシングアセンブリを構成する。このケーシングアセンブリの適所にはエンジン始動用のスタータモータやクラッチ装置等を始めとする複数の補機類が搭載もしくは結合し、これらを含めたエンジンユニット10全体が車体フレーム101によって支持される。
エンジン11には更に、エアクリーナ及び燃料供給装置(これらについては後述するものとする)からそれぞれ供給される空気(吸気)及び燃料でなる混合気を供給する吸気系、燃焼後の排気ガスをエンジン11から排出する排気系、エンジン11を冷却する冷却系及びエンジン11の可動部を潤滑する潤滑系、更にはそれらを作動制御する制御系(ECU;Engine Control Unit)が付属する。制御系の制御により複数の機能系が上述の補機類等と協働し、これによりエンジンユニット10全体として円滑作動が遂行される。
より具体的には先ず、吸気系において♯1及び♯2気筒ともシリンダヘッド14の後側に吸気口19(インテークポート;図4参照)が開口し、この吸気口19に吸気管21(インテークパイプ)を介してスロットルボディ20が接続される。スロットルボディ20にはその内部に形成されている吸気流路を、アクセル開度に応じて開閉するスロットルバルブ(図示せず)が装着され、後述するエアクリーナから送給されてくる空気の流量が制御される。この例では♯1及び♯2気筒のスロットルバルブ軸が同軸に配置され、これを電気もしくは電磁式に駆動するバルブ駆動機構22を有する。一方、各スロットルボディ20にはスロットルバルブの下流側には燃料噴射用のインジェクタ23が配置され、これらのインジェクタ23に対して燃料ポンプによって燃料タンク117内の燃料が供給される。この場合、各インジェクタ23はその上側にて車幅方向に横架されたデリバリパイプ24と接続され、燃料ポンプに接続されたデリバリパイプ24から燃料が配給されるようになっている。各インジェクタ23は制御系の制御により所定タイミングでスロットルボディ20内の吸気流路に燃料を噴射し、これにより♯1及び♯2気筒のシリンダ13に所定空燃比の混合気が供給される。
ここで、図4あるいは図6に示したようにエンジン11の下部、即ちクランクケース12の左側に設けられたマグネト室25の下方であって、オイルパン16の左側方に所定間隔あけてエアクリーナ26(図4等において一点鎖線により略記される)が隣接配置される。エアクリーナ26は箱型のケーシング内にエアフィルタが装着されており、そのケーシング内に取り込んだ空気を該エアフィルタで清浄化する。エアクリーナ26のケーシング前面部には清浄化された空気の流出口が開設されており、この流出口に空気送給パイプ27が接続される。空気送給パイプ27はエアクリーナ26から延出して図4に示されるようにクランクケース12の前方に回り込んで、その後上方へ湾曲し、更にシリンダ13の左側方を通って本例では空冷式のインタークーラ28に接続される。
インタークーラ28は空気送給パイプ27から供給された空気を冷却し、その冷却された空気は、サージタンク29を介して♯1及び♯2気筒のスロットルボディ20に供給されるようになっている。なお、本例では空気送給パイプ27の途中、即ちエンジン11の前側に配置されて、吸入した空気を圧縮する過給機30(ターボチャージャ)を備える。これらインタークーラ28及び過給機30等の具体的構成等については後述するものとする。
次に、排気系において♯1及び♯2気筒ともシリンダヘッド14の前側にて排気口31(エキゾーストポート;図4参照)が開口し、この排気口31に排気管32(エキゾーストパイプ)が接続される。各気筒の排気管32は排気口31から一旦下方へ延出して、シリンダ13の前側で合流して一体化し、その後クランクケース12の右方下部に回り込んで、更に後方へ延出する。排気管32の後端にはマフラ(消音器)が取り付けられる。なお、本例では排気管32の途中に過給機30の駆動部側、即ちタービンが配置され、このタービンにより回転駆動されるコンプレッサが空気送給パイプ27の途中に配置される。このように本実施形態ではエンジン11の排気流を利用して、エアクリーナ26から吸入した空気を加圧してインタークーラ28に供給するターボチャージャを採用する。
また、冷却系において詳細な図示は省略するが、シリンダ13を含むシリンダブロックの周囲には冷却水が循環するように形成したウォータジャケットが構成されると共に、該ウォータジャケットに送給される冷却水を冷却するラジエータ33を装備する。なお、ラジエータ33はエンジンユニット10の前部にて車体フレーム101等を利用して、それらの適所に支持される。
更に、エンジンユニット10の可動部に潤滑油を供給して、それらを潤滑するための潤滑系が構成される。この潤滑系には、なお同様に詳細な図示は省略するが、クランクシャフトやシリンダヘッド14内に構成される動弁装置、そしてそれらを連結するカムチェーン、トランスミッション等々が含まれる。本実施形態において潤滑系に対して、通常のオイルポンプを使用するが、このオイルポンプによりオイルパン16から吸い上げたオイルを潤滑系に送給する。
