JP2015063182A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Masakatsu Yamane
正勝 山根
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Abstract

【課題】ウエット性能及び操縦安定性能を向上することができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】回転方向Rが指定されたトレッド部2を具えた空気入りタイヤであって、トレッド部2には、タイヤ赤道Cの近傍の内端3iから、回転方向Rの後着側に向かって、トレッド接地端Teでの外端3oまでのびている傾斜溝3が複数本設けられており、傾斜溝3は、内端3iよりも回転方向Rの後着側に、溝長さ方向と直角な溝断面積が減少しているくびれ部6が設けられており、傾斜溝3のくびれ部6よりも回転方向Rの後着側には、前記溝断面積が漸増しながら外端3oまでのびる拡散部7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、優れたウエット性能と操縦安定性能とを有する空気入りタイヤに関する。
従来、回転方向が指定されたトレッド部を具えた空気入りタイヤが提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。このタイヤのトレッド部には、タイヤ赤道の近傍からトレッド接地端側に回転方向の後着側に向かってのびる複数本の傾斜溝が設けられている。
特開2010−105561号公報
従来、空気入りタイヤの操縦安定性能を向上するために、傾斜溝の溝幅を小さくし、トレッド部のパターン剛性を大きくすることが考えられていた。しかしながら、傾斜溝の溝幅が小さくなると排水性が低下し、タイヤのウエット性能が低下する傾向にあった。
本発明は、以上のような実状に鑑みなされたもので、ウエット性能及び操縦安定性能を向上することができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、回転方向が指定されたトレッド部を具えた空気入りタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ赤道の近傍の内端から、前記回転方向の後着側に向かって、トレッド接地端での外端までのびている傾斜溝が複数本設けられており、前記傾斜溝は、前記内端よりも前記回転方向の後着側に、溝長さ方向と直角な溝断面積が減少しているくびれ部が設けられており、前記傾斜溝の前記くびれ部よりも前記回転方向の後着側には、前記溝断面積が漸増しながら前記外端までのびる拡散部が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記くびれ部は、前記内端側の部分に比べて、溝深さが小さくなっているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記くびれ部は、前記傾斜溝の最大溝深さの60%〜80%の溝深さを有しているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記くびれ部は、タイヤ赤道からタイヤ軸方向外側にトレッド幅の25%の位置を横切るように設けられているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記くびれ部の前記傾斜溝に沿った長さは、トレッド幅の10%〜15%の範囲であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記拡散部は、前記傾斜溝の溝幅又は溝深さの両方が大きくなっているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記拡散部の前記外端での溝深さが10〜18mmの範囲であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記拡散部の前記外端での溝幅が16〜30mmの範囲であるのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記傾斜溝は、タイヤ周方向に対して35〜55度の角度で直線状にのびているのが望ましい。
本発明に係る前記空気入りタイヤでは、前記傾斜溝は、一方のトレッド接地端に向かってのびている第1傾斜溝と、他方のトレッド接地端に向かってのびている第2傾斜溝とを含んでいるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、傾斜溝が複数本設けられている。傾斜溝は、内端よりも回転方向の後着側に、溝長さ方向と直角な溝断面積が減少しているくびれ部と、くびれ部よりも回転方向の後着側に、溝断面積が漸増しながらトレッド接地端での外端までのびる拡散部とを含んでいる。
