JP2017081334A - 鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2017081334A
JP2017081334A JP2015210450A JP2015210450A JP2017081334A JP 2017081334 A JP2017081334 A JP 2017081334A JP 2015210450 A JP2015210450 A JP 2015210450A JP 2015210450 A JP2015210450 A JP 2015210450A JP 2017081334 A JP2017081334 A JP 2017081334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
engine
intercooler
supercharger
type vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015210450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6610165B2 (ja
Inventor
慎太郎 八木
Shintaro Yagi
慎太郎 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2015210450A priority Critical patent/JP6610165B2/ja
Priority to US15/334,983 priority patent/US10247088B2/en
Priority to DE102016012822.4A priority patent/DE102016012822B4/de
Publication of JP2017081334A publication Critical patent/JP2017081334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6610165B2 publication Critical patent/JP6610165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】吸気配管を流通する空気が受ける抵抗を小さくし、エンジンのレスポンスを高め、ターボラグを小さくし、また、吸気系の部品をコンパクトに配置し、車幅を小さくする。【解決手段】過給機121を備えた自動二輪車であって、エンジン12の前方に過給機121が配置され、エンジン12の上方であって過給機121の上方にはエアクリーナ115およびインタークーラ131が配置されている。また、エアクリーナ115およびインタークーラ131は車幅方向に並んで配置されており、インタークーラ131は、過給機121のコンプレッサ部123とは車幅方向において反対側に配置されている。また、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182は短く、直線状に伸長し、エンジン12の前方に配管されている。【選択図】図10

Description

本発明は過給機を備えた鞍乗型車両に関する。
自動二輪車等の鞍乗型車両に過給機を設け、過給機により圧縮した空気をエンジンの燃焼室へ供給することにより、エンジンの熱効率を高め、出力を増加させることができる。下記の特許文献1には過給機を備えた鞍乗型車両が記載されている。
特許文献1に記載された鞍乗型車両は、外気を浄化するエアクリーナと、エアクリーナにより浄化された空気を圧縮する過給機と、過給機により圧縮されて高温になった空気を冷却するインタークーラと、インタークーラにより冷却された空気を一時的に貯えてからエンジンへ供給するサージタンクとを備えている。また、当該鞍乗型車両において、エアクリーナと過給機との間はエアインテーク配管により接続されている。また、過給機とインタークーラとの間はエアアウトレット配管により接続されている。また、インタークーラとサージタンクとは互いに隣接しており、両者間は短い管路を介して直接的に接続されている。
特開2015−83437号公報
ところで、過給機により空気を圧縮してエンジンへ供給する鞍乗型車両は、過給機、インタークーラ、およびこれらの間を接続するエアアウトレット配管等を設ける分、自然吸気の場合と比較して吸気系の部品が多くなる。また、エンジンの排気ガスを利用してタービンを駆動させる過給機(ターボチャージャー)の場合には、排気ガスを過給機のタービンに円滑に供給する必要があるため、エンジンの前部に設けられた排気ポートの近くに過給機を配置することが望ましく、それゆえ、過給機はエンジンの前方に配置されることが多い。その一方、エンジンの吸気ポートはエンジンの後部にあるため、吸気系の下流側を構成するサージタンクは、エンジンの後ろ側に配置されることが多い。さらに、エアクリーナは、燃料の燃焼に用いる外気をエアクリーナに導く経路(ダクト等)のレイアウトとの関係で配置箇所が制限される。また、インタークーラも圧縮空気の冷却に用いる外気をインタークーラに導く経路のレイアウトとの関係で配置箇所が制限される。このような事情から、過給機を備えた鞍乗型車両においては、エンジンの周囲において、吸気系の多数の部品を配置する位置を決定することが難しい。
特許文献1に記載の鞍乗型車両においては、エアクリーナがエンジン下部後ろ側に配置され、過給機がエンジンの下部前側に配置され、インタークーラおよびサージタンクがエンジンの後方に配置されている。過給機とインタークーラとがエンジンの前後に分散して配置され、両者間が互いに離れているため、過給機とインタークーラとの間を接続するエアアウトレット配管が長い。このため、エアアウトレット配管を流れる空気が受ける抵抗が大きくなり、スロットル操作に対するエンジンのレスポンスが低下し、またはターボラグが大きくなるおそれがある。
また、特許文献1に記載の鞍乗型車両においては、エンジンの前後に分散配置されたエアクリーナ、過給機およびインタークーラをそれぞれ接続するエアインテーク配管およびエアアウトレット配管がエンジンの側方に配置されているため、鞍乗型車両の車幅を大きくなるおそれがある。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、エアインテーク配管、エアアウトレット配管等の吸気配管を流通する空気が受ける抵抗を小さくし、エンジンのレスポンスを高め、またはターボラグを小さくすることができる鞍乗型車両を提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、吸気系の部品をコンパクトに配置し、車幅を小さくすることができる鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型車両は、ヘッドパイプ、および前記ヘッドパイプに接続され、前記ヘッドパイプから車幅方向の一側および他側にそれぞれ拡開しつつ後方へ伸長する一対のフレーム部材を有する車体フレームと、前記一対のフレーム部材間に支持されたエンジンと、燃料燃焼用の空気を浄化するエアクリーナと、前記エアクリーナにより浄化された空気を圧縮する過給機と、前記過給機により圧縮された空気を冷却して前記エンジンに供給するインタークーラとを備え、前記過給機は前記エンジンの前方に配置され、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは前記エンジンの上方でありかつ前記過給機の上方に配置されていることを特徴とする。
本発明のこの態様によれば、過給機をエンジンの前方に配置すると共に、エアクリーナおよびインタークーラをエンジンの上方でかつ過給機の上方に配置することにより、エアクリーナ、過給機およびインタークーラをエンジンの前方から上方にかけての領域に集約することができる。これにより、エアクリーナと過給機との間を接続する吸気配管(エアインテーク配管)、および過給機とインタークーラとの間を接続する吸気配管(エアアウトレット配管)をいずれも、エンジンの前方を上下方向に伸長する直線状の短い配管とすることができる。したがって、吸気配管を流れる空気が受ける抵抗を小さくすることができ、これにより、エンジンのレスポンスを高め、またはターボラグを小さくすることができる。また、エンジンの側方を横切る吸気配管を廃することができ、車幅を小さくすることができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、当該鞍乗型車両の上面視において、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは前記過給機と重なり合う位置に配置されていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナと過給機とを互いに接近させることができ、また、インタークーラと過給機とを互いに接近させることができる。