さて、本発明のエンジンユニット10の特に吸気系まわりについて説明すると、図7に示されるようにスロットルボディ20及びサージタンク29はシリンダヘッド14の後方に配置されると共に、インタークーラ28はシリンダヘッド14及びスロットルボディ20よりも後方に位置してサージタンク29に隣接して配置される。また、過給機30はインタークーラ28の前方に設けられる。
更に、図8は吸気系まわりを含めたエンジン11の左側面図、図9はその右側面図、図10はその上面図を示し、これらの図も参照する。インタークーラ28はこの例では前側が適度に下がるように傾斜配置された薄箱型を呈し、その長手方向が車体前後方向に延びて配置される。インタークーラ28の箱型の前端面に前方より空気送給パイプ27が接続される。ここで図1を参照して、インタークーラ28はシート108の下方に配置され、車体平面視において少なくともその一部(後部付近)がシート108の前端に対して後方に位置する。
また、インタークーラ28の箱型の上面を受風面28Aとし、その下面を放熱面28Bとする。インタークーラ28を傾斜させて受風面28Aを斜め前方に向けることで、傾斜させないで水平配置する場合に比べて、冷却風の導入から排出までの経路上の屈曲が減らせて、車体前方から取入れた走行風を受け易く、またインタークーラ28を通過した排熱風を後方へと流し易くする。更に、インタークーラ28の下面の放熱面28B側が図1及び図3に示されるように後輪111の上方の空間に臨む態様で配置される。
図11は、吸気系における空気の流通経路を模式的に示している。上述のようにインタークーラ28の前端面に接続された空気送給パイプ27は、インタークーラ28内部と連通し、即ちインタークーラ28の前部側に空気の流入口28aが配置される。インタークーラ28の内部中央には長手方向に沿って仕切板34が設けられ、この場合インタークーラ28の後端まで達しておらず、これによりインタークーラ28内部の空気流路が略U字形状となる。この例ではインタークーラ28の左側において前方より後方へ流れ、後端部で折り返してインタークーラ28の右側において後方より前方へと流れる流路が形成される。また、インタークーラ28の箱型の前端部の上面には図12等に示されるように出口パイプ35が接続され、即ちこの場合もインタークーラ28の前部側に空気の流出口28bが配置され、このように本例のインタークーラ28では、空気の流入口28aと流出口28bとが一方側に設定される。
サージタンク29は上述したようにシリンダヘッド14の後方に配置されるが、後端側の下面で出口パイプ35と接続する(図8及び図9等参照)。また、図10等の平面視では♯1及び♯2気筒のスロットルボディ20に向けて拡幅して概略三角形状を呈し、前端面でそれらのスロットルボディ20と接続する。この場合、図8あるいは図9等に示されるようにインタークーラ28の一部(前部付近)がサージタンク29と上下方向に重なって配置される。
次に本発明における主だった作用等について説明する。先ず、インタークーラ28をサージタンク29に隣接配置することで、両者間の空気経路を短縮できてスロットルレスポンスが向上する。また配管類を減らすことができるため軽量化、部品点数減にも繋がる。また、インタークーラ28をエンジン11の後方に配置することで、ラジエータ33や排気管32、及び過給機30(主にターボの場合)が配置されるエンジン11の前方側のレイアウトを容易化できる。
また、過給機30をインタークーラ28の前方に配置することで、過給機30がエンジン11付近に配置されることになり、吸気系部品を集約できるため配管を短縮、簡略化できる。また、部品重量が車体中央部に集中するため、車両の操作性が向上する。本例において排気流を利用して吸入空気を圧縮する所謂ターボである過給機30は、シリンダ13の前側から延びる排気管32に隣接してエンジン11の前方に配置する必要が有るが、インタークーラ28を後方に配置したことでエンジン11前方のレイアウトを容易にしている。
また、インタークーラ28において、空気の流入口28aと流出口28bとが一方側(車体前半部)に位置し、内部の空気流路が略U字形状となる。これにより空気の流路をインタークーラ28の内部で折り返す構成とすることで、折返し型のU字配管を設けた場合に較べてインタークーラ28を、従来のU字配管の占有分広く設定できる。これによりシート108下側の限られた空間もしくはスペースを最大限に活用できるため吸入空気の冷却効率が向上する上、部品点数も減らすことが可能になる。
また、インタークーラ28は、シート108の下方に位置し、車体平面視において少なくとも一部がシート108の前端に対して後方に位置する。これにより高温の排熱風を発するインタークーラ28を、シート108の下方(真下もしくは後方)に配置することで、シート108の前方に設けた場合に較べて排熱風が乗員に当り難くなり、乗員における快適性が向上する。
