JP2015060282A - 処理装置及び処理装置制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行う。【解決手段】各部を制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部とを備えた処理装置で、前記制御部は、処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを表示するように制御する表示制御機能と、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御機能と、前記処理装置において処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知機能と、前記状態変化検知機能で前記状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクトを前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動機能とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、各種の処理装置において、ポインティングデバイスを用いて画面上のカーソルを移動させて処理を実行するための操作を行う場合において、ユーザが適切に操作を行うことが可能な処理装置及び処理装置制御方法に関する。
各種処理装置において、マウスやトラックボールやタッチパッド等のポインティングデバイスを用いて、画面上に表示されたカーソルを移動させて、画面上に表示されたボタン、アイコン、タブなどのオブジェクトを指定し、指定されたオブジェクトに割り当てられた処理を実行するグラフィカルユーザインタフェースが一般的に用いられている。
そして、このようなグラフィカルユーザインタフェースは、プロダクションプリントを行う画像形成装置においても使用されている。
なお、このようなグラフィカルユーザインタフェースにおいて、マウスの表示や操作について、以下の特許文献に各種の提案がなされている。
特開平09-244863号公報 特開平08-152972号公報
以上の各特許文献には、グラフィカルユーザインタフェースで使用されるカーソルの自動移動や、カーソルが指し示すオブジェクト近傍位置にヘルプをポップアップ表示で行うことなどが提案されている。
特許文献1では、マウスを用いて画面操作を行う際に、ウインドウが切り替わった時、ユーザのマウス操作をトリガとして、最も操作される確率が高いボタン(例えば、[OK]ボタン)までカーソルをジャンプさせることが提案されている。
また、特許文献2では、そのとき表示されていたマウスカーソルの位置に関係なく、ユーザのマウス操作をトリガとして、出力するダイアログの既定値ボタンの位置(例えば、[OK]ボタン)にカーソルを自動的にジャンプさせることが提案されている。
なお、このようなグラフィカルユーザインタフェースにおいて、装置の状態が変化し、装置側からユーザに対して指示や許可を求める場合がある。このような場合は、表示画面のメッセージ表示部において、「xxxしてください」等といったメッセージが表示される。
しかし、近年の装置では、操作項目や設定項目が多くなっており、表示画面中に多くの項目が表示されている。このため、上述した「xxxしてください」とった装置側からのメッセージにユーザが気づかないこともある。
また、装置が複雑化しているために、装置の状態変化に起因した「xxxしてください」のメッセージが、ユーザとして具体的に何をするべきか、ユーザに理解されにくい場合も存在する。また、装置の表示画面や操作が複雑化しているため、装置の状態変化に起因した装置側からのメッセージに基づいて、ユーザがどの操作をすれば良いのか、すなわち、まず何をすれば良いかが分からない場合も存在する。
同様に、装置の状態変化に起因して、装置の状態をユーザに伝えるため、装置側からユーザに対して「○○しました」とのメッセージが表示されることがある。この場合も、ユーザが装置の操作に不慣れな場合、装置側からのメッセージにユーザが気づかない場合や、装置側からのメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない場合が存在する。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能な処理装置及び処理装置制御方法を実現することを目的とする。
すなわち、前記した課題を解決する本発明は、以下の通りである。
(1)画面の表示を制御すると共に各部を制御する制御部と、前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた処理装置であって、前記制御部は、処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを前記画面上に表示するように、前記画面の表示を制御する表示制御機能と、前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御機能と、前記処理装置において処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知機能と、前記状態変化検知機能で前記状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動機能と、を有する、ことを特徴とする処理装置である。
(2)前記状態変化検知機能は、回復処理が必要になるエラーに基づく状態変換を検知し、前記カーソル自動移動機能は、前記状態変化検知機能で前記状態変化として前記エラーが検知された場合に、前記回復処理に対応する前記オブジェクト、又は、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)の処理装置である。
(3)前記状態変化検知機能は、前記処理実行制御機能で処理を実行すべきジョブが受信されたことを前記状態変換として検知し、前記カーソル自動移動機能は、前記処理実行制御機能で処理の実行を指示する画面において、前記状態変化検知機能で前記状態変化として検知された前記ジョブの処理開始に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)の処理装置である。
(4)前記カーソル自動移動機能は、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消のガイダンス表示に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(2)の処理装置である。
(5)前記カーソル自動移動機能は、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消後の処理再開に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(2)の処理装置である。
(6)前記カーソル自動移動機能は、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、資材補給後の資材存在検知調整に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(2)の処理装置である。
(7)前記カーソル自動移動機能は、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示として、画像形成装置内のエラー発生位置に対応する画面上に前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(2)の処理装置である。
(8)前記制御部は、前記処理装置の利用範囲をユーザ毎の権限に基づいて管理するユーザ管理機能を有し、前記カーソル自動移動機能は、前記ユーザ管理機能の管理に基づいて、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲内であれば前記カーソルを移動させるように制御し、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲外であれば前記カーソルを移動させる制御を行わない、ことを特徴とする上記(1)−(7)の処理装置である。
(9)前記カーソル自動移動機能は、ユーザにより前記ポインティングデバイスの操作又は他の操作がなされている途中には、前記状態変化に対応して前記カーソルを移動させる制御を行わない、ことを特徴とする上記(1)−(8)の処理装置である。
(10)前記表示制御機能により、前記状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示を表示する制御がなされた後に、前記カーソル自動移動機能は、前記状態変化に応じて前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)−(9)の処理装置である。
(11)前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルを移動させた経路を軌跡として一定時間表示するように制御する、ことを特徴とする上記(1)−(10)の処理装置である。
(12)前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動先において、該移動先の情報を隠さないように前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)−(11)の処理装置である。