したがって、エアクリーナと過給機との間を接続する吸気配管、およびインタークーラと過給機との間を接続する吸気配管をそれぞれ短くすることができ、これら吸気配管を流れる空気が受ける抵抗を小さくすることができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは車幅方向に並んで配置されていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナと過給機との間の距離、およびインタークーラと過給機との間の距離を同等に短くすることができ、これにより、エアクリーナと過給機との間を接続する吸気配管、およびインタークーラと過給機との間を接続する吸気配管をいずれも短くすることができる。したがって、これら吸気配管を流れる空気が受ける抵抗を小さくすることができる。また、エアクリーナと過給機との間を接続する吸気配管と、インタークーラと過給機との間を接続する吸気配管とを、上下に互いに略同じ方向に伸長するように配管することができ、かつ、これら2本の吸気配管を互いに接近させることができる。これにより、過給機の下流側の空気を上流側へ逃がすために過給機を介さずに空気を一方の吸気配管(エアアウトレット配管)から他方の吸気配管(エアインテーク配管)へ流通させるバイパス配管を短くすることができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、前記過給機は、前記エンジンの排気ガスにより駆動するタービンを有するタービン部と、前記タービンの動力により駆動して空気を圧縮するコンプレッサ部とを備え、前記タービン部および前記コンプレッサ部は車幅方向に並んで配置され、前記インタークーラと前記コンプレッサ部とは車幅方向において互いに反対側に配置されていることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナとコンプレッサ部の吸込口とを接続する吸気配管と、コンプレッサ部の吐出口とインタークーラとを接続する吸気配管とを交差させることなく、並列に伸長するように配置することができる。したがって、各吸気配管の伸長の態様を直線に近づけることができ、各吸気配管を短くすることができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、前記インタークーラにより冷却された空気を一時的に貯え、当該貯えた空気を前記エンジンへ供給するサージタンクを備え、前記サージタンクは前記エアクリーナの後方に配置されている構成としてもよい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナおよびインタークーラが車幅方向に並んで配置されている場合において、エアクリーナ、インタークーラおよびサージタンクを集約することができる。これにより、インタークーラとサージタンクとの間を接続する配管を短くすることができ、エンジンのレスポンスを高め、ターボラグを小さくすることができる。また、例えばエアクリーナのケースとサージタンクとを単一の成形品により形成することや、その成形品にインタークーラを取り付けてユニット化することを容易に実現することができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、前記エアクリーナおよび前記サージタンクは当該鞍乗型車両の前後方向において互いに隣接して配置されている構成としてもよい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナとサージタンクとを集約することができ、例えばエアクリーナのケースとサージタンクとを単一の成形品により形成することを容易に実現することができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、前記インタークーラは車幅方向一側に配置され、前記インタークーラは外気を受けることで前記過給機により圧縮された空気の熱を放熱するフィンを有する放熱部を備え、前記インタークーラは前記放熱部における外気の受け面が、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向一側のフレーム部材と略平行となるように配置されている構成としてもよい。
本発明のこの態様によれば、鞍乗型車両の車幅方向において、インタークーラがフレーム部材よりも外側に出っ張るのを防止することができ、車幅を抑えることができる。
また、上述した本発明の鞍乗型車両において、当該鞍乗型車両の上面視において、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向一側のフレーム部材において最も一側に位置する部分と、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向他側のフレーム部材において最も他側に位置する部分との間に位置していることが好ましい。
本発明のこの態様によれば、エアクリーナ、インタークーラおよび吸気配管を鞍乗型車両の車幅方向中心部に集約することができ、車幅を小さくすることができる。
本発明によれば、エアインテーク配管、エアアウトレット配管等の吸気配管を流通する空気が受ける抵抗を小さくし、エンジンのレスポンスを高め、またはターボラグを小さくすることができる。また、吸気系の部品をコンパクトに配置し、車幅を小さくすることができる。
本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車を示す説明図である。 本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車の車体フレームおよびエンジンユニットの正面図である。 図2中の車体フレームおよびエンジンユニットの左側面図である。 図2中の車体フレームおよびエンジンユニットの右側面図である。 図2中の車体フレームおよびエンジンユニットの平面図である。 図2中のエンジンユニットにおいてラジエータを取り除いた状態を示す正面図である。 図5中のエンジンユニットにおいてエアクリーナ、インタークーラ、排風ダクト、サージタンク等を取り除いた状態を示す平面図である。 本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車における冷却水流制御ユニットの内部を示す説明図である。 本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車における車体フレーム、エアインテークパイプおよびエアアウトレットパイプ等の配置を示す説明図である。 本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車におけるエアクリーナ、過給機、インタークーラ、エアインテークパイプおよびエアアウトレットパイプ等の配置を示す説明図である。 本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車におけるエンジン、ラジエータ、エアクリーナ、過給機、エアインテークパイプおよびエアアウトレットパイプ等の配置を示す説明図である。
(過給機付き自動二輪車)
図1は本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車を示している。図1では、説明の便宜上、過給機付き自動二輪車の車体フレーム211およびエンジンユニット11以外の部分を二点鎖線で示している。また、図2ないし図5は車体フレーム211およびエンジンユニット11の正面図、左側面図、右側面図および平面図であり、図6はエンジンユニット11からラジエータ33を取り除いた状態を示す正面図である。また、図7はエンジンユニット11からエアクリーナ115、インタークーラ131およびサージタンク154を取り除いた状態を示す平面図である。また、以下の実施形態の説明において、前、後、左、右、上および下の方向は、過給機付き自動二輪車のシートに座した運転者を基準とする。
図1において、本発明の鞍乗型車両の実施形態である過給機付き自動二輪車1の車体フレーム211は、例えば複数の鋼鉄製パイプを接合することにより形成されている。具体的には、車体フレーム211は、自動二輪車1の前部上側に配置されたヘッドパイプ212と、自動二輪車1の左部および右部にそれぞれ配置され、前端部がヘッドパイプ212の上部に接続され、後端側が下方に傾斜しつつ後方へ伸長する一対のメインフレーム213と、自動二輪車1の左部および右部にそれぞれ配置され、前端部がヘッドパイプ212の下部に接続され、後端側がメインフレーム213よりも大きく下方に傾斜しつつ後方へ伸長する一対のダウンチューブ214と、自動二輪車1の左部および右部にそれぞれ配置され、前端部がダウンチューブ214の中間部にそれぞれ接続され、後端側が後方へ伸長する一対のサイドフレーム215と、メインフレーム213の後端側にそれぞれ接合された一対のピボットフレーム216とを備えている。また、メインフレーム213、ダウンチューブ214およびサイドフレーム215間には補強フレーム217が設けられている。なお、メインフレーム213がフレーム部材の具体例である。