また、インタークーラ28は、片側の放熱面28Bが後輪111の上方(且つシート108の下方)の空間に臨む態様で配置される。これによりインタークーラ28を、車体後部のシート108の下方の空間に露出するように配置することで、放熱面28Bが外気に触れて空気を冷却し易く、更に排熱風の抜けが良くなって放熱性に優る。
また、インタークーラ28の一部がサージタンク29と上下方向に重なることにより、構成部品を集約して配置することで、過給機30からの空気送給パイプ27を更に短縮できる。この場合、構成部品の重量が車体中央部に集中化するため、車両の操作性が向上する。
更に、インタークーラ28は、長手方向が車体前後方向に延びて配置される。これにより前方に位置する過給機30から前後方向に延びる空気送給パイプ27に対して、空気の流路が略ストレートになるようにインタークーラ28を配置することで、空気に流れに対する抵抗部が減ってスロットルレスポンスに優る。また、前後に細長く延びる自動二輪車100等において、インタークーラ28を前後に延ばすことで最小限の経路の折返しで通過経路長を確保でき、冷却効率に優る。
上記の場合、過給機30はエンジン11(クランクケース12)の前方下部に位置し、エアクリーナ26はエンジン11(クランクケース12)の側方下部に位置する。このように過給機30と近接させることで配管が短縮できる。
また、インタークーラ28は水冷式でもよい。
また、自動二輪車100において車体前部からインタークーラ28の前側面へと走行風を誘導するダクトを有するとよい。
また、カバー付の車両の場合は、車体後部(シート108の下方)のシートカバーに排風口を設け、カバー内を通過してインタークーラ28の後側面と排風口とを繋ぐ排風ダクトを有するとよい。
また、インタークーラ28の後側面は直接車体外側に露出していてもよい。
また、シートカバーの排風口は、車体後端に位置してもよく、また乗員用シートの後方ならば車体上方に向けて設けてもよい。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態において水冷式の並列2気筒エンジンの例で説明したが、エンジン11の気筒数や冷却方式等は適宜選択可能であり、例えば3気筒以上の空冷エンジンに対しても適用可能である。
10 エンジンユニット、11 エンジン、12 クランクケース、13 シリンダ、14 シリンダヘッド、16 オイルパン、17 トランスミッションケース、18 ドライブスプロケット、19 吸気口、20 スロットルボディ、21 吸気管、22 バルブ駆動機構、23 インジェクタ、24 デリバリパイプ、25 マグネト室、26 エアクリーナ、27 空気送給パイプ、28 インタークーラ、29 サージタンク、30 過給機、31 排気口、32 排気管、33 ラジエータ、34 仕切板、35 出口パイプ、100 自動二輪車。

Claims (6)

  1. シリンダヘッドの前側にてエキゾーストパイプが接続される排気口とその後側にてスロットルボディが接続される吸気口とを備えるエンジンと、このエンジンの前側に配置されて吸入した燃焼用の空気を圧縮する過給機と、この過給機によって圧縮された空気を冷却するためのインタークーラと、このインタークーラからの空気をスロットルボディに流すサージタンクと、を備える自動二輪車において、
    前記スロットルボディ及び前記サージタンクは前記シリンダヘッドの後方に配置されると共に、前記インタークーラは前記シリンダヘッド及び前記スロットルボディよりも後方に位置して前記サージタンクに隣接して配置され、
    前記過給機は前記インタークーラの前方に設けられることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記インタークーラは、空気の流入口と流出口とが一方側に設定され、内部の空気流路が略U字形状となることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記インタークーラは着座シート下方に配置され、車体平面視において少なくともその一部が前記着座シート前端に対して後方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 前記インタークーラは、その放熱面側が後輪上方の空間に臨む態様で配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  5. 前記インタークーラは、その一部が前記サージタンクと上下方向に重なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
  6. 前記インタークーラは、その長手方向が車体前後方向に延びて配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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Citations (6)

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