(13)前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動中において、他の前記オブジェクト又は前記処理実行位置表示の上を通過しないように前記カーソルを移動させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)−(12)の処理装置である。
(14)前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動先において、前記カーソルを点滅させるように制御する、ことを特徴とする上記(1)−(13)の処理装置である。
(15)前記処理部は、前記制御部の制御に基づいて画像処理又は画像形成に関する処理を実行する、ことを特徴とする上記(1)−(14)の処理装置である。
本発明によると、以下のような効果が得られる。
(1)画面の表示を制御すると共に各部を制御する制御部と、制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、を備えた処理装置を制御部が制御する場合において、処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するように、画面の表示を制御する表示制御機能と、カーソルにより指定されたオブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御機能と、処理装置において処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知機能と、状態変化検知機能で状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動機能と、を有することで、装置の状態変化に起因して必要になる次のユーザ側の操作が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(2)上記(1)において、状態変化検知機能は、回復処理が必要になるエラーに基づく状態変換を検知し、カーソル自動移動機能は、状態変化検知機能で状態変化としてエラーが検知された場合に、回復処理に対応するオブジェクト、又は、エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化がエラーである場合に、そのエラーに起因して必要になる次のユーザ側の操作(エラーの回復処理等)が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(3)上記(1)において、状態変化検知機能は、処理実行制御機能で処理を実行すべきジョブが受信されたことを状態変換として検知し、カーソル自動移動機能は、処理実行制御機能で処理の実行を指示する画面において、状態変化検知機能で状態変化として検知されたジョブの処理開始に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化がジョブ受信である場合に、そのジョブ受信に起因して必要になる次のユーザ側の操作(ジョブの開始)が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(4)上記(2)において、カーソル自動移動機能は、回復処理に対応するオブジェクトとして、エラー解消のガイダンス表示に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化がエラーである場合に、そのエラーに起因して必要になる次のユーザ側の操作(エラー解消のガイダンス表示)が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(5)上記(2)において、カーソル自動移動機能は、回復処理に対応するオブジェクトとして、エラー解消後の処理再開に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化がエラーである場合に、そのエラーに起因して必要になる次のユーザ側の操作(エラー解消後の処理再開に対応するオブジェクトの操作)が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(6)上記(2)において、カーソル自動移動機能は、回復処理に対応するオブジェクトとして、資材補給後の資材存在検知調整に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化が資材補給に関するエラーである場合に、そのエラーに起因して必要になる次のユーザ側の操作(資材補給後の資材存在検知調整)が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(7)上記(2)において、カーソル自動移動機能は、エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示として、画像形成装置内のエラー発生位置に対応する画面上にカーソルを移動させるように制御するため、装置の状態変化がエラーである場合に、状態変化の意味(エラー発生)や、そのエラー発生位置が明確になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(8)上記(1)−(7)において、制御部は、処理装置の利用範囲をユーザ毎の権限に基づいて管理するユーザ管理機能を有し、カーソル自動移動機能は、ユーザ管理機能の管理に基づいて、状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲内であればカーソルを移動させるように制御し、状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲外であればカーソルを移動させる制御を行わないため、ユーザ権限に応じてカーソル制御することで、ユーザ権限に基づく適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(9)上記(1)−(8)において、カーソル自動移動機能は、ユーザによりポインティングデバイスの操作又は他の操作がなされている途中には、状態変化に対応してカーソルを移動させる制御を行わないため、ユーザの操作を優先することで、操作状況に基づく適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(10)上記(1)−(9)において、表示制御機能により、状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示を表示する制御がなされた後に、カーソル自動移動機能は、状態変化に応じてカーソルを移動させるように制御するため、自動的にカーソルを移動させるべき移動先のオブジェクトや表示位置をカーソル移動よりも先に表示させていることになり、適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(11)上記(1)−(10)において、カーソル自動移動機能は、カーソルを移動させた経路を軌跡として一定時間表示するように制御するため、カーソルが自動移動したことが軌跡によって明らかになって、適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(12)上記(1)−(11)において、カーソル自動移動機能は、カーソルの移動先において、該移動先の情報を隠さないようにカーソルを移動させるように制御するため、カーソルが自動移動した場合にも、その移動先の情報が明らかな状態を保つことができ、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(13)上記(1)−(12)において、カーソル自動移動機能は、カーソルの移動中において、他のオブジェクト又は処理実行位置表示の上を通過しないようにカーソルを移動させるように制御するため、カーソルが自動移動中にも、その移動中経路における他の情報が明らかな状態を保つことができ、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(14)上記(1)−(13)において、カーソル自動移動機能は、カーソルの移動先において、カーソルを点滅させるように制御するため、カーソルが自動移動したことが点滅によって明らかになって、適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
(15)上記(1)−(14)において、処理部は、制御部の制御に基づいて画像処理又は画像形成に関する処理を実行するため、画像処理装置や画像形成装置において、該装置の適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画面の表示例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
なお、ここで、実施形態の処理装置としては、製造装置、加工装置、物体や物質の各種分解(分離)装置、搬送装置、焼却装置、発電装置など各種の処理を実行する装置に適用可能である。この実施形態では、処理装置の一例として、画像処理装置、画像形成装置、画像形成システムを具体例にして説明を行う。
また、実施形態の処理装置制御方法としては、製造装置、加工装置、物体や物質の各種分解(分離)装置、搬送装置、焼却装置、発電装置など各種の処理を実行する装置の制御方法に適用可能であるが、画像処理装置や画像形成装置や画像形成システムの制御方法を具体例として説明を行う。
〈構成〉