また、図5に示すように、一対のメインフレーム213はヘッドパイプ212から左、右にそれぞれ拡開しつつ後方へ伸長している。すなわち、自動二輪車1の左右方向(車幅方向)の中心を自動二輪車1の前後方向に貫く直線を基準線Sとすると、右側のメインフレーム213の前端部は、自動二輪車1の左右方向中心に配置されたヘッドパイプ212から、右後方に斜めに伸長している。その後、この右側のメインフレーム213は、エンジン12のシリンダヘッド15の後部右方付近で緩やかに湾曲した後、基準線Sと平行に後方へ伸長している。その後、この右側のメインフレーム213は、シリンダヘッド15の後面を超えた付近で僅かに湾曲し、基準線Sに徐々に接近するように若干左方に傾斜しつつ後方へ伸長している。一方、左側のメインフレーム213は、基準線Sを基準として、右側のメインフレーム213と略左右対称の形状を有している。また、一対のダウンチューブ214も、一対のメインフレーム213とほぼ同様に、ヘッドパイプ212から左、右にそれぞれ拡開しつつ後方へ伸長している。また、図3に示すように、一対のダウンチューブ214は、一対のメインフレーム213の下方に位置し、左側のメインフレーム213と左側のダウンチューブ214との間には空間が形成され、右側のメインフレーム213と右側のダウンチューブ214との間には空間が形成されている。
また、図1に示すように、ヘッドパイプ212には、ステアリングシャフト(図示せず)が挿入され、ステアリングシャフトの上端部および下端部にはそれぞれステアリングブラケット225が設けられている。また、上側のステアリングブラケット225にはハンドル226が設けられている。また、上側および下側のステアリングブラケット225には左右一対のフロントフォーク227の上部がそれぞれ支持され、これらフロントフォーク227の下端側には前輪228が支持されている。
また、左右一対のピボットフレーム216間にはピボット軸231を介してスイングアーム232の前端側が支持され、スイングアーム232の後端側には後輪233が支持されている。また、後輪233の車軸にはドリブンスプロケット234が設けられ、ドリブンスプロケット234には、後述するエンジン12の動力を伝達するチェーン235が巻回されている。
また、自動二輪車1の前輪228と後輪233との間にはエンジンユニット11が設けられている。エンジンユニット11は、主に、左側のメインフレーム213および左側のダウンチューブ214と、右側のメインフレーム213および右側のダウンチューブ214との間に配置され、これらのフレームに支持されている。また、エンジンユニット11の上方には燃料タンク241が設けられ、燃料タンク241の後方にはシート242が設けられている。また、自動二輪車1の左側であってエンジンユニット11の下部後方にはサイドスタンド243が設けられている。また、自動二輪車1の前部上側にはアッパーカウル244が設けられている。さらに、自動二輪車1には、エンジンユニット11の主に前部下側を覆うアンダーカウル245が設けられている。
(エンジンユニット)
図3に示すように、エンジンユニット11は、エンジン12と、エンジン12の動力を後輪233へ伝達する一次減速機構、クラッチ、トランスミッション等の駆動系の一部と、エンジン12の可動部を潤滑する潤滑系と、空気と燃料の混合気をエンジン12へ供給する吸気系(過給機121を含む)と、混合気の燃焼により発生する排気ガスをエンジン12から排出する排気系の一部と、エンジン12等を冷却する冷却系と、クランクシャフトの回転を利用して発電するACジェネレータ等を備えている。
エンジン12は、本実施形態においては水冷式並列2気筒の4サイクルガソリンエンジンである。エンジン12には、クランクシャフトを収容するクランクケース13が設けられ、クランクケース13の上にはシリンダ14が設けられ、シリンダ14の上にはシリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15の上にはシリンダヘッドカバー16が設けられている。また、クランクケース13の下方にはオイルパン17が設けられている。また、エンジン12のシリンダ軸線は上側が下側よりも前に位置するように傾斜している。また、エンジン12には、ピストンの運動により生じる振動を軽減するバランスシャフトが設けられている。バランスシャフトはクランクシャフトの前方に配置されている。具体的には、エンジン12のクランクケース13の前部にはバランサ室18が一体形成されている。バランサ室18はクランクケース13の一部を前方に拡張することにより形成され、バランサ室18の前部はクランクケース13の前壁部から前方に突出している。バランスシャフトはこのバランサ室18内に設けられている。また、クランクケース13の左部にはマグネト室19が設けられ、マグネト室19にはACジェネレータが収容されている。
また、図4に示すように、一次減速機構、クラッチ、トランスミッション等の駆動系の一部は、エンジンユニット11の後部に配置されている。すなわち、クランクケース13およびシリンダ14の後ろ側にはトランスミッションケース21が一体形成され、トランスミッションケース21内には一次減速機構およびトランスミッションが収容されている。また、トランスミッションケース21の右部にはクラッチカバー22が取り付けられ、トランスミッションの右方に配置されたクラッチはクラッチカバー22により覆われている。また、図3に示すように、トランスミッションケース21の左部にはスプロケットカバー23が設けられ、トランスミッションの左方に配置されたドライブスプロケットはスプロケットカバー23により覆われている。また、ドライブスプロケットには、図1に示すように、エンジン12の動力を後輪233へ伝達するチェーン235が巻回されている。
また、図6に示すように、潤滑系は、エンジン12のオイルパン17内に貯留されたエンジンオイルを汲み上げてエンジン12の各所へ供給するオイルポンプ、エンジンオイルを濾過するオイルフィルタ25、およびエンジンオイルを冷却する水冷式のオイルクーラ26を備えている。オイルフィルタ25およびオイルクーラ26はエンジン12の前部下側に取り付けられている。
また、図4または図7に示すように、冷却系は、ウォータポンプ30、ウォータジャケット(図示せず)、ラジエータ33、および冷却水流制御ユニット41を備えている。ウォータポンプ30は、クランクシャフトの回転を利用して動作し、冷却水をウォータジャケットへ送り込む装置である。ウォータジャケットは、シリンダ14およびシリンダヘッド15に設けられ、シリンダ14およびシリンダヘッド15を冷却水により冷却する機構である。
ラジエータ33は、走行風を受け、またはラジエータファン40を駆動し、冷却水の熱を大気に放出することによって冷却水を冷却する装置である。ラジエータ33はエンジン12の前方に配置されている。また、ラジエータ33は、上ラジエータ34および下ラジエータ35を備えている。上ラジエータ34と下ラジエータ35との間は一対のコネクティングホース36を介して接続されている。また、図7に示すように、ラジエータファン40は上ラジエータ34の後面において右寄りの位置に取り付けられている。
冷却水流制御ユニット41は、冷却水の温度に応じてラジエータ33を流通させる冷却水量を調整し、冷却水の温度を適温に保つ装置である。図8は冷却水流制御ユニット41の内部を示している。図8に示すように、冷却水流制御ユニット41は、サーモスタットハウジング42およびサーモスタット43を備えている。また、サーモスタットハウジング42の左部内部には左室R1が形成され、右部内部には右室R2が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の左部後ろ側には、ウォータジャケットからの冷却水を左室R1に流入させる第1の冷却水流入口44が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の左部左側には、オイルクーラ26および過給機121を冷却した冷却水を左室R1に流入させる第2の冷却水流入口45が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の左部前側には、左室R1に流入した冷却水をラジエータ33に送り出す冷却水送出口46が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の右部前側には、ラジエータ33を流通した冷却水を右室R2に流入させる冷却水戻り口47が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の右部後ろ側には、右室R2に流入した冷却水をウォータポンプ30へ戻す冷却水流出口48が形成されている。また、サーモスタットハウジング42の内部には、冷却水を左室R1から右室R2へラジエータ33を流通させずに供給する冷却水バイパス通路49が形成されている。また、右室R2には、サーモスタット43が設けられている。また、サーモスタットハウジング42の左部には、左室R1を流通する冷却水の温度を検出する水温センサ51が取り付けられている。