傾斜溝は、ウエット路面に接地したときに、路面との間で水が流れる管を形成する。傾斜溝を外端に向かって流れる水の速度は、断面積が小さく絞られたくびれ部で大きくなる。一方、くびれ部を通過する水の圧力は、例えば、ベンチュリ効果によって、低下する場合がある。圧力が低下した水は、トレッド部を路面に引き寄せることで、タイヤの接地力が増す。これにより、耐ハイドロプレーニング性能が向上する。
くびれ部を通過した水の圧力は、拡散部で徐々に上昇する。圧力の高い水は、傾斜溝の外端からトレッド部の外側へ勢い良く排出され得る。従って、傾斜溝は、優れた排水性を発揮しうる。
以上のように、本発明の空気入りタイヤは、優れたウエット性能及び操縦安定性能を発揮することができる。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のA−A断面図である。 図1のトレッド部の部分拡大斜視図である。 傾斜溝の溝長さ方向の断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が、図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」と記載される場合がある。)のトレッド部2の展開図が示されている。本実施形態のタイヤは、例えば、乗用車用のものが示されている。但し、本発明のタイヤは、自動二輪車用や重荷重車用など、種々のカテゴリーに適用されるのは言うまでもない。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤは、トレッド部2のパターンの特性を最大限に発揮させるために、回転方向Rが指定されている。回転方向Rは、例えば、タイヤのサイドウォール部(図示省略)に、記号や文字等で表示される。
トレッド部2には、複数本の傾斜溝3が設けられている。傾斜溝3は、タイヤ赤道Cの近傍の内端3iから、回転方向Rの後着側に向かって、トレッド接地端Teでの外端3oまでのびている。
ここで、前記タイヤ赤道Cの「近傍」とは、タイヤ赤道Cを中心とするトレッド接地幅TWの5%以下の領域を少なくとも含んでいる。
トレッド接地幅TWは、正規状態において、トレッド接地端Te、Te間の軸方向の距離である。
「正規状態」とは、タイヤが、正規リム(図示省略)にリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤの各部の寸法は、正規状態での値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば"標準リム"、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、例えば、JATMAであれば"最高空気圧"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「トレッド接地端」は、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの接地面のタイヤ軸方向最外端である。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、例えば、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" であるが、タイヤが乗用車用の場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
本実施形態の傾斜溝3は、例えば、直線状にのびている。このような傾斜溝3は、排水抵抗が小さい。このため、傾斜溝3を通過する水の流速を維持し、優れた排水性を提供するのに役立つ。一方、傾斜溝3が、ジグザグ状にのびる場合、傾斜溝3の溝壁面と水とが直角に近い角度で衝突し、傾斜溝3を通過する水の流速が低下するおそれがある。
本実施形態の傾斜溝3は、例えば、第1傾斜溝3Aと、第2傾斜溝3Bとを含んでいる。第1傾斜溝3Aは、タイヤ赤道Cの近傍から一方のトレッド接地端Teに向かってのびている。第2傾斜溝3Bは、タイヤ赤道Cの近傍から他方のトレッド接地端Teに向かってのびている。
第1傾斜溝3Aと第2傾斜溝3Bとは、互いに交わることなく設けられている。より効果的な排水を行うために、第1傾斜溝3Aと、第2傾斜溝3Bとは、それぞれ等しいピッチで配列されている。さらに好ましい態様では、第1傾斜溝3Aと、第2傾斜溝3Bとは、本実施形態のように、タイヤ周方向に半ピッチずらせて設けられている。
傾斜溝3は、例えば、タイヤ周方向に対して35〜55度の角度αで傾斜しているのが望ましい。角度αが35度未満の場合、タイヤ軸方向への排水性が低下し、ウエット性能が悪化するおそれがある。逆に、角度αが55度より大きい場合、タイヤ周方向剛性が低下し、操縦安定性能が悪化するおそれがある。
図2には、図1のA−A断面図が示されている。図2に示されるように、本実施形態の傾斜溝3の溝幅W3は、特に限定されるものではないが、乗用車用タイヤの場合、例えば、8.0〜12.0mmの範囲であるのが望ましい。溝幅W3が8.0mm未満の場合、排水性が低下するおそれがある。逆に、溝幅W3が12.0mmより大きい場合、トレッド部2のパターン剛性が低下するおそれがある。同様の観点より、本実施形態の傾斜溝3の溝深さD3は、例えば、4.0〜10.0mmの範囲であるのが望ましい。