図1と図2に示される画像形成システムにおいて、用紙の処理順で上流側から順に、用紙を給送する給紙装置50、用紙に画像を形成する画像形成装置100、画像形成された用紙に用紙処理を行う用紙処理装置300が接続されている。
ここでは、用紙を給送する給紙装置50、用紙に画像を形成する画像形成装置100、画像形成装置100で画像形成された用紙に各種用紙処理(パンチ処理、中折り処理、中綴じ(ステイプル)処理など)を施す用紙処理装置300、が用紙の流れに沿って配置され、プロダクションプリント用の画像形成システムが構成されている。
また、図1と図2には示されないが、各種指示を与える外部PCが画像形成システムと通信可能な状態で、画像形成装置100と接近した位置あるいは離れた位置に存在していてもよい。
以下、画像形成システムについて、図1と図2に従って各装置の詳細構成を説明する。
給紙装置50は、給紙装置50内の各部を制御する制御部51と、接続されている他の装置と通信するための通信部52と、用紙を給紙する給紙部55Aと、用紙を給紙する給紙部55Bと、を備えて構成されている。なお、給紙部55Aと給紙部55Bとは、図2において、それぞれ3段の給紙ユニットを備えたものが直列接続されたものを示している。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に画像形成システムとしてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、ユーザによる操作入力と画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、各種データを記憶する記憶部104と、用紙を給紙する給紙部105と、用紙を搬送する搬送部110と、原稿を読み取る原稿読込部120と、画像形成する際の画像データや各種データを記憶する記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像データとに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成部150と、排紙部としてのサブトレイ180Tに用紙を排出するサブトレイ排出部180と、を備えて構成されている。
用紙処理装置300は、用紙処理装置300内の各部を制御する制御部301と、接続されている他の装置と通信するための通信部302と、用紙を搬送する搬送部310と、用紙にパンチ穴を形成するパンチ部330と、用紙を中折りする中折り部340と、中折りされた用紙をステイプルにより綴じる中綴じ部350と、排紙部としてのサブトレイ380T1又は380T2に用紙を排出するサブトレイ排出部380と、排紙部としてのメイントレイ390Tに用紙を排出するメイントレイ排出部390と、を備えて構成されている。
なお、図2において、操作表示部103は、キー入力装置103kと、画面表示を行う表示部103dと、画面上でカーソルを移動させるポインティングデバイス103pと、を備えて構成される。また、ポインティングデバイス103pとしては、マウス、トラックボール、タッチパッド、表示部103dと一体に構成されるタッチパネル、など各種を採用することができる。
また、図示されていないが、操作表示部103は、有線や無線のネットワークを介したり、画像形成装置100との間のワイヤレス通信などにより、画像形成装置100と離れた位置に存在していても良い。
また、以上の制御部101は、操作表示部103の画面上に表示されたカーソルを移動させて、画面上に表示されたボタン、アイコン、タブなどのオブジェクトを指定し、指定されたオブジェクトに割り当てられた処理を実行するグラフィカルユーザインタフェースの機能を有し、処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを画面上に表示するように、画面の表示を制御する表示制御機能と、カーソルにより指定されたオブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御機能と、画像形成システムにおいて処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知機能と、状態変化検知機能で状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動機能と、画像形成システムの利用範囲をユーザ毎の権限に基づいて管理するユーザ管理機能と、を有している。
〈全体動作〉
以下、図3のフローチャートと図4のシーケンス図とを参照して、処理装置としての具体例である画像形成システムの動作について説明する。また、この画像形成システムの動作が、処理装置制御方法の具体例である画像形成システム制御方法である。
操作表示部103における電源オンなどの操作を受けて、制御部101は、初期化動作を行うように画像形成システム各部を制御する(図3中のステップS100)。
そして、制御部101は、初期化動作の後に、表示制御機能により、処理内容に対応するオブジェクト(ボタン、アイコン、タブなど)を操作表示部103の表示画面上に表示する共に、ポインティングデバイス103pの操作(図4(1a),(2a))に対応するカーソルを表示画面上に表示するように、表示画面の表示状態を制御している(図4(1c)、(2c))。
ここでポインティングデバイス103pの操作がカーソルの移動操作のみであってオブジェクト上でのクリック等の指示操作が無ければ、制御部101は、表示制御機能によってカーソルを移動させるよう描画するが、処理実行は行わない(図4(1a)、(1c))。
また、ポインティングデバイス103pの操作が、カーソルの移動操作と、オブジェクト上でのクリック等の指示操作とであれば、制御部101は、表示制御機能によってカーソルを移動させると共に、処理実行制御機能によって表示画面上でカーソルにより指定されたオブジェクトに対応する処理を実行する(図4(2a)、(2c)、(2d))。
なお、オブジェクトがカーソルにより指定されるとは、該オブジェクトの位置に存在するカーソルに対して、ユーザによりポインティングデバイス103pでクリック等の指示操作がなされることを意味している。
そして、状態変化検知機能を有する制御部101は、画像形成システム各部における状態変化の発生を監視する(図3中のステップS101)。なお、制御部101は、状態変化の発生を検知しない場合には(図3中のステップS101でNO)、画像形成システムの動作が停止するまで(図3中のステップS111)、状態変化発生検知を繰り返す(図3中のステップS111でNO、S101)。
なお、ここで、「状態変化」とは、画像形成システムにおいて、発生した変化に対して何らかの処理が必要になるものであり、制御部101の状態変化検知機能により検知されるものを言う。
すなわち、制御部101が有するクロックにおいて時刻が変化するだけであれば、特別な処理は必要ないため、状態変化には該当しない。但し、タイマ設定された実行予定ジョブが存在していて、設定時刻に到達した場合には、実行予定ジョブの処理を開始する必要があるため、状態変化に該当する。
一方、ジョブデータを外部から受信した場合には、受信したジョブデータの処理方針を決定する必要があるため、状態変化に該当する。また、ジャム等のエラーが発生して装置が停止する場合には、エラー対応処理が必要であるため、状態変化に該当する。更に、ジャム等のエラーが発生して装置が停止した状態からエラーが解消した場合には、画像形成を再開処理が必要であるため、状態変化に該当する。
そして、状態変化検知機能を有する制御部101は、画像形成システム各部における状態変化の発生を検知した場合(図3中のステップS101でYES)、その状態変化に応じて操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があるか否かを判断する(図3中のステップS102)。
ここで、「表示画面でカーソルを移動させる必要がある」とは、状態変化検知機能により状態変化が検知された場合において、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト(表示画面上に表示されたボタン、アイコン、タブなど)、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示(表示画面上で装置を示すグラフィック上の位置表示など)に、カーソルを移動させてユーザを支援する必要があると、制御部101のカーソル自動移動機能により判断される場合を言う。
状態変化が検知された場合(図3中のステップS101でYES)であってカーソル移動の必要が無いと制御部101により判断された場合には(図3中のステップS102でNO)、制御部101は操作表示部103上でカーソルの自動移動は行わず(図3中のステップS110)、画像形成システムの動作が停止するまで(図3中のステップS111)、状態変化発生検知(図3中のステップS101)以降の処理を繰り返す。
状態変化が検知された場合(図3中のステップS101でYES)であってカーソル移動の必要があると制御部101により判断された場合には(図3中のステップS102でYES)、制御部101は、操作表示部103における表示画面が「装置状態」であるか判断する(図3中のステップS103)。
ここで、操作表示部103における表示画面が「装置状態」であるとは、装置の状態全般を示す画面であることを意味している。なお、画像形成システムの場合であれば、ジョブデータの処理状況、ジョブデータの受信状況、資材としての用紙の収容状況(サイズや紙種や残量など)の表示である。例えば、図5に示す「機械状態」の表示画面が、装置状態を表している。但し、表示画面が「装置状態」であるとは、特定の一つの画面に限定されるものではなく、設定作業などの画面ではないという意味に捉えても良い。