サーモスタット43は、右室R2へ流入した冷却水の温度に応じ、冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路の開閉、および冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路の開閉を制御する。具体的には、サーモスタット43は、右室R2へ流入した冷却水の温度が所定の基準温度T1以下のときには、冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路を全閉すると共に、冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路を全開する。この場合、第1の冷却水流入口44または第2の冷却水流入口45から左室R1へ流入した冷却水は、ラジエータ33を流通せず、冷却水バイパス通路49および右室R2を流通して冷却水流出口48からウォータポンプ30へ戻る。
また、右室R2へ流入した冷却水の温度が基準温度T1よりも高く、所定の基準温度T2(T2>T1)以下のときには、サーモスタット43は、冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路、および冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路の双方を開き、右室R2へ流入した冷却水の温度が上昇するのに従って冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路の面積を増加させると共に、冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路の面積を減少させる。この場合、第1の冷却水流入口44または第2の冷却水流入口45から左室R1へ流入した冷却水は、左室R1において分流し、ラジエータ33および冷却水バイパス通路49をそれぞれ流通し、右室R2において合流し、冷却水流出口48からウォータポンプ30へ戻る。また、この場合、上記冷却水の温度が上昇するのに従って、冷却水バイパス通路49を流通する冷却水量に対する、ラジエータ33を流通する冷却水量が増加する。
また、右室R2へ流入した冷却水の温度が基準温度T2よりも高いときには、サーモスタット43は、冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路を全開すると共に、冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路を全閉する。この場合、第1の冷却水流入口44または第2の冷却水流入口45から左室R1へ流入した冷却水は、冷却水バイパス通路49を流通せず、冷却水送出口46、ラジエータ33、冷却水戻り口47および右室R2を流通して冷却水流出口48からウォータポンプ30へ戻る。
ここで、サーモスタット43は、弁座43Aと、主弁体43Bと、冷却水の温度に応じて主弁体43Bを移動させ、主弁体43Bを弁座43Aに対して離着座させるサーモエレメント43Cとを備えている。さらに、サーモスタット43には、主弁体43Bと共に移動する副弁体43Dが設けられている。副弁体43Dは、冷却水バイパス通路49が右室R2に開口している部分に離着座する。サーモエレメント43Cは、右室R2へ流入する冷却水の温度に応じて主弁体43Bおよび副弁体43Dを移動させる。主弁体43Bは、冷却水戻り口47と冷却水流出口48との間の流路を開閉し、副弁体43Dは、冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路を開閉する。
これら冷却系を構成する各部の配置および接続は次の通りである。すなわち、図4に示すように、ウォータポンプ30は、クランクケース13の右側に取り付けられている。また、ウォータポンプ30は、クランクシャフトよりも前方に位置するバランスシャフトに対応する位置に配置されている。また、ウォータポンプ30とウォータジャケットとの間には、ウォータポンプ30からウォータジャケットへ冷却水を供給する経路が形成されている。また、冷却水流制御ユニット41はシリンダヘッドカバー16上に配置され、具体的には、シリンダヘッドカバー16の上方の右前側に配置されている。また、図7に示すように、ウォータジャケットの流出側と冷却水流制御ユニット41の第1の冷却水流入口44との間はシリンダアウトレットホース52により接続されている。また、冷却水流制御ユニット41の冷却水送出口46と上ラジエータ34のラジエータ流入口37との間はラジエータインレットホース53により接続されている。また、上ラジエータ34のラジエータ流出口38と冷却水流制御ユニット41の冷却水戻り口47との間はラジエータアウトレットホース54により接続されている。また、冷却水流制御ユニット41の冷却水流出口48とウォータポンプ30の冷却水吸込口31との間はウォータポンプインレットホース55により接続されている。ラジエータインレットホース53、ラジエータアウトレットホース54、およびウォータポンプインレットホース55は、エンジン12とラジエータ33との間の空間に集約されて配置されている。また、シリンダアウトレットホース52、ラジエータアウトレットホース54、およびウォータポンプインレットホース55は、エンジン12の周囲の右側の領域に集約されて配置されている。
また、図4に示すように、上ラジエータ34の後面の右下側には冷却水供給口39が形成され、冷却水供給口39には、上下方向に伸長する注水ホース56の下端部が接続され、注水ホース56の上端部には冷却水注水口57を有する冷却水注水部58が設けられている。また、下ラジエータ35の後方には冷却水を貯えるリザーバタンク59が設けられており、リザーバタンク59はオーバーフロー管路(図示せず)を介して例えば上ラジエータ34に接続されている。
また、エンジンユニット11の冷却系は、エンジンオイルおよび過給機121を冷却するために、オイルクーラ26および過給機121へ冷却水を供給する構成を備えている。具体的には、ウォータポンプ30は冷却水吐出口32を備え、冷却水をウォータジャケットへ供給すると共に冷却水吐出口32から吐出することができるように構成されている。冷却水吐出口32から吐出した冷却水は、エンジン12の前方に配されたインレット枝配管61を介してオイルクーラ26および過給機121にそれぞれ供給される。また、エンジンオイルおよび過給機121を冷却した後の冷却水は、図6または図7に示すように、エンジン12の前方に配されたアウトレット枝配管62を介して冷却水流制御ユニット41の第2の冷却水流入口45に流入し、ウォータジャケットから冷却水流制御ユニット41に流入した冷却水と合流する。
(吸気系、排気系の構造)
また、図3または図6に示すように、吸気系は、エアクリーナ115、過給機121、インタークーラ131、排風ダクト141、サージタンク154、電子制御スロットル装置171、およびインジェクタ174を備えている。
エアクリーナ115は、外部から取り込まれた燃料燃焼用の空気を濾過して浄化する装置である。エアクリーナ115はクリーナケース116を備え、クリーナケース116の内部にはエアフィルタが設けられている。また、クリーナケース116には、外気をクリーナケース116内に取り込むエア吸入口118が形成されている。なお、図3または図5においてエア吸入口118を二点鎖線により模式的に示している。エア吸入口118の位置は適宜設定することができる。また、エア吸入口118には外気をエア吸入口118に導くエアダクトが設けられているが、エアダクトについては図示を省略している。また、図6に示すように、エアクリーナ115の前部には、濾過後の空気をクリーナケース116内から流出させるエア流出口119が形成されている。
過給機121は排気タービン式の過給機であり、タービンを有するタービン部122、およびコンプレッサ部123を備えている。過給機121は、エンジン12からの排気ガスによりタービン部122のタービンを駆動し、このタービンの動力によりコンプレッサ部123を駆動し、エアクリーナ115を介して供給された空気をコンプレッサ部123により圧縮する。過給機121を採用することにより、自然吸気の場合と比較してエンジン12の熱効率を高め、出力を増加させることができると共に、エンジン12の小排気量化および小型化を図ることができる。
インタークーラ131は、過給機121のコンプレッサ部123の圧縮により高温となった空気を冷却する熱交換器である。インタークーラ131は空冷式であり、図6に示すように、コンプレッサ部123により圧縮された空気を流通させる通路132Aと、外気を受けることでコンプレッサ部123により圧縮された空気の熱を放熱するフィン132Bを有する放熱部132を備えている。また、放熱部132は、放熱のための外気を受ける受け面132Cを有している。また、インタークーラ131の前部には、過給機121のコンプレッサ部123から供給された空気を放熱部132の通路132Aへ流入させるエア流入口133が形成されている。また、図4または図5に示すように、インタークーラ131の後部には、放熱部132の通路132Aを流通して冷却された空気をサージタンク154へ供給するエア流出口134が形成されている。