図1又は図2に示されるように、トレッド部2には、傾斜溝3以外の溝は設けられていない。これにより、本実施形態のトレッド部2には、傾斜溝3、3間を略V字状にのびる陸部4が区分されている。陸部4は、タイヤ赤道C側が回転方向Rの先着側である。このような陸部4は、パターン剛性が大きいため、操縦安定性能の向上に役立つ。
陸部4は、傾斜溝3の長手方向と直角に測定される幅W4が、例えば、30〜50mmの範囲であるのが望ましい。幅W4が30mm未満の場合、トレッド部2のパターン剛性が小さくなり、操縦安定性能が悪化するおそれがある。逆に、幅W4が50mmより大きい場合、傾斜溝3の配置ピッチが大きくなり、排水性が低下し、ウエット性能が悪化するおそれがある。
図3には、図1の傾斜溝3を含むトレッド部2の部分拡大斜視図が示されている。図4には、傾斜溝3の溝長さ方向の断面図が示されている。図3又は図4に示されるように、傾斜溝3には、内端3iよりも回転方向Rの後着側に、くびれ部6と拡散部7とが設けられている。
くびれ部6は、傾斜溝3の内端3iよりも回転方向Rの後着側に、溝長さ方向と直角な溝断面積が減少している部分である。拡散部7は、くびれ部6よりも回転方向Rの後着側に、溝断面積が漸増しながら外端3oまでのびる部分である。
本実施形態の傾斜溝3において、くびれ部6の内端3i側には、一定の溝断面積でのびる内側部8が設けられている。同様に、くびれ部6と拡散部7との間には、一定の溝断面積でのびる外側部9が設けられている。内側部8と、外側部9とは、例えば、同一の溝断面積を有している。
傾斜溝3は、ウエット路面に接地したときに、路面との間で水が流れる管を形成する。傾斜溝3を外端3oに向かって流れる水の速度は、溝断面積が小さく絞られたくびれ部6で大きくなる。一方、くびれ部6を早い速度で通過する水の圧力は、例えば、ベンチュリ効果によって、内側部8に比べて低い場合がある。圧力が低下した水は、トレッド部2を路面に引き寄せることで、タイヤの接地力が増す。これにより、耐ハイドロプレーニング性能が向上する。
くびれ部6を通過した水の圧力は、拡散部7を通過しながら徐々に増加する。圧力の高い水は、傾斜溝3の外端3oからトレッド部2の外側へと勢い良く排出され得る。従って、傾斜溝3は、優れた排水性も発揮しうる。
本実施形態のくびれ部6は、例えば、傾斜溝3の内側部8に比べて、小さい溝深さD6を有することにより、溝断面積が小さく形成されている。本実施形態のくびれ部6の長手方向と直角な溝幅は、内側部8の溝幅W3と同一に形成されているが、内側部8よりも小さい溝幅を持つことができる。
くびれ部6の溝深さD6は、傾斜溝3の最大溝深さD3の好ましくは60%以上、より好ましくは65%以上であり、好ましくは80%以下、より好ましくは75%以下である。溝深さD6が最大溝深さD3の60%未満の場合、排水性が著しく低下するおそれがあり、ひいては、ウエット性能が悪化するおそれがある。逆に、溝深さD6が最大溝深さD3の80%よりも大きい場合、くびれ部6を通過する水の流速を十分に高めることができないおそれがある。
図1に示されるように、本実施形態のくびれ部6は、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外側にトレッド接地幅TWの25%の位置Pを横切るように設けられている。このような位置にくびれ部6が設けられることにより、上記作用がさらに効果的に発現する。上記位置Pは、傾斜溝3の長さのほぼ中央部に相当しており、この位置を横切るようにくびれ部6が設けられた場合、水の流速の変化がより最適化されると推察される。
くびれ部6の長手方向の長さL6は、例えば、トレッド接地幅TWの10%〜15%の範囲であるのが望ましい。くびれ部6の長さL6がトレッド接地幅TWの10%未満の場合、くびれ部6を通過する水の流速を十分に高めることができないおそれがある。逆に、くびれ部6の長さL6がトレッド接地幅TWの15%より大きい場合、傾斜溝3での排水抵抗が大きくなり、ウエット性能が悪化するおそれがある。
図3又は図4に示されるように、本実施形態の拡散部7は、溝断面積が外端3oに向かって漸増するように、溝幅W3及び溝幅D3の両方が大きくなっている。
本実施形態の拡散部7の傾斜溝3の長手方向の長さL7は、例えば、トレッド接地幅TWの8%〜12%の範囲であるのが望ましい。拡散部7の長さL7がトレッド接地幅TWの8%未満の場合、拡散部7を流れる水の圧力を十分に高めることができず、ひいては、排水性の向上が期待できないおそれがある。逆に、拡散部7の長さL7がトレッド接地幅TWの12%より大きい場合、トレッド部2のトレッド接地端Te付近のパターン剛性が低下し、操縦安定性能が悪化するおそれがある。
拡散部7は、排水性と、トレッド部2のトレッド接地端Te付近でのパターン剛性とをさらにバランスよく維持させるために、外端3oでの溝幅W7が、好ましくは、16mm以上、より好ましくは、18mm以上であり、好ましくは、30mm以下、より好ましくは、25mm以下である。