また、図5の表示画面上部のタブで、「ジョブリスト」、「HDD読み出し」、「コピー」、「スキャン」に対応する表示画面(図示せず)は、それぞれ特定の処理を実行するための表示画面であり、「装置状態」の表示画面には該当しない。
ここで、操作表示部103における表示画面が「装置状態」ではないと判断された場合(図3中のステップS103でNO)、制御部101は、ユーザが操作表示部103の表示画面を使用して何らかの設定作業中であるかを判断する(図3中のステップS104)。
ユーザが操作表示部103の表示画面を使用して何らかの設定作業中であれば(図3中のステップS104でYES)、その設定作業が完了するまで操作表示部103上でカーソルの自動移動は行わないよう、制御部101が制御する(図3中のステップ104でYES、S105、S106でNO)。
また、操作表示部103における表示画面が「装置状態」ではないと判断された場合(図3中のステップS103でNO)であって、ユーザが操作表示部103で何らかの設定作業中でなければ(図3中のステップS104でNO)、発生している状態変化(図3中のステップS101でYES)についてユーザが取扱の権限を有しているかを制御部101が判断する(図3中のステップS107)。
この権限とは、画像形成システムにログインしているユーザと、状態変化の内容とにり定まるものである。すなわち、制御部101のユーザ管理機能によって、画像形成システムの利用範囲がユーザ毎の権限に基づいて管理される。
例えば、ジョブデータを外部から画像形成システムが受信している場合では、ジョブデータのユーザと画像形成システムを利用しているユーザとが一致している場合は、権限を有すると判断される。また、画像形成システムにおいてトナーが消耗していて補給が必要な場合では、画像形成システムを利用しているユーザがゲストユーザ以外の一般ユーザや管理者である場合は、権限を有すると判断される。
発生している状態変化(図3中のステップS101でYES)についてユーザが取扱の権限を有していると制御部101により判断された場合(図3中のステップS107でYES)、制御部101の表示制御機能により、操作表示部103における表示画面を「装置状態」に切り替えるよう制御する(図3中のステップS108)。
一方、発生している状態変化(図3中のステップS101でYES)についてユーザが取扱の権限を有していないと制御部101により判断された場合(図3中のステップS107でNO)、制御部101は操作表示部103上でカーソルの自動移動は行わず(図3中のステップS110)、画像形成システムの動作が停止するまで(図3中のステップS111)、状態変化発生検知(図3中のステップS101)以降の処理を繰り返す。
そして、状態変化が検知され(図3中のステップS101でYES)、カーソル移動の必要があると制御部101により判断された場合(図3中のステップS102でYES)であって、操作表示部103における表示画面が「装置状態」であると判断された場合(図3中のステップS103でYES)、操作表示部103における表示画面が「装置状態」でないが操作表示部103の表示画面を使用したユーザの設定作業が完了した場合(図3中のステップS104でYES、S106でYES)、または、操作表示部103における表示画面が「装置状態」でないが発生している状態変化(図3中のステップS101でYES)についてユーザが取扱の権限を有しているため「装置状態」の表示画面になるように制御部101により制御された場合(図3中のステップS107でYES、S108)、のいずれかであれば、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109、図4(3b)→(3c)、図4(3b)→(3c))。
なお、制御部101は、上述したカーソル自動移動を実行した後は、画像形成システムの動作が停止するまで(図3中のステップS111)、状態変化発生検知(図3中のステップS101)以降の処理を繰り返す。
このようなカーソル自動移動により、装置の状態変化に起因して必要になる次のユーザ側の操作が明確になり、ポインティングデバイス103pを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
ここで、図4のシーケンス図において、カーソル自動移動が図4(3b),(3c)である場合に、装置の状態変化に起因して必要になる次のユーザ側の操作としては図4(4a)である。そして、このユーザ側の操作により、カーソル描画(図4(4c))と処理実行(図4(4d))の制御が制御部101によりなされる。同様に、カーソル自動移動が図4(5b),(5c)である場合に、装置の状態変化に起因して必要になる次のユーザ側の操作としては図4(6a)である。そして、このユーザ側の操作により、カーソル描画(図4(6c))と処理実行(図4(6d))の制御が制御部101によりなされる。
なお、表示画面上におけるカーソル移動について詳しく説明すると、例えば、以下のようになる。
ユーザーがポインティングデバイス103pを移動した場合、表示画面描画処理において、カーソル手動移動割り込みイベントが発生する。なお、このカーソル手動移動割り込みイベントには、座標情報が含まれる。
制御部101が有する表示制御機能では、表示中の表示画面の画像上に、背景を透過させたカーソル画像を座標情報に基づいた位置に表示し、該カーソル画像を表示中の表示画面と重ね合わせた状態にして、表示画面を生成する。
また、制御部101の状態変化検知機能がジョブ受信やエラー発生等の状態変化を検知されると、制御部101が有するカーソル自動移動機能が上述した移動先に応じてカーソル移動先座標を算出する。
そして、制御部101が有する表示制御機能とカーソル自動移動機能とで、開始座標から移動先座標まで一定時間毎に移動位置を繰り返し計算して近づくように、表示中の表示画面の画像上に、背景を透過させたカーソル画像を座標情報に基づいた位置に表示し、該カーソル画像を表示中の表示画面と重ね合わせた状態にして、表示画面を生成する。
〈詳細動作(1)〉
以下、図5−6の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第1例について説明する。
まず、カーソル自動移動が発生する前の状態として、図5に示されるように、「機械状態」の表示画面103Aが操作表示部103に表示されているとする。
この表示画面103Aでは、表示画面の内容種別を示すタブ(「機械状態」「ジョブリスト」「HDD読み出し」「コピー」「スキャン」)、メッセージ表示欄、画像形成システムの正面図、ジョブリスト、用紙トレイの内容、などが表示されている。
この状態では、画像形成システムは、ジョブリストにおいて001番のジョブ(図5中の103a0)についてプリントを画像形成装置100が実行中であり、カーソル103aCSは右上部に存在している。
ここで、画像形成装置100がプリント実行中に外部からのジョブデータを受信すると、制御部101は、図6の表示画面103Aのように、「新しいジョブを受信しました!」とメッセージ表示欄に表示する(図6中の103am1)と共に、ジョブリストの欄に受信したジョブを表示する(図6中の103a1)。
ここで、新しいジョブデータの受信は、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化の発生として検知される(図3中のステップS101でYES)。
また、この新しいジョブデータの受信は、当該ジョブデータの処理方針をユーザが決定するために操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。
また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
図6の表示画面では、103aCS’の位置に存在していたカーソルを、ジョブリストの欄の002番の受信したジョブの位置に移動させる(図6中の103aCS)。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
このように、ジョブが受信されたことを状態変換として検知し、状態変化として検知されたジョブの処理開始に対応するオブジェクトにカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化がジョブ受信である場合に、そのジョブ受信に起因して必要になる次のユーザ側の操作(ジョブの開始)が明確になる。この場合に、ユーザは、受信したジョブの位置のカーソル103aCSで右クリックする等により、当該ジョブについての処理を決定することができる。すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
〈詳細動作(2)〉
以下、図7の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第2例について説明する。
まず、この詳細動作の第2例でカーソル自動移動が発生する前の状態としては、既に説明した図6(詳細動作の第1例)に示されるように、「機械状態」の表示画面103Aが操作表示部103に表示された状態で、002番のジョブの位置にカーソル103aCSが表示されているとする。
このような状態でプリント実行中に、給紙装置50あるいは給紙部105において給紙中の用紙が空になると、制御部101は、図7の表示画面103Aのように、「プリント実行中に用紙切れになりました トレイ3にA5サイズの用紙を補充して下さい! [詳細確認]ボタンで詳細を確認できます」と表示画面103Aのメッセージ表示欄に表示する。