また、インタークーラ131の前方には、外気を冷却風としてインタークーラ131の放熱部132に導く導風ダクトが設けられているが、導風ダクトについては図示を省略している。また、図5に示すように、インタークーラ131の後方には、導風ダクトに導かれてインタークーラ131の放熱部132に当たり、放熱部132のフィン132B間を通過した後の外気を外部に放出する排風ダクト141が設けられている。
サージタンク154は、過給機121により圧縮され、インタークーラ131により冷却された空気の流れを整流する装置である。サージタンク154内には、インタークーラ131により冷却された空気を一時的に貯える空間が形成されている。また、本実施形態において、サージタンク154は、エアクリーナ115のクリーナケース116と一体的に形成されている。また、図5に示すように、サージタンク154の上部右側には、インタークーラ131から供給された空気をサージタンク154内に流入させるエア流入口156が形成されている。また、サージタンク154の下部には、サージタンク154に一時的に貯えられた空気を、電子制御スロットル装置171のスロットルボディ172に形成された吸気通路へ流出させるエア流出口(図示せず)が形成されている。
図3に示す電子制御スロットル装置171は、インタークーラ131およびサージタンク154を流通してエンジン12の吸気ポートへ供給される空気の量を調整する装置である。電子制御スロットル装置171は、スロットルボディ172と、スロットルボディ172の内部に設けられ、スロットルボディ172内に形成された吸気通路を開閉するスロットルバルブと、スロットルバルブを駆動する電動の駆動モータ173を備えている。
インジェクタ174は、エンジン12の吸気ポートへ燃料を噴射する装置であり、インジェクタ174には、燃料タンク241からインジェクタ174へ燃料を供給するデリバリパイプ175が接続されている。
また、図6に示すように、排気系は、エンジン12の排気ポートと過給機121のタービン部122との間を接続するエキゾーストパイプ191、過給機121のタービン部122とマフラ側とを接続するマフラージョイントパイプ192、およびマフラ(図示せず)等を備えている。これらのうち、エキゾーストパイプ191はエンジンユニット11の一部を構成する。エキゾーストパイプ191は、エンジン12の前方であって排気ポートと過給機121のタービン部122との間に配置されている。本実施形態においては、エキゾーストパイプ191は、過給機121のタービン部122のハウジングと一体形成されている。具体的には、並列2気筒のエンジン12の2つの排気ポートには2本のエキゾーストパイプ191の一端側がそれぞれ接続されているが、これらエキゾーストパイプ191の他端側は互いに結合して1本となり、さらに、この結合して1本となったエキゾーストパイプ191の他端部は過給機121のタービン部122のハウジングと一体化している。なお、エキゾーストパイプ191とタービン部122のハウジングとをそれぞれ別体として形成し、両者を接続する構成としてもよい。一方、マフラージョイントパイプ192は、その一端側が過給機121のタービン部122に接続され、他端側はエンジン12の下方右側を通過し、マフラに向かって後方へ伸長している。また、マフラはエンジン12の後方下側に配置されている。各排気ポートから排出された排気ガスはエキゾーストパイプ191を介して過給機121のタービン部122のハウジング内へ供給される。この排気ガスによりタービン部122のタービンが回転する。続いて、タービン部122から排出された排気ガスはマフラージョイントパイプ192を介してマフラへ供給され、マフラから外部へ排出される。
また、過給機121のタービン部122にはウェイストゲートバルブ193が設けられている。すなわち、タービン部122の内部には、エキゾーストパイプ191を介して供給される排気ガスの一部をタービンへ供給せずにマフラージョイントパイプ192側へ流すゲートが形成されており、ウェイストゲートバルブ193は、このゲートの開閉を行うことによりタービンへの排気ガスの流入量を調整する。
(吸気系各部の配置および接続)
図9ないし図11は、吸気系を構成する各部の配置および接続を示している。図9に示すように、過給機121はエンジン12の前方、具体的にはシリンダ14の前方に配置されている。また、図11に示すように、過給機121はエンジン12のバランサ室18の上方に配置されている。また、過給機121はエンジン12とラジエータ33との間に位置している。また、過給機121は、上ラジエータ34と下ラジエータ35との間に対応する位置に配置され、過給機121の前部は、上ラジエータ34と下ラジエータ35との間の空間に入り込んでいる。
また、図9に示すように、過給機121は、タービン部122が右側となり、コンプレッサ部123が左側となるように左右方向に並んで配置されている。また、タービン部122は、自動二輪車1の左右方向の略中心であって、エンジン12の排気ポートの下方に位置している。また、コンプレッサ部123は自動二輪車1の左部に位置しており、また、自動二輪車1の左右方向中心を示す基準線Gよりも左側に位置している。また、コンプレッサ部123は、遠心式圧縮機により構成されており、一般的な遠心式圧縮機と同様に、エア吸込口124が遠心式圧縮機の回転軸側(中心側)に形成され、エア吐出口125が遠心式圧縮機の外周側に形成されている。そして、本実施形態においては、コンプレッサ部123がタービン部122よりも左に配置されている構造上、エア吸込口124はコンプレッサ部123の左端部に形成され、左方に開口しており、エア吐出口125は、コンプレッサ部123の外周部の一部に形成され、エア吸込口124よりも右に配置されている。
エアクリーナ115は、エンジン12の上方左側、具体的にはシリンダヘッドカバー16の上方左側に配置されている。また、図3に示すように、エアクリーナ115は、左側のメインフレーム213の上方に位置している。また、図11に示すように、エアクリーナ115の前部は、過給機121の上方に位置している。また、自動二輪車1の上面視において、エアクリーナ115は過給機121と重なり合う位置に配置されている(図5参照)。また、エアクリーナ115の前部に形成されているエア流出口119は過給機121の真上に位置している。なお、図11中の基準線Hは過給機121の前後方向における位置を示している。
また、図9に示すように、インタークーラ131はエンジン12の上方右側、具体的にはシリンダヘッドカバー16の上方右側に配置されている。さらに、図6に示すように、インタークーラ131は冷却水流制御ユニット41の上方に配置されている。また、図4に示すように、インタークーラ131は、右側のメインフレーム213の上方に配置されている。また、インタークーラ131の前部は、過給機121の上方に位置している。また、自動二輪車1の上面視において、インタークーラ131は過給機121と重なり合う位置に配置されている(図5参照)。また、インタークーラ131の前部に形成されたエア流入口133は過給機121の略真上に位置している。なお、図4中の基準線Hは、図11中の基準線Hと同じく過給機121の前後方向における位置を示している。また、図9に示すように、インタークーラ131は、自動二輪車1の左右方向中心を示す基準線Gよりも右側に位置している。すなわち、左右方向において、インタークーラ131は、過給機121のコンプレッサ部123の反対側の位置に配置されている。また、図5に示すように、インタークーラ131は、その放熱部132の受け面132Cが右側のメインフレーム213の前端部の右後方に斜めに伸長している部分と平行となるように配置されている。なお、図5中の基準線Jは、右側のメインフレーム213の前端部の伸長方向を示している。
また、図10に示すように、エアクリーナ115とインタークーラ131とはエンジン12の上方において左右方向に並んで配置されており、互いに隣接している。本実施形態においては、インタークーラ131はエアクリーナ115の右側に取り付けられている。また、図5に示すように、エアクリーナ115およびインタークーラ131は、自動二輪車1の上面視において、左側のメインフレーム213において最も左側に位置する部分と、右側のメインフレーム213において最も右側に位置する部分との間に位置している。すなわち、エアクリーナ115は、左側のメインフレーム213の最も左に膨らんだ部分の左面よりも右に位置し、インタークーラ131は、右側のメインフレーム213の最も右に膨らんだ部分の右面よりも左に位置している。なお、図5中の基準線Eは左側のメインフレーム213の最も左に膨らんだ部分の左面の左右方向における位置を示し、基準線Fは右側の最も右に膨らんだ部分のメインフレーム213の右面の左右方向における位置を示している。