同様の観点より、拡散部7の外端3oでの溝深さD7は、好ましくは、10mm以上、より好ましくは、12mm以上であり、好ましくは、18mm以下、より好ましくは、16mm以下である。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示される基本パターンを有し、かつ、表1の仕様に基いたタイヤが試作され、それらの性能がテストされた。なお、比較例1のタイヤは、傾斜溝にくびれ部及び拡散部が設けられていない。比較例2のタイヤは、傾斜溝にくびれ部は設けられているが、拡散部が設けられていない。比較例3のタイヤは、傾斜溝に拡散部は設けられているが、くびれ部が設けられていない。タイヤの共通仕様は、以下のとおりである。
タイヤサイズ:265/35R18
トレッド接地幅TW:215mm
傾斜溝の内側部及び外側部の溝幅W3:10.0mm
陸部の陸部幅W4:40.0mm
くびれ部の長さL6/トレッド接地幅TW:10%
拡散部の長さL7/トレッド接地幅TW:10%
テスト方法は次の通りである。
<操縦安定性能>
各試供タイヤが、内圧(250kPa)にてテスト車両の全輪に装着され、ドライバー1名乗車により水深2mmの水たまりを設けたテストコースにて走行され、ドライバーの官能により操縦安定性能が評価された。結果は、実施例1を100とする評点で示される。数値が大きい程、操縦安定性能に優れる。
<ウエット性能>
水深5mmの水たまりを設けた半径100mのアスファルト路面のテストコース上に、速度を段階的に増加させながら上記テスト車両を進入させて、最大横加速度(横G)、及び最大横加速度発生時の速度が測定された。結果は、実施例1を100とする指数で示される。数値が大きい程、ウエット性能に優れる。
Figure 2015063182
Figure 2015063182
表1に示されるように、各実施例のタイヤは、優れたウエット性能及び操縦安定性能が発揮されることが確認できた。
2 トレッド部
3 傾斜溝
3i 内端
3o 外端
6 くぼみ部
7 拡散部
C タイヤ赤道
R 回転方向

Claims (10)

  1. 回転方向が指定されたトレッド部を具えた空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道の近傍の内端から、前記回転方向の後着側に向かって、トレッド接地端での外端までのびている傾斜溝が複数本設けられており、
    前記傾斜溝は、前記内端よりも前記回転方向の後着側に、溝長さ方向と直角な溝断面積が減少しているくびれ部が設けられており、
    前記傾斜溝の前記くびれ部よりも前記回転方向の後着側には、前記溝断面積が漸増しながら前記外端までのびる拡散部が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記くびれ部は、前記内端側の部分に比べて、溝深さが小さくなっている請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記くびれ部は、前記傾斜溝の最大溝深さの60%〜80%の溝深さを有している請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記くびれ部は、タイヤ赤道からタイヤ軸方向外側にトレッド幅の25%の位置を横切るように設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記くびれ部の前記傾斜溝に沿った長さは、トレッド幅の10%〜15%の範囲である請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記拡散部は、前記傾斜溝の溝幅又は溝深さの両方が大きくなっている請求項1乃至5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記拡散部の前記外端での溝深さが10〜18mmの範囲である請求項1乃至6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記拡散部の前記外端での溝幅が16〜30mmの範囲である請求項1乃至7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記傾斜溝は、タイヤ周方向に対して35〜55度の角度で直線状にのびている請求項1乃至8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記傾斜溝は、一方のトレッド接地端に向かってのびている第1傾斜溝と、他方のトレッド接地端に向かってのびている第2傾斜溝とを含んでいる請求項1乃至9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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