ここで、用紙が空になること(用紙切れ)は、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化の発生として検知される(図3中のステップS101でYES)。なお、ここでは用紙が空になると説明したが、資材や原料が一定以下になった場合を状態変化としても良い。
また、この用紙切れは、ユーザにより給紙部のドア開閉や適切な用紙を補充する必要があり、操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。
また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
すなわち、図7の表示画面では、103aCS’の位置(ジョブリスト欄)に存在していたカーソルを、[詳細確認]のタブの位置(図7中の103a3)に移動させる(図7中の103aCS)。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
カーソル自動移動先の[詳細確認]のタブをユーザがクリックすることで、制御部101の制御により、どの扉を開いて、どの給紙部に対して、どのような用紙を補充するのかが、ポップアップ画面等により詳細に表示される。
このように、状態変化として用紙切れ発生を検知し、対応するオブジェクトとして詳細確認のタブにカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化が用紙切れである場合に、その用紙切れに起因して必要になる次のユーザ側の操作(用紙補充方法のヘルプ画面の表示操作)が明確になる。
すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
〈詳細動作(3)〉
以下、図8の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第3例について説明する。
まず、この詳細動作の第3例でカーソル自動移動が発生する前の状態としては、既に説明した図7(詳細動作の第2例)に示されるように、用紙切れで画像形成装置100の動作が停止すると共に、「機械状態」の表示画面103Aが操作表示部103に表示された状態で[詳細確認]タブの位置にカーソル103aCSが表示されているとする。
ここで、給紙装置の扉が開かれ、給紙部に用紙が補充され、扉が閉じられると、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化(用紙切れ解消)の発生として検知される(図3中のステップS101でYES)。
また、この用紙切れ解消は、停止しているプリント動作をユーザの意図的な操作([スタート]ボタンのクリック)により再開する必要があり、操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。
また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
また、このような状態において、ユーザにより給紙部に用紙が補充されて給紙装置の扉が閉められると、制御部101は、図8の表示画面103Aのように、「給紙トレイに用紙が補充されました [スタート]ボタンでプリントを再開できます」と表示画面103Aのメッセージ表示欄に表示する。
すなわち、制御部101は、図8に示すように、表示画面103Aとして[スタート]ボタンを含むポップアップ画面103aKBを表示すると共に、103aCS’の位置([詳細確認]タブ位置)に存在していたカーソルを、[スタート]ボタンの位置に移動させる(図8中の103aCS)。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
そして、カーソル自動移動先の[スタート]ボタンをユーザがクリックすることで、制御部101の制御により、中断していたプリントが再開する。
このように、状態変化として用紙切れ解消を検知し、対応するオブジェクトとして[スタート]ボタンにカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化が用紙切れ解消である場合に、その用紙切れ解消に起因して必要になる次のユーザ側の操作([スタート]ボタン押下によるプリント再開の指示)が明確になる。
すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
〈詳細動作(4)〉
以下、図9−13の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第4例として、部品交換時自動調整を具体例にして説明する。
まず、この詳細動作の第4例でカーソル自動移動が発生する前の状態としては、ユーザが部品を交換した際に実行される各種調整としての部品交換時自動調整の表示画面103A’が表示されているとする。
図9に示す部品交換時自動調整の表示画面103A’では、調整項目として、「トナー温度センサ初期調整」、「ベルト線速調整」、「ガンマ調整」、「カラーレジスト調整」、「濃度バランス初期調整」が表示され、更に[スタート]ボタンなどが表示された状態になっている。ここで、自動的に調整される項目と手動で調整する項目があり、標準調整時間がある項目は自動的に調整される項目であることを示している。
なお、この部品交換時自動調整の表示画面103A’では、全ての調整項目の調整が完了するまでは、[印刷モード]ボタンや[次へ]ボタンは無効状態になっている。
ここで、ユーザが[スタート]ボタン103a4をクリックすると、制御部101は部品交換時自動調整を調整項目の順序に従って開始するよう各部を制御する。図10は、トナー温度センサ初期調整を実行中における表示画面103A’を示している。
図11は、第2番目のベルト線速調整において詳細調整を実行中における表示画面103A’を示している。ここでは、ユーザがベルト線速値の数値を入力して、[次へ]ボタン103a5をクリックすることで、制御部101はベルト線速調整を完了して次の調整項目であるガンマ調整に制御を進める。
図12は部品交換時自動調整の第3番目のガンマ調整を実行中に、装置前扉オープン等の事象が発生し、エラーとしてガンマ調整を停止した状態の表示画面103A’を示している。すなわち、制御部101は、画像形成部150において部品交換時自動調整のガンマ調整を実行中に、画像形成装置100のいずれかの扉のオープン等が検知されたため、安全のためにガンマ調整を停止するよう制御すると共に、ガンマ調整の停止を表示画面103A’のメッセージ表示欄に表示するよう制御する。この図12では、「自動調整(ガンマ調整)を実行中にエラーが発生しました 停止します〈エラーコード009〉」とメッセージ表示欄に表示された様子を示している。
ここで、開いていた扉がユーザにより閉じられると、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化(扉オープンの解消)の発生として検知される(図3中のステップS101でYES)。
また、この扉オープン解消は、停止している自動調整をユーザの意図的な操作([スタート]ボタンのクリック)により再開する必要があり、操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。
また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示としての[スタート]ボタン103a4の位置に、カーソル103aCSを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
また、ユーザにより開いていた扉が閉められると、制御部101は、図13の表示画面103A’のように、「エラーが解消されました 自動調整を再開するには[スタート]ボタンを押して下さい!」とメッセージ表示欄に表示する。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
そして、カーソル自動移動先の[スタート]ボタンをユーザがクリックすることで、制御部101の制御により、中断していた自動調整のガンマ調整が再開する。
このように、状態変化としてエラーの解消を検知し、対応するオブジェクトとして[スタート]ボタンにカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化がエラー解消である場合に、そのエラー解消に起因して必要になる次のユーザ側の操作([スタート]ボタン押下による自動調整再開の指示)が明確になる。
すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
なお、ここでは図示していないが、図12と図13の間で、エラー発生時におけるエラー解消のためのヘルプ画面の表示のためにカーソル自動移動を行っても良い。
〈詳細動作(5)〉
以下、図14−15の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第5例について説明する。
ここでは、既に説明した図5と同様な、プリント実行中における「機械状態」の表示画面103Aが操作表示部103に表示されているとする。
ここで、画像形成装置100がプリント実行中にジャム(紙詰まり)が発生すると、制御部101は、図14の表示画面103Aのように、「プリント実行中にジャムが発生しました 詰まっている用紙を確認してください」とメッセージ表示欄に表示する(図14中の103am1)と共に、画像形成装置の表面図(図14中の103ag1)においてジャム発生箇所を図示する(図14中の103a6(給紙装置の位置)、103a7(画像形成装置の位置))。