また、図10に示すように、エアクリーナ115と過給機121のコンプレッサ部123との間はエアインテークパイプ181により接続されている。エアインテークパイプ181の一端部は、エアクリーナ115のエア流出口119に接続されている。エアインテークパイプ181とエアクリーナ115のエア流出口119との接続部分は図11に示すように過給機121の上方に位置している。また、当該接続部分の前後方向の位置は、シリンダヘッドカバー16の前端部の位置と同じである。図11中の基準線Kはシリンダヘッドカバー16の前端部の前後方向における位置を示している。なお、当該接続部分の前後方向の位置をシリンダヘッドカバー16の前端部の位置よりも前に設定してもよい。また、エアインテークパイプ181の他端部は、過給機121のコンプレッサ部123の左部に形成され、左方に開口しているエア吸込口124に接続されている。また、図9に示すように、エアインテークパイプ181は、エンジン12の左側であって、エンジン12の上方から前方にかけての領域を上下方向に伸長している。具体的には、エアインテークパイプ181は、エアクリーナ115のエア流出口119から左下方に短い距離伸長し、その間に左側のメインフレーム213と左側のダウンチューブ214との間を通過する。その後、エアインテークパイプ181は湾曲して下方に伸長し、その後、右方に湾曲して過給機121のコンプレッサ部123のエア吸込口124に到達している。本実施形態においては、エアインテークパイプ181は、左側のダウンチューブ214の左側(外側)を通過するが、自動二輪車1の左右方向中心にできる限り接近するように左側のダウンチューブ214に隣接して配置されている。その結果、エアインテークパイプ181は、その最も左に出っ張った部分が、エンジン12のマグネト室19の左面と略等しいか、それよりも右に位置するように配管されている。また、エアインテークパイプ181はその全体が基準線Gよりも左側に位置している。また、エアインテークパイプ181は、上述したように両端部分がそれぞれ湾曲しているが、両端部分を除く大部分は直線状に伸長している。
また、図10に示すように、過給機121のコンプレッサ部123とインタークーラ131との間はエアアウトレットパイプ182により接続されている。エアアウトレットパイプ182の一端部は、過給機121のコンプレッサ部123の上部に形成され、上方に開口しているエア吐出口125に接続されている。また、エアアウトレットパイプ182の他端部は、インタークーラ131のエア流入口133に接続されている。エアアウトレットパイプ182とインタークーラ131との接続部分は図11に示すように過給機121の上方に位置している。また、当該接続部分の前後方向の位置は、シリンダヘッドカバー16の前端部の位置と同じである。なお、当該接続部分の前後方向の位置をシリンダヘッドカバー16の前端部の位置よりも前に設定してもよい。また、エアアウトレットパイプ182は、図10に示すように、エンジン12の左側であって、エンジン12の上方から前方にかけての領域を上下方向に伸長している。また、エアアウトレットパイプ182はエアインテークパイプ181の右方に位置しており、エアインテークパイプ181よりも自動二輪車1の内側に位置している。また、図9に示すように、エアアウトレットパイプ182は、一対のメインフレーム213間、および一対のダウンチューブ214間を通過している。また、図10に示すように、インタークーラ131のエア流入口133は過給機121のコンプレッサ部123のエア吐出口125よりも右に位置するので、エアアウトレットパイプ182は、上に行くに従って右に行くように傾斜しているが、エアアウトレットパイプ182の上端部を除くほとんどの部分が基準線Gよりも左側に位置している。また、エアアウトレットパイプ182は全体的に見て直線状に伸長している。
また、図9に示すように、エアインテークパイプ181とエアアウトレットパイプ182とは、左側のダウンチューブ214を挟んで配管されている。すなわち、エアインテークパイプ181、左側のダウンチューブ214、およびエアアウトレットパイプ182は、自動二輪車1の左側から右側(左外側から内側)に向かってこの順序で配置されている。また、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182のそれぞれは、自動二輪車1の前面視において、自動二輪車1の左右方向中心から左下方に伸長する左側のダウンチューブ214に沿って配管されている。
また、図11に示すように、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182はいずれも、エンジン12の前方、すなわちエンジン12とラジエータ33との間に配置されている。すなわち、エアインテークパイプ181の一端側は、シリンダヘッドカバー16の前端部分の上方に位置するエアクリーナ115のエア流出口119に接続され、エアインテークパイプ181の他端側は、エンジン12とラジエータ33との間に配置された過給機121のコンプレッサ部123に接続されており、その結果、エアインテークパイプ181は、その略全体がエンジン12とラジエータ33との間またはその真上の空間に位置している。また、エアアウトレットパイプ182の一端側は、エンジン12とラジエータ33との間に配置された過給機121のコンプレッサ部123に接続されており、エアアウトレットパイプ182の他端側は、シリンダヘッドカバー16の前端部分の上方に位置するインタークーラ131のエア流入口133に接続されており、その結果、エアアウトレットパイプ182は、その全体がエンジン12とラジエータ33との間またはその真上の空間に位置している。
一方、図5に示すように、サージタンク154はエンジン12の上方後ろ側に配置されている。具体的には、サージタンク154はエアクリーナ115の後方に、エアクリーナ115と前後方向において隣接して配置されている。また、サージタンク154は、エアクリーナ115の右方に隣接して配置されているインタークーラ131に近い位置に配置されている。また、自動二輪車1の上面視において、エアクリーナ115、インタークーラ131およびサージタンク154は、エンジン12の上方の領域において三角形に配置されている(例えばこれら3つの部品の重心をそれぞれ直線で結ぶと、エンジン12の上方の領域に三角形が形成される)。
また、インタークーラ131とサージタンク154との間はコネクティングパイプ183により接続されている。コネクティングパイプ183はエンジン12の上方の右後ろ側に配置されている。具体的には、コネクティングパイプ183の一端部はインタークーラ131のエア流出口134に接続され、他端部はサージタンク154のエア流入口156に接続されている。インタークーラ131のエア流出口134とサージタンク154のエア流入口156とは互いに接近しているので、両者間を接続するコネクティングパイプ183の長さは短い。
また、図3に示すように、電子制御スロットル装置171のスロットルボディ172は、エンジン12の後方上側においてサージタンク154とエンジン12の吸気ポートとの間に配置されている。
このように接続された吸気系において、外部から取り込まれた空気は、通常、エアクリーナ115、エアインテークパイプ181、過給機121のコンプレッサ部123、エアアウトレットパイプ182、インタークーラ131、コネクティングパイプ183、サージタンク154、および電子制御スロットル装置171のスロットルボディ172を順次通り、エンジン12の吸気ポートに供給される。
また、図11に示すように、自動二輪車1の吸気系には、過給機121のコンプレッサ部123を介さずにエアインテークパイプ181とエアアウトレットパイプ182との間を接続するエアバイパス配管184と、エアバイパス配管184を連通、遮断を切り換えるエアバイパスバルブ185とが設けられている。エアバイパスバルブ185は、例えば減速時にスロットルバルブが全閉されたときに開弁し、エアアウトレットパイプ182とエアインテークパイプ181との間を、エアバイパス配管184を介して連通させ、過給機121のコンプレッサ部123の下流側の圧縮された空気を上流側へ逃がし、コンプレッサ部123の下流側の圧力を下げる。
エアバイパスバルブ185は、エアインテークパイプ181に取り付けられている。また、エアバイパスバルブ185は、エアインテークパイプ181において過給機121のコンプレッサ部123に近い端部よりも僅かに上方の後方に配置されている。また、エアバイパスバルブ185は、エンジン12のクランクケース13の上方に配置されており、また、自動二輪車1の側面視においてシリンダ14の前部と重なる位置に配置されている。
また、エアバイパス配管184は、一端部がエアバイパスバルブ185に接続され、他端部がエアアウトレットパイプ182において過給機121に近い端部の僅かに上方の部分に接続されている。エアインテークパイプ181とエアアウトレットパイプ182とはいずれも、過給機121のコンプレッサ部123から同じ方向、すなわち上方に伸長し、かつ互いに接近しているので、エアインテークパイプ181(エアバイパスバルブ185)とエアアウトレットパイプ182との間を接続するエアバイパス配管184の長さは短い。