ここで、ジャム発生は、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化の発生として検知される(図3中のステップS101でYES)。
また、このジャム発生は、当該ジャム処理(詰まった用紙の除去)をユーザが実行するために操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。
また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
図14の表示画面では、表示画面103Aのいずれかの位置に存在していたカーソルを、ジャム発生位置103a6の位置に移動させる(図14中の103aCS)。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
このように、ジャム発生を状態変換として検知し、状態変化として検知されたジャム発生位置に対応する表示画面上の位置にカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化がジャム発生である場合に、そのジャム発生に起因して必要になる次のユーザ側の操作(ジャム発生位置の確認、ジャム処理手順の確認)が明確になる。
この場合に、ユーザは、ジャム発生位置103a6の位置のカーソル103aCSで右クリックする等により、当該ジャム処理手順のガイダンス表示を確認することができる。すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
また、図14の表示画面103Aに沿ってユーザがジャム処理を完了した場合において、他のジャムが未だ解消していない場合について、図15を参照して説明する。
ここで、未だ解消していないジャム(図15中の103a7)は、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化の発生として検知されている(図3中のステップS101でYES)。
また、このジャム発生は、当該ジャム処理(詰まった用紙の除去)をユーザが実行するために操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される(図3中のステップS102)。また、この時点での操作表示部103における表示画面は「機械状態」であるため(図3中のステップS103でYES)、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示に、カーソルを移動させるように制御する(図3中のステップS109)。
この場合、制御部101は、図14におけるジャム103a6についてジャム用紙が除去されて扉が閉じられた時点で、図15の表示画面のようにカーソルをジャム発生位置103a7の位置に移動させる(図15中の103aCS)。なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示したり、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
このように、ジャム発生を状態変換として検知し、状態変化として検知されたジャム発生位置に対応する表示画面上の位置にカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化がジャム発生である場合に、そのジャム発生に起因して必要になる次のユーザ側の操作(ジャム発生位置の確認、ジャム処理手順の確認)が明確になる。すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
なお、ここでは2つのジャムが発生した場合を例示しているが、3以上のジャムが発生している場合においても、全てのジャムが解消するまで同様のカーソル自動移動を実行することで、そのジャム発生に起因して必要になる次のユーザ側の操作(ジャム発生位置の確認、ジャム処理手順の確認)が明確になる。また、資材としての用紙の補充、各部の部品交換なども同様に、ユーザ側の操作が明確になる。
〈詳細動作(6)〉
以下、図16−17の表示画面例説明図を参照して、画像形成システムの詳細動作の第6例として、資材としての用紙収容状況に関する調整、すなわち、トレイ残量検知調整を具体例にして説明する。
まず、この詳細動作の第6例でカーソル自動移動が発生する前の状態としては、ユーザが操作表示部103を操作することにより、サービスモードメニュー画面、マシン調整、トレイ調整、トレイ残量検知調整、の順に操作して、図16に示されるトレイ残量検知調整の表示画面103A’が表示されているとする。
このトレイ残量検知調整の表示画面103A’では、調整項目として、「トレイ1下限検知調整」、「トレイ1上限検知調整」、「トレイ2下限検知調整」、「トレイ2上限検知調整」、「トレイ3下限検知調整」、「トレイ3上限検知調整」、が表示され、更に[スタート]ボタンなどが表示された状態になっている。
そして、表示画面103A’においてカーソル103aCSをトレイ1下限検知調整のタブに移動させてユーザがクリックすることで、制御部101の制御により、トレイ1下限検知調整の準備が開始される。
なお、このトレイ残量検知調整の表示画面103A’では、トレイ下限検知調整が選択された状態であって、指定されたトレイの用紙が入っている場合には、[スタート]ボタンは無効状態になっている(図16参照)。同様に、トレイ上限検知調整が選択された状態であって、指定されたトレイに所定枚数の用紙が入っていない場合には、[スタート]ボタンは無効状態になっている。
ここでユーザは、選択したトレイ1の用紙を全て取り除いてからトレイ1をセットすると、状態変化検知機能を有する制御部101により、上述した状態変化(トレイ1下限検知調整の準備完了)の発生として検知される。
また、下限検知調整の準備完了は、ユーザの意図的な操作([スタート]ボタンのクリック)により開始する必要があり、操作表示部103における表示画面でカーソルを移動させる必要があると、制御部101により判断される。
そこで、制御部101はカーソル自動移動機能により、該状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示としての[スタート]ボタン103a4の位置に、カーソル103aCSを移動させるように制御する(図17参照)。また、制御部101は、図17の表示画面103A’のように、「残量検知調整を開始するには[スタート]ボタンを押して下さい!」とメッセージ表示欄に表示する。
なお、このカーソル自動の際に、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示することも、ユーザへの告知として望ましい。このような軌跡103aCLを表示することで、カーソル自動移動が実行されたことが一層明確になる。また、このカーソル自動の際に、移動先のカーソル103aCSを点滅させたり、明るさや色を変更して目立つようにすることも、ユーザへの告知として望ましい。
そして、カーソル自動移動先の[スタート]ボタンをユーザがクリックすることで、制御部101の制御により、トレイ1下限検知調整が開始する。
なお、他のトレイの下限検知調整も同様にして実行される。また、上限検知調整の場合には、選択されたトレイに所定枚数の用紙を積載することで、カーソル103aCSが自動移動して、同様にして調整が開始されることになる。
このように、トレイ残量検知調整の際の用紙積載状態により調整の準備完了を検知し、対応するオブジェクトとして[スタート]ボタンにカーソルを移動させるように制御することで、装置の状態変化が調整の準備完了である場合に、その準備完了に起因して必要になる次のユーザ側の操作([スタート]ボタン押下による調整開始の指示)が明確になる。
すなわち、表示画面上のメッセージにユーザが気づかない、表示画面上のメッセージに応じてユーザが次に何をすれば良いのか分からない、といった事態を回避することができる。
なお、ここでは図示していないが、エラー発生時におけるエラー解消のためのヘルプ画面の表示のためにカーソル自動移動を行っても良い。
〈詳細動作の変形例(1)〉
以下、図18−19の表示画面例説明図を参照して、上述した詳細動作の第1変形例として、カーソル自動移動の際の移動経路の変形例を説明する。なお、ここでは、図6で示した表示画面103Aを具体例にして、移動経路の変形例の一例を示す。
ここで、カーソル自動移動を実行する際に、移動先では、ボタン、タブ、アイコンなどのオブジェクトに含まれる文字情報と重ならないように、制御部101のカーソル自動移動機能が制御を行う。
同様に、カーソル自動移動を実行する際に、移動中には、文字(図18ではジョブリスト中の文字や、用紙トレイ情報の文字など)、表形式の各種文字情報を囲っている枠線、グラフィック(図18では、画像形成システムの正面図など)と重ならないように、制御部101のカーソル自動移動機能が制御を行う。なお、移動中のカーソルと枠線との交差は完全には避けられないため、最小限になるようにすることが望ましい。
図18の例は図6の表示画面103Aに対応したもので、表示画面103A中の右側の103aCS’の位置に存在していたカーソルを、画像形成システム正面図のグラフィックと、用紙トレイ情報と、ジョブリスト情報とを避けつつ、ジョブリストの欄の002番の受信したジョブの位置に移動させる(図18中の103aCS)。
図19の例は図7の表示画面103Aに対応したもので、ジョブリストの欄の002番の受信したジョブの位置に存在していたカーソルを、ジョブリスト情報を避けつつ、[詳細確認]のタブの位置(図19中の103a3)に移動させている(図19中の103aCS)。
ここで、カーソル自動移動を実行する際の制御部101のカーソル自動移動機能における移動経路計算方法について、詳細に説明する。
・ステップ1:移動開始座標と移動終了座標とを結ぶ最短直線間に、文字情報やグラフィック情報や表の太枠などの各種情報が存在しないか判断する。
・ステップ2:最短直線間に各種情報が存在する場合は、各種情報が存在しない範囲で最短直線方向に自動移動を進ませ、最短直線方向に各種情報が存在する直前で移動終了座標に近い側のX座標の方向に情報ないか判断する。
当該X座標の方向に各種情報が存在しなければ当該X座標側に自動移動を回避する。
・ステップ3:最短直線間に各種情報が存在する場合は、各種情報が存在しない範囲で最短直線方向に自動移動を進ませ、最短直線方向に各種情報が存在する直前で移動終了座標に近い側のX座標の方向に情報ないか判断する。当該X座標の方向に各種情報が存在している場合は、移動終了座標に近い側のY座標の方向に情報がないか判断する。当該Y座標の方向に各種情報が存在しなければ当該Y座標側に自動移動を回避する。
・ステップ4:以上のステップ2とステップ3とを繰り返して、移動開始座標から移動終了座標までのカーソルの移動経路を算出する。
・ステップ5:上述したステップ3とステップ4において、X方向とY方向とに各種情報が存在している場合は、移動終了座標に遠い側のX座標、移動終了座標に遠い側のY座標に情報がないか判断する。当該X座標あるいはY座標の方向に各種情報が存在しなければ自動移動を回避する。いずれの方向にも、経路の回避ができない場合には、この手法によるカーソル画像及び軌跡の描画を実行しない。
・ステップ6:移動終了座標に各種情報が存在している場合には、該当するオブジェクトの範囲内で各種情報が存在ない位置まで移動終了座標をシフトした上で、カーソル及び軌跡を描画する。
なお、カーソル自動移動を実行する際の制御部101のカーソル自動移動機能における移動経路計算方法として、自動移動が必要になった時点で計算をするのではなく、各種情報が存在しない移動経路候補を予め用意しておいて、必要になった時点で近くに存在する移動経路候補から接続可能な移動経路候補を順次を利用することが可能である。この場合には、移動経路が最短にならない可能性があるが、上述した計算時間を短縮して確実にカーソル自動移動を実現できる利点がある。
〈詳細動作の変形例(2)〉
以上の説明において、カーソルが移動した軌跡103aCLを表示画面上に一定時間表示するとしていた。この一定時間とは、例えば30秒のように予め定めておいた具体的な時間としても良いし、または、ユーザが移動先のカーソル103aCSが指し示すオブジェクトをクリックするまでの変動する時間としても良い。
また、この軌跡103aCLを非表示状態にする場合には、全体を一度に非表示状態にしても良いが、開始座標から終了座標に向かって徐々に非表示状態にするとユーザへの告知として望ましい。
また、予め定めておいた一定時間を経過してもユーザがオブジェクトをクリックしない場合には、軌跡103aCLの大部分を非表示状態にしても、カーソル103aCS近傍のみ軌跡103aCLを残すようにしても良い。この場合もユーザへの告知として望ましい。
〈詳細動作の変形例(3)〉
以上の説明において、制御部101のカーソル自動移動機能は、ユーザによりポインティングデバイス103pの操作又は他の操作(キー入力装置103k等)がなされている途中には、状態変化が発生したとしても、対応してカーソルを移動させる制御を行わないよう制御する。そして、ユーザの操作と、これに対応する制御部101側の処理が完了して、一定時間以上ユーザの操作が発生しない場合に、制御部101はカーソル自動移動機能を働かせる。
これにより、ユーザの操作を優先することで、操作状況に基づく適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイス103pを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
〈詳細動作の変形例(4)〉
以上の説明において、操作表示部103における表示画面が「装置状態」である場合(図3中のステップS103)に、制御部101は、カーソル自動移動を実現しているが、他の表示画面から切り替わった場合(図3中のステップS108)や、電源オンにより表示画面103Aが表示された場合などでは、制御部101の表示制御機能により、状態変化に対して必要になる処理に対応するオブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を画面上で示す処理実行位置表示を表示する制御がなされた後に、例えば、一定時間経過の後に、カーソル自動移動を動作させることが望ましい。
例えば、表示画面103Aが切り替わった瞬間にカーソル自動移動が動作した場合には、カーソル自動移動がユーザに気づかれにくい場合がある。そこで、表示画面103Aに必要な表示がなされて、一定時間経過の後に、状態変化に応じてカーソルを移動させるように制御することで、自動的にカーソルを移動させるべき移動先のオブジェクトや表示位置をカーソル移動よりも先に表示させていることになり、適切な状態変化通知が可能になり、ポインティングデバイスを用いてグラフィカルユーザインタフェースの操作画面上でカーソルを移動させて処理を実行するための操作を適切に行うことが可能になる。
50 給紙装置
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
105 給紙部
130 記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
180 サブトレイ排出部
300 用紙処理装置

Claims (30)

  1. 画面の表示を制御すると共に各部を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、
    を備えた処理装置であって、
    前記制御部は、
    処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを前記画面上に表示するように、前記画面の表示を制御する表示制御機能と、
    前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御機能と、
    前記処理装置において処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知機能と、
    前記状態変化検知機能で前記状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動機能と、を有する、
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 前記状態変化検知機能は、回復処理が必要になるエラーに基づく状態変換を検知し、
    前記カーソル自動移動機能は、前記状態変化検知機能で前記状態変化として前記エラーが検知された場合に、前記回復処理に対応する前記オブジェクト、又は、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記状態変化検知機能は、前記処理実行制御機能で処理を実行すべきジョブが受信されたことを前記状態変換として検知し、
    前記カーソル自動移動機能は、前記処理実行制御機能で処理の実行を指示する画面において、前記状態変化検知機能で前記状態変化として検知された前記ジョブの処理開始に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  4. 前記カーソル自動移動機能は、
    前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消のガイダンス表示に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  5. 前記カーソル自動移動機能は、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消後の処理再開に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  6. 前記カーソル自動移動機能は、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、資材補給後の資材存在検知調整に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  7. 前記カーソル自動移動機能は、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示として、画像形成装置内のエラー発生位置に対応する画面上に前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  8. 前記制御部は、前記処理装置の利用範囲をユーザ毎の権限に基づいて管理するユーザ管理機能を有し、
    前記カーソル自動移動機能は、前記ユーザ管理機能の管理に基づいて、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲内であれば前記カーソルを移動させるように制御し、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲外であれば前記カーソルを移動させる制御を行わない、