なお、エアバイパスバルブ185をエアアウトレットパイプ182に取り付け、エアバイパス配管184の一端部をエアインテークパイプ181に接続し、他端部をエアバイパスバルブ185に接続してもよい。
以上、説明した通り、本発明の鞍乗型車両の実施形態である自動二輪車1によれば、過給機121がシリンダ14の前方に配置され、かつ、エアクリーナ115およびインタークーラ131がシリンダヘッドカバー16の上方であって過給機121の上方に配置されている。すなわち、エアクリーナ115、過給機121およびインタークーラ131がエンジン12の前方から上方にかけての小さい領域に集約されている。また、過給機121がバランサ室18の上方に位置し、すなわち、エンジン12の側面視においてクランクケース13の上部からシリンダ14にかけての部分に対応する場所に位置しているので、過給機121が、エンジン12の上方に配置されたエアクリーナ115およびインタークーラ131の双方に接近している。
このように、エアクリーナ115、過給機121およびインタークーラ131が集約されているので、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182の双方を短くすることができ、かつ直線状に配管することができる。さらに、エア流出口119がエアクリーナ115の前部に形成され、過給機121の真上に位置し、また、エア流入口133がインタークーラ131の前部に形成され、過給機121の略真上に位置しているので、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182のそれぞれをより一層短くすることができる。したがって、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182を流通する空気が受ける抵抗を小さくすることができ、エンジン12のレスポンスを高め、またはターボラグを小さくすることができる。また、エアインテークパイプ181またはエアアウトレットパイプ182がエンジン12の側方を横切ることを防止することができ、車幅を小さくすることができる。
また、エンジン12の上方において、エアクリーナ115とインタークーラ131とは左右方向に並んで配置されており、エアクリーナ115のエア流出口119とインタークーラ131のエア流入口133が互いに接近している。この結果、エアインテークパイプ181とエアアウトレットパイプ182のそれぞれの上端部は互いに接近している。一方、エアインテークパイプ181の下端部とエアアウトレットパイプ182の下端部は、過給機121のコンプレッサ部123のエア吸込口124およびエア吐出口125にそれぞれ接続されているので互いに接近している。これにより、エアインテークパイプ181とエアアウトレットパイプ182は、互いに接近し、略同じ方向に伸長している。したがって、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182を集約することができ、また、両者を短くすることができる。さらに、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182の間に設けられたエアバイパス配管184を短くすることができ、エアバイパス配管184を通る空気が受ける抵抗を小さくすることができる。
また、インタークーラ131が過給機121のコンプレッサ部123の左右方向において反対側に配置されているので、エアクリーナ115とコンプレッサ部123のエア吸込口124とを接続するエアインテークパイプ181と、コンプレッサ部123のエア吐出口125とインタークーラ131とを接続するエアアウトレットパイプ182とを交差させることなく、互いに並列に伸長するように配置することができる。したがって、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182の伸長の態様をそれぞれ直線に近づけることができ、エアインテークパイプ181およびエアアウトレットパイプ182をそれぞれ短くすることができる。また、コンプレッサ部123の反対側にインタークーラ131を配置することで、これら重い部品を左右に分散配置することができ、自動二輪車1の左右の重量バランスをとることができる。
また、エアクリーナ115およびインタークーラ131が、自動二輪車1の上面視において、左側のメインフレーム213において最も左側に位置する部分と、右側のメインフレーム213において最も右側に位置する部分との間に位置しているので、エアクリーナ115およびインタークーラ131を自動二輪車1の左右方向中心部に集約することができ、車幅を小さくすることができる。
また、インタークーラ131が、その放熱部132の受け面132Cが右側のメインフレーム213の前端部と平行となるように配置されているので、インタークーラ131が右側のメインフレーム213よりも右方に出っ張ることを防止することができ、車幅が大きくなることを抑えることができる。
また、サージタンク154がエアクリーナ115の後方に、エアクリーナ115と前後方向において隣接して配置され、インタークーラ131に接近している。これにより、コネクティングパイプ183を短くすることができ、インタークーラ131からサージタンク154へ流れる空気が受ける抵抗を小さくすることができる。また、エアクリーナ115とサージタンク154とを隣接配置することで、エアクリーナ115のクリーナケース116とサージタンク154とを一体化することができ、例えば、両者を単一の成形品により形成することができる。また、エアクリーナ115のクリーナケース116とサージタンク154とを一体化すると共に、インタークーラ131をエアクリーナ115に取り付けることにより、エアクリーナ115、インタークーラ131およびサージタンク154を単一のユニットとして形成することができる。これにより、自動二輪車1の製造時において部品の組付工程を簡単化することができる。
また、自動二輪車1の上面視において、エアクリーナ115、インタークーラ131およびサージタンク154は、エンジン12の上方の領域において三角形に配置されているので、エアクリーナ115、インタークーラ131およびサージタンク154の集約の度合いを高めることができ、また、インタークーラ131とサージタンク154とを接続するコネクティングパイプ183を短くすることができる。
なお、上述した実施形態では、図6に示すように、自動二輪車1の右側にウォータポンプ30、冷却水流制御ユニット41、ウォータポンプインレットホース55等の冷却系の部品が配置され、自動二輪車1の左側にエアクリーナ115、過給機121のコンプレッサ部123、エアインテークパイプ181、エアアウトレットパイプ182等の吸気系の部品が配置されている場合を例にあげたが、本発明はこれに限らず、これらの部品の配置を左右逆にしてもよい。
また、本発明は、上ラジエータおよび下ラジエータに分割されていない、単一化された一般的なラジエータを備えた鞍乗型車両にも適用することができる。また、冷却水流制御ユニット41のサーモスタット43として副弁体を有していないサーモスタットを用い、冷却水の温度に拘わらず、冷却水バイパス通路49と冷却水流出口48との間の流路を常に開けておく構成としてもよい。また、本発明の鞍乗型車両は自動二輪車に限定されず、エンジンを搭載した三輪車やバギー車等の種々の鞍乗型車両に適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鞍乗型車両もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
11 エンジンユニット
12 エンジン
13 クランクケース
14 シリンダ
15 シリンダヘッド
16 シリンダヘッドカバー
18 バランサ室
33 ラジエータ
40 ラジエータファン
41 冷却水流制御ユニット
115 エアクリーナ
119 エア流出口
121 過給機
122 タービン部
123 コンプレッサ部
131 インタークーラ
132 放熱部
133 エア流入口
141 排風ダクト
154 サージタンク
181 エアインテークパイプ
182 エアアウトレットパイプ
183 コネクティングパイプ
184 エアバイパス配管
185 エアバイパスバルブ
211 車体フレーム
212 ヘッドパイプ
213 メインフレーム(フレーム部材)
214 ダウンチューブ
215 サイドフレーム

Claims (8)

  1. ヘッドパイプ、および前記ヘッドパイプに接続され、前記ヘッドパイプから車幅方向の一側および他側にそれぞれ拡開しつつ後方へ伸長する一対のフレーム部材を有する車体フレームと、
    前記一対のフレーム部材間に支持されたエンジンと、
    燃料燃焼用の空気を浄化するエアクリーナと、
    前記エアクリーナにより浄化された空気を圧縮する過給機と、
    前記過給機により圧縮された空気を冷却して前記エンジンに供給するインタークーラとを備え、
    前記過給機は前記エンジンの前方に配置され、