    ことを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の処理装置。
  9. 前記カーソル自動移動機能は、ユーザにより前記ポインティングデバイスの操作又は他の操作がなされている途中には、前記状態変化に対応して前記カーソルを移動させる制御を行わない、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の処理装置。
  10. 前記表示制御機能により、前記状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示を表示する制御がなされた後に、
    前記カーソル自動移動機能は、前記状態変化に応じて前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−9のいずれか一項に記載の処理装置。
  11. 前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルを移動させた経路を軌跡として一定時間表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−10のいずれか一項に記載の処理装置。
  12. 前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動先において、該移動先の情報を隠さないように前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−11のいずれか一項に記載の処理装置。
  13. 前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動中において、他の前記オブジェクト又は前記処理実行位置表示の上を通過しないように前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−12のいずれか一項に記載の処理装置。
  14. 前記カーソル自動移動機能は、前記カーソルの移動先において、前記カーソルを点滅させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1−13のいずれか一項に記載の処理装置。
  15. 前記処理部は、
    前記制御部の制御に基づいて画像処理又は画像形成に関する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1−14のいずれか一項に記載の処理装置。
  16. 画面の表示を制御すると共に各部を制御する制御部と、
    前記制御部の制御に基づいて処理を実行する処理部と、
    を備えた処理装置における処理装置制御方法であって、
    処理内容に対応するオブジェクトを画面上に表示する共にポインティングデバイスの操作に対応するカーソルを前記画面上に表示するように、前記画面の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記カーソルにより指定された前記オブジェクトに対応する処理を実行する処理実行制御ステップと、
    前記処理装置において処理が必要になる状態変化を検知する状態変化検知ステップと、
    前記状態変化検知ステップで前記状態変化が検知された場合に、該状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御するカーソル自動移動ステップと、を有する、
    ことを特徴とする処理装置制御方法。
  17. 前記状態変化検知ステップは、回復処理が必要になるエラーに基づく状態変換を検知し、
    前記カーソル自動移動ステップは、前記状態変化検知ステップで前記状態変化として前記エラーが検知された場合に、前記回復処理に対応する前記オブジェクト、又は、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示に、前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の処理装置制御方法。
  18. 前記状態変化検知ステップは、前記処理実行制御ステップで処理を実行すべきジョブが受信されたことを前記状態変換として検知し、
    前記カーソル自動移動ステップは、前記処理実行制御ステップで処理の実行を指示する画面において、前記状態変化検知ステップで前記状態変化として検知された前記ジョブの処理開始に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の処理装置制御方法。
  19. 前記カーソル自動移動ステップは、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消のガイダンス表示に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の処理装置制御方法。
  20. 前記カーソル自動移動ステップは、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、エラー解消後の処理再開に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の処理装置制御方法。
  21. 前記カーソル自動移動ステップは、前記回復処理に対応する前記オブジェクトとして、資材補給後の資材存在検知調整に対応する前記オブジェクトに前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の処理装置制御方法。
  22. 前記カーソル自動移動ステップは、前記エラーに対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示として、画像形成装置内のエラー発生位置に対応する画面上に前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の処理装置制御方法。
  23. 前記処理装置の利用範囲をユーザ毎の権限に基づいて管理するユーザ管理ステップを有し、
    前記カーソル自動移動ステップは、前記ユーザ管理ステップの管理に基づいて、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲内であれば前記カーソルを移動させるように制御し、前記状態変化に対して必要になる処理がユーザの権限の範囲外であれば前記カーソルを移動させる制御を行わない、
    ことを特徴とする請求項16−22のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  24. 前記カーソル自動移動ステップは、ユーザにより前記ポインティングデバイスの操作又は他の操作がなされている途中には、前記状態変化に対応して前記カーソルを移動させる制御を行わない、
    ことを特徴とする請求項16−23のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  25. 前記表示制御ステップにより、前記状態変化に対して必要になる処理に対応する前記オブジェクト、又は、該状態変化に対して必要になる処理を実行すべき位置を前記画面上で示す処理実行位置表示を表示する制御がなされた後に、
    前記カーソル自動移動ステップは、前記状態変化に応じて前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16−24のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  26. 前記カーソル自動移動ステップは、前記カーソルを移動させた経路を軌跡として一定時間表示するように制御する、
    ことを特徴とする請求項16−25のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  27. 前記カーソル自動移動ステップは、前記カーソルの移動先において、該移動先の情報を隠さないように前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16−26のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  28. 前記カーソル自動移動ステップは、前記カーソルの移動中において、他の前記オブジェクト又は前記処理実行位置表示の上を通過しないように前記カーソルを移動させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16−27のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  29. 前記カーソル自動移動ステップは、前記カーソルの移動先において、前記カーソルを点滅させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項16−28のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
  30. 前記処理部は、
    前記制御部の制御に基づいて画像処理又は画像形成に関する処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項16−29のいずれか一項に記載の処理装置制御方法。
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