    前記エアクリーナおよび前記インタークーラは前記エンジンの上方でありかつ前記過給機の上方に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 当該鞍乗型車両の上面視において、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは前記過給機と重なり合う位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記エアクリーナおよび前記インタークーラは車幅方向に並んで配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記過給機は、前記エンジンの排気ガスにより駆動するタービンを有するタービン部と、前記タービンの動力により駆動して空気を圧縮するコンプレッサ部とを備え、前記タービン部および前記コンプレッサ部は車幅方向に並んで配置され、
    前記インタークーラと前記コンプレッサ部とは車幅方向において互いに反対側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記インタークーラにより冷却された空気を一時的に貯え、当該貯えた空気を前記エンジンへ供給するサージタンクを備え、
    前記サージタンクは前記エアクリーナの後方に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記エアクリーナおよび前記サージタンクは当該鞍乗型車両の前後方向において互いに隣接して配置されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記インタークーラは車幅方向一側に配置され、
    前記インタークーラは外気を受けることで前記過給機により圧縮された空気の熱を放熱するフィンを有する放熱部を備え、
    前記インタークーラは前記放熱部における外気の受け面が、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向一側のフレーム部材と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 当該鞍乗型車両の上面視において、前記エアクリーナおよび前記インタークーラは、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向一側のフレーム部材において最も一側に位置する部分と、前記一対のフレーム部材のうち車幅方向他側のフレーム部材において最も他側に位置する部分との間に位置していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
JP2015210450A 2015-10-27 2015-10-27 鞍乗型車両 Active JP6610165B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015210450A JP6610165B2 (ja) 2015-10-27 2015-10-27 鞍乗型車両
US15/334,983 US10247088B2 (en) 2015-10-27 2016-10-26 Saddle-ridden type vehicle and intake device for engine having supercharger
DE102016012822.4A DE102016012822B4 (de) 2015-10-27 2016-10-26 Fahrzeug mit Fahrsattel und Eintragvorrichtung für Antriebsmaschine mit Auflader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015210450A JP6610165B2 (ja) 2015-10-27 2015-10-27 鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017081334A true JP2017081334A (ja) 2017-05-18
JP6610165B2 JP6610165B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=58712458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015210450A Active JP6610165B2 (ja) 2015-10-27 2015-10-27 鞍乗型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6610165B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107313871A (zh) * 2017-08-11 2017-11-03 重庆光腾汽车零部件有限公司 一种摩托车发动机缸盖的散热器
CN114294135A (zh) * 2022-01-05 2022-04-08 浙江钱江摩托股份有限公司 摩托车发动机的进气结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107313871A (zh) * 2017-08-11 2017-11-03 重庆光腾汽车零部件有限公司 一种摩托车发动机缸盖的散热器
CN114294135A (zh) * 2022-01-05 2022-04-08 浙江钱江摩托股份有限公司 摩托车发动机的进气结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6610165B2 (ja) 2019-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6561771B2 (ja) 鞍乗型車両
US10308315B2 (en) Saddle-ridden vehicle
JP6657775B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6601149B2 (ja) 鞍乗型車両
US10294854B2 (en) Saddle-ridden vehicle
JP6610165B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6582870B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6607094B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6965601B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6620515B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2019015197A (ja) エンジン冷却システム
JP6613809B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6613810B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6668680B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6657776B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6607093B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6582869B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6601150B2 (ja) 過給機付きエンジン用吸気装置および鞍乗型車両
JP6668681B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6565595B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6682803B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6627414B2 (ja) 自動二輪車
JP6759634B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2018184910A (ja) 鞍乗型車両
JP2017159788A (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191014

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6610165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151